JP2013251055A - 継手構造、接合方法、二次電池、および、二次電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】取り回し性を向上させるとともに、電気抵抗を低減させる継手構造、接合方法、二次電池、および、二次電池の製造方法を提供する。
【解決手段】複数枚の箔が積層された箔の集合体3と、箔の集合体3を固定する接続部材4と、接続部材4との間で箔の集合体3を積層方向の隙間を密着させるように配置される押さえ部材5と、を備え、箔の集合体3の上面32と、接続部材4および押さえ部材5とが、一体となるように接合部6が形成される。
【選択図】図4
【解決手段】複数枚の箔が積層された箔の集合体3と、箔の集合体3を固定する接続部材4と、接続部材4との間で箔の集合体3を積層方向の隙間を密着させるように配置される押さえ部材5と、を備え、箔の集合体3の上面32と、接続部材4および押さえ部材5とが、一体となるように接合部6が形成される。
【選択図】図4
Description
本発明は、継手構造、接合方法、二次電池、および、二次電池の製造方法に関する。
二次電池として、ニッケル水素充電池やリチウムイオン二次電池が知られている。ニッケル水素充電池やリチウムイオン二次電池の主要な構成は、表面に負極活物質層を形成した金属集電体(負極)と、表面に正極活物質層を形成した他の金属集電体(正極)とである。なお、ニッケル水素充電池においては、正極にニッケル酸化物、負極に水素吸蔵合金を用いている。また、リチウムイオン二次電池においては、正極にリチウム金属酸化物、負極に黒鉛などのカーボン材料を用いている。
表面に活物質層を形成した金属集電体(極板)の一辺には、二次電池の外部端子と電気的に接続するための集電タブが形成されている。例えば、円筒形構造の電池においては、集電タブが帯状の極板に規則的な間隔で形成されて巻かれている。また、積層型の電池においては、短冊状の極板の一辺に集電タブが形成されている。
この集電タブを所定枚数束ねて、束ねられた集電タブと二次電池の外部端子とが、直接あるいは電気配線部材を介して、電気的に接続されている。
この集電タブを所定枚数束ねて、束ねられた集電タブと二次電池の外部端子とが、直接あるいは電気配線部材を介して、電気的に接続されている。
特許文献1には、電極端子と、並んで配置された複数の電極板と、前記電極端子と前記複数の電極板とにその両端が接合され、当該電極端子と複数の電極板とを電気的に接続する積層された複数の接続板材と、を具備し、前記積層された複数の接続板材は、前記電極端子と前記複数の電極板との間において蛇行状に折畳まれてなる二次電池が開示されている。なお、接続板材と電極板の集電タブとの接合は、超音波接合等により行われることが開示されている。
また、特許文献2には、一側に複数の短冊状集電リードを設けた帯状電極を渦巻状に巻回すると共に前記複数の短冊状集電リードを金属平板リングの一面と金属円盤の他面とにより挟み重ね合わせて溶接したことを特徴とする集電構造が開示されている。なお、溶接は、レーザ光による溶接(レーザ溶接)により行われることが開示されている。
また、外部端子と集電タブを接続する方法、あるいは、外部端子と集電タブとを電気配線部材を介して接続する方法としては、ボルト締めやかしめに代表される機械的締結が挙げられる。このような機械的締結に関して、特許文献3には、複数の正極と複数の負極とがセパレータを介して交互に積層された積層電極体を有すると共に、上記正極からは金属箔から成る正極集電タブが、上記負極からは金属箔から成る負極集電タブが各々延出され、且つ、上記正極集電タブは重ねられた状態で、正極端子の一部を成す板状の内部端子と板状の正極側押さえ板とで挟持されることにより、上記正極と上記正極端子とが正極集電タブを介して電気的に接続される一方、上記負極集電タブは重ねられた状態で、負極端子の一部を成す板状の内部端子と板状の負極側押さえ板とで挟持されることにより、上記負極と上記負極端子とが負極集電タブを介して電気的に接続される構造の積層式電池であって、上記正極端子の内部端子と正極側押さえ板との対向面のうち一方の対向面には、上記正極集電タブの幅方向に延びる凸部が設けられる一方、他方の対向面には上記凸部が遊嵌状態で配置される凹部が延設され、これら凹凸部の間に正極集電タブが配置される構造、及び/又は、上記負極端子の内部端子と負極側押さえ板との対向面のうち一方の対向面には、上記負極集電タブの幅方向に延びる凸部が設けられる一方、他方の対向面には上記凸部が遊嵌状態で配置される凹部が延設され、これら凹凸部の間に負極集電タブが配置される構造を備えることを特徴とする積層式電池が開示されている。
