JP2013250779A - 円板状体繰出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】送出ガイド体に当接した円板状体が何らかの原因で回転半径方向外方側に送り出されないことに起因する詰り現象の発生を抑制する。
【解決手段】基台2の装着部6に、円板状体1が入り込み可能な複数の貫通孔を備え、且つ、貫通孔内に入り込んだ円板状体1を装着部6の移送ガイド面6Aに沿って回転方向に押圧状態で移送する回転移送体が設けられ、装着部6の移送ガイド面6Aの設定送出部位には、回転移送体の貫通孔内に入り込んで移送されてきた円板状体1との当接によって当該円板状体1を回転半径方向外方に向かって送り出す送出ガイド体17が設けられ、送出ガイド体17に対して移送ガイド面6Aに沿った方向から当接する円板状体1を介して設定以上の押圧力が作用したとき、当該移送ガイド体17をそれに当接している円板状体1の通過移動を許容する姿勢に変更する通過許容手段Eが設けられている。
【選択図】図15

Description

本発明は、通貨であるコイン或いは遊技設備で使用される代用貨幣(メダルやトークン等)などの円板状体を一枚ずつ繰り出す円板状体繰出装置に関する。
従来の円板状体繰出装置では、基台の装着部に、円板状体が入り込み可能な複数の貫通孔又は切欠き部を備え、且つ、当該貫通孔又は切欠き部内に入り込んだ円板状体を前記装着部の移送ガイド面に沿って回転方向に押圧状態で移送する回転移送体が設けられ、前記装着部の移送ガイド面の設定送出部位には、前記回転移送体の貫通孔又は切欠き部内に入り込んで移送されてきた円板状体との当接によって当該円板状体を回転半径方向外方に向かって送り出す送出ガイド体が設けられている。
前記送出ガイド体の基部と基台内に設けた受け部材との間には、送出ガイド体を移送ガイド面に対して直交する方向に沿って基台の内部側に引退移動可能に支持し、且つ、円板状体と当接する移送ガイド体の先端側のガイド部を移送ガイド面側に突出付勢するコイルバネが設けられ、前記送出ガイド体に対して設定以上の押し込み力が作用したとき、当該送出ガイド体をコイルバネの付勢力に抗して基台内に引退移動させるように構成している(例えば、特許文献1、2参照)。
特開昭61−15292号公報 実開平03−86472号公報 特開昭61−15292号公報
従来の円板状体繰出装置では、前記回転移送体の貫通孔又は切欠き部内に入り込んで移送ガイド面に沿って移送されてきた円板状体が送出ガイド体のガイド部に当接しても、何らかの原因で円板状体が回転半径方向外方側に送り出されない事態が発生すると、駆動回転する回転移送体の貫通孔又は切欠き部の周縁部分と送出ガイド体との間で円板状体が挟み込まれ、回転移送体の駆動回転が不能となる詰り現象が発生する不都合があった。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、送出ガイド体に当接した円板状体が何らかの原因で回転半径方向外方側に送り出されないことに起因する詰り現象の発生を抑制することのできる円板状体繰出装置を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、基台の装着部に、円板状体が入り込み可能な複数の貫通孔又は切欠き部を備え、且つ、当該貫通孔又は切欠き部内に入り込んだ円板状体を前記装着部の移送ガイド面に沿って回転方向に押圧状態で移送する回転移送体が設けられ、
前記装着部の移送ガイド面の設定送出部位には、前記回転移送体の貫通孔又は切欠き部内に入り込んで移送されてきた円板状体との当接によって当該円板状体を回転半径方向外方に向かって送り出す送出ガイド体が設けられている円板状体繰出装置であって、
前記送出ガイド体に対して移送ガイド面に沿った方向から当接する円板状体を介して設定以上の押圧力が作用したとき、当該移送ガイド体をそれに当接している円板状体の通過移動を許容する姿勢に変更する通過許容手段が設けられている点にある。
上記構成によれば、回転移送体の貫通孔又は切欠き部内に入り込んで移送ガイド面に沿って移送されてきた円板状体が送出ガイド体に当接しても、何らかの原因で円板状体が回転半径方向外方側に送り出されない事態が発生すると、回転移送体の駆動回転力が円板状体を介して移送ガイド面に沿った方向から送出ガイド体に加わる。この送出ガイド体に作用する押圧力が設定以上になると、通過許容手段によって送出ガイド姿勢にある送出ガイド体が通過移動許容姿勢に変更され、駆動回転する回転移送体の貫通孔又は切欠き部の周縁部分と送出ガイド体との間で挟み込まれていた円板状体の挾持が解除され、円板状体が送出ガイド体の配設位置を通過移動する。
