JP2013247279A - 貼着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】保護部材をウェーハの表面に適切に貼着可能な貼着方法を提供すること。
【解決手段】ウェーハ(W)のデバイス領域(A1)と同サイズの非粘着部(12)と、非粘着部の外周を囲繞する粘着部(13)と、非粘着部から所定位置に形成された位置決め用マーク(14)と、から表面(S1)が形成された粘着シート(1)を準備する粘着シート準備工程と、粘着シートの位置決め用マークを検出するマーク検出工程と、検出された位置決め用マークの位置を基準に、ウェーハのデバイス領域と非粘着部が合致するようにウェーハの表面(W1)に粘着シートの表面を対面させて位置付ける位置付け工程と、ウェーハ表面に粘着シートを押圧して粘着部をウェーハの外周余剰領域(A2)に貼着する貼着工程と、ウェーハの外周に沿って粘着シートを切断する切断工程と、から構成されるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、ウェーハの裏面を研削する際に表面を保護する保護部材をウェーハに貼着する貼着方法に関する。
近年、小型軽量なデバイスを実現するために、ウェーハを薄化することが求められている。ウェーハは、表面の分割予定ラインで区画される各領域にデバイスが形成された後、裏面を研削されることで薄化される。ウェーハの表面に形成されたデバイスを保護するため、薄化の際には、ウェーハの表面にシート状の保護部材を貼着するのが一般的である。
ところで、ウェーハの表面全体に保護部材を貼着すると、形成されているデバイスの種類によっては問題を生じることがある。例えば、マイクロマシンデバイスなどの構造物が形成されているウェーハの表面に保護部材を貼着すると、保護部材の剥離の際に生じる応力で構造物を破損させてしまうことがある。また、CMOSイメージセンサなどの撮像素子が形成されているウェーハの表面に保護部材を貼着すると、保護部材の剥離後においても粘着剤がウェーハの表面に残存し、デバイスの特性を低下させてしまうことがある。
このようなデバイス不良の発生を防止するため、ウェーハのデバイス領域を囲う外周領域に対応して粘着剤層を設けた保護部材が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この保護部材は、ウェーハの外周領域にのみ対応するように粘着剤層が設けられているので、適切な位置に貼着されれば、接着剤層とデバイス領域とは接触せずに済む。これにより、上述のようなデバイス不良の発生を防止できる。
特開2005−109433号公報
しかしながら、上述の保護部材は、ウェーハと略等しい円盤形状に構成されており、保護部材の粘着剤層をウェーハの外周領域に正確に位置付けるのは容易でない。このため、粘着剤層がウェーハのデバイス領域に付着したり、ウェーハの外周領域からはみ出したりして、ウェーハ表面の適切な位置に保護部材を貼着できないことがある。その場合には、上述のようなデバイス不良の発生を効果的に防止できなくなるという問題が生じる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、保護部材をウェーハの表面に適切に貼着可能な貼着方法を提供することを目的とする。
本発明の貼着方法は、複数のデバイスが形成されたデバイス領域と前記デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とから表面が構成されるウェーハの表面に粘着シートを貼着する貼着方法であって、貼着されるウェーハのサイズと同等以上のサイズを有し、貼着されるウェーハの前記デバイス領域と同サイズの粘着剤が敷設されていない非粘着部と、前記非粘着部の外周を囲繞して粘着剤が敷設された粘着部と、前記非粘着部から所定位置に形成された位置決め用マークと、から表面が形成された粘着シートを準備する粘着シート準備工程と、前記粘着シートの前記位置決め用マークを検出手段で検出するマーク検出工程と、前記マーク検出工程で検出された前記位置決め用マークの位置を基準に、ウェーハの前記デバイス領域と前記非粘着部が合致するように保持手段に保持されたウェーハの表面に前記粘着シートの表面を対面させて位置付ける位置付け工程と、前記位置付け工程の後に、ウェーハ表面に前記粘着シートを押圧して前記粘着部をウェーハの前記外周余剰領域に貼着する貼着工程と、前記ウェーハの外周に沿って粘着シートを切断する切断工程と、を含むことを特徴とする。
