JP2013247623A - 通信装置及びそれを制御する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯域幅拡大、故障切替え時間の高速化、IFカード故障発生時の通信帯域を維持したサービス継続を並立させる。
【解決手段】複数の物理ポートを有する通信装置であって、一つ以上の論理ポートの各々と、二つ以上の前記物理ポートとを対応付ける情報を保持し、前記複数の物理ポートのいずれかがユーザデータを含むデータを受信すると、前記受信したデータに含まれる宛先情報に基づいて、前記一つ以上の論理ポートの一つを前記データの出力先として特定し、前記データの少なくとも一部を用いた所定の方法によって、前記特定された論理ポートに対応する前記二つ以上の物理ポートの一つを、前記データの出力先として選択し、前記複数の物理ポートの一つに関する接続確認データを生成し、前記複数の物理ポートの一つから前記接続確認データを送信し、前記処理部によって前記出力先として選択された物理ポートから前記ユーザデータを含むデータを送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信ネットワークにおいて使用される通信装置に関し、特に、複数の物理リンクを仮想的に束ね、あたかも1本のリンクのように使用することのできるリンクアグリゲーションを用いて構築したリンクアグリゲーションポートを冗長化する通信装置に関する。
近年、クラウドサービスに代表される通信ネットワークを利用したITサービス提供形態が増加している。これら通信ネットワークを利用したITサービスにはサービス利用レスポンスと継続性が重要なことから、通信ネットワークには高速通信と高信頼性が求められる。
通信帯域を増強させる技術としてリンクアグリゲーションが知られている(特許文献1)。リンクアグリゲーションは、2台の装置間を接続する複数本の物理ポートを集約して1つのリンクアグリゲーション(LA)論理ポートとして利用する技術である。
リンクアグリゲーションでは、1本の論理ポートの帯域幅は、集約した個々のリンクの帯域幅の合計となるため、帯域幅が拡大するという利点がある。また、リンクアグリゲーションでは、集約した個々のリンクのうちN本を現用リンク、M本を予備リンクとして運用することで、いくつかの現用リンクにおいて障害が発生しても、予備リンクで通信を継続するという、いわゆる通信経路の冗長化を提供できる利点もある。
図2は、リンクアグリゲーションの説明図であり、具体的には、隣接する通信装置200−1と200−2との間でインタフェース(IF)カード202−1に属する6本の物理ポート204−1〜204―6を用いて装置間でLA論理ポート210を構築することによって、通信帯域の増強及び物理リンクの冗長化を実現した一例を示す。
また、物理リンクを冗長化させる技術としてイーサネット(商標登録)プロテクションスイッチング機能がある(非特許文献1)。イーサネットプロテクションスイッチングは、APS(Automatic Protection Swiching)プロトコルを利用して2本の物理リンクを冗長化し、現用系の物理リンクで障害が発生した場合、通信経路を予備系の物理リンクに切替える技術である。以降、本技術をイーサネットAPSと呼ぶ。
図3は、イーサネットプロテクションスイッチングの説明図であり、具体的には、隣接する通信装置300−1及び300−2のIFカード302−1及び302−2に属する物理リンク304−1と304−2との間でイーサネットAPSを用いて冗長化を実現した一例を示す。
特開2008−160227号公報
ITU−T G.8031 Ethernet Protection Switching
特許文献1に記載された技術は、N+M本の物理リンクでリンクアグリゲーションを行い、そのうちN本を現用リンク、M本を予備リンクとして利用することで通信帯域の増強及び物理リンクの冗長化を実現する。図2の例ではIFカード201−1に属する物理ポート204−1〜−6でLA論理ポートを構築し、物理ポート204−1〜−4をACTポート、204−5〜−6をSBYポートとしている。SBYポートはリンクアグリゲーションを無効化して利用するため、ACTポートが故障した場合にSBYポートを有効化する必要がある。このため、ACTポート故障発生時の切替え時間が長くなる課題がある。さらには、IFカード202−1故障が発生した場合には通信を継続することが出来なくなる課題がある。
非特許文献1に記載に記載された技術では、2本の物理リンクによって冗長化グループを構築し、1本をACTポート、1本をSBYポートとして使用することによって物理ポートを冗長化する。図3の例ではIFカード302−1に属する物理ポート304−1をACTポート、IFカード302−2に属する物理ポート304−2をSBYポートとして運用している。本方式ではACTポート及びSBYポートの故障監視にイーサネットOAM(Operation Administration and Maintenance)機能を用いる。イーサネットOAMは、監視対象区間に一定周期で正常性監視(以降CC(Continuity Check))フレームを送信し、受信側で本CCフレームが受信できなくなると監視対象区間での故障発生と判定する機能である。本イーサネットOAMはイーサネットAPSと組み合わせて使用され、イーサネットOAMの監視対象区間で故障を検出すると、イーサネットAPS機能によって当該監視対象単位での切替えが実行される。非特許文献1に記載された技術によれば、IFカード302−1に属する物理ポート304−1での故障検出をトリガとして、イーサネットAPSが起動し、IFカード302−2に属する物理ポート304−2をACTに切替えることで通信が継続される。
本方式によって、特許文献1の課題であった、IFカード故障発生時の通信を継続することが出来なくなるという課題は解決されるが、リンクアグリゲーションのように複数の物理リンクを束ねて、帯域幅を拡大して利用することはできない。
以上の点に鑑み、本発明の目的は、リンクアグリゲーションによる帯域幅拡大、故障切替え時間の高速化、及びIFカード故障発生時の通信帯域を維持したサービス継続を並立させることである。
本発明の代表的な一例を示せば次の通りである。すなわち、他の通信装置との間で信号を送受信する複数の物理ポートを有し、一つ以上の論理ポートの各々と、二つ以上の前記物理ポートとを対応付ける情報を保持し、前記複数の物理ポートのいずれかがユーザデータを含むデータを受信すると、前記受信したデータに含まれる宛先情報に基づいて、前記一つ以上の論理ポートの一つを前記ユーザデータを含むデータの出力先として特定する受信部と、前記ユーザデータを含むデータの少なくとも一部を用いた所定の方法によって、前記特定された論理ポートに対応する前記二つ以上の物理ポートの一つを、前記ユーザデータを含むデータの出力先として選択する第1処理部と、前記複数の物理ポートの一つと前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを生成する保守部と、を有し、前記複数の物理ポートの一つから前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを送信し、前記処理部によって前記出力先として選択された物理ポートから前記ユーザデータを含むデータを送信することを特徴とする。
本発明の通信装置によれば、リンクアグリゲーションによる帯域幅拡大、故障切替え時間の高速化、及びIFカード故障発生時の通信帯域を維持したサービス継続を並立させることができる。
本発明の第1の実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。 リンクアグリゲーションの説明図である。 イーサネットプロテクションスイッチングの説明図である。 本発明の第1の実施形態の通信装置に含まれるインタフェースカードの機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態の通信システムにおけるイーサネットフレームの流れの説明図である。 本発明の第1の実施形態のEgressフレーム処理回路の処理フローチャートである。 本発明の第1の実施形態の通信装置が保持するフロー出力先保持テーブル450の説明図である。 本発明の第1の実施形態の通信装置によって付与される内部ヘッダのフォーマットの説明図である。 本発明の第1の実施形態の通信装置が保持する論理ポート/物理ポート対応テーブルの説明図である。 本発明の第1の実施形態の通信装置が保持する論理ポート運用状態保持テーブルの説明図である。 本発明の第1の実施形態の通信装置が保持する物理ポート管理テーブルの説明図である。 本発明の第1の実施形態において、物理ポートの故障を検出した論理ポート切替え回路がLA論理ポートを切り替える処理のシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態において、APSフレームを受信した論理ポート切替え回路がLA論理ポートを切り替える処理のシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態において、物理ポートの故障からの回復を検出した論理ポート切替え回路がLA論理ポートを切り戻す処理のシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態において、APSフレームを受信した論理ポート切替え回路がLA論理ポートを切り戻す処理のシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態の通信システムにおけるイーサネットフレームの流れの説明図である。 本発明の第2の実施形態のIngressフレーム処理回路の処理フローチャートである。 本発明の第3の実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態の通信システムにおける通信装置の機能ブロック図である。 本発明の第3の実施形態の通信装置が保持する物理ポート管理テーブルの説明図である。 本発明の第3の実施形態におけるOAMレベルに基づく正常性監視区間の分離の説明図である。 本発明の第4の実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態の通信システムにおける通信装置の機能ブロック図である。 本発明の第4の実施形態の通信装置によって変換される交絡フレームのフォーマットの説明図である。
(実施形態1)
以下、図面を参照しながら説明する本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。本実施形態では複数の物理ポートを集約する機能としてリンクアグリゲーション方式を用いるが、リンクアグリゲーション以外の複数の物理リンクを集約する方式を採用しても同様の効果が得られる。また、本実施形態では物理ポートの故障監視にイーサネットOAMを用いるが、イーサネットOAM以外の故障監視方式を採用しても本実施形態と同様の効果が得られる。同様に、本実施形態ではLA論理ポートの切替えにはイーサネットAPSを用いるが、イーサネットAPS以外の冗長化経路切替え方式を採用しても本実施形態と同様の効果が得られる。
図1は、本発明の第1の実施形態の通信システムの構成を示すブロック図であり、具体的には、通信装置間でリンクアグリゲーションを構築し、通信経路を冗長化して運用する通信システムの一例を示している。
本実施形態の通信システムは、少なくとも二つの通信装置100−1、100−2及びオペレーションシステム(OpS)130から構成される。以下、いずれの通信装置にも共通する説明を行う場合、それらを総称して通信装置100−nと記載することがある。後述するIFカード102−1〜102−4、物理ポート104−1〜104−8及びLA論理ポート110−1〜110−2等についても、同様に、IFカード102−n、物理ポート104−n及びLA論理ポート110−n等と記載することがある。上記以外の構成要素(例えば後述するMAC処理回路106−n等)についても同様である。また、図示された上記の構成要素の数は一例であり、図1に表示された数以外の数の上記構成要素を含む通信システムにも本実施形態を適用することができる。
通信装置100−nは、制御カード101、複数のIF(インタフェース)カード102−n及びSW(スイッチ)カード103から構成される。
