JP2009119168A - クリップ付きマドラー - Google Patents

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JP2009119168A JP2007299053A JP2007299053A JP2009119168A JP 2009119168 A JP2009119168 A JP 2009119168A JP 2007299053 A JP2007299053 A JP 2007299053A JP 2007299053 A JP2007299053 A JP 2007299053A JP 2009119168 A JP2009119168 A JP 2009119168A
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Abstract

【課題】摘み部と挟持部とでどんなに薄いものも安定的に挟持すること、摘み部と挟持部との間から被挟持物が抜け出すのを十分に食い止めること、及び挟持部に強度の低い部分が生じるのを防止することにある。
【解決手段】先端側に掻混部2を有し、基端側に摘み部3を有し、前記摘み部にクリップ4を備えてなり、摘み部3を板状に形成し、クリップ4は摘み部3における一方の面側にあって摘み部3に連結された支点部4aと、支点部4aから摘み部3に対して間隔をおいて先端側に延在する挟持部4bを有するように構成し、摘み部3には挟持部4bに対応する部位に厚さ方向に貫通する空孔3cを形成し、挟持部4bには空孔3cに少なくとも達する凸部4cを設けるべく構成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、飲料物等の流動物を掻き混ぜるためのマドラーであって、特に被挟持物を挟持する(即ち、挟んで保持する)ことが可能なクリップを備えたクリップ付きマドラーに関する。
この種のクリップ付きマドラーとしては、棒状に形成された本体の上部に、コップ等の容器の開口端部(被挟持物)を挟持するための軽い弾力を有するクリップを備えたもの(例えば、特許文献1参照)や、棒状に形成された摘み部の先端部を当該摘み部に沿わせるようにして折り返した部分を容器の開口端部を挟むためのクリップとして構成したもの(例えば、特許文献2参照)が知られている。
上記従来の各クリップ付きマドラーにおいては、棒状の本体や摘み部に、同じく棒状のクリップを沿わせるように構成しているので、点接触や線接触の状態で容器の開口端部を挟み付けることになる。このため、容器の開口端部に安定的に保持された状態にならないという問題があった。
このような問題を解決するため、上部が接続された音叉状部と、音叉状部と容器(紙コップ)の口縁(開口端部、被挟持物)の厚みより僅かに小さな間隙を保持して容器の外壁に沿って曲って添着する舌片状部とにより摘み部を構成し、舌片状部の内部側に少なくとも横方向の溝成分を有する刻み目を付与したクリップ付きマドラーが開発されている(例えば、特許文献3における請求項2及び図4参照)。
上記改良型のクリップ付きマドラーによれば、音叉状部と舌片状部とによる2線一面の状態で容器の口縁を挟み付けることができることから、当該容器の口縁に安定的に保持された状態になるという利点がある。
実開昭61−19365号公報 実開昭61−129578号公報 実開平7−1866号公報
ところが、上記特許文献3に示す改良型のクリップ付きマドラーにおいては、音叉状部と舌片状部との間に、容器の口縁の厚みより僅かに小さな間隙が形成されているため、その間隙より薄い物は当該音叉状部と舌片状部とによって挟持することができないという問題がある。
また、刻み目によって、舌片状部に凹部及び凸部が形成されることになるが、その凸部は当該刻み目によって形成されたものであることから、もとの舌片状部の厚さ以上の高さに形成することができないという欠点がある。このため、音叉状部と舌片状部との間に挿入された容器の口縁が当該間から抜け出すのを上記凸部によって有効に阻止することができない。即ち、高さの低い凸部しか得られないため、容器の口縁が音叉状部と舌片状部との間から抜け出すのを当該凸部によって十分に食い止めることができないという問題があった。しかも、舌片状部における刻み目を有する部分がもとの厚さより薄くなることから、当該舌片状部に強度の低い部分が生じてしまうという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、摘み部と挟持部とによってどんなに薄いものでも安定的に挟持することができると共に、摘み部と挟持部との間から被挟持物が抜け出すのを十分に食い止めることができ、かつ挟持部に強度の低い部分が生じるのを防止することのできるクリップ付きマドラーを提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、先端側に掻混部を有し、基端側に摘み部を有し、前記摘み部にクリップを備えてなるクリップ付きマドラーであって、前記摘み部は、板状に形成され、前記クリップは、前記摘み部における一方の面側にあって当該摘み部に連結された支点部を有し、かつ当該支点部から前記摘み部に対して間隔をおいて先端側に延在する挟持部を有しており、前記摘み部には、前記挟持