JP2013246752A - 過去見積に基づく専門家紹介装置、方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】専門家紹介装置1は、専門家識別情報と、専門家が過去に提供した見積情報を関連付けて記憶した見積情報記憶部11を有している。顧客端末2から、依頼内容情報と共に見積要求を受信すると、検索処理部14により見積情報記憶部11を参照して、依頼内容情報に合致する見積情報を検索する。検索の結果発見された、依頼内容情報に合致した見積情報を過去に提供した専門家の専門家端末3に対しては、依頼内容情報に応じた新たな見積情報の提供要求を送信し、新たな見積情報を受信すると、これを顧客端末2に送信する。また、専門家端末2から受信した新たな見積情報を見積情報記憶部12に更新登録する。
【選択図】図2
Description
そのため、事前に専門家に対し、依頼したい仕事の内容と共に、見積を求めることが多くなってきている。
また、労働集約性の高い仕事であることから、受注見込みがあまり期待できない見積要求にいちいち応じることは生産性に乏しく、望ましいことではなかった。
また、特許文献2では、伝送装置の障害発生時に保守費用の見積もりを行うシステムであって、障害対応終了後に障害対応内容を過去の障害履歴として蓄積し、新たな障害が発生した際、過去の障害履歴から保守費用の見積もりを求めるものが提案されている。
また、特許文献3では、機材に故障等が発生したときに、その修理費用や修理可能な時期を自動的に計算したり、機材の買い換えのための情報を提供したりすることができるシステムが提案されている。
しかしながら、上記各特許文献記載の技術はいずれも、特定の業者が作業を行った場合の見積を算出するものでしかないからな、顧客いわゆる相見積のように、複数の専門家ら見積をとって比較し、希望に最も合致する専門家を選ぶといったことはできない。
本実施形態に係る専門家紹介装置によって実現される過去見積に基づく専門家紹介システムは、税理士等の専門家に仕事を依頼したい顧客と、当該専門家との間を仲介するシステムであって、専門家が過去に他の顧客等に提示した見積に基づき、今回の顧客の依頼内容に合った専門家を顧客に紹介するものである。
まず、図1により、本システムの概要を説明する。なお、図1では、専門家端末3(専門家)は、一つのみしか示されていないが、専門家端末3(専門家)は実際には複数存在しており、複数の専門家の中から、顧客の依頼内容に合った専門家が紹介される。
検索の結果、顧客の依頼内容に合致した見積が発見されると、当該見積を過去に提供した専門家に対し、今回の依頼内容に応じた新たな見積を要求する(S3)。
専門家紹介装置1は、専門家から新たに提供された見積を全て顧客に提示する(S5)。
また、当該新たな見積をデータベースに更新登録し(S6)、次回以降、顧客から見積を要求された際に、専門家による過去の見積と実際の見積の差が小さくなるようにする。
これにより、顧客は依頼内容に応じた専門家を容易に見つけることができる。また、顧客を獲得したい専門家にとっても、過去の見積に基づいて、自分の要求に沿った顧客からのみ、専門家紹介装置1を介して見積要求を受けることになるため、見積の提示が無駄になりにくい。
図2に示されるように、専門家紹介装置1は、インターネット等のネットワークNWを介して、顧客端末2及び専門家端末3と通信可能に構成されている。
この専門家紹介装置1は、CPU(Central Processing Unit)、CPUが実行するコンピュータプログラム、コンピュータプログラムや所定のデータを記憶するRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、及びハードディスクドライブなどの外部記憶装置により、専門家情報記憶部11、見積情報記憶部12、申込情報記憶部13、検索処理部14、更新処理部15、及び通信処理部16からなる機能ブロックを構成する。