制御カード101は、通信装置100−nの設定及び通信装置100−nの状態を監視制御するOpS130と接続するためのインタフェース機能を有しており、OpS通信経路131でOpSと接続される。また、制御カード101は、各IFカード102−n及びSWカード103と通信をするためのインタフェース機能を有する。制御カード101は、OpS130から通信装置100−n宛てに監視制御コマンドが送信されると、受信したコマンドを解析し、OpS130からのコマンド指示に従い各IFカード102−n及びSWカード103への各種設定を実行したり、IFカード102−n及びSWカード103から監視情報を収集してOpS130へ送信したりする機能を有する。
SWカード103は、各IFカード102−n間を接続しており、IFカード102−nから受信したイーサネットフレームの宛先情報から出力先IFカード102−nを特定してその出力先にイーサネットフレームを転送する機能を有する。
IFカード102−nは、自装置(すなわちそのIFカード102−nを含む通信装置100−n)と本発明の他通信装置100−n及び本発明以外の通信装置を接続する機能を有する。各IFカード102−nは、主要構成要素として、複数の物理ポート104−n、論理ポート切替え回路111及び物理ポート保守回路112を含む。その他、構成要素については後述する。
図1では本実施形態の通信装置100−1と100−2との間が8本の物理ポート104−1〜104−8で接続される。さらに、IFカード102−1に属する物理ポート104−1〜104−4が一つのLA論理ポート110−1を構成し、IFカード102−2に属する物理ポート104−5〜104−8が他のLA論理ポート110−2を構成している。
図1の例では、LA論理ポート110−1はWorking、LA論理ポート110−2はPrtectionと名称がつけられており、LA論理ポート110−1の状態は、通信を実行するACT(Active)、LA論理ポート110−2の状態は、LA論理ポート110−1に属する物理ポート104−nで故障が発生した時に利用するSBY(Stand−by)としている。この状態のことをWorking ACT、Protection SBYと呼ぶ。
なお、「Working」及び「Protection」は、各物理ポート104−n(及び、複数の物理ポート104−nがLA論理ポート110−nを構成する場合には、そのLA論理ポート110−n)に固定的に設定された種別を示すものであり、運用中に変更されることはない。これに対して、「ACT」及び「SBY」は、各LA論理ポート110−nの状態を示すものであり、物理ポート104−nにおける故障の発生及び回復に応じて変更される。後述するように、いずれの物理ポート104−nにも故障が発生していない場合には、Working ACT、Protection SBYの状態で通信システムが運用され、Working側のLA論理ポート110−nに含まれる物理ポート104−nに故障が発生してから、その物理ポート104−nが故障から回復するまでの間は、Protection側のLA論理ポート110−nがACTとなる。また、ACT/SBYの切り替えを指示するフレームは、Protection側の物理ポート104−nを介して通信装置100−n間でやり取りされる。
本実施形態では、イーサネットフレームはACT側LA論理ポートのみを利用して転送され、SBY側LA論理ポートではイーサネットフレームは転送されない。これを1:1冗長と呼ぶ。以降、本実施形態ではIFカード102−1のLA論理ポート110−1とIFカード102−2のLA論理ポート110−2とによって冗長化した場合を一例として説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態の通信システムにおけるイーサネットフレームの流れの説明図である。
図示していないが、通信装置100−1及び100−2のIFカード102−3及び102−4には他装置(すなわち通信装置100−1及び100−2以外の通信装置)が接続されている。通信装置100−1は他装置(図示せず)から受信したイーサネットフレームをまずはSWカード103へと転送する(151)。SWカード103は、受信したイーサネットフレームの宛先が、冗長化されたLA論理ポート110−1及び110−2である場合、受信したイーサネットフレームを複製し、LA論理ポート110−1及び110−2が属するIFカード102−1及び102−2へと転送する。
状態がACTであるLA論理ポート110−1が属するIFカード102−1へ転送されたイーサネットフレームは、LA論理ポート110−1を構成する物理ポート104−1〜104−4のいずれかを経由して通信装置100−2へと転送される(152)。
一方、状態がSBYであるLA論理ポート110―2が属するIFカード102−2へ転送されたイーサネットフレームは、IFカード102−2内で廃棄される(153、154)。
図5の例では、LA論理ポートがSBYとなるIF宛てのイーサネットフレームが、SBYのLA論理ポートが属するIFカード102−2内で廃棄される。しかし、SWカード103がLA論理ポート110−n及びIFカード102−nの属性情報とACT/SBY情報(すなわちそれらがACT又はSBYのいずれの状態であるかを示す情報)を保持し、SWカード103が常にACTのLA論理ポートが属するIFカードへのみイーサネットフレームを転送しても、上記と同等の効果が得られる。後述するとおり、この場合、LA論理ポート110−nのACT/SBY情報はIFカード102−nからSWカード103へと通知される。
次に、上記のようなLA論理ポートの冗長化を実現するための通信装置100のIFカード102−n内の機能ブロックの配置について、図4を参照して説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態の通信装置100に含まれるインタフェースカード102−nの機能ブロック図である。
図1にも示したように、通信装置100は、制御カード101、複数のIFカード102−n及びSWカード103から構成される。
IFカード102−nは、複数の物理ポート104−n、複数のMAC(Media Access Control)処理回路160−n、データマルチプレクサ(MUX)回路161、Ingressフレーム処理回路162、SW送信回路163、SW受信回路164、Egressフレーム処理回路165、データデマルチプレクサ(DMX)回路166、保守切替え回路部170、及び制御回路173から構成される。また、IFカード102−nの保守切替え回路部170は、交絡線180を介して、LA論理ポートを冗長化するために当該IFカード102−n(例えばIFカード102−1)と組み合わされる別のIFカード102−n(例えばIFカード102−2)の保守切替え回路部170と接続され、交絡線180を介してIFカードの状態を交換する。交絡線180は、後述する切替え要求コマンド等をIFカード102−n間で相互に通信するために使用される通信線であり、いかなる種類のものであってもよい。
なお、図4には例としてIFカード102−1の構成要素を示す。IFカード102−2の構成要素はIFカード102−1と同様であるため、保守切替え回路部170以外の部分の図示を省略する。
以下、IFカード102−nの各構成要素(機能ブロック)について説明する。
制御回路173は、制御カード101との間の通信及び制御カード101のコマンドに従い、各機能ブロックに対して値の設定を実施する機能や、各機能ブロックの状態を読み出して、制御カード101へと通知する機能を有する。
物理ポート104−nは、隣接する通信装置と接続するためのIFである。
MAC処理回路160−nは、データの受信機能と送信機能を有している。例えば、MAC処理回路160−nは、受信機能として、物理ポート104−nで用いられる形式の通信信号を終端し、受信した通信信号からイーサネットフレームを識別し、イーサネットフレーム単位の正常性などを確認する機能を有し、送信機能として、データDMX回路166から受信したイーサフレームを物理ポート104−nで用いられる形式の通信信号に変換し、物理ポート104−nへと送信する機能を有する。
データMUX回路161は、各MAC処理回路160−nから受信したイーサネットフレームを多重化し、IFカード102−n内の処理速度へと乗せ換える。また、データMUX回路161は、内部ヘッダ411を生成し、Port IDフィールド414にフレームを受信した物理ポート104の物理ポートIDを付与する。
Ingressフレーム処理回路162は、受信したイーサネットフレームが、ネットワーク利用ユーザがデータ通信に利用するイーサネットフレーム(ユーザフレーム)なのか、OAMフレームまたはAPSフレームなのかを識別し、受信イーサネットフレームがユーザフレームの場合はSW送信回路163へと転送し、OAMフレームまたはAPSフレームの場合は物理ポート保守回路171へと転送する。
SW送信回路163は、受信したイーサネットフレームをSWカード103へと送信する。
SW受信回路164の詳細動作を図7、図8を参照しながら説明する。SWカード103からIFカード102−nへ送信されたイーサネットフレームはSW受信回路164で受信され、その宛先情報からフローが特定される。フローの特定には例えば、MACアドレス、VID、MPLSのLSP ID、IPアドレス等を利用するとよい。フローの特定が出来ると、SW受信回路164は、次に図7に示すフロー出力先保持テーブル450を参照し、受信したイーサネットフレームの出力先ポートを特定する。
図7は、本発明の第1の実施形態の通信装置100−nが保持するフロー出力先保持テーブル450の説明図である。
フロー出力先保持テーブル450は、例えばSW受信回路164内に保持され、フローID451、Port ID452及びポート種別453から構成される。フローIDはフローを識別する情報(例えばフロー番号のようなID)であり、Port ID452は物理ポート104−n又はLA論理ポート110−nを識別する情報(例えばポート番号のようなID)である。ポート種別453は、Port ID452によって識別されるポートが物理ポート104−n又はLA論理ポート110−nのいずれであるかを特定する情報である。
SW受信回路164は、受信したイーサネットフレームのフローが特定された後、特定されたフローのフロー番号(フローID)を検索キーとしてフロー出力先保持テーブル450を検索する。具体的には、SW受信回路164は、特定されたフローのフローIDと一致するフロー出力先保持テーブル450のフローID451を検索し、そのフローID451に対応するPort ID452及びポート種別453を取得する。さらに、SW受信回路164は内部ヘッダ411を生成し、受信したイーサネットフレームの先頭部分に付与する。
図8は、本発明の第1の実施形態の通信装置100−nによって付与される内部ヘッダ411のフォーマットの説明図である。
内部ヘッダ411は、OAM/ユーザフレーム識別フィールド412、LA有効/無効フィールド413、及びPort IDフィールド414から構成される。
SW受信回路164は、受信したイーサネットフレームの内部ヘッダ411のOAM/ユーザフレーム識別フィールド412に、そのイーサネットフレームがユーザフレームであることを識別する情報を書きこむ。次に、SW受信回路164は、フロー出力先保持テーブル450から取得したポート種別453の値を内部ヘッダ411のLA有効/無効フィールド413に設定する。さらに、SW受信回路164は、フロー出力先保持テーブル450から取得したPort ID452の値を内部ヘッダ411のPort IDフィールド414に設定する。
上記処理が完了すると、SW受信回路164は受信したイーサネットフレームをEgressフレーム処理回路165へと転送する。
保守切替え回路部170は、物理ポート保守回路171及び論理ポート切替え回路172で構成される。これらは、それぞれ、図1の物理ポート保守回路112及び論理ポート切替え回路111に相当する。保守切替え回路部170は、OAMフレーム又はAPSフレームを生成し、生成したこれらのフレームの先頭に内部ヘッダ411を付与してEgressフレーム処理回路165へと転送する。
保守切替え回路部170が生成する内部ヘッダ411に設定される値について説明する。保守切替え回路部170は、内部ヘッダ411のOAM/ユーザフレーム識別フィールド412に、生成したイーサネットフレームがOAMフレーム(OAMフレーム及びAPSフレームを含む)であることを示す情報を設定する。次に、保守切替え回路部170は、LA有効/無効フィールド413を「無効」に設定する。後述するように、本フィールドを無効に設定することで、OAMフレームを保守切替え回路部170が指定した物理ポート104−nから出力することができる。保守切替え回路部170は、Port IDフィールド414に当該フレームの出力先物理ポートIDを設定する。
