JP2013243809A - ワイヤーハーネス用固定部材及びワイヤーハーネス並びにワイヤーハーネス用固定部材の取付方法 - Google Patents

ワイヤーハーネス用固定部材及びワイヤーハーネス並びにワイヤーハーネス用固定部材の取付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013243809A
JP2013243809A JP2012114235A JP2012114235A JP2013243809A JP 2013243809 A JP2013243809 A JP 2013243809A JP 2012114235 A JP2012114235 A JP 2012114235A JP 2012114235 A JP2012114235 A JP 2012114235A JP 2013243809 A JP2013243809 A JP 2013243809A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
fixing member
fixing
attachment
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012114235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5811947B2 (ja
Inventor
Tetsuya Nakagawa
哲也 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2012114235A priority Critical patent/JP5811947B2/ja
Publication of JP2013243809A publication Critical patent/JP2013243809A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5811947B2 publication Critical patent/JP5811947B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

【課題】ワイヤーハーネスの断面形状を所望の形状にした状態で当該ワイヤーハーネスを取付対象物に固定することが可能な技術を提供する。
【解決手段】ワイヤーハーネスが挿通される挿通空間50を有する挿通部5は、当該挿通空間50のある方向の寸法が大きくなるように弾性変形可能である。第1羽根部6a及び第2羽根部6bは、挿通空間50に対するワイヤーハーネスの挿通方向に垂直な方向における挿通部5の両端から当該垂直な方向に沿ってそれぞれ延びている。第1クリップ部2aは、第1羽根部6aにおける挿通部5とは反対側の端部に設けられている。第2クリップ部2bは、第2羽根部6bにおける挿通部5とは反対側の端部に設けられている。第1クリップ部2a及び第2クリップ部2bは、ワイヤーハーネス用固定部材100を取付対象物に固定するための部材である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤーハーネスに関する。
従来からワイヤーハーネスに関して様々な技術が提案されている。特許文献1には、ワイヤーハーネスを車体パネル等の取付対象物に固定するためのバンドタイプの固定部材が開示されている。
特開平11−215667号公報
特許文献1に記載されているバンドタイプの固定部材については、バンド部がワイヤーハーネスに巻き付けられることによって当該ワイヤーハーネスに取り付けられる。ワイヤーハーネスに対してバンド部が巻き付けられた状態においては、当該ワイヤーハーネスの断面形状はほぼ円形となる。したがって、ワイヤーハーネスを配策しようとする空間の形状によっては(例えば扁平な空間)、バンドタイプの固定部材が取り付けられたワイヤーハーネスを配策できない可能性がある。
そこで、本発明は上述の点に鑑みて成されたものであり、ワイヤーハーネスの断面形状を所望の形状にした状態で当該ワイヤーハーネスを取付対象物に固定することが可能な技術を提供することを目的とする。
