JP2013252887A - 段ボール箱の封緘方法ならびに封緘部材 - Google Patents

段ボール箱の封緘方法ならびに封緘部材 Download PDF

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Abstract

【課題】 段ボール箱に関し、蓋を適宜に開け閉めできる封緘部材を得ること。荷扱いする上で支障にならない方法手段によること、一般仕様の段ボール箱に適用できること、更には段ボール箱に穴を開ける、あるいは鋲を打ち込むなどの措置を施すことなく適用ができること。
【解決手段】 板部材(掛け渡し部材)の一部分を、片方の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、他部分を、もう片方の外蓋上に掛け渡すかたちを取る、即ち、板部材を一対の外蓋上に掛け渡すかたちを取り、該板部材あるいは該板部材によって押えられる外蓋を、箱体側面に渡すかたちで繋止する(封緘する)ものにした。
【選択図】 図16

Description

用具を用いて、段ボール箱の蓋を適宜に開け閉めする使い方をするとき、その用具の外蓋を押える部分が、往々にして外蓋上面に出っ張りとなる。
この出っ張りは、荷扱いをする上での支障となる。
本発明は、この支障を解決することと併せて、次の事項を主な課題とするものである。
段ボール箱に関し、蓋を適宜に開け閉めできる封緘部材を得ること、荷扱いをする上で、支障にならない方法手段に依ること、一般仕様(市販)の段ボール箱に適用できること。
更には、段ボール箱に穴を開ける、あるいは鋲を打ち込むような措置を施すことなく適用できること。
荷扱いをする上での支障とは、使用する用具(あるいは封緘部材)が、外蓋の上面に出っ張りを生じ、他の箱を上積みするとき、突っ掛かる、あるいは引っ掛かる、上積みする箱の荷重が偏った部位に掛かる、上積みする箱の安定が悪くなるなどのことである。
本明細書で使用する文言を理解していただくために、「発明を実施するための形態」の序章の記載を一読されたい。
本明細書で云う上積みする箱とは、段ボール箱を念頭に置いている。
段ボール箱は、天蓋も底蓋も、外蓋の端が(出っ張りに)突っ掛る部分である、即ち、縦方向に突っ掛る形態をもっている。従って、下積みとなる段ボール箱は、殊に縦方向の手前端あるいは向こう端に生じる出っ張りが支障となる。
上記した問題意識(課題)のもとに出願されたものに、特許文献1(の図3、4に示された)ものがある。
然しながら、特許文献1のものは、装置した封緘部材(A、B)が、内蓋の上(即ち、外蓋の下)に掛かって外蓋を押し上げてしまうもので、一対(2枚)の外蓋は、その合わせ目に沿って盛り上がってしまうことから、他の箱を上積みしたとき、その荷重が偏った部位に掛かってしまう、あるいは上積みする箱が、不安定な状態になってしまう。その上、封緘部材の構造ならびにその仕掛けが凝っていて、蓋を開閉する操作も面倒であり、実用性に欠けるものである。
本発明が、課題とする「蓋を適宜に(何回も)開け閉めできるものとする」ことに関して、非特許文献1に次のような提言がある。
非特許文献1の文中に、「再開梱加工」と題して、次の記載(提言)がある。
段ボール包装に要求される条件として、美的要素のほかに、その箱をできるだけ有効に使いたいという要求が、今後ますます高まるものと考えられる。
特に、段ボールユーザーサイトでは、確実に封緘でき、必要なら内容品の検品の後、再び簡単な再封緘ができると非常に便利である。消費者もその機能を利用できる上、資源の有効利用にもつながる。
また、「天フラップの再開梱」と題して、
電気製品などに代表されるものの中には、パッケージされた商品を再点検したり、扇風機やストーブのように使用する季節が限られているものは、不要時期には段ボール箱に納めて保管できる機能が必要となる。箱を損傷することなく、簡単に再封緘できる機能が付与できれば非常に便利である。……と記載されている。
大手段ボール箱メーカーが出願したものの1つに、特許文献11に示すものがある。
また、大手家電メーカーが出願したものの1つに、特許文献24に示すものがある。
上記は、いずれも蓋を適宜に開け閉めできるものである、また、荷扱いに適うものではあるが、特別仕様の段ボール箱であり、広い分野で使用できるものではない。
特許文献1 実全昭61−069020
特許文献2 実全昭59−115718
特許文献3 実全昭57−123721
特許文献4 実公昭38−000300
特許文献5 実全平03−043422
特許文献6 特開2011−235950
特許文献7 実全昭49−124318
特許文献8 実全昭53−030422
特許文献9 実全昭60−161028
特許文献10 実公昭37−002892
特許文献11 実開平06−020215
特許文献12 実開昭55−080213
特許文献13 実公昭47−032518
特許文献14 実開昭59−162417
特許文献15 実開昭52−165704
特許文献16 実全昭57−010179
特許文献17 実開昭55−079265
特許文献18 実全昭48−004092
特許文献19 実開昭48−80923
特許文献20 実全昭48−66929
特許文献21 実開昭50−95324
特許文献22 実開昭55−98713
特許文献23 実公昭44−14150
特許文献24 実全昭57−180619
非特許文献1 五十嵐清一著 「新版段ボール製造・包装技術 実務編」
日報出版株式会社発行 平成14年初版
通常、箱の類を扱うとき、産業用であれ、事業用であれ、家庭用であれ、「積み重ねる扱い」を伴うことは例外でない。
本発明は、段ボール箱を広い分野で便利に利用できるよう、前記したように「適宜に蓋を開け閉めできること」、「荷扱いする上で支障にならない方法手段によること」、「一般仕様(市販)の段ボール箱に適用できること」、「段ボール箱に穴を開けたり、鋲を打ち込むような特別の措置を施すことなく適用できること」を前提とし、更に「簡単に取り付けできること」、そして「蓋を開閉するための操作が、容易で簡単であること」などを課題とするものである。
段ボール箱に関し、適宜に(あるいは何回も)蓋を開け閉めできるものにするとき、使用する封緘部材あるいは封緘用具が、往々にして外蓋の上面に「出っ張り」あるいは「角張った(かどばった)段差」を生む。
此の出っ張りや角張った段差は、前記したように荷扱いする上での支障になる。更には、使用した部材あるいは用具自体が突き外されてしまうことにもなり兼ねない。
然様なことから本発明は、一対(2枚)の外蓋を如何なるかたちで押えるものにするか、また、一対の外蓋を如何なる方法で押えるものとするかが主たる課題である。
もう1つの課題は、段ボール箱は、使用の過程で歪んだり潰れたりする。従って、封緘するための手段に依っては(例えば、固形枠をもって封緘するもの、あるいは伸縮する機能をもたないもの、あるいは一定の長さでしか連結できないものである場合などには)、毎度「ピッタリ状態あるいは緩みのない状態」に封緘することが難しいことになる。
即ち、蓋を緩みのない状態に封緘するために、如何なる手段(連結手段あるいは繋止手段)を採用するかである。
一対の外蓋を如何なるかたちで押えるものとするか、また、一対の外蓋を如何なる方法で押えるものとするか、本発明は、一貫して「荷扱いに適うかたちを取る」ことを念頭に置いた上で、「一対の外蓋を如何なる方法で押えるものにするか」を実施したものである。
その方法および手段について、以下に説明する。
その1、図1を参照されたし。
(1)一対の外蓋を、「貫木(かんぬき)あるいは閂(かんぬき)を以って閉じる」が如きに封緘する方法を取るもの(封緘部材)である、
(2)本封緘部材は、一対の組み受け部材、および差し渡し部材を有して成る、
一対の組み受け部材は、差し渡し部材を組み受けるための部材で、一対の外蓋に固定する(張り付ける)部材である、
差し渡し部材は、一対の組み受け部材に依って組み受けられたとき、組み受け部材とともに、一対の外蓋を概ね平らな状態に押えるものとなる、
(3)一対の組み受け部材は、板状で、板厚の内に筋穴をもつ、
一対の組み受け部材は、該筋穴(の穴筋)が、一対(2枚)の外蓋の合せ目を横断する方向に向けて、直列に並ぶかたちに固定されるものとする、
差し渡し部材は、該筋穴に挿し通し得る形状の部分(棒状の部分)を有して成る、あるいは一対の組み受け部材を連結し得る形態を有して成る、
因みに、一対の外蓋を、一対の組み受け部材に見立てて、外蓋の付け根(長さ面から折り曲がる角(かど))の部分を切り欠き、外蓋の板厚の内に有する筋穴を露呈させ、その筋穴を利用する方法、あるいは一対の外蓋の内側面に一対の組み受け部材を固定する(張り付ける)ことによる方法であっても良い。
その2、図3、5、6、8〜23、25、27、29、30を参照されたし。
(1)段ボール箱の蓋を適宜に開け閉めするための封緘部材あるいは封緘用具を用いるとき、外蓋を押える部分が往々にして外蓋上面に出っ張りとなる、本発明は、この出っ張りを治めるための方法(封緘方法)である、
(2)殊に、一対(2枚)の外蓋を一緒(同時)に押える場合、外蓋を押える部分に、相応の厚み、あるいは相応の硬さをもつ板部材を用いることになり、外蓋上面に、出っ張りや角張る(かどばる)段差が生じる、
この出っ張りや角張る段差(以下、総称して「出っ張り」と云う)は、他の箱を上積みするときに引っ掛かり易い、あるいは突っ掛り易い出っ張りであったり、上積みする箱の荷重が局所的に掛かるような出っ張りであったり、上積みする箱がぐらつくような、安定を妨げる出っ張りであったりなど、荷扱いをする上での支障になる、
(3)本発明は、然様な出っ張りに対する策として、「封緘部材あるいは封緘用具の使用に併せて、出っ張りに対応する厚みの板部材を付け合せることを以って治める(あるいは均す)、あるいは、封緘部材あるいは封緘用具自体の外蓋を押える部分を、同板部材を付け合わせた場合と同然に、大き目幅(広幅)の板部材にして、荷扱いに於ける支障を緩和あるいは解消する」、としたこと(封緘方法)である。
その3、図6、7、8を参照されたし。
(1)本発明は、外蓋上に生じる局所的な出っ張りを治める(あるいは均す)、あるいは一対の外蓋を一緒(同時)に押えるための方法として、連結部材と板部材とを付け合せて使用するものである、
因みに、板部材は、一対の外蓋を渡し押えるに適う板材を用いて成る、
(2)板部材は、その一部分を、片方の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、他部分を、もう片方の外蓋上に掛け渡すかたちを取り、板部材を、または板部材を固定した側の外蓋を、連結部材を以って幅面側に繋止するかたちを取る、
もしくは、板部材の一部分を、片方の外蓋の下面に固定し、他部分を、もう片方の外蓋の下面に掛かるかたちを取り、板部材を固定した相対する側の外蓋を、連結部材を以って幅面側に繋止するかたちを取るものである、
(3)因みに、連結部材は、板部材あるいは外蓋を、幅面側に繋ぎ渡すとともに、幅面に繋止する構成を有して、これを為す。
その4、図9〜18、23を参照されたし。
(1)本発明は、封緘に於ける「一対の外蓋を押える方法」として、
一対の外蓋を、渡し押えるに適う板部材を使用し、該板部材を一対の外蓋上に掛け渡すかたちを取るものである、
尚、掛け渡す方法に於いて、板部材(以下、掛け渡し部材と云う)の一部分を、片方の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、他部分を、もう片方の外蓋上に掛け渡すかたちをとるものである、
(2)掛け渡し部材は、片端あるいは両端に連結部材を延設し、連結部材に依って箱体の側面(幅面あるいは長さ面)に繋止される、
(3)因みに、連結部材は、掛け渡し部材を箱体の側面側に繋ぎ渡すとともに、箱体側面に繋止する構成を有して、これを為す。
その5、図13、15、17を参照されたし。
(1)本発明は、封緘に於ける「一対の外蓋を押える方法」として、
一対の外蓋を、渡し押えるに適う板部を有する2組の封緘部材を使用し、2組の封緘部材を縦渡しに向い合うかたち、あるいは横渡しに行き違うかたちに組み合せて使用する方法を取るものである、
即ち、1組は、板部の一部分を片方(例えば左側)の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、他部分を相対する側(右側)の外蓋上に掛け渡すかたちを取り、
もう1組は、板部の一部分を、もう片方(右側)の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、他部分を相対する側(左側)の外蓋上に掛け渡すかたちを取るものである、
上記に依り、2組の封緘部材は、互に組み合うかたちを成す、即ち、一対の外蓋は概ね平らな状態に組み合うものとなる、
(2)2組の封緘部材は、板部(以下、掛け渡し部材と云う)の一端に、連結部材を延設して成り、連結部材に依って箱体側面(幅面あるいは長さ面)に繋止される、