Egressフレーム処理回路165は、論理ポート/物理ポート対応テーブル420及び論理ポート運用状態保持テーブル430を有している。Egressフレーム処理回路165の詳細な動作を図6、図9、図10を参照しながら説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態のEgressフレーム処理回路165の処理フローチャートである。
Egressフレーム処理回路165は、イーサネットフレームを受信すると処理を開始する(S101)。
Egressフレーム処理回路165は、イーサネットフレームを受信するとまず、受信したイーサネットフレームの内部ヘッダ411を解析し、内部ヘッダ411のLA有効/無効フィールド413の値が「有効」又は「無効」のいずれであるかをチェックする(S102)。
LA有効/無効フィールド413の値が「有効」の場合、Egressフレーム処理回路165は、次に内部ヘッダ411からPort IDフィールド414を取得する(S103)。LA有効/無効フィールド413の値が「有効」であるため、内部ヘッダ411のPort IDフィールド414には物理ポートのIDではなく、LA論理ポートのIDが設定されている。
次に、Egressフレーム処理回路165は、取得したLA論理ポートのIDを検索キーとして、論理ポート運用状態保持テーブル430を検索する(S104)。
図10は、本発明の第1の実施形態の通信装置100−nが保持する論理ポート運用状態保持テーブル430の説明図である。
論理ポート運用状態保持テーブル430は、論理ポートIDフィールド431及び運用状態フィールド432から構成されている。本テーブルは冗長化されているLA論理ポート110−nが現時点でACTとして使用されているのか、SBYとして使用されているのかを示す情報を保持している。具体的には、論理ポートIDフィールド431には各LA論理ポート110−nを識別する情報(ポート番号等)が保持され、運用状態フィールド432には各LA論理ポート110−nがACT又はSBYのいずれの状態であるかを示す情報が保持される。
次に、Egressフレーム処理回路165は、論理ポート運用状態保持テーブル430から取得した運用状態がACT又はSBYのいずれであるかを判定する(S105)。
論理ポート運用状態保持テーブル430から取得した運用状態がSBYの場合、1:1プロテクション設定しているSBYポートからのフレーム出力が禁止されているため、Egressフレーム処理回路165は、当該受信したフレームを廃棄する(S109)。
S109のフレーム廃棄処理の効果によって、1:1冗長設定時にSBY状態のLA論理ポート行きのフレームを当該IFカードから出力することを抑止することができる。
論理ポート運用状態保持テーブル430から取得した運用状態がACTの場合、Egressフレーム処理回路165は、当該受信したフレームを出力するための物理ポート104−nを決定する。まず、Egressフレーム処理回路165は、内部ヘッダ411から取得したPort IDフィールド414の値をLA IDと読み替え、論理ポート/物理ポート対応テーブル420を検索し、当該LA IDによって識別されるLA論理ポートに属する物理ポートのIDを全て取得する(S106)。
図9は、本発明の第1の実施形態の通信装置100−nが保持する論理ポート/物理ポート対応テーブル420の説明図である。
論理ポート/物理ポート対応テーブル420は、各物理ポート104−nを識別する物理ポートID421、及び、各物理ポート104−nが属する論理ポートを識別するLA ID422から構成されており、当該テーブルを参照することでLA論理ポートに属する物理ポートIDを取得することができる。例えば、受信フレームがLA論理ポート宛てであり、かつ、Port IDフィールド414が「1」の場合、Egressフレーム処理回路165はPort ID=1をLA ID=1と読み替え、これをキーとして論理ポート/物理ポート対応テーブル420を検索する。図9の例では、検索の結果、LA ID=1によって識別されるLA論理ポートに属する物理ポートIDの値が1、2、3及び4であると特定することができる。
次に、Egressフレーム処理回路165は、内部ヘッダ411の次に続くイーサネットフレームから、MACアドレス、VID、MPLSのLSP IDまたはIPアドレス等のアドレス情報を収集し、これらヘッダ情報をハッシュキーとしてハッシュ関数回路(図示せず)に入力し、出力先物理ポートIDを決定する(S107)。
ここで、ハッシュ関数回路とは、ハッシュキーをある関数に入力されると計算結果としてハッシュ値を出力する計算回路のことで、Egressフレーム処理回路165内に属している。例えば、ハッシュ計算結果が4通りとなるハッシュ関数回路に、ハッシュキーを入力すると、出力として1〜4のいずれかのハッシュ値が得られる。
例えば、物理ポート104−1をハッシュ値1、物理ポート104−2をハッシュ値2、物理ポート104−3をハッシュ値3、物理ポート104−4をハッシュ値4と対応付けると、受信したイーサネットフレームのアドレス情報から得たハッシュ値から、そのイーサネットフレームを出力する物理ポート104−nを決定することができる。
ハッシュ関数回路が使用するハッシュ関数は、LA論理ポートに属する物理ポート数に応じて使い分けることが望ましい。例えば、物理ポート数が3の場合、ハッシュ値が1、2または3の3通りとなるハッシュ関数が使用される。
次に、Egressフレーム処理回路165は、内部ヘッダ411のPort IDフィールド414の値を、ハッシュ関数の計算結果から決定した物理ポートIDで上書きする(S108)。これによって、当該イーサネットフレームの出力先物理ポートが決定する。
次に、Egressフレーム処理回路165は、データDMX回路166へイーサネットフレームを転送する(S110)。
リンクアグリゲーションが適用される場合、上記処理によって、LA論理ポート110−nを構成するどの物理ポート104−nからイーサネットフレームを出力するかが決定される。このため、通常は、特定のイーサネットフレームを、OpS130などからの設定によって、意図したLA論理ポート110−nを構成する特定の物理ポート104−nから出力することはできない。
次に、S102の判定論理によって、内部ヘッダ411のLA有効/無効フィールド413の値が「無効」と判定された場合の処理について述べる。既に説明したように、OAMフレームのLA有効/無効フィールド413は保守切替え回路部170によって「無効」に設定されるため、受信したフレームがOAMフレームである場合にはS102において必ず「無効」と判定される。
Egressフレーム処理回路165は、内部ヘッダ411のOAM/ユーザフレームフィールド412の値を取得し、受信したイーサネットフレームがユーザフレームであるかどうかの判定を行う(S111)。
S111の判定の結果、受信したイーサネットフレームがOAMフレームの場合、Egressフレーム処理回路165は、データDMX回路166へ受信したイーサネットフレームを転送する(S110)。
このように、受信したイーサネットフレームがOAMフレームの場合、Egressフレーム処理回路165は、保守切替え回路部170から受信したフレームを、その内部ヘッダ等の変更および当該フレームの廃棄のいずれもすることなく、データDMX回路166へと転送することができる。このため、OAMフレームは、リンクアグリゲーションの有効/無効、冗長設定ポートの運用状態のACT/SBYのいずれにも関係することなく、保守切替え回路部170で指定された物理ポート104−nから送信されることになる。
S111の判定の結果、受信したイーサネットフレームがユーザフレームの場合、Egressフレーム処理回路165は、内部ヘッダ411からPort IDフィールド414を取得する(S112)。
次に、Egressフレーム処理回路165は、取得したPort IDを検索キーとして、物理ポート運用状態保持テーブル(図示せず)を検索する(S113)。物理ポート選択系保持テーブルは、物理ポートIDフィールド及び運用状態フィールドから構成されている。すなわち、物理ポート運用状態保持テーブルは、論理ポート運用状態保持テーブル430(図10)の論理ポートIDフィールド431を物理ポートIDフィールドによって置き換えたものに相当する。本テーブルは冗長化のために使用される各物理ポート104−nが現時点でACTとして使用されているのか、SBYとして使用されているのかを示す情報を保持している。
次に、Egressフレーム処理回路165は、物理ポート選択系保持テーブルから取得した物理ポート104−nの運用状態がACTまたはSBYのいずれであるかを判定する(S114)。
テーブルから取得した運用状態がACTの場合、Egressフレーム処理回路165は、当該受信したフレームをデータDMX回路へ転送する(S110)。
テーブルから取得した運用状態がSBYの場合、1:1プロテクション設定しているSBYポートからはフレーム出力が禁止されているため、Egressフレーム処理回路165は、当該受信したフレームを廃棄する(S109)。
S109のフレーム廃棄処理の効果によって、1:1冗長設定時にSBY状態の物理ポート行きのフレームを当該IFカードから出力することを抑止することができる。
データDMX回路166は、Egressフレーム処理回路165から転送されたフレームの内部ヘッダ411のPort IDフィールド414の値を取得し、取得したPort IDと対応する物理ポート104−nが接続するMAC処理回路160−nにフレームを転送する。
次に、保守切替え回路部170の詳細な動作を、図11を参照しながら説明する。保守切替え回路部は、物理ポート保守回路171、論理ポート切替え回路172及び物理ポート管理テーブル440によって構成される。
図11は、本発明の第1の実施形態の通信装置100−nが保持する物理ポート管理テーブル440の説明図である。
物理ポート管理テーブル440は、物理ポート保守回路171および論理ポート切替え回路172の双方から参照されるテーブルであり、物理ポートID441、リンクレイヤOAM442、リンクレイヤのステータス443、LA ID444、LA設定445、およびリンク名称446から構成される。
物理ポートID441は、各IFカード102−n内の各物理ポート104−nを識別する情報(ID)である。リンクレイヤOAM442は、各物理ポート104−nがイーサネットOAMの接続性確認(CC)フレームを送受信するか否かを示す情報であり、「有効」は、当該物理ポート104−nがCCフレームを送受信することによってその物理ポート104−nを通る物理リンクが正常であるか否かを確認することを示す。状態443は、CCフレームの送受信によって確認されたリンクの状態が「正常」又は「故障」のいずれであるかを示す。
LA ID444は、各物理ポート104−nが属するLA論理ポート110−nを識別する情報(ID)である。LA設定445は、各物理ポート104−nがリンクアグリゲーションに使用されるか否かを示す情報であり、「有効」は、当該物理ポート104−nがリンクアグリゲーションに使用されることを示す。リンク名称446は、各物理ポート104−nを通る物理リンクの名称、その物理ポート104−nがLA論理ポート110−nに属する場合には、そのLA論理ポート110−nを通る論理リンクの名称であり、図1の例では、「Working」又は「Protection」等である。
図11は、例として、通信装置100−1及び100−2のIFカード102−1に保持される物理ポート管理テーブル440を示す。IFカード102−1の物理ポート管理テーブル440のリンク名称446にはWorkingという名称が設定されている。一方、図11では省略されているが、IFカード102−1を冗長化するIFカード102−2(すなわち、IFカード102−1内の物理ポート104−nが故障したときにそれと交代して使用される物理ポート104−nを有するIFカード102−2)の物理ポート管理テーブル440の物理ポートID441の値1〜4のリンク名称446にはProtectionと設定されている。
この、Working、Protectionの名称によって、故障が発生した場合にAPSフレームを送信するIFカードが決定される。具体的には、APSフレームは、Protection側の物理ポート104−nによって送受信される(図12〜図15参照)。
通信装置100−n(例えば通信装置100−1)は、対向する通信装置100−n(例えば通信装置100−2)との間を接続する物理リンクの正常性を確認するために、イーサネットOAMの接続性確認(CC)フレームを利用することができる。