ところで、二次電池では、極板の厚さは数μm〜数mmと薄く、極板から延出した集電タブ自体も数μm〜数mmと薄くなっている。このため、集電タブの積層枚数が数枚〜数十枚の場合には、集電タブと外部端子との接続が比較的容易であったとしても、集電タブの積層枚数が数百枚と多くなる場合には、集電タブと外部端子との接続が困難になるとともに、電池缶に組み付ける際の作業性も悪化する。
特許文献1の二次電池では、集電タブと電気配線部材との接続が複数枚毎に分割して接続されており、外部端子側で電気配線部材が集合体として束ねて接続されている。このため、作業工程が多くなり、それぞれの作業時に集電タブを損傷するおそれがある。
また、積層体(負極および正極)を有底の電池缶に挿入し、前記積層体の上方に配置された負極側及び正極側の外部端子と、前記二つの外部端子が固定された蓋体によって密閉された電池では、積層体の集電タブと外部端子との間で電気配線部材が複数回折り返されて収納されているが、この際にも集電タブや電気配線部材が破損しないよう慎重に作業を行う必要がある。
また、積層体(負極および正極)を有底の電池缶に挿入し、前記積層体の上方に配置された負極側及び正極側の外部端子と、前記二つの外部端子が固定された蓋体によって密閉された電池では、積層体の集電タブと外部端子との間で電気配線部材が複数回折り返されて収納されているが、この際にも集電タブや電気配線部材が破損しないよう慎重に作業を行う必要がある。
また、二次電池の大容量および大電流化に伴い、電気配線部材や集電タブによる発熱を低減するため、電気配線部材や集電タブの電気抵抗を低減させることが求められている。電気抵抗を低減させるためには、集電タブと外部端子とが直接接続される構成が望ましい。また、集電タブの長さは、短く構成されることが望ましい。
集電タブと外部端子との接続として、ボルト締結やかしめを採用する場合、通常、集電タブの積層方向と同一方向からボルトを差込んで外部端子と接続されるが、締付ける際に集電タブが破れたり、特許文献3のように当て板を介して接続される場合には、当て板と集電タブ及び外部端子との接触が不十分であったりといった不具合が生じる懸念がある。また、機械的な締結方法では外部端子と集電タブの間に大きな接触抵抗が生じ、接続部分の電気抵抗を小さくすることが難しく、大電流を流した時に電圧降下が大きくなり、40A程度以上の大電流を流す電池には適していない。
即ち、40A程度以上の大電流を流す電池を製作する場合には、電気抵抗を低減させるために、機械的な締結方法よりも、直接金属的に接合する接合方法が望ましい。
抵抗スポット溶接は、金属材料を両側から加圧しながら電気を流し、その抵抗熱で金属材料を溶かして接合する方法である。
しかし、溶融部であるナゲットが幅広で浅い扁平形状になるため、集電タブの枚数が多く、接合部が厚くなると、厚さ方向に対して溶込みが不足してしまい十分な接合強度が得られなくなる。
しかし、溶融部であるナゲットが幅広で浅い扁平形状になるため、集電タブの枚数が多く、接合部が厚くなると、厚さ方向に対して溶込みが不足してしまい十分な接合強度が得られなくなる。
レーザ溶接は、レーザ光のエネルギを利用して金属材料を溶かして接合する方法である。
しかし、集電タブを直接外部端子に接続する構造では、溶接時の投入エネルギが過剰であったり、接合部材の放熱性の違いなどによりスパッタが発生しやすく、飛び散ったスパッタがセパレータを溶かしたり、異物として電極群内部に残留して短絡の原因になったりする恐れがある。
しかし、集電タブを直接外部端子に接続する構造では、溶接時の投入エネルギが過剰であったり、接合部材の放熱性の違いなどによりスパッタが発生しやすく、飛び散ったスパッタがセパレータを溶かしたり、異物として電極群内部に残留して短絡の原因になったりする恐れがある。
また、特許文献2のように、集電板と当て板との間に集電タブを挟んでレーザ溶接する場合、前述のようにスパッタが発生し易く短絡などの懸念がある。特に、集電タブのように箔を複数枚積層させる場合には、タブ間で隙間が生じないようにしっかりと密着させる必要がある。また、レーザ溶接ではビーム径がφ1mm以下と小さくエネルギ密度が非常に高いことから、抵抗スポット溶接に比べて深い溶込みが得られるが、溶接幅が狭くなり、大電流を流すのに必要な接合面積を確保するのが困難である。
摩擦攪拌接合は、先端に突起のある円筒状の工具を回転させながら接合部材に押し付けることで摩擦熱が生じ、この熱で接合部材を軟化させるとともに工具の回転力で接合部周辺を塑性流動させることで接合部材を一体化させる方法である。
摩擦攪拌接合は、接合幅や接合面積がレーザ溶接等に比べて広く、かつ深い接合が得られるため大電流を流す構造に適している。しかし、回転する工具を押し付けるため、集電タブのような薄い箔を重ねて接合する場合には箔が引き千切られたり、工具の回転によってはみ出したバリが接合部表面周辺に残るおそれがある。
