JP2013252277A - トースター - Google Patents
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Abstract
【課題】調理中のパンの焼き色を見ることができない構造であっても、調理中にパンがどの程度の焼き色まで焼けているのかを知ることができるようにすること。
【解決手段】焼き色レベル選択部5と、焼き色レベル表示部6と、調理経過時間計時部4と、制御部2とを備え、制御部2は、選択された焼き色レベルを焼き色レベル表示部6に表示すると共に、調理経過時間計時部4が計時した調理経過時間が各焼き色レベル毎に定めされている調理時間を超えた焼き色レベルを焼き色レベル表示部6に行うようにすることにより、調理中のパンの焼き色を見ることができない構造であっても、調理中にパンがどの程度の焼き色まで焼けているのかを知ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】焼き色レベル選択部5と、焼き色レベル表示部6と、調理経過時間計時部4と、制御部2とを備え、制御部2は、選択された焼き色レベルを焼き色レベル表示部6に表示すると共に、調理経過時間計時部4が計時した調理経過時間が各焼き色レベル毎に定めされている調理時間を超えた焼き色レベルを焼き色レベル表示部6に行うようにすることにより、調理中のパンの焼き色を見ることができない構造であっても、調理中にパンがどの程度の焼き色まで焼けているのかを知ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ポップアップ式トースター等のトースターに関するものである。
従来、この種のトースターは、設定時間から調理経過時間を減じた時間(残時間)に応じてLEDによる表示を変更することにより、調理の進捗を表示している(例えば、特許文献1参照)。また、調理残時間を数値で表示しているものもある(例えば、特許文献2参照)。
図7は、特許文献1に記載された従来のトースターの表示部を示すものである。図7に示すように、時間設定ダイヤル101によって調理時間を設定し、調理設定時間から経過時間を減じた結果が15分〜20分の場合はLED102が点灯、10分〜15分の場合はLED103が点灯といったように、調理経過時間を減じた時間(残時間)に応じて点灯するLEDが切り替わるように構成されている。
しかしながら、前記従来の構成では、調理残時間にあわせた表示を行うことによって調理の進捗を使用者にお知らせする構成であるため、パンがどの程度の焼き色まで焼けているのかは調理中のパンを見る必要があり、例えばポップアップ式のトースターのように調理中のパンの焼き色を見ることができない構造の場合は、前記従来の構成の進捗表示では、パンがどの程度の焼き色まで焼けているのかを知ることができないため、調理終了時間を待たずに調理を途中終了したい場合に、どの程度まで焼けているのかは調理動作を取消すまでわからないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、調理中のパンの焼き色を見ることができない構造であっても、調理中にパンがどの程度の焼き色まで焼けているのかを知ることができるポップアップ式のトースターを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、請求項1に記載のトースターは、パンを収納して加熱するための加熱部と、報知部と、を有し、前記加熱部によるパンの加熱中に、前記報知部が現在の焼き色レベルを報知することを特徴とする。
請求項2に記載のトースターは、パンを収納して加熱するための加熱部と、報知部と、調理時間に対応する焼き色レベルを複数記憶する調理時間記憶部と、調理開始からの経過時間を計時する調理経過時間計時部と、を備え、前記調理経過時間計時部が計時した時間が、前記調理時間記憶部に記憶されている各焼き色レベルの調理時間に達すると、前記報知部は、達した調理時間に対応する焼き色レベルを報知することを特徴とする。
請求項3に記載のトースターは、パンを収納して加熱するための加熱部と、パンの焼き色レベルを選択するための焼き色レベル選択部と、報知部と、調理時間に対応する焼き色レベルを複数記憶する調理時間記憶部と、調理開始からの経過時間を計時する調理経過時間計時部と、を備え、前記加熱部によるパンの加熱開始後に、前記報知部が、前記焼き色レベル選択部により選択された焼き色レベルを報知すると共に、前記調理経過時間計時部が計時した時間に対応する、前記調理時間記憶部に記憶されている焼き色レベルを報知するように制御することを特徴とする。