通信装置100−nは、周期的にCCフレームを送受信し、対向装置からCCフレームを受信することで物理リンクが正常に動作していると判定する。また、CCフレームを一定時間以上受信出来なかった場合、物理リンクに故障が発生していると判定する。物理ポート保守回路171はこれら一連の正常性確認処理を実行する機能ブロックである。
物理ポート保守回路171の処理はOAMフレーム送信処理とOAMフレーム受信処理の大きく2つに分けられる。
物理ポート保守回路171のOAMフレーム送信処理についてまず説明する。
物理ポート保守回路171は、周期的に物理ポート管理テーブル440をポーリングし、リンクレイヤOAMが有効となっている物理ポートIDに対してCCフレームを生成する。
物理ポート保守回路171は、CCフレームを生成すると、CCフレームの先頭部分に内部ヘッダ411を付与してEgressフレーム処理回路165へとCCフレームを転送する。
CCフレームに付与する内部ヘッダ411のOAM/ユーザフレーム識別フィールド412には、そのCCフレームがOAMフレームであることを示す情報が設定される。LA有効/無効フィールド413には、「無効」が設定され、Port IDフィールド414には、物理ポート管理テーブル440から取得した物理ポートID441が設定される。このように、LA有効/無効フィールド413が「無効」と設定された内部ヘッダ411を生成することで、図6のS110の処理で述べたように、OAMフレームはEgressフレーム処理回路165で廃棄されることなく、指定した通りの物理ポート104−nから出力される。したがって、本実施形態を用いることで、LA論理ポート110−nに属する各物理ポート104−nに対してCCフレームを送信することができる。
次に物理ポート保守回路171のOAMフレーム受信処理について説明する。
物理ポート保守回路171は、CCフレームを受信すると、そのCCフレームがどの物理ポート104−nから受信したものであるかを解析する。物理ポート管理テーブル440に設定されている物理ポート104−nからのCCフレームを受信した場合、物理ポート保守回路171は、CCフレームを正常受信したと判定し、その物理ポート104−nに対応するステータス443を「正常」とする。
リンクレイヤOAM442が「有効」とされている物理ポート104−nで、ある一定時間以上、正常なCCフレームを受信できなかった場合、物理ポート保守回路171は、その物理ポート104−nに対応するステータス443を「故障」に書き換える。
ステータス443が「故障」になった物理ポート104−nは正常にデータ通信ができないと判定される。
物理ポート保守回路171は、「故障」と判定した物理ポート104−nから正常なCCフレームを所定のn回連続で受信すると、データ通信が復旧したと判定し、その物理ポート104−nに対応するステータス443を「正常」と書き換える。
本実施形態では、このようにCCフレームの周期受信を監視することでLA論理ポート110−nに属する物理ポート104−nで故障が発生していないことを確認することができる。
次に論理ポート切替え回路172を説明する。
論理ポート切替え回路172は、周期的に物理ポート管理テーブル440をポーリングし、ステータス443の情報を監視する。
例えば、通信装置100−1のIFカード102−1の論理ポート切替え回路172は、ステータス443が「正常」から「故障」に変化した物理ポートIDを検出すると、IFカード102−1と共にLA論理ポート110−nを冗長化するIFカード102−2に対して、交絡線180を利用して故障の発生及び切替えの指示を通知する。
一例として、通信装置100−1のIFカード102−1に属するLA論理ポート110−1を構成する物理ポート104−2で故障が発生した場合の論理ポート切替え回路172の処理動作を、図12を参照しながら説明する。
図12は、本発明の第1の実施形態において、物理ポート104−nの故障を検出した論理ポート切替え回路172がLA論理ポート110−nを切り替える処理のシーケンス図である。
論理ポート切替え回路172は、物理ポート管理テーブル440のうち、物理ポートID441の値が2であるエントリをポーリングしたとき、ステータス443が正常から故障に変化していることを検出する。
論理ポート切替え回路172は、物理ポートID441の値が2であるエントリのLA ID444、LA設定445及びリンク名称446(図11の例では、それぞれ「1」、「有効」及び「Working」)を取得する。
次に、論理ポート切替え回路172は、取得したLA設定445が「有効」となっていることを確認し、物理ポート管理テーブル440から取得したLA ID444の値(上記の例では、LA論理ポート110−1のLA IDの値「1」)を検索キーとして、論理ポート運用状態保持テーブル430を検索する。
検索によって得られた本テーブルの該当エントリの運用状態フィールド432が「ACT」の場合、現在当該LA論理ポート110−1を利用してデータ通信が行われている。このため、論理ポート切替え回路172は、故障を検出した物理ポートIDが属するLA論理ポート110−1でのデータ通信に問題が発生していると判定する(S201)。
IFカード102−1の論理ポート切替え回路172は、交絡線180を利用して、IFカード102−2の論理ポート切替え回路172へ、切替え要求コマンドとして、LA ID=1及び状態=「故障」を通知する(S202)。
IFカード102−2の論理ポート切替え回路172は、上記の切替え要求コマンドを検出すると、通知を受けたLA IDによって識別されるLA論理ポート110−nに属する物理ポート104−n(以下、LA IDに対応する物理ポート104−nとも記載する)の正常性を確認する(S203)。なお、以下の説明では、各LA論理ポート110−nに、それぞれのIFカード102−n内で一意のLA IDが付与され、Working側のIFカード102−1に属するLA論理ポート110−1及びそれと対をなす(すなわちそれを冗長化する)Protection側のIFカード102−2に属するLA論理ポート110−2に、同一のLA ID「1」が付されている例を示す。この場合、S203において、Protection側のLA論理ポート110−2に属する物理ポート104−5〜104−8の正常性の確認が実行される。例えば、物理ポート管理テーブル440を、LA IDを検索キーとして検索し、検索されたLA IDに対応する物理ポートIDのステータス443を確認することで、検索されたLA IDに対応する物理ポート104−nの正常性を確認することができる。
なお、対をなすWorking側のLA論理ポート110−1及びProtection側のLA論理ポート110−1に異なるLA IDが付与されてもよいが、その場合は、所定の規則に従って定められたLA IDを付与するか、又は、対をなす二つのLA論理ポート110−nのLA IDを対応付ける情報をIFカード102−nが保持する必要がある。この場合、S203では、通知されたLA IDに対応するLA IDを検索キーとした検索が実行される。
通知されたLA IDに対応する物理ポート104−nが正常であることが確認できると、IFカード102−2の論理ポート切替え回路172は、切替え開始通知コマンドとしてLA ID=1及び運用状態=ACTをIFカード102−1の論理ポート切替え回路172に送信する(S204)。
IFカード102−2の論理ポート切替え回路172は、切替え開始通知コマンド送信後、当該LA IDによって識別されるLA論理ポート110−nに属する物理ポート104−nの一つ(上記の例では、LA ID=1によって識別されるLA論理ポート110−2に属する物理ポート104−5〜104−8の一つ)から、APSフレームを送信し、Workingで故障が発生したことを対向の通信装置100−2に通知する(S206)。当該LA IDに対応するどの物理ポート104−nがAPSフレームを送信してもよいが、例えば、最若番の物理ポート(上記の例では、物理ポート104−5〜104−8のうち、最も若い(すなわち小さい)IDを持つ物理ポート104−5)が送信してもよい。
APSフレームは論理ポート切替え回路172で生成される。論理ポート切替え回路172は生成したAPSフレームに内部ヘッダ411を付与し、そのAPSフレームをEgressフレーム処理回路165へ転送する。
内部ヘッダ411のOAM/ユーザフレーム識別フィールド412には、当該APSフレームがOAMフレームであることを示す情報が設定される。LA有効/無効フィールド413には、「無効」が設定され、Port IDフィールド414には、例えば、当該LA論理ポート110−nに属する最若番の物理ポートIDが設定される。このように、LA有効/無効フィールド413を「無効」と設定して内部ヘッダを生成することで、OAMフレームはEgressフレーム処理回路165で廃棄されることなく、指定した通りの物理ポートから出力される。このように、本実施形態を用いることで、LA論理ポート110−nに属する任意の物理ポート104−n(例えばLA論理ポート110−2に属する物理ポート104−5)からAPSフレームを送信することができる。
次に、IFカード102−2の論理ポート切替え回路172は、当該LA ID(上記の例では「1」)を検索キーとして論理ポート運用状態保持テーブル430を検索し、該当するエントリの運用状態432をSBYからACTに変更する(S207)。これまでLA ID=1のLA論理ポート110−1宛てに送信されたユーザフレームは、LA論理ポート110−2を有する当該IFカード102−2で廃棄されていたが、上記のように運用状態432を変更した結果、ユーザフレームがIFカード102−2で廃棄されることなく転送される。
IFカード102−1の論理ポート切替え回路172は、切替え開始通知コマンド(S204)を受信すると、当該LA ID(上記の例では「1」)を検索キーとして論理ポート運用状態保持テーブル430を検索し、該当するエントリの運用状態432をACTからSBYに変更する(S205)。これによって、LA ID=1のLA論理ポート宛てユーザフレームは当該IFカード102−1で廃棄される。
次に、APSフレームを受信する通信装置100−2の論理ポート切替え回路172の処理について図13を参照して説明する。APSフレームはリンク名称がProtectionのLA論理ポート110−2でのみ送受信される。以下、通信装置100−2がLA論理ポート110−2に属する物理ポート104からイーサネットAPSを受信した場合を例として説明する。
図13は、本発明の第1の実施形態において、APSフレームを受信した論理ポート切替え回路172がLA論理ポート110−nを切り替える処理のシーケンス図である。
通信装置100−2のIFカード102−2が受信したAPSフレームは論理ポート切替え回路172へ転送される。
論理ポート切替え回路172は、APSフレームの内容を解析する(S301)。受信したAPSフレームが故障切替えを通知するものである場合、論理ポート切替え回路172は、切替え開始コマンドとして、LA ID=1及び運用状態SBYを、交絡線180を利用してIFカード102−1へ送信する(S302)。
次に、IFカード102−2の論理ポート切替え回路172は、当該LA ID=1を検索キーとして論理ポート運用状態保持テーブル430を検索し、該当するエントリの運用状態432をSBYからACTに変更する(S303)。これによって、LA ID=1のLA論理ポート110−2宛てユーザフレームは当該IFカード102−2で廃棄されることなく転送される。
IFカード102−1の論理ポート切替え回路172は、切替え開始通知コマンド(S302)を受信すると、当該LA ID=1を検索キーとして論理ポート運用状態保持テーブル430を検索し、該当するエントリの運用状態432をACTからSBYに変更する(S304)。これによって、LA ID=1のLA論理ポート110−1宛てユーザフレームは当該IFカード102−1で廃棄される。
次に、Working側LA論理ポート110−1に属する物理ポートの故障が回復したのちに、Protection側からWorking側へデータ通信経路を切り戻す手順について図14を参照しながら説明する。
図14は、本発明の第1の実施形態において、物理ポート104−nの故障からの回復を検出した論理ポート切替え回路172がLA論理ポート110−nを切り戻す処理のシーケンス図である。
ここでは一例として、通信装置100−1のIFカード102−1に属するLA論理ポート110−1を構成する物理ポート104−2の故障が回復した場合について説明する。