摩擦攪拌接合は、接合幅や接合面積がレーザ溶接等に比べて広く、かつ深い接合が得られるため大電流を流す構造に適している。しかし、回転する工具を押し付けるため、集電タブのような薄い箔を重ねて接合する場合には箔が引き千切られたり、工具の回転によってはみ出したバリが接合部表面周辺に残るおそれがある。
そこで、本発明は、取り回し性を向上させるとともに、電気抵抗を低減させる継手構造、接合方法、二次電池、および、二次電池の製造方法を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明は、複数枚の箔が積層された箔の集合体と、前記箔の集合体を固定する接続部材と、前記接続部材との間で前記箔の集合体を積層方向の隙間を密着させるように配置される押さえ部材と、を備え、前記箔の集合体の端面と、前記接続部材および押さえ部材とが、一体となるように接合されることを特徴とする継手構造である。
また、本発明は、複数枚の箔が積層された箔の集合体の積層方向の隙間を密着させるように接続部材と押さえ部材とを配置するステップと、前記箔の集合体の端面と、前記接続部材および押さえ部材とが、一体となるように接合するステップと、を備えることを特徴とする接合方法である。
また、本発明は、金属集電体が積層された積層体と、前記金属集電体から延出した集電タブと、前記集電タブを固定する外部端子と、前記外部端子との間で前記集電タブを積層方向の隙間を密着させるように配置される押さえ部材と、前記外部端子に対して、前記積層体が配置される側と異なる側に配置され、前記集電タブ、前記外部端子および前記押さえ部材を接合する接合部と、を備えることを特徴とする二次電池である。
また、本発明は、金属集電体から延出した集電タブの積層方向の隙間を密着させるように外部端子とカバーブロックとを配置するステップと、前記外部端子に対して、前記金属集電体が積層された積層体が配置される側と異なる側で、前記集電タブの端面と、前記外部端子およびカバーブロックとが、一体となるように接合するステップと、を備えることを特徴とする二次電池の製造方法である。
本発明によれば、取り回し性を向上させるとともに、電気抵抗を低減させる継手構造、接合方法、二次電池、および、二次電池の製造方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
≪第1実施形態≫
第1実施形態に係る二次電池1について図1および図2を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る二次電池1の外装の一部を切断した部分切断斜視図である。図2は、第1実施形態に係る二次電池のA−A線(図1参照)断面図である。なお、以下の説明において、第1実施形態に係る二次電池1は、図1に示すように、電極構造が積層型のリチウムイオン二次電池であるものとして説明する。
第1実施形態に係る二次電池1について図1および図2を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る二次電池1の外装の一部を切断した部分切断斜視図である。図2は、第1実施形態に係る二次電池のA−A線(図1参照)断面図である。なお、以下の説明において、第1実施形態に係る二次電池1は、図1に示すように、電極構造が積層型のリチウムイオン二次電池であるものとして説明する。
<二次電池1の構成>
二次電池1は、積層体2と、集電タブ3と、外部端子4と、カバーブロック5(後述する図2参照)と、電池缶10と、蓋板11と、注液孔栓12と、安全弁13と、を備えている。
二次電池1は、積層体2と、集電タブ3と、外部端子4と、カバーブロック5(後述する図2参照)と、電池缶10と、蓋板11と、注液孔栓12と、安全弁13と、を備えている。
積層体2は、表面に負極活物質層を形成した金属集電体(負極)と、電解質を保持するセパレータと、表面に正極活物質層を形成した他の金属集電体(正極)とを有し、複数の負極側の金属集電体と正極側の金属集電体がセパレータを介して短冊形状に交互に積層した構成となっている。
なお、負極活物質層の負極活物質としては、例えば、黒鉛などのカーボン材料を用いることができ、正極活物質層の正極活物質としては、例えば、リチウム金属酸化物(LiCoO2 、LiMn2O4 、LiNiO2 など)を用いることができる。また、負極側の金属集電体としては、例えば、銅を用いることができ、正極側の金属集電体としては、例えば、アルミニウムを用いることができる。また、積層体2の寸法や積層枚数は、必要な電池容量によって適宜決定される。