請求項4に記載のトースターは、請求項3に記載のトースターであり、前記焼き色レベル選択部により選択された焼き色レベルの報知形態と、前記調理経過時間計時部が計時した時間に対応する、前記調理時間記憶部に記憶されている焼き色レベルの報知形態とが異なることを特徴とする。
請求項5に記載のトースターは、請求項2〜4のいずれかに記載のトースターであり、前記調理時間記憶部に記憶されている複数の焼き色レベルと、当該複数の焼き色レベル夫々に対応する調理時間とは非線形の関係にあることを特徴とする。
本発明により、調理の進捗が調理中のパンの焼き色レベルと連動して表示されるようになり、調理中のパンの焼き色を見ることができない構造であっても、調理中にパンがどの程度の焼き色まで焼けているのかを知ることができるようになる。
本発明のトースターは、調理中のパンの焼き色を見ることができない構造であっても、調理中にパンがどの程度の焼き色まで焼けているのかを知ることができる。
第1の発明は、パンを収納して加熱するための加熱部と、報知部と、を有し、前記加熱部によるパンの加熱中に、前記報知部が現在の焼き色レベルを報知することを特徴とする。このため、調理中のパンの焼き色を見ることができない構造であっても、ユーザは、調理中にパンがどの程度の焼き色まで焼けているのかを知ることができる。
第2の発明は、パンを収納して加熱するための加熱部と、報知部と、調理時間に対応する焼き色レベルを複数記憶する調理時間記憶部と、調理開始からの経過時間を計時する調理経過時間計時部と、を備え、前記調理経過時間計時部が計時した時間が、前記調理時間記憶部に記憶されている各焼き色レベルの調理時間に達すると、前記報知部は、達した調理時間に対応する焼き色レベルを報知することを特徴とする。このため、調理の進捗が調理中のパンの焼き色レベルとして表示されるようになり、調理中のパンの焼き色を見ることができない構造であっても、調理中にパンがどの程度の焼き色まで焼けているのかを知ることができる。
第3の発明は、パンを収納して加熱するための加熱部と、パンの焼き色レベルを選択するための焼き色レベル選択部と、報知部と、調理時間に対応する焼き色レベルを複数記憶する調理時間記憶部と、調理開始からの経過時間を計時する調理経過時間計時部と、を備え、前記加熱部によるパンの加熱開始後に、前記報知部が、前記焼き色レベル選択部により選択された焼き色レベルを報知すると共に、前記調理経過時間計時部が計時した時間に対応する、前記調理時間記憶部に記憶されている焼き色レベルを報知するように制御することを特徴とする。このため、ユーザが選択した焼き色レベルと調理の進捗状況をより把握しやすくすることができる。
第4の発明は、請求項3に記載のトースターであり、前記焼き色レベル選択部により選択された焼き色レベルの報知形態と、前記調理経過時間計時部が計時した時間に対応する、前記調理時間記憶部に記憶されている焼き色レベルの報知形態とが異なることを特徴とする。このため、例えば同一の報知装置を用いた場合でも、ユーザが設定した焼き色レベルと、現在の焼き色レベルとをユーザが容易に判別できる。
第5の発明は、請求項2〜4のいずれかに記載のトースターであり、前記調理時間記憶部に記憶されている複数の焼き色レベルと、当該複数の焼き色レベル夫々に対応する調理時間とは非線形の関係にあることを特徴とする。このため、確実に焼き色レベルと調理時間とを対応付けることが可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施例1)
図1は、本発明を適用してなる第1実施例装置であるトースターのブロック図である。また、図2は、本発明の第1の実施の形態におけるトースターの斜視図である。
図1は、本発明を適用してなる第1実施例装置であるトースターのブロック図である。また、図2は、本発明の第1の実施の形態におけるトースターの斜視図である。
図1において、加熱部1は、本体に収納したパンを加熱するためのものである。電源供給部12は、電源11と加熱部1および電源回路部13とを接続および遮断するためのものである。
この電源供給部12は、図2におけるパン昇降レバー12aとスイッチとソレノイド(共に図示せず)により構成され、パン昇降レバー12aはバネ(図示せず)により常時上昇方向に引っ張られるように構成されている。ユーザがパン昇降レバー12aを降ろすと、電源11と加熱部1および電源回路部13とを接続する電源供給部12内のスイッチがオンし、加熱部1と電源回路部13に電源が供給される。電源回路部13には、例えばCPU(Central Processing Unit)といった半導体素子からなる制御部2が接続されており、電源供給部12のオンに伴って、電源回路部13を介して制御部2にも電源が供給される。