物理ポート保守回路171は、例えば、ステータス443が「故障」となっている物理ポート104−nからCCフレームを所定の周期で所定の回数以上受信した場合、当該物理ポート104−nが故障から回復したと判定し、当該物理ポート104−nに対応する物理ポート管理テーブル440のステータス443を「正常」に変更する。
論理ポート切替え回路172は、周期的に物理ポート管理テーブル440をポーリングし、ステータス443の情報を監視する。
論理ポート切替え回路172は、IFカード102−1の、物理ポートID441の値「2」に対応するステータス443が「故障」から「正常」に変化していることを検出(S401)すると、物理ポートID441の値が「2」であるエントリのLA ID444、LA設定445、リンク名称446を取得する。
IFカード102−1の論理ポート切替え回路172は、交絡線180を利用して、IFカード102−2の論理ポート切替え回路172へ、切替え要求コマンドとして、LA ID=1及び状態=「回復」を通知する(S402)。
IFカード102−2の論理ポート切替え回路172は、前記切替え要求コマンドを検出すると、切替え開始通知コマンドとしてLA ID=1及び運用状態=ACTをIFカード102−1の論理ポート切替え回路172に送信する(S403)。
IFカード102−2の論理ポート切替え回路172は、切替え開始通知コマンド送信後、当該LA IDに対応する物理ポート104−nの一つ(上記の例では、LA ID=1によって識別されるLA論理ポート110−2に属する物理ポート104−5〜104−8の一つ)から、APSフレームを送信し、Working側へLA論理ポートを切り戻すことを対向の通信装置100−2に通知する(S404)。図12のS206と同様、最若番の物理ポート104−nがAPSフレームを送信してもよい。
APSフレームは、論理ポート切替え回路172で生成される。論理ポート切替え回路172は生成したAPSフレームに内部ヘッダ411を付与し、そのAPSフレームをEgressフレーム処理回路165へ転送する。
内部ヘッダ411のOAM/ユーザフレーム識別フィールド412には、生成したAPSフレームがOAMフレームであることを示す情報が設定される。LA有効/無効フィールド413には、「無効」が設定され、Port IDフィールド414には当該LA論理ポートに属する最若番の物理ポートIDが設定される。このように、LA有効/無効フィールド413を「無効」と設定して内部ヘッダを生成することで、OAMフレームはEgressフレーム処理回路165で廃棄されることなく、指定した通りの物理ポートから出力される。このように、本実施形態を用いることで、LA論理ポート110−nに属する任意の物理ポート104−nからAPSフレームを送信することができる。
次に、IFカード102−2の論理ポート切替え回路172は、当該LA ID(上記の例では「1」)を検索キーとして論理ポート運用状態保持テーブル430を検索し、該当するエントリの運用状態432をACTからSBYに変更する(S405)。これによって、LA ID=1のLA論理ポート110−2宛てユーザフレームは当該IFカード102−2で廃棄される。
IFカード102−1の論理ポート切替え回路172は、切替え開始通知コマンド(S403)を受信すると、当該LA IDを検索キーとして論理ポート運用状態保持テーブル430を検索し、該当するエントリの運用状態432をSBYからACTに変更する(S406)。これによって、LA ID=1のLA論理ポート110−1宛てユーザフレームは当該IFカード102−1で廃棄されることなく転送される。
次に、APSフレームを受信する通信装置100−2の論理ポート切替え回路172の処理について図15を参照して説明する。以下の説明では通信装置100−2がLA論理ポート110−2に属する物理ポート104からイーサネットAPSフレームを受信した場合を例として説明する。
図15は、本発明の第1の実施形態において、APSフレームを受信した論理ポート切替え回路172がLA論理ポート110−nを切り戻す処理のシーケンス図である。
通信装置100−2のIFカード102−2が受信したAPSフレームは論理ポート切替え回路172へ転送される。
論理ポート切替え回路172は、APSフレームの内容を解析する(S501)。受信したAPSフレームが切り戻しを通知するものである場合、論理ポート切替え回路172は、切替え開始コマンドとして、LA ID=1及び運用状態=ACTを、交絡線180を利用してIFカード102−1へ送信する(S502)。
次に、IFカード102−2の論理ポート切替え回路172は、当該LA ID(上記の例ではLA ID=1を検索キーとして論理ポート運用状態保持テーブル430を検索し、該当するエントリの運用状態432をACTからSBYに変更する(S503)。これによって、LA ID=1のLA論理ポート110−2宛てユーザフレームは当該IFカード102−2で廃棄される。
IFカード102−1の論理ポート切替え回路172は、切替え開始通知コマンド(S502)を受信すると、当該LA IDを検索キーとして論理ポート運用状態保持テーブル430を検索し、該当するエントリの運用状態432をSBYからACTに変更する(S504)。これによって、LA ID=1のLA論理ポート110−1宛てユーザフレームは当該IFカード102−1で廃棄されることなく転送される。
ここで、物理ポート保守回路171及び論理ポート切替え回路172による物理ポート管理テーブル440のポーリング周期を例えば3.33ミリ秒などの短い時間にすることによって、CCフレーム及び故障検出時間が短縮化され、LA論理ポート切替え時間を50ミリ秒以下に抑える事が可能となる。
また、論理ポート運用状態保持テーブル430をSWカード103に保持し、それに従ってSWカード103がACT側のLA論理ポート110−nのみにデータを転送することで、SWカード103からSBY側のLA論理ポート110−n向けのデータ転送を抑止することもできる。このようにすることで、SWカード103からIFカード102−nに無駄なフレームが転送されることが無くなり、IFカード102−nにその他データを送信することも可能となる。
本実施形態によると、リンクアグリゲーションによる帯域幅拡大、1:1のイーサネットAPSによる故障切替え時間の高速化、及び、IFカード故障発生時の通信帯域を維持したサービス継続を並立させることができる。
(実施形態2)
以下、図面を参照しながら本発明の第2の実施形態を詳細に説明する。本発明の第2の実施形態と第1の実施形態の構成上の差分は、第1の実施形態が1:1冗長構成であったのに対し、第2の実施形態は1+1冗長構成を取ることにある。本実施形態の通信システムの構成要素のうち、第1の実施形態の通信システムの構成要素と同一の参照符号が付されたものは、以下に説明する相違点を除いて、当該同一の参照符号が付された第1の実施形態の通信システムの構成要素と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。
図16は、本発明の第2の実施形態の通信システムにおけるイーサネットフレームの流れの説明図であり、具体的には、通信装置100−1及び100−2が1+1冗長構成を取った時のイーサネットフレームの流れを図示している。1+1冗長構成ではLA論理ポート110−1及び110−2に同じイーサネットフレームが転送される。
図示していないが、通信装置100−1及び100−2のIFカード102−3及び102−4には他装置(すなわち通信装置100−1及び100−2以外の通信装置)が接続されている。通信装置100−1は他装置(図示せず)から受信したイーサネットフレームをまずはSWカード103へと転送する(551)。SWカード103は、受信したイーサネットフレームの宛先が、冗長化されたLA論理ポート110−1及び110−2である場合、受信したイーサネットフレームを複製し、LA論理ポート110−1及び110−2が属するIFカード102−1及び102−2へと転送する。IFカード102−1及び102−2は、それぞれ、物理ポート104−nのいずれかからイーサネットフレームを送信する(552、553)。
1+1冗長構成が適用される場合、イーサネットフレームは、ACT状態のLA論理ポート110−n及びSBY状態のLA論理ポート110−nの両方を利用して対向の通信装置100−nへ転送され、受信側の通信装置100−nのSBY状態のLA論理ポート110−nを通過して転送されたイーサネットフレームは廃棄される(554)。
第2の実施形態の通信装置100の構成要素と第1の実施形態の通信装置100の構成要素との差は、図9に示す論理ポート/物理ポート対応テーブル420がIngressフレーム処理回路162からも参照することができる点と、図10に示す論理ポート運用状態保持テーブル430がIngressフレーム処理回路に配備される点であり、それ以外はすべて同じとなる。
よって、第1の実施形態の通信装置100と第2の実施形態の通信装置100との違いはIngressフレーム処理回路162及びEgressフレーム処理回路165のみとなる。
その他の処理回路は全て第1の実施形態の通信装置100と同じ処理動作となるため、ここではIngressフレーム処理回路162及びEgressフレーム処理回路165の動作のみ解説する。
Egressフレーム処理回路165は論理ポート/物理ポート対応テーブル420を有している。Egressフレーム処理回路165の詳細動作を、図9を参照しながら説明する。
Egressフレーム処理回路165は、イーサネットフレームを受信すると、そのイーサネットフレームに付された内部ヘッダ411を解析し、LA有効/無効フィールド413の値が「有効」又は「無効」のいずれであるかをチェックする。
LA有効/無効フィールド413の値が「有効」の場合、Egressフレーム処理回路165は、次に内部ヘッダ411からPort IDフィールド414を取得する。
このとき、内部ヘッダ411のPort IDフィールド414の値は物理ポートのIDではなく、LA論理ポートのIDである。
次に、Egressフレーム処理回路165は、当該受信したイーサネットフレームを出力するための物理ポート104−nを決定する。まず、Egressフレーム処理回路165は、内部ヘッダ411から取得したPort IDフィールド414の値をLA IDと読み替え、論理ポート/物理ポート対応テーブル420を検索し、当該LA論理ポート110−n(すなわちPort IDフィールド414のLA IDの値によって識別される論理ポート110−n)に属する物理ポートを全て取得する。図9に示すように、論理ポート/物理ポート対応テーブル420は物理ポートID421及びLA ID422から構成されており、当該テーブルを参照することで物理ポート104−nが属するLA論理ポート110−nのLA IDを取得することができる。例えば、受信フレームがLA論理ポート110−n宛てであり、かつ、Port IDフィールド414が「1」の場合、Egressフレーム処理回路165はPort ID=1をLA ID=1と読み替え、論理ポート/物理ポート対応テーブル420を検索することで、LA論理ポート110−nに属する物理ポートのIDが1、2、3及び4であることを特定することができる。
次に、Egressフレーム処理回路165は、内部ヘッダ411の次に続くイーサネットフレームから、MACアドレス、VID、MPLSのLSP ID、又はIPアドレス等のアドレス情報を収集し、これらヘッダ情報をハッシュキーとしてハッシュ関数回路(図示せず)に入力し、出力先物理ポートIDを決定する。使用されるハッシュ関数回路及びハッシュ値に基づく物理ポートの決定方法は第1の実施形態と同様であってよいため、ここでは説明を省略する。
次に、Egressフレーム処理回路165は、内部ヘッダ411のPort IDフィールド414値を、ハッシュ関数の計算結果から決定した物理ポートIDで上書きする。これによって、当該イーサネットフレームの出力先物理ポートが決定する。
上記処理完了後、Egressフレーム処理回路165は、データDMX回路166へと受信したイーサネットフレームを転送する。
第2の実施形態のEgressフレーム処理回路165には、SW受信回路から受信したイーサネットフレームを廃棄処理する機能(図6のS109)が無い。これによって、LA論理ポート110−nの状態がACT又はSBYのいずれであるかに関係なくLA論理ポート110−nへとイーサネットフレームを出力することが可能となる。
次に、内部ヘッダ411のLA有効/無効フィールド413値が「無効」であるフレームを受信した場合の動作を説明する。Egressフレーム処理回路165は、LA有効/無効フィールド値が「無効」なフレームを受信した場合、何も処理をせずに、データDMX回路166へと受信したイーサネットフレームを転送する。