部に対応する部位に厚さ方向に貫通する空孔が形成され、前記挟持部には、前記空孔に少なくとも達するように突出する凸部が設けられていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記凸部は、前記挟持部の延在する方向に間隔をおいて複数設けられていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記摘み部と前記挟持部との間に挿入される被挟持物による当該摘み部及び挟持部に曲げ変形を生じさせる方向の曲げモーメントに対して、前記挟持部の曲げ剛性は、全体的に、前記摘み部の曲げ剛性より低く設定されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記摘み部には、前記クリップの支点部に対応する部分を挟んで前記空孔と反対側の部位に厚さ方向に貫通する第2の空孔が形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記クリップには、前記支点部から前記摘み部に対して間隔をおいて基端側に延在する開閉操作部が設けられていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記第2の空孔は、前記開閉操作部に対応する部位に形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、クリップの挟持部に設けられた凸部が摘み部の空孔に少なくとも達するように突出しているので、摘み部と挟持部との間に挿入される被挟持物がどんなに薄いものであっても、摘み部における空孔の両側部分及び凸部の少なくとも3つの部分が被挟持物に当ることによって当該被挟持物を安定的に挟持することができる。
しかも、剛性の低い被挟持物を挟んだ場合には、凸部がその被挟持物の一部を空孔内に押し込んだ状態になる。また、剛性の高い被挟持物を挟んだ場合には、凸部がその被挟持物によって空孔から押し出される方向に変位し、これにより挟持部が支点部を支点にして大きく弾性変形し、この変形に伴って生じる大きな弾発力によって当該被挟持物を摘み部に強く押し付けることができる。従って、剛性の低い被挟持物でも、剛性の高い被挟持物でも、確実に挟持することができる。
なお、凸部は挟持部に刻み目を付与することによって設けたものではなく、当該挟持部から突出させることによって設けたものであるので、この凸部を設けることによって挟持部の強度が低下することがなく、かつ凸部を挟持部から十分に高く形成することができる。従って、被挟持物を十分大きな力で摘み部に押し付けることができると共に、被挟持物が挟持部と摘み部との間から抜け出すのを挟持部から大きく突出する凸部による大きな抵抗力によって食い止めることができる。
また、挟持部が摘み部に対して間隔をおいて設けられていることから、摘み部と挟持部との間に被挟持物を挟み込むための大きな空間を確保することができる。このため、比較的厚い被挟持物を挿入した場合でも、その被挟持物の縁部が挟持部の内面に当ることによって、当該被挟持物が挟持部と摘み部との間から押し出される方向に移動するのを防止することができる。従って、比較的厚いものでも摘み部及び挟持部によって安定的に挟持することができる。
更に、摘み部における挟持部に対応する部位に空孔が形成されているので、例えば、溶融した合成樹脂を金型内に注入することによってクリップ付きマドラーを一体的に射出成形するような場合には、その金型における空孔に相当する部分を、挟持部を成形するためのコアの移動経路として利用することができる。従って、クリップ付きマドラーを射出成形する場合における自由度の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、凸部が挟持部の延在する方向に間隔をおいて複数設けられているので、その複数の凸部によって、より確実に被挟持物を挟持することができる。また、被挟持物としての例えば紙コップの開口縁部を摘み部と挟持部で挟持するような場合には、その紙コップの深さが深いほど、その開口縁部が摘み部と挟持部との間の奥(基端側)まで入ることになる。この場合、各凸部は、開口縁部を超えるごとに、紙コップからの抜け止めとしての機能を果たすことになる。
即ち、浅い紙コップについては挟持部の先端側に位置する凸部が開口縁部を超えた状態になり、深い紙コップについては挟持部の基端側に位置する凸部が開口縁部を超えた状態になって、当該紙コップの開口縁部に確実に取り付けられた状態になる。このため、紙コップに深く挿入した状態にクリップ付きマドラーを保持することができるので、当該クリップ付きマドラーが紙コップから上方に突出する量を極力抑えることができる。従って、クリップ付きマドラーを紙コップの開口縁部に取り付けた状態において、当該クリップ付きマドラーが飲用の邪魔になるのを極力防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、摘み部と挟持部との間に挿入される被挟持物による当該摘み部及び挟持部に曲げ変形を生じさせる方向の曲げモーメントに対して、挟持部の曲げ剛性が、全体的に摘み部の曲げ剛性より低く設定されているので、摘み部と挟持部との間に被挟持物が挿入された場合には、主として挟持部がその支点部を支点とした大きな曲げ変形を生じ、摘み部に大きな曲げ変形が生じるのを防止することができる。