第1の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材は、ワイヤーハーネスを取付対象物に固定するためのワイヤーハーネス用固定部材であって、ワイヤーハーネスが挿通される挿通空間を有し、当該挿通空間のある方向の寸法が大きくなるように弾性変形可能な挿通部と、前記挿通空間に対するワイヤーハーネスの挿通方向に垂直な方向における前記挿通部の両端から当該垂直な方向に沿ってそれぞれ延びる第1及び第2羽根部と、前記第1羽根部における前記挿通部とは反対側の端部に設けられ、前記ワイヤーハーネス用固定部材を取付対象物に固定するための第1固定部と、前記第2羽根部における前記挿通部とは反対側の端部に設けられ、前記ワイヤーハーネス用固定部材を取付対象物に固定するための第2固定部とを備える。
第2の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材は、第1の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材であって、前記第1羽根部における前記挿通部とは反対側の端部と、前記第2羽根部における前記挿通部とは反対側の端部とが近づくように前記ワイヤーハーネス用固定部材が曲げられると、前記挿通部が弾性変形して、前記挿通空間の前記ある方向の寸法が大きくなる。
第3の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材は、第1及び第2の態様のいずれか一つに係るワイヤーハーネス用固定部材であって、前記第1固定部は、ワイヤーハーネスが固定される取付対象物の取付穴に係止するクリップ部、固定貫通孔及び固定鉤部のいずれか一つであり、前記第2固定部は、ワイヤーハーネスが固定される取付対象物の取付穴に係止するクリップ部、固定貫通孔及び固定鉤部のいずれか一つである。
第4の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材は、第1乃至第3の態様のいずれか一つに係るワイヤーハーネス用固定部材であって、前記第1及び第2羽根部の少なくとも一方には、前記垂直な方向に沿って配置された複数の貫通孔が設けられている。
第5の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材は、第4の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材であって、前記第1及び第2羽根部のそれぞれには、前記垂直な方向に沿って配置された複数の貫通孔が設けられている。
第6の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材は、第1乃至第5の態様のいずれか一つに係るワイヤーハーネス用固定部材であって、前記垂直な方向における前記挿通部の両端部の少なくとも一方には鉤部が設けられている。
第7の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材は、第6の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材であって、前記垂直な方向における前記挿通部の両端部には第1及び第2鉤部がそれぞれ設けられ、前記第1及び第2鉤部のそれぞれにおいては、他方の鉤部に向けて曲がっている。
第8の態様に係るワイヤーハーネスは、第1乃至第7の態様のいずれか一つに係るワイヤーハーネス用固定部材の前記挿通空間に挿通されることによって、当該ワイヤーハーネス用固定部材が取り付けられている。
第9の態様に係るワイヤーハーネスは、第8の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記ワイヤーハーネスが複数の第7の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材の前記挿通空間に挿通されることによって、当該ワイヤーハーネスに当該複数のワイヤーハーネス用固定部材が取り付けられ、前記複数のワイヤーハーネス用固定部材の前記第1及び第2鉤部の間には板状部材が通されている。
第10の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材の取付方法は、第1乃至第7の態様のいずれか一つに係るワイヤーハーネス用固定部材のワイヤーハーネスへの取付方法であって、(a)前記挿通空間の前記ある方向の寸法が大きくなるように前記挿通部を弾性変形させる工程と、(b)前記挿通空間の前記ある方向の寸法が大きくなっている状態において、当該挿通空間にワイヤーハーネスを挿通する工程とを備える。
