JP2013247020A - 操作スイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】導電性を有する布状の部材を用いた操作スイッチにおいて、電磁波の影響を受け難い操作スイッチを提供する。
【解決手段】車両用シートに設けられる操作スイッチ10において、通電可能な線材により構成され、入力媒体の接近・接触を検出するタッチセンサとして機能する導電布50と、その電極布の下方に設けられ、電磁波を吸収可能な導電布52と、絶縁性を有し、2枚の電極布の間に介挿される絶縁布54とを備えるように構成する。このように構成することで、導電布52によって、電磁波を効率的に吸収し、タッチセンサとして機能する導電布50による誤動作を防止することが可能となる。
【選択図】図2
【解決手段】車両用シートに設けられる操作スイッチ10において、通電可能な線材により構成され、入力媒体の接近・接触を検出するタッチセンサとして機能する導電布50と、その電極布の下方に設けられ、電磁波を吸収可能な導電布52と、絶縁性を有し、2枚の電極布の間に介挿される絶縁布54とを備えるように構成する。このように構成することで、導電布52によって、電磁波を効率的に吸収し、タッチセンサとして機能する導電布50による誤動作を防止することが可能となる。
【選択図】図2
Description
本発明は、操作スイッチ、詳しくは、車両用シートに設けられる操作スイッチに関する。
車両用シートには、パワーシート等のシート位置を電動で調整するための機構、シートヒータ等のシート温度を調整するための機構等が装備されているものがあり、それらの機構を操作するための操作スイッチが設けられているものがある。また、近年、導電性を有する布状の部材の開発が進められており、下記特許文献には、導電性を有する布状の部材を、車両用シートに設け、入力媒体の接近・接触を検出するためのセンサとして機能させる技術が記載されている。つまり、導電性を有する布状の部材を、入力媒体の接近・離間を検出するためのタッチセンサとして機能させ、車両シートの操作スイッチとして活用することが可能となっている。
導電性を有する布状の部材を、車両シートの操作スイッチとして活用することで、操作スイッチをシートクッション,シートバック等に直接取り付けることが可能となり、シートの様々な位置への配設が可能となる。また、操作スイッチをシートクッション,シートバック等の内部に収容することが可能となり、操作スイッチの配設による見栄えの悪さ等を解消することが可能となる。一方で、車両内には、種々の機器が設けられており、それらの機器から発せられる電磁波により、タッチセンサとして機能する導電性を有する布状の部材が反応し、パワーシート等が誤動作する恐れがある。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、導電性を有する布状の部材を用いた操作スイッチにおいて、電磁波の影響を受け難い操作スイッチを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の操作スイッチは、車両用シートに設けられる操作スイッチであって、通電可能な線材により構成され、入力媒体の接近・接触を検出するタッチセンサとして機能する布状のファブリック電極と、そのファブリック電極の下方に設けられ、電磁波を吸収可能な電磁波吸収体と、絶縁性を有し、前記ファブリック電極と前記電磁波吸収体との間に介挿されるスペーサとを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の操作スイッチは、請求項1に記載の操作スイッチにおいて、前記電磁波吸収体と前記スペーサとの各々が、布状の部材であることを特徴とする。
また、請求項3に記載の操作スイッチは、請求項1または請求項2に記載の操作スイッチにおいて、前記電磁波吸収体が、通電可能な線材により構成された布状の部材であり、前記ファブリック電極の表面積に対する前記ファブリック電極を構成する前記線材の占める面積比率が、前記電磁波吸収の表面積に対する前記電磁波吸収体を構成する前記線材の占める面積比率より低いことを特徴とする。
請求項1に記載の操作スイッチは、通電可能な線材により構成される布状のファブリック電極を有しており、そのファブリック電極が、入力媒体の接近・接触を検出するタッチセンサとして機能する。これにより、操作スイッチをシートの様々な位置へ配設することが可能となり、操作スイッチの配設による見栄えの悪さ等を解消することが可能となる。また、ファブリック電極の下方に、電磁波を吸収可能な電磁波吸収体が設けられており、ファブリック電極と電磁波吸収体とが、スペーサによって電気的に絶縁されている。したがって、請求項1に記載の操作スイッチによれば、ファブリック電極と絶縁された電磁波吸収体によって、電磁波を効率的に吸収し、パワーシート等の誤動作を防止することが可能となる。