この構成によれば、粘着シートの非貼着部から所定位置に形成された位置決め用マークの位置を基準に、ウェーハのデバイス領域に対して粘着シートの非粘着部を位置付け、ウェーハに粘着シートを貼着した後に、ウェーハの外周に沿って粘着シートを切断するので、保護部材として機能する粘着シートをウェーハの表面に適切に貼着できる。
本発明のウェーハの貼着方法において、前記粘着シートは、ロール状に巻回され前記非粘着部及び前記位置決め用マークがロールの巻回方向に複数配設されたことが好ましい。この構成によれば、粘着シートがロール状に巻回されているので、粘着シートを複数のウェーハに対して連続的に貼着することが可能になり、スループットを高めることができる。
本発明によれば、保護部材をウェーハの表面に適切に貼着可能な貼着方法を提供できる。
本実施の形態に係る貼着方法において粘着シートが貼着されるウェーハの構成を示す斜視図である。 本実施の形態に係る貼着方法に用いられる粘着シートの構成を示す斜視図である。 本実施の形態に係る貼着方法に用いられる粘着シートの断面模式図である。 本実施の形態に係る貼着方法を説明する斜視図である。 本実施の形態に係る貼着方法を説明する断面模式図である。 本実施の形態に係る貼着方法で粘着シートを貼着されたウェーハを説明する斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る貼着方法は、非粘着部、粘着部、及び非貼着部から所定位置に形成された位置決め用マークを備える粘着シートを準備する粘着シート準備工程、粘着シートの位置決め用マークを検出するマーク検出工程、検出された位置決め用マークの位置を基準にウェーハのデバイス領域に対して粘着シートの非粘着部を位置付ける位置付け工程、ウェーハに粘着シートを貼着する貼着工程、及びウェーハの外周に沿って粘着シートを切断する切断工程を含む。マーク検出工程、位置付け工程、貼着工程、及び切断工程は、貼着装置で連続的に行われる。
この貼着方法では、粘着シートの非貼着部から所定位置に形成された位置決め用マークの位置を基準に、ウェーハのデバイス領域に対して粘着シートの非粘着部を位置付け、ウェーハに粘着シートを貼着した後に、ウェーハの外周に沿って粘着シートを切断するので、保護部材として機能する粘着シートをウェーハの表面に適切に貼着できる。以下、本発明に係る貼着方法の詳細について説明する。
図1は、本実施の形態の貼着方法において粘着シートが貼着されるウェーハの構成を示す斜視図である。図2は、本実施の形態に係る貼着方法に用いられる粘着シートの構成を示す斜視図である。図3は、本実施の形態に係る貼着方法に用いられる粘着シートの断面模式図である。図3は、図2のIII−III断面を模式的に示している。なお、本実施の形態の貼着方法に用いられるウェーハ及び粘着シートは、図1から図3に示す構成に限定されない。
図1に示すように、本実施の形態の貼着方法の対象となるウェーハWは、略円盤状の外形を有している。ウェーハWの表面W1は、中央のデバイス領域A1と、デバイス領域A1を囲う外周余剰領域A2とで構成されている。デバイス領域A1は、格子状の分割予定ラインで複数の領域に区画されており、区画された各領域には、マイクロマシンデバイスやCMOSイメージセンサなどのデバイスDが形成されている。ウェーハWは、後述するように、保護部材である粘着シート1(図2等参照)を表面W1に貼着された後、研削装置(不図示)で裏面側を研削される。
図2及び図3に示すように、粘着シート1は、少なくともウェーハWの直径以上の幅を有する透明又は半透明の基材11を有している。基材11の一方の主面(図3において下側の主面)には、それぞれ略円形の平面形状を有する複数の非粘着部12が所定の間隔で設けられている。また、基材11の一方の主面には、複数の非粘着部12の外周を囲繞するように粘着部13が設けられている。粘着部13は、粘着剤を敷設されることで形成されており、ウェーハWに対する接着性を有している。これに対し、非粘着部12は、粘着剤を敷設されておらず、ウェーハWに対する接着性を有していない。
非粘着部12は、ウェーハWのデバイス領域A1と略等しい形状及び面積を有している。また、粘着部13は、ウェーハWの外周余剰領域A2全体を覆うことができる程度の面積を有している。このため、デバイス領域A1の輪郭と非粘着部12の輪郭とが合致するようにウェーハWに粘着シート1を重ねれば、ウェーハWの外周余剰領域A2と粘着シート1の粘着部13の一部とは重なる。一方、デバイス領域A1と粘着部13とは重ならない。