集電タブ3は、積層体2の金属集電体の端部から一部が延出した部材であり、例えば、積層体2の金属集電体と一体に形成されるようになっている。なお、各金属集電体から集電タブが延出しているが、図1および図2においては、簡便に表すため、積層枚数を簡略化して、一部の集電タブについてのみ図示している。
なお、以下の説明において、負極側の金属集電体に形成された集電タブを負極集電タブと称するものとし、正極側の金属集電体に形成された集電タブを正極集電タブと称するものとし、負極集電タブおよび正極集電タブを区別しない場合は総称して集電タブと称するものとする。
集電タブ3は、外部端子4に接合される。即ち、複数の負極集電タブは束ねられて負極側の外部端子4に接合され、複数の正極集電タブは束ねられて正極側の外部端子4に接合される。なお、集電タブの枚数は、二次電池1の電池容量によって決定される。例えば、電池容量が数十Ahから数百Ahの二次電池1では、集電タブの枚数は数十枚から数百枚に及ぶ。
外部端子4は、負極集電タブと接合される負極側の外部端子と、正極集電タブと接合される正極側の外部端子とを有し、集電タブ3を介して積層体2の金属集電体と接合されるようになっている。なお、図2に示すように、集電タブ3と外部端子4との接合においては、集電タブ3と外部端子4ともにカバーブロック5も接合され、接合部6が形成されている。即ち、集電タブ3は、外部端子4およびカバーブロック5に挟持され、この状態で接合部6が形成されることにより、これらが一体となって接合されるようになっている。なお、集電タブ3、外部端子4およびカバーブロック5の接合については、図3および図4を用いて後述する。
また、正極側および負極側の外部端子4は、共に二次電池1の同一の面、即ち、蓋板11の面から突出するように配置されている。これにより、外部端子4への配線が一つの面内で収まるため、配線用空間を少なくすることができるようになっている。
なお、外部端子4とカバーブロック5の材料は、対応する集電タブ3と同じ材料系とした。即ち、負極側の金属集電体(銅)から延出した負極集電タブと接合する負極側の外部端子4と負極側のカバーブロック5の材質は、銅系材料(銅または銅合金)とした。また、正極側の金属集電体(アルミニウム)から延出した正極集電タブと接合する正極側の外部端子4と正極側のカバーブロック5の材質は、アルミニウム系材料(アルミニウムまたはアルミニウム合金)とした。
電池缶10と蓋板11で二次電池1の外装が形成されるようになっている。電池缶10には、積層体2および電解液が内包されるようになっている。蓋板11には、外部端子4がナットなどの締結部(図示せず)で固定されている。また、蓋板11には、電解液を注入する注液孔を封止する注液孔栓12や、過充電など非定常時に電池缶10の内圧を開放するための安全弁13が配置されている。
なお、電池缶10は、矩形の積層体2を内包するため角形となっている。短冊形状の金属集電体やセパレータを積層して角形の電池缶10に入れる積層型の二次電池1は、帯状の金属集電体やセパレータを円柱状に巻いて円筒形の電池缶に入れる巻回型の二次電池と比較して、巻き取るための軸芯等がないため、体積あたりのエネルギ密度を高くすることができるという利点がある。
電池缶10は、例えば、アルミニウム合金をインパクトプレス成形で形成することができる。また、電池缶10の材質がアルミニウム系合金の場合、ダイキャスト成形で作製してもよい。また、電池缶10の材質は、ステンレス鋼であってもよい。また、電池缶10の材質は金属材料に限らず、電解液に侵食されない樹脂を用いてもよく、金属材料を主体とし表面に前記樹脂が被覆されていてもよい。
<集電タブ3、外部端子4およびカバーブロック5の接合>
次に、集電タブ3、外部端子4およびカバーブロック5の接合について、説明する。
次に、集電タブ3、外部端子4およびカバーブロック5の接合について、説明する。
まず、図2に示すように、積層体2は、電池缶10の中で2つの群に大別されている。そして、一方の群の積層体2の負極集電タブが負極側の外部端子4の一端と接合され、他方の群の積層体2の負極集電タブが負極側の外部端子4の他端と接合されるようになっている。同様に、一方の群の積層体2の正極集電タブが正極側の外部端子4の一端と接合され、他方の群の積層体2の正極集電タブが正極側の外部端子4の他端と接合されるようになっている。
また、積層体2の金属集電体から延出した集電タブ3は、積層体2の積層方向に沿うように略90°屈折し、外部端子4の側面41(図4参照)に沿うように先ほどの屈折方向とは逆向きに略90°屈折するようになっている。このように構成されることにより、特許文献1の二次電池のような接続板材が蛇行状に折り畳まれることがない(換言すれば、ある屈折方向に対して略180°屈折することがない)構成となっている。
