JP2013252419A - 前傾端座位補助具 - Google Patents

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Abstract


【課題】
従来の端座位補助具では、患者を背もたれに固定ベルトで固定させることにより、患者に強制的に端座位を取らせるもので、患者自らが起き上がろうとする環境を整えてやるものではなく、患者が背骨や腹筋、背筋に刺激を与えて、本来患者が持つ回復力を促進させるものとなっては、いないという問題があった。
【解決手段】
前傾端座位補助具1は、骨盤の腸骨の最大幅部近傍の腰部を左右両側から挟む左右一対の腰部保持部11a、11bと、クッション台7に着脱可能な固定部31a、31bと、腰部保持部11a、11bを固定部31a、31bと結ぶ腕部21a、21bと、腰部保持部11a、11bの挟む開度を所定に保つ開度保持機構51と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、意識障害があり、頭部の保持が難しい重症患者に端座位の姿勢をとらせる前傾端座位補助具に関する。
従来、人は、大怪我、重病、高齢等の原因で、仰臥位を長期間続けなければならない状態になること、所謂寝たきりになってしまった場合に、骨が弱くなることや、筋力が低下する等の問題が生じることが知られていた。そして、この筋力、特に腹筋が弱くなった場合には、自力での排便がし難くなることや、肺の動きが弱くなった場合には、肺炎を引き起こすおそれがあることが知られていた。
そこで、大怪我、重病、高齢等の原因で安静にする必要がある患者(以下、単に「患者」と呼ぶ。)となった場合でも、ある程度回復して医師が可能と判断した時点で、患者が寝たきりの状態にならないようにするため、患者自らが端座位の姿勢を取れれば取り、患者自ら端座位の姿勢を取り得ない場合でも、医師、看護師、理学療法士、作業療法士等の医療関係者(以下、単に「介助者」と呼ぶ。)や補助具等の力を借りて端座位の姿勢を取ることが推奨されてきた。ここで、「端座」については、「姿勢を正して座ること。」の意味で用いられる場合もあるが、リハビリ用語で、「端座位」と言う場合には「ベッドや椅子の端に腰をかけ座位を取り、姿勢の良し悪しについては問わない」との意味で用いられるのが一般的であるので、このリハビリ用語の意味に従い「端座位」という用語を使用している。
また、重症患者を治療する集中治療室(ICU)で用いられる呼吸理学療法の分野においては、人工呼吸器を装着した重症患者が長期間仰臥位の状態で寝たきりになった場合に、重症患者の肺の下側(背側)に、重力により痰等の気道分泌液が貯留して無気肺が生じ、この無気肺で動脈血に酸素化されてない血液が流れ込む状態(シャント効果)が発生することで酸素化能が低下する症状、所謂、下側(背側)肺障害が起こる場合があった。この下側肺障害を防止する方法として、腹臥位等を取らせることにより貯留している気道分泌液を体外に排出させる、所謂、体位ドレナージ(体位排痰法)の考え方があった。
そして、自ら端座位を取る意志はあるが、筋力の低下等により端座位の姿勢をとりづらく、支えがあれば端座位の姿勢が取れるという人のために、特許文献1に示す「端座位保持テーブル及び端座位保持器具」が開示されていた。
特開2011−24690号公報
しかしながら、従来の端座位補助具では、患者を背もたれに固定ベルトで固定させることにより、患者に強制的に端座位を取らせるものとなっている。このため、患者が背もたれに寄り掛かり尻が前に滑った状態、これをリハビリ用語では「仙骨滑り」と言い、この仙骨滑りになる場合が多かった。そして、「仙骨滑り」の状態での座り方「仙骨座り」になると、腰椎を痛めたり、腹部が屈曲し圧迫されたりするとの懸念があることが指摘されている。また、患者に強制的に端座位を取らせることは、患者自らが起き上がろうとする環境を整えてやるものではなく、患者の頸筋から脊柱起立筋への背筋や腹筋に刺激を与えて、本来患者が持つ回復力を促進させる効果が大きいものとはなっていなかった。
また、背もたれを有しており、この背もたれが存在することで、血流や呼吸を改善させるための介助者が行う患者背面への押す、摩る等のマッサージ等のセラピーも行い難いものとなっていた。
さらに、ベルト等で患者の体を固定することは、患者の体の血流を阻害する場合や、神経を圧迫する場合もあるので、余り好ましいものではなかった。なお、前傾姿勢(伏臥状態)を取ることは、意識障害の改善に効果があると考えられる。これは、頸部や背筋という人体の構造上、仰臥の姿勢よりも伏臥の姿勢から頭部を起こす動作を取りやすいことによる。このことは、首の座ってない乳児が首を持ち上げる動作を始めるのは、仰臥の姿勢からではなく、伏臥の姿勢から始める事実を考えてみれば明白と考えられる。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
第1発明の前傾端座位補助具は、骨盤の腸骨の最大幅部近傍の腰部を左右両側から挟む左右一対の腰部保持部と、クッション台またはクッション台用椅子に着脱可能な固定部と、前記左右一対の腰部保持部を前記固定部と結ぶ左右一対の腕部と、前記固定部および/または前記左右一対の腕部に設けられた前記腰部保持部の挟む開度を所定に保つ開度保持機構と、を備えている。
第2発明の前傾端座位補助具は、クッション台と、骨盤の腸骨の最大幅部近傍の腰部を左右両側から挟む左右一対の腰部保持部と、前記クッション台に取り付けられた固定部と、前記左右一対の腰部保持部を前記固定部と結ぶ左右一対の腕部と、前記固定部および/または前記左右一対の腕部に設けられた前記腰部保持部の挟む開度を所定に保つ開度保持機構と、を備えている。
第3発明の前傾端座位補助具は、クッション台用椅子と、骨盤の腸骨の最大幅部近傍の腰部を左右両側から挟む左右一対の腰部保持部と、前記クッション台用椅子に取り付けられた固定部と、前記左右一対の腰部保持部を前記固定部と結ぶ左右一対の腕部と、前記固定部および/または前記左右一対の腕部に設けられた前記腰部保持部の挟む開度を所定に保つ開度保持機構と、
を備えている。
以上のような技術的手段を有することにより、以下の効果を有する。
第1発明によれば、骨盤の腸骨の最大幅部近傍の腰部を左右両側から挟む左右一対の腰部保持部と、クッション台またはクッション台用椅子に着脱可能な固定部と、前記左右一対の腰部保持部を前記固定部と結ぶ左右一対の腕部と、前記固定部および/または前記左右一対の腕部に設けられた前記腰部保持部の挟む開度を所定に保つ開度保持機構と、を備えていることで、クッション台に患者を前傾姿勢にさせる場合に患者の骨盤の腸骨の最大幅部近傍の腰部だけという少ない範囲で保持することができる。そのため、患者に負担をかけずに、仙骨座りの状態になり難い前傾姿勢を取らせることができ、本来患者が持つ回復力を促進させることができる。
