JP2013250243A - 電流検出器及び電流検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】測定電流が流れる被測定導体11が挿通可能な空間部12を取り囲んで配置された可飽和リングコア13と、可飽和リングコア13に巻かれた励振コイル14と、励振コイル14の巻かれた可飽和リングコア13を中央にして配置された第2のリングコア15と、第2のリングコア15に巻かれたキャンセルコイル16と、これらの制御装置20を有する電流検出器10であって、制御装置20はデジタル制御で行われ、励振コイル14に流す交番パルス電流、キャンセルコイル16に発生する電流差もデジタル制御する。
【選択図】図1
Description
また、特許文献2に記載のように、磁気検知素子(ホール素子)等を用いて電流が流れる際に発生する磁界の強さを検知する電流検出器が実用化されて、主流となっている。
また、特許文献2記載のようなホール素子等を用いた電流計においては、温度変化等でホール素子の特性が変化し、高い測定精度を維持することは困難であるという問題がある。
1)前記被測定導体に流れる電流Iを前記キャンセルコイルで検出し、該キャンセルコイルで検出した電流I/nをA/D変換したデジタル値Pを測定して記憶する第1の計測手段と、
2)前記デジタル値Pを記憶した後に作動し、前記デジタル値PをD/A変換すると共にアンプで増幅して、前記キャンセルコイルにキャンセル電流Icを流す粗電流調整手段と、
3)前記励振コイルに、半サイクル途中位置で前記可飽和リングコアの磁気飽和が可能でプラスマイナス方向に変わる交番パルス電流を流す交番パルス発生手段と、
4)前記電流I/n及び前記キャンセル電流Icの差分に対応する前記交番パルス電流のプラス側の変移と前記交番パルス電流のマイナス側の変移との差に対応するデジタル値Qを測定する第2の計測手段と、
5)前記デジタル値QをD/A変換すると共にアンプで増幅して前記キャンセルコイルに流す微電流調整手段と、
6)前記デジタル値Pに前記デジタル値Qを加えた値を測定値として出力するデジタル出力手段とを有する。
なお、これらの回路はできる限りそのソフトと共に、ワンチップ化するのが好ましい。
1)前記被測定導体に流れる電流Iを前記キャンセルコイルで検出し、該キャンセルコイルで検出した電流I/nをA/D変換したデジタル値Pを測定して記憶する第1の計測工程と、
2)前記デジタル値Pを記憶した後に作動し、前記デジタル値PをD/A変換すると共にアンプで増幅して、前記キャンセルコイルにキャンセル電流Icを流す粗電流調整工程と、
3)前記励振コイルに、半サイクル途中位置で前記可飽和リングコアの磁気飽和が可能でプラスマイナス方向に変わる交番パルス電流を流す交番パルス発生工程と、
4)前記電流I/n及び前記キャンセル電流Icの差分に対応する前記交番パルス電流のプラス側の変移と前記交番パルス電流のマイナス側の変移との差に対応するデジタル値Qを測定する第2の計測工程と、
5)前記デジタル値QをD/A変換すると共にアンプで増幅して前記キャンセルコイルに流す微電流調整工程と、
6)前記デジタル値Pに前記デジタル値Qを加えた値を測定値として出力するデジタル出力工程とを有し、
前記各工程の処理を短時間(例えば、20μs〜1ms)で繰り返して、前記測定電流をデジタル値で計測することを特徴とする電流検出方法。
そして、キャンセルコイルに流した電流に加えて、測定電流との差によって生じる微小な電流を、デジタル処理で計測しているので、より精密なデジタル出力による電流測定ができる。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る電流検出器10は、測定電流が流れる被測定導体11が挿通可能な空間部12を中央に有し、第1の絶縁筒(ボビン)11aを介して、空間部12を取り囲んで配置された可飽和リングコア13と、可飽和リングコア13に第2の絶縁筒14aを介して巻かれた励振コイル14と、可飽和リングコア13を中央にして配置された(即ち、半径方向にサンドイッチ状)第2のリングコア(通常の不飽和コア)15と、第2のリングコア15に第3の絶縁筒15aを介して巻かれたキャンセルコイル16とを備えた検出コイル17を有している。この検出コイル17は従来の電流変成器と同様、環状構造又は分割可能構造となっているのが好ましい。
