JP2013249833A - 蒸気タービンにおける固体粒子エロージョンを最小限にする装置 - Google Patents

蒸気タービンにおける固体粒子エロージョンを最小限にする装置 Download PDF

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Abstract

【課題】蒸気タービンの構成要素における固体粒子エロージョンを効果的に最小限にする装置を提供すること。
【解決手段】ダイヤフラムの外側リングの付属部に形成された角度の付いたスロットを通して迂回させ、それにより蒸気流路からの蒸気の一部が下流にある回転構成要素を迂回することにより、蒸気タービンにおける固体粒子エロージョンが最小限になる。第1段の付属部を通るスロットは、迂回した固体粒子含有蒸気が蒸気流路から抽出され、タービンの給水加熱器に渡されてもよいように、次の段の下流の外側リングを通る通路と連通している。第2段の付属部のスロットは、第1段と第2段との間からかつ第2段の周囲で蒸気を迂回させる。それにより、バケットの表面に沿った種々の領域すなわち静翼の後縁において、かつカバー並びにバケット及びシールデバイスとのその連結部の領域において、固体粒子エロージョンが最小限になる。
【選択図】図5

Description

本発明は、蒸気タービンの構成要素における固体粒子エロージョンを最小限にする装置に関し、詳細には、例えばタービンバケットへの損傷を最小限にするために、蒸気流路から固体粒子を除去する装置に関する。
タービンの上流の蒸気ボイラ及び蒸気配管からの粒子の持越しにより、蒸気タービンの構成要素の固体粒子エロージョンが生じる。固体粒子は蒸気流路内で同伴される。粒子は、蒸気タービンを通過すると、タービンの静止部品と回転部品の両方に損傷を与えて蒸気タービンの性能及び機械的信頼性を低下させる。固体粒子は蒸気経路の全体にわたって堆積する可能性もあるし、蒸気経路を出て、サイクルの給水加熱器に送り込まれる蒸気抽出物に入る可能性もある。しかし、粒子は、蒸気タービンの蒸気経路を通る主蒸気流により運ばれるので、堆積されるか又は主蒸気流から排出される前に、蒸気経路に沿ってかなりの損傷を与える機会がある。この損傷には、回転及び静止バケット並びに隔壁それぞれのエロージョンと、回転チップカバー又はテノンのエロージョンと、こぼれ止めなどのチップシールデバイスのエロージョンと、回転バケットのチップ上方の静止構造物のエロージョンとが含まれる可能性がある。
図1を参照すると、従来の蒸気タービンの通常の蒸気タービン段が示されており、全体を符号10で示す。蒸気タービンの2つの段、例えば、全体を符号12で示す第1段及び全体を符号14で示す第2段が示されている。第1段12は、内側ウェブ18と、外側リング20と、それらの間の複数の周方向に離隔した複数の静翼又は隔壁22とを有するダイヤフラム16を含む。第1段は、ロータ26に固定されたバケット24も含む。バケット24のチップは、外側リング20の軸方向に延在する付属部30に形成されたシールデバイス28を通過して回転する。第1段のダイヤフラムの内側ウェブ18は、この例ではロータ26の周囲をシールするラビリンスシール歯34が取り付けられたシール部分32を含む。第2段14は類似しており、ダイヤフラム36と、内側ウェブ38と、外側リング40と、それらの間に配設され、互いに周方向に離隔した複数の隔壁42とを含み、外側リング40は、ロータ26に取り付けられたバケット46のチップを覆う付属部44を有する。蒸気がロータ26を回転させながら矢印48の方向に図示の段を通って流動し、それにより、有用な仕事が蒸気タービンから生み出されることを可能にすることは理解されよう。
種々の装置及び方法が提案され、蒸気タービンの回転部品及び静止部品への固体粒子の影響を最小限にするために利用されてきた。例えば、米国特許第4776765号では、隔壁の負圧面側の一部分の上方に保護デバイスが配設されており、バケットの前縁からの粒子の跳返りによる隔壁の後縁の固体粒子エロージョンを防止する。蒸気タービンにおける固体粒子エロージョンを最小限に抑制又は解消する他の装置及び方法が、米国特許第4704336号及び米国特許第4615734号において開示されているものなどの固体粒子エロージョン耐性のコーティングを含む。
