JP2016084813A - タービンアッセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】シュラウドを備えた回転ブレードのシール部を通る漏れ流により生じる効率損失を減じる手段を提供する。
【解決手段】第1のキャビティ40からの漏れ流体を流路19へと戻らない又は殆ど戻らないようにするために、第1のキャビティ40における第1端部からベース部材32を通って第2のキャビティ42における第2端部へと延在するバイパス通路44を設け、これにより第1のキャビティ40からの漏れ流体を固定ベーン30の翼30aの流路19をバイパスさせ、下流の列の回転ブレード21へと方向付ける。
【選択図】図1

Description

本開示は、概して蒸気タービン及びガスタービンを含む多段タービンに関し、特にシュラウドを備えた回転ブレードのシール部を通る漏れ流により生じる効率損失を減じる手段に関する。
軸流タービン、例えば蒸気タービンは、ケーシングと、該ケーシング内に回転可能に支持されているロータとを有している。ロータは、軸と、この軸に相前後して取り付けられる複数のロータブレードリングとを有している。タービンの作動中、作動流体は、軸を駆動するためにブレードリングによって徐々に膨張される。
各ロータブレードリングは、周方向に配置された複数のロータブレードによって形成されていて、この場合、隣接する2つのロータブレードが1つのブレード通路を形成する。ロータブレードは、作動流体がブレード通路を通過する際に、流れが変向され、これによりロータブレードにおいて周方向の力が発生させられるように、空気力学的に成形されている。ロータブレードリングの各ブレードにかかる周方向の力は、ロータを変向させ、これにより軸動力を発生させるように作用する。
ロータブレードは軸に固定されていて、軸からケーシングに向かって延在している。ケーシングのところでロータブレードの横方向端部はブレード先端を成すように形成されていて、このブレード先端でロータブレードリングはシュラウドによって取り囲まれている。シュラウドはブレード先端に固定されていて、ケーシングから間隔を置いており、これにより先端間隙が形成される。先端間隙の高さは、タービンの作動中にシュラウドがケーシングで擦られるのを防止するように設計されている。ロータブレードリングの上流側の流れの静圧は、ロータブレードリングの下流側の流れの静圧よりも高いという事実に基づき、タービンの作動中に漏れ流が先端間隙を通過する。
主流は、軸動力発生のためにブレード通路を通過し、漏れ流は先端間隙を経由してロータブレードリングを迂回する。従って、漏れ流は軸動力発生には関与せず、ブレード通路を通って流れない。さらに漏れ流は、主流路に再び入った後は主流に干渉する。従って、主流は局所的に不均一となり結果として不均衡な流れが生じる。さらに先端間隙流は主流と混合され、不利な散逸をもたらす。この結果として、先端間隙流の存在は、タービン効率に影響を与える。
特に、低アスペクト比のブレードを有する高圧タービンでは、先端間隙流により生じる損失は、タービンの総損失と比較して明らかに高い。
タービンの空気力学的効率に対する先端間隙流による悪影響を減じる手段は、先端間隙流を減じる対策を講じることである。1つの対策は例えば、先端間隙内のシュラウドの外周にラビリンスシールを設けることであり、これにより先端間隙流の質量流を減じることができる。選択的には、シール部材が先端間隙内でケーシングに固定されている。シール部材をケーシングに固定するために、ケーシング内には周方向の溝が設けられていて、この溝内にシール部材が固定される。
いずれの解決法も先端漏れを減じるが、流れをなくすものではない。従って、ブレード先端漏れに起因するタービンの効率損失に継続的に対処する必要がある。
主作動流体流路内に乱流を生成することにより、タービン効率を下げる回転ブレード漏れ流の問題に対処するように構成されたタービンを開示することである。
この問題は、独立請求項の主題である手段によって対処される。好適な実施態様は従属請求項に記載されている。
この開示は、シュラウドを有する回転ブレード先端とケーシングとの間を通る漏れ流体の再流入を少なくとも減じるために、固定ベーンの周りにバイパスを設けるという概念に基づくものである。
