JP2013244618A - パウチ容器の製造方法 - Google Patents

パウチ容器の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013244618A
JP2013244618A JP2012117978A JP2012117978A JP2013244618A JP 2013244618 A JP2013244618 A JP 2013244618A JP 2012117978 A JP2012117978 A JP 2012117978A JP 2012117978 A JP2012117978 A JP 2012117978A JP 2013244618 A JP2013244618 A JP 2013244618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
forming
pouch container
trunk
spout
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012117978A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Ogura
正司 小倉
Naoki Shima
直喜 島
Takuya Tsuji
▲琢▼也 辻
Shinichiro Ogura
慎一郎 小椋
Kenji Tanaka
賢二 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Yamamura Glass Co Ltd
Ogura Kogyo KK
Nidec Machinery Corp
Original Assignee
Nihon Yamamura Glass Co Ltd
Ogura Kogyo KK
Kyoritsu Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Yamamura Glass Co Ltd, Ogura Kogyo KK, Kyoritsu Machinery Co Ltd filed Critical Nihon Yamamura Glass Co Ltd
Priority to JP2012117978A priority Critical patent/JP2013244618A/ja
Publication of JP2013244618A publication Critical patent/JP2013244618A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

【課題】自立安定性及び保形性に優れ、減容化が可能で、しかも胴部と底部との液密性を十分に確保できるとともに、製袋作業の自動化が容易なパウチ容器の製造方法を提供する。
【解決手段】長尺な帯状の2枚の胴部成形用フィルム2Bの幅方向の途中部に1対のガセット6を、該ガセット6の山折り側が幅方向の外側に配置され、谷折り側が幅方向の内側に配置されるように、長さ方向に沿ってそれぞれ連続的に形成するとともに、該ガセット6を形成した2枚の胴部成形用フィルム2Bを重ね合わせて両側部を融着した後冷却し、その後不要部分を切除して、パウチ容器の胴部を成形する胴部成形工程と、胴部の下端開口を閉塞するように胴部の下端部に底部を融着する底部取付工程とを備えた。
【選択図】図7

Description

本発明は、折り畳んで減容化が可能なパウチ容器の製造方法に関するものである。
一般に、シャンプやリンス、ハンドソープなどの液状物を収納する詰め替え用の容器や、ゼリーなどのようなゲル状の飲食物を収納する容器として、軟質フィルムからなる袋状の折畳可能なパウチ容器が広く実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、前記パウチ容器として、内容物を充填した状態で、自立可能なものも実用化されているが、容器本体が軟質フィルムで構成されていることから、基本的には、内容物の減少に伴って容器本体が扁平な形状に変形し、自立安定性が低下するとともに外観が低下するという問題があった。また、保形性があまり良くないことから、手で保持したときに内容物が溢れ出ることがあり、詰め替え用の液状物であれば、一度に内容物を移し替えるだけなので利用可能であるが、飲料を充填する容器として用いることは困難であった。
また、フィルム材からなる容器として、胴部に外側へ向かって山折りにする複数の山折り線を縦方向に形成し、胴部の下端開口部に別部材からなる底部を接合することで、保形性や自立安定性を高めた容器も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。しかし、この特許文献2記載の容器は、ガセットを有しないので、内容物の使用後に容器を折り畳んで減容化し難いという問題があった。
国際公開第2008/096392号公報 特開2011−168306号公報
そこで、本出願人は、自立安定性及び保形性に優れ、しかも折り畳んで減容化が可能なパウチ容器の構成について鋭意検討した。その結果、ガセットを備えた略筒状の胴部と、該胴部の下面開口を閉塞する底部とを備え、胴部の下端部に外側へ折り曲げてなる接合部を形成して、該接合部の下面に底部の外周部を融着し、パウチ容器の下端部に2枚のフィルムを融着してなる環状の下部接合部を外方へ突出状に形成することで、ガセットによりパウチ容器を折り畳み可能に構成したパウチ容器を開発した。このパウチ容器では、ガセットにより胴部を折り畳んでパウチ容器の減容化が可能で、しかもガセットにより高さ方向に延びる複数本の山折りの角部を胴部に対して形成し、パウチ容器の保形性及び自立安定性を高め、またパウチ容器を設置する際には、底部の略全体を設置するとともに、パウチ容器の下端部から外方へ突出する鍔状の下部接合部を設置することで、パウチ容器の自立安定性を高めることができる。
しかし、このパウチ容器は、胴部を製作した後、胴部に対して底部を融着することから、特許文献1記載のような従来の製造方法をそのまま採用して製作することができず、またガセットを有することから、特許文献2記載の製造方法でも製作できないことから、全く新しい製造方法を開発する必要のあるものであった。
本発明の目的は、自立安定性及び保形性に優れ、減容化が可能で、しかも胴部と底部との液密性を十分に確保できるとともに、製袋作業の自動化が容易なパウチ容器の製造方法を提供することである。
本発明に係るパウチ容器の製造方法は、少なくとも基材層とシーラント層とを有する複層構造の長尺な帯状の2枚の胴部成形用フィルムをシーラント層側が対面するように送給し、該2枚の胴部成形用フィルムの幅方向の途中部に、1対のガセットを、該ガセットの山折り側が幅方向の外側に配置され、谷折り側が幅方向の内側に配置されるように、長さ方向に沿ってそれぞれ連続的に形成するとともに、該ガセットを形成した2枚の胴部成形用フィルムを、該ガセットが外側に配置されるように重ね合わせ、その両側部を融着した後冷却し、不要部分を切除して、容器の胴部を成形する胴部成形工程と、前記胴部の下端開口を閉塞するように胴部の下端部に、少なくとも基材層とシーラント層とを有する複層構造の底部成形用フィルムをシーラント層側を胴部側にして融着し、前記胴部の下端部に底部成形フィルムからなる底部を取付ける底部取付工程とを備えたものである。