また、請求項2に記載の操作スイッチでは、電磁波吸収体およびスペーサの各々が、布状の部材とされている。これにより、操作スイッチをシート内部に収容した場合、詳しくは、ウレタン発泡体等により成形されるパッドと、そのパッドを覆うシートカバーとの間に操作スイッチが介挿された場合において、操作スイッチが介挿された箇所の凹凸感、操作スイッチが介挿された箇所の操作者による触覚の違和感等を抑制することが可能となる。
また、請求項3に記載の操作スイッチは、電磁波吸収体が、通電可能な線材により構成された布状とされており、ファブリック電極の表面積に対するファブリック電極の線材の占める面積比率が、電磁波吸収の表面積に対する電磁波吸収体の線材の占める面積比率より低くされている。これにより、比較的低密度な状態で設けられた線材により構成されたファブリック電極では、電磁波の影響を受け難くするとともに、比較的高密度な状態で設けられた線材により構成された電磁波吸収体では、効果的に電磁波を吸収することが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
図1に、本発明の実施例の1対の操作スイッチ10,12が設けられた車両用シート20を斜め前方からの視点において示す。車両用シート20は、運転者の臀部を支持するシートクッション22と、運転者の背部を支持するシートバック24と、シートバック24の上端に設けられて運転者の頭部を支持するヘッドレスト26と、シートクッション22の側面を覆うサイドシールド28とによって構成されている。車両用シート20は、電動で各種着座姿勢を調節することが可能なシート、所謂、パワーシートとされており、各操作スイッチ10,12は、車両用シート20の前後方向における位置を調整するためのスイッチとされている。
車両用シート20の前後方向における位置を変更させる機構としては、スライド機構30が採用されている。スライド機構30は、車両のフロアに固定されるロアレール32と、そのロアレール32に対してスライド可能に設けられたアッパレール34と、ロアレール32とアッパレール34とを相対的に移動させる電磁モータ(図示省略)とを有しており、電磁モータの作動により車両用シート20を前後方向にスライドさせることが可能とされている。
1対の操作スイッチ10,12は、そのスライド機構30の電磁モータの作動を制御するためのものであり、シートクッション22の側面に、車両前後方向に並ぶように設けられている。1対の操作スイッチ10,12のうちの前方側に位置する操作スイッチ10は、車両用シート20を前方にスライドさせるためのスイッチであり、後方側に位置する操作スイッチ12は、車両用シート20を後方にスライドさせるためのスイッチである。それぞれの操作スイッチ10,12の構造は、同じであることから、操作スイッチ10を代表して説明する。
操作スイッチ10は、図1のAA線における断面図である図2に示すように、3枚の布状の部材50,52,54によって構成されており、それら3枚の布状の部材50,52,54が積層された状態で、シートクッション22のシートパッド56と、シートパッド56を覆うシートカバー58との間に介挿されている。詳しくは、操作スイッチ10は、導電性を有する2枚の導電布50,52と、それら2枚の導電布50,52の間に介挿される絶縁布54とによって構成されており、それら3枚の布状の部材50,52,54が積層され、各々の縁部において縫着されている。そして、縫着された3枚の布状の部材50,52,54が、導電布50をシートカバー58に密着させ、導電布52をシートパッド56に密着させた状態で、シートパッド56とシートカバー58との間に介挿されている。
シートカバー58に密着させられた状態で配設されている導電布50は、通電可能な導電糸(図3参照)60が非導電性の布に縫着されたものであり、通電可能な導電糸60により、導電性を有するものとされている。導電糸60の縫着方法としては、本縫い、千鳥縫い、波縫い、単環縫い等、種々の縫い方を採用することが可能であり、導電布50では、本縫いにより導電糸60が非導電性の布に縫着されている。具体的には、本縫い可能なミシンの上糸として、導電糸60を用いるとともに、下糸として、通常のミシン糸(図3参照)62を用い、非導電性の基布(図3参照)64に対して本縫いを行う。これにより、図3に示すような断面形状とされた導電布50が縫製される。
なお、導電糸60としては、通電可能なものであればよく、金属,合金製の線材、炭素繊維のフィラメント、非導電性の線材に金属,合金等のメッキ処理が施されたもの、金属,合金製の線材と非導電性の線材とが撚り合わされたもの等、種々のものを採用することが可能である。また、基布64としては、通常の布材であればよく、織物、編物、不織布等、種々のものを採用することが可能である。