この専門家情報記憶部11には例えば、図3に示されるように、専門家を識別するための専門家IDに関連付けて、専門家の氏名又は名称、住所やメールアドレスといった連絡先などが記憶されている。なお、所定のウェブサイトを介して、専門家から見積を受け付けるために、ウェブサイトにアクセスする専門家を認証するための認証情報等を記憶しておいてもよい。
この見積情報記憶部12には例えば、図4に示されるように、見積情報を識別するための見積ID、当該見積情報を提供した専門家の専門家ID、及び見積情報が相互に関連付けて記憶されている。
ここで、見積情報は、作業項目や作業ごとの費用・期間のほか、作業の内容や作業が要求される地域などに基づき、各種の作業が対応可能か否かといった情報が含まれる。
なお、見積情報記憶部12に記憶される見積情報は、更新処理部15によって更新登録されるが、初期状態においては顧客からの見積要求の有無にかかわらず、専門家から見積情報を受け付け、これを登録しておく。
この申込情報記憶部13には例えば、図5に示されるように、顧客からの新たな見積要求を識別するための申込ID、申込を行った顧客に関する顧客情報、顧客からの依頼内容情報、依頼内容情報に即して新たに専門家から提供された見積情報、当該見積情報を提供した専門家の専門家IDを関連付けて記憶することができる。
この更新処理部15により、専門家から見積情報が提供される都度、当該専門家の見積情報が更新される。
この通信処理部16は例えば、顧客端末2との間において、依頼内容情報と共に見積要求を受信したり、専門家端末から受信した見積情報を送信したりする。また、専門家端末3との間において、顧客から受け付けた依頼内容情報と共に、当該依頼内容情報に応じた見積情報の提供要求を送信したり、専門家IDと共に、依頼内容情報に応じた見積情報を受信したりする。
この顧客端末2は例えば、いわゆるパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)のほか、ネットワーク機能を備えた携帯電話端末やタブレット端末などによって構成され、データを入出力するための入出力手段や、データを送受信するための送受信処理手段などを備える。
ここで、本実施形態における専門家は、具体的には税理士などの、いわゆる士業を業とする者が想定されている。
この専門家端末3は、顧客端末2と同様、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)のほか、ネットワーク機能を備えた携帯電話端末やタブレット端末などによって構成され、データを入出力するための入出力手段や、データを送受信するための送受信処理手段などを備える。
なお、一連の処理に先立ち、専門家は、自らが提供する見積情報を、専門家紹介装置1の見積情報記憶部12に登録しておく。
図7に示されるように、依頼内容情報を入力する画面上には、依頼内容情報として、年商、仕分け数、法人あるいは個人事業主等の種別、開業日など、顧客の概要に関する情報、希望する見積料金、実際に依頼したい業務の内容、業務を行ってもらう場所あるいは顧客の所在地を示す地域情報を入力するための欄が設けられている。なお、これらの入力欄のほかに、顧客に見積情報を提供したり、コンタクトをとるための顧客情報を入力したりする欄などが適宜、設けられている。
顧客は、各欄に情報を入力し、別途設けられた送信ボタンを押下するなどして、入力した依頼内容情報と共に、当該依頼内容情報に応じた見積要求を専門家紹介装置1に送信することができる。
この検索処理においては、依頼内容情報に合致する全ての見積情報を検索する。
ここで、検索処理において、依頼内容情報に合致する見積情報が複数、発見されていた場合には、当該発見された見積情報を提供した専門家の専門家端末3すべてに対して、依頼内容情報と共に、当該依頼内容情報に応じた新たな見積情報の提供要求を送信する。
図8に示されるように、見積情報を入力する画面上には、見積金額が概算のものか確定したものかを示すラジオボタン、月額料金や決算料金のほか、その他料金や年間合計の料金などの料金を入力する欄、専門家が行っているサービス内容の選択欄、対応や注意に関する事項を任意に入力する欄などが設けられている。