この製造方法では、2枚の胴部成形用フィルムの側部を貼り合せる前に、2枚の胴部成形用フィルムに1対のガセットをそれぞれ成形するので、胴部成形用フィルムに対する計4つのガセットの成形作業を効率的に行うことができる。また、この製造方法により製作されたパウチ容器は、4角筒状又は6角筒状に展開可能なパウチ容器となり、胴部には、2枚の胴部成形用フィルムの側部を融着することで、高さ方向に延びる1対の側部接合部が形成され、また4つのガセットにより、高さ方向に延びる外側へ向かって山折りの4本の山折り角部が形成されるので、1対の側部接合部と4本の山折り角部により、胴部の強度剛性が高められて、パウチ容器の自立安定性及び保形性が高められる。更に、パウチ容器の下端部に融着した底部によりパウチ容器の下端部が補強されるので、パウチ容器の展開状態での自立安定性や保形性を向上でき、しかも内容物の使用後は、ガセットを介して胴部を容易に平坦に折り畳んで、パウチ容器の大幅な減容化が可能となる。
ここで、前記胴部成形工程では、前記胴部成形用フィルムの幅方向の途中部が突出するように、該途中部を板状部材で押えるとともに、前記胴部成形用フィルムに対する板状部材の押え面側とは反対の面側において、外周部を板状部材の幅方向の両側部に配置した1対のガセット成形手段により、前記板状部材の両側に配置される前記胴部成形用フィルムの両側部における幅方向の途中部を板状部材の面上へ折り込んで、前記胴部成形用フィルムの幅方向の途中部に1対のガセットを、該ガセットの山折り側が幅方向の外側に配置され、谷折り側が幅方向の内側に配置されるように、長さ方向に沿って形成することが好ましい実施の形態である。この場合には、簡単な構成の板状部材と1対のガセット成形手段との協働により、胴部成形用フィルムに対して1対のガセットを容易に且つ安定性良く綺麗に成形することができる。
前記胴部成形工程では、前記ガセットを形成して重ね合わせた2枚の胴部成形用フィルムの両側部又はガセットを平行な直線状に融着した後冷却するか、該2枚の胴部成形用フィルムのガセットを曲線状又は平行でない直線状に融着した後冷却し、その後不要部分を切除して、容器の胴部を成形することができる。このように構成すると、側部又はガセットを平行な直線状に融着することで、パウチ容器の胴部を円筒状や角筒状に構成でき、ガセットを曲線状に融着することで、パウチ容器の胴部を例えば高さ方向における任意の位置をくびれた形状や膨出した形状に構成でき、ガセットを平行でない直線状、即ち上側へ行くに従って幅広や幅狭に融着することで、パウチ容器の胴部を円錐台状や角錐台状に構成でき、パウチ容器の自立安定性を高めたり、パウチ容器の意匠性を高めたりすることができる。
前記胴部成形工程において、長尺な帯状の原反フィルムをその幅方向の途中部で、シーラント層側が内側に配置されるように2つ折りにして、該原反フィルムの折り返し部を切除することで、前記2枚の胴部成形用フィルムを製作することも好ましい実施の形態である。2本のロールから胴部成形用フィルムを繰り出して、これを2枚の胴部形成用フィルムとして用いることも可能であるが、長尺な帯状の原反フィルムをその幅方向の途中部で2つ折りにして、該原反フィルムの折り返し部を切除してなる2枚の胴部形成用フィルムを用いると、胴部形成フィルムの製作コストを極力安くできるので好ましい。
前記胴部成形工程と底部取付工程との間に、前記胴部を筒状に展開して胴部の下端開口からスパウトを挿入し、前記胴部の上端部のスパウト取付孔にスパウトの口部を挿通させて、スパウトのフランジ部をスパウト取付孔の周辺に融着するスパウト取付工程を設けることが好ましい実施の形態である。このように構成することで、スパウト付きのパウチ容器を容易に製造することができる。
また、スパウト取付工程を設ける場合には、前記胴部成形工程とスパウト取付工程との間に、展開状態での胴部の形状に適合する口部成形用治具に胴部を外嵌させて、前記胴部の上端部にスパウト取付け用の口部を成形する取付孔トリミング工程を設けることが好ましい実施の形態である。スパウト取付け用の口部は、胴部成形工程において、折畳姿勢の胴部に対して成形することも可能であるが、実際に成形すると、展開状態での口部の形状がいびつになり、外観が低下するので、本発明のように、展開状態の胴部に対して成形することが好ましい。
前記底部取付工程では、前記胴部の下端部に設けた底部との接合部が、展開状態の胴部から外方へ突出するように、前記接合部の底面に底部の外周部を融着して、胴部の下端開口を底部で閉塞することが好ましい実施の形態である。この場合には、パウチ容器の下面が平坦な面になるとともに、接合部と底部外周部とが融着してなる、胴部や底部よりも硬質な融着部が、胴部の下端部から外方へ突出状に形成されるので、パウチ容器の自立安定性や保形性を一層向上できる。
胴部に対して底部を取付けるための底部取付工程としては、次の4つの底部取付工程のいずれかを採用することができる。
第1の底部取付工程は、筒状の底部取付用治具内に、前記胴部を展開状態で倒立状に装填する装填工程と、前記底部取付用治具から上側へ突出する胴部の筒状の下部を、前記底部取付用治具の上端縁を中心に内外が反転するように外側へ折り返して、前記底部取付用治具の上側において胴部に無端環状の折り返し部からなる接合部を形成する折り返し工程と、前記胴部の接合部に底部成形用フィルムを融着して、容器本体の下端部に側方へ突出する環状の下部接合部を形成する融着工程と、前記下部接合部を残して胴部の下部と底部成形用フィルムの不要部分を切除するトリミング工程とを備えたものである。この場合には、胴部の下端部を折り返すという簡単な方法により、胴部の下端部に無端環状の接合部を容易に形成することができ、該接合部に底部の外周部を融着することで、胴部と底部を容易に且つ効率的に液密状に融着することができる。また、このような胴部の折り返し作業は比較的容易に自動化することができ、装填工程や融着工程やトリミング工程に関しても比較的容易に自動化できるので、底部取付工程全体を自動化することが可能となる。更に、胴部の接合部の幅は、底部取付用治具の上端面の幅に応じた大きさになるので、胴部の接合部と底部の外周部とを融着接合してなる下部接合部の幅を全周にわたって十分に確保でき、融着面積が部分的に少なくなることによる接合強度の低下や液密性の低下を防止できる。
この第1の底部取付工程を採用する場合には、前記融着工程とトリミング工程とにわたって前記底部取付用治具の上側に帯状の底部成形用フィルムを送給し、前記融着工程において、前記胴部の折り返し部に底部成形用フィルムを融着した後、前記トリミング工程において不要部分を切除するときに、融着部分の一部が不要部分側に残るように切除して、前記胴部の下端部の不要部分を底部成形用フィルムの不要部分とともに排出することが好ましい実施の形態である。このように構成することで、底部成形用フィルムの不要部分と胴部の下端部の不要部分とを容易にライン外へ排出することが可能となる。
また、この第1の底部取付工程を採用する場合には、前記折り返し工程と融着工程の間に、前記胴部に対して内容物を充填する充填工程を設けることも好ましい実施の形態である。この場合には、開口面積の大きい胴部の下端開口から内容物を充填できるので、内容物を充填するための吐出ノズルとして直径の大きなものを採用することが可能となり、内容物の充填時間を大幅に短縮できる。
第2の底部取付工程では、前記胴部を筒状に展開させた状態で、前記胴部の各側面の下端部に連なって延びる接合部を外方へ折り曲げて、前記接合部の下側に底部成形フィルムを融着して、前記胴部に底部を取り付けることになる。この場合には、前記スパウト取付工程を設ける場合において、筒状に展開した胴部に対して、展開状態のままで底部を融着できるので、胴部に対して効率的に底部を取り付けることができる。