(3)因みに、連結部材は、掛け渡し部材を箱体の側面側に繋ぎ渡すとともに、箱体側面に繋止する構成を有して、これを為す。
その6、図16、17、18を参照されたし。
(1)本発明は、封緘に於ける「一対の外蓋を押える方法」として、
一対の外蓋を、渡し押えるに適う板部を有する主部材と、板部材で成る副部材を使用し、主部材の板部と副部材とを縦渡しに向い合うかたち、あるいは横渡しに行き違うかたちに組み合せて使用する方法を取るものである、
即ち、主部材は、板部の一部分を片方(例えば左側)の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、他部分を相対する側(右側)の外蓋上に掛け渡すかたちを取り、
副部材は、その一部分を、もう片方(右側)の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、他部分を相対する側(左側)の外蓋上に掛け渡すかたちを取るものである、
上記に依り、主部材と副部材は、互に組み合うかたちを成す、即ち、一対の外蓋は概ね平らな状態に組み合うものとなる、
(2)主部材は、板部(以下、掛け渡し部材と云う)の端に、連結部材を延設して成り、連結部材に依って箱体側面(幅面あるいは長さ面)に繋止される、
(3)因みに、連結部材は、掛け渡し部材を箱体の側面側に繋ぎ渡すとともに、箱体側面に繋止する構成を有して、これを為す。
その7、図19、20、21を参照されたし。
(1)本発明は、封緘に於ける「一対の外蓋を押える方法」として、
一対の外蓋を、渡し押えるに適う板部材を使用し、該板部材を一対の外蓋上に掛け渡すかたちを取るものである、
(2)尚、掛け渡す方法に於いて、板部材の一端を、片方の箱体側面に固定し、一対の外蓋上に掛け渡し、もう片方の箱体側面に繋止するかたちを取るものである、
即ち、板部材を、片方の幅面に取り付ける(固定する)場合には、一対の外蓋を縦渡しに押えて、もう片方の幅面に繋止するかたちを取り、
板部材を、片方の長さ面に取り付ける(固定する)場合には、一対の外蓋を横渡しに押えて、もう片方の長さ面(あるいは幅面)に繋止するかたちを取るものである、
(3)板部材(以下、掛け渡し部材と云う)は、一方の端に自体を固定するための部分をもち、もう一方の端に連結部材を延設して成り、連結部材に依って箱体側面(幅面あるいは長さ面)に繋止される、
(4)因みに、連結部材は、掛け渡し部材(板部材)を箱体の側面側に繋ぎ渡すとともに、箱体側面に繋止する構成を有して、これを為す。
その8、図22、29、30を参照されたし。
(1)本発明は、封緘に於ける「一対の外蓋を押える方法」として、
一対の外蓋を、渡し押えるに適う板部材を使用し、該板部材を「一対の外蓋上に被せるかたち、あるいは外蓋に付け外しできるかたちで掛け渡す方法」を取るものである、
(2)板部材(以下、掛け渡し部材と云う)は、縦方向の両端、あるいは横方向の両端、あるいは縦方向と横方向の端に連結部材を延設して成り、連結部材に依って箱体側面(幅面あるいは長さ面)に繋止される、
(3)因みに、連結部材は、掛け渡し部材(板部材)を箱体の側面側に繋ぎ渡すとともに、箱体側面に繋止する構成を有して、これを為す。
その9、図27を参照されたし。
(1)本発明は、幅面に取り付ける(固定する)連結部材を以って、一対(2枚)の外蓋(の端寄り部分)を縦渡しに押え、外蓋上で繋ぎ止めるかたちを取る封緘方法である、
(2)因みに、連結部材は、幅面側から延び、一対の外蓋の端寄りの部分を押えて、外蓋側に繋ぎ渡すとともに、外蓋上で繋止する構成を有して、これを為す。
その10、図5、22、29、30を参照されたし。
(1)本発明(特有)の封緘方法および封緘部材に関し、下記の構成(あるいは構造)あるいは機能を有する、
(2)一対の外蓋を渡し押える板部材あるいは掛け渡し部材の内側に、外蓋の合わせ目に沿って、外蓋の縁に嵌め付くあるいは挿げるかたちをもつ。
封緘部材について、緩みのない状態に封緘するために、如何なる連結手段あるいは繋止手段を採用するものとするか、その連結手段あるいは繋止手段について、以下に説明する。
連結手段その1、図4、図5〜23を参照されたし。
封緘するための連結手段として従来技術を使用する。但し、本発明(特有)の封緘方法、あるいは本発明(特有)の封緘部材に使用するものである。
使用する従来技術は「面ファスナー(マジックテープ(登録商標))である」、あるいは「繰り返し、貼って、剥せる粘着(と剥離の)手段である」、あるいは「主に結束ベルトに使用されている技術(特許文献15〜20に説明された如き技術)である」。
主に、結束ベルトに使用されている技術を、本発明に於ける連結手段として使用することに関し、特許文献15を引用して、以下に説明する。
「繋ぎ渡す側(繋ぎ渡し部材)をバンドと云い、繋ぎ止める側(繋ぎ止め部材)をバックルと云うとき、バンドとバックルとの関係に於ける連結手段である」。
因みに、バンドとバックルの関係に於ける連結手段は、バンドとバックルは、それぞれプラスチックを成形して成り、バンドには複数の並列した係止段部を有し、バックルは内部にバンドを挿通する通路を有する、該通路にはバンドが戻らないように突っ掛る弁を有し、バックルには突っ掛けた弁を開放し得る形態あるいは機能を有する。
即ち、バンドとバックルとの関係に於ける連結手段は、例えば特許文献15〜20に示されたもののように、連結するためにバンドを引き締めたとき、引き締めた位置で、あるいは引き締めた状態で、繋ぎ止める機能あるいは形態をもつものである。
段ボール箱は、使用する過程で歪んだり潰れたりする、従って、繋ぎ渡す2個所間の間隔(2個所間を渡す長さ)が微妙に変化する。
2個所間を渡す封緘部材(の一端)を固定するかたちで取り付ける場合、2個所間の間隔が変化することに対応するためには、引き締めた状態で連結することができる連結手段(機能)は、適用(利用)に値する。
即ち、上記した3つの従来技術は、それぞれ緩みのない状態に、あるいは引き締めた位置で繋止することができる。
連結手段その2、図2、3を参照されたし。
(1)本連結部材は、一対の組み受け部材、および差し渡し部材を有して成る、
一対の組み受け部材は、差し渡し部材を組み受けるための部材である、
差し渡し部材は、一対の組み受け部材を連結する部材である、
(2)一対の組み受け部材は、差し渡し部材に依って連結されるための筋穴をもつ、
一対のうちの片方の組み受け部材は、外蓋上に取り付けられ、あるいは外蓋に延設され、もう片方の組み受け部材は、箱体側面(幅面あるいは長さ面)に取り付けられるものとする、
因みに、箱体側面に取り付ける組み受け部材は、少なくとも並列に連結した複数の筋穴をもつ、
差し渡し部材は、該筋穴に挿し通し得る棒状の部分(以下、挿し込みと云う)を有して成る、あるいは一対の組み受け部材を連結し得る形態を有して成る、
(3)一対の組み受け部材は、互いの筋穴(の穴筋)が並列に並ぶ、あるいは直列に並ぶかたちに取り付けられるものとする、
一対の組み受け部材の互いの筋穴(の穴筋)が、並列に並ぶかたちに取り付けられる場合には、複数本の挿し込みが並列する形態を有する差し渡し部材に依り連結される、
一対の組み受け部材の互いの筋穴(の穴筋)が、直列に並ぶかたちに取り付けられる場合には、複数本の挿し込みが並列する形態、あるいは1本の挿し込みを有する形態の差し渡し部材に依り連結される。
連結手段その3、図24、26、28、29、30を参照されたし。
(1)本連結部材(あるいは封緘部材)は、繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材を有して成る、
繋ぎ渡し部材は、2個所間を繋ぎ渡す側あるいは掛け渡す側に取り付ける部材である、
繋ぎ止め部材は、繋ぎ止める側あるいは繋ぎ止める部位に取り付ける部材である、
繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材は、互に繋ぎ合うための手段(連結手段)をもつ、
(2)繋ぎ渡し部材は、自体を取り付けるための部分、及び2個所間を渡すための部分、即ち、2個所間の間隔(の長さ)に対応する部分、及び繋ぎ止め部材と繋ぎ合うための手懸りとなる部分を有して成る、
繋ぎ止め部材は、自体を取り付けるための形態とともに、繋ぎ渡し部材と繋ぎ合うための手懸りとなる部分を有して成る、
因みに、繋ぎ渡し部材および繋ぎ止め部材が、それぞれ自体を取り付ける(あるいは固定する)ための方法手段については、張り付けるなど、適宜の方法手段によるものであって良いが、両者が互に繋ぎ合う手段については、適宜に繋ぎ合い、適宜に解除できるものでなければならない、
(3)繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材は、互に繋ぎ合う(あるいは継ぎ合う)ための手段として、引っ掛け合う形態あるいは引っ掛かり合う形態の連結手段をもつ、
(4)尚、段ボール箱は、使用の過程で歪んだり潰れたりして、2個所間を渡す間隔(長さ)が微妙に変化することから、この変化に対応できるよう、また、引っ掛け合う(あるいは引っ掛かり合う)形態の連結手段であることから、引っ掛けた状態に於いて、緩みなく連結されるよう、その長さ(2個所間を渡す部分の長さ)が、適度に伸縮する機能をもつものとする。
連結手段その4、図28(1)、29を参照されたし。
(1)本連結部材(あるいは封緘部材)は、繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材を有して成る、
繋ぎ渡し部材は、2個所間を繋ぎ渡す側あるいは掛け渡す側に取り付ける部材である、
繋ぎ止め部材は、繋ぎ止める側あるいは繋ぎ止める部位に取り付ける部材である、
繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材は、互に繋ぎ合うための手段(連結手段)をもつ、
(2)繋ぎ渡し部材は、自体を取り付けるための部分、及び2個所間を渡すための部分、即ち、2個所間の間隔(の長さ)に対応する部分、及び繋ぎ止め部材に繋ぎ合うための手懸りとなる部分を有して成る、
繋ぎ止め部材は、自体を取り付けるための形態とともに、繋ぎ渡し部材と繋ぎ合うための手懸りとなる部分を有して成る、
因みに、繋ぎ渡し部材および繋ぎ止め部材が、それぞれ自体を取り付ける(あるいは固定する)ための方法手段については、張り付けるなど、適宜の方法手段によるものであって良いが、両者が互に繋ぎ合う手段については、適宜に繋ぎ合い、適宜に解除できるものでなければならない、
(3)繋ぎ渡し部材は、繋ぎ止め部材と繋ぎ合うための手段として、鉤形をもつ、
繋ぎ止め部材は、該鉤形を繋ぎ止め得る形態(の連結手段)をもつ、
因みに、段ボール箱に有する手掛け穴(などの抜き穴)を、繋ぎ止め部材(の連結手段)に代えて使用することを得るものとする、
即ち、該鉤形は、段ボール箱に有する手掛け穴(などの抜き穴)に引っ掛け得る如きの形態を成す、
(4)尚、段ボール箱は、使用の過程で歪んだり潰れたりして、2個所間を渡す間隔(長さ)が微妙に変化することから、この変化に対応できるよう、また、引っ掛け合う(あるいは引っ掛かり合う)形態の連結手段であることから、引っ掛けた状態に於いて、緩みなく連結されるよう、その長さ(2個所間を渡す部分の長さ)が、適度に伸縮する機能をもつものとする。
連結手段その5、図28(2)、30を参照されたし。
(1)本連結部材(あるいは封緘部材)は、繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材を有して成る、
繋ぎ渡し部材は、2個所間を繋ぎ渡す側あるいは掛け渡す側に取り付ける部材である、
繋ぎ止め部材は、繋ぎ止める側あるいは繋ぎ止める部位に取り付ける部材である、
繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材は、互に繋ぎ合うための手段(連結手段)をもつ、
(2)繋ぎ渡し部材は、自体を取り付けるための部分、及び2個所間を渡すための部分、即ち、2個所間の間隔(の長さ)に対応する部分、及び繋ぎ止め部材に繋ぎ合うための手懸りとなる部分を有して成る、
繋ぎ止め部材は、自体を取り付けるための形態とともに、繋ぎ渡し部材と繋ぎ合うための手懸りとなる部分を有して成る、
因みに、繋ぎ渡し部材および繋ぎ止め部材が、それぞれ自体を取り付ける(あるいは固定する)ための方法手段については、張り付けるなど、適宜の方法手段によるものであって良いが、両者が互に繋ぎ合う手段については、適宜に繋ぎ合い、適宜に解除できるものでなければならない、
(3)繋ぎ渡し部材は、繋ぎ止め部材と繋ぎ合うための手段として鉤爪をもつ、尚、該鉤爪は、段ボール箱に突き刺して引っ掛かる形態あるいは機能をもつ、
繋ぎ止め部材は、該鉤爪を繋ぎ止める形態あるいは段ボール箱にあけられる該鉤爪の爪穴を保護する形態を有して成る、
(4)尚、段ボール箱は、使用の過程で歪んだり潰れたりして、2個所間を渡す間隔(長さ)が微妙に変化することから、この変化に対応できるよう、また、引っ掛け合う(あるいは引っ掛かり合う)形態の連結手段であることから、引っ掛けた状態に於いて、緩みなく連結されるよう、その長さ(2個所間を渡す部分の長さ)が、適度に伸縮する機能をもつものとする。