1つの一般的な態様は、回転軸線を備えたロータと、該ロータを取り囲むケーシングであって、前記ロータと前記ケーシングとの間に流路を形成していて、第1のシール手段及び第2のシール手段を備えたケーシングとを有しているタービンを含む。このタービンはさらに、周方向に分配された複数の第1の回転ブレードを有する前記流路内の第1の回転ブレード列であって、前記第1の回転ブレードはそれぞれ、前記ロータに結合された第1の根元部と、前記第1のシール手段に隣接する第1のシュラウドとを有している、第1の回転ブレード列を含む。このタービンはさらに固定ベーン列を有していて、固定ベーンはそれぞれ流路内へと延在しているベーン翼を有している。この固定ベーン列は、周方向で分配された複数の固定ベーンを備え、前記第1の回転ブレード列に下流側で軸方向に隣接している。固定ベーンはそれぞれ、ケーシングに接続されたベース部材を有している。第2の回転ブレード列は、流路内で前記固定ベーン列に下流側で軸方向に隣接して位置している。第2の回転ブレード列は、周方向に分配された複数の第2の回転ブレードを有していて、この第2の回転ブレードはそれぞれ、前記ロータに結合された第2の根元部と、前記第2のシール手段に隣接する第2のシュラウドとを有している。第1のキャビティは、第1のシュラウドと第1のシール手段とベース部材とによって形成されており、第2のキャビティは、第2のシュラウドとベース部材と第2のシール部材とによって形成されている。
さらなる態様は、以下の特徴の1つ以上を含む。固定ベーンがそれぞれ前縁を有しており、前記バイパス通路の第1の端部は、第1のキャビティ内の、周方向で隣接する2つの固定ベーンの前記前縁の周方向で見て間にある一点に位置している、タービン。前記バイパス通路は、ロータ回転軸線から半径方向でずらされている、タービン。前記バイパス通路はロータ回転軸線に対して平行である、タービン。前記バイパス通路は、前記ロータの通常作動回転のための方向で前記回転軸線に対して−30°〜30°の角度を成している、好適には0°〜10°の角度を成している、タービン。バイパス通路はその長さに沿って同じ横断面積を有している、タービン。ガスタービン又は衝動式蒸気タービンとして形成されているタービン。ベース部材が蒸気タービンダイアフラムであるタービン。
一般的な態様では、請求の範囲のタービンは複数のバイパス通路を有している。
本開示の別の態様及び利点は、本発明の実施態様を例として示した添付の図面に関する以下の記載により明らかとなろう。
以下に、一例として、本開示の実施態様を添付の図面につきさらに詳しく説明する。
本開示の好適な実施態様によるバイパス通路を有したタービン部分を示す斜視図である。 図1のタービン部分の上面断面図である。 ダイアフラムと、このダイアフラムの周りのバイパス通路とを有する実施態様の蒸気タービンを示す断面図である。 一様でない横断面積を有するバイパス通路を有した、図1のベース部材の拡大図である。
詳細な説明
本開示の典型的な実施の形態を図面につき説明するが、この場合、全体にわたって同じ参照符号は同じ要素を示すために使用されている。以下の記載では、説明の目的で、幾つかの特定の詳細が、本開示の完全な理解を提供するために説明されている。しかしながら本開示は、これらの特定の詳細なしでも実施されてよく、ここに記載した典型的な実施の形態に限定されるものではない。
ピッチとは、隣接するブレードにおける対応するポイント間の回転方向での間隔である。この記載では、前記ポイントは、周方向で隣接する静止したブレードの前縁に相当し、この場合、0%のピッチとは、タービンの回転ブレードの回転周方向で見て、上流ブレードの前縁に対応し、100%のピッチとは、タービンの回転ブレードの回転周方向で見て、下流ブレードの前縁に対応している。
図1に示したタービンの実施態様は、ロータ10と、ロータ10を取り囲むケーシング15とを有していて、これらの間には流路19が形成されている。周方向で分配された回転ブレード20と固定ベーン30の複数の翼20a,30aが流路19内に配置されている。回転ブレード20と固定ベーン30とは、回転ブレード20の上流側の列が固定ベーン30の下流側の列に隣接していて、これらの固定ベーン30は順々に、別の列の回転ブレード21に隣接するように配置されている。図1に示した回転ブレード20と固定ベーン30の数は実施態様を説明するためだけのものであり、従って、この開示の実施態様を適用することができるタービンの例を限定するものではない。