第11の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材の取付方法は、第10の態様に係るワイヤーハーネス用固定部材の取付方法であって、(c)前記工程(b)の前に、前記ワイヤーハーネスの端部に部品を取り付ける工程をさらに備え、前記工程(b)では、前記挿通空間の前記ある方向の寸法が大きくなっている状態において、前記ワイヤーハーネスが前記部品側から前記挿通空間に挿通される。
第1乃至第11の態様によれば、挿通部が有する挿通空間にワイヤーハーネスを挿通した状態でワイヤーハーネス用固定部材を取付対象物に固定することによって、ワイヤーハーネスの断面形状を挿通空間の形状に応じた形状にした状態で当該ワイヤーハーネスを取付対象物に固定することができる。よって、挿通空間の形状を適宜設計することによって、ワイヤーハーネスの断面形状を所望の形状にした状態で当該ワイヤーハーネスを取付対象物に固定することができる。さらに、挿通空間のある方向の寸法が大きくなるように挿通部が弾性変形可能であることから、ワイヤーハーネスを挿通空間に挿通し易くなる。
特に第2の態様によれば、第1羽根部における挿通部とは反対側の端部と、第2羽根部における挿通部とは反対側の端部とが近づくようにワイヤーハーネス用固定部材が曲げられると、挿通部が弾性変形して、挿通空間のある方向の寸法が大きくなることから、簡単に挿通空間のある方向の寸法を大きくすることができる。
特に第4及び第5の態様によれば、ワイヤーハーネス用固定部材を取付対象物に固定する際には、羽根部に設けられた各貫通孔を利用することができることから、ワイヤーハーネス用固定部材の取付対象物に対する固定方法のバリエーションが増加する。
特に第6の態様によれば、ワイヤーハーネス用固定部材を取付対象物に固定する際には鉤部を使用することができることから、ワイヤーハーネス用固定部材の取付対象物に対する固定方法のバリエーションが増加する。
特に第7及び第9の態様によれば、ワイヤーハーネスを保持する複数のワイヤーハーネス用固定部材の二つの鉤部の間に板状部材を通すことによって、当該板状部材によって、ワイヤーハーネスを保護することができるとともにワイヤーハーネスの経路を規制することができる。
ワイヤーハーネス用固定部材を示す斜視図である。 クリップ部が取付対象物の取付穴に係止している様子を示す図である。 貫通孔が使用されてワイヤーハーネス用固定部材が取付対象物に固定されている様子を示す図である。 鉤部が使用されてワイヤーハーネス用固定部材が取付対象物に固定されている様子を示す図である。 挿通空間のある方向の寸法が大きくなるように挿通部が弾性変形している様子を示す図である。 ワイヤーハーネス用固定部材が弾性的に曲げられている様子を示す図である。 挿通空間にワイヤーハーネスが挿通される様子を示す図である。 ワイヤーハーネス用固定部材が取り付けられたワイヤーハーネスを示す図である。 端部に部品が取り付けられたワイヤーハーネスが挿通空間に挿通される様子を示す図である。 ワイヤーハーネスが曲げられた状態でワイヤーハーネス用固定部材によって取付対象物に固定されている様子を示す図である。 複数のワイヤーハーネス用固定部材が取り付けられたワイヤーハーネスを示す図である。 複数のワイヤーハーネス用固定部材が取り付けられたワイヤーハーネスが曲げられた状態で取付対象物に固定されている様子を示す図である。 複数のワイヤーハーネス用固定部材が取り付けられたワイヤーハーネスの経路が板状部材によって規制されている様子を示す図である。
図1は実施の形態に係るワイヤーハーネス用固定部材100を示す斜視図である。本実施の形態に係るワイヤーハーネス用固定部材100は、ワイヤーハーネスを取付対象物に固定するための部材である。以後、ワイヤーハーネス用固定部材100を単に「固定部材100」と呼ぶ。また以下では、取付対象物と言えば、ワイヤーハーネスが固定される取付対象物を意味する。
図1に示されるように、固定部材100には、一方向に長い長方形の板状部1が設けられている。板状部1は、バンド状を成しており、互いに対向する第1主面11及び第2主面12を有している。板状部1の第1主面11における長手方向の両端部上には、第1クリップ部2a及び第2クリップ部2bがそれぞれ設けられている。第1クリップ部2a及び第2クリップ部2bのそれぞれは、固定部材100を取付対象物に固定するための固定部として機能する。第1クリップ部2a及び第2クリップ部2bは、同じあるいは異なる取付対象物の取付穴に係止することが可能である。以後、第1クリップ部2a及び第2クリップ部2bを特に区別する必要がない場合には、それぞれ「クリップ部2」と呼ぶ。