上記構造とされた導電布50では、導電糸60が縫着される側の基布64の表面が、シートカバー58に密着しており、導電布50の配設箇所、つまり、シートパッド56とシートカバー58との間に操作スイッチ10が介挿された箇所のシートクッション22の側方に、ユーザーの指等の入力媒体が接近すると、その導電布50によって、入力媒体の接近を検出することが可能とされている。詳しくは、導電布50の配設箇所への入力媒体の接近により、導電糸60の静電容量が変化し、その静電容量の変化により、入力媒体の接近が検出されるように構成されている。つまり、導電布50は、静電容量方式のタッチセンサとして機能している。
一方、シートパッド56に密着させられた状態で配設されている導電布52は、導電布50で用いられる導電糸60を、縦糸および横糸として用いた織物であり、導電布52の表面の殆どの部分が、導電糸60によって占められている。このため、導電布50は、非常に導電性の高い繊維とされており、非常に効率良く電磁波を吸収することが可能とされている。これは、導電性の高い繊維が、電磁波によって発生する電流を比較的多く吸収するためである。
また、導電布50と導電布52とは、それらの間に介挿される絶縁布54によって、絶縁されており、タッチセンサとして機能する導電布50の感度および、導電布52による電磁波の吸収効果が低下しないようにされている。
上述したように構成された操作スイッチ10および、操作スイッチ10と同様の構造とされた操作スイッチ12では、各操作スイッチ10,12を構成する導電布50がタッチセンサとして機能しており、各操作スイッチ10,12への指等の入力媒体の接近により、車両用シート20を前方、若しくは、後方にスライドさせることが可能とされている。そして、その導電布50の下方には、絶縁布54を介して、導電性の高い導電布52が配設されており、その導電布52によって電磁波が吸収されるようになっている。これにより、車両内において発せられる電磁波の導電布50への影響を低減させ、スライド機構30の誤動作を防止することが可能となっている。
また、各操作スイッチ10,12は、3枚の布状の部材50,52,54により構成されており、シートパッド56とシートカバー58との間に介挿されている。これにより、各操作スイッチ10,12が介挿された箇所の凹凸感、各操作スイッチ10,12が介挿された箇所の触覚の違和感等を抑制することが可能となる。
さらに言えば、電磁波を吸収するための導電布52では、上述したように、導電布52の表面の殆どの部分が、導電糸60によって占められている。一方、タッチセンサとして機能する導電布50では、非導電性の基布64に導電糸60が縫着されている。このため、導電布50の表面積に対する導電糸60の占める面積比率は、導電布52の表面積に対する導電糸60の占める面積比率より低くされている。これにより、比較的低密度な状態で設けられた導電糸60により構成された導電布50では、電磁波の影響を受け難くするとともに、高密度な状態で設けられた導電糸60により構成された導電布52では、効果的に電磁波を吸収することが可能となる。
また、1対の操作スイッチ10,12が配設されるシートクッション22の側面は、図1に示すように、サイドシールド28によって覆われており、各操作スイッチ10,12の配設箇所が露出するように、サイドシールド28の上縁部が切り欠かれている。詳しくは、サイドシールド28の上縁部には、車両前後方向に延びるように、切欠部70が形成されており、切欠部70の前方側の端部からは、操作スイッチ10の配設箇所が露出し、切欠部70の後方側の端部から操作スイッチ12の配設箇所が露出している。
一方で、各操作スイッチ10,12が配設されるシートクッション22の側面を覆うサイドシールドとして、図4に示すように、切欠部が形成されていないサイドシールド80が採用された場合には、シートクッション22の側面の多くの部分が、サイドシールド80によって覆われる。このため、各操作スイッチ10,12の配設箇所は、僅かな部分しか露出せず、各操作スイッチ10,12の操作性が非常に悪くなる。このように操作スイッチ10,12の配設箇所の露出面積は、操作スイッチ10,12の操作性に大きく影響を及ぼすことから、本車両用シート20で採用されるサイドシールド28では、切欠部70が形成されており、各操作スイッチ10,12の露出面積を大きくすることで、各操作スイッチ10,12の操作性を向上させている。
また、切欠部70が形成されたサイドシールド28では、操作スイッチ10が、切欠部70の前端部において露出するとともに、操作スイッチ12が、切欠部70の後端部において露出している。このため、操作者は、サイドシールド28の切欠部70の端部の位置を手探りで探すことで、各操作スイッチ10,12の配設箇所を認識することが可能となり、目視し難いシートクッション22の側方に設けられる操作スイッチ10,12を、手探りで操作することが可能となる。