したがって、通常は、装着部の移送ガイド面の設定送出部位において送出ガイド姿勢にある送出ガイド体との当接により、回転移送体の貫通孔又は切欠き部内に入り込んで移送されてきた円板状体を回転半径方向外方に向かって確実に送出誘導しながらも、送出ガイド体に当接した円板状体が何らかの原因で回転方向外方側に払い出されないことに起因する詰り現象の発生を抑制することができる。
本発明による第2の特徴構成は、前記通過許容手段が、前記送出ガイド体を移送ガイド面に沿った方向での後退移動及び基台の内部側への引退移動を許容する状態で支持する可動支持機構と、前記送出ガイド体の後退移動に伴って当該送出ガイド体を基台の内部側へ引退移動させる引退ガイド機構とから構成されている点にある。
上記構成によれば、回転移送体の貫通孔又は切欠き部内に入り込んで移送ガイド面に沿って移送されてきた円板状体が送出ガイド体に当接しても、何らかの原因で円板状体が回転半径方向外方側に送り出されない事態が発生すると、回転移送体の駆動回転力が円板状体を介して移送ガイド面に沿った方向から送出ガイド体に加わる。この送出ガイド体に作用する押圧力が設定以上になると、通過許容手段の引退ガイド機構によって、送出ガイド姿勢にある送出ガイド体が後退移動しながら基台の内部側へ引退移動して通過移動許容姿勢に変更され、駆動回転する回転移送体の貫通孔又は切欠き部の周縁部分と送出ガイド体との間で挟み込まれていた円板状体の挾持が解除され、円板状体が送出ガイド体の配設位置を通過移動する。
しかも、前記送出ガイド体は、通過許容手段の可動支持機構によって移送ガイド面に沿った方向での後退移動及び基台の内部側への引退移動を許容する状態で支持されているので、回転移送体の貫通孔又は切欠き部内に入り込んで設定送出部位にまで移送されてきた円板状体が、送出ガイド体の先端と回転移送体との間に噛み込み、送出ガイド体に対して設定以上の押し込み力が作用したときでも、送出ガイド体が基台内に引退移動されるため、噛み込んでいた円板状体が通過移動可能となり、円板状体の噛み込み現象を解消することができる。
本発明による第3の特徴構成は、前記通過許容手段の可動支持機構には、前記基台の内部側に配置される前記送出ガイド体を備えた可動支持体と、当該可動支持体を移送ガイド面に沿った後退方向及び引退方向に移動可能な状態で支持する弾性付勢体とが備えられているとともに、前記引退ガイド機構が、前記基台の装着部と可動支持体との相対向する部位に、送出ガイド体及び可動支持体の後退移動に伴ってそれの後退移動方向に対して交差する傾斜方向に可動支持体を引退移動案内する傾斜ガイド部を形成して構成されている点にある。
上記構成によれば、前記弾性付勢体の弾性変位機能を利用して、送出ガイド体を備えた可動支持体を後退移動及び基台の内部側への引退移動可能に支持することができるから、通過許容手段の可動支持機構の簡素化及び製造コストの低廉化を図ることができる。
しかも、基台の装着部と可動支持体との相対向する部位に傾斜ガイド部を形成するだけで、送出ガイド体及び可動支持体の後退移動に伴ってそれの後退移動方向に対して交差する傾斜方向に可動支持体を引退移動案内して、送出ガイド体を後退移動させながら基台の内部側へ引退移動させることができるから、通過許容手段の引退ガイド機構の簡素化を図ることができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記弾性付勢体がコイルバネであり、このコイルバネが前記送出ガイド体に対して後退移動側に偏倚して配置されている点にある。
上記構成によれば、回転移送体の貫通孔又は切欠き部内に入り込んで移送ガイド面に沿って移送されてきた円板状体が送出ガイド体に当接しても、何らかの原因で円板状体が回転半径方向外方側に送り出されない事態が発生し、回転移送体から円板状体を介して送出ガイド体に設定以上の押圧力が作用したとき、弾性付勢体を構成するコイルバネが送出ガイド体から後退移動側に偏倚して配置されているので、送出ガイド体の送出ガイド姿勢から通過移動許容姿勢への姿勢変更をより確実、スムーズに行うことができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記送出ガイド体の少なくとも前記装着部の移送ガイド面に沿って移送されてくる円板状体と当接するガイド部が円柱面状に形成されている点にある。
上記構成によれば、例えば、装着部の移送ガイド面に沿って移送されてくる円板状体と当接する送出ガイド体の先端側のガイド部が半球状に形成されている場合のように、円板状体が送出ガイド体のガイド部上に乗り上げ移動することがなく、回転移送体の貫通孔又は切欠き部内に入り込んで移送されてきた円板状体を回転半径方向外方に向かって確実に送出誘導することができる。
