JP2013251412A - 半導体パッケージ用の蓋、及び半導体パッケージ - Google Patents

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Abstract

【課題】搭載部品への物理的なアクセスを可能にしつつ、基板の反りを矯正可能な半導体パッケージ用の蓋、及び半導体パッケージを提供することを課題とする。
【解決手段】半導体チップ及び他の部品が搭載された基板を覆う半導体パッケージ用の蓋であって、前記基板に接着される板材と、前記板材の前記基板が接着される面に形成され、前記半導体チップを収容する凹部と、前記板材の両面に開口させて前記凹部と異なる位置に形成され、前記他の部品を収容する貫通孔部と、を備える。
【選択図】図6

Description

本願は、半導体パッケージ用の蓋、及び半導体パッケージに関する。
近年、半導体パッケージに搭載する部品点数が増加する傾向にある(例えば、特許文献1を参照)。例えば、CPU(Central Processing Unit)やメモリといった各部品を半
導体パッケージに搭載すれば、電子機器の小型化やパフォーマンスの向上を実現できる。
特開2007−95860号公報
多数の部品を搭載した半導体パッケージが故障した場合、故障原因となっている部品を交換することが望まれる。しかし、部品が半導体パッケージに封入されている場合、部品の交換作業を行うことは難しい。
また、半導体パッケージに搭載する部品点数の増大により、基板の面積が広がると、次のような問題が生じ得る。半導体パッケージは、例えば、下面に形成された多数の半田ボールを介して、半導体パッケージ以外の電子部品を搭載した電子基板と電気的に接続される。この場合、半導体パッケージの下面に形成された半田ボールに接触不良が発生すると、電子機器の動作に不具合が生じる虞がある。半田ボールの接触不良の発生原因の一つに、例えば、各半田ボールの先端の高さの不均一が挙げられる。半田ボールの先端の高さが不均一となる原因には、例えば、半田ボールを形成する際の加工精度の他、半導体パッケージの基板の反りが挙げられる。半導体パッケージの基板の反りに起因する半田ボールの先端の高さのばらつきは、半導体パッケージの基板の面積が大きくなるに従い、顕著になる。
そこで、本願は、フリップチップ実装タイプ半導体パッケージに於ける搭載部品への物理的なアクセスを可能にしつつ、基板の反りを矯正可能な半導体パッケージ用の蓋、及び半導体パッケージを提供することを課題とする。
本願は、次のような半導体パッケージ用の蓋を開示する。
半導体チップ及び他の部品が搭載された基板を覆う半導体パッケージ用の蓋であって、
前記基板に接着される板材と、
前記板材の前記基板が接着される面に形成され、前記半導体チップを収容する凹部と、
前記板材の両面に開口させて前記凹部と異なる位置に形成され、前記他の部品を収容する貫通孔部と、を備える、
半導体パッケージ用の蓋。
また、本願は、次のような半導体パッケージを開示する。
半導体チップ及び他の部品が搭載される基板と、
前記基板に接着される板材と、
前記板材の前記基板が接着される面に形成され、前記半導体チップを収容する凹部と、
前記板材の両面に開口させて前記凹部と異なる位置に形成され、前記他の部品を収容す
る貫通孔部と、を備える、
半導体パッケージ。
上記半導体パッケージ用の蓋、及び半導体パッケージであれば、搭載部品への物理的なアクセスを可能にしつつ、基板の反りを矯正可能となる。
実施形態に係る半導体パッケージ用の蓋を示した図の一例である。 図1において符号B−Bで示す線で板材を切断した場合の断面図の一例である。 図1において符号A−Aで示す線で板材を切断した場合の断面図の一例である。 蓋に備わっている凹部や貫通孔部と、蓋に覆われる基板に搭載されている半導体チップ及び他の部品との位置関係の一例を示した図である。 蓋を基板に接着した半導体パッケージの上面図の一例である。 図5において符号C−Cで示す線で半導体パッケージを切断した場合の断面図の一例である。 図5において符号D−Dで示す線で半導体パッケージを切断した場合の断面図の一例である。 連通部の変形例を示した図の一例である。 従来技術に係る半導体パッケージ用の蓋を斜め下側から見た斜視図の一例である。 従来技術に係る半導体パッケージ用の蓋を基板に接着した半導体パッケージの内部構造図の一例である。 