このため、例えば、被挟持物としての紙コップの開口縁部を摘み部と挟持部で挟持した際には、摘み部の曲げ変形を小さく抑えることができることから、その先端側の掻混部についても、紙コップの壁面に沿うように保持することができる。従って、紙コップの開口縁部にクリップ付きマドラーを取り付けた状態のままでも、当該クリップ付きマドラーが飲用の邪魔になるのを防止することができる。また、仮に、塑性変形を生じさせるような大きな曲げモーメントが作用した場合でも、摘み部が先に塑性変形することがないので、その塑性変形によって摘み部がマドラーとして使いにくいものとなるのを防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、摘み部に、クリップの支点部に対応する部分を挟んで空孔と反対側の部位に厚さ方向に貫通する第2の空孔が形成されているので、摘み部における支点部に対応する部分の剛性を低下させることができる。このため、摘み部と挟持部との間に被挟持物が挿入された場合には、クリップは摘み部3における支点部に対応する部分を支点として柔軟に回動することが可能になる。従って、摘み部と挟持部との間への被挟持物の挿入や、当該間からの被挟持物の取り出しがより簡単かつスムーズに行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、クリップに、その支点部から摘み部に対して間隔をおいて基端側に延在する開閉操作部が設けられているので、その開閉操作部を摘み部側に押し付けることにより、当該開閉操作部が支点部を支点とした摘み部側に回動変位することになり、これに伴って、挟持部も支点部を支点として摘み部から離れる方向に回動変位することになる。従って、開閉操作部を操作することによって、摘み部と挟持部との間を簡単に開閉することができるので、被挟持物が剛性の低いものや厚手のもの等であっても、これらの被挟持物を何らの抵抗もなく容易に摘み部と挟持部との間に挿入したり、当該間から取り出したりすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、第2の空孔が開閉操作部に対応する部位に形成されているので、開閉操作部を第2の空孔の内方まで回動変位させることが可能になる。従って、開閉操作部の回動変位のストロークを大きくとることができるので、挟持部についても摘み部に対して大きく開くことができる。また、例えば、溶融した合成樹脂を金型内に注入することによってクリップ付きマドラーを射出成形するような場合には、その金型における第2の空孔に相当する部分を開閉操作部を成形するためのコアの移動経路として利用することができるので、当該クリップ付きマドラーを射出成形する場合における自由度の向上を図ることができる。
(第1の実施の形態)
本発明を実施するための最良の形態としての第1の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
この第1の実施の形態で示すクリップ付きマドラー11は、図1に示すように、軸部1の先端側に設けられた掻混部2と、軸部1の基端側に設けられた板状の摘み部3と、この摘み部3に設けられたクリップ4とを備え、例えばポリスチレン(熱可塑性樹脂)によって一体的に射出成形されたものである。
軸部1は、直線状に細長く延在する所定の幅及び厚さの平板によって形成されている。掻混部2は、平面視及び底面視において長円形状に形成されていると共に、一方の面側に凸となるように曲面状に形成されている。
摘み部3は、軸部1と同一の厚さの平板によって当該軸部1と同一平面を構成するように形成されていると共に、当該軸部1と同軸状に延在すべく形成されている。また、摘み部3は、図1(b)及び(c)に示すように、定幅部3aとテーパ部3bとを有する形状になっている。定幅部3aは、軸部1より広い一定の幅に形成されている。テーパ部3bは、その幅が定幅部3aの幅からテーパ部3bの幅に至るように漸次狭くなるように形成されている。
クリップ4は、摘み部3における一方の面側にあって当該定幅部3aに一体的に連結された支点部4aと、この支点部4aから摘み部3に対して間隔をおいて先端側に延在し、摘み部3とで被挟持物を挟持する挟持部4bとを有している。支点部4aは、定幅部3aの基端側に位置する幅方向の中央部から突出するように形成されている。挟持部4bは、定幅部3a及びテーパ部3bに係る幅方向の中心線に沿って延在すべく形成されている。
また、挟持部4bは、その厚さが摘み部3と同一に形成され、その幅が当該摘み部3より狭く形成されいる。この場合、挟持部4bの幅は、定幅部3aに対応する部分については当該定幅部3aの左右の側縁に沿うように一定に形成され、テーパ部3bに対応する部分については当該テーパ部3bの左右の側縁に沿うように漸次狭くなるように形成されている。
摘み部3には、挟持部4bに対応する部位に厚さ方向に貫通する空孔3cが形成されている。この空孔3cは、挟持部4bの外縁より僅かに大きな内縁を有するように形成されている。