専門家は、各欄に情報を入力し、別途設けられた送信ボタンを押下するなどして、入力した見積情報を専門家紹介装置1に送信することができる。
新たな見積情報の提供を要求した専門家全てから見積情報が提供される、あるいは新たな見積情報の提供要求を専門家に送信してから一定の時間が経ったタイミングなどで、登録された見積情報を顧客端末2に対して送信する(S108)。
図9に示されるように、顧客が見積情報を確認するための画面上には、専門家から提供された見積情報が一覧化して表示されており、見積情報ごとに、見積情報を提供した専門家の名称(事務所名)や、事務所の所在地などの地域情報などが表示されている。
また、各見積情報には、見積情報あるいは当該見積情報を提供した専門家を選択するためのフォームボタンが設けられており、一の見積情報に対するフォームボタンにチェックを入れ、別途設けられた送信ボタンを押下するなどして、見積情報ないし専門家の選択に係る情報を専門家紹介装置1に送信することができる。
この際には、専門家に対して顧客情報を併せて知らせるなどして、専門家から顧客にコンタクトをとれるようにしてもよい。
さに、新たな見積を提示するたびに過去の見積情報が更新されるため、顧客の依頼内容との整合において精度よく専門家が検索される。
即ち、依頼内容情報と、見積情報記憶部12に記憶されている見積情報とを対比し、項目ごとの見積額の一致割合や、条件の一致割合などから、依頼内容情報と各見積情報の整合率を算出する。その上で例えば、整合率が高い上位10件を、依頼内容情報に合致する見積情報として抽出する。検索処理以降の処理は、上述の実施形態と同様に、抽出された見積情報を提供した専門家に新たな見積情報の提供を要求する。
即ち、上記と同様、依頼内容情報と、見積情報記憶部12に記憶されている見積情報とを対比し、項目ごとの見積額の一致割合や、条件の一致割合などから、依頼内容情報と各見積情報の整合率を算出する。その上で例えば、整合率が90%以上の見積情報を、依頼内容情報に合致する見積情報として抽出する。検索処理以降の処理は、上述の実施形態と同様に、抽出された見積情報を提供した専門家に新たな見積情報の提供を要求する。
11 専門家情報記憶部
12 見積情報記憶部
13 申込情報記憶部
14 検索処理部
15 更新処理部
16 通信処理部
2 顧客端末
3 専門家端末
NW ネットワーク
Claims (5)
- 専門家に仕事を依頼する顧客が利用する顧客端末と、当該顧客からの依頼に応じて仕事を行う専門家が利用する専門家端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
上記顧客と上記専門家の間を仲介し、上記顧客の仕事の依頼内容に即した見積を過去に提供した上記専門家から、当該依頼内容に応じた新たな見積の提供を受け付けると共に、当該新たな見積によって上記顧客に上記専門家を紹介する装置であって、
上記専門家を識別する専門家識別情報と、上記専門家が過去に提供した見積情報を関連付けて記憶した見積情報記憶手段と、
上記顧客端末から、依頼内容情報と共に、見積要求を受信する見積要求受信手段と、
上記見積情報記憶手段を参照して、上記依頼内容情報に合致する見積情報を検索する検索処理手段と、
上記検索の結果発見された、上記依頼内容情報に合致した見積情報を過去に提供した専門家の専門家端末に対して、上記依頼内容情報と共に、上記依頼内容情報に応じた見積情報の提供要求を送信する見積要求送信手段と、
上記見積情報の提供を要求した専門家の専門家端末から、上記専門家識別情報と共に、上記依頼内容情報に応じた見積情報を受信する見積情報受信手段と、
上記顧客端末に対して、上記専門家端末から受信した見積情報を送信する見積情報送信手段と、
上記見積情報記憶手段を参照して、上記専門家識別情報に係る専門家の見積情報に上記受信した見積情報を更新登録する見積情報更新手段と、を有する、