本発明の円板状体繰出装置の第1実施形態を示すホッパー分離時の全体の斜視図 基台から回転移送体及び送出手段を分離したときの斜視図 全体の縦断側面図 基台の設定送出部位の縦断面図 回転移送体の下面側の分解斜視図 基台の設定送出部位の拡大平面図 図6におけるVII−VII線での断面図 送出手段の二分割状態での斜視図 送出手段の下側分割部側の分解斜視図 円板状体の回転移送途中の動作状態を示す図3のX−X線での横断平面図 円板状体の送出前期の動作状態を示す横断平面図 円板状体の送出中期の動作状態を示す横断平面図 円板状体の送出後期の動作状態を示す横断平面図 円板状体が当接する前の送出ガイド体の状態を示す図6のXIV−XIV線での断面図 設定以上の押圧力で送出ガイド体が後退しながら引退した状態を示す拡大断面図 円板状体が送出ガイド体に乗り上げた直後の状態を示す拡大断面図 送出ガイド体が再び引退した状態での円板状体の通過状態を示す拡大断面図
〔第1実施形態〕
図1〜図4は、通貨であるコイン或いは遊技設備や地下鉄等で使用される代用貨幣(メダルやトークン等)などの円板状体1の繰出装置を示し、上方に開口するホッパーHの底部を構成する基台2には、電動モータ3に連動された減速機構4が、それの駆動軸5を基台2の上面に窪み形成された円形状の装着部6の中心位置において上方に突出させた状態で取付けられているとともに、基台2の装着部6には、円板状体1が入り込み可能な複数個の貫通孔7と基台2側の駆動軸5に対して脱着自在に一体回転状態で嵌合するボス部8Aとを備えた合成樹脂製の回転移送体8が設けられている。
回転移送体8の下面(裏面)には、図3〜図5に示すように、貫通孔7内に入り込んだ円板状体1の一部を当該貫通孔7の回転半径方向内方側位置において載置支持する載置支持面10aを備えた合成樹脂製の円環状の受け部10Aと、貫通孔7内に入り込んだ円板状体1の一部を当該貫通孔7の回転半径方向外方側部位において載置支持する載置支持面10bを備えた合成樹脂製の円環状の受け部10Bとが設けられている。
また、図4に示すように、回転半径方向内方側に位置する受け部(以下、内方側の受け部と記載する)10Aの載置支持面10a及び回転半径方向外方側に位置する受け部(以下、外方側の受け部と記載する)10Bの載置支持面10bと、回転移送体8の下面との上下間隔hが、回転移送体8の貫通孔7内に入り込んだ一枚の円板状体1のみが回転半径方向内方側から外方側に通過移動可能な間隔に設定されている。
そのうち、内方側の受け部10Aは、耐摩耗性に優れた比較的硬質の合成樹脂で回転移送体8と一体成形されているとともに、外方側の受け部10Bは、回転移送体8とは別体に樹脂成形され、この外方側の受け部10Bには、回転移送体8に形成されている複数(当該実施形態では5個)の被係止部11に対してそれぞれ抜止め固定状態で下方側から係合する複数の係止部12が一体形成されている。
そのため、別体に形成されている回転移送体8と外方側の受け部10Bとを組付ける場合でも、この回転移送体8の被係止部11に対して外方側の受け部10Bに形成されている係止部12を下方側から係合操作するだけで済むとともに、使用時には、ホッパーH内に収納されている円板状体1群の荷重が回転移送体8の被係止部11と受け部10Bの係止部12との係合を深める方向に作用するから、回転移送体8と外方側の受け部10Bとを所定の配置関係を維持した状態で確実に一体回転させることができる。
外方側の受け部10Bの回転半径方向での幅は、内方側の受け部10Aの回転半径方向での幅よりも小に形成されているとともに、外方側の受け部10Bが内方側の受け部10Aよりも軟質の合成樹脂で成形され、外方側の受け部10Bが弾性復元力に抗して撓み変形可能に構成されている。
そのため、外方側の受け部10Bは、内方側の受け部10Aよりも径方向及び上下方向で撓み変形し易い構造となり、外方側の受け部10Bの載置支持面10bと回転移送体8の下面との間に異物が噛み込み、且つ、この異物に当接する円板状体1に回転半径方向外方への送り出し力が加えられたとき、外方側の受け部10Bの異物噛み込み箇所が撓み変形して、異物の噛み込みが解消される。
装着部6の上面には、図2、図3、図4に示すように、それと両受け部10A,10Bの載置支持面10a、10bとが面一となる状態で当該両受け部10A,10Bが入り込む円環状の回転ガイド溝13A,13Bが形成され、さらに、装着部6の上面における内方側の回転ガイド溝13Aの回転半径方向内方側部位と両回転ガイド溝13A,13Bの隣接間部位及び外方側の回転ガイド溝13Bの回転半径方向外方側部位に、回転移送体8の両受け部10A,10Bに載置支持された円板状体1を回転移送経路に沿って摺動案内する円環状の移送ガイド面6A,6B、6Cが形成されている。
回転移送体8の下面における各貫通孔7の周縁側部分で、且つ、内方側の受け部10Aの配設部位に対応する回転方向上手側部位(回転後位)には、貫通孔7内に入り込んだ円板状体1を回転移送経路に沿って押圧する押圧壁部14Aが一体形成されている。