また、挟持部4bには、その内面(摘み部3側を向く面)から空孔3c内に僅かに入るように突出する凸部4cが形成されている。この凸部4cは、挟持部4bの軸方向に沿って、その先端部分から所定の間隔をおいて複数(この例では三つ)設けられている。各凸部4cは、図2に示すように、挟持部4bの軸方向に直交する方向を軸線とする円筒面の一部を外周面とするように形成されている。なお、凸部4cは、この例ではほぼ半円柱状に形成されている。
また、図2(a)に示すように、摘み部3と挟持部4bとの間に挿入される被挟持物Wによる当該摘み部3及び挟持部4bに曲げ変形を生じさせる方向の曲げモーメントMに対して、挟持部4bの曲げ剛性は、全体的に、摘み部3の曲げ剛性より低く設定されている。具体的には、曲げモーメントMに対する挟持部4bの断面二次モーメントが摘み部3の断面二次モーメントより小さく設定されている。
なお、曲げ剛性は、一般に、材料によって固有の値となる縦弾性係数と、断面二次モーメントとの積で表される。ただし、材料については、摘み部3及び挟持部4bが共にポリスチレンであり同一であることから、結局、断面二次モーメントのみによって曲げ剛性の大小を判断することが可能である。
ここで、摘み部3における定幅部3aの断面二次モーメントをIs、この断面二次モーメントIsに対応する位置における挟持部4bの断面二次モーメントをItとすると、Is>Itとなるように設定されている。
この場合、図2(c)に記載した定幅部3a及び挟持部4bにおける互いに対応する位置の断面について示した各寸法から断面二次モーメントIs、Itを求めると、次のようになる。なお、挟持部4bの断面二次モーメントItは、凸部4cが存在していない位置のものである。また、図2(c)は被挟持物Wによって曲げ変形を受ける前の摘み部3の定幅部3a及び挟持部4bの状態を示している。
Is=(1/12)×(a+a)×h
It=(1/12)×b×h
(a+a)>b
また、テーパ部3b及びこのテーパ部3bに対応する位置における挟持部4bの断面二次モーメントも、上述したIs>Itの関係になっている。
上記のように構成されたクリップ付きマドラー11においては、例えば図3に示すように、摘み部3と挟持部4bとの間に紙コップ(容器)W1における断面円形状に形成された開口縁部(被挟持物)W1aを挿入することにより、当該開口縁部W1aを摘み部3と挟持部4bとで挟持することができる。そして、挟持部4bにおける先端部分及び内方部分の各位置に凸部4cが設けられており、その何れかの凸部4cが開口縁部W1aを超えた状態になることから、開口縁部W1aが摘み部3と挟持部4bとの間から簡単に抜け出すのを防止することができる。
即ち、凸部4cは挟持部4bに刻み目を付与することによって設けたものではなく、当該挟持部4bから突出させることによって設けたものであるので、この凸部4cを設けることによって挟持部4bの強度が低下することがなく、かつ凸部4cを挟持部4bから十分に高く形成することができる。従って、開口縁部W1aを十分大きな力で摘み部に押し付けることができると共に、開口縁部W1aが摘み部3と挟持部4bとの間から抜け出すのをその凸部4cによる大きな抵抗力によって食い止めることができる。
また、紙コップW1の深さが深いほど、開口縁部W1aが摘み部3と挟持部4bとの間の奥(基端側)まで入ることになる。この場合、各凸部4cは、開口縁部W1aを超えるごとに、紙コップW1からの抜け止めとしての機能を発揮することになる。
即ち、浅い紙コップW1については挟持部4bの先端側に位置する凸部4cが開口縁部W1aを超えた状態になり、深い紙コップW1については挟持部4bの基端側に位置する凸部4cが開口縁部W1aを超えた状態になって、当該紙コップW1の開口縁部W1aに確実に取り付けられた状態になる。このため、紙コップW1にできる限り深く挿入した状態にクリップ付きマドラー11を保持することができるので、当該クリップ付きマドラー11が紙コップW1から上方に突出する量を極力抑えることができる。従って、クリップ付きマドラー11を紙コップW1の開口縁部W1aに取り付けたままの状態にしておいても、当該クリップ付きマドラーが飲用の邪魔になるのを極力防止することができる。
また、図4(a)、(b)に示すように、例えばシュガー入りの細長い袋(被挟持物)W2については、挟持部4bにおける所定の2つの凸部4cの間(凸部4cと支点部4aとの間でもよい)に挿入することによって、当該摘み部3と挟持部4bとの間から抜け落ちるのを防止することができる。
また、より太い袋(被挟持物)や幅の広い袋(被挟持物)等については、2個から3個の凸部4cが袋に押し付けられて食い込んだ状態なることから、確実に挟持することができる。更に、図4(c)に示すような太い袋や幅の広い袋W3については、その長手方向の端部を摘み部3と挟持部4bとの間に挿入することによって、摘み部3及び挟持部4bで挟持することができる。この場合においては、全ての凸部4cが袋W3に食い込んだ状態になるので、当該袋W3を確実に挟持することができる。しかも、クリップ付きマドラー11とシュガー等の袋W3とが縦方向に並んだ状態になることから、これらのクリップ付きマドラー11と袋W3とをコンパクトにまとめることができる。
更に、挟持部4bに設けられた凸部4cが、摘み部3の空孔3c内に僅かに入るように突出しているので、摘み部3と挟持部4bとの間に挿入された被挟持物がどんなに薄いものであっても、摘み部3における空孔3cの両側の各部分及び少なくとも1つの凸部4cによる3つ以上の各部分が当該被挟持物に当ることによって、安定的に保持することができる。