図2はクリップ部2が取付対象物200の取付穴201に係止している様子を拡大して示す図である。取付対象物200は例えば車体パネルである。図2では、取付穴201での取付対象物200の断面構造が示されている。
図2に示されるように、クリップ部2は、係止頭部20及び皿状部21を有している。皿状部21は、板状部1の第1主面11の端部上において、その皿状表面21aが第1主面11とは反対側を向くように配置されている。係止頭部20は、取付対象物200の厚み方向に貫通する取付穴201に差し込まれて、当該取付穴201に対して、当該取付穴201から抜けないように係止する。係止頭部20は、皿状部21の皿状表面21aの中央部から延びる軸部20aと、当該軸部20aの先端から皿状部21の方へ折り返された一対の係止羽根部20bとを備えている。一対の係止羽根部20bは、軸部20aを間に挟んで互いに対向配置されており、それらの先端部(皿状部21側の端部)が互いに近づくように弾性変形可能である。一対の係止羽根部20bのそれぞれの先端部には、係止段部20cが設けられている。
クリップ部2の係止頭部20がその先端から取付対象物200の取付穴201に差し込まれる際には、一対の係止羽根部20bの外側の面に取付穴201の周縁が当たって、一対の係止羽根部20bがそれらの先端部が違いに近づくように弾性変形しながら、取付穴201内を係止頭部20が進んでいく。そして、係止頭部20が取付穴201に差し込まれると、図2に示されるように、一対の係止羽根部20bの係止段部20cが、取付対象物200における、取付穴201の周辺の部分に係止するとともに、一対の係止羽根部20bと皿状部21とでその取付穴201の周辺の部分が挟み込まれるようになる。これにより、クリップ部2が取付対象物200の取付穴201に係止する。
図1に戻って、板状部1の第1主面11上には、クリップ部2以外にも第1鉤部3a及び第2鉤部3bが設けられている。以後、第1鉤部3a及び第2鉤部3bを特に区別する必要が無い場合には、それぞれ「鉤部3」と呼ぶことがある。
第1鉤部3aと第2鉤部3bは互いに離れて設けられている。第1鉤部3aは、板状部1の第1主面11の長手方向の中央部と、当該第1主面11の長手方向の一方の端部との間の略中間地点に設けられている。第2鉤部3bは、板状部1の第1主面11の長手方向の中央部と、当該第1主面11の長手方向の他方の端部との間の略中間地点に設けられている。第1鉤部3a及び第2鉤部3bのそれぞれにおいては、他方に鉤部3に向けて曲がっている。
各鉤部3は、長方形の板状部をL字状に曲げた形状を成しており、第1主面11上に立設された長方形板状の第1部分31と、当該第1部分31の端(板状部1側の端とは反対側の端)から当該第1主面11と平行を成すように他方の鉤部3に向けて延びる長方形板状の第2部分32とを有している。二つの鉤部3の板状の第1部分31は、板状部1の長手方向(第1主面11の長手方向)において対面するように配置されている。
板状部1の第2主面12上には、板状部1の一部とともに、ワイヤーハーネスが挿通される挿通空間50を形成する挿通空間形成部4が設けられている。挿通空間形成部4は、板状部1のうち、一方の鉤部3の第1部分31が形成された箇所から他方の鉤部3の第1部分31が形成された箇所までの第1部分1aとともに挿通空間50を形成する。二つの鉤部3の第1部分31は、板状部1の第1部分1aの第1主面1aaにおける、当該板状部1の長手方向の両端部上にそれぞれ立設されている。
挿通空間形成部4は、長方形の板状部をコ字状に曲げた形状を成しており、互いに離れて配置された長方形板状の二つの第1部分41と、当該二つの第1部分41を繋ぐ長方形板状の第2部分42とを有している。二つの第1部分41は、板状部1の第2主面12上に立設されている。具体的には、二つの第1部分41は、板状部1の第1部分1aの第2主面1ab(第1主面1aaとは反対側の主面)における、当該板状部1の長手向の両端部上にそれぞれ立設されている。板状の二つの第1部分41は、板状部1の長手方向(第2主面12の長手方向)において対面するように配置されている。一方の第1部分41と、一方の鉤部3の第1部分31とは、板状部1を介して繋がっており、当該第1部分41と、当該第1部分31と、それらを繋ぐ板状部1の部分とは、全体として一枚の板状となっている。同様にして、他方の第1部分41と、他方の鉤部3の第1部分31とは、板状部1を介して繋がっており、当該第1部分41と、当該第1部分31と、それらを繋ぐ板状部1の部分とは、全体として一枚の板状となっている。