また、回転移送体8の下面における各貫通孔7の回転半径方向内方側の周縁側部分には、貫通孔7内に入り込んだ円板状体1が回転半径方向内方側に移動することを接当規制する円弧状の第1規制壁部14Bが一体形成されている。
さらに、回転移送体8の下面における各貫通孔7の周縁側部分で、且つ、内方側の受け部10Aの配設部位に対応する回転方向下手側部位(回転前位)から回転半径方向外方側に亘る領域には、貫通孔7内に入り込んだ円板状体1が回転方向下手側(回転前位側)に移動することを接当規制する円弧状の第2規制壁部14Cが一体形成されている
回転移送体8側の被係止部11は、図5に示すように、回転移送体8における各貫通孔7の回転方向下手側(回転前位側)の側脇部位に平面視略菱形形状の係止孔11aを上下方向で貫通形成し、この係止孔11aの内面のうち、回転半径方向外方側に位置する内面部分の上下中間位置に係止段部(図示せず)を形成して構成されている。
受け部10B側の各係止部12は、図5に示すように、回転移送体8の係止孔11aに対して下方側から挿入可能な角板状で、且つ、外方側の受け部10Bの回転半径方向の幅と同一幅に形成されている係止基部12aと、当該係止基部12aの上端から回転半径方向外方側に突出して、被係止部11の係止段部に対して回転半径方向の内方側から係合する係止爪12bとから構成されている。
係止部12の係止爪12bが被係止部11の係止段部に係合した状態では、係止部12の係止基部12a及び係止爪12bの背面と係止孔11aの内面における回転半径方向内方側に位置する内面部分との対向面間には、係止部12の係止基部12a及び係止爪12bの回転半径方向内方側への撓み変形による係合解除操作を許容する空隙が形成されている。
そのため、回転移送体8の係止孔11aの上部開口が、被係止部11の係止段部に係合している係止部12の係止爪12bを係合解除するための解除操作口に構成されている。
回転移送体8の貫通孔7内に入り込んで移送されてきた円板状体1を回転移送経路の設定送出部位において回転半径方向外方の送出口部Aに向かって送り出す送出手段Bと、この送出手段Bで送り出される円板状体1との当接に伴って回転する通過感知体としての回転感知体31を備えた通過センサCと、円板状体1との当接に伴って回転する回転感知体31を円板状体1の通過移動範囲に相当する中心角度単位(当該第1実施形態では120度の中心角度単位)で位置保持する回転位置保持手段Dとが設けられている。
図1、図2、図10〜図13に示すように、基台2における装着部6の外周側で、且つ、送出口部Aを含む領域に窪み形成された上方及び円板状体1の送出方向下手側に開口する第1装着凹部15には、送出口部Aを形成し、且つ、通過センサC及び回転位置保持手段Dを内装する状態で組付けてあるユニットケース32が脱着自在に装着されている。
送出口部Aを構成するに、図2、図3、に示すように、ユニットケース32の上面に、回転移送経路の設定送出部位に対して円板状体1の直径よりも少し大きな通路幅で回転半径方向から連通する送出通路16が形成され、この送出通路16の送出案内面16aが装着部6の移送ガイド面6A〜6Cと面一となる同一平面上に形成されているとともに、送出通路16の送出口側には、送り出されてくる円板状体1を所定箇所に滑降状態で排出案内するシュート16bが連設されている。
送出手段Bを構成するに、図1、図2、図8〜図12に示すように、装着部6の回転半径方向内方側及び中央側の移送ガイド面6A,6Bの設定送出部位に、回転移送体8の貫通孔7内に入り込んで回転移送経路に沿って移送されてくる円板状体1に当接して当該円板状体1を回転半径方向外方側に送り出す円柱状の第1・第2送出ガイド体17,18が設けられ、そのうち、回転半径方向中央側の移送ガイド面6Bに設けられる第2送出ガイド体18は、回転半径方向内側方の移送ガイド面6Aに設けられる第1送出ガイド体17よりも回転方向下手側部位(回転前位)に配置されている。
両送出ガイド体17,18は、基台2における装着部6の一部を構成する状態で当該装着部6の設定送出部位に窪み形成された上方開口の第2装着凹部25に対して脱着可能に設けられている送出ガイドユニットケース26に組付けられている。
各送出ガイド体17,18は、回転移送体8の貫通孔7内に入り込んで回転移送経路に沿って移送されてくる円板状体1との当接力で回動自在に支承されているとともに、各送出ガイド体17,18の少なくとも移送ガイド面6A〜6Cから上方に突出して円板状体1と当接する先端ガイド部が円柱状面に形成され、各送出ガイド体17,18の先端ガイド部の突出代が円板状体1の厚みと同一又は略同一に構成されている。