しかも、いわゆるペーパナプキン等のような剛性の低い被挟持物については、その一部が凸部4cによって空孔3c内に押し込まれることになる。よって、このような剛性の低い被挟持物についても確実に挟持することができる。また、剛性の高い被挟持物については、当該被挟持物が凸部4cを空孔3cから押し出すように作用することになる。このため、挟持部4bが支点部4aを支点にして大きく弾性変形し、この弾性変形によって生じた大きな弾発力により当該被挟持物を摘み部3に強力に押し付けることができる。従って、剛性の高い被挟持物についても確実に挟持することができる。
また、挟持部4bが摘み部3に対して間隔をおいて先端側に延在するように形成されており、摘み部3と挟持部4bとの間に被挟持物を挟み込むための広い空間を確保することができることから、比較的厚いものでも摘み部3及び挟持部4bによって確実に挟持することができる。
更に、摘み部3における挟持部4bに対応する部位に空孔3cが形成されているので、クリップ付きマドラー11を上記ポリスチレンを用いて一体的に射出成形する場合には、その溶融したポリスチレンを注入するための金型において、空孔3cに相当する部分を挟持部4bを成形するためのコアの挿入経路として利用することができる。従って、クリップ付きマドラー11を射出成形する際の自由度の向上を図ることができる。
また、挟持部4bの曲げ剛性が摘み部3の曲げ剛性より小さく設定されているので、摘み部3と挟持部4bとの間に被挟持物が挿入された際には、主として挟持部4bに大きな曲げ変形が生じ、摘み部3に大きな曲げ変形が生じるのを防止することができる。
このため、紙コップW1の開口縁部W1aを摘み部3と挟持部4bで挟持した際には、図3に示すように、摘み部3の曲げ変形を小さく抑えることができることから、その先端側の掻混部2についても、紙コップW1の壁面に沿うように保持することができる。従って、紙コップW1の開口縁部W1aにクリップ付きマドラー11を取り付けた状態のままであっても、当該クリップ付きマドラー11が飲用の邪魔になるのを防止することができる。また、仮に、塑性変形を生じさせるような大きな曲げモーメントMが作用した場合でも、摘み部3が先に塑性変形を生じてしまうことがないので、その塑性変形によって摘み部3がマドラーとして使いにくいものとなるのを防止することができる。
{発明を実施するための異なる形態}
(第2の実施の形態)
次に、本発明を実施するための異なる形態としての第2の実施の形態について図5を参照しながら説明する。但し、第1の実施の形態で示した構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
この第2の実施の形態で示すクリップ付きマドラー12が第1の実施の形態で示したクリップ付きマドラー11と異なる点は、摘み部3に第2の空孔3dが形成されている点である。
即ち、第2の空孔3dは、摘み部3におけるクリップ4の支点部4aに対応する部分を挟んで空孔3cとは反対側の部位に形成されている。この第2の空孔3dは、摘み部3を厚さ方向に貫通するように形成され、その幅が空孔3cの幅と同一に形成されている。また、第2の空孔3dにおける摘み部3の軸方向に沿う長さは、当該摘み部3の軸方向の長さの増大を来たさないように、短く形成されている。
上記のように構成されたクリップ付きマドラー12においては、第2の空孔3dが摘み部3におけるクリップ4の支点部4aに対応する部分を挟んで空孔3cと反対側の部位に形成されているので、摘み部3における支点部4aに対応する部分の剛性を低減することができる。このため、摘み部3と挟持部4bとの間に被挟持物が挿入されることによって生じる曲げモーメントM(図5(d)参照)によって、挟持部4bが摘み部3における支点部4aに対応する部分を支点にして摘み部3から離れる方向に柔軟に回動することが可能になる。従って、摘み部3と挟持部4bとの間で被挟持物を挟む操作及び当該間から被挟持物を取り外す操作がより簡単かつスムーズに行うことができるようになる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明を実施するための異なる形態としての第3の実施の形態について図6〜図8を参照しながら説明する。但し、第2の実施の形態で示した構成要素と共通する要素には同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
この第3の実施の形態で示すクリップ付きマドラー13が第2の実施の形態で示したクリップ付きマドラー12と異なる点は、クリップ4に開閉操作部4dが設けられている点、及び第2の空孔3dが摘み部3における開閉操作部4dに対応する部位に形成されている点である。
即ち、開閉操作部4dは、図6に示すように、クリップ4における支点部4aから摘み部3に対して間隔をおいて基端側(挟持部4bと反対側)に延在するように形成されている。この場合、開閉操作部4dは、当該開閉操作部4d及び挟持部4b等に力を加えていない自由状態において、支点部4aから摘み部3の基端側に向かうに従って当該摘み部3から漸次離れる方向に変位すべく傾斜した形状になっている。