第3の底部取付工程では、前記胴部の下端から一定長さ離れた位置を1対の成形ブロックで挟持して、該1対の成形ブロックの面上で前記胴部の下端部を展開させ、展開させた胴部の下端部の接合部に底部成形フィルムを融着して、前記胴部に底部を取り付けることができる。この場合には、胴部の下部を成形ブロック上に安定性良く展開させて、胴部に対して底部を精度良く融着することができる。ただし、前記スパウト取付工程を設けると、スパウト取付けのために展開した胴部を、成形ブロック間に挟持させるため一旦折り畳む作業と、胴部の下部を成形ブロック上で展開させる作業が必要となる。
第4の底部取付工程では、前記胴部の下端から一定長さ離れた位置を1対の成形ブロックで挟持して、前記胴部の下端部を展開させてから2つ折りにし、該2つ折りにした下端部間に2つ折りにした底部成形フィルムを挿入して、前記胴部の下端部の接合部に該底部成形フィルムを融着し、前記胴部に底部を取り付けることができる。この場合には、2つ折りにした胴部の下部に対する底部の位置決め作業が容易になるとともに、胴部に対する底部の融着作業が容易になるので好ましい。ただし、前記スパウト取付工程を設けると、スパウト取付けのために展開した胴部を、成形ブロック間に挟持させるため一旦折り畳む作業と、胴部の下部を成形ブロック上で展開させる作業と、展開させた胴部の下部を2つ折りにする作業が必要となる。
本発明に係るパウチ容器の製造方法によれば、2枚の胴部成形用フィルムの側部を貼り合せる前に、2枚の胴部成形用フィルムに1対のガセットをそれぞれ成形するので、胴部成形用フィルムに対する計4つのガセットの成形作業を効率的に行うことができる。また、この製造方法により製作されたパウチ容器は、4角筒状又は6角筒状に展開可能なパウチ容器となり、胴部には、2枚の胴部成形用フィルムの側部を融着することで、高さ方向に延びる1対の側部接合部が形成され、また4つのガセットにより、高さ方向に延びる外側へ向かって山折りの4本の山折り角部が形成されるので、1対の側部接合部と4本の山折り角部により、胴部の強度剛性が高められて、パウチ容器の自立安定性及び保形性が高められる。更に、パウチ容器の下端部に融着した底部によりパウチ容器の下端部が補強されるので、パウチ容器の展開状態での自立安定性や保形性を向上でき、しかも内容物の使用後は、ガセットを介して胴部を容易に平坦に折り畳んで、パウチ容器の大幅な減容化が可能となる。
パウチ容器の斜視図 図1のII-II線断面図 図1のIII-III線断面図 折畳状態での胴部の断面図 パウチ容器の折畳状態での斜視図 他の構成のパウチ容器の図2相当図 パウチ容器の胴部の製造ラインの概略説明図 上側のガセット成形手段の(a)は平面図、(b)は下面図 (a)は図7(a)IXa−IXa線断面図、(b)は図7(a)のIXb−IXb線断面図、(c)は図7(a)のIXc−IXc線断面図 (a)はガセットを形成した2枚の胴部成形用フィルムの重ね合せ状態での縦断面図、(b)はヒートシール時における胴部の縦断面図、(c)不要部分を切除した後の胴部の縦断面図 底部及びスパウトの取付け前における折畳状態での胴部の正面図 胴部に対してスパウト及び底部の取付けを行う製造ラインの概略説明図 スパウト取付孔のトリミング方法の説明図 スパウト取付方法の説明図 (a)〜(e)は底部取付け方法の説明図 他の構成の折畳状態での胴部の正面図 他の構成の胴部の折畳状態での正面図 胴部に対する底部の取付け方法の説明図 (a)〜(c)は胴部に対する底部の他の構成の取付け方法の説明図 (a)及び(b)は胴部に対する底部の他の構成の取付け方法の説明図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
<<パウチ容器>>
先ず、パウチ容器1の構成について説明する。
図1〜図5に示すように、パウチ容器1は、筒状の胴部2と、胴部2の下端開口を閉塞する底部3とを有する軟質フィルムからなる容器本体4と、胴部2の上端部に融着固定したスパウト5とから構成され、内容物の使用後は、図5に示すように胴部2及び底部3を折り畳んで減容化できるように構成されている。
胴部2を構成する胴部フィルム2Aと底部3を構成する底部フィルム3Aは、それぞれ軟質フィルムで構成され、該軟質フィルムは、一方の外面側に、ヒートシールや超音波シールなどにより相互に融着可能な、ポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性合成樹脂材料からなるシーラント層を設け、他方の外面側に、相互に融着不能な耐擦損性に優れた合成樹脂材料からなる基材層を設けた、少なくとも2層構造のラミネートフィルムで構成されている。ただし、シーラント層と基材層の間に、例えばパウチ容器1に収容する内容物に応じて、ガスバリア性や遮光性などの機能を有する機能層を積層状に設けた3層以上のラミネートフィルムで構成することも可能である。また、胴部2と底部3とは、同じ素材からなる軟質フィルムで構成することもできるし、異なる素材からなる軟質フィルムで構成することもできる。
胴部2は、上部を緩やかに縮径させた6角筒状に形成されている。胴部2は、前後2枚の胴部フィルム2Aで構成され、この2枚の胴部フィルム2Aをシーラント層側を内側にして前後に重ね合わせて、両胴部フィルム2Aの側部同士をヒートシールや超音波シールなどにより接合することで筒状に成形され、胴部2の両側部には前後の胴部フィルム2Aを接合してなる側部接合部2bが高さ方向の全長にわたって外方側へ突出状に形成されている。前後の胴部フィルム2Aの幅方向の中央部には平坦な第1側面部2cがそれぞれ形成され、第1側面部2cの両側に配置される第2側面部2dには、図3に図示の展開状態と、図4に図示の折畳状態とに姿勢切換え可能なガセット6が高さ方向の全長にわたってそれぞれ形成されている。ガセット6を形成するため、第1側面部2cと第2側面部2dとの境界には外側へ向かって突出する山折りの山折目線6aが高さ方向の全長にわたって形成され、第2側面部2dの幅方向の途中部に中央部には内側へ向かって突出する谷折りの谷折目線6bが高さ方向の全長にわたって形成されている。胴部2は、第2側面部2dを谷折目線6bに沿って胴部2の内側へ折り込むことによって、図3に示す展開状態から、図4、図5に示す扁平な平板状の折畳状態に、手で容易に折り畳めるように構成されている。
胴部フィルム2Aの上部を緩やかに縮径させるため、側部接合部2bの上部はスパウト5側へ向けて傾斜状に形成され、胴部フィルム2Aの上部には山折目線6aに連なって傾斜状の上部接合部2eが形成されている。
底部3は、展開状態の胴部2の下端部に適合する6角形状の底部フィルム3Aで構成され、胴部2の下端開口を閉塞するように胴部2の下端部に取り付けられている。胴部2を折り畳むときに、底部3が折畳み易くなるように、底部3に対して胴部2の山折目線6aや谷折目線6bなどに対応させて、対角状や放射状に折目線を形成することもできる。
胴部2の下端部に対する底部3の取付構造について説明すると、胴部2の下端部には、外側へ折り曲げることによって、外方へ突出する無端環状の鍔状の接合部2aが設けられ、胴部2の下側には底部3が、シーラント層を胴部2側にして、胴部2の下端開口を閉塞するように、その外周部を接合部2aの下面にヒートシールや超音波シールなどにより接合することで取付けられている。