そして、装着部6の移送ガイド面6A〜6Cよりも上方に突出する両送出ガイド体17,18の先端ガイド部に対して、回転移送体8の貫通孔7内に入り込んで移送ガイド面6A〜6Cに沿って移送されてきた円板状体1が当接した際、円板状体1が送出ガイド体17,18の先端ガイド部の円周面に沿って摺動案内され、かつ、この円板状体1との当接力で各送出ガイド体17,18が回転するため、各送出ガイド体17,18に作用する大きな負荷に抗して円板状体1を回転半径方向外方に確実・スムーズに送出誘導することができる。
しかも、各送出ガイド体17,18の回動によって回転移送体8の貫通孔7内に入り込んで移送されてきた円板状体1との当接位置が変化するため、各送出ガイド体17,18の摩滅や損少を抑制して、優れた送出誘導性能を長期間にわたって維持することができる。
送出ガイドユニットケース26には、各送出ガイド体17,18に対して移送ガイド面6A〜6Cに沿った方向から当接する円板状体1を介して設定以上の押圧力が作用したとき、各送出ガイド体17,18をそれに当接している円板状体1の通過移動を許容する姿勢に変更する通過許容手段Eが設けられている。
この通過許容手段Eは、各送出ガイド体17,18を移送ガイド面6A〜6Cに沿った方向での後退移動及び基台2の内部側への引退移動を許容する状態で支持する可動支持機構E1と、各送出ガイド体17,18の後退移動に伴って当該送出ガイド体17,18を基台2の内部側へ引退移動させる引退ガイド機構E2とから構成されている。
通過許容手段Eの可動支持機構E1には、基台2の内部側に配置される各送出ガイド体17,18を備えた合成樹脂製の可動支持体21と、当該可動支持体21を移送ガイド面6A〜6Cに沿った後退方向及び引退方向に移動可能な状態で支持する弾性付勢体の一例であるコイルバネ22とが備えられている。
可動支持体21には、装着部6の移送ガイド面6A〜6Cに沿って移送される円板状体1が各送出ガイド体17,18に当接する側から当該各送出ガイド体17,18を脱着可能な状態で回動自在に嵌合支持する嵌合支持部21Aと、各送出ガイド体17,18を装着部6の移送ガイド面6A〜6Cに沿って移送される円板状体1の当接側とは反対側から脱着可能な状態で回動自在に受止め支持するバックアップ用の受止め部23とが合成樹脂で一体形成されているとともに、各受止め部23には、それに対応する各送出ガイド体17,18の外周面に沿う略同径の円弧状の回動案内用の受け面23aが形成されている。
可動支持体21の嵌合支持部21Aには、図8、図9に示すように、各送出ガイド体17,18に形成された小径嵌合部17a,18aを相対回転自在に嵌合保持する嵌合支持孔21aと、この嵌合支持孔21aに対する各送出ガイド体17,18の小径嵌合部17a,18aの脱着通路を構成する連通孔21bとが形成されている。
そのうち、各連通孔21bは、各送出ガイド体17,18の小径嵌合部17a,18aの外径よりも若干小なる通路幅に形成され、嵌合支持部21Aにおける各連通孔21bの外部開口側には、嵌合支持部21Aを通路幅拡張側に弾性変形させながら各送出ガイド体17,18の小径嵌合部17a,18aを各連通孔21bに移入案内する平面視略ハの字状の装着案内面21cが形成されている。
通過許容手段Eの引退ガイド機構E2は、図8、図9、図14〜図17に示すように、基台2の装着部6の一部を構成する合成樹脂製の送出ガイドユニットケース26の天井壁部26aと可動支持体21の受止め部23との相対向する部位に、各送出ガイド体17,18の後退移動時にその後退移動方向に対して交差する傾斜方向に相対摺動して可動支持体21を引退移動案内する傾斜ガイド部24を形成して構成されている。
この傾斜ガイド部24は、送出ガイドユニットケース26の天井壁部26aに形成された回転方向下手側(回転前位側)ほど低位となる第1傾斜ガイド面24aと、受止め部23の背面側に形成された回転方向下手側(回転前位側)ほど低位となる第2傾斜ガイド面24bとから構成されている。
そして、回転移送体8の貫通孔7内に入り込んで移送ガイド面6A〜6Cに沿って移送されてきた円板状体1が各送出ガイド体17,18に当接しても、何らかの原因で円板状体1が回転方向外方側に払い出されない事態が発生すると、回転移送体8の駆動回転力が円板状体1を介して移送ガイド面6A〜6Cに沿った方向から各送出ガイド体17,18に加わる。
この各送出ガイド体17,18に作用する押圧力が設定以上になると、各送出ガイド体17,18に当接している可動支持体21の受止め部23の第2傾斜ガイド面24bが、コイルバネ22の弾性復元力に抗して送出ガイドユニットケース26の天井壁部26aに形成された第1傾斜ガイド面24aと摺動しながら送出ガイドユニットケース26内に引退移動し、最終的には、各送出ガイド体17,18の上端面が、移送ガイド面6A,6Bの一部を構成する送出ガイドユニットケース26の天井壁部26aの上面と面一になる状態にまで引退移動される。