従来技術に係る半導体パッケージ用の蓋を基板から取り外した状態を示した図の一例である。 基板に搭載されている他の部品を取り外した状態を示した図の一例である。 蓋と熱伝導材料とを取り除いた従来技術に係る半導体パッケージを示した図の一例である。 実施形態に係る半導体パッケージを上側から見た場合の、蓋と基板との接着部分を示した図の一例である。 従来技術に係る半導体パッケージを上側から見た場合の、蓋と基板との接着部分を示した図の一例である。 放熱フィンを取り付けた半導体パッケージの内部構造の一例を示した図の一例である。 変形例に係る放熱フィンを取り付けた半導体パッケージの内部構造図の一例である。 放熱フィンを取り付けた従来技術に係る半導体パッケージの内部構造図の一例である。 変形例に係る放熱フィンを取り付けた半導体パッケージの一例を示した上面図の一例である。 図18において符号E−Eで示す線で本変形例に係る半導体パッケージを切断した場合の断面図の一例である。 放熱フィンを取り付けた従来技術に係る半導体パッケージの内部構造を示した図の一例である。 第一変形例に係る半導体パッケージの上面図の一例である。 図21において符号F−Fで示す線で半導体パッケージを切断した場合の断面図の一例である。 図21において符号G−Gで示す線で半導体パッケージを切断した場合の断面図の一例である。 第二変形例に係る半導体パッケージの上面図の一例である。 図24において符号H−Hで示す線で本変形例に係る半導体パッケージを切断した場合の断面図の一例である。 図24において符号I−Iで示す線で本変形例に係る半導体パッケージを切断した場合の断面図の一例である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様を例示したものであり、本願発明の技術的範囲を以下の態様に限定するものではない。
<実施形態>
図1は、本実施形態に係る半導体パッケージ用の蓋を示した図の一例である。本実施形態に係る半導体パッケージ用の蓋1は、半導体チップ及び他の部品が搭載された基板を覆う半導体パッケージ用の蓋であり、板材2を備える。板材2は、半導体チップ及び他の部品が搭載された基板を覆うように、基板に接着される部材である。よって、板材2は、半導体チップや他の部品の放熱を妨げない材質で形成されていることが好ましい。また、後述するように、半導体パッケージ用の蓋1は、基板の反りを矯正する機能を担うため、温度上昇により容易に軟化しない材質で形成されていることが好ましい。さらに、放熱体としての機能を有し、熱伝達性に優れ、且つ、温度上昇により容易に軟化しない材質としては、例えば、熱伝導率の高い銅やその他の各種金属類を挙げることができる。
図2は、図1において符号A−Aで示す線で板材2を切断した場合の断面図の一例である。また、図3は、図1において符号B−Bで示す線で板材2を切断した場合の断面図の一例である。図1〜図3に示すように、板材2には、基板が接着される面(以下、接着面という)3に形成される凹部4、板材2の接着面3とその裏側の面との間を貫通する貫通孔部5、及び、凹部4と貫通孔部5とを連通する連通部6が形成されている。
図4は、蓋1に備わっている凹部4や貫通孔部5と、蓋1に覆われる基板11に搭載されている半導体チップ12及び他の部品13との位置関係の一例を示した図である。図4に示すように、凹部4は、基板11に搭載されている半導体チップ12に対応する部位に形成されている。また、貫通孔部5は、基板11に搭載されている他の部品13に対応する部位に形成されている。
図5は、蓋1を基板11に接着した半導体パッケージ10の上面図の一例である。蓋1には貫通孔部5が備わっているため、図5に示すように、基板11が蓋1の板材2に覆われた状態であっても、貫通孔部5を通じて蓋1の上側から他の部品13へ物理的にアクセス可能である。よって、例えば、貫通孔部5に収容されている他の部品13のうち何れかの部品が故障もしくは部品と基板間の接合に接触不良が発生した場合、蓋1を外すことなく当該部品を交換可能である。
なお、図2から図4では、貫通孔部5の内壁が基板11から垂直に立ち上がるように図示されている。しかし、貫通孔部5は、このような形状に限定されるものではない。貫通孔部5は、例えば、接着面3側の開口部の大きさが、接着面3と反対側の開口部の大きさより狭くなっていてもよい。貫通孔部5の接着面3側の開口部の大きさが、接着面3と反対側の開口部の大きさよりも狭ければ、基板11に接触する接着面3の面積が大きくなるので、接着力を高めることが可能である。
