JP2013245556A - 電動圧縮機 - Google Patents

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JP2013245556A JP2012117292A JP2012117292A JP2013245556A JP 2013245556 A JP2013245556 A JP 2013245556A JP 2012117292 A JP2012117292 A JP 2012117292A JP 2012117292 A JP2012117292 A JP 2012117292A JP 2013245556 A JP2013245556 A JP 2013245556A
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賢治 奥園
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Abstract

【課題】主軸受と偏心軸受に潤滑油を十分に供給できる電動圧縮機の提供。
【解決手段】圧縮機構部102と、圧縮機構部の可動スクロールを駆動軸107によって駆動するモータ部101と、前記モータ部の駆動軸を支承する主軸受109−aを保持し、かつ、可動スクロール背面との間に前記駆動軸端部の偏心軸受109−bが存する背圧空間103を形成した軸受プレート112と、圧縮機構部、モータ部、軸受プレートを内蔵する圧縮機容器100とを備え、前記軸受プレートには圧縮機容器の貯液部に溜まる潤滑油を主軸受の上部に導く潤滑油供給通路121を形成した構成としてある。これによって、供給される潤滑油が少量であってもこの潤滑油は主軸受の上部から主軸受に直接滴下されるため、その全潤滑油が主軸受の摺動部潤滑に有効に寄与し、さらに重力や軸受の回転により主軸受の下部方向へも行き届くことが期待できる。
【選択図】図1