ちなみに、上記実施例において、操作スイッチ10は、操作スイッチの一例であり、操作スイッチ10を構成する導電布50,導電布52,絶縁布54は、ファブリック電極,電磁波吸収体,スペーサの一例である。その導電布50を構成する導電糸60および、導電布52を構成する導電糸60は、線材の一例である。また、車両用シート20は、車両用シートの一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。具体的には、例えば、上記実施例において、操作スイッチ10によって操作される機構として、スライド機構30が採用されているが、他の種類の機構を採用することが可能である。具体的には、シートバックのシートクッションに対する傾斜角度を変更可能なリクライニング機構、着座者の腰の保持状態を調整可能なランバーサポート機構、車両用シートの高さを調整可能なリフター機構、シートクッションの前部のチルト量を変更可能なフロントチルト機構、シートクッションの前後方向の長さ,シートバックの中折れ角度,サイドサポートの折れ曲げ角度,ヘッドレストの傾斜角度等を変更するための機構、車両用シートの温度を調整可能な機構等を採用することが可能である。
また、上記実施例において、導電布50では、導電糸60が基布64に縫着によって取り付けられているが、導電糸60を基布64に種々の方法によって、固定的に取り付けることが可能である。具体的には、接着剤、低融点のポリマー等によって、導電糸60を基布64に取り付けてもよい。また、導電布52は、導電糸60を縦糸および横糸として用いた織物とされているが、導電糸60を用いた布状の部材であればよく、布状の部材の少なくとも一部に導電糸60を用いていればよい。つまり、例えば、導電糸60を縦糸と横糸との少なくとも一方の一部して用い、残りの部分に非導電性の糸を用いた布状の部材とすることが可能である。
また、導電布50は、導電糸60が基布64に取り付けられたものとされているが、導電布52のように、導電糸60を用いた織物とされてもよい。一方、導電布52は、導電糸60を用いた織物とされているが、導電糸60が基布64に取り付けられたものとされてもよい。ただし、電磁波の吸収率等を考慮して、導電布50の表面積に対する導電糸60の占める面積比率は、導電布52の表面積に対する導電糸60の占める面積比率より低いことが望ましい。
また、上記実施例において、電磁波吸収体として導電布52が用いられ、スペーサとして絶縁布54が用いられており、電磁波吸収体およびスペーサは、布状の部材とされているが、種々の形状の電磁波吸収体およびスペーサを採用することが可能である。ただし、操作スイッチ10が、シートパッド56とシートカバー58との間に介挿されることを考慮すると、電磁波吸収体およびスペーサは、薄い形状であることが望ましく、シート状、薄膜状であることが望ましい。
また、上記実施例では、操作スイッチ10,12は、シートパッド56とシートカバー58との間に介挿されているが、操作スイッチ10,12の導電布50が車両用シート20の表面に露出するように設けられてもよい。つまり、シートクッション22の側面に位置するシートカバーの一部に導電糸60を用いることで、シートカバーの一部をタッチセンサとして機能させてもよい。
10:操作スイッチ
20:車両用シート
50:導電布(ファブリック電極)
52:導電布(電磁波吸収体)
54:絶縁布(スペーサ)
60:導電糸(線材)
20:車両用シート
50:導電布(ファブリック電極)
52:導電布(電磁波吸収体)
54:絶縁布(スペーサ)
60:導電糸(線材)
Claims (3)
- 車両用シートに設けられる操作スイッチであって、
通電可能な線材により構成され、入力媒体の接近・接触を検出するタッチセンサとして機能する布状のファブリック電極と、
そのファブリック電極の下方に設けられ、電磁波を吸収可能な電磁波吸収体と、
絶縁性を有し、前記ファブリック電極と前記電磁波吸収体との間に介挿されるスペーサと
を備えることを特徴とする操作スイッチ。 - 前記電磁波吸収体と前記スペーサとの各々が、
布状の部材であることを特徴とする請求項1に記載の操作スイッチ。 - 前記電磁波吸収体が、通電可能な線材により構成された布状の部材であり、
前記ファブリック電極の表面積に対する前記ファブリック電極を構成する前記線材の占める面積比率が、前記電磁波吸収の表面積に対する前記電磁波吸収体を構成する前記線材の占める面積比率より低いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の操作スイッチ。
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