また、基材1の一方の主面には、非粘着部12の中心Oから距離L1離れた位置に、ウェーハWとの貼着位置を示す位置決め用マーク14が設けられている。位置決め用マーク14は、複数の非粘着部12のそれぞれに対応するように設けられている。この位置決め用マーク14、非粘着部12及び粘着部13により、粘着シート1の表面S1が形成されている。また、基材1の他方の主面(図3において上側の主面)は、粘着シート1の裏面S2となっている。
位置決め用マーク14は、略矩形状の平面形状を有しており、例えば、粘着シート1の表面S1側から入射する光を正反射できるような反射材料で形成されている。これに対して、非粘着部12及び粘着部13は、代表的には透明又は半透明の材料で構成されており、光の反射性を有さない。このため、粘着シート1の表面S1側に反射型の光センサを配置すれば、位置決め用マーク14を検出できる。
粘着シート1は、表面S1が外側に位置付けられるようにロール状に巻回されている。ロールの巻回方向において、複数の非粘着部12が略等間隔に配置されており、各非粘着部12の前方(ロールの繰り出し方向)には、対応する位置決め用マーク14が配置されている。つまり、複数の非粘着部12及び複数の位置決め用マーク14は、ロールの巻回方向において交互に配置されている。ロール状に巻回された粘着シート1は、使用時に順次繰り出されてウェーハWに貼着される。
上述のように、粘着シート1をロール状にして順次繰り出すようにすることで、複数のウェーハWに対して粘着シート1を連続的に貼着することが可能になる。その結果、粘着シート1の貼着に係るスループットを高めることができる。粘着シート1の表面S1には、ロール状の内側に位置付けられる裏面S2との接着を防止するための離型紙15(図2及び図3において不図示、図4参照)が貼着されている。離型紙15は、粘着シート1の使用時に表面S1から剥離される。
図4は、本実施の形態の貼着方法を説明する斜視図である。図5は、本実施の形態の貼着方法を説明する断面模式図である。本実施の形態の貼着方法においては、まず、上述の粘着シート1を準備する粘着シート準備工程を行う。粘着シート準備工程の後には、ウェーハW及び粘着シート1を貼着装置2にセットし、貼着装置2によるマーク検出工程を行う。
図4に示すように、貼着装置2は、ロール状の粘着シート1がセットされて粘着シート1が繰り出される繰り出しリール21aと、繰り出しリール21aから繰り出された粘着シート1を巻き取る巻き取りリール21bとを備えている。繰り出しリール21a及び巻き取りリール21bは、それぞれ、粘着シート1に所定のテンションがかかるように回動される。繰り出しリール21a及び巻き取りリール21bの回動量は、制御部(不図示)において制御される。
繰り出しリール21a及び巻き取りリール21bの下方内側の位置には、繰り出しリール21aから繰り出される粘着シート1の裏面S2側に接触して粘着シート1をガイドする従動ローラー22a,22bがそれぞれ配置されている。上流側(繰り出しリール21a側)の従動ローラー22aは、所定位置で回動される。下流側(巻き取りリール21b側)の従動ローラー22bは、上方位置と下方位置との間で上下動される。
一対の従動ローラー22a,22bの下方には、保持テーブル(保持手段)23が設けられている。ウェーハWは、一対の従動ローラー22a,22bで挟まれる位置において表面W1が上方を向くように保持テーブル23の上に保持される。つまり、ウェーハWは、繰り出しリール21a及び従動ローラー22aの下流側、且つ従動ローラー22b及び巻き取りリール21bの上流側に位置付けられる。
貼着装置2において、繰り出しリール21aから繰り出された粘着シート1は、従動ローラー22aでガイドされてウェーハWの上方を通過した後、従動ローラー22bを通じて巻き取りリール21bで巻き取られる。粘着シート1は、表面S1が下方を向き、裏面S2が上方を向くようにウェーハWの上方を通過される。つまり、ウェーハWの表面W1は、粘着シート1の表面S1と対面される。
保持テーブル23の上流側の端部には、反射型光センサ(検出手段)24が配置されている。反射型光センサ24は光源(不図示)を備えており、上方を通過する粘着シート1に向けて光を放射する。光源から放射された光は、粘着シート1において透過又は反射される。粘着シート1で反射された光は、反射型光センサ24に入射される。反射型光センサ24は、粘着シート1において反射された光を検出することで、非粘着部12及び粘着部13より反射率の高い位置決め用マーク14を検出する。