これにより、集電タブ3を特許文献1のように蛇行状に折り畳むことがなくなり、集電タブ3の取り回し性を向上させ、二次電池1の組み立て性を向上させることができる。また、集電タブ3が電池缶10の内部で占有する空間を小さくすることができるので、二次電池1を小型化して、体積あたりのエネルギ密度を高くすることができるという利点がある。
また、例えば、図2に示すように、各集電タブ3のうち、長さが最も長くなる集電タブ3の長さLを、積層体2の積層方向の厚さWの半分と外部端子4(カバーブロック5)の高さHを足し合わせた長さ(W/2+H)と、ほぼ等しくすることができる。
このように、特許文献1の二次電池と比較して、集電タブ3の長さ(積層体2の金属集電体から接合部6までの長さ)を短くして、集電タブ3の電気抵抗による発熱を低減させることができる。
また、集電タブ3を短くすることにより、集電タブ3の熱抵抗を低減させることができる。これにより、集電タブ3を介して積層体2の熱を外部端子4に伝熱させて、外部端子4をヒートシンクとして機能させることにより、積層体2の過度な温度上昇を防止することができ、積層体2の熱的損傷を防止することができる。
また、集電タブ3を短くすることにより、集電タブ3の熱抵抗を低減させることができる。これにより、集電タブ3を介して積層体2の熱を外部端子4に伝熱させて、外部端子4をヒートシンクとして機能させることにより、積層体2の過度な温度上昇を防止することができ、積層体2の熱的損傷を防止することができる。
次に、集電タブ3、外部端子4およびカバーブロック5の接合部6について、図3を用いて説明する。図3は、接合後の集電タブ3、外部端子4およびカバーブロック5の周辺を拡大して示した部分拡大模式図である。
図3に示すように、集電タブ3と外部端子4の電気的な接続は、摩擦攪拌接合により接合部6が形成されることで達成される。
このように摩擦攪拌接合により接合部6が形成されることにより、例えば特許文献3のような機械的な締結と比較して、集電タブ3と外部端子4の接合(締結)における電気抵抗を低減させ、接合部6の電気抵抗による発熱を低減させることができる。なお、接合部6の発熱は、外部端子4をヒートシンクとして機能させることにより、積層体2の過度な温度上昇を防止することができ、積層体2の熱的損傷を防止することができる。
また、接合部6の熱抵抗も低減させることができるので、積層体2の熱を外部端子4に伝熱させて、外部端子4をヒートシンクとして機能させることにより、積層体2の過度な温度上昇を防止することができ、積層体2の熱的損傷を防止することができる。
このように摩擦攪拌接合により接合部6が形成されることにより、例えば特許文献3のような機械的な締結と比較して、集電タブ3と外部端子4の接合(締結)における電気抵抗を低減させ、接合部6の電気抵抗による発熱を低減させることができる。なお、接合部6の発熱は、外部端子4をヒートシンクとして機能させることにより、積層体2の過度な温度上昇を防止することができ、積層体2の熱的損傷を防止することができる。
また、接合部6の熱抵抗も低減させることができるので、積層体2の熱を外部端子4に伝熱させて、外部端子4をヒートシンクとして機能させることにより、積層体2の過度な温度上昇を防止することができ、積層体2の熱的損傷を防止することができる。
<集電タブ3、外部端子4およびカバーブロック5の接合方法>
次に、図4を用いて、集電タブ3と外部端子4の接合方法について説明する。図4は、接合前および接合中の集電タブ3、外部端子4およびカバーブロック5の周辺を拡大して示した部分拡大模式図である。
次に、図4を用いて、集電タブ3と外部端子4の接合方法について説明する。図4は、接合前および接合中の集電タブ3、外部端子4およびカバーブロック5の周辺を拡大して示した部分拡大模式図である。
図4の右側に示すように、束ねられた集電タブ3は、外部端子4の側面41とカバーブロック5の側面51との間に配置され、カバーブロック5が外部端子4の方向に押し付けられる。これにより、束ねられた集電タブ3の積層方向に対して、押し付け力が発生するため、集電タブ3が隙間なく密着した状態で外部端子4の側面41に固定される。
そして、固定された集電タブ3、外部端子4およびカバーブロック5の上側(集電タブ3の上面32、外部端子4の上面42、カバーブロック5の上面52の側)から高速回転する回転工具20の回転工具先端部21を挿入し(図4の左側参照)、回転工具20を集電タブ3の上面32に沿って直線的(図4の紙面に垂直な方向)に移動させて接合部6を形成した。
ここで、摩擦攪拌接合により形成される接合部6の大きさ(幅,深さ)は、回転工具先端部21の形状によって決まるが、回転工具20の回転工具先端部21の径dは、集電タブ3の厚さDよりも大きくなる径(即ち、d>D)にした。これにより、集電タブ3、外部端子4およびカバーブロック5を接合する接合部6が形成される。