本発明は、説明する便宜上、図2、3については、上記した「連結手段その2」を以って示した。図5〜23については、「連結手段その1」を通して示したが、連結手段は任意の方法手段に依るものであって良い。
蓋を適宜に(何回も)開け閉めでき、荷扱いにも適う、また、一般仕様の段ボール箱にも適用できる封緘部材を得ることができた。
また、該板部材あるいは該板部材によって押えられる外蓋を、箱体側面に繋ぎ渡すかたちで繋止する方法に於いて、段ボール箱の歪みや潰れに対応し、緩みのない状態あるいは引き締めた状態で封緘できるものとなった。
本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明する図である。 本発明を説明するための図である。
本明細書ならびに請求範囲の記載で使用した「封緘方法」の文言の意味について説明する。
「封緘方法」は、「連結手段、繋止手段、連結部材、封緘部材など」の文言よりも上位概念の技術思想として位置付け、「連結手段、繋止手段、連結部材、封緘部材など」の記載内容(構成、形状、形態など)は、その方法(封緘方法)を具体化する1つのかたち(一例)として記載しているものである。
本発明を説明する上で、図を見たままの状態で、上、下、左、右、向こう、手前、裏、表の意味を使い分ける。
殆どの図は、斜視図である。斜視図以外についてのみ側面図あるいは断面図などと説明する。
図31は、本発明が、主として対象とする段ボール箱を示す図である。また、段ボール箱の各部の呼称を説明する図である。
図31(1)は、外蓋(A1)、内蓋(A2)、幅面(A3)、長さ面(A4)を説明するものである。外フラップを外蓋と云い、内フラップを内蓋と云う、向い合う2枚の外蓋を一対の外蓋と云う。幅面、長さ面を総称して箱体側面あるいは箱体の側面と云う。
図31(2)は、外蓋の縁(A5)、箱体の肩(A7)、手掛け穴(A8)を説明するものである。因みに、箱体の肩は、幅面から折れた内蓋の付け根寄りの部分を云う。
図31(3)は、一対の外蓋の合わせ目(h)、外蓋の端(A6)を説明するものである。因みに、一対の外蓋の合わせ目とは、縦方向に延びた隙間筋を云う。
図31(4)は、縦方向(y)、横方向(x)を説明するものである。縦方向とは、一対の外蓋の合わせ目に沿った方向を云う。横方向とは、一対の外蓋の合わせ目を横断する方向を云う。因みに「縦渡し」、「横渡し」と云う表現は、「縦方向に渡す」、「横方向に渡す」と云う意味である。
使用している主な用語について説明する。
「掛け渡し部材」とは、一対の外蓋上を掛け渡す(渡し押える)部材あるいは部分で、板部材(板材)を主体として成る。
尚、掛け渡し部材は、繋ぎ渡し部材など連結部材を延設して成る。即ち、掛け渡し部材は、封緘部材でもある。また、掛け渡し部材は、副部材(別個の板部材)を伴う(付け合せる、あるいは組み合わせる)場合もある。
「繋ぎ渡し部材」とは、外蓋あるいは掛け渡し部材あるいは板部材と、箱体側面との間を繋ぎ渡す部材あるいは部分である。
尚、繋ぎ渡し部材は、繋ぎ止め部材を伴う部材である。即ち、繋ぎ渡し部材は、連結部材でもある。
「繋ぎ止め部材」とは、繋ぎ渡し部材を繋止するための部材で、繋止する側あるいは繋止する部位に取り付ける(固定する)部材である。
因みに、繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材は、互に繋ぎ合う(あるいは継ぎ合う)ための連結手段をもつ。
「封緘部材」とは、一対の組み受け部材と差し渡し部材で成る、あるいは掛け渡し部材を有して成る、あるいは繋ぎ渡し部材を有して成る部材である。
即ち、封緘を為し得る構成(まとまり)を封緘部材と云う。
「主部材」とは、副部材(別個の板部材)を伴う(付け合せる、あるいは組み合わせる)場合に於ける掛け渡し部材あるいは繋ぎ渡し部材を云う。
「副部材」とは、掛け渡し部材あるいは繋ぎ渡し部材あるいは連結部材に、付け合せて使用する、あるいは組み合わせて使用する板部材あるいは板材を云う。
「板部材」、「板材」とは、板状の材を主体とした部材である。外蓋上に板を張り付けた如きに取り付け得る部材を云う、あるいは掛け渡し部材の板状部分を云う、あるいは副部材を云う。
板部材あるいは板材と云う使い分けは、文脈を判り易くする上での使い分けである。
実施例では、板部材あるいは板材として、主に段ボールを使用したが、任意の板材であって良い。
「連結部材」とは、一対の組み受け部材と、差し渡し部材とで成る部材を云う、あるいは繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材で成る部材を云う。連結部材は、それ自体で封緘を為し得る構成であり、封緘部材でもある。
封緘に係る部材を、段ボール箱に取り付ける(固定する)かたちとして、「張り付ける」あるいは「張り付けたかたち」などの文言を使用している。この文言は、粘着手段あるいは接着手段による張り付けに限らず、ステープルによる張り付け、あるいは挿げるなどの方法を伴うかたちの張り付けなどを含む意味合いのものである。
云うならば、任意の形状あるいは任意幅の板部材(あるいは板材)を、張り付けた如き状態に取り付ける(固定する)ことを意味するものである。
以下、図を追って説明する。
図1(1)は、図1(2)に示した一対の組み受け部材(C1、C1)を、外蓋の中央寄りの部位に取り付けた(張り付けた)状態を示したものである。組み受け部材には、板厚3ミリのプラ段(プラスチックを成形して成した段ボールで、梯子状の断面(中空の筋穴)をもつもの)を使用した。差し渡し部材(C4)には、2.6ミリ径の針金を使用した。
因みに、組み受け部材の板の厚さ、材質、筋穴のかたちなどは、特定するものではないが、できるだけ厚みの薄い板であることが望ましい。また、差し渡し部材についても針金である必要はない。但し、折り曲がり難い材質のものが良い。
図1(3)は、図1(1)の状態(即ち、組み受け部材を取り付けた状態)の段ボール箱を、差し渡し部材を以って封緘した様子を示す図である。
図1は、組み受け部材(C1、C1)とする板部材を、一対の外蓋の中央寄りの位置に張り付けている。
その理由の1つは、封緘した段ボール箱の上に、他の段ボール箱を上積みするとき、大方の場合、一旦、おおよその位置にのせてから、ずり動かして位置を揃える。このとき、上積みした段ボール箱が、張り付けてある板部材(組み受け部材)の上にのれば、ずり動かすことができるが、板部材の上にのらなければ、板部材の出っ張りに突っかかる、あるいは引っ掛かることになり、荷扱いをする上での妨げになる。即ち、おおよその位置に上積みしたとき、「必ず、張り付けてある板部材の上にのる」と云えるほどに中央寄りの位置に張り付けること、また、張り付けた板部材は、上積みされる箱の荷重を分散させる意味合いから、あるいは局所的な出っ張りとならないようにする意味合いから、適切な大きさの板部材であることが大事である。
もう1つの理由は、一対の外蓋の中央寄りの部位は、段ボール箱の構造として上荷を支える上で最も弱い部分である。即ち、上荷の荷重を受けて無理なく撓む(たわむ)部位である。従って、厚みが極く薄い板部材を張り付ける分には、箱体として支障を生じない程度の撓み(たわみ)で、板部材の厚みは吸収されるものとなる。云い換えれば、無理なく撓む部位の範囲に収まる大きさの板部材であること、及び無理のない撓みで吸収される程度の厚み(の板部材)であることが大切である。
図1(4)(5)(6)は、図1(1)を応用したもの、即ち、図1(1)に代わるかたちを示すものである。
図1(4)について説明する。
段ボール箱の製造に於いては、本来、内蓋の罫線(折れ目の線)と外蓋の罫線は、段違いに引くことが望ましいが、製造コストあるいは製造工程を合理化する観点から、罫線を同一線上に引いている現実がある。従って、蓋を閉じたとき、一対の外蓋は平らな状態に落ち着かずに、その付け根から合わせ目に向かって上り勾配になる(跳ね上がる)傾向がある。
図1(4)は、その傾向に対応し、一対の組み受け部材を、上り勾配の坂下の位置に配置したものである。
図1(5)について説明する。
図1(5)は、一対の外蓋を、一対の組み受け部材に見立てるものである。即ち、外蓋の付け根(長さ面から折り曲がる角部分)を切り欠くなどして、外蓋の板厚の内に有する筋穴を露呈させ、その筋穴を利用するものである。
図1(5)は、図に示すように外蓋の左右(両方)の角を切り欠いたものにしているが、片方の側だけでも良い。また、穴口は1つだけでも良い。尚、筋穴(の穴口)が潰れないように、あるいは保護するため、ストローのようなものに接着剤を塗って差し込むなどの措置を施しておくと良い。
図1(6)について、説明する。
図1(6)は、外蓋の内側に、例えば図1(1)(4)に示す如きに、一対の組み受け部材としてプラ段を張り付けておき、切り欠いた穴口から該組み受け部材に差し込む方法を取るものである。因みに、この場合は、内蓋と内蓋とが向い合う合い間に位置する部位(但し、外蓋の内側)に張り付ける(取り付ける)ものとする。当然のこととして、段ボール箱に設ける穴口もその位置であることが求められる。
図1(4)(5)(6)については、差し渡し部材(C4)を使用する様子を省略したが、基本的なことは、図1(1)の場合と同じである。因みに、図1(1)の場合は、図1(2)でコ字状に折り曲げたもの(即ち、2本の挿し込みをもった差し渡し部材)を示したが、図1(1)のものを含め、図1(4)(5)(6)のものも、1本の挿し込みをもつもので良い。
図2は、本発明が解決しようとする問題の一端を説明する図である。云い換えるなら、荷扱いをする上で支障となる外蓋上面に生じる出っ張り(殊に、内向きの段差をもった出っ張り)を説明する図である。
また、「一対の組み受け部材、及び差し渡し部材を以って成る連結部材」を説明する図でもある。
組み受け部材(C1、C2)には、図1で説明したものと同じく、実施例では、板厚3ミリのプラ段を使用した。また、差し渡し部材(C3)には、2.6ミリ径の針金を使用した。
図2(1)は、図2(2)に示した一対の組み受け部材(C1、C2)を、外蓋の端寄りと幅面に張り付けた状態を示した図である。図2(3)は、一対の組み受け部材を装置した段ボール箱の蓋を閉じた様子(但し、まだ差し渡し部材で連結していない)を示した図である。
図2(4)は、図2(3)の状態を横方から見た図である。即ち、外蓋上に取り付けた組み受け部材が、外蓋上の端に出っ張りとなることを示す図である。
図2に示す外蓋上の出っ張りは、図1に示した外向きの段差をもつ出っ張りと異なり、内向きの段差をもった出っ張りである。然様な出っ張りがある段ボール箱の上に、他の段ボール箱を上積みして位置を揃えるとき、手前端の出っ張り、または向こう端の出っ張りのどちらかに突っ掛かる、あるいは引っ掛かる状況が生じて、荷扱いをする上での支障となる。更には、上積みする段ボール箱の荷重が出っ張り部分に偏って(集中して)掛かる、あるいは上積みする段ボール箱の安定が悪くなるなどの支障が生じる。
図1では、出っ張りが無理なく吸収される部位に取り付けることを説明したが、図2の場合、即ち、段ボール箱の肩になる部位は、撓むことがないので、この部分に生じる出っ張り(即ち、外蓋の端寄りに生じる出っ張り)は、吸収されることがない。
以下、図2で説明した如きの支障を、緩和するため、あるいは解消するための封緘方法を説明するものである。
図3は、図2に示した出っ張りを治める(あるいは均す)ために、出っ張りに対応する厚みの板部材(段ボール)を付け合せた図である。
図3(1)は、2枚の板部材(H)を、一対の外蓋に別々に付け合せた(張り付けた)例を示す図である。
図3(2)は、2枚の板部材(H)を、それぞれ外蓋のほぼ全面に掛かるかたちに付け合せた(張り付けた)例を示す図である。
図3(1)(2)では、出っ張りを治めるために、出っ張りに対応する厚みの板部材を付け合せる例を説明した。図3(3)は、単に出っ張りを治めるだけでなく、一対の外蓋を一緒(同時)に押えるかたち(板部材を一対の外蓋上に掛け渡すかたち)に付け合せた例である。
図3(3)は、外蓋側の連結手段(C1)と出っ張りを治めるための板部材(H)を一体にしたものである。また、外蓋側の連結手段(C1)とする部分を箱体の側面側に移した(延設した)ものでもある。尚、繋ぎ止め部材側の連結手段(C2)について、図2(2)のものと異なるかたちで示した。即ち、連結手段としては同じであるが、様態を異にしたもので、任意の様態を取って良いことを説明するものである。
因みに、付け合せる板部材のかたちは、図3(1)(2)(3)に示すように任意であって良いが、出っ張り(内向きの段差)を支障とならない状態にカバーすること。上積みする箱の荷重がバランス良く掛かるよう(分散されるかたちに)配慮すること。張り付ける部材は、それ自体が荷重になることを考慮してできるだけ軽いものとするよう配慮することなどが求められる。
図2、3に示す一対の組み受け部材は、少なくとも幅面側に固定する組み受け部材に関しては、複数の筋穴をもつものとする。