制御部2に電源が供給されると、制御部2は電源供給部12を構成するソレノイドを駆動させて、パン昇降レバー12aが下降した状態で固定し、電源11と加熱部1および電源回路部13とを接続するスイッチの押下状態を維持した状態で加熱部1を加熱させ、調理を行う。
焼き色レベル選択部5は、パンの焼き色レベルを選択するためのスイッチであり、使用者は焼き色レベル表示部6を見ながら焼き色レベルを選択する。尚、この焼き色レベル選択部5は、スイッチではなく複数のキーから構成しても良いし、タッチパネル等の入力装置により構成しても良い。
焼き色レベル表示部6(報知部)は、焼き色レベル選択部5で選択された焼き色レベルを使用者に報知するためのもので、焼き色レベル選択部5で選択可能な各焼き色レベルに対応した複数のLED(Light Emitting Diode)によって構成される。
調理時間記憶部3は、制御部2に内蔵されたメモリであり、焼き色レベル選択部5で選択可能な各焼き色レベルに対応した調理時間を予め記憶している。より具体的には、図5(a)に示すように、1〜7の7段階の焼き色レベル夫々に調理時間が対応付けられて記憶されている。
例えば、ユーザが設定した焼き色レベルが焼き色レベル1の場合には、調理時間から110秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル2の場合には、調理時間から130秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル3の場合には、調理時間から140秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル4の場合には、調理時間から155秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル5の場合には、調理時間から170秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル6の場合には、調理時間から190秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル7の場合には、調理時間から210秒経過すると調理が終了する、このような情報が記憶されている。尚、各焼き色レベル間の調理時間間隔は一定ではなく、例えば、焼き色レベル1からレベル2までの間は調理時間間隔が20秒であるが、焼き色レベル2からレベル3までの間は調理時間間隔が10秒であり、焼き色レベル3からレベル4までの間は調理時間間隔が15秒となっている。このため、焼き色レベルと調理時間との関係は、線形、所謂リニアな関係とはなっていない。
又、図5(a)に示す情報はLEDの点灯、点滅制御にも用いられ、調理開始後110秒〜130秒の間は焼き色レベル1、130〜140秒の間は焼き色レベル2、140秒〜155秒の間は焼き色レベル3、155〜170秒の間は焼き色レベル4、170〜190秒の間は焼き色レベル5、190〜210秒の間は焼き色レベル6、夫々のレベルに対応するLEDが点滅する。
尚、この調理時間記憶部3は、これらの情報の他に、制御部2が処理する或いは処理した各種データを記憶することも可能であるし、制御部2を動作させる為の制御プログラムを記憶することも可能である。又、この調理時間記憶部3を、制御部2外部の例えばフラッシュメモリ等の記憶素子で構成するようにしても良い。
調理経過時間計時部4は、調理開始からの経過時間を計時するためのもので、制御部2に内蔵されたタイマを利用して調理経過時間の計時を行う。調理経過時間計時部4が計時した調理経過時間が、選択されている焼き色レベルに対応した調理時間に到達すると、制御部2は電源供給部12を構成するソレノイドの駆動を停止させて、パン昇降レバー12aの固定を解除し、電源11と加熱部1および電源回路部13とを接続するスイッチの押下状態を解除することにより調理を終了するように構成している。
以上のように構成されたトースターについて、以下その動作、作用を説明する。
図3は、第1実施例におけるトースターの調理中の動作を示すフローチャートである。また、図4は、第1実施例におけるトースターの表示操作部を示す図である。更に、図5(a)は第1実施例における焼き色レベルと調理時間との関係を示す図である。