容器本体4の下端部には胴部2の接合部2aと底部3の外周部とを融着してなる無端環状の厚肉の下部接合部4aが外方へ突出状に設けられ、下部接合部4aと底部3とは略水平な同一平面内に配置され、容器本体4は、下部接合部4a及び底部3が設置面に設置されることで縦向きに自立できるように構成されている。なお、図6に示すように、下部接合部4aを水平面に対して外周側をやや下側に配置させた傾斜面状に形成し、底部3をその中央部側が上側へ突出する湾曲面状に形成することもできる。この容器本体4では、内容物を充填していない状態では、下部接合部4aが設置面に設置されることで縦向きに自立でき、内容物を充填すると、底部3が下側へ膨出し、底部3の外周部を除く略全面と下部接合部4aの外周部とが設置面に設置されることで、縦向きに自立できることになる。また、内容物を充填した状態で、底部3の中央部が下側へ湾曲し、下部接合部4aの内側縁が設置面から離れた位置に配置されるので、胴部2と底部3間の液密性に最も寄与する下部接合部4aの内側縁が、設置面との接触によって破損するという不具合を効果的に防止できる。
胴部2及び底部3を構成する軟質フィルムのシーラント層の厚さは、胴部2の接合部2aと底部3の外周部との融着が、シール不良なく確実になされるように、10〜200μmに設定されている。また、下部接合部4aの幅は、1mm未満の場合には、下部接合部4aの接合強度を十分に確保できず、10mmを超えると、胴部2の下部2gを折り返すときの作業性が低下するとともに、パウチ容器1の外観が低下するので、1〜10mmに設定することが好ましい。
下部接合部4aの幅方向の途中部には、下部接合部4aの全周にわたる環状の突部からなるシール部4bが形成されている。下部接合部4aは、胴部2の接合部2aと底部3の外周部とを1対の加熱型間に挟持して、両者のシーラント層を加熱融着することで形成され、シール部4bは、1対の加熱型として、一方の加熱型の環状の加熱面の幅方向の途中部に環状の嵌合溝を形成し、他方の加熱型の環状の加熱面の幅方向の途中部に嵌合溝に凹凸嵌合する環状の嵌合突部を形成したものを用いることにより、両加熱型間に接合部2aと底部3の外周部を挟持して、両者をヒートシールすることで形成される。なお、シール部4bは複数本形成することも可能である。
この容器本体4では、底部3が平坦面で構成されるとともに、環状の下部接合部4aが胴部2から外方へ突出され、底部3及び下部接合部4aの略全面を設置面に接触させて容器本体4を設置できるので、展開状態での容器本体4を安定性良く設置することができる。また、胴部2に形成される1対の側部接合部2bが胴部2の補強リブとして機能するとともに、ガセット6の4本の山折目線6aが補強部として機能するので、容器本体4の保形性が高められ、展開状態で容器本体4を安定性良く自立設置することができるとともに、手で保持した状態での容器本体4の変形等を抑制できる。
スパウト5は、内容物を吐出するための筒部5aと、筒部5aの下端部に一体的に設けた鍔部5bと、筒部5aの上端部に着脱自在に螺合した蓋体5cとを備えている。容器本体4に対してスパウト5を取付ける際には、後述のように、容器本体4の胴部2に対して底部3を取付ける前に、胴部2の内側にスパウト5を挿入して、胴部2の上端のスパウト取付孔2fに筒部5aを挿通させるとともに、スパウト取付孔2fの周辺部の下面側を鍔部5bの上面にヒートシールや超音波シールなどにより融着することで、容器本体4に液密状に取り付けることになる。スパウト5は、胴部2との融着を可能とするための樹脂(例えば高密度ポリエチレン等の熱可塑性樹脂)で構成されている。
図14に示すように、胴部2との融着前において鍔部5bの上面には筒部5aと同心状に1乃至複数の環状突部5dが形成され、鍔部5bの上面に対して胴部2を融着するときに、この環状突部5dが溶融して胴部2に融着することで、鍔部5bの上面と胴部2間におけるシール不良を防止できるように構成されている。なお、スパウト5としては、図1、図2、図14に示す以外の形状の周知の構成のスパウトを採用することも可能である。例えば、中央部が最も幅広で長手方向の両側へ行くにしたがって先細り形状の所謂舟形形状のスパウトや、平面視が菱形や十文字形のスパウトを採用することも可能である。
なお、本実施の形態では、胴部フィルム2Aのガセット6から外側へ突出した側部を平行な直線状に融着したが、胴部フィルム2Aのガセット6から外側へ突出した側部とガセット6の形成位置とにわたって、或いはガセット6の形成位置のみにおいて、胴部フィルム2Aの側部を、胴部フィルム2Aの長さ方向に対して平行な直線状や、長さ方向に対して傾斜した直線状や、曲線状や、これらを組み合わせてなる線状に融着することも可能である。例えば、ガセット6の形成位置において胴部フィルム2Aの側部を平行な直線状に融着したり、ガセット6の形成位置において胴部フィルム2Aの側部を曲線状や平行でない直線状に融着することも可能である。ガセット6の形成位置において胴部フィルム2Aを曲線状に融着する場合には、例えば胴部の高さ方向の中央部や上部や下部をくびれた形状や膨出した形状に形成でき、ガセット6の形成位置において胴部フィルム2Aを平行でない直線状、即ち上側へ行くにしたがって幅広や幅狭に融着する場合には、胴部を角錐台状に構成でき、パウチ容器を持ち易く構成したり、パウチ容器の自立安定性を高めたり、パウチ容器の機能性を高めたり、パウチ容器の意匠性を高めたりすることができる。また、本実施の形態ではスパウト5を備えたパウチ容器1に本発明を適用したが、スパウト5を備えていないパウチ容器に対しても本発明を適用できる。更に、本実施の形態では、胴部2の下部2gを折り返して、接合部2aを形成したが、図17、図18に示す胴部2Fのように、胴部2Fにおける側部接合部2bの下端部に切り欠き部2Faを形成し、山折目線6aの下端部に切り込み2Fbを形成し、胴部2Fの各面の下端部に外側へ折り曲げ可能な接合部2Fcを形成することも可能である。
<<パウチ容器の製造方法>>
次に、パウチ容器1の製造方法について説明する。
パウチ容器1の製造方法は、胴部成形工程と取付孔トリミング工程とスパウト取付工程と底部取付工程とを備えている。
胴部成形工程では、図7に示すような胴部成形ライン10を用いて、送給される長尺な帯状の2枚の胴部成形用フィルム2Bの幅方向の途中部に1対のガセット6をそれぞれ連続的に形成するとともに、該ガセット6を形成した2枚の胴部成形用フィルム2Bを重ね合わせ、両側部を融着した後冷却し、不要部分を切除して、図11に示すような構成の胴部2Cを成形する。また、取付孔トリミング工程とスパウト取付工程と底部取付工程では、図12に示すような製造ライン40を用いて、胴部成形工程にて成形された胴部2Cを展開状態で搬送しながら、胴部2Cのスパウト取付孔2fのトリミングと、胴部2Cに対するスパウト5の取付けと、胴部2Cの下端に対する底部3の取付けを順次行ってパウチ容器1を製造することになる。ただし、スパウト5を備えさせない場合には、取付孔トリミング工程及びスパウト取付工程は省略することになる。
以下、各工程について個別具体的に説明する。
<胴部成形工程>
胴部成形工程では、図7に示すような胴部成形ライン10を用いて、矢印Aで示す移送方向へ胴部成形用フィルム2Bを間欠的にタクト送りしながら、胴部成形用フィルム2Bに対して順次加工を施して胴部2Cを成形することになる。