その上、腰部保持部は左右に分離しているために患者の背面側を覆うことはないので、介助者が患者の背面に対しての診察やマッサージ等のセラピーを行うことが容易に可能となる。また、開度保持機構を有することで、左右の腰部保持部の開度を変化させることができることにより、患者の体格の違いに対応できると共に、介助者が、患者の前傾端座位の安定具合が良くない等の理由により、しっかりした患者の腰部の保持が必要と判断した場合には、腰部をしっかり保持させ、患者の回復の度合いにより患者の腰部を軽く保持する方が良いと判断した場合には、腰部を軽く保持させるような方法で、患者の腰部への保持力の調節が可能となる。さらには、クッション台またはクッション台用椅子に着脱可能な固定部を有することで、クッション台またはクッション台用椅子の選択の幅が拡がる。
第2発明によれば、クッション台と、骨盤の腸骨の最大幅部近傍の腰部を左右両側から挟む左右一対の腰部保持部と、前記クッション台に取り付けられた固定部と、前記左右一対の腰部保持部を前記固定部と結ぶ左右一対の腕部と、前記固定部および/または前記左右一対の腕部に設けられた前記腰部保持部の挟む開度を所定に保つ開度保持機構と、を備えていることで、クッション台に患者を前傾姿勢にさせる場合に患者の骨盤の腸骨の最大幅部近傍の腰部だけという少ない範囲で保持することができる。そのため、患者に負担をかけずに、仙骨座りの状態になり難い前傾姿勢を取らせることができ、本来患者が持つ回復力を促進させることができる。
その上、腰部保持部は左右に分離しているために患者の背面側を覆うことはないので、介助者が患者の背面に対しての診察やマッサージ等のセラピーを行うことが容易に可能となる。また、開度保持機構を有することで、左右の腰部保持部の開度を変化させることができることにより、患者の体格の違いに対応できると共に、介助者が、患者の前傾端座位の安定具合が良くない等の理由により、しっかりした患者の腰部の保持が必要と判断した場合には、腰部をしっかり保持させ、患者の回復の度合いにより患者の腰部を軽く保持する方が良いと判断した場合には、腰部を軽く保持させるような方法で、患者の腰部への保持力の調節が可能となる。さらには、クッション台と患者の位置関係を考慮して、左右一対の腰部保持部の位置が適切になるように予め取り付けられているので、介助者が前傾端座位補助具を患者に使用させる場合に手間が掛からない。
第3発明によれば、クッション台用椅子と、骨盤の腸骨の最大幅部近傍の腰部を左右両側から挟む左右一対の腰部保持部と、前記クッション台用椅子に取り付けられた固定部と、前記左右一対の腰部保持部を前記固定部と結ぶ左右一対の腕部と、前記固定部および/または前記左右一対の腕部に設けられた前記腰部保持部の挟む開度を所定に保つ開度保持機構と、を備えていることで、クッション台に患者を前傾姿勢にさせる場合に患者の骨盤の腸骨の最大幅部近傍の腰部だけという少ない範囲で保持することができる。そのため、患者に負担をかけずに、仙骨座りの状態になり難い前傾姿勢を取らせることができ、本来患者が持つ回復力を促進させることができる。
その上、腰部保持部は左右に分離しているために患者の背面側を覆うことはないので、介助者が患者の背面に対しての診察やマッサージ等のセラピーを行うことが容易に可能となる。また、開度保持機構を有することで、左右の腰部保持部の開度を変化させることができることにより、患者の体格の違いに対応できると共に、介助者が、患者の前傾端座位の安定具合が良くない等の理由により、しっかりした患者の腰部の保持が必要と判断した場合には、腰部をしっかり保持させ、患者の回復の度合いにより患者の腰部を軽く保持する方が良いと判断した場合には、腰部を軽く保持させるような方法で、患者の腰部への保持力の調節が可能となる。さらには、クッション台用椅子取り付けられていることで、成人の骨盤の大きさには余り大きく変化する場合は少ないので、腰部保持部の高さ調節が少なくて済む。
本発明に係る実施例1の前傾端座位補助具の全体図である。 本発明に係る実施例1の前傾端座位補助具の右腰部保持具で、(a)は左側面図、(b)平面図、(c)は右側面図である。 本発明に係る実施例1のネジ歯車式開度調節機構の要部説明図で、(a)が平面図、(b)正面図である。 本発明に係る実施例1の前傾端座位補助具の左腰部保持具で(a)は左側面図、(b)平面図、(c)は右側面図である。 本発明に係る実施例1の前傾端座位補助具の使用状態説明図であり、(a)は患者の上方より見た場合の図で、(b)は患者の背面から見た図である。 本発明に係る実施例2の前傾端座位補助具のラチェット式開度調節機構の要部説明図で、(a)が下面図、(b)が下面を上とした場合の正面図である。 本発明に係る実施例3の前傾端座位補助具の全体図である。 本発明に係る実施例3の前傾端座位補助具の右腰部保持具で、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明に係る実施例3の前傾端座位補助具の右腰部保持具の右側面図である。 本発明に係る実施例3の前傾端座位補助具の左腰部保持具で、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明に係る実施例3の前傾端座位補助具の左腰部保持具の左側面図である。 本発明に係る実施例3の前傾端座位補助具の全体図であり、(a)は患者の上方より見た場合の図で、(b)は患者の背面から見た図である。 本発明に係る実施例4の前傾端座位補助具の腰部保持部についての説明図である。 本発明に係る実施例5の前傾端座位補助具の全体構成を示す斜視図である。 本発明に係る実施例5の右腰部保持具5aの説明図である。 本発明に係る実施例5の前傾端座位補助具を折り畳んだ場合の斜視図である。
発明を実施する形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
(全体)
本発明の前傾端座位補助具1の外観について図1を用いて説明する。図1は前傾端座位補助具1がクッション台7に取り付けられた状態を上部から見た図であり、クッション台7の上にはクッション9が設けられている。前傾端座位補助具1は、右腰部保持具1aと左腰部保持具1bとによって構成されており、クッション台7の前側の右支柱71aには右腰部保持具1aが取り付けられており、前側の左支柱71bには左腰部保持具1bが取り付けられている。