繰り出しリール21aの外側の位置には、粘着シート1の表面S1から剥離された離型紙15をガイドする従動ローラー25が配置されている。保持テーブル21の上方には、押圧ローラー(押圧手段)26(図4B及び図5B参照)、及びカッター27(図4C及び図5C参照)が設けられている。押圧ローラー26は、ウェーハWより幅広に構成されており、保持テーブル23に保持されるウェーハWに対して粘着シート1を裏面S2側から押圧する。カッター27は、ウェーハWの外周に沿って粘着シート1を切断する。
このように構成された貼着装置2に、ロール状の粘着シート1をセットし、表面W1が上方を向くように保持テーブル23にウェーハWを保持させる。また、下流側(巻き取りリール21b側)の従動ローラー22bを上方位置に位置付けて、ウェーハWの表面W1と粘着シート1の表面S1とが接触しないようにする(図5A参照)。貼着装置2がこの状態にセットされると、マーク検出工程が開始される。
マーク検出工程においては、反射型光センサ24により粘着シート1の位置決め用マーク14を検出する。具体的には、繰り出しリール21a及び巻き取りリール21bを回動させて、粘着シート1を所定の送り速度で下流側に送る。位置決め用マーク14が反射型光センサ24の上方を通過する際に、反射型光センサ24から放射された光は位置決め用マーク14で反射されて反射型光センサ24に入射される。その結果、反射型光センサ24で位置決め用マーク14が検出される。
反射型光センサ24で位置決め用マーク14が検出されると、制御部は、その時点での繰り出しリール21a又は巻き取りリール21bの回転位置を記憶する。位置決め用マーク14の検出位置として記憶されるこの回転位置は、後の位置付け工程において、位置合わせの基準位置として用いられる。位置決め用マーク14の検出位置が制御部に記憶されると、マーク検出工程は終了する。
マーク検出工程の後には、位置決め用マーク14の検出位置に基づいて、ウェーハWのデバイス領域A1に対して粘着シート1の非粘着部12を位置付ける位置付け工程を行う。上述のように、位置決め用マーク14は、非粘着部12から所定の距離に設けられている。このため、貼着装置2は、位置決め用マーク14の検出位置を基準として、デバイス領域A1の輪郭と非粘着部12の輪郭とが合致するように粘着シート1を位置付けることができる。
例えば、図4A及び図5Aに示すように、位置決め用マーク14が反射型光センサ24から距離L2離れた位置に位置付けられた状態で、デバイス領域A1の輪郭と非粘着部12の輪郭とが合致されるとする。この場合、距離L2に相当する繰り出しリール21a及び巻き取りリール21bの回動量をあらかじめ制御部に記憶させておく。そして、マーク検出工程で検出されて記憶された回転位置を基準に、繰り出しリール21a及び巻き取りリール21bを距離L2に相当する回動量で回転させて、粘着シート1を下流側に送る。これにより、マーク検出工程で検出された位置決め用マーク14の検出位置を基準として、デバイス領域A1の輪郭と非粘着部12の輪郭とが合致されるように位置合わせできる。ウェーハWのデバイス領域A1に対して粘着シート1の非粘着部12が位置付けられると、位置付け工程は終了する。
位置付け工程の後には、ウェーハWに粘着シート1を貼着する貼着工程を行う。貼着工程においては、まず、図4B及び図5Bに示すように、下流側の従動ローラー22bを下方位置に位置付けて、ウェーハWの表面W1と粘着シート1の表面S1とを略平行にする。そして、押圧ローラー26により、粘着シート1を裏面S2側から押圧する。押圧ローラー26は、上流側から下流側に向かって移動される。その結果、粘着シート1の粘着部13の一部とウェーハWの外周余剰領域A2とが接触し、粘着シート1はウェーハWに貼着される。粘着シート1がウェーハWに貼着されると、貼着工程は終了する。
貼着工程の後には、ウェーハWの外周に沿って粘着シート1を切断する切断工程を行う。切断工程では、図4C及び図5Cに示すように、カッター27を粘着シート1の裏面S2側から下降させ、ウェーハWの外周に沿って円を描くように移動させる。これにより、粘着シート1はウェーハWの外周に沿って切断され、切断によって形成された円形の粘着シート1aがウェーハWに貼着された状態となる。粘着シート1が切断されると、切断工程は終了する。
図6は、上述の貼着方法で粘着シート1aを貼着されたウェーハWを説明する斜視図である。図6Aは、ウェーハWに粘着シート1aが貼着された状態を示しており、図6Bは、ウェーハWから粘着シート1aを剥離した状態を示している。図6に示すように、外周余剰領域A2に粘着部13が接することで、粘着シート1aはウェーハWの表面W1に貼着される。貼着シート1aが貼着されたウェーハWは研削装置に送られて、裏面側を研削される。