胴部成形ライン10は、長尺な帯状の原反フィルム2Dをその幅方向の途中部で2つ折りにして、該原反フィルム2Dの折り返し部を切除することで2枚の胴部成形用フィルム2Bを製作するフィルム成形部11と、2枚の胴部成形用フィルム2Bの幅方向の途中部に1対のガセット6をそれぞれ連続的に形成するガセット成形部12と、ガセット6を形成した2枚の胴部成形用フィルム2Bを重ね合わせて胴部2の形状に沿って側部を融着する融着部13と、融着された胴部2を冷却する冷却部14と、冷却された胴部2の不要部分を切除する切除部15とを備えている。
(フィルム成形部)
フィルム成形部11について説明すると、図7に示すように、胴部成形用フィルム2Bの約2倍の幅を有する原反フィルム2Dを巻装した原反ロール20が設けられ、この原反ロール20は軸心を図7に矢印Aで示す移送方向へ向けて水平に設けられている。原反ロール20の上方には2本の第1案内ローラR1が軸心を移送方向に向けて水平に設けられ、第1案内ローラR1の下側には2本の第2案内ローラR2が軸心を移送方向に直交させて水平に設けられ、第1案内ローラR1と第2案内ローラR2間の下側には幅方向の途中部において原反フィルム2Dを折り曲げて重ね合わせるためのガイド部材21が設けられている。原反ロール20から繰り出された原反フィルム2Dは、上側1対の第1案内ローラR1を経て下側1対の第2案内ローラR2間へ案内され、第1案内ローラR1から第2案内ローラR2への移送途中において、ガイド部材21により幅方向の中央部が折り曲げられて、両第2案内ローラR2間においてシーラント層を内側にして2つ折りに折り畳まれる。
第2案内ローラR2の下側には第3案内ローラR3が軸心を移送方向と直交させて水平に設けられ、第3案内ローラR3の移送方向の下流側には1対の第4案内ローラR4が軸心を移送方向と直交させて水平に設けられ、第3案内ローラR3と第4案内ローラR4間には、2つ折りに重ね合された原反フィルム2Dの両側部を切除する1対の回転刃22と、回転刃22の刃先を受け止める受けローラ23が設けられている。そして、1対の第2案内ローラR2間において2つ折りに折り畳まれた原反フィルム2Dは、第3案内ローラR3から略水平に上下の第4案内ローラR4間へ移送され、第3案内ローラR3と第4案内ローラR4間において1対の回転刃22により両側部が切除されて、2枚の胴部成形用フィルム2Bに分離される。
(ガセット成形部)
ガセット成形部12について説明すると、図7〜図9に示すように、第4案内ローラR4の移送方向の下流側には1対の第5案内ローラR5が軸心を移送方向と直交させ且つ上下に間隔をあけて水平に設けられ、上下の第5案内ローラR5の下流側には、第5案内ローラR5と略同じ高さ位置に、上下1対の第6案内ローラR6が軸心を移送方向と直交させて水平に設けられている。第4案内ローラR4から繰り出された2枚の胴部成形用フィルム2Bは、上下に分離されて上下の第5案内ローラR5の外側にそれぞれ巻き掛けられ、上側の胴部成形用フィルム2Bは、上側の第5案内ローラR5から上側の第6案内ローラR6へ略水平に移送され、下側の胴部成形用フィルム2Bは、下側の第5案内ローラR5から下側の第6案内ローラR6へ略水平に移送されるように構成されている。第5案内ローラR5と第6案内ローラR6間には上下1対のガセット成形手段24がそれぞれ設けられ、上下の胴部成形用フィルム2Bの移送途中において、胴部成形用フィルム2Bの幅方向の途中部に長さ方向に延びる1対のガセット6が相互に間隔をあけて略平行にそれぞれ形成されるように構成されている。
上下のガセット成形手段24は上下対称に構成されているので、上側のガセット成形手段24についてのみ説明し、下側のガセット成形手段24に関しては、上側のガセット成形手段24と同一部材には同一符号を付してその説明を省略する。
ガセット成形手段24について説明すると、第5案内ローラR5と第6案内ローラR6間にはパウチ容器1の第1側面部2cの幅と略同じ幅の移送方向に細長い板状部材25が設けられている。図7、図8、図9(b)に示すように、板状部材25の両側には1対のガセット成形手段として円板状のガセット成形板26が板状部材25の長さ方向に間隔をあけて3組設けられ、ガセット成形板26は上下方向の軸心回りに回転自在に支持されて、その一部が板状部材25の側部の下側に重なるように配置されている。3組のガセット成形板26は、移送方向の下流側へ行くにしたがって、板状部材25との重なり部分の最大幅が大きくなって、板状部材25の両側に配置されるガセット成形板26の間隔が小さくなるように配置され、最も下流側のガセット成形板26と板状部材25との重なり部分の最大幅は胴部2を折り畳んだ状態でのガセット6の深さと略同じになるように設定されている。図7、図8(b)、図9(b)に示すように、板状部材25の両側縁に沿ってその下側には1対のガイドロッド27が設けられ、板状部材25の両側へ延びる胴部成形用フィルム2Bの両側部が、このガイドロッド27により略水平になるように受け止められている。そして、図8、図9(a)(b)に示すように、第5案内ローラR5が胴部成形用フィルム2Bの幅方向の中央部に圧接されることで、胴部成形用フィルム2Bの中央部に上方へ突出する突出部2Baが形成され、板状部材25により突出部2Baの上面部2Bbの幅が規制されて、突出部2Baの上面部2Bbで胴部2Cの第1側面部2cが成形され、また図8及び図9(b)に示すように、突出部2Baの両側壁部2Bcが、3組のガセット成形板26により板状部材25の下側において段階的に内側へ折り込まれ、図9(c)に示すように、突出部2Baの両側壁部2Bcで1対のガセット6が成形されることになる。なお、ガセット成形手段としては、突出部2Baの両側壁部2Bcを内側へ折り込んでガセット6を成形可能なものであれば任意の構成のものを採用することができ、円板状のガセット成形板26に代えて、例えば棒状部材からなるガセット成形手段を設けることができる。
(融着部及び冷却部)
融着部13及び冷却部14について説明すると、図7に示すように、上下1対の第6案内ローラR6の高さ方向の中間位置において第6案内ローラR6の移送方向の下流側には上下の1対の第7案内ローラR7が軸心を移送方向と直交させて水平に設けられ、ガセット6を形成した上下の胴部成形用フィルム2Bは第7案内ローラR7により、図10(a)に示すように重ね合される。第7案内ローラR7の下流側には上下1対の無端ループ状の移送ベルト28とそれを側面視台形状に張設する4本1組、計8本のガイドローラ29とを有する移送手段30が設けられ、重ね合された胴部成形用フィルム2Bは、上側の移送ベルト28の下部と下側の移送ベルト28の上部間に挟持されて、図示外の駆動手段によりタクト送りされるように構成されている。
上下の移送ベルト28の内側には上下1対の加熱ブロック31を有するヒートシール装置32が設けられ、図10(b)に示すように、重ね合された胴部成形用フィルム2Bの側部を上下の加熱ブロック31の加熱部31aで挟持して加熱融着することで、胴部成形用フィルム2Bに側部接合部2b及び上部接合部2e(図11参照)を形成する。
上下の移送ベルト28の内側において加熱ブロック31の移送方向の下流側には冷却ブロック33がそれぞれ設けられ、冷却媒体で冷却された上下の冷却ブロック33で胴部成形用フィルム2Bを挟持することで、ヒートシールされた胴部成形用フィルム2Bの側部接合部2b及び上部接合部2eが冷却されるように構成されている。