右腰部保持具1aは、腰部保持部11aと、クッション台7の右支柱71aに取り付けるための固定部31aと、腰部保持部11aと固定部31aとを連接する腕部21aと、固定部31aと腕部21aに取り付けられたネジ歯車式開度調節機構51からなる。左腰部保持具1bは、腰部保持部11bと、左支柱71bに取り付けるための固定部31bと、腰部保持部11bと固定部31bとを連接する腕部21bと、固定部31bと腕部21bに取り付けられたネジ歯車式開度調節機構51からなる。
ここで、左腰部保持具1bは右腰部保持具1aの左右を反転させた形状であり、左右を反転させられたことによる形状の違い以外の構造や、機能は同一であるので、右腰部保持具1aを代表として説明する。図2は右腰部保持具1aの説明図であり、図1の全体図で表した状態の上方から見た図を、図2(b)の平面図で、図2(b)の平面図から見た左側面を図2(a)の左側面図で、図2(b)の平面図から見た右側面を図2(c)の右側面図としている。図2の右腰部保持具1aの各部について以下に説明する。
(腰部保持部)
腰部保持部11aは、患者の腰部に当たる側の軟質部12aと、軟質部12aを支える硬質部13aよりなる。軟質部12aは患者の腰部に直接当たっても患者に苦痛を与えない軟質素材、例えば綿や、発泡ウレタン、スポンジ等の合成樹脂を内部に包み、外側は、成形性や耐久性を考慮して、例えば、布、皮、合成樹脂シートや合成皮革等で覆れている。硬質部13aは、軟質部12aの形状を維持できるような素材、例えば金属、硬質の合成樹脂、木等で、容易に変形しない程度の厚みを有している。また、軟質部12aは、硬質部13aに接着剤や釘、ネジ等の容易に剥離しない方法で貼り付けられている。
軟質部12aと硬質部13aが一体となった腰部保持部11aは、患者の腰部側から見ると略台形状をしており、高さ方向の幅が患者の腰部の一部を押さえられる程度の幅(例えば10乃至20センチメートル程度)となっている。腰部保持部11aは、患者の腰部の側面から、腰部の背面(臀部)に一部が掛かる範囲の湾曲する曲線に合せられように曲がっており、上方から見ると略「く」の字状となっている。
(腕部)
腕部21aは、腰部保持部11aに固定されたシャフト22aと、シャフト22aと一体に取り付けられている連杆支持部23aと、4本の連杆27、28とよりなる。連杆支持部23aには上面側および下面側に計4本の軸が設けられており、連杆27、28は前記4本の軸から外れることがない状態で回動自在に枢支されている。また、後述する固定具32aの連杆支持部34aには上面側および下面側に計4本の軸が設けられており、連杆27、28の他端は前記4本の軸から外れることがない状態で回動自在に枢支されている。なお、連杆支持部34aの右側(平面図において)の上下の軸は一本の軸で、右側の2本の連杆28の端と一体に回動するように係着されている。
そして、4本の連杆27と連杆支持部23aおよび連杆支持部34aで形成される枠形状の内、上方及び下方から見られる枠形状は平行四辺形(長方形も含まれる。)の形状を維持しつつ、短辺と長辺の角度を変化させながら動くことが可能となる。このため、前記枠形状が動くことにより腰部保持部11aの軟質部12aの面は、固定部31aで固定したクッション台7に対して一定の角度を保った状態で動くことになる。腕部21aの各部材は腰部保持部11aをしっかり支えて変形せずに前記動きが可能な材質、例えば金属や合成樹脂等で形成されている。
(固定部)
固定部31aは固定具32aを基体としている。固定具32aの側方の中央部には雌ネジが開けられている。この雌ネジにはハンドル(回転用の持ち手、以下同じ意味で使用する。)付の雄ネジの固定ネジ33が取り付けられている。固定具32aは、一般的に良く使用される金属製の丸パイプであるクッション台の右支柱71aの、側方から差し込むことが可能な開口部が設けられている。この開口部により図1(b)の平面図の様に略「U」字状となる。固定具32aの略「U」字状の高さ方向の幅は、右支柱71aに安定して固定できる様な所定の幅となっており、略「U」字状の厚みは、固定ネジ33がねじ込まれて略「U」字状の形状が変形しない程度の厚みとなっている。固定部31aの略「U」字状の開口部の反対側の上面及び下面には、連杆支持部34aが設けられている。なお、略「U」字状形状は、後述するネジ歯車式開度調節機構51を設けるために略「U」字状の一部に張出部52を設けているため、略「n」字状に近い形状となっている。固定部31aの各部材は必要な強度が得られる材質、例えば金属や合成樹脂等で形成されている。
(開度調節機構)
ネジ歯車式開度調節機構51については、要部を拡大した図3を併せて用いて説明する。固定具32aの張出部52には、ネジ歯車式開度調節機構51が取り付けられている。ネジ式開度調節機構51は、一端にハンドル53が係止され、張出部52に設けられた貫通孔に枢支されたネジ歯車(ウォームギア)54と、ネジ歯車54に対応する歯形状のはす歯歯車で前記はす歯歯車の一部を扇状に加工した扇状歯車55と、扇状歯車55の軸中心に係着させ、同時に2本の連杆28にも係着させている軸56からなる。なお、軸56と、2本の連杆28および扇状歯車55の係着する方法としては、軸56の連杆28および扇状歯車55に取り付ける形状を方形やキー付溝を設けてキーによる方法で係着されている。
ハンドル53を回転させると、ハンドル53に係止されているネジ歯車54も同一の方向に回転する。ネジ歯車54の回転に従って、扇状歯車55はハンドル53を右回転(時時計回り)に回すと、図3(a)の図中において、左回転(反時計回り)し、ハンドル53を左回転(反時時計回り)に回すと、右回転(時計回り)に回転する。扇状歯車55が回転するのに従い、同一の軸56に係着されている連杆28も同一の方向に回転する。
図2(b)および図3(a)の図中において、二点鎖線により、図2(b)においては、右腰部保持具1aが動く状態を、図3(a)においては、連杆27、28が動く様子を示している。
(左腰部保持具)
左腰部保持具1bについては、右腰部保持具1aの左右を反転させた形状であり、図4左腰部保持具1bに外観を示して説明を省略する。なお、左腰部保持具1bの符号については、同一のものには同じ符号を附し、左右を反転した形状となるものには、右腰部保持具1aの数字に付けた符号である「a」を、左腰部保持具1b用であるという意味で「b」に換えている。
(前傾端座位補助具1の使用方法)
図5は腰部保持具1をクッション台7に取り付ける場合の説明図である。図5(a)はクッション台7の上方より見た図であり、図5(b)は、患者6がクッション台用椅子8に座った場合の患者6の背面側から見た図である。意識がない等により体を起こすことが困難な患者6がクッション台用椅子8に座らされた状態で、クッション台7の上部に設けたクッション9に伏した状態を取らされている。