タービンはシール手段16,17を有している。シール手段16,17は、定置のケーシング15と回転ブレード20,21のシュラウド22,23との間をシールする。タービンの構造に応じて、シール手段16,17は、各シール手段16,17が、流路19の外側に位置する第1のキャビティ40と第2のキャビティ42とにそれぞれ配置されるように、図2に示したようにケーシング15に取り付けることができ、又はそうでなければ、拡張リング18a,18bに取り付けることができる。図3に示した実施態様において、拡張リング18a,18bは下流のベース部材32に取り付けられている。図3に示した実施態様において、拡張リング18aはベース部材32に取り付けられていて、拡張リング18bは下流のベース部材32に取り付けられている。図示されていない実施態様において、拡張リング18aは上流のベース部材32に取り付けられている。
各回転ブレード20,21は、ロータ10に回転ブレード20,21を固定している回転ブレード根元部24を有している。各回転ブレード20,21の遠位端部で、即ち、ケーシング15に最も近い端部で、回転ブレード20,21はシュラウド22,23を有している。シュラウド22,23は、シュラウド22,23とケーシング15との間を通る作動流体の漏れ流が生じるように形成されている。典型的にはケーシング15とシュラウド22,23との間に配置されたシール手段はこの漏れ流を制限する。
回転ブレード20,21の列の間に位置する固定ベーン30はそれぞれ、ベース部材32を有していて、このベース部材32は固定ベーン30をケーシング15に対して支持する又は接続する。ベース部材32の形状は、タービンの構成に応じたものである。例えば、衝動式蒸気タービンに適用される実施態様では、ベース部材32は、固定ベーン列の固定ベーン30を支持するためのリングとして形成されたダイアフラム32である。図示していない別の実施態様では、ベース部材32は、各固定ベーン30をケーシング15に結合させるベーン根元部32である。図示していない別の実施態様では、ベース部材は、ケーシング15とベーン取り付け手段との組み合わせ体である。
第1のキャビティ40は、第1のシュラウド22と第1のシール手段16とベース部材32とによって形成されており、第2のキャビティ42は、第2のシュラウド23とベース部材32と第2のシール部材17とによって形成されている。
図1に示した実施態様はさらに第1のキャビティ40における第1端部からベース部材32を通って第2のキャビティ42における第2端部へと延在しているバイパス通路44を有している。この場合、この第1の端部と第2の端部とは両方とも流路19の外側に位置している。バイパス通路44の目的は、上流の回転ブレード20のシュラウド22上方を流れる漏れ流を、流路19を全て一緒にバイパスすることによって下流の列の回転ブレード21へと方向付けて、これにより固定ベーン30の翼30aをバイパスすることである。第1のキャビティ40からの漏れ流体は流路19へと戻らない又は殆ど戻らないので、流路19内の乱流の原因、従って効率損失はなくなる、又は少なくとも減じられる。
実施態様では、バイパス通路44は、周方向で隣接する2つの固定ベーン30の前縁34の周方向で見て間で第1のキャビティ40の一点に位置する第1の端部を有している。この実施態様では、周方向で見て間で、とは周方向で隣接する2つの固定ベーン30の前縁34の間に投影した1つの線上の点から軸方向かつ/又は半径方向でずらされた点を含む。即ち、バイパス通路44の第1の端部は、投影線の上流の第1のキャビティにおける任意の点であって良い。
バイパス通路44の構成は、タービンの形式や、バイパス通路44がタービンに後付けされるものであるかどうか、又はオリジナル設計の一部として形成されたものであるかどうかに依存している。このようなバイパス通路44としては、直線状のもの、又は、曲線や角のような少なくとも1つの非直線部分を含む別のものであって良い。
図3に示した実施態様では、タービンは衝動式蒸気タービンであって、固定ベーン列の固定ベーン30を取り囲み支持するためのリングとして形成されたダイアフラム32を備えている。この実施態様では、バイパス通路44はダイアフラム32を貫通するように形成されている。