なお、本実施の形態では、ヒートシールにより側部接合部2b及び上部接合部2eを融着したが、超音波シール、高周波シール等で融着することも可能である。また、胴部2を高さ方向における任意の位置をくびれた形状や膨出した形状に形成したり、上側へ行くに従って幅広や幅狭に形成したり、波型に形成したりする場合には、それに応じた形状に側部接合部2bを形成することになる。具体的には、胴部2を高さ方向の中央部がくびれた形状に形成する場合には、例えば図16に示す胴部2Eのように、側部接合部2bの途中部にガセット6上に延びてガセット6におけるシーラント層同士を融着する変形シール部2hを形成し、両側部接合部2bの間隔が高さ方向の途中部で幅狭になるように構成することになる。
(切除部)
切除部15では、打ち抜き装置34により、胴部成形用フィルム2Bを図11に示す胴部2Cの形状に打ち抜いて、不要部分を除去して、胴部2を得ることになる。打ち抜き装置34としては、パンチとダイを備えた周知の構成のものを採用することができる。
<取付孔トリミング工程>
取付孔トリミング工程では、図12、図13に示すように、展開状態の胴部2Cに略隙間なく内嵌可能な寸法の取付孔トリミング用治具41を用い、この取付孔トリミング用治具41を回転テーブル42の外周部上に周方向に間隔をあけて設置して、取付孔トリミング用治具41を回転テーブル42とともに回転させながら、スパウト取付孔2fをトリミングすることになる。具体的には、先ず、取付孔トリミング用治具41に展開状態の胴部2Cを縦向き姿勢で略隙間なく外嵌状にセットする。次に、胴部2Cを取付孔トリミング用治具41に密着させて、取付孔トリミング用治具41の適正位置に胴部2Cを位置調整する。次に、取付孔トリミング用治具41の上端部に設けたカッティングプレート43の刃43aにダイプレート44の下面を押し当てて、胴部2Cの上端部を打ち抜くことで、スパウト取付孔2fをトリミングすることになる。なお、左右のガセット6の谷折目線6bの間隔がスパウト取付孔2fの直径よりも大きい場合には、この取付孔トリミング工程は省略することが可能である。ただし、胴部2Cの展開状態におけるスパウト取付孔2fの形状にはバラツキが発生し易いので、この取付孔トリミング工程を設けて、展開状態におけるスパウト取付孔2fの形状を精度良く形成することが好ましい。
<スパウト取付工程>
スパウト取付工程では、図12、図14に示すように、展開状態の胴部2Cに略隙間なく内嵌可能な寸法のスパウト取付用治具50を用い、このスパウト取付用治具50を回転テーブル51の外周部上に周方向に間隔をあけて設置して、スパウト取付用治具50を回転テーブル51とともに回転させながら、胴部2Cに対してスパウト5を取付けることになる。具体的には、先ずスパウト用フィーダ52から供給されるスパウト5を、スパウト取付用治具50の上端部に突出形成した位置決めピン53に外嵌させて、スパウト取付用治具50の上端部にスパウト5を位置決めセットする。次に、スパウト取付孔2fにスパウト5の筒部5a及び蓋体5cが挿通するように、取付孔トリミング工程にてスパウト取付孔2fをトリミングした胴部2Cをスパウト取付用治具50に外嵌状に位置決めセットする。次に、加熱板54の環状の加熱部54aとスパウト取付用治具50の上端面間に、スパウト5の鍔部5bとスパウト取付孔2fの周辺部とを挟持して、両者をヒートシールや超音波シールなどにより融着し、胴部2Cに対してスパウト5を取付けることになる。
<底部取付工程>
底部取付工程は、図12、図15に示すように、装填工程と折り返し工程と充填工程と融着工程とトリミング工程とを備え、展開状態の胴部2Cに略隙間なく外嵌可能な筒状の底部取付用治具60を用い、該底部取付用治具60をコンベア61に沿って搬送しながら、装填工程において、底部取付用治具60内にスパウト5を取付けた胴部2Cを展開状態で倒立状に装填し、折り返し工程において、胴部2Cの筒状の下部2gを外側へ折り返し、充填工程において、胴部2C内に内容物を充填し、融着工程において胴部2Cの接合部2aに底部成形用フィルム3Bを融着し、トリミング工程において、下部接合部4aを残して胴部2Cの下部2gと底部成形用フィルム3Bの不要部分をトリミングして、パウチ容器1を得ることになる。
先ず、装填工程では、図12、図15(a)に示すように、スパウト取付工程にてスパウト5を取付けた胴部2Cを、上下を反転させて展開状態で倒立状に、筒状の底部取付用治具60内に装填する。底部取付用治具60の厚さは、下部接合部4aの幅と略同じ或いはそれよりもやや大きくなるように設定することになる。また、底部取付用治具60の高さは、底部取付用治具60内に胴部2Cを倒立状に装填した状態で、胴部2Cの上端部が底部取付用治具60から上方へ突出する高さに設定することになる。
次に、折り返し工程では、図12、図15(b)に示すように、底部取付用治具60から上側へ突出する胴部2Cの筒状の下部2gを、底部取付用治具60の上端縁を中心に内外が反転するように外側へ折り返して、底部取付用治具60の上側において胴部2Cに無端環状の折り返し部からなる接合部2aを形成する。このように、胴部2Cの下端部を折り返すことで、無端環状の接合部2aを容易に且つ効率的に形成することができる。なお、下部2gは、下側へ行くにしたがって拡径するように構成することが好ましく、このように構成すると、下部2gの折り返し作業が容易になる。
次に、充填工程では、図12に示すように、吐出ノズル62から胴部2Cに対して内容物を充填することになる。このように、胴部2Cの下端開口から内容物を充填する場合には、吐出ノズル62として大径のものを採用できるので、内容物の充填時間を大幅に短縮できる。ただし、パウチ容器1の製作後に内容物を充填する場合には、この充填工程を省略することになる。
次に、融着工程において、図12、図15(c)に示すように、胴部2Cの接合部2aの上側に底部成形用フィルム3Bを送給し、底部取付用治具60の上面よりもやや幅広の6角形状の加熱部63aを有する加熱板63を用い、該加熱板63の加熱部63aと底部取付用治具60間に接合部2aと底部成形用フィルム3Bとを挟持し、底部成形用フィルム3Bを接合部2aに融着し、その後、冷却板64を融着部分に圧接させて融着部分を冷却する。なお、底部成形用フィルム3Bは、1枚ずつ接合部2aの上側に供給することも可能であるが、図12に示すように、長尺な帯状の底部成形用フィルム3Bを接合部2aの上側へ順次供給することが好ましい。また、下部接合部4aに突部からなるシール部4bを形成する場合には、底部取付用治具60の上面に環状の嵌合溝又は嵌合突部を形成し、融着工程で用いる加熱板63の加熱面に、底部取付用治具60の嵌合溝又は嵌合突部に凹凸嵌合する嵌合突部又は嵌合溝を形成することになる。
次に、トリミング工程では、図12、図15(d)に示すように、トリミング刃65の刃部65aを底部取付用治具60の上面に押し当てて、底部取付用治具60から外側へ突出する底部成形用フィルム3B及び胴部2Cの下端部を切除し、下端部に胴部2の接合部2aと底部3の外周部とを融着してなる下部接合部4aを有するパウチ容器1を得ることになる。なお、底部成形用フィルム3Bと胴部2Cとの融着部分の一部が不要部分側に残るように構成することで、底部成形用フィルム3Bの不要部分とともに胴部2Cの不要部分をライン外へ排出できるので好ましい。
こうして製作したパウチ容器1は、図12に示すように、スパウト5を上側にして縦向きに搬出コンベア66に移載して、順次搬出されることになる。
このパウチ容器1の製造方法では、2枚の胴部成形用フィルム2Bの側部を貼り合せる前に、2枚の胴部成形用フィルム2Bに1対のガセット6をそれぞれ成形するので、胴部成形用フィルム2Bに対する計4つのガセット6の成形作業を効率的に行うことができる。