なお、クッション9は、意識のない人の顔面、胸部、手を載せたり、支えたりするための部分である。意識のない人が顔面、胸部、手を長時間載せたり、支えたりする場合が想定されるため、顔等の一部分に集中的に荷重が加わることにより血行不良等の障害が発生することを防止するために、顔面、胸部、手の荷重を分散して支えられるよう弾性のある部材、例えばウレタン、スポンジ等軟質部を主な素材としている。その外側は、耐久性や衛生面を考慮して、耐久性があり表面の消毒が容易な素材、例えばビニールシートや合成皮革等で覆っている。また、クッション9の略中央部には、患者が正対して覆い被さった場合に、鼻や口の部分を塞がないようにする「U」の字状の切欠き部が設けられている。また、患者6の意識状態がある程度改善した場合や、頸部や脊柱起立筋の回復が見られた場合にはクッション9の厚みを適度な厚みのものに変えて、両手やひじをついて前傾姿勢を保つ訓練をする場合もある。
クッション台7は4本の支柱により支えられている。4本の支柱の内、患者6側の右支柱71aに右腰部保持具1aを取り付け、左支柱71bに左腰部保持具1bを取り付ける。固定部31aを右支柱71aに、固定部31bを左支柱71bに取り付ける場合に、固定部31aおよび固定部31bの高さおよび右支柱71aまたは左支柱71bに対する取り付け角度に関しては、腰部保持部11aおよび腰部保持部11bが患者6の腰部の骨盤10の最大幅部を患者6の左右の側面に平行になる様に両側から挟みこめる高さおよび角度で取り付ける。なお、腰部保持部11aおよび腰部保持部11bの高さの調節はクッション台用椅子8の高さや、クッション台用椅子8に座布団等を追加することにより調節することも可能である。
右側のハンドル53を回転させることで、腰部保持部11aは左側に動き、図5(a)中の二点鎖線で示す状態から実線の状態に、腰部保持部11aを患者6の腰部の側面に対して平行状態に保ちながら移動させることができる。同様に、左側のハンドル53を回転させることで、腰部保持部11bは右側に動き、図5(a)中の二点鎖線の状態から実線の状態に腰部保持部11aを患者6の腰部の側面に対して平行状態に保ちながら移動させることができる。これにより、前傾端座位補助具1は患者6の腰部をしっかりと、または緩く調節自在に保持させることができ、患者6の状態に合せて対応できる。また、固定部31aと腕部21a、および固定部31bと腕部21bは、患者6とクッション台7との位置関係を担保することで姿勢の安定に貢献する。
なお、腰部保持部11a、11bを患者6の腰部に当てる範囲は、患者6の左右側面の骨盤10の部分であり、患者6の腰部を左右から挟み込むと同時に、患者6の背面の臀部の近傍までを安定した状態に保持できる様に右腰部保持具1aおよび左腰部保持具1bで調節する。もちろん、患者6のクッション台用椅子8に座る位置により調節しても良い。さらに患者6の腰部の肉付き等により異なるが、患者6が痩せており、腰部に骨盤の突起(上前腸骨棘と言う場合もある。)が皮膚に表れるような場合は、この突起に腰部保持部11a、11bが当たると、患者6に痛みを与えるのでこの突起をさけるように腰部保持部11a、11bの位置を調節する。
(全体)
本発明の前傾端座位補助具2について説明する。前傾端座位補助具2は実施例1と同様に、クッション台7に右腰部保持具2aと左腰部保持具2bを取り付けて使用するものである(図1参照)。前傾端座位補助具2は、実施例1の図1における固定部31aおよび固定部31bに設けたネジ式開度調節機構51をラチェット式開度調節機構61に変えたものであり、他の部分は実施例1と同様であるので同じ符号を附して説明を省略する。また、ラチェット式開度調節機構61についても、固定部31aおよび固定部31b(実施例2においては、固定部31cおよび31d)およびその近傍に関する部分だけであるので、右腰部保持具2aの固定部31cの固定具35aおよびその近傍を示す図6を用いて説明する(他の部分については、図2および図5を参照)。
左腰部保持具2bの固定具35bについては、固定部35aの左右を反転させただけであり説明を省略する(図6参照)。なお、図6(a)は右腰部保持具2aの固定具35aの下面側を見た図であり、図3の固定部32aと左右が反転した状態となっているが、下面側から見た図のためである。図6(b)は図6(a)に対応した正面から見た図であるため、図の上側が下面となる(天地が逆転している)。なお、ラチェット式開度調節機構を固定部35a、35bの下面側に設けているのは、操作性や異物による破損の防止を考慮したためである。
(固定部)
固定具35aの側方の中央部にはハンドルを有した固定ネジ33ねじ込むための雌ネジが開けられており、固定ネジ33が取り付けられている。固定具35aは、クッション台7の右支柱71aに一般的に良く使用される金属製の丸パイプに側方から差し込むことが可能な略「U」字状で、右支柱71aから簡単に外れないように所定の幅を有し、固定ネジ33がねじ込まれて略「U」字状の形状が変形しない程度の厚みを有している。固定部35aの略「U」字状の開口部の反対側の上面及び下面には、連杆27を回動自在に枢支する軸を備えた連杆支持部36aが設けられている。なお、実施例2においては連杆27を4本使用しており、連杆支持部36aに設けたられた軸65とは係止されていない。固定部36aの各部材は必要な強度が得られる材質、例えば金属や合成樹脂等で形成されている。
(開度調節機構)
固定部35aの下面側の連杆支持部36a一方の軸65の近傍には、軸65を中心とした円弧状の面が90〜135度の範囲で設けられている。円弧状の面には軸65方向と平行となる複数の溝状の歯62が設けられている。軸65に軸支されている連杆27には爪63が連杆27の回動する状態に連動する様に取り付けられている。また、爪63は連杆27の長手方向に摺動することが可能であり、バネ64で爪63が歯62に近づく様に引っ張られる様に取り付けられている。歯62と爪63の形状は左回転(反時計回り)の場合は、爪63が容易に歯62を乗り越えることができるが、右回転(時計回り)の場合には、爪63の先端が歯62に引っ掛かって右回転しない形状となっている。
具体的には、左回転の場合の爪63及び歯62のぶつかり合う角度が軸65を中心とする円弧の接線に近い角度で傾けているのに対して、右回転の場合には、軸65を中心とする円弧の接線のほぼ直角に近い角度になるよう形成されている。なお、右回転させる場合には、爪63をバネ64の張力に逆らって歯62から離れる方向に押し込むことで、爪63は歯62にぶつからない状態で右回転させることができる。
このラチェット式開度調節機構57により、連杆27は固定部35aの下方ら見て左回転、上方から見て右回転に所定角度ずつ回転する。そしてこの連杆27が動くことで、腰当て部11aは左方向に所定角度に従った移動距離ずつ動かすことができ(図6(a)の二点鎖線の状態に変化する)、左右を反転させた関係となる腰当て部11bは右方向に所定角度に従った移動距離ずつ動かすことができる。