図4に示した実施態様では、バイパス通路44はその長さ方向に沿って異なる横断面積を有している。第1の部分ではバイパス通路44は比較的大きな横断面積を有しているが、終端領域ではバイパス通路44は減じられた横断面積を有している。この実施態様は後付けのために適用することができ、この場合、比較的大きなドリルビットによって長い通路を穿孔するのが比較的簡単となり得る。これは、バイパス通路44の小さい方の横断面積によって形成された比較的小さいパイロット孔が設けられていることにより可能であり、小さい横断面積はバイパス通路44の流量を決定する。
図1に示した実施態様では、流路19は、好適には流路19の拡張に追従するために回転軸線12から斜行している。図示していない実施態様では、流路19は回転軸線12に対して平行である。
図2に示された実施態様では、バイパス通路44は、回転軸線12に対して角度46を成している。この角度はバイパス通路44を回転ブレード20の回転方向14に向けている。図2に示した実施態様では、バイパス通路44の第1端部は、固定ベーン30のピッチに沿って配置されている。
図3に示した実施態様では、タービンは衝動式蒸気タービンであって、固定ベーン列の固定ベーン30を支持するためのリングとして形成されたダイアフラム32を備えている。この実施態様では、バイパス通路44はダイアフラム32を取り囲むように形成されている。この実施態様が蒸気タービンに後付けされる場合、蒸気がさらにシール手段をバイパスしないことを保証する必要がある。シール手段が拡張リング18a,18bを含んでおり、各拡張リング18a,18bがそれ自体、固定ベーン30のこの列の又は隣接する列のダイアフラム32に取り付けられている場合には、拡張リング18a,18bの一方又は両方とケーシング15との間に張設される付加的なケーシングシール48が必要となるだろう。
本開示は、最も実用的な実施態様であると考えられるものを本明細書に示し説明してきたが、他の特定の形態で実施することができる。例えば、実施態様はガスタービンにも、高圧蒸気タービン、中圧蒸気タービン、反動式蒸気タービン、衝動式蒸気タービンを含むあらゆるタイプの蒸気タービンにも同様に適用することができる。従って、ここに開示された実施態様は従って、全ての点で一例であり、限定するものではないと考えられる。本開示の範囲は、添付の請求項に示されていて、請求項の意味と範囲と等価のもののうちにある前記説明と全ての変化形は、本発明に含まれる。
10 ロータ
12 回転軸線
14 通常の回転方向
15 ケーシング
16,17 シール手段
18 拡張リング
19 流路
20,21 回転ブレード
20a 翼(回転ブレード)
22,23 シュラウド
24 回転ブレード根元部
30 固定ベーン
30a 翼(固定ベーン)
32 ベース部材/ベーン根元部/ダイアフラム
34 前縁
36 ピッチ
40 キャビティ
42 キャビティ
44 バイパス通路
46 角度
48 ケーシングシール

Claims (15)

  1. タービンアッセンブリであって、
    回転軸線(12)を有したロータ(10)と、
    前記ロータ(10)を取り囲んでいるケーシング(15)であって、前記ロータ(10)と前記ケーシング(15)との間に流路(19)を形成しているケーシング(15)と、
    周方向で隣接している複数の第1の回転ブレード(20)を有した第1の回転ブレード列であって、前記第1の回転ブレード(20)はそれぞれ、前記ロータ(10)から遠い方の第1の回転ブレード端部における第1のシュラウド(22)と、前記流路(19)内へと延在しているブレード翼(20a)とを備えている、第1の回転ブレード列と、
    前記ケーシング(15)と前記第1のシュラウド(22)との間に位置する第1のシール手段(16)と、
    周方向で隣接する複数の固定ベーン(30)を備え、前記第1の回転ブレード列に下流側で軸方向に隣接する固定ベーン列であって、前記固定ベーン(30)はそれぞれ、ベース部材(32)と、前記流路(19)内へと延在するベーン翼(30a)とを備えている、固定ベーン列と、
    周方向で隣接する複数の第2の回転ブレード(21)を備え、前記流路(19)内で前記固定ベーン列に下流側で軸方向に隣接する第2の回転ブレード列であって、前記第2の回転ブレード(21)はそれぞれ、前記ロータ(10)から遠い方の第2の回転ブレード端部に第2のシュラウド(23)を備えている、第2の回転ブレード列と、
    前記ケーシング(15)と前記第2のシュラウド(23)との間に位置する第2のシール手段(17)と、
    を有しており、