Description

本発明は空調装置等に用いられる電動圧縮機に関し、特に冷媒中に溶け込んだ潤滑油を軸受へ効率良く供給する潤滑油通路構成に関するものである。
従来、空調装置等に用いられる電動圧縮機は圧縮機構部の摺動部を潤滑する潤滑油の一部が圧縮された流体と共に圧縮機から吐出され、冷凍サイクル中を循環することとなる。流体と共に吐出される潤滑油は冷凍サイクル中を循環し再び圧縮機に吸入冷媒とともに戻り、その一部の潤滑油が圧縮機容器内に滞留し、潤滑油は軸受や圧縮機構部の摺動部に供給される。
潤滑油を軸受や圧縮機構部の摺動部に供給する構造は公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
かかる従来の電動圧縮機では、吐出冷媒に含まれる潤滑油を分離し、図4に示すようにポンプ201にて潤滑油を吸い上げ駆動軸202の内部を通して、主軸受203を保持する軸受プレ−ト204と偏心軸受205が挿入された可動スクロ−ル206で囲まれた背圧空間207に潤滑油を供給する構成になっている。
特開2007−303399号公報
しかしながら、前記従来の構成では供給される潤滑油が少ない場合には、主軸受203と偏心軸受205に潤滑油が十分行き渡り難いという課題を有していた。
本発明はこのような課題を解決するもので、主軸受・偏心軸受を効率よく潤滑することができる電動圧縮機の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る電動圧縮機は、固定スクロールと固定スクロールに対し旋回運動して冷媒を圧縮する可動スクロールとを備えた圧縮機構部と、前記圧縮機構部の可動スクロールを駆動軸によって駆動するモータ部と、前記モータ部の駆動軸を支承する主軸受を保持し、かつ、前記可動スクロール背面との間に前記駆動軸端部の偏心軸受が存する背圧空間を形成した軸受プレートと、前記圧縮機構部、モータ部、軸受プレートを内蔵する圧縮機容器とを備え、前記軸受プレートには圧縮機容器の貯液部に溜まる潤滑油を主軸受の上部に導く潤滑油供給通路を設けた構成としてある。
これによって、潤滑油の供給量が少量であってもこの潤滑油は主軸受の上部から主軸受に直接滴下供給されるため、その全潤滑油が主軸受の摺動部潤滑に有効に寄与し、さらに重力や軸受の回転により主軸受の下部方向へも行き届くことが期待できる。さらには前記主軸受が存する背圧空間を介して偏心軸受の潤滑にも寄与し、その後圧縮部へ供給することも可能となり、主軸受・偏心軸受を効率よく潤滑することができる。
本発明の電動圧縮機は、圧縮機容器の大型化を招くことなく、主軸受・偏心軸受を効率よく潤滑することができる。
本発明の実施の形態1における電動圧縮機の断面図 同電動圧縮機の主軸受周辺部分の拡大断面図 本発明の実施の形態3における電動圧縮機の断面図 従来の電動圧縮機の断面図
第1の発明は、固定スクロールと固定スクロールに対し旋回運動して冷媒を圧縮する可動スクロールとを備えた圧縮機構部と、前記圧縮機構部の可動スクロールを駆動軸によって駆動するモータ部と、前記モータ部の駆動軸を支承する主軸受を保持し、かつ、前記可動スクロール背面との間に前記駆動軸端部の偏心軸受が存する背圧空間を形成した軸受プレートと、前記圧縮機構部、モータ部、軸受プレートを内蔵する圧縮機容器とを備え、前記軸受プレートには圧縮機容器の貯液部に溜まる潤滑油を主軸受の上部に導く潤滑油供給通路を設けた構成としてある。
これによって、供給される潤滑油が少量であってもこの潤滑油は主軸受の上部から主軸受に直接滴下されるため、その全潤滑油が主軸受の摺動部潤滑に有効に寄与し、さらに重力や軸受の回転により主軸受の下部方向へも行き届くことが期待できる。さらには前記主軸受が存する背圧空間を介して偏心軸受の潤滑にも寄与し、その後圧縮部へ供給することも可能となり、主軸受・偏心軸受を効率よく潤滑することができる。
第2の発明は、第1の発明において、潤滑油供給通路の主軸受側は当該主軸受の外周に沿って形成するとともに、前記主軸受には主軸受外周の潤滑油供給通路の上部を主軸受内部と連通させる供給孔を設けた構成としてあり、潤滑油を軸受内部に確実に供給することができ、主軸受・偏心軸受を更に効率よく潤滑することができる。
第3の発明は、第1、第2の発明において、主軸受の外周に形成した潤滑油供給通路は主軸受の外周半分に設けた構成としてあり、潤滑油の供給通路は必要最小限となり円周上に通路を設けた場合に比較しその通路は半分となって、少量の潤滑油を無駄なく主軸受へ供給可能となり、更に効率よく主軸受・偏心軸受を潤滑することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
この実施の形態で説明する電動圧縮機は、車両(自動車)用の冷凍回路に適用されるもので、図1は実施の形態1における電動圧縮機の断面図、図2は同電動圧縮機の主軸受周辺部分の拡大断面図である。
図において、電動圧縮機の圧縮機容器100は、主容器100a、副容器100b、インバータケース100cによって密閉容器として形成される。そして、主容器100a内にモータ部101及び圧縮機構部102が収容され、インバータケース100c内にインバータ104が収容されている。
モータ部101は交流3相モータであり、ロータ105とステータ106で構成されていて、インバータ104から出力される電力(電流)を受けて駆動する。ロータ105の駆動軸107は圧縮機構部102側が主軸受109−aと偏心軸受109−bで支持され
、スイングブッシュ108と偏心軸受109−bを介して圧縮機構部102を構成する可動スクロール110に接続されている。またロータ105の駆動軸107は反圧縮機構部側が副軸受109−cにて支持されている。主軸受109−aは軸受プレート112に挿入され、軸受プレート112は主容器100aに固定されている。よって前記主軸受109−aを保持する軸受プレート112と偏心軸受109−bが挿入された可動スクロール110の背面との間には背圧空間103が構成される。そして背圧空間103に前記主軸受109−a、偏心軸受109−bが存在している。
圧縮機構部102は上記モータ部101の駆動によって作動し、主容器100aに開けられた吸入ポート111から冷凍回路中の低温低圧のガス冷媒を吸い込み、吸入通路を通って固定スクロール113と可動スクロール110とで構成される圧縮室114でガス冷媒を圧縮して高温高圧ガス冷媒にする。高温高圧ガス冷媒は吐出弁115を押し上げて吐出され、高圧通路116を通って主容器100a内の高圧空間に流入し副容器100bに設けられている吐出ポート117から冷凍回路中へ吐き出される。