また、底部取付用治具60内に装填した胴部2Cの筒状の下部2gを、底部取付用治具60の上端縁を中心に内外が反転するように外側へ折り返して、底部取付用治具60の上側において胴部2Cに無端環状の折り返し部からなる接合部2aを形成するので、胴部2の下端部に効率的に接合部2aを形成することが可能となる。また、このような胴部2Cの折り返し作業は比較的容易に自動化することができ、装填工程や融着工程やトリミング工程に関しても比較的容易に自動化できるので、底部取付工程全体を自動化することが可能となる。更に、胴部2の接合部2aの幅は、底部取付用治具60の上端面の幅に応じた大きさになるので、胴部2の接合部2aと底部3の外周部とを融着接合してなる下部接合部4aの幅を全周にわたって十分に確保でき、融着面積が部分的に少なくなることによる接合強度の低下や液密性の低下を防止できる。
なお、底部フィルム3Aの他の取付け方法として、下記3つの方法のいずれかを採用することもできる。
先ず、この底部取付方法で使用する胴部2Fについて説明する。この胴部2Fの基本構成は胴部2Cと同じなので、相違点について説明する。図17、図18に示すように、胴部2Fにおける側部接合部2bの下端部には切り欠き部2Faが形成され、山折目線6aの下端部には切り込み2Fbが形成され、胴部2Fの各面の下端部には外側へ折り曲げ可能な接合部2Fcが形成されている。
(1)第1の底部取付方法では、図18に示すように、胴部2Fを筒状に展開した状態で、胴部2Fの下端部の接合部2Fcが外側へ突出するように接合部2Fcを折り曲げて、この状態で6角形状の底部フィルム3Aを胴部2Fの下側に配置させて、胴部2Fの接合部2Fcを底部フィルム3Aの外周部にヒートシールや超音波シールなどにより融着して、胴部2Fの下端開口を閉塞するように胴部2Fの下端部に底部フィルム3Aを取付けて、パウチ容器1を得ることになる。
このようにして底部フィルム3Aを取付けて底部3を形成する場合には、スパウト取付工程において筒状に展開させた胴部2Fを、そのまま展開させた状態で、底部フィルム3Aを融着できるので、胴部2Fに対する底部フィルム3Aの融着作業を効率的に行うことが可能となる。なお、底部フィルム3Aの融着作業は、胴部2Fを縦向きに保持した状態で行うこともできるし、胴部2Fを倒立状に保持した状態で行うこともできる。
(2)第2の底部取付方法では、図19(a)に示すように、6角形の一辺の長さaに1/(2tan30°)を乗じた距離bだけ胴部2Fの下端から離れた位置を1対の成形ブロック70で挟持して、図19(b)に示すように、該1対の成形ブロック70の面上で胴部2Fの下端部を平面視6角形状に展開させ、図19(c)に示すように、展開させた胴部2Fの下端部の接合部2Fcに底部フィルム3Aの外周部を融着して、胴部2Fに底部3を取り付けることもできる。この場合には、胴部2Fの下部を成形ブロック70上に安定性良く展開させて、胴部2Fに対して底部フィルム3Aを精度良く融着することができる。
(3)前記と同様に、図19(a)に示すように、胴部2Fの下端から一定長さ離れた位置を1対の成形ブロック70で挟持して、図20(a)に示すように、該1対の成形ブロック70の面上で前記胴部2Fの下端部を展開させた後、図20(b)に示すように、胴部2Fの下端部を2つ折りにし、該2つ折りにした下端部間に2つ折りにした底部フィルム3Aを挿入して、胴部2Fの下端部の接合部2Fcに該底部フィルム3Aの外周部を融着し、前記胴部2Fに底部3を取り付けることもできる。この場合には、2つ折りにした胴部2Fの下部に対する底部フィルム3Aの位置決め作業が容易になるとともに、胴部2Fに対する底部フィルム3Aの融着作業が容易になるので好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてその構成を変更し得ることは勿論である。
1 パウチ容器 2 胴部
2a 接合部 2b 側部接合部
2c 第1側面部 2d 第2側面部
2e 上部接合部 2f スパウト取付孔
2g 下部 2h 変形シール部
2A 胴部フィルム 2B 胴部成形用フィルム
2Ba 突出部 2Bb 上面部
2Bc 側壁部 2C 胴部
2D 原反フィルム 2E 胴部
2F 胴部 2Fa 切り欠き部
2Fb 切り込み 2Fc 接合部
3 底部 3A 底部フィルム
3B 底部成形用フィルム
4 容器本体 4a 下部接合部
4b シール部
5 スパウト 5a 筒部
5b 鍔部 5c 蓋体
5d 環状突部
6 ガセット 6a 山折目線
6b 谷折目線
10 胴部成形ライン 11 フィルム成形部
12 ガセット成形部 13 融着部
14 冷却部 15 切除部
20 原反ロール 21 ガイド部材
22 回転刃 23 受けローラ
24 ガセット成形手段 25 板状部材
26 ガセット成形板 27 ガイドロッド
28 移送ベルト 29 ガイドローラ
30 移送手段 31 加熱ブロック
31a 加熱部 32 ヒートシール装置
33 冷却ブロック 34 打ち抜き装置
40 製造ライン 41 取付孔トリミング用治具
42 回転テーブル 43 カッティングプレート
43a 刃部 44 ダイプレート
50 スパウト取付用治具 51 回転テーブル
52 スパウト用フィーダ 53 位置決めピン
54 加熱板 54a 加熱部
60 底部取付用治具 61 コンベア
62 吐出ノズル 63 加熱板
63a 加熱部 64 冷却板
65 トリミング刃 65 刃部
66 搬出コンベア
70 成形ブロック
R1 第1案内ローラ R2 第2案内ローラ
R3 第3案内ローラ R4 第4案内ローラ
R5 第5案内ローラ R6 第6案内ローラ
R7 第7案内ローラ

Claims (13)

  1. 少なくとも基材層とシーラント層とを有する複層構造の長尺な帯状の2枚の胴部成形用フィルムをシーラント層側が対面するように送給し、該2枚の胴部成形用フィルムの幅方向の途中部に、1対のガセットを、該ガセットの山折り側が幅方向の外側に配置され、谷折り側が幅方向の内側に配置されるように、長さ方向に沿ってそれぞれ連続的に形成するとともに、該ガセットを形成した2枚の胴部成形用フィルムを、該ガセットが外側に配置されるように重ね合わせ、その両側部を融着した後冷却し、不要部分を切除して、容器の胴部を成形する胴部成形工程と、
    前記胴部の下端開口を閉塞するように胴部の下端部に、少なくとも基材層とシーラント層とを有する複層構造の底部成形用フィルムをシーラント層側を胴部側にして融着し、前記胴部の下端部に底部成形フィルムからなる底部を取付ける底部取付工程と、
    を備えたことを特徴とするパウチ容器の製造方法。
  2. 前記胴部成形工程では、前記胴部成形用フィルムの幅方向の途中部が突出するように、該途中部を板状部材で押えるとともに、前記胴部成形用フィルムに対する板状部材の押え面側とは反対の面側において、外周部を板状部材の幅方向の両側部に配置した1対のガセット成形手段により、前記板状部材の両側に配置される前記胴部成形用フィルムの両側部における幅方向の途中部を板状部材の面上へ折り込んで、前記胴部成形用フィルムの幅方向の途中部に1対のガセットを、該ガセットの山折り側が幅方向の外側に配置され、谷折り側が幅方向の内側に配置されるように、長さ方向に沿って形成する請求項1記載のパウチ容器の製造方法。