送出ガイドユニットケース26は、内方側の回転ガイド溝13Aの一部を構成する回転ガイド溝部分13aと移送ガイド面6A,6Bの一部を構成する移送ガイド面部分6a,6bを形成してある合成樹脂製の上部ケース体26Aと、この合成樹脂製の上部ケース体26Aとの間に両送出ガイド体17,18及び通過許容手段Eの収納空間を形成する下部ケース体26Bとから構成されている。
上部ケース体26Aの移送ガイド面部分6a,6bには、送出ガイド体17,18の先端ガイド部及び受止め部23の上端部が上方に突出する長孔26cが貫通形成されているとともに、上部ケース体26Aの側壁部26bの複数箇所(当該実施形態では、回転方向の二箇所)には、これに対向する状態で基台2の第2装着凹部25の底壁に形成された係止孔2aに係合する第1係止爪26dが一体形成されている。
下部ケース体26Bの底壁部26eの複数箇所(当該実施形態では、回転方向の二箇所)には、これに対向する状態で上部ケース体26Aの天井壁部26aにおける回転ガイド溝部分13aの下方側部位に形成された係止段部26fに係合する第2係止爪26gが一体形成されている。
下部ケース体26Bの底壁部26eには、コイルバネ22の下端部が係合する位置決め突起26hと、基台2の第2装着凹部25の底壁に形成された第2貫通孔2bを通して下方に突出する棒状の脱着操作体26jとが一体形成されている。
また、各可動支持体21の下面には、コイルバネ22の上端部が係合する位置決め突起21dが一体形成され、この各可動支持体21と下部ケース体26Bの底壁部26e側の位置決め突起26hとは、各可動支持体21における嵌合支持部21Aの嵌合支持孔21aよりも回転方向下手側(回転前位側)に偏倚した部位に配置され、可動支持機構E1のコイルバネ22が各送出ガイド体17,18の軸芯(円柱中心線)に対して後退移動側に偏倚して配置されている。
そのため、回転移送体8の貫通孔7内に入り込んで移送ガイド面6A〜6Cに沿って移送されてきた円板状体1が各送出ガイド体17,18に当接しても、何らかの原因で円板状体1が回転方向外方側に払い出されない事態が発生し、回転移送体8から円板状体1を介して各送出ガイド体17,18に設定以上の押圧力が作用したとき、この各送出ガイド体17,18の軸芯にから後退移動側に偏倚してコイルバネ22が配置されているので、各送出ガイド体17,18の送出ガイド姿勢から通過移動許容姿勢への姿勢変更を確実、スムーズに行うことができる。
さらに、回転移送体8の下面における外周側で、且つ、貫通孔7の隣接間相当箇所には、第2送出ガイド体18で回転方向外方に送出されてくる円板状体1を送出通路16側に向けてさらに回転半径方向外方に送り出す円弧状の送出突起19が一体形成されている。
この送出突起19は、それの回転半径方向内方側に対応位置する押圧壁部14Aよりも少し回転方向上手側部位(回転後位)に偏倚した部位に配置されているとともに、それの送出ガイド面19aが、回転半径方向外方側ほど回転方向上手側部位(回転後位)に位置する弧状面又は傾斜面に形成されている。
通過センサCの回転感知体31の円周方向複数箇所(当該実施形態では三箇所)には、送り出される円板状体1と当接する円弧状の受止め凹部31aが形成されている。
回転位置保持手段Dは、通過センサCの回転感知体31に連動して一体回転する回転体33の外周面に、円板状体1の通過移動範囲に相当する中心角度範囲で回転感知体31の回転軸心側に円弧状に窪み形成された複数(当該実施形態では三箇所)の弧状凹部33aを形成するとともに、この回転体33の弧状凹部33aに係合可能なローラ34を一端部側に備えたアーム35と、当該アーム35を係合側に付勢する弾性付勢体の一例である第2コイルバネ36を設けて構成されている。
さらに、装着部6の外周縁部における送出通路16の回転方向下手側(回転前位)の側脇には、第1・第2送出ガイド体17,18を通る延長線上において送り出されてくる円板状体1を送出通路16の入り口に送り出す送出ローラ37と、この送出ローラ37を突出側に移動付勢する第3コイルバネ38が配置されている。
次に、上述の如く構成された円板状体繰出装置による円板状体1の繰り出し動作を説明する。
先ず、図10に示すように、回転移送体8の貫通孔7内に入り込んだ円板状体1は、内方側の受け部10Aの載置支持面10a及び外方側の受け部10Bの載置支持面10bの受止められ、且つ、回転移送体8の各貫通孔7の周縁側に形成されている第1規制壁部14B及び第2規制壁部14Cによって回転半径方向内方側への移動及び回転方向下手側(回転前位側)への移動が接当規制されている。
回転移送体8の各貫通孔7内に入り込んだ円板状体1は、図14に示すように、回転移送体8の各貫通孔7の周縁側に形成されている押圧壁部14Aの押圧作用により移送ガイド面6A〜6Cに沿って設定送出部位にまで移送される。