図6は、図5において符号C−Cで示す線で半導体パッケージ10を切断した場合の断
面図の一例である。蓋1を基板11に接着した状態において、半導体チップ12は、図6に示すように、熱伝導材料(TIM:Thermal Interface Material)14を介して蓋1に接着されている。よって、半導体チップ12で発生した熱は、熱伝導材料14を経由して蓋1へ伝達される。
図7Aは、図5において符号D−Dで示す線で半導体パッケージ10を切断した場合の断面図の一例である。熱を伝達する材料には、様々なものが考案されているが、例えば、揮発性の溶剤に熱伝導率の高い粉末材料等を配合したものを熱伝導材料14として用いる場合、熱伝導材料14が硬化する過程で蒸発する成分が凹部4内で閉じ込められる虞がある。密閉された空間で溶剤成分等が蒸発すると、空間内の圧力が上がる。仮に、凹部4内の圧力が外部より高い場合、残圧が半導体パッケージ10の信頼性に悪影響を及ぼす虞がある。しかし、本実施形態に係る半導体パッケージ用の蓋1には、連通部6が設けられているため、凹部4内で揮発した成分は、連通部6および貫通孔部5を介して外部へ放出される。よって、凹部4内の圧力が外部より高い状態で保たれることが無い。
なお、連通部6は、板材2の接着面3に形成した凹状の溝に限定されるものではない。すなわち、連通部6は、板材2が基板11に接着された状態において、凹部4と貫通孔部5とを連通可能なものであれば如何なるものであってもよい。
また、連通部6は、蓋1から省略することも可能である。例えば、熱伝導材料14が各種の成分を蒸発させないものである場合、凹部4が密閉された空間となっていても残圧の問題が生じないため、連通部6を省略可能である。
図7Bは、連通部6の変形例を示した図の一例である。凹部4に残留する残圧の防止という目的に鑑みれば、連通部6は、例えば、図7Bに示すように、凹部4内の圧力を外部と同じにするために必要な大きさに制限してもよい。連通部6の大きさが、凹部4内の圧力を外部と同じにするために必要な大きさに制限されていれば、凹部4内に異物等が侵入する可能性を低下させることが可能である。
図8は、従来技術に係る半導体パッケージ用の蓋101を斜め下側から見た斜視図の一例である。従来技術に係る半導体パッケージ用の蓋101は、図8に示すように、基板を覆うように基板に接着される板状の板材102を備える。板材102には、接着面103に凹部104が形成されている。従来技術に係る半導体パッケージ用の蓋101に備わっている凹部104は、本実施形態に係る凹部4と異なり、基板に搭載されている全ての部品を包括的に収容する。このような蓋101を用いると、例えば、次のような問題がある。
図9は、従来技術に係る半導体パッケージ用の蓋101を基板111に接着した半導体パッケージ110の内部構造図の一例である。蓋101に備わっている凹部104は、基板111に搭載されている半導体チップ112や他の部品113を包括的に収容する。また、蓋101には、蓋1に備わっていた貫通孔部5に相当する開口部類が存在しない。よって、基板111が蓋101に覆われた状態においては、蓋101の上側から他の部品113への物理的なアクセスが不可能である。従って、例えば、凹部104に収容されている何れかの部品が故障もしくは部品と基板間の接合に接触不良が発生した場合、当該部品を交換するには、蓋101を取り外す必要がある。
図10は、従来技術に係る半導体パッケージ用の蓋101を基板111から取り外した状態を示した図の一例である。また、図11は、基板111に搭載されている他の部品113を取り外した状態を示した図の一例である。蓋101を、例えば、図10に示すように、基板111から取り外すことにより、蓋101に覆われていた半導体チップ112や
他の部品113が外部に露出し、物理的なアクセスが可能な状態となる。これにより、例えば、図11に示すように、基板111に搭載されていた他の部品113を取り外し、正常な部品への交換等を行うことが可能となる。
図12は、蓋101と熱伝導材料114とを取り除いた従来技術に係る半導体パッケージ110を示した図の一例である。例えば、基板111に搭載されている部品の交換を行った後、蓋101を再び基板111に取り付ける場合、半導体チップ112を熱伝導性材料で蓋101に接着する必要がある。よって、半導体チップ112上に残っていた熱伝導材料114の除去作業が必要となる。