第2部分42は、板状部1の第1部分1aの第2主面1abと平行を成すように、一方の第1部分41の端(板状部1側の端とは反対側の端)から他方の第1部分41の端(板状部1側の端とは反対側の端)まで延びている。挿通空間形成部4の二つの第1部分41と、当該二つの第1部分41の一方端の間を繋ぐ、挿通空間形成部4の第2部分42と、当該二つの第1部分41の他方端の間を繋ぐ、板状部1の第1部分1aとで囲まれた、四角柱形状の空間が、ワイヤーハーネスが挿通される挿通空間50となっている。
本実施の形態に係る固定部材100には、板状部1の第1部分1aと挿通空間形成部4とで構成された、挿通空間50を有する挿通部5が形成されている。挿通部5は、板状部1の長手方向に沿って延在する四角柱形状を成している。挿通空間50は、挿通部5をその短手方向に貫通している。具体的には、挿通空間50は、板状部1の長手方向及び厚み方向の両方に垂直な方向に沿った方向において挿通部5を貫通している。したがって、挿通空間50に対するワイヤーハーネスの挿通方向は、板状部1の長手方向及び厚み方向の両方に垂直な方向に沿った方向となる。以後、挿通方向と言えば、挿通空間50に対するワイヤーハーネスの挿通方向を意味する。また、挿通部5を構成する、板状部1の第1部分1a、挿通空間形成部4の第1部分41及び第2部分42を、それぞれ「第1部分51」、「第2部分52」及び「第3部分53」とそれぞれ呼ぶことがある。
固定部材100においては、板状部1のうち、挿通部5の第1部分51(第1部分1a)から当該板状部1の長手方向の一端までの部分が第1羽根部6aを構成している。第1羽根部6aは、挿通部5における、挿通方向及び板状部1の厚み方向に垂直な方向の一端から、外側に向けて当該垂直な方向に沿って延びている。
また、板状部1のうち、挿通部5の第1部分51から当該板状部1の長手方向の他端までの部分が第2羽根部6bを構成している。第2羽根部6bは、挿通部5における、挿通方向及び板状部1の厚み方向に垂直な方向の一端から、外側に向けて当該垂直な方向に沿って延びている。第1羽根部6a及び第2羽根部6bのそれぞれは、板状部1の長手方向に沿って長い板状部分である。以後、第1羽根部6a及び第2羽根部6bを特に区別する必要が無い場合には、それぞれ「羽根部6」と呼ぶことがある。
第1羽根部6aの一方の主面(板状部1の第1主面11の一部)における、その長手方向の挿通部5側とは反対側の端部上には第1クリップ部2aが設けられている。第2羽根部6bの一方の主面(板状部1の第1主面11の一部)における、その長手方向の挿通部5側とは反対側の端部上には第2クリップ部2bが設けられている。各羽根部6には、その厚み方向に貫通する複数の貫通孔7が設けられている。各羽根部6においては、複数の貫通孔7は、当該羽根部6の長手方向に沿って並べられている。
本実施の形態では、貫通孔7及び鉤部3のそれぞれを使用して、固定部材100を取付対象物に固定することが可能となっている。図3は、貫通孔7を使用して固定部材100を取付対象物210に固定する様子を示す図である。図4は、鉤部3を使用して固定部材100を取付対象物220に固定する様子を示す図である。
図3に示されるように、取付対象物210に鉤部211が設けられている場合には、当該鉤部211を、羽根部6に設けられた貫通孔7に挿入して当該羽根部6に引っ掛けることによって、固定部材100を取付対象物210に固定することができる。また、取付対象物に、固定部材100のクリップ部2と同様のクリップ部が設けられている場合には、当該クリップ部を貫通孔7に挿入して当該貫通孔7に係止させることによって、固定部材100を取付対象物に固定することができる。図3では、貫通孔7での羽根部6の断面構造が示されている。
また、図2に示される取付対象物200と同様に、取付対象物220に貫通孔221が設けられている場合には、図4に示されるように、鉤部3を貫通孔221に挿入して取付対象物220に引っ掛けることによって、固定部材100を取付対象物210に固定することができる。図4では、貫通孔221での取付対象物220の断面構造が示されている。
また本実施の形態では、挿通部5は、挿通空間50のある方向の寸法が大きくなるように弾性変形可能となっている。具体的には、挿通部5は、挿通空間50における、挿通方向及び弾性変形前の挿通部5の長手方向に垂直な方向の寸法が大きくなるように弾性変形可能となっている。以後、当該寸法を便宜上「挿通空間50の高さ寸法」と呼ぶ。