回転移送体8の貫通孔7内に入り込んだ円板状体1が設定送出部位に到達すると、図11に示すように、円板状体1は、回転半径方向内側方の移送ガイド面6Aに設けられる第1送出ガイド体17の先端ガイド部に当接し、回転移送体8の駆動回転に伴って送出口部Aの送出通路16側である回転半径方向外方に送出案内される。
円板状体1が第1送出ガイド体17の配設位置にまで回転半径方向外方に送出されると、図12に示すように、第1送出ガイド体17よりも回転方向下手側(回転前位側)に偏した位置で、且つ、回転半径方向中央側の移送ガイド面6Bに設けられる第2送出ガイド体18に円板状体1が当接し、円板状体1はさらに回転半径方向外方に送出案内される。
この送出案内時においては、両送出ガイド体17,18の先端ガイド部に対して、回転移送体8の貫通孔7内に入り込んで移送ガイド面6A〜6Cに沿って移送されてきた円板状体1が当接した際、円板状体1が送出ガイド体17,18の先端ガイド部の円周面に沿って摺動案内され、かつ、この円板状体1との当接力で各送出ガイド体17,18が回転するため、各送出ガイド体17,18に作用する大きな負荷に抗して円板状体1を回転半径方向外方に確実・スムーズに送出誘導することができる。
円板状体1が第2送出ガイド体18の配設位置にまで回転半径方向外方に送出されると、図13に示すように、回転移送体8の下面における外周側で、且つ、貫通孔7の隣接間相当箇所に形成された送出突起19の送出ガイド面19aにより、第2送出ガイド体18で回転方向外方に送出されてくる円板状体1を送出通路16側に向けてさらに回転半径方向外方に送り出すことになる。
前記各送出ガイド体17,18による円板状体1の送出案内時に、回転移送体8の貫通孔7内に入り込んで移送ガイド面6A〜6Cに沿って移送されてきた円板状体1が各送出ガイド体17,18に当接しても、何らかの原因で円板状体1が回転方向外方側に払い出されない事態が発生すると、回転移送体8の駆動回転力が円板状体1を介して移送ガイド面6A〜6Cに沿った方向から各送出ガイド体17,18に加わる。
この各送出ガイド体17,18に作用する押圧力が設定以上になると、図15に示すように、各送出ガイド体17,18に当接している可動支持体21の受止め部23の第2傾斜ガイド面24bが、コイルバネ22の弾性復元力に抗して送出ガイドユニットケース26の天井壁部26aに形成された第1傾斜ガイド面24aと摺動しながら送出ガイドユニットケース26内に引退移動し、最終的には、各送出ガイド体17,18の上端面が、移送ガイド面6A,6Bの一部を構成する送出ガイドユニットケース26の天井壁部26aの上面と面一になる状態にまで引退移動される。
そのとき、図16に示すように、円板状体1が引退した各送出ガイド体17,18の上端面に乗り上げ、円板状体1の荷重が小さい場合には、コイルバネ22の弾性復元力で各送出ガイド体17,18が少し上方に復帰移動するが、実際には、ホッパーH内に存在する多数の円板状体1群の大きな荷重が加わるため、円板状体1は各送出ガイド体17,18の上端面を押し込みながら回転移送体8の駆動回転力で通過移動することになる。
したがって、通常は、装着部6の移送ガイド面6A〜6Cの設定送出部位において送出ガイド姿勢にある各送出ガイド体17,18との当接により、回転移送体8の貫通孔7内に入り込んで移送されてきた円板状体1を回転半径方向外方に向かって確実に送り出しながらも、各送出ガイド体17,18に当接した円板状体1が何らかの原因で回転方向外方側に払い出されないことに起因する詰り現象の発生を抑制することができる。
さらに、各送出ガイド体17,18は、通過許容手段Eの可動支持機構E1によって移送ガイド面6A〜6Cに沿った方向での後退移動及び基台2の内部側への引退移動を許容する状態で支持されているので、回転移送体8の貫通孔7内に入り込んで設定送出部位にまで移送されてきた円板状体1が、各送出ガイド体17,18の先端と回転移送体8との間に噛み込み、各送出ガイド体17,18に対して設定以上の押し込み力が作用したときでも、各送出ガイド体17,18が送出ガイドユニットケース26の天井壁部26aの上面と面一になる状態にまで基台2内に引退移動されるため、噛み込んでいた円板状体1が通過移動可能となり、円板状体1の噛み込み現象を解消することができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、装着部6の移送ガイド面6A〜6Cの回転方向の2箇所に送出ガイド体17,18を設けたが、装着部6の移送ガイド面6A〜6Cの回転方向の1個所又は3箇所に送出ガイド体を設けてもよい。