このように、従来技術に係る半導体パッケージ用の蓋101を用いると、例えば、基板111に搭載されている部品の交換を行う場合に、蓋101の取り外しや熱伝導材料114の除去等を行う必要がある。すなわち、従来技術に係る蓋101を用いた半導体パッケージ110については、部品交換に多大な手間を要するため、基板111に搭載されている部品が故障もしくは部品と基板間の接合に接触不良が発生した場合、当該半導体パッケージ110については廃棄せざるを得ないのが実情である。一方、本実施形態に係る半導体パッケージ10であれば、基板11に搭載されている部品のうちの他の部品13については外部から物理的にアクセス可能な貫通孔部5に配置されているため、蓋1を取り外すことなく部品交換を行うことが可能である。
また、本実施形態に係る半導体パッケージ10であれば、他の部品13については蓋1と基板11とを接着した後に基板11に取り付けることも可能である。よって、半導体パッケージ10の製造工程の終盤で他の部品13を基板11に取り付けることにより、他の部品13に加わる熱的な影響を低減することも可能である。
図13は、本実施形態に係る半導体パッケージ10を上側から見た場合の、蓋1と基板11との接着部分を示した図の一例である。本実施形態に係る半導体パッケージ用の蓋1は、板状の板材2の接着面3の中央部に凹部4を形成し、凹部4の周囲に貫通孔部5を形成したものである。よって、板材2の接着面3のうち、凹部4や貫通孔部5、連通部6が形成されていない部分は、基板11に当接し、接着されることになる。例えば、本実施形態に係る半導体パッケージ用の蓋1の場合、接着部分15は、図13に示すように、格子状に形成される。
図14は、従来技術に係る半導体パッケージ110を上側から見た場合の、蓋101と基板111との接着部分を示した図の一例である。従来技術に係る半導体パッケージ用の蓋101は、板状の板材102の接着面103に、基板111に搭載されている全ての部品を収容する凹部104を形成したものである。よって、板材102の接着面103のうち、凹部104が形成されない領域は、蓋1の縁の部分となる。このため、接着部分115は、図14に示すように、蓋101の縁の部分に形成されることになる。
図13及び図14を見比べると明らかなように、本実施形態に係る半導体パッケージ10は、従来技術に係る半導体パッケージ110に比べると、基板11と蓋1との接着部分が多い。特に、本実施形態に係る半導体パッケージ10は、従来技術に係る半導体パッケージ110においては接着されていない基板11の中央付近、換言すると、半導体チップ12の周辺が蓋1に接着される。よって、本実施形態に係る半導体パッケージ10は、従来技術に係る半導体パッケージ110に比べると、基板11の反りを矯正する効果が高い。
すなわち、本実施形態に係る半導体パッケージ10は、基板11の反りが矯正されているため、基板の中央部分が蓋に接着されていない従来技術に係る半導体パッケージ110
に比べて、基板の反りに起因する半田ボールの先端の高さのばらつきが小さい。よって、各半田ボールの先端の高さの誤差が、製品としての半導体パッケージに許容されている誤差の範囲を逸脱する可能性が低くなり、不良品の発生を減らすことが可能である。
図15は、放熱フィン20を取り付けた半導体パッケージ10の内部構造の一例を示した図の一例である。半導体パッケージ10には、例えば、図15に示すように、蓋1及び他の部品13に熱伝導材料14で接着される放熱フィン20を取り付けることも可能である。半導体パッケージ10に放熱フィン20を取り付けた場合、半導体チップ12及び他の部品13で発生する熱は、放熱フィン20によって効果的に放熱される。
半導体パッケージ10に放熱フィン20を取り付ける場合、多数のフィンが設けられた基材21の下面のうち他の部品13と対応する位置に、例えば、他の部品13の熱を基材21に伝熱する凸部22を設けることが望ましい。凸部22を設けることにより、他の部品13で発生する熱についても、放熱フィン20から放熱させることが可能となる。なお、半導体パッケージ10には、放熱フィン20に代わり、例えば、水冷式の放熱部材やその他各種の放熱部材を取り付けることも可能である。
図16は、変形例に係る放熱フィン20Aを取り付けた半導体パッケージ10の内部構造図の一例である。例えば、他の部品13が放熱フィン20による放熱を必要としない部品である場合、上記放熱フィン20に取り付けられていた凸部22は、省略することも可能である。