また、第2の空孔3dは、開閉操作部4dを摘み部3側に押し付けた際に、当該開閉操作部4dが挿入可能なように、その内縁が開閉操作部の外縁より僅かに大きく形成されている。
上記のように構成されたクリップ付きマドラー13においては、クリップ4に開閉操作部4dを設けているので、その開閉操作部4dを摘み部3側に押し付けることによって、図7に示すように、当該開閉操作部4dを摘み部3における支点部4aに対応する部分を支点にして摘み部3側に回動変位させることができると共に、この回動変位に伴って、挟持部4bを摘み部3から離れる方向に回動変位させることができる。即ち、開閉操作部4dを操作することによって、摘み部3と挟持部4bとの間を簡単に開閉することができる。従って、被挟持物Wが剛性の低いものや厚手のもの等であっても、これらの被挟持物Wを何らの抵抗もなく容易に摘み部3と挟持部4bとの間に挿入したり、当該間から取り出したりすることができる。
特に、図8に示すように、紙コップW1の開口縁部W1aに挟持した状態のクリップ付きマドラー13を何らの抵抗もなく当該開口縁部W1aから取り外すことができるので、例えば、開口縁部W1aから取り外す際の抵抗によって、紙コップW1内の液体等が飛び散るのを防止することができる。
また、第2の空孔3dが開閉操作部4dに対応する部位に形成されているので、開閉操作部4dを第2の空孔3dの内方まで回動変位させることができる。即ち、開閉操作部4dの変位ストロークを大きくとることができるので、摘み部3に対する挟持部4bの開閉ストロークも大きくとることができる。また、図示しない金型内に溶融した合成樹脂を注入することによってクリップ付きマドラー13を一体的に射出成形する際には、その金型における第2の空孔3dに相当する部分を開閉操作部4dを成形するためのコアの挿入通路として利用することができるので、当該クリップ付きマドラー13を射出成形する際の自由度を向上させることができる。
なお、上記各実施の形態においては、凸部4cを空孔3c内に僅かに入るように挟持部4bに設けた例を示したが、この凸部4cについては空孔3cに達するよう構成したものや、空孔3c内に更に深く入るように構成したものであってもよい。即ち、凸部4cは少なくとも空孔3cに達するように構成されていればよい。
また、凸部4cの先端部における被挟持物に当る部分を円筒面の一部からなるもの(図1(a)及び(d)で示すように、正面視で半円形状に形成されたもの)で形成した例を示したが、この凸部4cについては、図9(a)及び(b)に示すように、その先端部を球面の一部(例えば半球面)からなるような滑らかな凸状の曲面によって形成したものであってもよい。
更に、凸部4cについては、図9(c)に示すように、正面視で摘み部3の内面から三角形状に突出するもので形成してもよい。この凸部4cは、その三角形の頂点部が空孔3cに少なくとも達しており(この例では空孔3c内に僅かに入っており)、その頂点部から摘み部3の先端側に向かって当該摘み部3の内面に達するように傾斜する前方傾斜面と、その頂点部から摘み部3の基端側に向って当該摘み部3の内面に達するように傾斜する後方傾斜面とを有し、これらの前方傾斜面と後方傾斜面とが上述した三角形の底辺を除く2辺を形成するようになっている。ただし、前方傾斜面及び後方傾斜面自体は、摘み部3の横断面図(即ち、D−D断面図)としての図9(d)に示すように、四角形状に形成されている。即ち、凸部4cは、三角柱の2つの側面を摘み部3の内面から突出するように形成したものに相当する。
上記のように形成された凸部4cを用いた場合には、その前方傾斜面によって被挟持物を摘み部3と挟持部4bとの間にスムーズに挿入することができると共に、後方傾斜面によって当該被挟持物をその間からスムーズに引き出すことができる。しかも、頂点部が被挟持物に食い込むように作用することによって、被挟持物に対する適度な保持力や摩擦力が生ずるという利点がある。なお、その頂点部については、円弧状等に丸めることにより、被挟持物に対する保持力や摩擦力を調整するようにしてもよい。また、このように頂点部を丸めた場合には、摘み部3と挟持部4bとの間の被挟持物の入れ出しもスムーズになるという効果がある。
また、凸部4cについては、図9(e)に示すように、正面視で摘み部3の内面から台形状に突出するもので形成してもよい。この凸部4cは、台形の上辺(図9(e)において下方に位置する長さの短い辺)に相当する位置の上辺面が空孔3cに少なくとも達しており(この例では空孔3c内に僅かに入っており)、その上辺面から摘み部3の先端側に向かって当該摘み部3の内面に達するように傾斜する前方傾斜面と、その上辺面から摘み部3の基端側に向かって当該摘み部3の内面に達するように傾斜する後方傾斜面とを有し、これらの上辺面、前方傾斜面及び後方傾斜面によって上述した台形の底辺を除く3辺が形成されるようになっている。ただし、前方傾斜面及び後方傾斜面自体は、摘み部3の横断面図(即ち、図9(e)のF−F断面図である図9(f))に示すように、四角形状に形成されている。即ち、凸部4cは、断面が台形状に形成された四角柱における上述した上辺面及びその左右の側面からなる3つの側面を摘み部3の内面から突出するように形成したものに相当する。