図5は、挿通空間50の高さ寸法が大きくなるように挿通部5が弾性変形している様子を示す図である。本実施の形態では、一方の羽根部6における挿通部5とは反対側の端部と、他方の羽根部6における挿通部5とは反対側の端部とが近づくように固定部材100を弾性的に曲げることによって、挿通空間50の高さ寸法が大きくなるように挿通部5が弾性変形する。言い換えれば、一方のクリップ部2と他方のクリップ部2とが近づくように固定部材100を弾性的に曲げることによって、挿通空間50の高さ寸法が大きくなるように挿通部5が弾性変形する。
図5に示されるように、板状部1の第1主面11が外側になるようにして、一方の羽根部6における挿通部5とは反対側の端部60と他方の羽根部6における挿通部5とは反対側の端部60とが近づくように二つの羽根部6を保持して固定部材100を弾性的に曲げると、挿通部5では、第1部分51と第2部分52とが互いに反対側に凸となるように湾曲し、その結果、四角柱形状であった挿通空間50が略円柱形状となる。これにより、挿通空間50の高さ寸法が大きくなる。つまり、板状部1の第1主面11が外側に向き、かつ一方の羽根部6の端部60と他方の羽根部6の端部60とが近づくように固定部材100が弾性的に曲がるように二つの羽根部6に外力を加えることによって、挿通空間50の高さ寸法が大きくなる。
一方で、図6に示されるように、板状部1の第1主面11が内側になるようにして、一方の羽根部6の端部60と他方の羽根部6の端部60とが近づくように二つの羽根部6を保持して固定部材100を弾性的に曲げると、挿通部5では、第1部分51と第2部分52とが同じ方向に凸となるように湾曲し、かつ第1部分51の方が第2部分52よりも大きく湾曲するようになり、第1部分51が第2部分52に当接するようになる。
次にワイヤーハーネスに対する固定部材100の取付方法について説明する。まず上述の図5に示されるように、固定部材100に外力を加えて、具体的には二つの羽根部6に外力を加えて、挿通空間50の高さ寸法が大きくなるように挿通部5を弾性変形させる。
次に図7に示されるように、挿通空間50の高さ寸法が大きくなっている状態で、ワイヤーハーネス600が備える電線束601を構成する複数の電線601aのそれぞれを挿通空間50に挿通する。図7の太い矢印は挿通方向を示している。なお、図7では、各電線501aの一部が示されている。以後の図面に示される電線501aについても同様である。
挿通空間50にワイヤーハーネス600を挿通すると、固定部材100に加えていた外力、具体的には二つの羽根部6に加えていた外力を解除する。これにより、ワイヤーハーネス600に対して固定部材100が取り付けられる。図8はワイヤーハーネス600に対して固定部材100が取り付けられた様子の一例を示す図である。
図8の例では、ワイヤーハーネス600の電線束601の各電線601aの径は、弾性変形前の挿通部5の挿通空間50の高さ寸法よりも小さくなっている。そして、電線束601の複数の電線601aは、挿通方向及び板状部1の厚み方向に垂直な方向(挿通部5の長手方向)に沿って一列に並べられている。つまり、ワイヤーハーネス600に対しては、その延在方向に垂直な面での断面形状が扁平となるように固定部材100が取り付けられる。なお、図8の例では、ワイヤーハーネス600に固定部材100が取り付けられた状態においては、挿通部5は変形していない。
図8のように、その断面形状が扁平となるように固定部材100で保持されたワイヤーハーネス600は、車両等の狭い空間に配策される。例えば、当該ワイヤーハーネス600は、車両のサイドシル部、あるいは車両のインテリアルーフ部などに配策される。このように、ワイヤーハーネス600の断面形状を扁平にして、ワイヤーハーネス600を狭い空間に配策できるようにすることによって、ワイヤーハーネス600の経路を短くすることができる。よって、ワイヤーハーネス600の材料費を低減することができる。
ワイヤーハーネス600の端部にコネクタ等の部品を取り付ける際には、ワイヤーハーネス600を固定部材100の挿通空間50に挿通した後に、当該ワイヤーハーネス600の端部に部品を取り付けても良い。あるいは、図9に示されるように、ワイヤーハーネス600の端部にコネクタ等の部品602を取り付けた後に、当該ワイヤーハーネス600を当該部品602側から挿通空間50に挿通しても良い。図9の太い矢印は挿通方向を示している。