段ボール箱は、使用の過程で歪んだり、潰れたりする。従って、2個所間を連結する部材は、微妙に変化する2個所間の間隔に対応できないと、引き締めた状態あるいは緩みのない状態に連結(封緘)することができない。複数の筋穴をもつ理由は、それに対応するためである。
図3を以って、出っ張りに対処するための一例を示した。即ち、出っ張りに対する策として「出っ張りに対応する厚みの板部材を付け合せることを以って、出っ張りを治める(あるいは均す)方法」を示した。この対策(方法)は、全く異なる形態の封緘用具(あるいは封緘部材)にも適用できる。
本発明は、一対の外蓋を一緒(同時)に押える方法と手段を追求しているものでもある。
云い換えるなら、蓋を開け閉めする操作を「如何に容易にするか」「如何に少ないタッチで行い得るものにするか」は、本発明が広く実用されるための重要な課題である。
一対の外蓋を一緒(同時)に押えるかたちは、往々にして外蓋上に出っ張りを生む。そこで、一対の外蓋を押えるかたちを、荷扱いをする上での支障にならないものにすることが求められる。そのための方法手段について、図5以後で説明する。
因みに、本明細書の説明を分り易くするために、図5〜23に於いては、連結手段として「面ファスナー(マジックテープ(登録商標))」を使用した例を通して説明する。
図4は、連結手段として面ファスナー(マジックテープ(登録商標))を使用した連結部材を説明するものである。因みに、面ファスナーは、従来から広く知られているもので、着脱自在の布製テープでフック状とパイル状の2枚を噛み合わせる形態のものである。
図4は、連結手段として面ファスナーを使用した連結部材である。本連結部材は、繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材を以って成る。基本的な構成として、繋ぎ渡し部材側(F)にフック状の形態をもち、繋ぎ止め部材側(F2)にパイル状の形態をもつものとした。
因みに、図4のt1、t2は、連結手段あるいは連結手段(面ファスナー)を付け合せる部位を示したものである。
図4は、繋ぎ渡し部材(F1)と繋ぎ止め部材(F2)で成る連結部材(F)の基本的な形態を説明するものである。
繋ぎ渡し部材は、帯状部材で、自体を取り付ける(あるいは掛け渡し部材に取り付ける)ための部分(m1)と、繋ぎ渡す2個所間の間隔に対応するための部分(m2)と、連結手段として繋ぎ合うあるいは継ぎ合う形態(t1)を有する部分(m3)、必要により設ける付け外し操作のための「つまみ」とする部分(m4)を有して成る。
繋ぎ止め部材は、自体を取り付ける(固定する、あるいは張り付ける)ための部分(m5)と、連結手段として繋ぎ合うあるいは継ぎ合う形態(t2)を有して成るものとする。
因みに、繋ぎ止め部材(F2)について、自体を取り付ける(固定する)ための部分(m5)の中に、連結手段とする面ファスナー(t2)が在るように表現したが、これは概念的に表現しているものであって、例えば、市販の面ファスナーを使用するなら、面ファスナー(t2)の部分だけで表現しても良いものである。
繋ぎ渡し部材に有する連結手段(t1)と、繋ぎ止め部材に有する連結手段(t2)は、互に連結し合う、あるいは繋ぎ合う、あるいは継ぎ合う形態を以って成る。
因みに、連結手段は多様にあることから、図4では、連結手段を有する部位(t1、t2)だけを示し、具体的な「造り」の表現は省略する。
図4に示すものと同様に、段ボール箱の封緘に面ファスナーを使用する例に、特許文献5、6、7のものがあるが、本発明に於ける面ファスナーの使用は、本発明特有の封緘方法および封緘部材に適用するものである。
因みに、特許文献5のものは、荷扱いに関する問題意識をもつものでなく、一対の外蓋の合わせ目に添うかたちの縦細い局所的な出っ張りをもつものであり、上積みする箱の荷重が偏って掛かる、上積みする箱の安定が得られないなどの問題がある。
特許文献6のものは、封緘部材が外蓋上に浮いてしまうもので、しっかりした状態に封緘できないばかりか、一対の外蓋を平らな状態に押えることも難しい。
特許文献7のものは、対象にしている段ボール箱(の蓋)の形態そのものが、異なるものである。
本発明で云う連結手段(t1、t2)は、任意の形態を採用して良い。即ち、面ファスナーに代えて「繰り返し貼って剥がせる粘着と剥離の手段、あるいは特許文献4に示す如き技術のもの」に置き換えても良い。あるいは「特許文献15〜18に示す如き、従来、主に結束手段として使用されている技術のもの」であっても良い。
図5について説明する。
図3では、出っ張りを治めるため、あるいは一対の外蓋を一緒(同時)に押えるためのかたちとして、板部材を外蓋に固定する(張り付ける)かたちを示した。
図5では、板部材を固定するかたちではなく、「付け外し自在」のかたちを説明する。
図5(2)は、板部材の内側(裏側)の形態を説明する図で、板部材の内側に、一対の外蓋の合わせ目に挟み込むかたちで、一対の外蓋の縁に挿げるための枠を成した部材(以下、挿げ枠と云う)を設けたものを示した。
図5(3)は、その部分の断面(内側を下方に向けて見た断面)を示した図である。 図5(4)は、板部材(の挿げ枠)を外蓋の合わせ目に挿げる(挟み込む)様子を示すもので、一対の外蓋を斜めに立て、外蓋の合わせ目に挿げ枠を宛がい、そのまま下押しすれば、一対の外蓋の合わせ目にしっかりと挿げることができることを示す図である。
図5(1)は、付け外しする時の様子を示した図である。図5(5)は、図4で示した連結部材(F)を以って封緘した状態を示す図である。尚、連結部材は、図に示すように外蓋と幅面とを連結するかたちに取り付けても良いし、また、板部材(H)と幅面とを連結するかたちに取り付けても良い。
図5(2)に示す板部材は、付け外しが自在であることを特徴とするものである。外し取るときは、図5(4)に示すように、外蓋を上に押し上げれば、即ち、蓋を開ければ外れる、あるいは外せるものである。
図5の説明では、分かり易いかたちとして、挿げ枠を板部材の内側に張り付けたかたちを以って示したが、実際に製品化するときは、板部材の内側全面が平らになるかたち(段差のない状態)につくられることが肝要である。
尚、本発明で云う板部材あるいは板材とは、斯様に、外蓋上に板を張り付けた如きに取り付ける部材を云うもので、取り付ける(あるいは挿げる)ために付帯する部分がある場合は、その部分を含めて板部材と云っているものである。
因みに、このことについては、後段で示す挿げ枠についても同じである。
ここで大事なことは、図5(2)で示すように、敢えて大きめ幅の板部材(段ボール板)に挿げ枠を付け合せていることで分るように、本部材(板部材)自体が、荷扱いの支障になるような(例えば、特許文献5のもののように)、一対の外蓋の合わせ目に沿って縦細縦長の出っ張りを生じることのないように、即ち、上積みする他の段ボール箱が安定しない(ぐらつく)、あるいは上積みする箱の荷重が局所的に掛かることのないように配慮した板幅の板部材にすることである。
図5(6)は、図5(3)のものに対して示すものである。図5(3)に示したものは、両方の外蓋に挿げる形態であるのに対し、図5(6)は、片方の外蓋にだけ挿げるかたちを取ったもので、片方の外蓋に半固定のかたちで挿げ置くことができる。
図6は、板部材(H)を、片方の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、その一端がもう片方の外蓋上に掛かるかたちを取ったものである。
因みに、図6(1)は、板部材および図4に示した連結部材(F)を装置した状態を示す図である。図6(2)は、蓋を閉じた様子を示す図である。
本発明の図6に示すものは、片方の外蓋に固定する板部材の一部分が、もう片方の外蓋の上面に掛かるかたちを取っているものである。この点に於いて、特許文献5のものが似ている。然し、本発明のものは、この板部材は外蓋の端から内に入った部位に掛け渡すものにしている。即ち、外蓋の端寄りの部分(箱体の肩の部分)は、上積みする箱の荷重が掛かっても撓む(凹む)ことのない部分であり、この部分に板状のものが重なれば、例外なく出っ張りの原因になるからである。
特許文献5のものは、本発明が解決すべき課題としている問題の観点から見ると、問題の程度を大きなものにしている。例えば、特許文献5の図1を見れば、一対の外蓋の合わせ目沿いの盛り上がり(出っ張り)の程度が甚だしい。特許文献5の第3、5図で示された外蓋の下側を見ると、係合部材の板が2枚重なっている。外蓋の上側を見れば同様に係合部材の板が2枚重なっている。入れ違いに重なっていることから、合計で3枚分の厚みをもった上に、左側の外蓋上面と右側の外蓋上面は、1枚分の段差が生じている。外蓋の端寄りの部分に、これだけの重なりと段差があるということは、到底、荷扱いに適うことはできない。即ち、上積みする箱は、一対の外蓋の合わせ目沿いの盛り上がり(出っ張り)を支点にして、ギッタンバッコの状態になってしまう。
特許文献5は、その文中で「フラップに取り付けられる係合部材は、フラップの突き合せ先端縁の全体にわたって取着するようにしているが、……」と記載されている。
即ち、係合部材を外フラップの端から端までの全体にわたって取り付けたとすれば、例えば、特許文献5の第6図の場合であっても、取り付け部(44)が内蓋の上(箱体の肩の部分)に係合部材(42)と合計2枚の盛り上がり(出っ張り)が生じて、上記したギッタンバッコの状態になる。そればかりか、特許文献5の第6図が示しているように、右側の外蓋の下側は、左側の外蓋の下側にある取り付け部(44)の厚み分だけ隙間が生じて、右側の外蓋はフラップ状態(バタバタ状態)である。一対の外蓋上が適切な状態に均されていない上に、二重三重の問題をもつものであり、到底、荷扱いに適うものではない。
図7について説明する。
図3、5、6で、生じる出っ張りを治めるかたちを示したが、図7は、板部材を片方の外蓋の内側に取り付け、その一端がもう片方の内側面に掛かるかたちを取ったものである。即ち、出っ張りが生じない方法によって、一対の外蓋を同時に押えることができるかたちである。
従って、図7の場合は封緘部材(連結部材)として、出っ張りとならないような(例えば、テープのように)薄地のものを使用することを前提としている。
因みに、図7(1)は、板部材(H)と、図4に示した連結部材を装置した図である。図7(2)は、蓋を閉じた様子を示す図である。
図6、7と似ているものに、特許文献5のものがある。然し、本発明のものが、掛け渡し部材(板部材)を以って外蓋を押える方法、即ち、荷扱いに適う封緘方法であるのに対し、特許文献5のものは、荷扱いに関する問題意識をもつものでない。例えば、本発明の図7に関連して、特許文献5の図7に示されたものと比較すると、特許文献5のものは、外蓋の内側を渡す部材でありながら、その部材の一部分が、外蓋の上に露出する(出っ張る)ものになっている。本発明の観点からすれば、外蓋に出っ張りが生じる以上は、外蓋の内側を押える意味がないものと云える。特許文献5のものは、一対の外蓋の合わせ目に添う縦長いかたちの局所的な出っ張りをなすものであり、上積みする箱の荷重は偏って掛かる、上積みする箱の安定が得られないなどの問題がある。
図8について説明する。
図8は、図6に対して示す図である。図6は、片方の外蓋に固定した板部材(副部材)が、相対側の外蓋上に掛かるかたちを示したものであるのに対し、図8(1)に示すものは、板部材を2つに分けて、一対の外蓋の両方に固定し、そのそれぞれが相対側の外蓋上に掛かるかたちを取ったものである。図8(2)は、蓋を閉じた状態に於いて2つに分けた板部材が、横方に向いて行き違いに組み合い、一対の外蓋が平らに組み合った状態を示すものである。
然しながら、図8(1)に示すかたちは、繋ぎ渡し部材(F1)を幅面(A3)に繋止するために、縦外方に引っ張ったとき(引き締めたとき)、力加減に依っては、外蓋は一方に引っ張られ、段ボール箱に無理が掛かり、箱が歪んでしまい兼ねない。
図8(3)(4)は、その対策の一例を説明するものである。
図8(3)は、2枚の板部材を、図8(1)の場合と同様に固定したものであるが、連結部材(F)は、図8(1)の場合とは異なる側(反対側)に固定したものである。これにより、連結部材を引き締めたとき、相手方の板部材に引っ掛かり、段ボール箱が歪むのを防ぐことができる。図8(4)は、蓋を閉じた様子を示すものである。蓋を閉じた状態に於いて、2つに分けた板部材が横方に向いて行き違いに組み合い、同時に縦方に絡み合う状態を示すものである。
図8(3)(4)は、一対の外蓋が縦方向に行き違うかたちにずり動かないようにした方法の一例を示すものであるが、そのためのかたちは、多様な形態あるいは様態を取ることができる。
因みに、2枚の板部材は、互に異なるかたちのものであっても良い。2枚の板部材は、互いに相対側の外蓋に掛け渡すものに限らず、一方の(1枚の)板部材だけが相対側の外蓋に掛け渡すかたちであっても良い。また、2組の連結部材は、一対の外蓋のそれぞれの端に、別々に連結するものとせず、片方の外蓋の両端に連結するものであっても良いなど、2枚の板部材が横渡しに組み合う、あるいは縦渡しに絡み合うかたちは多様にある。尚、そのためのかたちは、任意の形状、デザインによるものであって良い。