また、回転工具20の回転工具先端部21の長さlは、集電タブ3と外部端子4の接合における電気抵抗が小さくなるように設定すればよく、例えば、集電タブ3の厚さDよりも大きくなる径(即ち、l>D)とした。
また、回転工具20の回転工具先端部21の長さlは、集電タブ3と外部端子4の接合における電気抵抗が小さくなるように設定すればよく、例えば、集電タブ3の厚さDよりも大きくなる径(即ち、l>D)とした。
このように、本実施形態に係る接合方法において、カバーブロック5を押し付ける方向と回転工具20の挿入方向とが異なるように配置されている。
仮に、カバーブロック5を押し付ける方向と回転工具20の挿入方向とが同一の方向に配置されて接合する場合(例えば、カバーブロック5から集電タブ3の平面31の法線方向に回転工具20の回転工具先端部21を挿入する場合)、カバーブロック5に対して、回転工具20を挿入し移動させる部分のスペースを確保しながらカバーブロック5を集電タブ3および外部端子4へ固定する必要があり、カバーブロック5の全面を押し付けることができない。このため、集電タブ3を隙間なく密着させるのは容易ではない。
これに対し、本実施形態に係る接合方法によれば、カバーブロック5を押し付ける方向と回転工具20の挿入方向とが異なるように配置されているため、カバーブロック5の全面を均等に押し付けることができ、集電タブ3を容易に隙間なく密着した状態とすることができる。
また、本実施形態に係る接合方法によれば、集電タブ3、外部端子4およびカバーブロック5の上側(集電タブ3の上面32、外部端子4の上面42、カバーブロック5の上面52の側)から回転工具20を挿入して摩擦攪拌接合を行うため、積層体2と接合部6は外部端子4およびカバーブロック5で隔てて配置されるようになっている。これにより、摩擦攪拌接合中に発生したバリ等が何らかの原因で剥がれ落ちて飛散した場合であっても、バリ等が積層体2に混入するのを容易に防止することができる。
また、特許文献1のように、外部端子4の底面側(換言すれば、積層体2と外部端子4との間)で接合作業を行う必要が無いため、接合作業時に積層体2に触れて損傷させることを防止することができる。また、外部端子4の底面側で接合作業を行う必要が無いため、底面側に作業領域を確保する必要がなく、特許文献1のような折り畳み構造を不要とすることができる。
このように、第1実施形態に係る二次電池1によれば、集電タブ3の取り回し性を向上させるとともに、電気抵抗を低減させて二次電池の大容量化・大電流化に対応することができる。また、集電タブ3が電池缶10の内部で占有する空間を小さくすることができるので、二次電池1を小型化して、体積あたりのエネルギ密度を高くすることができるという利点がある。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態に係る二次電池1について図5を用いて説明する。図5は、第2実施形態に係る二次電池1の集電タブ3、外部端子4Aおよびカバーブロック5Aの周辺を拡大して示した部分拡大斜視図である。ここで、第1実施形態に係る二次電池1と第2実施形態に係る二次電池1とは、外部端子4Aおよびカバーブロック5Aの構造が異なっている。その他の点は、第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
次に、第2実施形態に係る二次電池1について図5を用いて説明する。図5は、第2実施形態に係る二次電池1の集電タブ3、外部端子4Aおよびカバーブロック5Aの周辺を拡大して示した部分拡大斜視図である。ここで、第1実施形態に係る二次電池1と第2実施形態に係る二次電池1とは、外部端子4Aおよびカバーブロック5Aの構造が異なっている。その他の点は、第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
外部端子4Aは、側面41に切り欠き部43が形成され、切り欠き部43の切り欠き側面44にはカバーブロック5Aの押し込み方向に延びる凹部45が形成されている。
カバーブロック5Aには、凸部53が形成されている。
カバーブロック5Aには、凸部53が形成されている。
そして、集電タブ3、外部端子4Aおよびカバーブロック5Aの接合の際には、束ねられた集電タブ3を外部端子4Aとカバーブロック5Aの間に配置して、カバーブロック5Aが外部端子4Aの方向に押し付けることにより、カバーブロック5Aの凸部53が外部端子4Aの凹部45と嵌合し、カバーブロック5Aの本体が外部端子4Aの切り欠き部43に挿入されるようになっている。