図17は、放熱フィン120を取り付けた従来技術に係る半導体パッケージ110の内部構造図の一例である。半導体パッケージ110には、例えば、図17に示すように、蓋101に熱伝導材料114で接着される放熱フィン120を取り付けることも可能である。半導体パッケージ110に放熱フィン120を取り付けた場合、半導体チップ112で発生する熱は、放熱フィン120によって効果的に放熱される。しかし、他の部品113については、熱伝導材料で蓋101に接着されていないため、他の部品113で発生する熱については、放熱フィン120に放熱されない。
また、仮に、他の部品113を、熱伝導材料で蓋101に接着した場合、次のような問題が生じ得る。例えば、半導体チップ112よりも発熱量の少ない他の部品113を、熱伝導材料で蓋101に接着した場合、蓋101が熱伝導材料の役割を果たし、半導体チップ112の熱が他の部品113へ伝達される可能性がある。このため、他の部品113を熱伝導材料で蓋101に接着すると、他の部品113を更に高温にする虞がある。
一方、本実施形態に係る半導体パッケージ10であれば、他の部品13の熱を放熱フィン20へ直接伝達させることが可能である。よって、従来技術に係る半導体パッケージ110に比べて、半導体チップ12から他の部品13へ熱が伝達される可能性を抑制することが可能である。なお、図15で示したように、蓋1及び他の部品13を熱伝導材料14で放熱フィン20に接着した場合、半導体チップ12の熱が他の部品13へ放熱フィン20を介して伝達され得る。しかし、放熱フィン20は、空気で冷却されている。よって、半導体チップ12から放熱フィン20を介して他の部品13へ伝達される熱の量は、半導体チップ112から蓋101を介して他の部品113へ伝達される熱の量に比べて少ないと考えられる。従って、熱に対する耐性が異なる部品同士を半導体パッケージ10に搭載した場合であっても、耐熱性の低い部品に与える熱的な影響を緩和することが可能である。
図18は、変形例に係る放熱フィン20A1,20A2を取り付けた半導体パッケージ10の一例を示した上面図の一例である。半導体チップ12から放熱フィンを介して他の
部品13へ伝達される半導体チップ12の熱量を抑制したい場合、放熱フィンを、例えば、以下のようにすることも可能である。すなわち、例えば、図18に示すように、他の部品13を冷却する放熱フィン20A1を、半導体チップ12の熱を除去する放熱フィン20A2と別体にしてもよい。
図19は、図18において符号E−Eで示す線で本変形例に係る半導体パッケージ10を切断した場合の断面図の一例である。他の部品13を冷却する放熱フィン20A1を、半導体チップ12の熱を除去する放熱フィン20A1と別体とする場合、放熱フィン20A1と放熱フィン20A1との間には、放熱フィン20A1を形成する部材よりも熱伝導率の低い空隙が介在することになる。よって、半導体チップ12から放熱フィン20A1,20A2を介して他の部品13へ伝達される熱の量は、半導体パッケージ10に放熱フィン20を取り付けた場合よりも減少させることが可能である。
図20は、放熱フィンを取り付けた従来技術に係る半導体パッケージの内部構造を示した図の一例である。例えば、半導体チップ112Aを覆い、他の部品113Aについては覆わない蓋101Aを取り付けた半導体パッケージ110Aの場合、図20に示すように、蓋101Aと他の部品113Aを熱伝導材料114で蓋101Aに接着することも可能である。この場合、半導体パッケージ110に存在する放熱の問題は解消可能である。しかし、半導体パッケージ110Aの蓋101Aは、基板111Aの中央部分に接着されているため、基板111Aの反りを矯正することは構造的に不可能となる。
図21は、第一変形例に係る半導体パッケージ10Aの上面図の一例である。上記実施形態に係る半導体パッケージ10は、例えば、基板に2つの半導体チップ12A1,12A2を搭載可能なように変形してもよい。例えば、図21に示す半導体パッケージ10Aの蓋1Aには、他の部品13Aを収容する貫通孔部5Aが設けられている。よって、半導体パッケージ10Aは、蓋1Aを外すことなく、他の部品13Aへ物理的にアクセス可能である。