付加的な従来の装置が図2及び図3に示されており、図1に示されている従来の蒸気タービン構造の場合と同様の参照番号が、同様の部品に付されている。この装置は、下流の蒸気経路構成要素への損傷を最小限にするために、主蒸気流から固体粒子の一部を除去することを提供する。一般に、構成部品に穴部及び通路が設けられており、蒸気の一部、及びしたがって回転部品の周囲の蒸気により運ばれている固体粒子を迂回させる。詳細には、穴部60を通して蒸気経路を流れる蒸気の一部を迂回させるために、1以上の穴部60が付属部30に設けられている。穴部60は、第1段のバケット24の上流にある入口開口部64と、シールデバイス68の反対側の第2の部分66とを含む。通路70が、穴部64、66と連通しているシール部分68を通って延在していて回転部品の周囲の蒸気を迂回させるために付属部30に貫通路を構成する。図示の通り、穴部66は、第2段の外側リング40を通って蒸気抽出通路73上へ延在する通路72内へ出る。
この装置に関連する1つの短所は、粒子が入口開口部64に容易に進入しないことである。換言すれば、入口開口部に隣接したダイヤフラム表面の形状は、粒子を入口開口部へ効果的に方向付けない。したがって、遠心作用により入口開口部付近で推進された粒子が、回転バケットのカバーの下に依然として堆積することが多く、それにより、回転バケットの機械的健全性が低下する。
さらに、粒子が入口開口部64に首尾よく進入した場合でも、それらは、穴部60を容易に通過しない。遠心作用により、粒子は、入口開口部64の方へ径方向外側に移動するが、穴部60は、入口開口部64に対して垂直に配置されていて粒子は穴部60内へ急旋回する必要がある。したがって、穴部60を通る粒子の通過がこの構成により妨げられる。
固体粒子エロージョンを最小限に抑制又は解消する上記その他の多くの取組みが従前試みられてきたが、蒸気タービンにおける固体粒子エロージョンは依然として蒸気経路に沿った種々の部品の問題である。したがって、蒸気タービンの構成要素の固体粒子エロージョンを効果的に最小限にするデバイスが必要である。
米国特許第7296964号
ある例示的で非限定的な実施形態では蒸気タービンが提供され、この蒸気タービンは、内側ウェブ、外側リング、及びそれらの間の複数の静翼を有するダイヤフラムを含む第1段であって、外側リングは、該タービン段の一部をなすバケットのチップを覆う軸方向下流の付属部を有しており、バケットが上流側と下流側とを有していて、蒸気が、バケットの上流側から下流側に向かう第1の方向に段を流れる、第1段と、該タービン段のバケットの上流の蒸気流路内の蒸気の一部を分岐して第1段のバケットを迂回させるため付属部の表面に形成された1以上のスロットとを備える。
別の例示的で非限定的な実施形態では、蒸気タービンが提供され、この蒸気タービンは、内側ウェブ、外側リング、及びそれらの間の複数の静翼を有するダイヤフラムを含む段であって、外側リングは、該タービン段の一部をなすバケットのチップを覆う軸方向下流の付属部を有しており、バケットが上流側と下流側とを有していて、蒸気が、バケットの上流側から下流側に向かう第1の方向に段を流れる、段と、該タービン段のバケットの上流の蒸気流路内の蒸気の一部を分岐してタービン段のバケットを迂回させるため付属部に形成された1以上の通路とを含み、ダイヤフラムは、静翼とバケットとの間にありかつ通路に隣接した表面を含み、該ダイヤフラムの表面は蒸気流の第1の方向に対して傾斜して延在しており、粒子を通路の方へ推進させる。
添付図面は、本技術の種々の例を理解し易くする。
蒸気タービンの通常の段の幾何図形的配置及び機能の概略図である。 蒸気経路内の固体粒子を迂回させる既知のデバイスを示す、図1に類似した図である。 図2の線3−3に沿った横断面図である。 番号を付した楕円で示されている領域が、タービンにおける固体粒子エロージョンにより生じる通常の損傷を示している、図1に類似した図である。 開示されている技術の好適な態様による、蒸気経路内の固体粒子を迂回させるデバイスを示す、蒸気タービンの段の幾何図形的配置の概略図である。 ダイヤフラム付属部、例えば第1段のダイヤフラム付属部、及び蒸気流のバイパス部分を示すシールデバイスの拡大部分概略図である。 図6の線7−7に沿った横断面図である。 第1段及び第2段から分岐した蒸気部分を示す、蒸気タービンの第2段の部分概略図である。 迂回させた蒸気の出口通路を示す、蒸気タービンの第2段のダイヤフラム付属部の拡大概略図である。