OAMフレーム及びAPSフレームの内部ヘッダ411のLA有効/無効フィールド413は常に「無効」に設定されている。そのため、保守切替え回路部170から受信したイーサネットフレームがLA論理ポート110−n宛てであっても、それがOAMフレーム又はAPSフレームであれば、そのフレームを保守切替え回路部170で指定された物理ポート104−nから出力することができる。
上記の説明をまとめると、第2の実施形態のEgressフレーム処理回路165は、S102において内部ヘッダ411のLA有効/無効フィールド413が「無効」であると判定した場合に、S111〜S114を実行せずにS110を実行し、S105において運用状態がSBYであると判定した場合に、S109を実行せずにS110を実行する、という点を除いて、図6に示した第1の実施形態のEgressフレーム処理回路165と同様の処理を実行する。このため、本実施形態のEgressフレーム処理回路165の処理を示すフローチャートの図示は省略する。
次に、Ingressフレーム処理回路162の処理を、図9、図10及び図17を参照しながら説明する。
図17は、本発明の第2の実施形態のIngressフレーム処理回路162の処理フローチャートである。
Ingressフレーム処理回路162は、イーサネットフレームを受信すると、イーサネットフレームの解析を行い、受信フレームがユーザフレーム又はOAMフレームのいずれであるかを識別する(S602)。受信フレームのMACヘッダのTypeフィールドを参照することによって、受信フレームがユーザフレーム又はOAMフレームのいずれであるかを識別することができる。OAMフレームのTypeフィールドはある固定の値を取る。
受信したイーサネットフレームがOAMフレームの場合、Ingressフレーム処理回路162は、受信したイーサネットフレームを保守切替え回路部170へと転送する(S609)。
受信したイーサネットフレームがユーザフレームの場合、Ingressフレーム処理回路162は、内部ヘッダ411のPortIDフィールド414からPort IDを取得する(S603)。
次に、Ingressフレーム処理回路162は、取得したPort IDを検索キーとして、論理/物理対応テーブル420を検索し、当該Port IDに対応するLA IDを取得する(S604)。
次に、Ingressフレーム処理回路162は、論理/物理対応テーブル420から取得したLA IDを検索キーとして論理ポート運用状態保持テーブル430を検索し、当該LA IDに対応する運用状態432の情報を取得する(S605)。
次に、Ingressフレーム処理回路162は、論理ポート運用状態保持テーブル430から取得した運用状態432がACTか否かを判定する(S606)。
運用状態432がACTの場合は、Ingressフレーム処理回路162は、イーサネットフレームをSW送信回路163へと転送する(S607)。
運用状態432がSBYの場合は、Ingressフレーム処理回路162は、イーサネットフレームを廃棄処理する。
これによって、1+1冗長構成が適用された場合のSBY側LA論理ポート110−nから受信したイーサネットフレームを廃棄することができる。
本実施形態によると、リンクアグリゲーションによる帯域幅拡大、1+1冗長構成が適用された場合のイーサネットAPSによる故障切替え時間の高速化、及びIFカード故障発生時の通信帯域を維持したサービス継続を並立させることができる。
(実施形態3)
以下、図面を参照しながら本発明の第3の実施形態を詳細に説明する。本発明の第3の実施形態と、第1および第2の実施形態との構成上の差分は、第1および第2の実施形態が、隣接する通信装置100−1と100−2の間で、LA論理ポート110−nの冗長化を実現する方式であったのに対し、第3の実施形態が、通信装置500−1とそれに対向する通信装置500−2の間に、複数の他通信装置によって構築された通信キャリアの中継ネットワークが存在する場合にLA論リポートの冗長化を実現する方式であるという点である。
第3の実施形態では、遠隔地にある通信装置500−1と通信装置500−2との間でLA論理ポートが構築され、OAM機能によってLA論理ポートに属する物理ポートの正常性が確認され、物理ポートに故障が発生した場合に、APS機能によってLA論理ポートの切替えを実現するために、通信装置500−1及び500−2が遠隔ポート保守回路571を有する。
本実施形態の通信システムの構成要素のうち、第1又は第2の実施形態の通信システムの構成要素と同一の参照符号が付されたものは、以下に説明する相違点を除いて、当該同一の参照符号が付された第1又は第2の実施形態の通信システムの構成要素と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。
図18は、本発明の第3の実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。
図18において、本発明の通信装置500−1及び500−2の間は、キャリアA中継ネットワーク522−1とキャリアB中継ネットワーク522−2とを利用して相互に接続されている。
各キャリア中継ネットワークは複数の中継装置521で構築されている。
通信装置500−1及び500−2は、物理ポート104−1及び104−2を介してキャリアA中継ネットワークを構成する中継装置521と接続し、物理ポート104−3及び104−4を介してキャリアB中継ネットワークを構成する中継装置521と接続する。中継装置521は、通信装置500−nからイーサネットフレームを受信すると、キャリア中継ネットワークで利用する通信プロトコルへ変換またはカプセル化することで、キャリア中継ネットワーク内でのデータ転送を実行する装置である。
通信装置500−1及び500−2の物理ポート104−1及び104−2は、リンクアグリゲーション機能によって集約化されており、遠隔LA論理ポート510−1として扱われる。同様に通信装置500−1及び500−2の物理ポート104−3及び104−4はリンクアグリゲーション機能によって集約化されており、遠隔LA論理ポート510−2として扱われる。なお、遠隔LA論理ポート510−1及び510−2は冗長構成を取る。
なお、図18に図示する制御カード101、SWカード103及び物理ポート104−nは第1及び第2の実施形態において説明したものと同等の機能を有するため、説明を割愛する。
図18の例では、遠隔LA論理ポート510−1にはWorking、遠隔LA論理ポート510−2にはPrtectionと名称がつけられており、遠隔LA論理ポート510−1の状態は通信を実行するACT、遠隔LA論理ポート510−2の状態は遠隔LA論理ポート510−1に属する物理ポートで故障が発生した時に利用されるSBYとなっている。この状態のことをWorking ACT、Protection SBYと呼ぶ。第3の実施形態では、以降、IFカード502−1の遠隔LA論理ポート510−1とIFカード502−2の遠隔LA論理ポート510−2との間で1:1冗長化及び1+1冗長化を実現する手段を説明する。
上記のように遠隔LA論理ポートの冗長化を実現するための通信装置500−nのIFカード502−nの機能ブロック構成を、図19を参照しながら説明する。
図19は、本発明の第3の実施形態の通信システムにおける通信装置500−nの機能ブロック図である。
通信装置500−nは、制御カード101、IFカード502−n及びSWカード103から構成される。
本実施形態と第1及び第2の実施形態との差分は、キャリア中継ネットワークを利用して接続する通信装置500−1と通信装置500−2との間の物理ポート104−1〜104−4の正常性確認を実現するための遠隔ポート保守回路571及び論理ポート切替え回路572のOAMフレーム生成時の処理動作の一部のみである。それ以外の本実施形態の構成要素は全て第1及び第2の実施形態と同等の機能を有するため、それらに関する説明を割愛する。
遠隔ポート保守回路571及び論理ポート切替え回路572は、図20に示す物理ポート管理テーブル540を有している。
図20は、本発明の第3の実施形態の通信装置500−nが保持する物理ポート管理テーブル540の説明図である。
第3の実施形態の物理ポート管理テーブル540の構成は、OAMレベル541が追加されている点を除いて、第1及び第2の実施形態の物理ポート管理テーブル440と同様である。
イーサネットOAMではOAMによる正常性監視区間をOAMレベルによって分離することができる。
図21は、本発明の第3の実施形態におけるOAMレベルに基づく正常性監視区間の分離の説明図である。
例えば図21に示すように、キャリア中継ネットワーク内の中継装置521間でイーサネットOAMによる保守管理を実施し、かつ通信装置500−n間でもイーサネットOAMによる保守管理を実施することができる。
イーサネットOAMの規格では、イーサネットOAMを運用する装置で使用するOAMレベルと同じ又はそれよりもレベルの低いOAMフレームを受信すると、当該装置で終端処理することが規定されている。そのため、図21の例にあるように、キャリア中継ネットワーク内の中継装置521間でイーサネットOAMのOAMレベル0を使用している場合、通信装置500−n間ではイーサネットOAMのOAMレベルとして1以上の値を使用する必要がある。
物理ポート管理テーブル540では、OAMレベル541で各物理ポート104−nから送信するOAMフレームのレベルを任意に指定することができる。
遠隔ポート保守回路571及び論理ポート切替え回路572は、物理ポート管理テーブル540を参照し、OAMフレーム生成時に物理ポート管理テーブル540に設定されているOAMレベル541の値をOAMフレームのペイロードに設定する。物理ポート管理テーブル540に設定するOAMレベル541を中継ネットワーク内で使用しているOAMレベルよりも大きな値とすることによって、通信装置500−nが送信したOAMフレームが中継装置521で廃棄されることが無くなる。
具体的には、例えば図20に示すように各物理ポート104−nのOAMレベルが「4」と設定されている場合において、いずれかの物理ポート104−nが、「4」のOAMレベルが設定されたCCフレーム(OAMフレーム)を所定の時間にわたって受信しなかった場合、遠隔ポート保守回路571は、その物理ポート104−nに故障が発生したと判定し、その後、「4」のOAMレベルが設定されたCCフレームを所定の周期で所定の回数以上受信した場合、その物理ポート104−nが回復したと判定する。一方、物理ポート104−nが「4」を超えるOAMレベルが設定されたCCフレームを受信した場合、遠隔ポート保守回路571はそのCCフレームを物理ポート104−nの正常性の確認に使用せず、通信装置500−nは、そのCCフレームを他の通信装置500−n又は中継装置521に送信する。
第3の実施形態の遠隔ポート保守回路571の処理動作及び論理ポート切替え回路572の処理動作は、上記のOAMレベルを考慮した物理ポートの正常性確認処理を除いて、第1及び第2の実施形態の物理ポート保守回路171及び論理ポート切替え回路172の処理動作と同様であるため、その説明は割愛する。具体的には、本実施形態の通信装置500−n内でのフレームの処理は、図6又は図7と同様である。本実施形態の通信装置500−nによる遠隔LA論理ポート510−nの状態(ACT/SBY)切替えの処理は、図12〜図15と同様である。
従来のリンクアグリゲーション(例えば特許文献1)及びプロテクションスイッチング(例えば非特許文献1)は、いずれも、隣接する通信装置間の物理リンク冗長化には利用できるが、物理リンク冗長化を実行したい通信装置が中継ネットワークを介して接続される形態では利用できなかった。これに対して、本実施形態によると、リンクアグリゲーションによる帯域幅拡大、1:1冗長化又は1+1冗長化が採用された場合のイーサネットAPSによる故障切替え時間の高速化、及び、IFカード故障発生時の通信帯域を維持したサービス継続を、通信装置間に他の通信装置によって構成された中継ネットワークが介在する利用形態でも並立させることができる。
(実施形態4)
以下、図面を参照しながら本発明の第4の実施形態を詳細に説明する。本発明の第4の実施形態と第3の実施形態との構成上の差分は第3の実施形態において通信装置500−1と通信装置500−2との間で遠隔LA論理ポートが冗長化されるのに対し、第4の実施形態では通信装置500−1に対向する通信装置が、通信装置700−1及び700−2に分離される点にある。