実施例2の前傾端座位補助具2の使用方法については、腰部保持部11aおよび腰部保持部11bを動かすことで、前傾端座位補助具2の開度調節ができるだけであり、基本的には実施例1と同様であるので説明を省略する(図5参照)。
(全体)
本発明の前傾端座位補助具3の外観について図7を用いて説明する。図7は前傾端座位補助具3がクッション台用椅子8に取り付けられた状態を正面から見た図であり、クッション台7の上にはクッション9が設けられている。前傾端座位補助具3は、右腰部保持具3aと左腰部保持具3bとによって構成されており、クッション台用椅子8の前側の右支柱81aには右腰部保持具3aが取り付けられており、前側の左支柱81bには左腰部保持具3bが取り付けられている。
右腰部保持具3aは、腰部保持部11aと、クッション台用椅子8の右支柱81aに取り付けるための固定部31eと、腰部保持部11aと固定部31eとを連接する開度調節機構付腕部41aとからなる。左腰部保持具3bは、腰部保持部11bと、左支柱81bに取り付けるための固定部31fと、腰部保持部11bと固定部31fとを連接する開度調節機構付腕部41bとからなる。本実施例の開度調節機構に関しては、開度調節機構付腕部41aおよび開度調節機構付腕部41bの構造に含まれた状態として実施しており、開度調節機構付腕部41aおよび開度調節機構付腕部41bの説明の中で開度調節機構を併せて説明する。
ここで、左腰部保持具3bは右腰部保持具3aの左右を反転させた形状であり、左右を反転させられたことによる形状の違い以外の構造や、機能は同一であるので、右腰部保持具3aを代表として説明する。図8は右腰部保持具3aの説明図であり、図7の全体図で表した状態の上方から見た図を、図8(a)の平面図で、図7と同様の方向で見た図を図8(b)の平面図としている。また、図7の右側面から見た図については、図9の右側面図として別図としている。図8および図9を用いて右腰部保持具3aの各部について以下に説明する。
(腰部保持部)
腰部保持部11aは、実施例1と同様であるので同一の符号を附して説明を省略する。
(開度調節機構付腕部)
開度調節機構付腕部41aは、腰部保持部11aに固定された横シャフト42と、固定部31eの固定具37aに支持軸47を介して固定されている縦シャフト46と、横シャフト42と縦シャフト46を連接し、横シャフト42および縦シャフト46の長さ調節が可能となるシャフト調節ブロック43aより構成されている。
横シャフト42及び縦シャフト46は一定の断面形状を有する棒(本実施例の場合は丸棒)である。シャフト調節ブロック43aには、横シャフト42および縦シャフト46の断面形状に対応した貫通孔が開けられており、シャフト調節ブロック43aの内部で、横シャフト42は横方向に、縦シャフト46は縦方向に摺動することができる。このため、シャフト調節ブロック43aに開けられた貫通孔は、横シャフト42または縦シャフト46のスライドが滑らかであり、同時にシャフト調節ブロック43a内で横シャフト42または縦シャフト46がガタつかない程度のわずかな隙間となる様に開けられている。
シャフト調節ブロック43aには、上面および側面にはハンドルを有した雄ネジより成る調節ネジ44をねじ込むための雌ネジが開けられており、調節ネジ44がそれぞれ取り付けられている。上面の調節ネジ44は横シャフト42をシャフト調節ブロック43aに固定するためであり、側面の調節ネジ44は、縦シャフト46をシャフト調節ブロック43aに固定するためである。
なお、横シャフト42または縦シャフト断面が丸棒としたのは、シャフト調節ブロック43a内で横シャフト42および縦シャフト46が回転することが可能となるので、腰部保持部11aの角度等の微調節が可能となるためであり、腰部保持部11aの角度等の微調節が不要な場合は、断面形状を正方形や六角形等の方形としても良い。開度調節機構付腕部41aの各部材は腰部保持部11aをしっかり支えて変形せずに前記動きが可能な材質、例えば金属や合成樹脂等で形成されている。
(固定部)
固定部31eの固定具37aの側方の中央部には固定ネジ33をねじ込むための雌ネジが開けられており、ハンドルを有した雄ネジより成る固定ネジ33が取り付けられている。固定具37aは、クッション台用椅子8の右支柱81aに一般的に良く使用される金属製の丸パイプに側方から差し込むことが可能な略「U」字状で、右支柱81aから簡単に外れないように所定の幅を有し、固定ネジ33がねじ込まれて略「U」字状の形状が変形しない程度の厚みを有している。固定部31eの各部材は必要な強度が得られる材質、例えば金属や合成樹脂等で形成されている。
固定具37aの右側方にはシャフト固定部38aが張り出すように設けられており、シャフト固定部38aには上部に貫通孔39が開けられており、下部には支持軸47が固定されている。支持軸47は、縦シャフト46の下端には開けられた孔に通されることで、縦シャフト46は固定具37aに枢支されている。また縦シャフト46の下端に開けられた孔の上部には縦シャフト穴48が設けられており、縦シャフト46を垂直方向に立ち上げた場合に支持軸47の上方の貫通孔39と一直線になる位置に調節されている。
縦シャフト46は支持軸47で固定具37aに固定される右支柱81aの軸方向(長手方向)と平行に、所謂床面に対して垂直に立った状態から、支持軸47を回転軸として約90度倒れる状態まで動くことができる。約90度に倒れた状態では、縦シャフト46は右支柱71aに対してほぼ直角になるので床面に対しては略平行となる。この動きにより、シャフト調節ブロック43aおよび横シャフト42を介した腰部保持部11aは、患者の腰部の側面から外側に広がるように離れる動きをする。
縦シャフト46を床面から垂直に立てた状態で、貫通孔39に貫通し、縦シャフト穴48に刺さる縦シャフト固定具49を用いることで、縦シャフト46は床面に対して垂直の状態を保持することができる。縦シャフト固定具49の一端には、貫通孔39を通過せず、指で握りやすい輪等の操作部がシャフト固定部38aの外面に露出するように設けてある。前記操作部で、縦シャフト穴48および貫通孔39から縦シャフト固定具49の着脱を容易にすることができる。
開度調節機構としては、シャフト調節ブロック43aの上面側にある横シャフト42を固定する調節ネジ44を緩めた状態で横シャフト42をシャフト調節ブロック43a内で左右方向に動かすことで、腰部保持部11aも連動して動き、患者6の腰部の幅に合わせて調節することができる。なお、患者が椅子7に座った状態での腰部の高さについては、シャフト調節ブロック43aの側面にある調節ネジ44を緩めてシャフト調節ブロック43aを縦シャフト46に貫通された状態で上下させることで調節することができる。