いずれに依るとしても、片方の外蓋に固定する部材と、もう片方に固定する部材との横向きに組み合う関係が、縦方向にずり動く(行き違う)ことのないように歯止めとなる措置を講じることが望ましい。尚、そのための方法手段は、上記したように多様にあり、限定するものではない。
尚、図8では、連結部材について、外蓋と幅面側とを連結するかたちを示したが、板部材と幅面側とを連結するかたちをとっても良い。
因みに、図8では、連結部材を外蓋に張り付けるかたちで固定した様子を示しているが、外蓋に引っ掛けるなどの方法をとっても良い。
図9について説明する。
図9は、図4に対して示したものである。図4に示したものが、図5〜8で示すように、主として別個の板部材と併用するかたちで使用する連結部材であるのに対し、図9に示すものは、最初から板部材と連結部材とを一体にした封緘部材である。
因みに、連結部材を延設した場合の板部材を、掛け渡し部材(E)とも云う。
図9以後の図では、板部材に繋ぎ渡し部材(連結部材)を延設した(一体にした)かたちの封緘部材について説明する。
図9(1)に示すものは、掛け渡し部材(板部材)の両端に繋ぎ渡し部材を延設したものである。図9(2)に示すものは、掛け渡し部材の一方の端に繋ぎ渡し部材を延設したものである。
図9(3)は、図9(2)に対して示すもので、図9(2)のものが主として一対の外蓋を縦渡しに押えるかたちにしたものであるのに対し、図9(3)に示すものは、主として一対の外蓋を横渡しに押えるかたちにしたものである。
因みに、掛け渡し部材は、かたち、大きさ、デザインなど任意の設定で良い。
繋ぎ渡し部材は、繋ぎ止め部材を伴うものである。依って繋ぎ渡し部材の存在を云うとき、同時に繋ぎ止め部材の存在を前提としていることを前置きする。
外蓋上を掛け渡す、あるいは渡し押えるのは、掛け渡し部材(あるいは板部材)だけではない。
繋ぎ渡し部材も、その役割りを担うものである。
繋ぎ渡し部材は、外蓋(あるいは板部材)と箱体側面(幅面あるいは長さ面)との間(のコーナー)を掛け渡す、あるいは渡し押えるかたちで、外蓋の端寄りの部分を押える役割りを担うものでもある。因みに、繋ぎ渡し部材の外蓋を押える部分は、出っ張りになり易い部分であるから、できるだけ厚みが薄く、柔軟に屈曲する部材を以って成すことが肝要である。
図10(1)は、図9(1)に示した封緘部材を取り付けた(装置した)状態を示す図である。図10(2)は、蓋を閉じた様子を示す図である。
図10(1)は、掛け渡し部材の板状部分の半身を片方の外蓋上に張り付け、残る半身をもう片方の外蓋上に掛かるかたちに取り付けた様子を示す図である
本発明で示す図面では、例えば「張り付ける部分」について、図面上で、「この部分が張り付ける部分である」とする説明を省略し、図10(1)に示す如くに張り付けた状態(取り付けた、あるいは装置した状態)を示して、それに代えるものである。
また、その部分に両面粘着テープを付け合せておくとか、接着剤を使用するとか、ステープルを使用するとかの説明を省略した。
本発明では、一対の外蓋上を掛け渡す、あるいは一対の外蓋上を渡し押える板部材(あるいは掛け渡し部材)は、張り付けた如き状態に取り付けることによって、一対の外蓋を一緒(同時)に押えることとともに、荷扱いをする上での支障にならないかたちを取るものであって、両面粘着テープを使用しても、接着剤を使用しても、ステープルを使用しても良いし、あるいは板部材自体に何らかの部分を設けて、外蓋に挿げるなどの方法をとっても良い。
また、本発明の封緘部材の使用に併せて、ガムテープなどを使用し、完全封緘の状態(蓋を適宜に開け閉めできない状態)を呈するものにしても良い。即ち、併用したガムテープをカットしたとき、蓋を適宜に開け閉めできる状態を得られるような封緘方法を取るのも良い。
図10(3)(4)は、図10(1)(2)に対して示したものである。
厚みの薄い板材で、相応の強度のあるものを使用する場合は、掛け渡し部材(E)と、繋ぎ渡し部材(F1)を一体のもの(一枚板で成すもの)としても良いことを説明するものである。
実施例では、厚さ0.7ミリの良質の(強度のある)段ボールを使用した。斯様にシンプルなものにすることで、製造コストを抑えることができる。
因みに、図10(3)は、本封緘部材を取り付けた状態を示した図である。図10(4)は、蓋を閉じた様子を示す図である。
図11は、図9(1)に示したものを応用したもので、完全封緘のかたちを取る一例である。因みに、完全封緘とは、蓋を適宜に開け閉めできない状態の封緘を云う。
図11は、掛け渡し部材(板部材)の部分を縦割りに4つ(w1、w2、w3、w4)に区分したものである。
w1は、片方(例えば左側)の外蓋に固定する部分である。w2、w3、w4は、もう片方(右側)の外蓋に掛け渡す部分である。w4は、もう片方(右側)の外蓋に固定する部分である。w3は、完全封緘を解く時点で切り離す(切り取る)部分である。従って、ミシン目などを入れ、切り取り易いかたちにしておくものとする。w2は、w3の部分を縦裂きに切り取っても、もう片方(右側)の外蓋を押える部分として残す部分である。
図11に示した封緘部材は、完全封緘をすることができる。また、完全封緘する前段階で蓋を適宜に開け閉めする使い方ができる。完全封緘を解いた後は、蓋を適宜に開け閉めする使い方ができるものとした一例である。
その使い方の一例を説明する。
w1の部分を片方(例えば左側)の外蓋に固定した段階(完全封緘する前段階)で、蓋を適宜に開け閉めできる使い方ができる。
因みに、この段階では、例えばw4の部分に粘着テープを貼り付けておく場合であれば、剥離紙はそのままにしておき、完全封緘する時点で、剥離紙をはがして、もう片方(右側)の外蓋に固定する(貼り付ける)。この状態(時点)で完全封緘となる。
完全封緘を解く時点では、w3の部分を切り取って、もう片方(右側)の外蓋から開放することで、再び蓋を適宜に開け閉めできるものになる。
図12(1)は、図9(2)に示した封緘部材2組を、片方の外蓋に縦渡しに向い合うかたちに取り付けた(装置した)状態を示す図である。図12(2)は、蓋を閉じた様子を示す図である。
例えば、図10に示すように、1つの掛け渡し部材の両端に繋ぎ渡し部材を連結している場合は、一定の縦幅の段ボール箱に対応するには使い易いが、縦幅の異なる段ボール箱に対応するためには、図12に示す如きに2組の部材を縦渡しに向い合うかたちに使用することで、縦幅の違いに対応することができる。
図12は、片方の外蓋に2組の封緘部材を取り付けた例であるが、方法を変えて、手前側に取り付ける1組を、左側の外蓋に取り付け(固定し)、向こう側に取り付ける1組は、右側の外蓋に取り付ける(固定する)かたち(即ち、一対の外蓋が組み合うかたち)をとっても良い。但し、このかたちを取る場合、段ボール箱自体の堅固さや出来具合にも依るが、蓋を閉じるときの引き締める力加減によっては、箱を歪めることがある。この対策に関して、図13で説明する。
図13(1)は、図13(2)に示した封緘部材(2組)を、一対(2枚)の外蓋に、別々に、縦渡しに向い合うかたちに取り付けた(装置した)状態を示す図である。図13(3)は、蓋を閉じた様子を示す図である。
図13に示す封緘方法は、2組の封緘部材を別々の蓋に取り付ける(固定する)ものとし、片方(例えば左側)に固定する封緘部材の板部(掛け渡し部材)の一部分が、もう片方(右側)の外蓋に掛かり、もう片方(右側)に固定する封緘部材の板部の一部分が、相対側(左側)の外蓋上に掛かるかたちを取ることによって、一対の外蓋は平らに矯正した状態で封緘することができる。
更に、2組の部材は、封緘に際して、それぞれ異なる方向に引き締めて(引っ張って)封緘することから、段ボール箱を歪めてしまわないよう、板部(掛け渡し部材)に、相手方の板部(掛け渡し部材)と縦方向に絡み合うかたち(方法)を取った。即ち、2組の封緘部材は、縦方向に互に引っ掛け合うかたちにした。
尚、繰り返しの説明になるが、2組の封緘部材が引き合うかたち(縦向かいに組み合うかたち)及び板部のかたちは任意のデザインであって良い。
図12、13では、2組の封緘部材を付け合せる封緘方法について説明したが、1組の封緘部材と別個の板部材とを付け合せて使用するのも良い。即ち、必ずしも手前側と向こう側の両方を繋止しなければ成らないということではない。また、別個の板部材を付け合せることもなく、1組の封緘部材だけを以って、手前側または向こう側のどちらかだけを繋止する方法であっても良い。
図14(1)は、図9(3)に示した封緘部材を片方の外蓋に取り付けた(固定した)状態を示す図である。図14(2)は、蓋を閉じた様子を示す図である。
図14に示す封緘のかたちと似ているものに、特許文献7のものがある。本発明で示す図14は、向い合う一対の外蓋を横渡しに(同時に)押えることを主体とし、一対の外蓋を渡し押えるための掛け渡し部材(板部材)を有することを特徴とするもので、掛け渡し部材と繋ぎ渡し部材を有して成る封緘部材である。
これに対し、特許文献7のものは、連結部材(上記の繋ぎ渡し部材の部分)だけで成るもので、一対の外蓋を横渡しに押え得るものでない。
図15(1)は、図9(3)に示した封緘部材2組を、一対の外蓋に、横渡しに行き違うかたちに取り付けた(装置した)状態を示す図である。図15(2)は、蓋を閉じた様子を示す図である。
図14(2)で示したかたちは、片方の外蓋に固定した掛け渡し部材(板部材)で、もう片方の外蓋を押えるかたちであるが、図15(2)の場合は、一対の外蓋が互に組み合うものとなり、一対の外蓋は、平らに矯正された状態で封緘されるものになる。
図16(1)は、図16(2)に示した封緘部材を取り付けた(装置した)状態を示した図である。
図16(2)は、図9(1)に示した掛け渡し部材を2つに割り、掛け渡し部材と組み合う別個の板部材(H)を設けたものである。 図16(3)は、蓋を閉じた様子を示した図である。
図16は、図10に示した封緘方法に加えて、相対側(右側)の外蓋に別個の板部材を固定し、その一端が片方(左側)の外蓋に掛かるかたちにしたものである。
特徴は、封緘部材の板部分(E)と、別個部材(H)の板部分とが縦方向に向いて添い合うかたちで、一対の外蓋を組み合うかたちにした例である。
因みに、図16は、添い合うかたち、組み合うかたち、板部分のかたち、板部材のかたちは任意に設定して良いことを説明するものでもある。
図17について説明する。
図17は、図13あるいは図16に対して示したものである。図13、16に示したものが、一定の幅をもつ段ボール箱に使用するものであるのに対し、図17に示すものは、適宜の縦幅の段ボール箱に対応するものとして、手前側に取り付ける(固定する)部材と、向こう側に取り付ける部材との間隔をもち、この間隔を調整幅とするものである。
図17(1)は、図17(2)に示した封緘部材を取り付けた(装置した)状態を示す図である。図17(2)は、掛け渡し部材を縦割りに2つに分け、縦幅をやや短めにするとともに内方に向いた先端の角(かど)を取って、上積みする他の段ボール箱が突っ掛らないように措置したものである。図17(3)は、蓋を閉じた様子を示した図である。
実施例では、掛け渡し部材に、厚みの薄い板材(厚さ1ミリほどの段ボール板)を使用したこと、及び上記したように内方に向いた先端を斜めに切り欠いたこと、更に、外蓋に固定する部分(斜線で示した部分)をしっかり貼り付けるものにして、仮に、掛け渡し部材に、他の箱が突っ掛ったとしても外れ難いものにした。また、掛け渡し部材が、外蓋の端寄りの部位に掛かるように取り付けた場合でも、支障なく使用できるものにした。
図18について説明する。
図18(1)は、図18(2)に示した封緘部材を取り付けた(装置した)状態を示した図である。図18(3)は、蓋を閉じた様子を示した図である。
図18は、図14に示した封緘方法に加えて、相対側(右側)の外蓋に別個の板部材(H)を固定し、その一端が向かい側(左側)の外蓋に掛かるかたちにしたものである。
特徴は、封緘部材の板部分(E)と、別個部材(H)とが組み合うかたちを取ったものである。因みに、図18は、組み合うかたち、板部分のかたち、板部材のかたちは任意の設定で良いことを説明するものでもある。
以下、図19、20、21に示す図は、一対の外蓋を押える封緘部材を、箱体側面(幅面あるいは長さ面)に固定しているものである。
図19について説明する。
図19(1)は、図19(2)に示す封緘部材を縦渡しに取り付けた(固定した)状態を示す図である。図19(3)は、蓋を閉じた様子を示す図である。
図19の特徴は、第3の外蓋とも云うべき、大きめサイズの掛け渡し部材(板部材)を、被せ掛けるかたちで封緘するものである。一対の外蓋の中央寄りの部位は撓み易く、例えば、特許文献6の図1に示されているもののように、細幅(帯状)の部材を縦渡しに掛け渡す場合であると、その部材は外蓋から浮いてしまうものになるが、本発明の図19に示す如きに広幅の板部材を使用することによって、外蓋の中央寄りの部位の撓みをカバーするものになる。
図20について説明する。