(2)上述の第1実施形態では、前記通過許容手段Eを、各送出ガイド体17,18を移送ガイド面6A〜6Cに沿った方向での後退移動及び基台2の内部側への引退移動を許容する状態で支持する可動支持機構E1と、前記各送出ガイド体17,18の後退移動に伴って当該送出ガイド体17,18を基台2の内部側へ引退移動させる引退ガイド機構E2とから構成したが、この通過許容手段Eを、各送出ガイド体17,18を揺動可能に枢支する揺動支持構造と、各送出ガイド体17,18を送出ガイド姿勢に付勢する付勢機構とから構成して、各送出ガイド体17,18に対して移送ガイド面6A〜6Cに沿った方向から当接する円板状体1を介して設定以上の押圧力が作用したとき、各移送ガイド体17,18をそれに当接している円板状体の通過移動を許容する倒伏姿勢に付勢力に抗して揺動変更可能に構成してもよい。
(3)上述の第1実施形態では、各送出ガイド体17,18の全体を、回転移送体8の貫通孔7内に入り込んで回転移送経路に沿って移送されてくる円板状体1との当接力で回動自在に構成したが、各送出ガイド体17,18の少なくとも円板状体1と当接する先端側のガイド部のみを円板状体1との当接力で回動可能に構成してもよい。
(4)上述の第1実施形態では、回転移送体8の下面に対して、貫通孔7内に入り込んだ円板状体1の一部を当該貫通孔7の回転半径方向外方側部位において載置支持する載置支持面10bを備えた円環状の受け部10Bを脱着自在に構成したが、この外方側の受け部10Bを回転移送体8に固着してもよい。
さらに、内方側の受け部10Bのみを備えた回転移送体8を使用して実施してもよい。
(5)上述の第1実施形態では、前記円板状体1が入り込み可能な複数個の貫通孔7を形成した回転移送体8を例に挙げて説明したが、前記貫通孔7の代わりに回転方向外方に開口する切欠き部を形成してある回転移送体8を用いて実施してもよい。
(6)上述の第1実施形態では、各送出ガイド体17,18を対応する可動支持体21に回動自在に支承させたが、各送出ガイド体17,18を対応する可動支持体21に固着してもよい。
以上説明したように、送出ガイド体に当接した円板状体が何らかの原因で回転半径方向外方側に送り出されないことに起因する詰り現象の発生を抑制することのできる円板状体繰出装置を提供することができる。
E 通過許容手段
E1 可動支持機構
E2 引退ガイド手段
1 円板状体
2 基台
6 装着部
6A 移送ガイド面
6B 移送ガイド面
6C 移送ガイド面
7 貫通孔
8 回転移送体
17 送出ガイド体(第1送出ガイド体)
18 送出ガイド体(第2送出ガイド体)
21 可動支持体
22 弾性付勢体(コイルバネ)
24 傾斜ガイド部

Claims (5)

  1. 基台の装着部に、円板状体が入り込み可能な複数の貫通孔又は切欠き部を備え、且つ、当該貫通孔又は切欠き部内に入り込んだ円板状体を前記装着部の移送ガイド面に沿って回転方向に押圧状態で移送する回転移送体が設けられ、
    前記装着部の移送ガイド面の設定送出部位には、前記回転移送体の貫通孔又は切欠き部内に入り込んで移送されてきた円板状体との当接によって当該円板状体を回転半径方向外方に向かって送り出す送出ガイド体が設けられている円板状体繰出装置であって、
    前記送出ガイド体に対して移送ガイド面に沿った方向から当接する円板状体を介して設定以上の押圧力が作用したとき、当該移送ガイド体をそれに当接している円板状体の通過移動を許容する姿勢に変更する通過許容手段が設けられている円板状体繰出装置。
  2. 前記通過許容手段が、前記送出ガイド体を移送ガイド面に沿った方向での後退移動及び基台の内部側への引退移動を許容する状態で支持する可動支持機構と、前記送出ガイド体の後退移動に伴って当該送出ガイド体を基台の内部側へ引退移動させる引退ガイド機構とから構成されている請求項1記載の円板状体繰出装置。
  3. 前記通過許容手段の可動支持機構には、前記基台の内部側に配置される前記送出ガイド体を備えた可動支持体と、当該可動支持体を移送ガイド面に沿った後退方向及び引退方向に移動可能な状態で支持する弾性付勢体とが備えられているとともに、前記引退ガイド機構が、前記基台の装着部と可動支持体との相対向する部位に、送出ガイド体及び可動支持体の後退移動に伴ってそれの後退移動方向に対して交差する傾斜方向に可動支持体を引退移動案内する傾斜ガイド部を形成して構成されている請求項2記載の円板状体繰出装置。
  4. 前記弾性付勢体がコイルバネであり、このコイルバネが前記送出ガイド体に対して後退移動側に偏倚して配置されている請求項3記載の円板状体繰出装置。
  5. 前記送出ガイド体の少なくとも前記装着部の移送ガイド面に沿って移送されてくる円板状体と当接するガイド部が円柱面状に形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の円板状体繰出装置。
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