第1実施例装置では、パンを焼き上げる際にユーザが焼き色レベルを設定すると、図4(a)に示すようにまず設定された焼き色レベル(例えばレベル5)のLEDが点灯し、調理時間が経過するたびに、淡い色の焼き色(例えばレベル1)から濃い色の焼き色(例えばレベル4)まで点滅するLEDが変化する。ユーザはどのLEDが点滅しているかを見ることにより、現在のパンの焼き色を知ることが可能である。
具体的に、図3のフロー図を用いて第1実施例装置の動作を以下に説明する。図3のステップS01において、まずユーザは焼き色レベルを設定する。ステップS01では、制御部2は、焼き色レベル選択部5によって選択された焼き色レベルに対応した焼き色レベル表示部6のLEDを点灯させてステップS02に進む。尚、ステップS01で焼き色レベル5が選択されていた場合の焼き色レベル表示部6の表示は、図4の(a)に示すように、レベル5に対応するLEDが点灯する。
尚、図5(a)に示すように、焼き色レベルはレベル1〜レベル7までの7段階で設定可能であり、レベル1に近い程淡い焼き色となり、レベル7に近い程濃い焼き色となる。又、本実施例ではユーザがレベル5の焼き色レベルを設定する例を挙げたが、レベル4を設定すればレベル4に対応するLEDが点灯するように、他のレベルを設定するとその設定されたLEDが点灯する。
続いて、ユーザがパンを図2に示す加熱部1にセットし、パン昇降レバー12aを下方に下げることによりパンの調理が開始される。
ステップS02では、制御部2は、調理経過時間計時部4が計時している調理開始からの経過時間(調理経過時間)を読み出してステップS03に進む。
ステップS03では、制御部2は、焼き色レベル選択部5によって選択された焼き色レベルに対応した調理時間を調理時間記憶部3から読み出し、ステップS02で読み出した調理経過時間が現在選択されている焼き色レベルの調理時間に到達しているかを確認し、到達している場合は電源供給部12を構成するソレノイドの駆動を停止させて、パン昇降レバー12aの固定を解除し、電源11と加熱部1および電源回路部13とを接続するスイッチの押下状態を解除することにより調理を終了する。一方、調理経過時間が設定されている焼き色レベルの調理時間に到達していない場合はステップS04に進む。即ち、ステップS03では、制御部2は、調理時間記憶部3に記憶されている図5(a)のデータを読み出して、ユーザが設定した焼き色レベルに対応する調理時間が経過したと判定すると、調理動作を停止させる。
ステップS04では、制御部2は、ステップS01で設定された焼き色レベル(例えば、レベル5)を変数Xに設定する。即ち、制御部2内のメモリ領域(例えば調理時間記憶部3)に変数X=5となるように設定する。
ステップS05では、制御部2は、調理経過時間計時部4が計時している調理開始からの経過時間(調理経過時間)と、現在の変数Xに対応する調理時間とを比較し、現在の調理時間が現在の変数Xに対応する調理時間に達したと判定すると、ステップS08に処理を進め、そうでなければ、S06ステップへ処理を進める。
ステップS06では、制御部2は、現在の変数Xが焼き色の最小レベル、即ちレベル1であると判定するとステップS02へ処理を戻し、そうでなければ、ステップS07へ処理を進め変数Xを1デクリメントした後に、ステップS05へ処理を戻す。
ステップS08では、制御部2は、現在の変数Xに対応するレベルのLEDを点滅させ、ステップS02へ処理を戻す。
このように、ステップS04〜ステップS07では、制御部2は、設定されている焼き色レベルから焼き色レベルが低い方(焼き色が薄くなる方向)へ順番に、調理経過時間が各焼き色レベルの調理時間に到達しているかを確認していき、調理経過時間が調理時間に到達している焼き色レベルがあった時点でステップS08へ進んで、調理経過時間が調理時間に到達している焼き色レベルに対応した焼き色レベル表示部6のLEDを点滅させて、ステップS02に戻り調理を継続する。なお、ステップS04〜ステップS07で、最も低い焼き色レベルまで確認しても調理経過時間が調理時間に到達していなかった場合、すなわち調理経過時間が、最も低い焼き色レベルの調理時間にも到達していない場合は、ステップS06からステップS02に戻り調理を継続する。
例えば、調理経過時間が焼き色レベル1の調理時間に到達した時点では焼き色レベル表示部6の表示は図4の(b)のように、設定されている焼き色レベル5に対応するLEDが点灯すると共に、現在の調理時間に対応する焼き色レベル1のLEDが点滅する。
さらに時間が経過し、調理経過時間が焼き色レベル2の調理時間に到達した時点では焼き色レベル表示部6の表示は図4の(c)のように、設定されている焼き色レベル5に対応するLEDが点灯すると共に、現在の調理時間に対応する焼き色レベル2のLEDが点滅する。