(左腰部保持具)
左腰部保持具3bについては、右腰部保持具3aの左右を反転させた形状であり、図10、図11に外観を示して説明を省略する。なお、なお、左腰部保持具3bの符号については、同一のものには同じ符号を附し、左右を反転した形状となるものには、右腰部保持具3aの数字に付けた符号である「a」を、左腰部保持具3b用であるという意味で「b」に換えている。なお、左腰部保持具3bの固定部については「31f」の符号を用いる。
(前傾端座位補助具3の使用方法)
図12は腰部保持具3をクッション台用椅子8に取り付ける場合の説明図である。図12(a)はクッション台用椅子8の上方より見た図であり、図12(b)は、患者6がクッション台用椅子8に座った場合の患者6の背面側から見た図である。意識がない等により体を起こすことが困難な患者6がクッション台用椅子8に座らされた状態で、クッション台7の上部に設けたクッション9に伏した状態を取らされている。なお、クッション9については実施例1と同様であるので同じ符号を付けて説明を省略する。
クッション台用椅子8は4本の支柱により支えられている。4本の支柱の内、右支柱81aに右腰部保持具3aを取り付け、左支柱81bに左腰部保持具3bを取り付ける。固定部31eを右支柱81aに、固定部31fを左支柱81bに取り付ける場合に、固定部31eおよび固定部31fの右支柱81aまたは左支柱81bに対する取り付け角度に関しては、腰部保持部11aおよび腰部保持部11bが患者6の腰部の骨盤10の最大幅部を患者6の左右の側面に平行になる様に両側から挟みこめる角度で取り付ける。
右腰部保持具3a及び左腰部保持具3bの取り付け高さについては、シャフト調節ブロック43a、43b側面の調節ネジ44を緩めてシャフト調節ブロック43a、43bの高さを変えることで調節する。なお、患者6の腰部の前後の位置については、患者6をクッション台用椅子8に座らせる位置により調節する。
腰部保持具3の開度調節に関しては、シャフト調節ブロック43a、42bのそれぞれの上面にある調節ネジ44を緩めて、それぞれの横シャフト42を左右に動かし、腰部保持部11a、11bも左右に動かすことができる。図12(a)中の二点鎖線は腰部保持部11a、11bを左右に広げた状態である。これにより、前傾端座位補助具3は患者6の腰部をしっかりとまたは緩く保持させることができ、患者6の状態に合せて対応できる。また、固定部31eと腕部41a、および固定部31fと腕部41bは、患者6とクッション台7との位置関係を担保することで姿勢の安定に貢献する。
なお、腰部保持部11a、11bを患者6の腰部に当てる範囲は、患者6の左右側面の骨盤10の部分であり、患者6の腰部を左右から挟み込むと同時に、患者6の背面の臀部の近傍までを安定した状態に保持できる様に右腰部保持具1aおよび左腰部保持具1bで調節する。もちろん、患者6のクッション台用椅子8に座る位置により調節しても良い。さらに患者6の腰部の肉付き等により異なるが、患者6が痩せており、腰部に骨盤の突起(上前腸骨棘と言う場合もある。)が皮膚に表れるような場合は、この突起に腰部保持部11a、11bが当たると、患者6に痛みを与えるのでこの突起をさけるように腰部保持部11a、11bの位置を調節する。
本発明の前傾端座位補助具4は、実施例1乃至実施例3の腰部保持部11aおよび腰部保持部11bの形状を変えた場合のものであり、その他の形状については実施例1乃至実施例3を組み合わせたものであるので同一の符号を附して説明を省略し、腰部保持部16aおよび腰部保持部16bについてのみ、図13を用いて説明する。
腰部保持部16aおよび腰部保持部16bは、硬質部13aおよび13bに取り付けた軟質部18a、18bの形状を変えたもので、軟質部18a、18bの形状は人間の手の形状に似せて成形されたものである。軟質部18a、18bの素材は、手の柔らかさに近い素材、例えば綿や、発泡ウレタン、スポンジ等の合成樹脂を内部に包み、外側は、成形性や耐久性を考慮して、例えば、布、皮、合成樹脂シートや合成皮革等で覆れている。また、軟質部18a、18bは、硬質部13a、13bに接着剤や釘、ネジ等の容易に剥離しない方法で貼り付けられている。
患者6の腰部に人間の手の形に似せた軟質部18a、18bが当たることになるので、患者6が腰部に受ける感覚が、介助者等の人間の手で支えているような感覚を味わうことが可能になり、患者にとっては、より安心感を与える支え方になる。
その他の実施例としては、前傾端座位補助具1、2、3、4は、クッション台7またはクッション台用椅子8に着脱自在に取り付け取り外しができる場合で説明しているが、クッション台7またはクッション台用椅子8に取り付けた状態で取り外せず、一体として前傾端座位補助具となる様にしても良い。
また、クッション台7またはクッション台用椅子8への取り付け具となる固定部31a、31b、31c、31d、31e、31fについては、クッション台7およびクッション台用椅子8の支柱に取り付けられる場合で説明しているが、前傾端座位補助具が安定した状態で取り付けられるならば、クッション台7やクッション台用椅子8の骨組み(フレーム)の一部に取り付けられる様にしても良い。さらには、骨組みに取り付けられて一体となった状態としても良い。なお、患者をベッドに座らせた状態で前傾端座位補助具を使用させる場合には、クッション台7が、ベッド上に差し込み易くするためにクッション台7の右支柱71aおよび左支柱71bの取り付け位置が前方側寄りでないものを使用し、腕部21a21bの長さを長くする実施方法や、前側の右支柱71aおよび左支柱71bが無いクッション台の骨組みに取り付ける実施方法も可能である。
固定部31a、31b、31c、31d、31e、31fを左右2ヶ所に分割して配置する例を説明しているが、クッション台7や、クッション台用椅子8の中央部に一か所設け、腕部を延長させて実施させても良く、また、開度調節機構に関しては、左右の腕部がワイヤーやシャフト、歯車等で連動して動くようにし、1か所で開度調節が可能なようにしても実施できる。
本発明の前傾端座位補助具5の外観について図14を用いて説明する。図14は前傾端座位補助具5が専用のクッション台70に取り付けられた状態の斜視図である。前傾端座位補助具5は、専用のクッション台70と一体に使用するように設計されている。なお、実施例5においても実施例1乃至実施例4と同様のクッション9を用いるものであるが、図14においては、説明を簡略にするためにクッション9を省略して図示している。