図20(1)は、図20(2)に示す封緘部材を横渡しに取り付けた(固定した)状態を示す図である。図20(3)は、蓋を閉じた様子を示す図である。連結部材(F)を2組使用したものを示したが、1組で繋止しても良い。
図20に示したものは、図19の場合と同様に第3の外蓋と云うべきもので、例えば、特許文献7のもののように、1枚の外蓋で成る段ボール箱に適用するものとは、基本的に異なる用途のものである。
図21について説明する。
図21(1)は、図21(2)に示した封緘部材を横渡しに取り付けた(固定した)状態を示す図である。図21(3)は、蓋を閉じた様子を示す図である。
図21は、図20に対して示したもので、長さ面(A4)側に限らず、幅面(A3)側に繋止する方法を取っても良いことを説明するものである。
図19〜21に示す方法を取る場合であっても、外蓋を押える掛け渡し部材は、繋止する箱体側面に届く手前の外蓋上で繋ぎ渡し部材に繋ぎ渡すのが好ましい。
その理由は、例えば、掛け渡し部材(板部材)として段ボール板を使用し、段ボール板を、繋止する箱体の側面側に渡す(ために折り曲げた)かたちを取った場合、側面側に渡した部分(折り曲げた部分)が元の状態に戻ろうとする「跳ね返る作用」に働いて、箱体側面から浮き上がってしまい、繋止状態が安定しないものになる。更には、箱体側面に張り付けた繋ぎ止め部材を剥がし外してしまうことにもなり兼ねないからである。
図22、23について説明する。
本発明は、一般仕様(市販)の段ボール箱に適用できるものとしているが、図22、23は、別途仕様の段ボール箱にも適用できるとした一例を説明するものである。
また、図22、23は、封緘部材の外蓋の端寄りを押える部分が、外蓋上に出っ張りを生じない方法を取るものでもある。
因みに、図22、23は、掛け渡し部材(板部材)と繋ぎ渡し部材を繋ぎ合わせたものでなく、1枚の段ボール板から一体のものとして切り出したものを使用した。従って、外蓋の端を押える部分も段ボール板の厚みをもつものであるが、一対の外蓋の合わせ目寄りの縁を切り欠いているので、外蓋の端寄りの部分が出っ張りとならない例である。
図22について説明する。
図22(1)に示したものは、一対の向い合う外蓋と外蓋の間を、一定の間隔をあけた(空けた)段ボール箱である。
図22(2)は、掛け渡し部材の内側(裏側)に、一対の外蓋の合わせ目に挟み込むかたちで、一対の外蓋の縁に挿げるための部材(挿げ枠)を設けた図である。
図22(3)は、挿げ枠(e)を設けた部分を切断して見た断面図である。
図5(3)と比較して参照されたい。図5(3)のものは、一対の外蓋の合わせ目に挿げるかたちとして、その断面がエ字状の枠を成す部材(挿げ枠)を設けた。
図22(3)のものは、一対の外蓋と外蓋とが向い合う間隔を広げた段ボール箱であるから、図22(3)で示すように、その間隔を取って左右に向く挿げ枠を設けたものである。因みに、図5(6)に示したかたち(の挿げ枠)を使用しても良い。
図22(4)は、本部材(図22(2)に示した部材)を付け外しする時点の様子を示すもので、取り付けるときは、斜めに立てた一対の外蓋の間に宛がって押し下げ、取り外すときは、蓋を開ければ外れる(あるいは外せる)ものである。
図22(5)は、蓋を閉じた様子を示す図である。
図23について説明する。
図23(1)に示したものは、外蓋の端寄りの部分を切り欠いた段ボール箱である。
実施例では、図23(3)に示すように、一対の外蓋上を掛け渡す部分から幅面側に折り曲がる部分までの一連を、板厚が3ミリの段ボールを使用した。
然し、図23(1)に示したように、外蓋の端寄りの部分を切り欠いているので、外蓋上を掛け渡す部材(の外蓋の端寄りを押える部分)は、出っ張りとなることはない(出っ張りを生じない)。
因みに、図23(2)は、図23(3)に示した部材を、外蓋に取り付けた(固定した)状態を示す図である。図23(4)は、蓋を閉じた様子を示す図である。
以下、図24〜30を以って、連結部材(封緘部材)の連結手段について説明する。また、図25、27、29、30を以って封緘方法についても説明する。
図24〜30で示す(封緘部材の)連結手段は、引っ掛け合う(形態の)連結手段である。因みに、図24〜30に示す引っ掛け合うかたちの連結手段について、本発明に於いては、一括りに、技術思想を同じくするものとして捉えているものである。
即ち、図24〜30に示す如き引っ掛け合う形態の連結手段は、「引っ掛ける時点」と「引っ掛けた時点」とでは連結状態(締まり具合)が異なるものになる。即ち、伸縮機能をもたないものである場合は、引っ掛けた状態に於いて締りが緩いものになってしまう。このことを考慮して、繋ぎ渡し部材に伸縮する部分を設け、実施例に於いてはこの伸縮する部分にゴム帯(自転車に使用されているチューブと同じ材質、厚さのものを、幅3〜4センチほどにしたゴム帯)を使用した。
従来、段ボール箱(の蓋)を封緘するための部材で、伸縮する機能をもつものに、例えば、特許文献8、10のものがある。
本発明のものは、繋ぎ渡す側の部材と繋ぎ止める側の部材で成り、その両端は、それぞれ張り付けるかたち(などの方法)で固定するものにしているが、特許文献8、10のものは、付け外し自在のかたちとして繋ぎ渡す、あるいは掛け渡す部材の両端に鉤爪をもつものにしている。この形態は、外蓋の端寄りの位置に出っ張りをなす使い方のもので、荷扱いに適さない上に、抜け外れ易く、実用性に欠ける。
図24〜30で示す連結部材は、図4で説明した連結部材と同じ構成であるが、繋ぎ渡す2個所間の間隔に対応するための部分(m2)に、伸縮機能をもった(上記したゴム帯をもった)ものである。因みに、図24、26、28では、伸縮機能をもった部分(ゴム帯を有した部分)について波形を以って示した。
図24(1)は、繋ぎ渡し部材に円形の穴枠を備え、繋ぎ止め部材に突起を設けたものである。
因みに、繋ぎ止め部材については、基本的な形態を示したものであって、製品化する時には、突起を含めて連結し合う部材の出っ張りが、保護される、あるいは連結状態が外れないように、左右の縁沿いに防護提を設けておくのが良い。
図24(2)は、繋ぎ渡し部材に四辺形の穴枠を備え、繋ぎ止め部材に鉤形を備えたものである。
因みに、図を以って説明していることは、引っ掛け合うかたちが多様であることの説明をしているものであって、円形の穴枠でなければならない、四辺形の穴枠でなければならないとするものではない。
図25は、一対の外蓋の端寄りの部分を斜めに掛け渡すかたちで使用した例を示したものである。他の図に示しているような使い方をする場合は勿論のこと、斯様に斜めに掛け渡すような、あるいは角張った(かどばった)部分を押えるような使い方をするとき、ゴム帯部分が、しっくり張り付き、滑ることなく、ずり動くことなく、適切に封緘(対応)することができることを説明するものである。
図25(1)は、図25(2)に示すものを取り付けた(固定した)状態を示すものである。図25(2)に示すものは、図24(1)に示した部材に、2枚の板部材(Q1、Q2)を付け合せたものである。付け合せた板部材(Q1、Q2)は、それぞれ片方の外蓋に固定しているが、もう片方(相対側)の外蓋上に掛からないものとしているので、他図で示す板部材(H)とは異なるものである。図25に於ける板部材(Q1、Q2)は、連結部材が、上積みする箱などによって引き剥がされないように保護するための部材(部分)である。また、Q2は、図24(1)のm1に代わる(あるいは相等する)部分でもある。図25(2)は、図24(1)に示した連結部材と同じ構成であると云えるものであり、連結部材の形態の一例を示すものである。因みに、図25(2)に於ける板部材(Q1)は、繋ぎ渡し部材(F1)と一体に繋ぎ合わせているものである。図25(3)は、封緘した様子を示す図である。
図26(1)は、繋ぎ渡し部材(F1)にT字形の引っ掛け(連結手段)をもち、繋ぎ止め部材(F2)に両肘を折った如き引っ掛けをもったものである。
図26(2)は、繋ぎ渡し部材(F1)にT字形の引っ掛けと逆鉤(あぐ)をもち、繋ぎ止め部材(F2)は逆鉤を受け止めるかたちをもったものである。
図27は、図26(2)に示した部材の使用例を示したものである。図27(1)は、外蓋上に繋ぎ止め部材を(一対のかたちにして)固定し、幅面側に繋ぎ渡し部材を固定した状態を示した図である。因みに、繋ぎ止め部材は、実施例に於いてはプラ段から切り出したものを使用した。尚、穴筋を縦目にしたかたちで切り出して作ったものである。図27に示すかたちでこの封緘部材を使用するとき、掛け渡し部材のゴム帯部分が一対の外蓋の端寄りの部分をしっかり押え、更に、T字形の部分が一対の外蓋を同時に押えて、一対の外蓋をしっかり平らになる状態に封緘するものとなる。
図27(2)は、封緘した状態を示すものである。尚、封緘した状態に於いては、繋ぎ止め部材が、あたかも外蓋上に板部材を張り付けた如き状態を成し、荷扱いに適う封緘状態が得られる。
図28(1)は、繋ぎ渡し部材(F1)に鉤形をもち、繋ぎ止め部材(F2)に該鉤形を繋ぎ止め得る形態の連結手段をもったものである。
図28(2)は、繋ぎ渡し部材(F1)に鉤爪をもち、繋ぎ止め部材(F2)に該鉤爪を繋ぎ止め得る形態の連結手段をもったものである。
図29、30は、封緘方法を示す図であるとともに、封緘部材を説明する図でもある。図29、30は、封緘方法として、一対の外蓋を渡し押えるに適う板部材を使用し、該板部材を「一対の外蓋上に被せるかたち、あるいは付け外しできるかたちで掛け渡す方法」を取るものである。
上記の封緘方法による場合、一対の外蓋上を掛け渡す部分の中間辺りの部分が往々にして浮き上がってしまう問題がある。
図29は、上記の問題を解決するためのかたちを説明するものである。
図29(1)は、一対の外蓋上を掛け渡す板部材(掛け渡し部材)の内側(外蓋の上面に接する側)に、図5(6)で説明した「挿げ枠」を設けた状態を示した図である。
上記の手段によれば、外蓋に張り付けた状態と同様に、外蓋を捉えて押えることができる。また、掛け渡した部材は、ずり動くことのない状態になる。
図29(2)は、蓋を閉じる時点の様子を示す図である。
図29は、封緘部材のかたち(一例)を説明する図でもある。
図29(1)は、連結手段として図28(1)に示した鉤形をもつものである。この鉤形は、段ボール箱に有する手掛け穴に引っ掛け得る形態のものにすることに依って、段ボール箱に何らの部材を固定することなく、付け外し自在のかたちで使用できるものになる。
手掛け穴に繋止する方法を取るものの例に、特許文献11、12のものがある。特許文献11のものは、特別仕様の段ボール箱である上に、特別仕様の段ボール板で造ったフックを引っ掛ける方法のもので、全てのかたちが個性的で広く利用できるものではない。
本発明のものは、繋ぎ渡す側の部材と繋ぎ止める側の2つの部材で成り、その両者は、それぞれ張り付けるかたち(などの方法)で固定するものにしているが、特許文献12のものは、1つの部材で成り、付け外し自在のかたちとして、繋ぎ渡すあるいは掛け渡す部材の両端に鉤あるいは鉤爪をもつものにしている。この形態は、外蓋側に取り付ける鉤爪が緩み易く、また外蓋の端寄りの位置に出っ張りをなすもので、荷扱いに適わない上に実用性に欠ける。
図29(1)は、繋ぎ渡し部材に目盛り(p)を付した例を説明するものでもある。図29に示す部材について、「付け外し自在のもの」とは云うものの、繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材の連結手段を適切に合致させるためには、掛け渡し部材を適切な位置に取り付ける(挿げる)必要がある。そのための方策として、外蓋上に掛け渡す部分の裏側両端に、外蓋の両端から等分の目盛りが見計らえるよう、そして適切な位置に取り付け(挿げ付け)できるよう目盛りを設けたものである。
因みに、目盛りをもつことは、任意の選択であって良い。目盛りは、段ボール箱のどの部分と見比べる目盛りであっても良い。目盛りは、封緘部材の裏側でなく表側でも良い。また、目盛りはどのような表現のかたちを取っても良い。
図5(6)で説明し、図29で使用した、片方の外蓋に半固定する「挿げ枠」は、例えば、図9(2)(3)に示した板部材などを固定するための手段としても便利である。
図30について説明する。
図29が、縦渡しに押えるかたちであるのに対し、図30は、横渡しに押えるかたちを示すものである。
尚、図30は、掛け渡し部材(の裏側)に、図5(2)で説明した挿げ枠を設けた図である。
図30に於いては、連結手段として鉤爪をもつ場合を説明する。
図30(1)は、掛け渡し部材(板部材)に、図28(2)で示した鉤爪の継ぎ手(連結手段)をもつ繋ぎ渡し部材を延設した(一体にした)ものである。図30(2)は、封緘した様子を示す図である。
因みに、鉤爪を連結手段とする封緘用具は少なくない。例えば、特許文献8、9、10に示すものもその類である。然しながら、それらのものは、次の問題がある。
段ボール箱は、紙でできている。箱を静止状態に保管する場合であれば問題はないが、箱は動かされるたびに揺さぶられて、爪孔は緩くなり、機能しないものになる。