図22は、図21において符号F−Fで示す線で半導体パッケージ10Aを切断した場合の断面図の一例である。基板11Aに2つの半導体チップ12A1,12A2を搭載する場合、半導体パッケージ10Aに用いる蓋1Aには、例えば、半導体チップ12A1,12A2をそれぞれ収容可能な大きさを有する2つの凹部4A1,4A2を形成するようにしてもよい。
図23は、図21において符号G−Gで示す線で半導体パッケージ10Aを切断した場合の断面図の一例である。凹部4A1と凹部4A2との間には、凹部4A1と凹部4A2とを仕切るように、基板11Aに当接する部材が残されており、基板11Aに接着されている。よって、本変形例に係る半導体パッケージ10Aは、従来技術に係る半導体パッケージ110に比べると、基板11の反りを矯正する効果が高い。
図24は、第二変形例に係る半導体パッケージ10Bの上面図の一例である。例えば、図24に示すように、半導体チップ12Bの周囲に配置される他の部品13Bの数が比較的少ない場合、貫通孔部5Bは、他の部品13Bの収容に必要な大きさに制限してもよい。貫通孔部5Bを他の部品13Bの収容に必要な大きさに制限すると、蓋1Bと基板との接着部分の面積が増加し、また、蓋1Bの剛性も向上するため、基板の反りを矯正する効果を高めることが可能である。
図25は、図24において符号H−Hで示す線で本変形例に係る半導体パッケージ10Bを切断した場合の断面図の一例である。蓋1Bには、凹部4Bと貫通孔部5Bとを連通する連通部6Bが形成されている。よって、例えば、揮発性の溶剤に熱伝導性の粉末材料
等を配合したものを熱伝導材料14Bとして用いた場合であっても、凹部4B内で揮発した成分は、連通部6Bおよび貫通孔部5Bを介して外部へ放出される。よって、凹部4B内の圧力が外部より高い状態で保たれることが無い。
図26は、図24において符号I−Iで示す線で本変形例に係る半導体パッケージ10Bを切断した場合の断面図の一例である。凹部4Bと連通部6Bとの間には、凹部4Bと連通部6Bとを仕切るように、基板11Bに当接する部材が残されており、基板11Bに接着されている。よって、本変形例に係る半導体パッケージ10Bは、従来技術に係る半導体パッケージ110に比べると、基板11Bの反りを矯正する効果が高い。
1,1A,1B,101,101A・・蓋:2,102・・板材:3,103・・接着面:4,4A1,4A2,4B,104・・凹部:5,5A,5B・・貫通孔部:6,6B・・連通部:10,10A,10B,110,110A・・半導体パッケージ:11,11A,11B,111,111A・・基板:12,12A1,12A2,12B,112,112A・・半導体チップ:13,13A,13B,113,113A・・他の部品:14,14B,114・・熱伝導材料:15,115・・接着部分:20,20A,20A1,20A2,120,120A・・放熱フィン:21・・基材:22・・凸部:

Claims (6)

  1. 半導体チップ及び他の部品が搭載された基板を覆う半導体パッケージ用の蓋であって、
    前記基板に接着される板材と、
    前記板材の前記基板が接着される面に形成され、前記半導体チップを収容する凹部と、
    前記板材の両面に開口させて前記凹部と異なる位置に形成され、前記他の部品を収容する貫通孔部と、を備える、
    半導体パッケージ用の蓋。
  2. 前記板材に形成され、前記凹部と前記貫通孔部とを連通する連通部を更に備える、
    請求項1に記載の半導体パッケージ用の蓋。
  3. 前記板材は、前記基板に接着される面のうち前記板材の縁の部分および前記凹部と前記貫通孔部との間の少なくとも一部分を含む領域が前記基板に接着される、
    請求項1または2に記載の半導体パッケージ用の蓋。
  4. 前記貫通孔部は、前記凹部の周囲に形成される、
    請求項1から3の何れか一項に記載の半導体パッケージ用の蓋。
  5. 半導体チップ及び他の部品が搭載される基板と、
    前記基板に接着される板材と、
    前記板材の前記基板が接着される面に形成され、前記半導体チップを収容する凹部と、
    前記板材の両面に開口させて前記凹部と異なる位置に形成され、前記他の部品を収容する貫通孔部と、を備える、
    半導体パッケージ。
  6. 前記板材に接着される第一の放熱部材と、
    前記貫通孔部に収容された前記他の部品に接着される第二の放熱部材と、を更に備える、
    請求項5に記載の半導体パッケージ。
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