貼着シート1aが貼着されたウェーハWにおいて、デバイス領域A1は、粘着剤の敷設されていない非粘着部12と接している。このため、粘着シート1aの剥離においてデバイスDにかかる応力は十分に小さくなり、デバイスDの破損の恐れを低減できる。また、粘着剤がデバイスDの上部に残存することはないので、粘着剤の付着に起因するデバイス特性の低下を防止できる。
このように、本実施の形態の貼着方法では、粘着シート1の非貼着部12から所定位置に形成された位置決め用マーク14の位置を基準に、ウェーハWのデバイス領域A1に対して粘着シート1の非粘着部12を位置付け、ウェーハWに粘着シート1を貼着した後に、ウェーハWの外周に沿って粘着シート1を切断するので、保護部材として機能する粘着シート1aをウェーハWの表面W1に適切に貼着できる。そして、その結果、デバイス不良の発生を効果的に防止できる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施の形態では、反射型の光センサを備える貼着装置を用いているが、本発明に用いることができる貼着装置の構成はこれに限定されない。反射型の光センサを備える貼着装置に替えて、透過型の光センサを備える貼着装置を用いても良い。この場合、位置決め用マークは、非粘着部及び粘着部とは異なる透過率を有する材料で形成すればよい。
また、上記実施の形態では、貼着装置を用いて各工程を行う貼着方法を例示しているが、本発明の貼着方法はこれに限定されない。例えば、任意の工程をオペレーターの手作業で行うようにしても良い。また、上記実施の形態では、円状のデバイス領域と円環状の外周余剰領域とを有するウェーハを用いているが、各領域の形状は円状又は円環状であることに限定されない。各領域の形状は、デバイスの形成される領域に応じて、任意に変更可能である。
なお、粘着シートは一般に樹脂材料で形成されており、繰り出しリールや巻き取りリールなどでテンションがかかると僅かに拡張されることがある。この拡張が貼着の精度に影響を与える場合には、拡張の程度を考慮して、繰り出しリール及び巻き取りリールの回動量や、粘着シートの各部(非粘着部、粘着部、位置決め用マーク)の位置、大きさ、形状などを適切に決定すればよい。
その他、上記実施の形態に係る構成、方法などは、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
本発明は、マイクロマシンデバイスやCMOSイメージセンサなどが設けられたウェーハの裏面を研削する際に表面を保護する保護部材をウェーハに貼着する方法として有用である。
1 粘着シート
2 貼着装置
11 基材
12 非粘着部
13 粘着部
14 位置決め用マーク
15 離型紙
21a 繰り出しリール
21b 巻き取りリール
22a,22b,25 従動ローラー
23 保持テーブル(保持手段)
24 反射型光センサ(検出手段)
26 押圧ローラー(押圧手段)
27 カッター
D デバイス
O 中心
W ウェーハ
A1 デバイス領域
A2 外周余剰領域
L1,L2 距離
S1,W1 表面
S2 裏面

Claims (2)

  1. 複数のデバイスが形成されたデバイス領域と前記デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とから表面が構成されるウェーハの表面に粘着シートを貼着する貼着方法であって、
    貼着されるウェーハのサイズと同等以上のサイズを有し、貼着されるウェーハの前記デバイス領域と同サイズの粘着剤が敷設されていない非粘着部と、前記非粘着部の外周を囲繞して粘着剤が敷設された粘着部と、前記非粘着部から所定位置に形成された位置決め用マークと、から表面が形成された粘着シートを準備する粘着シート準備工程と、
    前記粘着シートの前記位置決め用マークを検出手段で検出するマーク検出工程と、
    前記マーク検出工程で検出された前記位置決め用マークの位置を基準に、ウェーハの前記デバイス領域と前記非粘着部が合致するように保持手段に保持されたウェーハの表面に前記粘着シートの表面を対面させて位置付ける位置付け工程と、
    前記位置付け工程の後に、ウェーハ表面に前記粘着シートを押圧して前記粘着部をウェーハの前記外周余剰領域に貼着する貼着工程と、
    前記ウェーハの外周に沿って粘着シートを切断する切断工程と、から構成される貼着方法。
  2. 前記粘着シートは、ロール状に巻回され前記非粘着部及び前記位置決め用マークがロールの巻回方向に複数配設された、請求項1に記載の貼着方法。
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