図4を参照すると、前述の通り、蒸気経路内を流動している固体粒子が、タービンの種々の構成要素をエロージョンして性能及び効率性の低下を引き起こす傾向がある。図4に(1)で示されている領域は隔壁の後縁を構成する。領域(1)における固体粒子エロージョンが、静翼の機械的健全性に深刻な影響を及ぼす可能性があり、強制応答現象により動翼の機械的健全性に影響を及ぼしかつ静翼面積の増加、スロート形状、及び流動角度劣化により段性能を低下させる可能性がある。図4の領域(2)は、チップシールデバイス、例えばデバイス28への固体粒子エロージョンによる蒸気のチップ漏出が増加した領域を示す。図4の領域(3)は、回転バケットのカバーの下に遠心作用により固体粒子が堆積される領域を示す。そのような堆積は、回転構造物の応答を変化させることにより回転バケットの機械的健全性を低下させる可能性がある。これらの堆積は、チップ付近で回転蒸気経路を閉塞することにより性能を低下させる可能性がある。
図4の領域(4)が、カバー及びテノンの結合部においてそれらの機械的健全性に深刻な影響を及ぼす、テノンとカバーとの間の固体粒子エロージョンを示す。例えば、長期間にわたる固体粒子への暴露が、それらの機械的健全性が低下するほどまで、テノン、カバー、又は両方をエロージョンする可能性があり、機械の故障を招く可能性がある。、領域(3)におけるチップシールデバイスのエロージョンと組み合わさったカバー及びテノンのエロージョンは、チップ漏出の増加により、段性能及び効率性を低下させる可能性がある。図4の領域(5)では、固体粒子エロージョンが、通常の外側リング縮小領域に損傷を生じさせ、チップシールデバイス保持の機械的健全性に影響を及ぼす可能性がある。固体粒子エロージョンは、図4の領域(6)に示されている通り、バケット表面自体に損傷を生じさせる可能性がある。バケット表面への損傷が、動翼の表面粗さの増大により、段性能を低下させる可能性がある。上述から、固体粒子エロージョンが様々に特定される蒸気タービン構成要素の性能及び効率性にかなりの損傷を与える可能性があること、部品耐用年数に深刻な影響を及ぼす可能性があることは理解されよう。
図5を参照すると、図1〜図3に示されている従来の蒸気タービン構造の場合と同様の参照番号が同様の部品に付されており、開示されている技術は、下流の蒸気経路構成要素への損傷を最小限にするために、主蒸気流から固体粒子の一部をより効果的かつ効率的に除去することを提供する。別の機能が、チップシールデバイス保持へのエロージョンの損傷を最小限にすることである。
より詳細には、図5〜図7を参照すると、開示されている技術のある態様が、スロット160を通して蒸気経路を流れる蒸気の一部を迂回させるため付属部130に1以上のスロット160を設けている。付属部130は、輪120と一体化していても、又はそれに取り付けられている別個の部品であってもよいことは理解されよう。スロット160は、付属部130の下面132に形成された。スロット160は、その段、例えば第1段、のバケット24の上流にある開口部164を含む。ダイヤフラム116は、スロット160に隣接した表面118を含む。表面118は、粒子をスロット160の方へ推進させるために傾斜している。例えば、表面118は、蒸気流148の方向に対して傾斜している。遠心作用により、表面118の上流部分上に配置される粒子が、スロットの開口部164の下流にある表面118に沿って移動する。したがって、傾斜した表面118は、粒子が開口部164により容易に進入することを可能にする。
さらに、スロット160は、ダイヤフラムの表面に開いた溝部として形成されているので、粒子がスロット160内へ90°の急旋回をする必要がないので、それらがスロットに沿ってより容易に通過する可能性がある。すなわち、粒子は、後述の通り蒸気流148の方向に延在する方向成分を有するスロット160に直接進入する可能性がある。
スロット160は、シールデバイス168の両側にある2つの部分164及び166に分割される。シールデバイスは、ばね又は回転バケット24のチップの周囲をシールするラビリンスシール歯を支える蒸気付勢式シール部分を含んでいてもよい。このように、通路170が、スロット部分164及び166と連通しているシール部分168を通って延在していて回転部品すなわちその段のバケット24の周囲の蒸気を迂回させるため付属部130に貫通路を構成している。図6及び図7に示されている通り、スロット160は方向167に延在する。方向167は、蒸気流148の方向及びロータ26の回転150の方向の両方に対して傾斜している。さらに、図7から分かるように、スロット160の方向167は、蒸気流148の方向及びロータ26の回転の周方向のどちらにも延在する方向成分を有する。