    第1のキャビティ(40)が、前記第1のシュラウド(22)と前記第1のシール手段(16)と前記ベース部材(32)とによって形成されており、第2のキャビティ(42)が、前記第2のシュラウド(23)と前記ベース部材(32)と前記第2のシール手段(17)とによって形成されている、
    タービンアッセンブリであって、
    前記流路(19)と前記ベーン翼(30a)とを迂回するように、前記第1のキャビティ(40)における第1の端部から前記第2のキャビティ(42)における第2の端部まで延在しているバイパス通路(44)が設けられていることを特徴とする、タービンアッセンブリ。
  2. 前記ベーン翼(30a)はそれぞれ前縁(34)を有しており、前記バイパス通路(44)の前記第1の端部は、前記第1のキャビティ(40)内の、周方向で隣接する2つのベーン翼(30a)の前記前縁(34)の周方向で見て間にある一点に位置している、請求項1記載のタービンアッセンブリ。
  3. 前記バイパス通路(44)は、前記回転軸線(12)から半径方向にずらされている、請求項1又は2記載のタービンアッセンブリ。
  4. 前記バイパス通路(44)は、前記回転軸線(12)に対して平行である、請求項1から3までのいずれか1項記載のタービンアッセンブリ。
  5. 前記バイパス通路(44)は、前記ロータ(10)の通常の回転方向(14)で前記回転軸線(12)に対して−30°〜30°の角度を成している、請求項1から4までのいずれか1項記載のタービンアッセンブリ。
  6. 前記バイパス通路(44)は、前記ロータ(10)の通常の回転方向(14)に向けて前記回転軸線(12)に対して0°〜10°の角度を成している、請求項1から4までのいずれか1項記載のタービンアッセンブリ。
  7. 前記バイパス通路(44)の前記第1の端部は、前記バイパス通路(44)の前記第2の端部よりも大きな断面積を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載のタービンアッセンブリ。
  8. 前記バイパス通路(44)は少なくとも1つの非直線部分を有している、請求項1から7までのいずれか1項記載のタービンアッセンブリ。
  9. 複数のバイパス通路(44)を有している、請求項1から8までのいずれか1項記載のタービンアッセンブリ。
  10. ガスタービンとして形成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載のタービンアッセンブリ。
  11. 前記ベース部材(32)はベーン根元部(32)であって、前記バイパス通路(44)は前記ベーン根元部(32)を貫通して延在している、請求項1から10までのいずれか1項記載のタービンアッセンブリ。
  12. 衝動式蒸気タービンとして形成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載のタービンアッセンブリ。
  13. 前記ベース部材(32)は、前記固定ベーン列の前記固定ベーン(30)用の支持リングとして形成され配置されたダイアフラムを有していて、前記バイパス通路(44)は蒸気タービンダイアフラム(32)を貫通して延在している、請求項12記載のタービンアッセンブリ。
  14. 前記ベース部材(32)は、前記固定ベーン列の前記固定ベーン(30)用の支持リングとして形成され配置されたダイアフラム(32)を有していて、前記バイパス通路(44)は前記ダイアフラムの周囲に延在している、請求項12記載のタービンアッセンブリ。
  15. 前記ダイアフラム(32)は、
    前記第1のシュラウド(22)と前記ケーシング(15)との間に延在する第1の拡張リング(18a)であって、前記第1のシール手段(16)が、前記拡張リング(18a)と前記第1のシュラウド(22)との間で前記拡張リング(18a)に取り付けられている、第1の拡張リング(18a)と、
    前記第2のシュラウド(23)と前記ケーシング(15)との間に延在する第2の拡張リング(18b)であって、前記第2のシール手段(17)が、前記第2の拡張リング(18b)と前記第2のシュラウド(23)との間で前記第2の拡張リング(18b)に取り付けられている、第2の拡張リング(18b)と、
    を含む、請求項13又は14記載のタービンアッセンブリ。
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