本発明のものは、図28(2)に示したように、鉤爪を受け止める部材(繋ぎ止め部材)を伴うものにしている。鉤爪を受け止める手段(連結手段)は、厚みの薄い板片に穴をあけたものである。これを爪孔の位置に張り付けておくことで、爪孔は保護され、繋ぎ渡し部材は確かな状態に繋止されることになる。
鉤爪の良さは、爪部分が段ボール箱を成している板厚の内に埋まってくれることである。即ち、爪の長さが段ボール箱の外面に「出っ張り」とならない良さである。因みに、爪の先が段ボール箱の内側に突き出ないよう配慮することが大切である。
図5、22、29、30で、外蓋に挿げるかたち(挿げ枠)を説明したが、このかたちは他の図(例えば図6、8〜10、12〜18、23)にも適用できるものである。
以上、図の説明をした。以下は、補足説明である。
本明細書で説明した図は、基本的なかたちを示したもので、基本的な機能を損なわない限りに於いて、任意の形状、形態のものにして良い。また、任意の形状、形態の部分を加えても良い。本発明は、然様なものを含めた対象を請求範囲とするものである。
封緘方法の説明に於いては、主として、繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材とで成る部材(連結部材)を用いたかたちを通して説明したが、本発明(の封緘方法)に用いる連結部材は、図2、3に示す如き連結手段に依るものであっても良いし、他の構成あるいは他の手段に依るものであっても良い。即ち、任意の構成あるいは手段に依るものであって良い。
本発明は、他の箱を積み重ねるときに、突っ掛らないあるいは引っ掛からないことを優先課題とした。荷扱いをする上では多くの課題があるが、用途によっては多少の問題があっても妥協できる使い方があり、全ての課題が完璧に解決できるものでなくても良い。
本発明は、多くの図を以って、発明の全体を説明しているものであって、図に示した部分を他の図に示した部分と入れ替える、あるいは他の図に示した部分を取り込むなども任意に行って良い。
本発明は、全体の図(図1〜30)を通して発明の全体を説明しているものであって、個々の図で説明する技術内容によって、請求項に記載する技術内容が限定されるものではない。
本発明は、主として2枚の外蓋が、向い合うかたちの段ボール箱を対象に、一対(2枚)の外蓋を一緒(同時)に押えるためのかたち(方法)及び、そのかたちに使用する封緘部材に関するものであるが、図2、3あるいは図4、9、11、24、26、28で説明した連結部材(あるいは封緘部材)は、他の段ボール箱(例えば、特許文献7、10、13に示されている如き段ボール箱)にも適用できるものである。
産業用として、事業用として、家庭用として、その用途に対応する封緘方法、あるいは封緘手段が選択できるものにした。
即ち、外蓋を押える、あるいは外蓋上を掛け渡す方法あるいは手段の中から、使用途に適う封緘方法あるいは封緘手段を採用できるものにした。
殊に、一般仕様(市販)の段ボール箱に、格別の措置を施すことなく適用できるものにしたこと、及び、荷扱いに適うものにしたことにより、広く社会に貢献することができる。
A 段ボール箱
A1 外蓋(外フラップ)
A2 内蓋(内フラップ)
A3 幅面
A4 長さ面
A5 外蓋の縁
A6 外蓋の端
A7 箱体の肩
A8 手掛け穴
E 掛け渡し部材:繋ぎ渡し部材(F1)を延設した板部材
H 副部材(板部材)
C 連結部材:C1、C1(一対の組み受け部材)とC4(差し渡し部材)で成る
D 連結部材:C1、C2(一対の組み受け部材)とC3(差し渡し部材)で成る
F 連結部材:F1(繋ぎ渡し部材)とF2(繋ぎ止め部材)で成る
t1、t2 連結手段(繋止手段)
e 掛け渡し部材あるいは板部材にもつ「挿げ枠」
繋ぎ渡し部材について
m1 取り付ける(固定する)部分
m2 繋ぎ渡す間隔(長さ)に対応する部分
m3 連結手段を有する部分
m4 つまみ(操作のための部分)
p 繋ぎ渡し部材あるいは掛け渡し部材にもつ目盛り

Claims (16)

  1. (イ)本発明は、段ボール箱の蓋を適宜に開け閉めするための封緘部材に関す、
    (ロ)本発明は、一対の外蓋を、概ね平らな状態に押える(連結する)方法における封緘部材である、
    (ハ)本封緘部材は、一対の組み受け部材、および差し渡し部材を有して成る、
    一対の組み受け部材は、差し渡し部材を組み受けるための部材で、一対の外蓋に固定する(張り付ける)部材である、
    差し渡し部材は、一対の組み受け部材に依って組み受けられたとき、組み受け部材とともに、一対の外蓋を概ね平らな状態に押えるものとなる、
    (ニ)一対の組み受け部材は、板状で、板の厚みの内に筋穴をもつ、
    一対の組み受け部材は、該筋穴(の穴筋)が、一対(2枚)の外蓋の合せ目を横断する方向に向けて、直列に並ぶかたちに固定されるものとする、
    差し渡し部材は、該筋穴に挿し通し得る形状の部分(棒状の部分)を有して成る、あるいは一対の組み受け部材を連結し得る形態を有して成る、
    因みに、一対の外蓋を、一対の組み受け部材に見立てて、外蓋の付け根(長さ面から折り曲がる角(かど))の部分を切り欠き、外蓋の板厚の内に有する筋穴を露呈させ、その筋穴を利用する方法、あるいは一対の外蓋の内側面に一対の組み受け部材を固定する(張り付ける)ことによる方法であっても良い、
    (ホ)以上の如き特徴を有して成る封緘部材、並びに同封緘部材を装置した段ボール箱。
  2. (イ)本発明は、段ボール箱の蓋を適宜に開け閉めするための封緘方法に関す、
    (ロ)段ボール箱の蓋を適宜に開け閉めするための封緘部材あるいは封緘用具を用いるとき、外蓋を押える部分が往々にして外蓋上面に出っ張りとなる、本発明は、この出っ張りを治めるための方法(封緘方法)に関す、
    (ハ)殊に、一対(2枚)の外蓋を一緒(同時)に押える場合、外蓋を押える部分に、相応の厚み、あるいは相応の硬さをもつことになり、外蓋上面に、出っ張りや角張る(かどばる)段差が生じる、
    この出っ張りや角張る段差(以下、総称して「出っ張り」と云う)は、他の箱を上積みするときに引っ掛かり易い、あるいは突っ掛り易い出っ張りであったり、上積みする箱の荷重が局所的に掛かるような出っ張りであったり、上積みする箱がぐらつくような、安定を妨げる出っ張りであったりなど、荷扱いをする上での支障になる、
    (ニ)本発明は、然様な出っ張りに対する策として、「封緘部材あるいは封緘用具の使用に併せて、出っ張りに対応する厚みの板部材を付け合せることを以って治める(あるいは均す)、あるいは、封緘部材あるいは封緘用具自体の外蓋を押える部分を、同板部材を付け合わせた場合と同然に、大き目幅(広幅)の板部材にして、荷扱いに於ける支障を緩和あるいは解消する」、としたこと(封緘方法)である、
    (ホ)以上の如き特徴をもつ段ボール箱の封緘方法、並びに同封緘方法に用いる部材、並びに同部材を装置した段ボール箱。
  3. (イ)本発明は、段ボール箱の蓋を適宜に開け閉めするための方法(封緘方法)、並びに同方法に使用する封緘部材に関す、
    (ロ)本発明は、外蓋上に生じる局所的な出っ張りを治める(あるいは均す)、あるいは一対の外蓋を一緒(同時)に押えるための方法として、連結部材と板部材とを付け合せて使用するものである、
    因みに、板部材は、一対の外蓋を渡し押えるに適う板材を用いて成る、
    (ハ)板部材は、その一部分を、片方の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、他部分を、もう片方の外蓋上に掛け渡すかたちを取り、板部材を、または板部材を固定した側の外蓋を、連結部材を以って幅面側に繋止するかたちを取る、
    もしくは、板部材の一部分を、片方の外蓋の下面に固定し、他部分を、もう片方の外蓋の下面に掛かるかたちを取り、板部材を固定した相対する側の外蓋を、連結部材を以って幅面側に繋止するかたちを取るものである、
    (ニ)因みに、連結部材は、板部材あるいは外蓋を、幅面側に繋ぎ渡すとともに、幅面に繋止する構成を有して、これを為す、
    (ホ)以上の如き特徴をもつ段ボール箱の封緘方法、並びに同封緘方法に用いる封緘部材。
  4. (イ)本発明は、段ボール箱の蓋を適宜に開け閉めするための方法(封緘方法)、並びに同方法に使用する封緘部材に関す、
    (ロ)本発明は、封緘に於ける「一対の外蓋を押える方法」として、
    一対の外蓋を、渡し押えるに適う板部材を使用し、該板部材を一対の外蓋上に掛け渡すかたちを取るものである、
    尚、掛け渡す方法に於いて、板部材(以下、掛け渡し部材と云う)の一部分を、片方の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、他部分を、もう片方の外蓋上に掛け渡すかたちをとるものである、
    (ハ)掛け渡し部材は、片端あるいは両端に連結部材を延設し、連結部材に依って箱体の側面(幅面あるいは長さ面)に繋止される、
    (ニ)因みに、連結部材は、掛け渡し部材を箱体の側面側に繋ぎ渡すとともに、箱体側面に繋止する構成を有して、これを為す、
    (ホ)以上の如き特徴をもつ段ボール箱の封緘方法、並びに同封緘方法に用いる封緘部材、並びに同封緘部材を装置した段ボール箱。
  5. (イ)本発明は、段ボール箱の蓋を適宜に開け閉めするための方法(封緘方法)、並びに同方法に使用する封緘部材に関す、
    (ロ)本発明は、封緘に於ける「一対の外蓋を押える方法」として、
    一対の外蓋を、渡し押えるに適う板部を有する2組の封緘部材を使用し、2組の封緘部材を縦渡しに向い合うかたち、あるいは横渡しに行き違うかたちに組み合せて使用する方法を取るものである、
    即ち、1組は、板部の一部分を片方(例えば左側)の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、他部分を相対する側(右側)の外蓋上に掛け渡すかたちを取り、
    もう1組は、板部の一部分を、もう片方(右側)の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、他部分を相対する側(左側)の外蓋上に掛け渡すかたちを取るものである、
    上記に依り、2組の封緘部材は、互に組み合うかたちを成す、即ち、一対の外蓋は概ね平らな状態に組み合うものとなる、
    (ハ)2組の封緘部材は、板部(以下、掛け渡し部材と云う)の一端に、連結部材を延設して成り、連結部材に依って箱体側面(幅面あるいは長さ面)に繋止される、
    (ニ)因みに、連結部材は、掛け渡し部材を箱体の側面側に繋ぎ渡すとともに、箱体側面に繋止する構成を有して、これを為す、
    (ホ)以上の如き特徴をもつ段ボール箱の封緘方法、並びに同封緘方法に用いる封緘部材、並びに同封緘部材を装置した段ボール箱。
  6. (イ)本発明は、段ボール箱の蓋を適宜に開け閉めするための方法(封緘方法)、並びに同方法に使用する封緘部材に関す、
    (ロ)本発明は、封緘に於ける「一対の外蓋を押える方法」として、
    一対の外蓋を、渡し押えるに適う板部を有する主部材と、板部材で成る副部材を使用し、主部材の板部と副部材とを縦渡しに向い合うかたち、あるいは横渡しに行き違うかたちに組み合せて使用する方法を取るものである、
    即ち、主部材は、板部の一部分を片方(例えば左側)の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、他部分を相対する側(右側)の外蓋上に掛け渡すかたちを取り、
    副部材は、その一部分を、もう片方(右側)の外蓋上に張り付けたかたちに固定し、他部分を相対する側(左側)の外蓋上に掛け渡すかたちを取るものである、
    上記に依り、主部材と副部材は、互に組み合うかたちを成す、即ち、一対の外蓋は概ね平らな状態に組み合うものとなる、
    (ハ)主部材は、板部(以下、掛け渡し部材と云う)の端に、連結部材を延設して成り、連結部材に依って箱体側面(幅面あるいは長さ面)に繋止される、
    (ニ)因みに、連結部材は、掛け渡し部材を箱体の側面側に繋ぎ渡すとともに、箱体側面に繋止する構成を有して、これを為す、
    (ホ)以上の如き特徴をもつ段ボール箱の封緘方法、並びに同方封緘法に用いる封緘部材、並びに同封緘部材を装置した段ボール箱。
  7. (イ)本発明は、段ボール箱の蓋を適宜に開け閉めするための方法、並びに同方法に使用する封緘部材に関す
    (ロ)本発明は、封緘に於ける「一対の外蓋を押える方法」として、
    一対の外蓋を、渡し押えるに適う板部材を使用し、該板部材を一対の外蓋上に掛け渡すかたちを取るものである、
    (ハ)尚、掛け渡す方法に於いて、板部材の一端を、片方の箱体側面に固定し、一対の外蓋上に掛け渡し、もう片方の箱体側面に繋止するかたちを取るものである、
    即ち、板部材を、片方の幅面に取り付ける(固定する)場合には、一対の外蓋を縦渡しに押えて、もう片方の幅面に繋止するかたちを取り、
    板部材を、片方の長さ面に取り付ける(固定する)場合には、一対の外蓋を横渡しに押えて、もう片方の長さ面(あるいは幅面)に繋止するかたちを取るものである、