キャンセルコイル16の巻き数をn回(例えば、1000)とすると、第2のリングコア15及びキャセルコイル16はCT(電流変成器)として働き、キャンセルコイル16を流れる電流は、測定電流Iの1/nとなる。そして、キャンセルコイル16を流れる電流は、抵抗Rの両端の電圧を測定することによって検知できる。
なお、励振コイル14を流れる電流の大きさとパルス長(λ)は1/2〜2/3周期の部分で、可飽和リングコア13が磁気飽和するようにするのが好ましい。交番パルスの周期は、例えば0.1〜100kHz(より好ましくは20〜100kHz)とするのがよい。この場合の励振コイル14の両端の電圧は、図4(B)に示すように、一波形(半周期)の途中で可飽和リングコア13が磁気飽和してゼロ近傍に落ちる。
第1の計測手段34は、被測定導体11に流れる電流Iをキャンセルコイル16で検出し、該キャンセルコイル16に流れる電流を、抵抗Rの両端の電圧で検出し、検出した電流(I/n)をA/D変換器23aでA/D変換したデジタル値Pを測定して図示しないメモリに記憶する。
まず、励振コイル14に図4(A)に示す交番パルス電流を流す(ステップS1)。そして、被測定導体11に測定電流を流す(ステップS2)。
Claims (3)
- 測定電流が流れる被測定導体が挿通可能な空間部を備え、該空間部を取り囲んで配置された可飽和リングコアと、該可飽和リングコアに巻かれた励振コイルと、該励振コイルの巻かれた前記可飽和リングコアを中央にして配置された第2のリングコアと、該第2のリングコアに巻かれた巻数nのキャンセルコイルと、これらの制御装置を有する電流検出器であって、前記制御装置には、
1)前記被測定導体に流れる電流Iを前記キャンセルコイルで検出し、該キャンセルコイルで検出した電流I/nをA/D変換したデジタル値Pを測定して記憶する第1の計測手段と、
2)前記デジタル値Pを記憶した後に作動し、前記デジタル値PをD/A変換すると共にアンプで増幅して、前記キャンセルコイルにキャンセル電流Icを流す粗電流調整手段と、
3)前記励振コイルに、半サイクル途中位置で前記可飽和リングコアの磁気飽和が可能でプラスマイナス方向に変わる交番パルス電流を流す交番パルス発生手段と、
4)前記電流I/n及び前記キャンセル電流Icの差分に対応する前記交番パルス電流のプラス側の変移と前記交番パルス電流のマイナス側の変移との差に対応するデジタル値Qを測定する第2の計測手段と、
5)前記デジタル値QをD/A変換すると共にアンプで増幅して前記キャンセルコイルに流す微電流調整手段と、
6)前記デジタル値Pに前記デジタル値Qを加えた値を測定値として出力するデジタル出力手段とを有することを特徴とする電流検出器。 - 測定電流が流れる被測定導体が挿通可能な空間部を備え、該空間部を取り囲んで配置された可飽和リングコアと、該可飽和リングコアに巻かれた励振コイルと、該励振コイルの巻かれた前記可飽和リングコアを中央にして配置された第2のリングコアと、該第2のリングコアに巻かれた巻数nのキャンセルコイルと、以下の処理工程を含む制御装置とを有し、
1)前記被測定導体に流れる電流Iを前記キャンセルコイルで検出し、該キャンセルコイルで検出した電流I/nをA/D変換したデジタル値Pを測定して記憶する第1の計測工程と、
2)前記デジタル値Pを記憶した後に作動し、前記デジタル値PをD/A変換すると共にアンプで増幅して、前記キャンセルコイルにキャンセル電流Icを流す粗電流調整工程と、
3)前記励振コイルに、半サイクル途中位置で前記可飽和リングコアの磁気飽和が可能でプラスマイナス方向に変わる交番パルス電流を流す交番パルス発生工程と、
4)前記電流I/n及び前記キャンセル電流Icの差分に対応する前記交番パルス電流のプラス側の変移と前記交番パルス電流のマイナス側の変移との差に対応するデジタル値Qを測定する第2の計測工程と、
5)前記デジタル値QをD/A変換すると共にアンプで増幅して前記キャンセルコイルに流す微電流調整工程と、
6)前記デジタル値Pに前記デジタル値Qを加えた値を測定値として出力するデジタル出力工程とを有し、
前記各処理工程を短時間で繰り返して、前記測定電流をデジタル値で計測することを特徴とする電流検出方法。 - 請求項2記載の電流検出方法において、前記デジタル値Pの語尾に前記デジタル値Qを付記して測定値とすることを特徴とする電流検出方法。
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