  3. 前記胴部成形工程では、前記ガセットを形成して重ね合わせた2枚の胴部成形用フィルムの両側部又はガセットを平行な直線状に融着した後冷却するか、該2枚の胴部成形用フィルムのガセットを曲線状又は平行でない直線状に融着した後冷却し、その後不要部分を切除して、容器の胴部を成形する請求項1又は2記載のパウチ容器の製造方法。
  4. 前記胴部成形工程において、長尺な帯状の原反フィルムをその幅方向の途中部で、シーラント層側が内側に配置されるように2つ折りにして、該原反フィルムの折り返し部を切除することで、前記2枚の胴部成形用フィルムを製作した請求項1〜3のいずれか1項記載のパウチ容器の製造方法。
  5. 前記胴部成形工程と底部取付工程との間に、前記胴部を筒状に展開して胴部の下端開口からスパウトを挿入し、前記胴部の上端部のスパウト取付孔にスパウトの口部を挿通させて、スパウトのフランジ部をスパウト取付孔の周辺に融着するスパウト取付工程を設けた請求項1〜4のいずれか1項記載のパウチ容器の製造方法。
  6. 前記胴部成形工程とスパウト取付工程との間に、展開状態での胴部の形状に適合する口部成形用治具に胴部を外嵌させて、前記胴部の上端部にスパウト取付け用の口部を成形する口部成形工程を設けた請求項5記載のパウチ容器の製造方法。
  7. 前記底部取付工程では、前記胴部の下端部に設けた底部との接合部が、展開状態の胴部から外方へ突出するように、前記接合部の底面に底部の外周部を融着して、胴部の下端開口を底部で閉塞する請求項1〜6のいずれか1項記載のパウチ容器の製造方法。
  8. 前記底部取付工程は、内面形状が展開状態での胴部に適合する筒状の底部取付用治具内に、前記胴部を展開状態で装填する装填工程と、前記底部取付用治具の一端部から外方へ突出する胴部の筒状の下部を、前記底部取付用治具の一端縁を中心に内外が反転するように外側へ折り返して、前記底部取付用治具の一端側において胴部に無端環状の折り返し部からなる接合部を形成する折り返し工程と、前記胴部の接合部に底部成形用フィルムを融着して、容器本体の下端部に側方へ突出する環状の下部接合部を形成する融着工程と、前記下部接合部を残して胴部の下部と底部成形用フィルムの不要部分を切除するトリミング工程とを備えた請求項1〜7のいずれか1項記載のパウチ容器の製造方法。
  9. 前記融着工程とトリミング工程とにわたって前記底部取付用治具の一端部上に帯状の底部成形用フィルムを送給し、前記融着工程において、前記胴部の折り返し部に底部成形用フィルムを融着した後、前記トリミング工程において不要部分を切除するときに、融着部分の一部が不要部分側に残るように切除して、前記胴部の下端部の不要部分を底部成形用フィルムの不要部分とともに排出する請求項8記載のパウチ容器の製造方法。
  10. 前記折り返し工程と融着工程の間に、前記胴部に対して内容物を充填する充填工程を設けた請求項8又は9記載のパウチ容器の製造方法。
  11. 前記底部取付工程では、前記胴部を筒状に展開させた状態で、前記胴部の各側面の下端部に連なって延びる接合部を外方へ折り曲げて、前記接合部の下側に底部成形フィルムを融着して、前記胴部に底部を取り付ける請求項1〜7のいずれか1項記載のパウチ容器の製造方法。
  12. 前記底部取付工程では、前記胴部の下端から一定長さ離れた位置を1対の成形ブロックで挟持して、該1対の成形ブロックの面上で前記胴部の下端部を展開させ、展開させた胴部の下端部の接合部に底部成形フィルムを融着して、前記胴部に底部を取り付ける請求項1〜7のいずれか1項記載のパウチ容器の製造方法。
  13. 前記底部取付工程では、前記胴部の下端から一定長さ離れた位置を1対の成形ブロックで挟持して、前記胴部の下端部を展開させてから2つ折りにし、該2つ折りにした下端部間に2つ折りにした底部成形フィルムを挿入して、前記胴部の下端部の接合部に該底部成形フィルムを融着し、前記胴部に底部を取り付ける請求項1〜7のいずれか1項記載のパウチ容器の製造方法。
JP2012117978A 2012-05-23 2012-05-23 パウチ容器の製造方法 Pending JP2013244618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012117978A JP2013244618A (ja) 2012-05-23 2012-05-23 パウチ容器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012117978A JP2013244618A (ja) 2012-05-23 2012-05-23 パウチ容器の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013244618A true JP2013244618A (ja) 2013-12-09

Family

ID=49844784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012117978A Pending JP2013244618A (ja) 2012-05-23 2012-05-23 パウチ容器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013244618A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1081586C (zh) 具有矩形底部的容器及其制造方法
US10183796B2 (en) Side-gusset bag and method of making a side-gusset bag
JP2003034338A (ja) ジッパ袋及びその製造方法
JP2000254984A (ja) プラスチックフィルム等の溶着可能な材料から包装材料を製造するための方法
JP7368222B2 (ja) スパウト付きパウチ容器を製造するための方法および装置
CN107107521B (zh) 底部带有撑板的包装和热封方法
US20150104120A1 (en) Side-gusseted bag made of film
JP2007186256A (ja) 自立袋
WO2015012011A1 (ja) パウチ容器及びその製造方法
JP6889994B2 (ja) 注出口付き包装袋
JP2018024472A (ja) スパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体
TWI682881B (zh) 補充用液狀內容物收容用紙製內容器
JP2013244974A (ja) パウチ容器
JP6949768B2 (ja) 製袋方法及び製袋機
JP2013244618A (ja) パウチ容器の製造方法
JP6626317B2 (ja) スパウト付きガゼット袋およびその製造方法
JP4891622B2 (ja) パレット積載物用の合成樹脂シート製カバーの製造方法及び製造装置
JP6902836B2 (ja) 注出口付き包装袋及びその製造方法
JP2005178856A (ja) 包装用袋およびその製造方法
JP6723183B2 (ja) 異厚部を有する包装用フィルムの横シール方法および該方法を利用した充填包装機
JP2018039569A (ja) スパウト付きガゼット袋形成用のガゼット袋体の製造方法
JP2013244619A (ja) パウチ容器の製造方法
JP2007168851A (ja) 包装容器及びその製造方法
JP2015196513A (ja) パウチ容器、及びパウチ容器の製造方法
JP2019189288A (ja) 内袋及びその製造方法