図14において、専用のクッション台70は、「L」字形をした右下フレーム72aと、右下フレーム72aに連接しネジ91で右下フレーム72aに固定された略逆「J」字形の右上フレーム73aと、右下フレーム72aおよび右上フレーム73aと対を成す構成の左下フレーム72bおよび左上フレーム73bと、右上フレーム73aおよび左上フレーム73bに跨るように載置される天板74と、右下フレーム72aおよび左下フレーム72bとの間で折り曲げ自在に固定されている右底板77aおよび左底板77b並びに側面右アーム78aおよび側面左アーム78bと、右底板77aおよび左底板77bとの組合せと、側面右アーム78aおよび側面左アーム78bとの組合せの夫々の折り曲げ箇所とを連結して折り曲げ動作を連動させる連結具79よりなる。
なお、右下フレーム72aおよび左下フレーム72b並びに右上フレーム73aおよび左上フレーム73bについては、ステンレスや塗装した鉄等の金属製パイプが曲げ加工されたものであり、右下フレーム72aおよび左下フレーム72bの内径よりも右上フレーム73aおよび左上フレーム73bの外径をやや小さいものとすることで、右下フレーム72aの内部で右上フレーム73aが、左下フレーム72bの内部で左上フレーム73bが摺動可能になっており、右上フレーム73aまたは左上フレーム73bの差し込み代を調節することで、天板74の高さを変えることができる様にしている。
右下フレーム72aおよび左下フレーム72bの下部には各々2個ずつのキャスター(車輪)86と、各々1個ずつのストッパー87が固定されている。なお、キャスター86にロック機構が付けられている場合には、ストッパー87を省略することも可能である。フレーム72aおよび左下フレーム72bとの間に折り曲げ可能の枢支されている右底板77aと左底板77bとの間には開状態(右底板77aと左底板77bとが一直線になる状態)を維持するように留め具(図中では留め具は見えない位置にあるため省略されており、図は留め具が掛けられた状態を示している。)が設けられており、留め具を掛けるまたは解除するために、留め具ハンドル88がクッション台70の外側に向かって設けられている。
天板74の下面側には2本の桁75が固定されており、右上フレーム73aおよび左上フレーム73bと嵌合する逆U字状の切欠きが設けられている。略逆U字形の右上フレーム73aおよび左上フレーム73bの天板74の桁75と接する部分には、右上フレーム73aおよび左上フレーム73bの上面から滑り落ちないための止め部76c、76dが設けられている(図16参照)。天板74および天板74に固定されている2本の桁75については、透過性を有する強化ガラスやアクリル樹脂等の板で形成されている。透過性を有する材質としているのは天板74の下側から患者の顔の様子が観察できるようにするためである。
右上フレーム73aが右下フレーム72aと連接する端との反対側の端には、右腰部保持具5aが右上フレーム73aの外径に差し込まれ、ネジ92で固定されている。これについての詳細について図15を用いて説明する。
図15において、右腰部保持具5aは、腰部保持部14aと、腕フレーム部24aとで構成されている。さらに、腰部保持部14aは、軟質部15と、軟質部15を支える枠状の硬質部17と、硬質部17を軸支して腕フレーム部24aとの間で後述するラチェット式開度調節機構66が内蔵されて一軸で関節状に動く腕部19で構成されている。
腰部保持部14aは、患者の腰部に当たる側の軟質部15と、軟質部15を支える硬質部17より構成されている。軟質部15は患者の腰部に直接当たっても患者に苦痛を与えない軟質素材、例えば綿や、発泡ウレタン、スポンジ等の合成樹脂を内部に包み、外側は、成形性や耐久性を考慮して、例えば、布、皮、合成樹脂シートや合成皮革等で覆れている。硬質部17は、軟質部15を面状に押さえることができる様に、枠状になった外形形状が軟質部の外形形状にほぼ等しい形状であり、素材については、例えば金属、硬質の合成樹脂、木等で、容易に変形しない程度の厚みを有している。また、軟質部15の患者に接する側の反対側には袋状になった硬質部17の連結手段が設けられている。この袋状になった部分で軟質部15は硬質部17に着脱自在に取り付けることができる。これにより、軟質部15が汚れた場合の洗濯や交換等が容易にできる。
軟質部15は、患者に腰部に接する面は、力を加えない状態ではほぼ平面となっており、軟質部15を腰部に押しつけると簡単に変形する素材で厚みを厚く(例えば10センチメートル程度)し、変形して患者の腰部に密着し易いように形成されている。なお、硬質部17については、長手方向でやや折り曲げられ略「へ」の字に形成されている。軟質部15の大きさは患者の腰部側から見ると略小判状に形造られており、高さ方向が患者の腰部の一部を押さえられる程度の幅(例えば10センチメートル程度)で、長さ方向が患者の腰部に変形して密着できる程度の長さ(例えば20センチメートル程度)になるよう形成されている。
腕部19は2本のバー(腕木)19cとバーに固定された雌ネジ棒19dより構成されている。雌ネジ棒19dの両端に雌ネジが形成されており、硬質部17の軟質部15に接する面の反対側に突出させた2カ所の突起に設けられた孔を通した2本のネジ93で硬質部17が回動自在にネジ止めされている。2本のバー19cの間にはラチェット式開度調節機構66のラチェット歯車67が挟み込まれており、同時に後述するラチェット収納部26の2枚の板の内側に形成された空間でバー19cを外側から挟み込むように取り付けられている。そして、ラチェット歯車67、バー19cとラチェット収納部26は同一の軸96で軸支されている。さらに、ラチェット歯車67は腕部19の動きに連動して動くようにバー19cとの間で軸97で腕部19に固定されている。
ラチェット歯車67はラチェット式開度調節機構66の爪68と噛み合うことで一方向にのみ回転する歯車であり、実施例においては、腕部19の回動する範囲が限られることや、必要の無い歯車の歯が外部に露出しない様にするために、円形の歯車の一部を切断して略「D」形状の加工が施されている。なお、前述のようなことを考慮しなければ、ラチェット歯車67は円形の状態のままでも良い。腕部19の各部材は必要な強度が得られる材質、例えば金属や合成樹脂等で形成されている。
腕フレーム部24aは、フレーム取付部25と、ラチェット収納部26よりなる。フレーム取付部25は筒状で右上フレーム73aの外径よりもやや大きい内径を有しており、前述の右上フレーム73aの一端にネジ92で固定されている。ラチェット収納部26はフレーム取付部25の両端の開口部のやや内側近傍に固定された2枚の板で構成されている。ラチェット収納部26の2枚の板の内側に形成された空間には、前述のバー19cを介してラチェット歯車67が設けられると共に、ラチェット式開度調節機構66の爪68が軸98で、爪68をラチェット歯車67に押し付けるバネ69が軸99を支点として取り付けられている。ラチェット収納部26の上面側には爪68と同一の軸98に固定されて連動して動く爪ハンドル29が設けられている。