以上のように、第1実施例においては、制御部2は、焼き色レベル選択部5により選択された焼き色レベルを焼き色レベル表示部6に表示すると共に、調理経過時間計時部4が計時した調理経過時間が調理時間記憶部3に記憶されている各焼き色レベルの調理時間を超えると、調理時間を超えた焼き色レベルに対応した表示を焼き色レベル表示部6に行う(具体的には、現在の焼き色レベルに対応するLEDを点滅させる)ようにすることにより、調理の進捗が調理中のパンの焼き色レベルと連動して表示されるようになり、調理中のパンの焼き色を見ることができない構造であっても、調理中にパンがどの程度の焼き色まで焼けているのかを知ることができる。
(第2実施例)
次に第2実施例装置について説明する。パンを連続して焼く場合には、1回目の調理の直後はヒータが高温であるために、2回目の調理ではパンが早く焼き上がる。このため、
第2実施例装置では、トースター内部に温度検出装置(例えばサーミスタ)を配置し、この温度検出装置の検出した温度に応じて調理時間を変更している。例えば、高温であれば通常の調理時間よりも調理時間を短くしている。
次に第2実施例装置について説明する。パンを連続して焼く場合には、1回目の調理の直後はヒータが高温であるために、2回目の調理ではパンが早く焼き上がる。このため、
第2実施例装置では、トースター内部に温度検出装置(例えばサーミスタ)を配置し、この温度検出装置の検出した温度に応じて調理時間を変更している。例えば、高温であれば通常の調理時間よりも調理時間を短くしている。
より具体的に以下に説明する。尚、ブロック図とフロー図については第1実施例と略同一であるため説明を省略する。
調理時間記憶部3に、図5(b)に示すような複数(例えば4つ)のテーブルが記憶されている。例えば、調理開始時の装置内の温度が30度〜49度以下であれば、テーブルBが選択される。具体的には、テーブルBでは、ユーザが設定した焼き色レベルが焼き色レベル1の場合には、調理時間から105秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル2の場合には、調理時間から125秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル3の場合には、調理時間から135秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル4の場合には、調理時間から150秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル5の場合には、調理時間から165秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル6の場合には、調理時間から185秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル7の場合には、調理時間から205秒経過すると調理が終了する情報を示している。
同様に、テーブルCは、開始温度が50度〜79度以下の場合の調理時間が、テーブルDは、開始温度が80度以上の場合の調理時間が記憶されている。図5(b)の4つのテーブルを見ても明らかなように、調理開始時の温度が高くなれば高くなるほど、調理時間が短くなっている。
次に第2実施例の動作についてより詳細に説明する。調理開始時、即ち、パン昇降レバー12aが下方に下げられると制御部2への通電が開始され、制御部2は温度検出装置から現在の温度の情報を入力し、この入力した温度から、調理時間記憶部3に記憶されている4つのテーブルから該当するテーブルを選択する。例えば、温度検出装置が検出した温度が30度未満であれば、テーブルAが選択され、温度検出装置が検出した温度が30〜49度未満であれば、テーブルBが選択される。
以降の動作は第1実施例の図3の動作と同様である。但し、制御部2が参照する調理時間記憶部3に記憶されているデータは、第1実施例では、図5(a)に示す1つのテーブルであったのに対し、第2実施例では、図5(b)に示す4つのテーブルの内、1つのテーブルを選択する。尚、LEDの点滅動作も調理開始時に選択されたテーブルを参照して行われる。
このように、第2実施例装置では、連続してパンを調理する場合でもユーザが所望する焼き色でパンを焼き上げることが可能である。
(第3実施例)
次に第3実施例装置について説明する。パンを連続して焼く場合には、1回目の調理の直後はヒータが高温であるために、2回目の調理ではパンが早く焼き上がる。このため、
第3実施例装置では、調理が終了してから次の調理開始までの時間を計時し、この計時した時間に応じて調理時間を変更している。例えば、調理が終了してから直ちに再度調理を開始するのであれば通常の調理時間よりも調理時間を短くしている。