上記のように形成された凸部4cを用いた場合には、その前方傾斜面によって被挟持物を摘み部3と挟持部4bとの間にスムーズに挿入することができると共に、後方傾斜面によって当該被挟持物をその間からスムーズに引き出すことができる。しかも、幅が狭く形成された上辺面の部分が被挟持物に食い込むように作用することによって、被挟持物に対する適度な保持力や摩擦力が生ずるという利点がある。なお、その上辺面については、その幅の狭広により、被挟持物に対する保持力や摩擦力を調整することが可能である。また、上辺面と前方傾斜面とからなる角部及び当該上辺面と後方傾斜面とからなる角部を円弧状に丸めることによって、摘み部3と挟持部4bとの間の被挟持物の入れ出しがよりスムーズになる。
また、図9(d)及び(f)に示す摘み部3の横断面方向からの各凸部4cの形状については、図9(g)、(h)及び(i)に示すような形状のものであってもよい。即ち、図9(g)に示すような台形状、(h)に示すような二等辺三角形状、及び(i)に示すような二等辺三角形の頂点部を丸めた形状のものであってもよい。この場合、正面視が(e)に示すような台形状に形成され、横断面視が(g)に示すような台形状に形成された凸部4cは、結局、摘み部3の内面から四角錐台状に突出した形成のものに相当する。なお、この凸部4cは、円錐台状や、三角、五角、六角等の多角錘台状に形成されたものであってもよい。一方、正面視が(c)に示すような三角形状に形成され、横断面視が(h)や(i)に示すような三角形状に形成された凸部4cは、頂点部が尖がった形状や丸まった形状の四角錘状に形成されたものに相当する。なお、この凸部4cは、円錐や、三角、五角、六角等の多角錘状に形成されたものであってもよい。この場合、円錐や多角錘状の頂点部は、尖った形状のものでも丸まった形状のものであってもよい。
更に、凸部4cについては、図9(j)及び(k)に示すように、摘み部3の内面から四角柱状に突出する形状のもので構成してもよい。この凸部4cは、その先端の頂面が空孔3cに少なくとも達しており(この例では空孔3c内に僅かに入っており)、その互いに対向する一方の側面が摘み部3の先端側を向き、他方の側面が当該摘み部3の基端側を向いた状態になっている。また、頂面と、四つの各側面とからなる各角部には、平面状の面取り(いわゆるC面取り)が施されている。
上記のように形成された凸部4cを用いた場合には、その先端側に位置する面取りによって被挟持物を摘み部3と挟持部4bとの間にスムーズに挿入することができると共に、基端側に位置する面取りによって当該被挟持物をその間からスムーズに引き出すことができる。しかも、面取りによって面積が縮小された頂面の部分が被挟持物に食い込むように作用することによって、被挟持物に対する適度な保持力や摩擦力が生ずることが可能になる。なお、その頂面の面積については、その面取りの大小によって調整することができ、これによって、被挟持物に対する保持力や摩擦力を調整することが可能である。
また、上述した頂面と、4つの各側面とからなる各角部に対し、図9(m)及び(n)に示すように、円弧状に丸めた面取り(いわゆるR面取り)を施すように構成してもよい。
更に、図9(j)〜(n)に示した凸部4cは、円柱状や、三角、五角、六角等の多角柱状に形成されたものであってもよい。ただし、その場合も、その頂面と側面とからなる角部には、C面取りや、R面取りを施すことが好ましい。
一方、クリップ付きマドラー11、12、13を構成する材料としてポリスチレンを用いた例を示したが、この材料に代えて、他の合成樹脂材料や、ステンレスなどの金属材料等を用いてもよい。
また、挟持部4bにおける先端部分の内面は、図10(a)に示すように、先端側に位置する凸部4cから挟持部4bの先端に向かうに従って漸次摘み部3から離れる方向に変位する傾斜面4eによって形成することが好ましい。このような傾斜面4eを設けることにより、被挟持物を摘み部3と挟持部4bとの間に挿入しやすくなるという利点がある。
更に、図10(b)に示すように、挟持部4bの先端部分を、挟持部4bの先端に向かうに従って漸次摘み部3から離れる方向に変位すべく傾斜させることによって、傾斜方向の長さが長くかつ傾斜角度の大きな傾斜面4eを形成するようにしてもよい。この場合には、被挟持物を摘み部3と挟持部4bとの間により挿入しやすくなる。
一方、凸部4cについては、図10(c)に示すように、挟持部4bの一部を摘み部3側に湾曲させることによって、当該摘み部3側に突出するように形成したものであってもよい。そして、この場合にも、図10(d)に示すように、挟持部4bの先端部を斜めに屈曲させることによって、被挟持物を摘み部3と挟持部4bとの間に導き入れるための傾斜面4eを形成することが好ましい。