本実施形態の通信システムの構成要素のうち、第1から第3の実施形態の通信システムの構成要素と同一の参照符号が付されたものは、以下に説明する相違点を除いて、当該同一の参照符号が付された第1から第3の実施形態の通信システムの構成要素と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。
図22は、本発明の第4の実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。
図22において、通信装置700−1と通信装置700−2との間が交絡IFカード720を介して接続されている。通信装置700−1はキャリアA中継ネットワーク522−1を介して通信装置500−1と接続し、通信装置700−2はキャリアB中継ネットワーク522−2を介して通信装置500−1と接続されている。
各キャリア中継ネットワーク522−n、複数の中継装置521−n及び通信装置500−1は、それぞれ、第3の実施形態の各キャリア中継ネットワーク522−n、複数の中継装置521及び通信装置500−1(又は通信装置500−2)と同等の機能を有するため、それらに関する説明を割愛する。
通信装置700−1は、物理ポート704−1及び704−2を介してキャリアA中継ネットワーク522−1を構成する中継装置521−1及び521−2と接続する。
通信装置700−2は、物理ポート704−1及び704−2を介してキャリアB中継ネットワーク522−2を構成する中継装置521−1及び521−2と接続する。
通信装置700−1の物理ポート704−1及び704−2はリンクアグリゲーション機能により集約化されており、遠隔LA論理ポート510−1として扱われる。
同様に通信装置700−2の物理ポート704−1及び704−2はリンクアグリゲーション機能により集約化されており、遠隔LA論理ポート510−2として扱われる。なお、遠隔LA論理ポート510−1及び510−2は、属している通信装置が異なるが、冗長構成を取る。
なお、図22に示す制御カード101、SWカード103及び物理ポート104−nは、第1及び第2の実施形態の制御カード101、SWカード103及び物理ポート104−nと同等の機能を有するため、それらに関する説明を割愛する。
図22の例では、遠隔LA論理ポート510−1にはWorking、遠隔LA論理ポート510−2にはPrtectionと名称がつけられており、遠隔LA論理ポート510−1の状態は通信を実行するACT、遠隔LA論理ポート510−2の状態は遠隔LA論理ポート510−1に属する物理ポートで故障が発生した時に利用するSBYとなっている。この状態のことをWorking ACT、Protection SBYと呼ぶ。第4の実施形態では、以降、通信装置700−1の遠隔LA論理ポート510−1と通信装置700−2の遠隔LA論理ポート510−2との間で1:1冗長化及び1+1冗長化を実現する手段を説明する。
上記のように異なる通信装置に属する遠隔LA論理ポート510−nの冗長化を実現するための通信装置700の機能ブロック構成を、図23を参照しながら説明する。
図23は、本発明の第4の実施形態の通信システムにおける通信装置700−nの機能ブロック図である。
通信装置700−nは、制御カード101、IFカード502−n、交絡IFカード720及びSWカード103から構成される。
本実施形態と第3の実施形態との差分は、交絡IFカード720が存在する点、及び、IFカード502−nの交絡線180が交絡IFカード720に接続される点のみである。それ以外の本実施形態の構成要素は全て第3の実施形態と同等の機能を有するため、それらに関する説明を割愛する。
交絡IFカード720は、交絡データ生成回路721、制御回路770及びMAC処理回路160から構成される。
制御回路770及びMAC処理回路160は第3の実施形態の制御回路173及びMAC処理回路160−1等と同等の機能を有するため、これらに関する説明を割愛する。
交絡データ生成回路721は、IFカード502−nから「切替え開始コマンド」又は「切替え要求コマンド」を受信すると、受信したコマンドを、図24に示すイーサネットフレームのフォーマットの交絡フレーム780に変換する。また、交絡データ生成回路721は、交絡フレーム780を受信すると、その内容を解析し、「切替え開始コマンド」又は「切替え要求コマンド」を生成して、IFカード502−nへと通知する。
図24は、本発明の第4の実施形態の通信装置700−nによって変換される交絡フレーム780のフォーマットの説明図である。
交絡フレーム780は、MACヘッダ781、イーサネットOAM識別子782、コマンド識別子783、LA ID784及びアクションフィールド785から構成される。
MACヘッダ781は、イーサネットフレームのMACアドレスが格納されるフィールドである。
イーサネットOAM識別子782は、本フレームがイーサネットOAMであり、かつ、交絡フレーム780であることを特定するための識別子である。イーサネットOAMには通信装置製造メーカが独自に使用できるVendor Specific OAMが定義されている。これを交絡フレームとして定義して使用することができる。
コマンド識別子783は、本フレームが「切替え開始コマンド」又は「切替え要求コマンド」のいずれであるかを特定するための識別子である。
LA ID784は、本コマンドを発行した遠隔LA論理ポート510−nを識別するLA IDである。
アクションフィールド785は、本フレームが「切替え開始コマンド」の場合は「運用状態」として使用し、本フレームが「切替え要求コマンド」の場合は「状態」として使用する。
通信装置700−nは、交絡IFカード720を用いて切替え要求コマンド及び切替え開始コマンドを交換することができるため、物理的に離れた通信装置700−1と700−2との間で遠隔LA論理ポート510−nの冗長化を実現することができる。
本実施形態の通信装置700−n内でのフレームの処理は、図6又は図7と同様である。本実施形態の通信装置700−nによる遠隔LA論理ポート510−nの状態(ACT/SBY)切替えの処理は、切替え要求コマンド及び切替え開始コマンドが交絡線180だけでなく交絡IFカード720及び物理ポート724を介して通信される点を除いて、図12〜図15と同様である。このため、本実施形態の通信装置700−nによって実行される詳細な処理の説明は省略する。
従来のリンクアグリゲーション(例えば特許文献1)及びプロテクションスイッチング(例えば非特許文献1)のいずれにおいても、冗長化する物理リンクは同一の通信装置に属している必要があった。これに対して、本実施形態によると、リンクアグリゲーションによる帯域幅拡大、1:1冗長化または1+1冗長化が採用された場合のイーサネットAPSによる故障切替え時間の高速化、及び、IFカード故障発生時の通信帯域を維持したサービス継続を、通信装置間に他の通信装置によって構成された中継ネットワークが介在し、かつ、異なる通信装置間で論理ポートが冗長化される利用形態も並立させることができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
100−1、100−2、500−1、500−2、700−1、700−2 通信装置
101 制御カード
102−1〜102−4、502−1〜502−4 IFカード
103 SWカード
104−5〜104−8、704−1、704−2、724 物理ポート
110−1、110−2、510−1、510−2 LA論理ポート
111、172、572 論理ポート切替回路
112、171 物理ポート保守回路
130 OpS(オペレーションシステム)
131 OpS通信経路
160−1〜160−n、722 MAC処理回路
161 データMUX回路
162 Ingressフレーム処理回路
163 SW送信回路
164 SW受信回路
165 Egressフレーム処理回路
166 データDMX回路
170 保守切替え回路部
173、770 制御回路
180 交絡線
521、521−1〜521−4 中継装置
522−1 キャリアA中継ネットワーク
522−2 キャリアB中継ネットワーク
571 遠隔ポート保守回路
720 交絡IF
721 交絡データ生成回路

Claims (14)

  1. 他の通信装置との間で信号を送受信する複数の物理ポートを有し、
    一つ以上の論理ポートの各々と、二つ以上の前記物理ポートとを対応付ける情報を保持し、
    前記複数の物理ポートのいずれかがユーザデータを含むデータを受信すると、前記受信したデータに含まれる宛先情報に基づいて、前記一つ以上の論理ポートの一つを前記ユーザデータを含むデータの出力先として特定する受信部と、
    前記ユーザデータを含むデータの少なくとも一部を用いた所定の方法によって、前記特定された論理ポートに対応する前記二つ以上の物理ポートの一つを、前記ユーザデータを含むデータの出力先として選択する第1処理部と、
    前記複数の物理ポートの一つと前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを生成する保守部と、を有し、
    前記複数の物理ポートの一つから前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを送信し、前記処理部によって前記出力先として選択された物理ポートから前記ユーザデータを含むデータを送信することを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記受信部は、前記受信したデータがユーザデータを含むデータであることを示すデータ種別情報、前記特定された論理ポートを識別するポート識別情報、及び前記ポート識別情報が前記論理ポートの識別情報であることを示すポート種別情報を前記受信したデータに付与し、前記データ種別情報、前記ポート識別情報及び前記ポート種別情報が付与されたデータを前記第1処理部に送信し、
    前記保守部は、前記生成したデータが前記他の通信装置との接続を確認するためのデータであることを示すデータ種別情報、前記複数の物理ポートの一つを識別するポート識別情報、及び、前記ポート識別情報が前記物理ポートの識別情報であることを示すポート種別情報を前記生成したデータに付与し、前記データ種別情報、前記ポート識別情報及び前記ポート種別情報が付与されたデータを前記第1処理部に送信し、
    前記第1処理部は、受信したデータに付与された前記ポート識別情報が前記物理ポートの識別情報である場合、前記ポート識別情報を変更せず、受信したデータに付与された前記ポート識別情報が前記論理ポートの識別情報である場合、前記付与されたポート識別情報を、前記ユーザデータを含むデータの少なくとも一部を用いた所定の方法によって選択した物理ポートの識別情報に変更することを特徴とする通信装置。
  3. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記通信装置は、前記各論理ポートが、前記ユーザデータを含むデータを転送するために使用される第1状態、又は、前記第1状態の論理ポートの予備である第2状態のいずれの状態であるかを示す情報を保持し、
    前記第1処理部は、前記ユーザデータを含むデータに付与された前記ポート識別情報が、前記第2状態の論理ポートの識別情報である場合、前記ユーザデータを含むデータを破棄し、
    前記通信装置は、前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを送受信した結果に基づいて、前記第1状態の論理ポートに対応するいずれかの前記物理ポートの故障が検出された場合、故障した前記物理ポートに対応する前記論理ポートの状態を前記第1状態から前記第2状態に変更し、前記第2状態に変更された論理ポートと対をなす前記論理ポートの状態を前記第1状態に変更する切替部を有することを特徴とする通信装置。
  4. 請求項3に記載の通信装置であって、
    前記通信装置は、複数のインタフェース装置、及び前記複数のインタフェース装置間を接続する通信線を有し、
    前記複数のインタフェース装置は、第1インタフェース装置及び第2インタフェース装置を含み、
    前記各インタフェース装置は、前記受信部、前記第1処理部、前記保守部、前記切替部、及び複数の前記物理ポートを有し、
    前記第1インタフェース装置の前記複数の物理ポートのうち、前記第1状態の論理ポートに対応するいずれかの前記物理ポートの故障が検出された場合、前記第1インタフェース装置の前記切替部は、故障した前記物理ポートに対応する前記論理ポートの識別情報及び故障による前記論理ポートの切り替えを通知する切替え要求コマンドを、前記通信線を介して前記第2インタフェースに送信し、
