JP2013244264A - 瓶針 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の瓶針と同様の輸液等の円滑な導通性を確保しつつ、チューブに孔空きや裂傷が生じにくい瓶針を提供すること。
【解決手段】 一体成形される瓶針100であって、チューブ接続部を形成する円筒先端に軸に平行に切れ込み131をいれ、チューブ200側へ向けて幅狭となる舌片132を形成したことを特徴とする瓶針100。切れ込み131の長さは円筒長さの1/5〜2/3が好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、一体成形される医療用瓶針のチューブ接続側の形状に関し、特に、チューブの接続部の孔あきや裂傷を防止する形状に関する。
医療現場においては、輸液等をおこなう場合に、液が封入された瓶やバッグに瓶針を刺して後端のチューブへと液を導通させる。その形状は、管基調であって、先端側は剛性を担保しつつ穿刺性をよくするために緩やかにカーブした円錐形状であり、基端側は柔軟なPVCチューブなどに接続される円筒となっている。
また瓶針は、ポリカーボネートなどのプラスチックにより一体成形されたものがほとんどである。これは、差し込みやすさ、差し込み後の保持安定性という穿刺先の素材とチューブとの接合性の観点から、また、使い捨てであり注射針に比して容積が大きく単価等の観点から素材選定がなされた結果である。
従来は、金属針と異なる穿刺針を用いることにより、廃棄も含めた取扱性の高い処置が可能であった。
しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。
瓶針は、比較的硬いプラスチックを用いるため、柔軟なチューブが接続部付近で折れ曲がった状態で力がかかると孔あきや裂傷が生じる可能性があるという問題点があった。特に、瓶へ穿刺する際には、手で握って差し込むので、瓶針後端(チューブ接続部)に圧力がかかりやすい。
ここで、接続部分に厚みを持たせ、基端側(チューブ側)に向けて曲率を持たせる構造を採用することもできるが、後述するように必ずしも良好な結果とならず、依然として孔あき等の可能性が残存するという問題点があった。また円筒内径を小さくして肉厚を確保することもできるが、輸液等の円滑な導通を確保しにくく、また金型からの離型性の観点からも採用しづらいという問題点があった。
特開2007−236438号公報
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、従来の瓶針と同様の輸液等の円滑な導通性を確保しつつ、チューブに孔空きや裂傷が生じにくい瓶針を提供することを目的とする。
請求項1に記載の瓶針は、一体成形される瓶針であって、チューブ接続部を形成する円筒先端に軸に平行に切れ込みをいれ、チューブ側へ向けて幅狭となる舌片を形成したことを特徴とする。
すなわち、請求項1にかかる発明は、従来の瓶針と同等の内径を維持しながら、舌片のしなりにより圧力を分散させ、チューブを保護することができる。
チューブ側へ向けて幅狭となる舌片とは先細りの形状であることを意味し、例えば、切れ込みをV字状とすることにより実現できる。ただしこの切れ込みは必ずしもV字といった直線には限定されない。幅狭とすることにより、舌片同士の干渉を防ぎ、円滑なしなりを実現できる。なお、この意味において、軸に平行とは、厳密に平行な辺をいうことに限定されず、切れ込みが軸に沿って延伸していれられていることも含まれるものとする。
請求項2に記載の瓶針は、請求項1に記載の瓶針において、舌片先端を面取りしたことを特徴とする。
すなわち、請求項2に係る発明は、チューブと舌片と接触境界が変動し効率的な圧力分散が可能となり、また、舌片先端が肉薄となることにより、先端がより曲がりやすくなりこの点からも圧力分散が実現される。
請求項3に記載の瓶針は、請求項1または2に記載の瓶針において、切れ込みを、軸に平行かつ回転対称にいれたことを特徴とする。
すなわち、請求項3に係る発明は、チューブの折れ曲がりの方向性に依存しない瓶針を提供することが可能となる。
なお、軸に回転対称に切れ込みをいれるとは、例えば、3本切れ込みをいれる場合は120°おきに、4本切れ込みをいれる場合は90°おきとすること意味する。
請求項4に記載の瓶針は、請求項1、2または3に記載の瓶針において、切れ込み長さを、チューブ接続部を形成する円筒長さの1/5〜2/3としたことを特徴とする。
すなわち、請求項4に係る発明は、構造的に適切なしなりが担保され圧力分散を実現する。円筒内径とはチューブ接続部の円筒内径をいう。
切れ込みの数および円筒の肉厚にも依存するが、切れ込み長さが円筒長さ1/5未満であると特に切れ込み数が少ない場合にしなりが不十分となり、また、2/3以上であると舌片の根もとが緩やかに曲がり、舌片先端がチューブの折れ曲がりに追従しにくくなって圧力分散の効率性が損なわれる。これらから、切れ込み長さは円筒長さの1/5〜2/3としている。好ましくは1/3〜1/2である。
請求項5に記載の瓶針は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の瓶針において、舌片を3以上形成して回転対称としたことを特徴とする。