次に第3実施例装置について説明する。パンを連続して焼く場合には、1回目の調理の直後はヒータが高温であるために、2回目の調理ではパンが早く焼き上がる。このため、
第3実施例装置では、調理が終了してから次の調理開始までの時間を計時し、この計時した時間に応じて調理時間を変更している。例えば、調理が終了してから直ちに再度調理を開始するのであれば通常の調理時間よりも調理時間を短くしている。
より具体的に以下に説明する。図6は第3実施例装置のブロック図である。図1の第1実施例装置のブロック図と異なる部分のみ以下に説明する。第3実施例装置では、調理終了から調理開始までの計時を行う必要があるために、調理終了後にも制御部2には電源が供給されている。図6において、電源回路部13は電源11からの電力を制御部2に供給するための回路であり、電源供給検知部14は、電源供給部12がオン状態であるか否か、換言すれば、電源供給部12のレバー12aが下げられたか否かを検知する。尚、フロー図については以下の点を除き第1実施例と略同一であるため説明を省略する。
第3実施例では、先ほど述べたように第1実施例と異なり、調理が終了しても電源回路部13は制御部2への通電を継続させている。又、調理時間記憶部3に、図5(c)に示すような複数(例えば4つ)のテーブルが記憶されている。例えば、前回の調理終了から5〜9分経過したのであれば、テーブルBが選択される。具体的には、テーブルBでは、ユーザが設定した焼き色レベルが焼き色レベル1の場合には、調理時間から105秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル2の場合には、調理時間から125秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル3の場合には、調理時間から135秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル4の場合には、調理時間から150秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル5の場合には、調理時間から165秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル6の場合には、調理時間から185秒経過すると調理が終了し、焼き色レベル7の場合には、調理時間から205秒経過すると調理が終了する情報を示している。
同様に、テーブルCは、前回の調理終了から2〜4分経過した場合の調理時間が、テーブルDは、前回の調理終了から2分未満の場合の調理時間が記憶されている。図5(c)の4つのテーブルを見ても明らかなように、前回の調理終了から調理開始までの時間が短ければ短いほど、調理時間が短くなっている。
次に第3実施例の動作についてより詳細に説明する。まず、ユーザがプラグを挿すと制御部2に電源が供給され、続いてユーザがレバー12aを下げると、電源供給部12が加熱部1へ電源を供給すると共に、電源供給検知部14が、電源がオンされたことを検知し、この検知結果を制御部2へ送る。制御部2はこの電源供給検知部14からの検知結果に基づいて電源供給部12内のソレノイドを制御して、レバー12aを固定し、調理終了まで加熱部1への電源供給を維持する。調理が終了すると、制御部2は計時を開始し次の調理開始時、即ち、電源供給検知部14が、パン昇降レバー12aが下方に下げられたことを検知すると、制御部2は、現在の計時時間が何分であるかを判定し、この判定結果から、調理時間記憶部3に記憶されている4つのテーブルから該当するテーブルを選択する。例えば、計時した時間が10分以上であれば、テーブルAが選択され、計時した時間が5〜9分であれば、テーブルBが選択される。
以降の動作は第2実施例の図3の動作と同様である。但し、制御部2が参照する調理時間記憶部3に記憶されているデータは、第2実施例では、図5(b)に示すテーブルであったのに対し、第3実施例では、図5(c)に示す4つのテーブルの内、1つのテーブルを選択する。尚、LEDの点滅動作も調理開始時に選択されたテーブルを参照して行われる。又、調理が終了し制御部2が計時を開始してから所定時間(例えば10分)以上経過すると、制御部2が計時動作を停止しても良い。10分以上経過していると装置内部は十分に冷えている可能性が高いため、10分以上の計時動作は無駄だからである。
このように、第3実施例装置では、連続してパンを調理する場合でもユーザが所望する焼き色でパンを焼き上げることが可能である。