ことを特徴とする過去見積に基づく専門家紹介装置。 - 上記検索処理手段は、上記見積情報記憶手段を参照して、上記依頼内容情報との整合率が高い一定件数の見積情報を検索し、
上記見積要求送信手段は、上記検索の結果発見された、上記依頼内容情報との整合率が高い一定件数の見積情報を過去に提供した専門家の専門家端末に対して、上記依頼内容情報と共に、上記依頼内容情報に応じた見積情報の提供要求を送信する、
請求項1記載の過去見積に基づく専門家紹介装置。 - 上記検索処理手段は、上記見積情報記憶手段を参照して、上記依頼内容情報と所定の整合率以上で整合する見積情報を検索し、
上記見積要求送信手段は、上記検索の結果発見された、上記依頼内容情報と所定の整合率以上で整合する見積情報を過去に提供した専門家の専門家端末に対して、上記依頼内容情報と共に、上記依頼内容情報に応じた見積情報の提供要求を送信する、
請求項1記載の過去見積に基づく専門家紹介装置。 - 専門家に仕事を依頼する顧客が利用する顧客端末と、当該顧客からの依頼に応じて仕事を行う専門家が利用する専門家端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
上記専門家を識別する専門家識別情報と、上記専門家が過去に提供した見積情報を関連付けて記憶した見積情報記憶手段、を有するコンピュータにより、
上記顧客と上記専門家の間を仲介し、上記顧客の仕事の依頼内容に即した見積を過去に提供した上記専門家から、当該依頼内容に応じた新たな見積の提供を受け付けると共に、当該新たな見積によって上記顧客に上記専門家を紹介する方法であって、
上記顧客端末から、依頼内容情報と共に、見積要求を受信する手段と、
上記見積情報記憶手段を参照して、上記依頼内容情報に合致する見積情報を検索する手段と、
上記検索の結果発見された、上記依頼内容情報に合致した見積情報を過去に提供した専門家の専門家端末に対して、上記依頼内容情報と共に、上記依頼内容情報に応じた見積情報の提供要求を送信する手段と、
上記見積情報の提供を要求した専門家の専門家端末から、上記専門家識別情報と共に、上記依頼内容情報に応じた見積情報を受信する手段と、
上記顧客端末に対して、上記専門家端末から受信した見積情報を送信する手段と、
上記見積情報記憶手段を参照して、上記専門家識別情報に係る専門家の見積情報に上記受信した見積情報を更新登録する手段と、を実行する、
ことを特徴とする過去見積に基づく専門家紹介方法。 - 専門家に仕事を依頼する顧客が利用する顧客端末と、当該顧客からの依頼に応じて仕事を行う専門家が利用する専門家端末と、ネットワークを介して通信可能に構成され、
上記専門家を識別する専門家識別情報と、上記専門家が過去に提供した見積情報を関連付けて記憶した見積情報記憶手段、を有するコンピュータを、
上記顧客と上記専門家の間を仲介し、上記顧客の仕事の依頼内容に即した見積を過去に提供した上記専門家から、当該依頼内容に応じた新たな見積の提供を受け付けると共に、当該新たな見積によって上記顧客に上記専門家を紹介する、過去見積に基づく専門家紹介装置として機能させるためのプログラムであって、
上記コンピュータに対し、
上記顧客端末から、依頼内容情報と共に、見積要求を受信する手段と、
上記見積情報記憶手段を参照して、上記依頼内容情報に合致する見積情報を検索する手段と、
上記検索の結果発見された、上記依頼内容情報に合致した見積情報を過去に提供した専門家の専門家端末に対して、上記依頼内容情報と共に、上記依頼内容情報に応じた見積情報の提供要求を送信する手段と、
上記見積情報の提供を要求した専門家の専門家端末から、上記専門家識別情報と共に、上記依頼内容情報に応じた見積情報を受信する手段と、
上記顧客端末に対して、上記専門家端末から受信した見積情報を送信する手段と、
上記見積情報記憶手段を参照して、上記専門家識別情報に係る専門家の見積情報に上記受信した見積情報を更新登録する手段と、を実行させる、
コンピュータプログラム。
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