これにより、カバーブロック5Aを外部端子4Aの方向に押し付ける際の作業性を向上させることができる。また、回転工具20を挿入する際には、カバーブロック5Aの移動が凹部45および凸部53により係止されるので、摩擦攪拌接合の作業性も向上させることができる。
≪第3実施形態≫
次に、第3実施形態に係る二次電池1について図6を用いて説明する。図6は、第3実施形態に係る二次電池1の集電タブ3、外部端子4Bおよびカバーブロック5Bの周辺を拡大して示した部分拡大模式図である。ここで、第1実施形態に係る二次電池1と第3実施形態に係る二次電池1とは、外部端子4Bおよびカバーブロック5Bの構造が異なっている。その他の点は、第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
次に、第3実施形態に係る二次電池1について図6を用いて説明する。図6は、第3実施形態に係る二次電池1の集電タブ3、外部端子4Bおよびカバーブロック5Bの周辺を拡大して示した部分拡大模式図である。ここで、第1実施形態に係る二次電池1と第3実施形態に係る二次電池1とは、外部端子4Bおよびカバーブロック5Bの構造が異なっている。その他の点は、第1実施形態と同様であり、説明を省略する。
図6(a)に示すように、外部端子4Bには、集電タブ3を外部端子4Bの底面46から挿入し、外部端子4Bの上面42の側まで通過させるための貫通溝47が形成されている。貫通溝47は、底面46から上面42へ向かって、貫通溝47の開口幅が広がるように傾斜面48が形成されている。また、傾斜面48の途中には凹部49が形成されている。
カバーブロック5Bは、側面51とは反対側の面が傾斜した傾斜面54として形成され、傾斜面54の途中には凸部55が形成されている。
カバーブロック5Bは、側面51とは反対側の面が傾斜した傾斜面54として形成され、傾斜面54の途中には凸部55が形成されている。
そして、集電タブ3、外部端子4Bおよびカバーブロック5Bの接合の際には、まず、束ねられた集電タブ3を外部端子4Bの底面46の側から貫通溝47に挿入する。この際、集電タブ3の上面32は、外部端子4Bの上面42と同じ高さになるようにする。
次に、カバーブロック5Bを、外部端子4Bの上面42の側から、貫通溝47に押し込むように挿入していく。ここで、カバーブロック5Bの傾斜面54が貫通溝47の傾斜面48に沿って挿入されるため、カバーブロック5Bは、集電タブ3の隙間を密着させながら、凸部55と凹部49が嵌め合わせるまで押し込まれる(図6(b)参照)。この際、カバーブロック5Bの上面52は、外部端子4Bの上面42および集電タブ3の上面32よりも高くなるように配置される。
次に、回転工具20を回転させながら、回転工具先端部21をカバーブロック5Bの上面52押し付けて挿入していく。回転工具先端部21を最初にカバーブロック5Bの上面52に押し付けることで、回転工具20の挿入工程が、集電タブ3の隙間を密着させる押し付け力を兼ねることになり、別途、押し付け力を付与する機構を省略することができ、接合部周辺での作業性が向上する。
さらに、外部端子4Bの上面42および集電タブ3の上面32に回転工具20の底面が接触するまで回転工具20を挿入していき、2秒間保持した後、挿入方向と逆方向に移動させて回転工具20を接合部から引き抜いた。この点接合を同一接合部で2回づつ実施した。
これにより、回転工具20を連続的に(直線的に)移動させた場合と比較して、摩擦攪拌接合時の外部端子4Bおよび集電タブ3の温度上昇を低くすることができる。
これにより、回転工具20を連続的に(直線的に)移動させた場合と比較して、摩擦攪拌接合時の外部端子4Bおよび集電タブ3の温度上昇を低くすることができる。
<変形例>
なお、本実施形態に係る二次電池は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
なお、本実施形態に係る二次電池は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
本実施形態に係る二次電池は、電極構造が積層型の二次電池であるものとして説明したが、これに限られるものではなく、例えば、電極構造が巻回型の二次電池であってもよい。
また、外装構造が、缶(電池缶)であるものとして説明したが、これに限られるものではなく、例えば、ラミネートフィルム外装であってもよい。
また、二次電池の形状は、角形電池であるものとして説明したが、これに限られるものではなく、例えば、円筒形や扁平形といった電池形状であってもよい。
また、外装構造が、缶(電池缶)であるものとして説明したが、これに限られるものではなく、例えば、ラミネートフィルム外装であってもよい。
また、二次電池の形状は、角形電池であるものとして説明したが、これに限られるものではなく、例えば、円筒形や扁平形といった電池形状であってもよい。