    前記切替え要求コマンドを受信した前記第2インタフェース装置の前記切替部は、
    前記通知された識別情報によって識別される前記論理ポートに含まれる前記各物理ポートが故障していないことを確認し、
    前記通知された論理ポートの識別情報を含む切替え開始コマンドを、前記通信線を介して前記第1インタフェースに送信し、
    前記通知された論理ポートの識別情報を含む、故障によるポートの切り替えを通知するデータを、前記通知された識別情報によって識別される前記論理ポートに含まれるいずれかの前記物理ポートを介して、他の通信装置に送信し、
    前記通知された識別情報によって識別される前記論理ポートの状態を前記第2状態から前記第1状態に変更し、
    前記切替え開始コマンドを受信した前記第1インタフェース装置の前記切替部は、前記故障した物理ポートに対応する前記論理ポートの状態を前記第1状態から前記第2状態に変更することを特徴とする通信装置。
  5. 請求項4に記載の通信装置であって、
    故障によるポートの切り替えを通知するデータを受信した前記第2インタフェース装置の前記切替部は、
    前記通知された論理ポートの識別情報を含む切替え開始コマンドを、前記通信線を介して前記第1インタフェースに送信し、
    前記通知された論理ポートの識別情報によって識別される前記論理ポートの状態を前記第2状態から前記第1状態に変更することを特徴とする通信装置。
  6. 請求項4に記載の通信装置であって、
    前記第1インタフェース装置において、前記故障した物理ポートに対応する前記論理ポートの状態が前記第1状態から前記第2状態に変更された後に、前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを送受信した結果に基づいて、前記故障した物理ポートの回復が検出された場合、前記第1インタフェース装置の前記切替部は、回復した前記物理ポートに対応する前記論理ポートの識別情報及び故障回復による前記論理ポートの切り替えを通知する切替え要求コマンドを、前記通信線を介して前記第2インタフェースに送信し、
    前記切替え要求コマンドを受信した前記第2インタフェース装置の前記切替部は、
    前記通知された論理ポートの識別情報を含む切替え開始コマンドを、前記通信線を介して前記第1インタフェースに送信し、
    前記通知された論理ポートの識別情報を含む、故障回復によるポートの切り替えを通知するデータを、前記通知された識別情報によって識別される前記論理ポートに含まれるいずれかの前記物理ポートを介して、他の通信装置に送信し、
    前記通知された識別情報によって識別される前記論理ポートの状態を前記第1状態から前記第2状態に変更し、
    前記切替え開始コマンドを受信した前記第1インタフェース装置の前記切替部は、前記回復した物理ポートに対応する前記論理ポートの状態を前記第2状態から前記第1状態に変更することを特徴とする通信装置。
  7. 請求項6に記載の通信装置であって、
    故障回復によるポートの切り替えを通知するデータを受信した前記第2インタフェース装置の前記切替部は、
    前記通知された論理ポートの識別情報を含む切替え開始コマンドを、前記通信線を介して前記第1インタフェースに送信し、
    前記通知された論理ポートの識別情報によって識別される前記論理ポートの状態を前記第1状態から前記第2状態に変更することを特徴とする通信装置。
  8. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記通信装置は、前記各論理ポートが、前記ユーザデータを含むデータを転送するために使用される第1状態、又は、前記第1状態の論理ポートの予備である第2状態のいずれの状態であるかを示す情報を保持し、
    前記通信装置は、
    前記複数の物理ポートの一つが受信した前記ユーザデータを含むデータに、前記ポート識別情報として、前記第2状態の論理ポートの識別情報が付与されている場合、前記ユーザデータを含むデータを破棄する第2処理部と、
    前記通信装置は、前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを送受信した結果に基づいて、前記第1状態の論理ポートに対応するいずれかの前記物理ポートの故障が検出された場合、故障した前記物理ポートに対応する前記論理ポートの状態を前記第2状態に変更し、前記第2状態に変更された論理ポートと対をなす前記論理ポートの状態を前記第1状態に変更する切替部と、を有することを特徴とする通信装置。
  9. 請求項3に記載の通信装置であって、
    前記複数の物理ポートの一つが前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを所定の時間にわたって受信しなかった場合、当該複数の物理ポートの一つの故障を検出し、
    前記故障が検出された物理ポートが前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを所定の間隔で所定の回数受信した場合、当該故障が検出された物理ポートの回復を検出することを特徴とする通信装置。
  10. 請求項9に記載の通信装置であって、
    前記通信装置は、前記各物理ポートに付与されたレベルを示す情報を保持し、
    前記他の通信装置との接続を確認するためのデータにはいずれかのレベルが付与され、
    前記複数の物理ポートの一つが、当該物理ポートのレベル以下のレベルが付与された前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを所定の時間にわたって受信しなかった場合、当該複数の物理ポートの一つの故障を検出して、前記受信したデータを廃棄し、
    前記故障が検出された物理ポートが、当該物理ポートのレベル以下のレベルが付与された前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを所定の間隔で所定の回数受信した場合、当該故障が検出された物理ポートの回復を検出して、前記受信したデータを廃棄し、
    前記各物理ポートが、当該物理ポートのレベルを超えるレベルが付与された前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを受信した場合、前記受信したデータを当該物理ポートの故障及び回復の検出に使用せずに、さらに他の通信装置に送信することを特徴とする通信装置。
  11. 請求項3に記載の通信装置であって、
    前記通信装置は、インタフェース装置及び前記インタフェース装置に通信線を介して接続される交絡インタフェース装置を有し、
    前記インタフェース装置は、前記受信部、前記第1処理部、前記保守部、前記切替部、及び複数の前記物理ポートを有し、
    前記交絡インタフェース装置は、他の通信装置の交絡インタフェース装置に接続される物理ポートを有し、
    前記インタフェース装置の前記複数の物理ポートのうち、前記第1状態の論理ポートに対応するいずれかの前記物理ポートの故障が検出された場合、前記インタフェース装置の前記切替部は、故障した前記物理ポートに対応する前記論理ポートの識別情報及び故障による前記論理ポートの切り替えを通知する切替え要求コマンドを、前記通信線を介して前記交絡インタフェース装置に送信し、
    前記交絡インタフェース装置は、前記切替え要求コマンドを含むデータを、他の通信装置の交絡インタフェース装置に送信し、
    前記通知された論理ポートの識別情報を含む前記切替え開始コマンドを含むデータを受信した前記交絡インタフェース装置は、前記受信したデータに含まれる切り替え開始コマンドを、前記通信線を介して前記インタフェース装置に送信し、
    前記切替え開始コマンドを受信した前記インタフェース装置の前記切替部は、前記故障した物理ポートに対応する前記論理ポートの状態を前記第1状態から前記第2状態に変更することを特徴とする通信装置。
  12. 請求項3に記載の通信装置であって、
    前記通信装置は、インタフェース装置及び前記インタフェース装置に通信線を介して接続される交絡インタフェース装置を有し、
    前記インタフェース装置は、前記受信部、前記第1処理部、前記保守部、前記切替部、及び複数の前記物理ポートを有し、
    前記交絡インタフェース装置は、
    第1の他の通信装置の交絡インタフェース装置に接続される物理ポートを有し、
    前記論理ポートの識別情報及び故障による前記論理ポートの切り替えを通知する切替え要求コマンドを含むデータを前記第1の他の通信装置の交絡インタフェース装置から受信すると、前記受信したデータに含まれる前記切替え要求コマンドを、前記通信線を介して前記インタフェース装置に送信し、
    前記切替え要求コマンドを受信した前記インタフェース装置の前記切替部は、
    前記通知された識別情報によって識別される前記論理ポートに含まれる前記各物理ポートが故障していないことを確認し、
    前記通知された論理ポートの識別情報を含む切替え開始コマンドを、前記通信線を介して前記交絡インタフェース装置に送信し、
    前記通知された論理ポートの識別情報を含む、故障によるポートの切り替えを通知するデータを、前記通知された識別情報によって識別される前記論理ポートに含まれるいずれかの前記物理ポートを介して、第2の他の通信装置に送信し、
    前記通知された識別情報によって識別される前記論理ポートの状態を前記第2状態から前記第1状態に変更し、
    前記交絡インタフェース装置は、前記切替え開始コマンドを含むデータを、前記第1の他の通信装置の交絡インタフェース装置に送信することを特徴とする通信装置。
  13. 通信装置を制御する方法であって、
    前記通信装置は、
    他の通信装置との間で信号を送受信する複数の物理ポートと、受信部と、第1処理部と、保守部と、を有し、
    一つ以上の論理ポートの各々と、二つ以上の前記物理ポートとを対応付ける情報を保持し、
    前記方法は、
    前記受信部が、前記複数の物理ポートのいずれかがユーザデータを含むデータを受信すると、前記受信したデータに含まれる宛先情報に基づいて、前記一つ以上の論理ポートの一つを前記ユーザデータを含むデータの出力先として特定する第1手順と、
    前記第1処理部が、前記ユーザデータを含むデータの少なくとも一部を用いた所定の方法によって、前記特定された論理ポートに対応する前記二つ以上の物理ポートの一つを、前記ユーザデータを含むデータの出力先として選択する第2手順と、
    前記保守部が、前記複数の物理ポートの一つと前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを生成する第3手順と、
    前記複数の物理ポートの一つから前記他の通信装置との接続を確認するためのデータを送信し、前記処理部によって前記出力先として選択された物理ポートから前記ユーザデータを含むデータを送信する第4手順と、を含むことを特徴とする方法。
  14. 請求項13に記載の方法であって、
    前記第1手順は、前記受信部が、前記受信したデータがユーザデータを含むデータであることを示すデータ種別情報、前記特定された論理ポートを識別するポート識別情報、及び前記ポート識別情報が前記論理ポートの識別情報であることを示すポート種別情報を前記受信したデータに付与し、前記データ種別情報、前記ポート識別情報及び前記ポート種別情報が付与されたデータを前記第1処理部に送信する手順を含み、
    前記第3手順は、前記保守部が、前記生成したデータが前記他の通信装置との接続を確認するためのデータであることを示すデータ種別情報、前記複数の物理ポートの一つを識別するポート識別情報、及び、前記ポート識別情報が前記物理ポートの識別情報であることを示すポート種別情報を前記生成したデータに付与し、前記データ種別情報、前記ポート識別情報及び前記ポート種別情報が付与されたデータを前記第1処理部に送信する手順を含み、
    前記第2手順は、前記第1処理部が、受信したデータに付与された前記ポート識別情報が前記物理ポートの識別情報である場合、前記ポート識別情報を変更せず、受信したデータに付与された前記ポート識別情報が前記論理ポートの識別情報である場合、前記付与されたポート識別情報を、前記ユーザデータを含むデータの少なくとも一部を用いた所定の方法によって選択した物理ポートの識別情報に変更する手順を含むことを特徴とする方法。
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