すなわち、請求項5に係る発明は、チューブの折れ曲がりの方向性に依存せず実質的に複数の舌片で圧力分散を担う瓶針を提供することができる。好ましくは舌片の数は4〜6である。
本発明によれば、従来の瓶針と同様の輸液等の円滑な導通性を確保しつつ、チューブに孔空きや裂傷が生じにくい瓶針を提供することができる。
本発明の瓶針の一実施の形態を示した概要図である。 本発明の瓶針の接続部の部分斜視図である。 チューブを本発明の瓶針に差し込んだ際の舌片のしなりの様子を示した説明図である 評価試験の実験概要を示した模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の瓶針の一実施の形態を示した概要図である。
瓶針100は、瓶へ差し込む穿刺部101と、鍔を備える胴部102と、チューブ200を接続する略円筒形状の接続部103と、を主要な構成とし、これらは比較的硬いプラスチックであるポリカーボネートにより一体成形されている。なお、胴部102と接続部103との境界は、チューブ200を接続できる外径を有する筒状部分までを接続部103とし、段差等により拡径してさらに鍔が設けられている場合は、この段差から胴部102であるものとする。
瓶針100の素材は特に限定されず、この他、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、アクリル樹脂などにより一体成形してもよい。また、チューブ200は、比較的柔軟な素材により形成され、ここでは、ポリブタジエン製であるとして説明するが、この他、PVCなどを用いて形成してもよい。
図2は、瓶針100の接続部103の部分斜視図である。図示したように、接続部103はやや先細りの円筒形状であって、いわゆるチューブ200の「よびこみ」を形成し、4本の長細いV字状の切れ込み131により、軸対称(90°回転対称)に4つの舌片132が形成されている。切れ込み131の切れ込み深さは、図示した長さのほか、接続部103の軸方向の長さの1/5〜2/3であればよく、好ましくは1/3〜1/2である。また、舌片132の縁の3辺はいずれも面取りがしてあり、特に先端部133は緩やかなカーブを描きつつさらに面取りがしてある。
図3は、チューブ200を瓶針100に差し込んだ際の舌片132のしなりの様子を示した断面図である。図示したように、チューブ200が瓶針に対して約90°曲げて引っ張られた状態でも、切れ込み131により舌片132がしなり(先端部133はさらにしなりやすくなり)チューブ200と舌片132との接触境界が移動していき、圧力分散が実現されている様子が示されている。
また、切れ込み131がV字状であるので、単なる切れ込みでは隣の舌片132と干渉が発生するところ、これを生じさせず圧力分散の効率化が図られることとなる。
次に、シャルピー衝撃試験機を用いた衝撃試験をおこなった。試料は、呼び込みを設けている従来品、呼び込みを設けず端面にRを設けた比較品、従来品に4つの舌片を設けた発明品とした。試料の素材は同一として、接続部の長さ、および基端側肉厚は総て同一とした。
試験は、最大7.5Jを発生させる試験機として、接続部にチューブを差し込み、これを180°折り返した状態、すなわち、穿刺部側にチューブを折り曲げた状態で、この接続部を試験機ハンマーの回動直下に位置させ、鉛直方向からの振り角度θを異ならせて(ハンマーの回転角θを異ならせて)接続部を突くことにより評価した。実験概要を図4に示した(なお、図では、各試験の舌片断面(片側)も模式的に表示している)。
試験結果を表1に表す。
Figure 2013244264
上記試験から、面取りして曲率をつけた比較品は従来品よりよいことが確認できるが、本発明品は、圧力分散を実現している結果、一層の製品信頼性が高まっていることが確認できる。
以上説明したように、本発明によれば、一体成形により簡便に製造が可能であって、従来の瓶針と同様の輸液等の円滑な導通性を確保しつつチューブに孔空きや裂傷が生じにくい瓶針を提供することができる。
なお、本発明は、上記の態様に限定されない。切れ込みを6本いれ、60°回転対称としても良い。また、構造的なしなりを確保すべく、舌片外側表面に軸に垂直に溝を多数形成するようにしても良い。
本発明は、医療現場に限定されず、チューブを接続するあらゆる瓶針に適用可能である。
100 瓶針
101 穿刺部
102 胴部
103 接続部
131 切れ込み
132 舌片
133 先端部
200 チューブ

Claims (5)

  1. 一体成形される瓶針であって、
    チューブ接続部を形成する円筒先端に軸に平行に切れ込みをいれ、チューブ側へ向けて幅狭となる舌片を形成したことを特徴とする瓶針。
  2. 舌片先端を面取りしたことを特徴とする請求項1に記載の瓶針。
  3. 切れ込みを、軸に平行かつ回転対称にいれたことを特徴とする請求項1または2に記載の瓶針。
  4. 切れ込み長さを、チューブ接続部を形成する円筒長さの1/5〜2/3としたことを特徴とする請求項1、2または3に記載の瓶針。
  5. 舌片を3以上形成して回転対称としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の瓶針。
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