また、本実施形態に係る二次電池は、リチウムイオン二次電池であるものとして説明したが、これに限られるものではなく、例えば、ニッケル水素充電池であってもよく、その他の構成の二次電池であってもよい。また、積層体2の金属集電体や活物質層も二次電池の構成にあわせて適宜変更してもよい。
第1実施形態および第2実施形態では回転工具20を連続的に(直線的に)移動させて摩擦攪拌接合の接合部6を形成し、第3実施形態では点接合するものとして説明したが、第1実施形態および第2実施形態において点接合してもよく、第3実施形態において回転工具20を連続的に(直線的に)移動させて摩擦攪拌接合の接合部を形成してもよい。
また、本実施形態は二次電池の集電タブ3、外部端子4(4A,4B)およびカバーブロック5(5A,5B)の接合を例に説明したが、これに限られるものではなく、より一般的に、箔の集合体と、箔の集合体を固定するための接続部材と、押さえ部材とを接合する継手構造にも適用することができる。
1 二次電池
2 積層体
3 集電タブ(箔の集合体)
4,4A,4B 外部端子(接続部材)
5,5A,5B カバーブロック(押さえ部材)
6 接合部
10 電池缶
11 蓋板
12 注液孔栓
13 安全弁
20 回転工具
21 回転工具先端部
31 平面
32 上面(箔の集合体の端面)
41 側面
42 上面
43 切り欠き部
44 切り欠き側面
45 凹部
46 底面
47 貫通溝
48 傾斜面
49 凹部
51 側面
52 上面
53 凸部
54 傾斜面
55 凸部
2 積層体
3 集電タブ(箔の集合体)
4,4A,4B 外部端子(接続部材)
5,5A,5B カバーブロック(押さえ部材)
6 接合部
10 電池缶
11 蓋板
12 注液孔栓
13 安全弁
20 回転工具
21 回転工具先端部
31 平面
32 上面(箔の集合体の端面)
41 側面
42 上面
43 切り欠き部
44 切り欠き側面
45 凹部
46 底面
47 貫通溝
48 傾斜面
49 凹部
51 側面
52 上面
53 凸部
54 傾斜面
55 凸部
Claims (11)
- 複数枚の箔が積層された箔の集合体と、
前記箔の集合体を固定する接続部材と、
前記接続部材との間で前記箔の集合体を積層方向の隙間を密着させるように配置される押さえ部材と、を備え、
前記箔の集合体の端面と、前記接続部材および押さえ部材とが、一体となるように接合される
ことを特徴とする継手構造。 - 前記接合は、摩擦攪拌接合により金属的に接合される
ことを特徴とする請求項1に記載の継手構造。 - 複数枚の箔が積層された箔の集合体の積層方向の隙間を密着させるように接続部材と押さえ部材とを配置するステップと、
前記箔の集合体の端面と、前記接続部材および押さえ部材とが、一体となるように接合するステップと、を備える
ことを特徴とする接合方法。 - 前記接合は、摩擦攪拌接合により金属的に接合される
ことを特徴とする請求項3に記載の接合方法。 - 金属集電体が積層された積層体と、
前記金属集電体から延出した集電タブと、
前記集電タブを固定する外部端子と、
前記外部端子との間で前記集電タブを積層方向の隙間を密着させるように配置される押さえ部材と、
前記外部端子に対して、前記積層体が配置される側と異なる側に配置され、前記集電タブ、前記外部端子および前記押さえ部材を接合する接合部と、を備える
ことを特徴とする二次電池。 - 前記接合部は、
前記集電タブの積層方向に対して側面方向から接合される
ことを特徴とする請求項5に記載の二次電池。 - 前記集電タブの長さは、
前記積層体の積層方向の厚さの1/2と、前記外部端子の側面高さを足し合わせた長さと略等しい
ことを特徴とする請求項5に記載の二次電池。 - 前記集電タブは、蛇行状に折り畳まれることがなく収納される
ことを特徴とする請求項5に記載の二次電池。 - 前記接合部は、摩擦攪拌接合により金属的に接合される
ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の二次電池。 - 金属集電体から延出した集電タブの積層方向の隙間を密着させるように外部端子とカバーブロックとを配置するステップと、
前記外部端子に対して、前記金属集電体が積層された積層体が配置される側と異なる側で、前記集電タブの端面と、前記外部端子およびカバーブロックとが、一体となるように接合するステップと、を備える
ことを特徴とする二次電池の製造方法。 - 前記接合は、摩擦攪拌接合により金属的に接合される
ことを特徴とする請求項10に記載の二次電池の製造方法。
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