爪ハンドル29が操作されることにより、ラチェット歯車67から爪68を外して、腰部保持部14aの内側のみの回動を解除することができる。なお、腕フレーム部24aおよびラチェット機構66の各部材は必要な強度や機能が得られる材質、例えば金属や合成樹脂等で形成されている。本実施例の図中には説明を簡略にするために、記載してないが、ラチェット歯車67を含むラチェット式開度調節機構66の周囲に、カバーを設けることが好ましい。ラチェット式開度調節機構66の駆動部に手が触れないようにするためである。
ここで、左腰部保持具5bは右腰部保持具5aの左右を反転させた形状であり、個々の部品については、上下を反転させることにより、左腰部保持具5bに用いることができるものであるので、説明を省略する。なお、個々の部品が組み付けられた状態での腰部保持部14b、腕フレーム部24bおよびラチェット式開度調節機構66bと、腰部保持部14bと腕フレーム部24bで構成される左腰部保持具5bについては、組み立てられた状態では右仕様と左仕様は異なる構成となるので「a」を「b」に変えて区別している。
前傾端座位補助具5の使用方法については、実施例1と同様であり説明を省略する。前傾端座位補助具5については、腰部保持部14a、14bは内側に向かって動きラチェット機構66が夫々働くことで外側に戻ることはないので、患者の腰部をしっかりと、または緩く調節自在に保持させることができ、患者の状態に合せて対応できる。また、クッション台70の高さが変更できるので、クッション台70に固定されている前傾端座位補助具5も同時に上下することができ患者との位置関係を担保することで姿勢の安定に貢献する。さらに、爪ハンドル29でラチェット機構66を簡単に解除して腰部保持部14a、14bの内側のみの動きを外側へ動かすことで、患者を前傾端座位補助具5に保持することを中止することも容易に行うことができる。
なお、腰部保持部14a、14bを患者の腰部に当てる方法については、実施例1と同様であるが、前傾端座位補助具5の軟質部15については厚みがあることや、材質に低反発のウレタンやスポンジ等の材質を用いることで、患者が痩せており、腰部に骨盤の突起(上前腸骨棘と言う場合もある。)が皮膚に表れるような場合についても無理なく保持することができる。
前傾端座位補助具5については、クッション台70と一体になった前傾端座位補助具5であり、クッション台70は折り畳むことが可能な構造となっている。
図16を用いて、前傾端座位補助具5および一体となったクッション台70の折り畳まれた状態を説明する。折り畳み方については、クッションおよび天板74を取り外して、留め具ハンドル88で右底板77aと左底板77bと間の固定を解除する。右底板77aと左底板77bとの間の固定が解除されると同時に、連結具79が働くことで、側面右アーム78aと側面左アーム78bとの間の固定も解除され、右下フレーム72a、右上フレーム73aおよび右腰部保持具5aの側と、左下フレーム72b、左上フレーム73bおよび左腰部保持具5bの側とが近付くことが可能となり、クッション台70を含めた前傾端座位補助具5は折り畳むことができるようになる。なお、掛け具89により前傾端座位補助具5の折り畳んだ状態を保持させることもできる。
1、2、3、4、5:前傾端座位補助具
1a、2a、3a、5a:右腰部保持具
1b、2b、3b、5b:左腰部保持具
6:患者
7、70:クッション台
8:クッション台用椅子
9:クッション
10:骨盤
11a、11b、16a、16b、14a、14b:腰部保持部
12a、12b、18a、18b、15:軟質部
13a、13b、17:硬質部
21a、21b、19:腕部
19c:バー
19d:雌ネジ棒
22a:シャフト
23a、23b、34a、34b、36a:連杆支持部
24a、24b:腕フレーム部
25:フレーム取付部
26:ラチェット収納部
27、28:連杆
29:爪ハンドル
31a、31b、31c、31d、31e、31f:固定部
32a、32b、35a、35b、37a、37b:固定具
33:固定ネジ
38a、38b:シャフト固定部
39:貫通孔
41a、41b:開度調節機構付腕部
42:横シャフト
43a、43b:シャフト調節ブロック
44:調節ネジ
46:縦シャフト
47:支持軸
48:縦シャフト穴
49:縦シャフト固定具
51:ネジ歯車式開度調節機構
52:張出部
53:ハンドル
54:ネジ歯車
55:扇状歯車
56、65:軸
61、66:ラチェット式開度調節機構
62:歯
63、68:爪
64、69:バネ
67:ラチェット歯車
71a、81a:右支柱
71b、81b:左支柱
72a:右下フレーム
72b:左下フレーム
73a:右上フレーム
73b:左上フレーム
74:天板
75:桁
76c、76d:止め部
77a:右底板
77b:左底板
78a:側面右アーム
78b:側面左アーム
79:連結具
86:キャスター
87:ストッパー
88:留め具ハンドル
89:掛け具
91、92、93:ネジ
96、97、98、99:軸

Claims (3)

  1. 骨盤の腸骨の最大幅部近傍の腰部を左右両側から挟む左右一対の腰部保持部と、
    クッション台またはクッション台用椅子に着脱可能な固定部と、
    前記左右一対の腰部保持部を前記固定部と結ぶ左右一対の腕部と、
    前記固定部および/または前記左右一対の腕部に設けられた前記腰部保持部の挟む開度を所定に保つ開度保持機構と、
    を備えた前傾端座位補助具。
  2. クッション台と、
    骨盤の腸骨の最大幅部近傍の腰部を左右両側から挟む左右一対の腰部保持部と、
    前記クッション台に取り付けられた固定部と、
    前記左右一対の腰部保持部を前記固定部と結ぶ左右一対の腕部と、
    前記固定部および/または前記左右一対の腕部に設けられた前記腰部保持部の挟む開度を所定に保つ開度保持機構と、
    を備えた前傾端座位補助具。
  3. クッション台用椅子と、
    骨盤の腸骨の最大幅部近傍の腰部を左右両側から挟む左右一対の腰部保持部と、
    前記クッション台用椅子に取り付けられた固定部と、
    前記左右一対の腰部保持部を前記固定部と結ぶ左右一対の腕部と、
    前記固定部および/または前記左右一対の腕部に設けられた前記腰部保持部の挟む開度を所定に保つ開度保持機構と、
    を備えた前傾端座位補助具。
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