ロータ26の回転により、スロット160に進入する前の粒子の動きの1以上の方向成分が、回転150の方向の周方向である。粒子の動きは、蒸気流148の方向の方向成分を有する。したがって、スロット160の方向167は、粒子の動きの方向成分に共通しているロータの回転150の方向及び蒸気流148の方向に方向成分を有する。スロット160のこの装置により、スロット160を通して粒子を流すことを助ける際に、開口部164に進入する前の粒子の運動量がより良く利用されることが可能になる。本質的に、スロット160を通って移動する際に粒子に必要な分岐は、先行技術デバイスと比較してそれほど厄介ではなく、それにより、粒子にスロット160を通過させる際のデバイスの有効性が高まる。
図示の通り、スロット部分166は、次の段、例えば第2段、の外側リング140を通って延在する通路172内に出る。通路172は、(図9に示されている通り)矢印173で示されている蒸気抽出通路へ、固体粒子が排出されることになる給水加熱器又は図示されていない他の外部連結部へ出る。図5〜図9は、穴部、通路及び通路が蒸気タービンの底部に配置されており固体粒子の集結並びに蒸気経路からのかつ回転部品の周囲でのそれらの除去及び迂回を容易にするように、標準的な慣習により、反転されることは理解されよう。
図8及び図9を参照すると、下流、例えば蒸気タービンの第2段のための同様の装置が、第2段14の回転部品の周囲で蒸気流路内の固体粒子を迂回させるために提供される。具体的には、下流、例えば第2段、の付属部144は、開口部182と出口部184とを有するスロット180を含む。該スロットは付属部144の下面198に形成された。ダイヤフラム136は、スロット180に隣接した表面187を含む。表面187は、粒子をスロット180の方へ推進させるために傾斜している。同様に、第1段の迂回と同様に、下流の段のシールデバイス186は、スロット180と連通している通路すなわち穴部188を含み、それにより、蒸気経路内の残留固体粒子含有蒸気が、出口部184を通って抽出通路173へ、給水加熱器又は他の外部連結部へ退出するために、スロット180及び穴部188を通って開口部182内へ流動してもよい。抽出穴部、通路及び通路を設け、それらをタービンの底部に配置することにより、蒸気経路内の固体粒子のかなりの部分が、その段の回転部品及び固定構成要素のいくつかの周囲で迂回し、タービン部品の固体粒子エロージョンを最小限にすることができる。
現在最も実践的かつ好適な例と考えられるものに関連して本発明を記載したが、本発明が開示された例に限定されず、反対に、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲内に含まれる種々の修正形態及び等価の装置を包含することが意図されていることは理解されよう。
10 蒸気タービン段
12 第1段
14 第2段
16、36、116、136 ダイヤフラム
18、38 内側ウェブ
20、40、140 外側リング
22、42 隔壁
24、46 バケット
26 ロータ
28、186 シールデバイス
30、44、130、144 付属部
32 シール部分
34 シール歯
48 矢印
60、188 穴部
64 入口開口部
66 第2の部分
68、168 シール部分
70、170 通路
72、172 通路
73、173 蒸気抽出通路
118、187 表面
120 輪
132、198 下面
148 蒸気流の方向
150 回転の方向
160、180 スロット
164、182 スロットの開口部
166 スロット部分
167 スロットの方向
184 出口部

Claims (20)

  1. 内側ウェブと外側リングとそれらの間の複数の静翼とを有するダイヤフラムを含む第1段であって、外側リングが、当該タービン段の一部をなすバケットのチップを覆う軸方向下流の付属部を有しており、バケットが上流側と下流側とを有していて、蒸気がバケットの上流側から下流側に向かう第1の方向に段を流れる、第1段と、
    タービン段のバケットの上流の蒸気流路内の蒸気の一部を分岐して第1段のバケットを迂回させるため付属部の表面に形成された1以上のスロットと、
    バケットチップの周囲をシールするため付属部の第1の位置で支持されたシールデバイスと
    を備える蒸気タービンであって、前記1以上のスロットが、付属部の表面内を第1の位置の下流の位置まで延在している、タービン。
  2. 前記1以上のスロットが、第1の方向に対して傾斜していて、蒸気タービンの周方向及び軸方向の両方向に延在している、請求項1記載のタービン。