前記主軸受109−a、偏心軸受109−bや圧縮機構部102の摺動部を潤滑する潤滑油供給のためにポンプ118が設けてあり、主容器100a下部の貯液部Aから潤滑油を吸い上げ駆動軸107に設けられた潤滑油通路107aを介し前記主軸受109−a、偏心軸受109−bが存する背圧空間103に駆動軸端面より潤滑油が供給される構成となっていた。
ここで、前記主軸受109−a、偏心軸受109−bや圧縮機構部102の摺動部には、ポンプ118によって主容器100a下部の貯液部Aから潤滑油を吸い上げ、駆動軸107に設けられた潤滑油通路107aを介し前記主軸受109−a、偏心軸受109−bが存する背圧空間103に潤滑油を供給する。
しかしながら、貯液部Aに溜まる潤滑油が少ない場合には潤滑油を十分に供給できないことがある。特に、車両に搭載した場合、車両が坂道を下る、すなわち、インバータケース100c側が低くなるような形で電動圧縮機が傾斜すると、貯液部Aに溜まっている潤滑油は圧縮機構部102側に偏ってポンプ118側にはほとんど潤滑油がなくなり、潤滑油の供給が途絶える可能性が出てくる。
そこで本発明では、前記軸受プレート112に潤滑油供給通路形成体120を設け、この潤滑油供給通路形成体120の潤滑油供給通路121の下端側は前記主容器100a下部の貯液部A中に浸漬させ、上端側は主軸受109−aの外周を取り巻くように形成した第2潤滑油供給通路122に連通させ、更に前記第2潤滑油供給通路122は主軸受109−aの上部に当該主軸受109−a内部に向かって設けた供給孔123に連通させてある。
これによって、主容器100a下部の貯液部Aに溜まっている潤滑油が主容器100a内に吐出された冷媒ガスの圧力によって潤滑油供給通路形成体120の潤滑油供給通路121、第2潤滑油供給通路122を介して主軸受109−aの上部に押し上げ供給され、主軸受109−a上部に形成した供給孔123より主軸受109−a内部に供給される。この潤滑油は仮にそれが少量であっても主軸受109−aの上方から直接軸受内部へ滴下供給されるため、その全潤滑油が主軸受109−aの摺動部潤滑に有効に寄与し、さらに重力や軸受の回転により主軸受109−aの下部方向へも行き届く。これにより、軸受プレート112と可動スクロール110との間に形成された背圧空間103を介して、偏心軸受109−bの潤滑にも寄与し、さらに、可動スクロール110に形成した通路110aを介して圧縮機構部102の摺動部へも供給されることとなり、主軸受109−aおよび偏心軸受109−bを効率よく潤滑することが可能となる。
また、上記潤滑油の供給構成は、前記主軸受109−aの外輪130に沿う円周形状の第2潤滑油供給通路122を設置し、この第2潤滑油供給通路122に連通するように潤滑油供給通路形成体120を設けただけのものであるから、圧縮機容器100の大型化を招くこともなく確実に主軸受109−a等に潤滑油を供給することが可能となる。
(実施の形態2)
この実施の形態2は図示しないが、上記実施の形態1において主軸受109−aの外周を取り巻くように形成した第2潤滑油供給通路122は半周のみに形成したものである。
これにより、潤滑油の供給通路は必要最小限のものとなって全円周上に通路を設けた場合に比較しその通路は半分となって、少量の潤滑油を無駄なく主軸受109−aへ供給可能となり、更に効率よく主軸受・偏心軸受を潤滑することができる。
(実施の形態3)
図3は実施の形態3を示し、この実施の形態は実施の形態1で説明したポンプ118、駆動軸107の潤滑油通路107a等による潤滑油供給構成を備えておらず、軸受プレート112に設けた潤滑油供給通路形成体120による潤滑油供給構成のみとしたものである。これによって、構成の簡素化を図ることができる。
なお、上記実施の形態では、車両用空調装置の電動圧縮機で説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば一般家庭、業務用の空調装置やヒートポンプ給湯機等各種の冷凍装置に幅広く適用できるものであることは言うまでもない。
本発明は、圧縮機容器の大型化を招くことなく、主軸受・偏心軸受を効率よく潤滑することができ、車両用空調装置の冷凍回路に設けられる電動圧縮機として好適であるが、一般家庭用、業務用の空気調和装置はもちろん、ヒートポンプ式給湯器や冷蔵庫等各種の冷凍装置の電動圧縮機として幅広く適用できる。
100 圧縮機容器
101 モータ部
102 圧縮機構部
103 背圧空間
104 インバータ
105 ロータ
106 ステータ
107 駆動軸
108 スイングブッシュ
109−a 主軸受
109−b 偏心軸受
109−c 副軸受
110 可動スクロール
111 吸入ポート
112 軸受プレート
113 固定スクロール
114 圧縮室
115 吐出弁
116 高圧通路
117 吐出ポート
120 潤滑油供給通路形成体
121 潤滑油供給通路
122 第2潤滑油供給通路
123 供給孔
130 外輪

Claims (3)

  1. 固定スクロールと固定スクロールに対し旋回運動して冷媒を圧縮する可動スクロールとを備えた圧縮機構部と、前記圧縮機構部の可動スクロールを駆動軸によって駆動するモータ部と、前記モータ部の駆動軸を支承する主軸受を保持し、かつ、前記可動スクロールの背面との間に前記駆動軸端部の偏心軸受が存する背圧空間を形成した軸受プレートと、前記圧縮機構部、モータ部、軸受プレートを内蔵する圧縮機容器とを備え、前記軸受プレートには圧縮機容器の貯液部に溜まる潤滑油を主軸受の上部に導く潤滑油供給通路を形成した電動圧縮機。
  2. 潤滑油供給通路の主軸受側は当該主軸受の外周に沿って形成するとともに、前記主軸受には主軸受外周の潤滑油供給通路の上部を主軸受内部と連通させる供給孔を設けた請求項1記載の電動圧縮機。
  3. 主軸受の外周に形成した潤滑油供給通路は主軸受の外周半分に設けた請求項1または2記載の電動圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200271155A1 (en) * 2015-12-18 2020-08-27 Ntn Corporation Deep groove ball bearing

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