    (ニ)板部材(以下、掛け渡し部材と云う)は、一方の端に自体を固定するための部分をもち、もう一方の端に連結部材を延設して成り、連結部材に依って箱体側面(幅面あるいは長さ面)に繋止される、
    (ホ)因みに、連結部材は、掛け渡し部材(板部材)を箱体の側面側に繋ぎ渡すとともに、箱体側面に繋止する構成を有して、これを為す、
    (ヘ)以上の如き特徴をもつ段ボール箱の封緘方法、並びに同封緘方法に用いる封緘部材、並びに同封緘部材を装置した段ボール箱。
  8. (イ)本発明は、段ボール箱の蓋を適宜に開け閉めするための方法(封緘方法)、並びに同方法に使用する封緘部材に関す、
    (ロ)本発明は、封緘に於ける「一対の外蓋を押える方法」として、
    一対の外蓋を、渡し押えるに適う板部材を使用し、該板部材を「一対の外蓋上に被せるかたち、あるいは外蓋に付け外しできるかたちで掛け渡す方法」を取るものである、
    (ハ)板部材(以下、掛け渡し部材と云う)は、縦方向の両端、あるいは横方向の両端、あるいは縦方向と横方向の端に連結部材を延設して成り、連結部材に依って箱体側面(幅面あるいは長さ面)に繋止される、
    (ニ)因みに、連結部材は、掛け渡し部材(板部材)を箱体の側面側に繋ぎ渡すとともに、箱体側面に繋止する構成を有して、これを為す、
    (ホ)以上の如き特徴をもつ段ボール箱の封緘方法、並びに同封緘方法に用いる封緘部材、並びに同封緘部材を装置した段ボール箱。
  9. (イ)本発明は、段ボール箱の蓋を適宜に開け閉めするための方法(封緘方法)、並びに同方法に使用する連結部材(封緘部材)に関す、
    (ロ)本発明は、幅面に取り付ける(固定する)連結部材を以って、一対(2枚)の外蓋(の端寄りの部分)を縦渡しに押え、外蓋上で繋ぎ止めるかたちを取る方法である、
    (ハ)因みに、連結部材は、幅面側から延び、一対の外蓋の端寄りの部分を押えて、外蓋側に繋ぎ渡すとともに、外蓋上で繋止する構成を有して、これを為す、
    (ニ)以上の如き特徴をもつ段ボール箱の封緘方法、並びに同封緘方法に用いる連結部材(封緘部材)、並びに同部材を装置した段ボール箱。
  10. (イ)請求項2〜6、8記載の封緘方法に於ける封緘部材に関し、下記の構成(あるいは構造)、あるいは機能を有することに関す、
    (ロ)一対の外蓋を渡し押える板部材あるいは掛け渡し部材の内側に、外蓋の合わせ目に沿って外蓋の縁に嵌め付く、あるいは挿げるかたちをもつ、
    (ハ)上記の如き構成(あるいは構造)、あるいは機能をもつ請求項2〜6、8記載のうち、いずれか1つの封緘方法に於ける封緘部材。
  11. (イ)請求項3〜10記載の封緘方法および封緘部材に関し、連結手段が下記の手段であることに関す、
    (ロ)繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材とが、互に繋ぎ合うための手段(連結手段)が、「面ファスナー(通称、マジックテープ)である」、
    (ハ)あるいは「繰り返し、貼って、剥せる粘着(と剥離の)手段である」、
    (ニ)あるいは「繋ぎ渡す側(繋ぎ渡し部材)をバンドと云い、繋ぎ止める側(繋ぎ止め部材)をバックルと云うとき、バンドとバックルとの関係に於ける連結手段である」、
    因みに、バンドとバックルの関係に於ける連結手段は、バンドとバックルは、それぞれプラスチックを成形して成り、バンドには複数の並列した係止段部を有し、バックルは内部にバンドを挿通する通路を有する、該通路にはバンドが戻らないように突っ掛る弁を有し、バックルには突っ掛けた弁を開放し得る形態あるいは機能を有する、
    即ち、バンドとバックルとの関係に於ける連結手段は、連結するためにバンドを引き締めたとき、引き締めた位置で、あるいは引き締めた状態で、繋ぎ止める機能あるいは形態をもつものである、
    (ホ)段ボール箱は、使用する過程で歪んだり潰れたりする、従って、繋ぎ渡す2個所間の間隔(2個所間を渡す長さ)が微妙に変化する、
    2個所間を渡す封緘部材(の一端)を固定するかたちで取り付ける場合、2個所間の間隔が変化することに対応するためには、引き締めた状態で連結することができる連結手段(機能)は、適用(利用)に値する、
    即ち、上記した3つの連結手段は、それぞれ緩みのない状態に、あるいは引き締めた位置で繋止することができる、
    (ヘ)以上の如き連結手段をもつ請求項3〜10記載のうち、いずれか1つの封緘方法あるいは封緘部材。
  12. (イ)本発明は、段ボール箱の蓋を適宜に開け閉めするための連結部材(あるいは連結手段あるいは封緘部材)に関す、
    (ロ)本連結部材は、一対の組み受け部材、および差し渡し部材を有して成る、
    一対の組み受け部材は、差し渡し部材を組み受けるための部材である、
    差し渡し部材は、一対の組み受け部材を連結する部材である、
    (ハ)一対の組み受け部材は、差し渡し部材に依って連結されるための筋穴をもつ、
    一対のうちの片方の組み受け部材は、外蓋上に取り付けられ、あるいは外蓋に延設され、もう片方の組み受け部材は、箱体側面(幅面あるいは長さ面)に取り付けられるものとする、
    因みに、箱体側面に取り付ける組み受け部材は、少なくとも並列に連結した複数の筋穴をもつ、
    差し渡し部材は、該筋穴に挿し通し得る棒状の部分(以下、挿し込みと云う)を有して成る、あるいは一対の組み受け部材を連結し得る形態を有して成る、
    (ニ)一対の組み受け部材は、互いの筋穴(の穴筋)が並列に並ぶ、あるいは直列に並ぶかたちに取り付けられるものとする、
    一対の組み受け部材の互いの筋穴(の穴筋)が、並列に並ぶかたちに取り付けられる場合には、複数本の挿し込みが並列する形態を有する差し渡し部材に依り連結される、
    一対の組み受け部材の互いの筋穴(の穴筋)が、直列に並ぶかたちに取り付けられる場合には、複数本の挿し込みが並列する形態、あるいは1本の挿し込みを有する形態の差し渡し部材に依り連結される、
    (ホ)以上の如き特徴を有した連結部材(あるいは連結手段あるいは封緘部材)、並びに同連結手段を装置した段ボール箱。
  13. (イ)本発明は、段ボール箱の封緘に係る連結部材(あるいは封緘部材)に関す、
    (ロ)本連結部材(あるいは封緘部材)は、繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材を有して成る、
    繋ぎ渡し部材は、2個所間を繋ぎ渡す側あるいは掛け渡す側に取り付ける部材である、
    繋ぎ止め部材は、繋ぎ止める側あるいは繋ぎ止める部位に取り付ける部材である、
    繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材は、互に繋ぎ合うための手段(連結手段)をもつ、
    (ハ)繋ぎ渡し部材は、自体を取り付けるための部分、及び2個所間を渡すための部分、即ち、2個所間の間隔(の長さ)に対応する部分、及び繋ぎ止め部材と繋ぎ合うための手懸りとなる部分を有して成る、
    繋ぎ止め部材は、自体を取り付けるための形態とともに、繋ぎ渡し部材と繋ぎ合うための手懸りとなる部分を有して成る、
    因みに、繋ぎ渡し部材および繋ぎ止め部材が、それぞれ自体を取り付ける(あるいは固定する)ための方法手段については、張り付けるなど、適宜の方法手段によるものであって良いが、両者が互に繋ぎ合う手段については、適宜に繋ぎ合い、適宜に解除できるものでなければならない、
    (ニ)繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材は、互に繋ぎ合う(あるいは継ぎ合う)ための手段として、引っ掛け合う形態あるいは引っ掛かり合う形態の連結手段をもつ、
    (ホ)尚、段ボール箱は、使用の過程で歪んだり潰れたりして、2個所間を渡す間隔(長さ)が微妙に変化することから、この変化に対応できるよう、また、引っ掛け合う(あるいは引っ掛かり合う)形態の連結手段であることから、引っ掛けた状態に於いて、緩みなく連結されるよう、その長さ(2個所間を渡す部分の長さ)が、適度に伸縮する機能をもつものとする、
    (ヘ)以上の如き特徴を有した連結部材(あるいは封緘部材)、並びに同連結部材を装置した段ボール箱。
  14. (イ)本発明は、段ボール箱の封緘に係る連結部材(あるいは封緘部材)に関す、
    (ロ)本連結部材(あるいは封緘部材)は、繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材を有して成る、
    繋ぎ渡し部材は、2個所間を繋ぎ渡す側あるいは掛け渡す側に取り付ける部材である、
    繋ぎ止め部材は、繋ぎ止める側あるいは繋ぎ止める部位に取り付ける部材である、
    繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材は、互に繋ぎ合うための手段(連結手段)をもつ、
    (ハ)繋ぎ渡し部材は、自体を取り付けるための部分、及び2個所間を渡すための部分、即ち、2個所間の間隔(の長さ)に対応する部分、及び繋ぎ止め部材に繋ぎ合うための手懸りとなる部分を有して成る、
    繋ぎ止め部材は、自体を取り付けるための形態とともに、繋ぎ渡し部材と繋ぎ合うための手懸りとなる部分を有して成る、
    因みに、繋ぎ渡し部材および繋ぎ止め部材が、それぞれ自体を取り付ける(あるいは固定する)ための方法手段については、張り付けるなど、適宜の方法手段によるものであって良いが、両者が互に繋ぎ合う手段については、適宜に繋ぎ合い、適宜に解除できるものでなければならない、
    (ニ)繋ぎ渡し部材は、繋ぎ止め部材と繋ぎ合うための手段として、鉤形をもつ、
    繋ぎ止め部材は、該鉤形を繋ぎ止め得る形態(の連結手段)をもつ、
    因みに、段ボール箱に有する手掛け穴(などの抜き穴)を、繋ぎ止め部材(の連結手段)に代えて使用することを得るものとする、
    即ち、該鉤形は、段ボール箱に有する手掛け穴(などの抜き穴)に引っ掛け得る如きの形態を成す、
    (ホ)尚、段ボール箱は、使用の過程で歪んだり潰れたりして、2個所間を渡す間隔(長さ)が微妙に変化することから、この変化に対応できるよう、また、引っ掛け合う(あるいは引っ掛かり合う)形態の連結手段であることから、引っ掛けた状態に於いて、緩みなく連結されるよう、その長さ(2個所間を渡す部分の長さ)が、適度に伸縮する機能をもつものとする、
    (ヘ)以上の如き特徴を有した連結部材(あるいは封緘部材)、並びに同連結部材を装置した段ボール箱。
  15. (イ)本発明は、段ボール箱の封緘に係る連結部材(あるいは封緘部材)に関す、
    (ロ)本連結部材(あるいは封緘部材)は、繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材を有して成る、
    繋ぎ渡し部材は、2個所間を繋ぎ渡す側あるいは掛け渡す側に取り付ける部材である、
    繋ぎ止め部材は、繋ぎ止める側あるいは繋ぎ止める部位に取り付ける部材である、
    繋ぎ渡し部材と繋ぎ止め部材は、互に繋ぎ合うための手段(連結手段)をもつ、
    (ハ)繋ぎ渡し部材は、自体を取り付けるための部分、及び2個所間を渡すための部分、即ち、2個所間の間隔(の長さ)に対応する部分、及び繋ぎ止め部材に繋ぎ合うための手懸りとなる部分を有して成る、
    繋ぎ止め部材は、自体を取り付けるための形態とともに、繋ぎ渡し部材と繋ぎ合うための手懸りとなる部分を有して成る、
    因みに、繋ぎ渡し部材および繋ぎ止め部材が、それぞれ自体を取り付ける(あるいは固定する)ための方法手段については、張り付けるなど、適宜の方法手段によるものであって良いが、両者が互に繋ぎ合う手段については、適宜に繋ぎ合い、適宜に解除できるものでなければならない、
    (ニ)繋ぎ渡し部材は、繋ぎ止め部材と繋ぎ合うための手段として鉤爪をもつ、尚、該鉤爪は、段ボール箱に突き刺して引っ掛かる形態あるいは機能をもつ、
    繋ぎ止め部材は、該鉤爪を繋ぎ止める形態あるいは段ボール箱にあけられる該鉤爪の爪穴を保護する形態を有して成る、
    (ホ)尚、段ボール箱は、使用の過程で歪んだり潰れたりして、2個所間を渡す間隔(長さ)が微妙に変化することから、この変化に対応できるよう、また、引っ掛け合う(あるいは引っ掛かり合う)形態の連結手段であることから、引っ掛けた状態に於いて、緩みなく連結されるよう、その長さ(2個所間を渡す部分の長さ)が、適度に伸縮する機能をもつものとする、
    (ヘ)以上の如き特徴を有した連結部材(あるいは封緘部材)、並びに同連結部材を装置した段ボール箱。
  16. 連結部材あるいは連結手段が、請求項11〜15記載のいずれかである請求項2〜10記載のいずれか1つの封緘部材。
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