  3. 前記シールデバイスを貫通する通路であって付属部のスロットと連通してタービン段のバケットの周囲に分岐した蒸気部分を迂回させる通路をさらに含む、請求項1記載のタービン。
  4. 前記シールデバイスが付属部の軸方向範囲の中間位置にあって、付属部のスロットが、前記シールデバイスを貫通する通路の両側の2つのスロット部分に分割されている、請求項3記載の蒸気タービン。
  5. 付属部のスロットが、第1段の底部に隣接して配置される、請求項1記載のタービン。
  6. 第1段の下流の第段であって、内側ウェブと外側リングとそれらの間の複数の静翼とを有するダイヤフラムを含む第2段をさらに含んでおり、第2段が、その外側リングを通る通路であって、第1段の付属部を通るスロットと連通して、分岐した蒸気部分を蒸気経路の外側で第2段を迂回させながら流す通路を含む、請求項1記載のタービン。
  7. 蒸気経路から迂回させられかつ第2段の通路を流れる蒸気を受け入れる抽出通路をさらに含む、請求項6記載のタービン。
  8. 第2段の外側リングは、第2段の一部をなすバケットのチップを覆う軸方向下流の付属部を含み、第2段の静翼及びバケットの上流の位置で蒸気経路からの蒸気の第2の部分を迂回させ、それにより第2段のバケットの周囲で第2の分岐した蒸気部分を迂回させるために、1以上のスロットが第2段の付属部に形成された、請求項6記載のタービン。
  9. 第2段の付属部で支持された第2のシールデバイスと、第2のシールデバイスを通って第2の付属部のスロットと連通して形成されている通路であって、蒸気の第2のバイパス部分を第2段のバケットを迂回するように流す通路とをさらに含む、請求項8記載のタービン。
  10. 第2の分岐した蒸気部分は、第1段と第2段との間の位置で蒸気経路から抽出される、請求項8記載のタービン。
  11. ダイヤフラムは、静翼とバケットとの間のかつスロットに隣接した表面を含み、ダイヤフラムの表面は、蒸気流の第1の方向に対して傾斜している、請求項1記載のタービン。
  12. 蒸気タービンであって、
    内側ウェブと外側リングとそれらの間の複数の静翼とを有するダイヤフラムを含む段であり、
    外側リングは、タービン段の一部をなすバケットのチップを覆う軸方向下流の付属部を有しており、バケットが上流側と下流側とを有していて、蒸気が、バケットの上流側から下流側に向かう第1の方向に段を流れる、段と、
    タービン段のバケットの上流の蒸気流路内の蒸気の一部を分岐してタービン段のバケットを迂回させるため付属部に形成された1以上の通路と
    を備え、
    ダイヤフラムは、静翼とバケットとの間にありかつ通路に隣接した表面を含み、ダイヤフラムの表面は、蒸気流の第1の方向に対して傾斜しており粒子を通路の方へ推進させる、
    タービン。
  13. 1以上の通路は、蒸気タービンの周方向及び軸方向のどちらにも延在するために、第1の方向に対して傾斜して延在する、請求項12記載のタービン。
  14. 1以上の通路は、付属部の表面に形成された1以上のスロットである、請求項13記載のタービン。
  15. バケットチップの周囲をシールするため付属部の第1の位置で支持されたシールデバイスをさらに含み、1以上のスロットは、第1の位置の下流の位置まで付属部の表面に延在する、請求項14記載のタービン。
  16. シールデバイスを通ってかつ付属部のスロットと連通して形成されている通路であって、タービン段のバケットの周囲で蒸気のバイパス部分を迂回させる通路をさらに含む、請求項15記載のタービン。
  17. シールデバイスが付属部の軸方向範囲の中間位置にあって、付属部のスロットは、シールデバイスを貫通する通路のそれぞれ両側で2つのスロット部分に分割される、請求項16記載の蒸気タービン。
  18. 付属部の通路は第1段の底部に隣接して配置される、請求項12記載のタービン。
  19. 第1段の下流にあり、かつ内側ウェブと外側リングとそれらの間の複数の静翼とを有するダイヤフラムを含む第2段をさらに含み、第2段は、第1段の付属部を通るスロットと連通している、外側リングを通る通路であって、分岐した蒸気部分を蒸気経路の外側で第2段を迂回させながら流す通路を含む、請求項12記載のタービン。
  20. 蒸気経路から迂回させられかつ第2段の通路を流れる蒸気を受け入れる抽出通路をさらに含む、請求項19記載のタービン。
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