以上のように、本実施例装置においては、制御部2は、焼き色レベル選択部5により選択された焼き色レベルを焼き色レベル表示部6に表示すると共に、調理経過時間計時部4が計時した調理経過時間が調理時間記憶部3に記憶されている各焼き色レベルの調理時間を超えると、調理時間を超えた焼き色レベルに対応した表示を焼き色レベル表示部6に行う(具体的には、現在の焼き色レベルに対応するLEDを点滅させる)ようにすることにより、調理の進捗が調理中のパンの焼き色レベルと連動して表示されるようになり、調理中のパンの焼き色を見ることができない構造であっても、調理中にパンがどの程度の焼き色まで焼けているのかを知ることができる。
また、焼き色レベル選択部5により選択された焼き色レベルを点灯表示、現在の焼き色レベルを点滅表示とすることにより、焼き色レベル表示部6に表示される2種類の表示の区別が容易となるので、調理の進捗状況をより把握しやすくすることができる。更に、共通のLEDを用いてユーザが設定した焼き色レベルと現在のパンの焼き色レベルとをユーザに報知することが可能であるため、部品を共通化でき製品のコストダウンを実現することが可能である。
なお、本実施の形態においては、調理経過時間が調理時間に到達している焼き色レベルの内、最も高い焼き色レベルに対応したLEDのみを点滅表示させる構成で説明したが、例えば、調理経過時間が調理時間に到達している全ての焼き色レベルに対応した点滅させても良いし、調理経過時間が調理時間に到達している各焼き色レベルに対応したLEDを順番にひとつずつ点灯させていくなど、どの焼き色レベルまで調理が進捗しているかがわかるような表示方法であれば、設計変更可能である。
又、本実施例装置では、ユーザに現在の焼き色レベルを報知するためにLEDを用いたが、LCD(Liquid Crystal Display)表示装置等を用いて、設定した焼き色レベルと現在の焼き色レベルとを報知する構成としても良い。
以上のように、本発明にかかるトースターは、調理中のパンの焼き色を見ることができない構造であっても、調理中にパンがどの程度の焼き色まで焼けているのかを知ることが可能となるので、焼き色や硬さなどを複数のレベルから選択可能な他の調理器にも適用できる。
1 加熱部
2 制御部
3 調理時間記憶部
4 調理経過時間計時部
5 焼き色レベル選択部
6 焼き色レベル表示部
2 制御部
3 調理時間記憶部
4 調理経過時間計時部
5 焼き色レベル選択部
6 焼き色レベル表示部
Claims (5)
- パンを収納して加熱するための加熱部と、報知部と、を有し、前記加熱部によるパンの加熱中に、前記報知部が現在の焼き色レベルを報知することを特徴とするトースター。
- パンを収納して加熱するための加熱部と、
報知部と、
調理時間に対応する焼き色レベルを複数記憶する調理時間記憶部と、調理開始からの経過時間を計時する調理経過時間計時部と、を備え、
前記調理経過時間計時部が計時した時間が、前記調理時間記憶部に記憶されている各焼き色レベルの調理時間に達すると、前記報知部は、達した調理時間に対応する焼き色レベルを報知することを特徴とするトースター。 - パンを収納して加熱するための加熱部と、
パンの焼き色レベルを選択するための焼き色レベル選択部と、報知部と、
調理時間に対応する焼き色レベルを複数記憶する調理時間記憶部と、調理開始からの経過時間を計時する調理経過時間計時部と、を備え、
前記加熱部によるパンの加熱開始後に、前記報知部が、前記焼き色レベル選択部により選択された焼き色レベルを報知すると共に、前記調理経過時間計時部が計時した時間に対応する、前記調理時間記憶部に記憶されている焼き色レベルを報知するように制御することを特徴とするトースター。 - 請求項3に記載のトースターであり、
前記焼き色レベル選択部により選択された焼き色レベルの報知形態と、前記調理経過時間計時部が計時した時間に対応する、前記調理時間記憶部に記憶されている焼き色レベルの報知形態とが異なることを特徴とするトースター。 - 請求項2〜4のいずれかに記載のトースターであり、前記調理時間記憶部に記憶されている複数の焼き色レベルと、当該複数の焼き色レベル夫々に対応する調理時間とは非線形の関係にあることを特徴とするトースター。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012129554A JP2013252277A (ja) | 2012-06-07 | 2012-06-07 | トースター |
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