本発明の第1の実施の形態として示したクリップ付きマドラーの図であって、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は底面図、(d)は(b)におけるD−D線に沿う断面図である。 同クリップ付きマドラーにおける要部を拡大した図であり、(a)は断面図、(b)は底面図、(c)は(a)におけるC−C線に沿う拡大断面図である。 同クリップ付きマドラーの作用を示す図であって、クリップを用いて紙コップの開口縁部を挟持した状態を示す説明図である。 同クリップ付きマドラーの作用を示す図であって、(a)はシュガー入りの袋を直角に交差させて挟持した状態を示す説明図であり、(b)は(a)におけるB−B線に沿う断面図であり、(c)はシュガー入りの袋を並行に沿わせるようにして挟持した状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態として示したクリップ付きマドラーの図であって、(a)は正面図、(b)は要部平面図、(c)は要部底面図、(d)は(b)におけるD−D線に沿う断面図である。 本発明の第3の実施の形態として示したクリップ付きマドラーの図であって、(a)は正面図、(b)は要部平面図、(c)は要部底面図、(d)は(b)におけるD−D線に沿う断面図である。 同クリップ付きマドラーの作用を示す図であって、(a)〜(d)は挟持部が摘み部に対して順次開いていく様子を示す説明図である。 同クリップ付きマドラーの作用を示す図であって、(a)は紙コップの開口縁部を挟持する前又は後において挟持部を摘み部に対して開いた状態を示す説明図であり、(b)は紙コップの開口縁部を摘み部と挟持部とで挟持した状態を示す説明図である。 上記各実施の形態で示した凸部の他の例を示す図であって、(a)は摘み部の内面から球面状に突出する凸部を示すクリップ付きマドラーの要部正面図であり、(b)は(a)におけるB−B線に沿う拡大断面図であり、(c)は摘み部の内面から三角形状に突出する凸部を示すクリップ付きマドラーの要部正面図であり、(d)は(c)におけるD−D線に沿う拡大断面図であり、(e)は摘み部の内面から台形状に突出する凸部を示すクリップ付きマドラーの要部正面図であり、(f)は(e)におけるF−F線に沿う拡大断面図であり、(g)、(h)及び(i)は(d)又は(f)の他の例として示した(c)のD−D線に沿う拡大断面図又は(e)のF−F線に沿う拡大断面図であり、(j)は摘み部の内面から四角柱状に突出し頂面の角部にC面取りを形成した凸部を示すクリップ付きマドラーの要部正面図であり、(k)は(j)におけるK−K線に沿う拡大断面図であり、(m)は摘み部の内面から四角柱状に突出し、頂面の角部にR面取りを形成した凸部を示すクリップ付きマドラーの要部正面図であり、(n)は(m)におけるN−N線に沿う拡大断面図である。 上記各実施の形態の他の例を示す図であって、(a)は挟持部の先端部内側に傾斜面を設けた例を示すクリップ付きマドラーの要部断面図、(b)は挟持部の先端部内側に更に大きな傾斜面を設けた例を示すクリップ付きマドラーの要部断面図、(c)は挟持部の一部を湾曲させることにより各凸部を設けた例を示すクリップ付きマドラーの要部断面図、(d)は挟持部の一部を湾曲させることにより各凸部を設けると共に、当該挟持部の先端部内側に傾斜面を設けた例を示すクリップ付きマドラーの要部断面図である。
符号の説明
1 軸部
2 掻混部
3 摘み部
3c 空孔
3d 第2の空孔
4 クリップ
4a 支点部
4b 挟持部
4c 凸部
4d 開閉操作部
M 曲げモーメント
W 被挟持物
W2、W3 袋(被挟持物)
W1a 開口縁部(被挟持物)

Claims (6)

  1. 先端側に掻混部を有し、基端側に摘み部を有し、前記摘み部にクリップを備えてなるクリップ付きマドラーであって、
    前記摘み部は、板状に形成され、
    前記クリップは、前記摘み部における一方の面側にあって当該摘み部に連結された支点部を有し、かつ当該支点部から前記摘み部に対して間隔をおいて先端側に延在する挟持部を有しており、
    前記摘み部には、前記挟持部に対応する部位に厚さ方向に貫通する空孔が形成され、
    前記挟持部には、前記空孔に少なくとも達するように突出する凸部が設けられていることを特徴とするクリップ付きマドラー。
  2. 前記凸部は、前記挟持部の延在する方向に間隔をおいて複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のクリップ付きマドラー。
  3. 前記摘み部と前記挟持部との間に挿入される被挟持物による当該摘み部及び挟持部に曲げ変形を生じさせる方向の曲げモーメントに対して、前記挟持部の曲げ剛性は、全体的に、前記摘み部の曲げ剛性より低く設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のクリップ付きマドラー。
  4. 前記摘み部には、前記クリップの支点部に対応する部分を挟んで前記空孔と反対側の部位に厚さ方向に貫通する第2の空孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のクリップ付きマドラー。
  5. 前記クリップには、前記支点部から前記摘み部に対して間隔をおいて基端側に延在する開閉操作部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のクリップ付きマドラー。
  6. 前記第2の空孔は、前記開閉操作部に対応する部位に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のクリップ付きマドラー。
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