このようにして固定部材100が取り付けられたワイヤーハーネス600は、当該固定部材100が取付対象物に固定されることによって、当該取付対象物に固定される。固定部材100が取付対象物に固定される際には、第1クリップ部2a、第1鉤部3a及び第1羽根部6aに設けられた複数の貫通孔7のうちのいずれか一つと、第2クリップ部2b、第2鉤部3b及び第2羽根部6bに設けられた複数の貫通孔7のうちのいずれか一つとが使用される。
例えば、第1クリップ部2a及び第2クリップ部2bが同じあるいは別の取付対象物の取付穴に係止されることによって、固定部材100が取付対象物に固定される。また、第1鉤部3a及び第2鉤部3bが同じあるいは別の取付対象物の貫通孔に挿入されることによって(図4参照)、固定部材100が取付対象物に固定される。また、第1羽根部6aに設けられた複数の貫通孔7のいずれか一つと第2羽根部6bに設けられた複数の貫通孔7のいずれか一つに対して、同じあるいは別の取付対象物のクリップ部あるいは鉤部が挿入されることによって(図3参照)、固定部材100が取付対象物に固定される。また、第1クリップ部2aが取付対象物の取付穴に係止され、第2鉤部3bが当該取付対象物と同じあるいは別の取付対象物の貫通孔に挿入されることによって、固定部材100が取付対象物に固定される。また、第1クリップ部2aが取付対象物の取付穴に係止され、第2羽根部6bに設けられた複数の貫通孔7のいずれか一つに対して当該取付対象物と同じあるいは別の取付対象物のクリップ部あるいは鉤部が挿入されることによって、固定部材100が取付対象物に固定される。また、第1羽根部6aに設けられた複数の貫通孔7のいずれか一つに対して、取付対象物のクリップ部あるいは鉤部が挿入され、第2鉤部3bが当該取付対象物と同じあるいは別の取付対象物の貫通孔に挿入されることによって、固定部材100が取付対象物に固定される。
このように、本実施の形態では、挿通部5の挿通空間50にワイヤーハーネス600が挿通された固定部材100が2箇所で取付対象物に固定されることによって、ワイヤーハーネス600が取付対象物に固定される。
なお、固定部材100を取付対象物に固定する際に、羽根部6に設けられた複数の貫通孔7のうち、当該羽根部6に設けられたクリップ部2に最も近い貫通孔7以外の貫通孔7が使用される場合には、その使用される貫通孔7よりもクリップ部2側の貫通孔7で羽根部6を切断しても良い。これにより、固定部材100のうち不要な部分(使用される貫通孔7よりも外側の部分)を当該固定部材100から簡単に切り離すことができる。よって、固定部材100と周囲との干渉を抑制することが可能となり、狭いスペースに固定部材100を配置することが可能となる。
固定部材100によってワイヤーハーネス600が取付対象物に固定される際には、例えば、上述の図8に示されるように、ワイヤーハーネス600を保持する固定部材100は、変形されていない状態(まっすぐな状態)で取付対象物に固定される。このとき、ワイヤーハーネス600の断面形状は直線状となっている。
また、図10に示されるように、ワイヤーハーネス600を固定する取付対象物230の取付面231が湾曲している場合には、当該取付面231の形状に応じて固定部材100を湾曲させた状態で固定部材100を取付対象物230に固定することができる。このとき、ワイヤーハーネス600の断面形状も湾曲するようになる。固定部材100が湾曲されて取付対象物に固定される際には、当該固定部材100は、板状部1の第1主面11が内側になるようにして、一方の羽根部6の端部60と他方の羽根部6の端部60とが近づくように曲げられる。上述のように、固定部材100が、板状部1の第1主面11が内側になるようにして曲げられると、挿通部5では、第1部分51と第2部分52とが同じ方向に凸となるように湾曲し、かつ第1部分51の方が第2部分52よりも大きく湾曲しようとすることから、ワイヤーハーネス600は第1部分51によって第2部分52に対して押し付けられる。これにより、ワイヤーハーネス600が挿通空間50から抜けにくくなる。
ワイヤーハーネス600に対しては、図11に示されるように、複数の固定部材100を取り付けても良い。図11に示される例では、三つの固定部材100の挿通部5の挿通空間50に対してワイヤーハーネス600が挿通されている。図12は、三つの固定部材100が取り付けられたワイヤーハーネス600が、取付対象物240における、湾曲した取付面241に固定されている様子を示す図である。図12に示されるように、ワイヤーハーネス600を支持する三つの固定部材100は、取付面241の形状に応じて曲げられた状態で取付対象物230に固定されている。
なお、複数の固定部材100で支持されたワイヤーハーネス600を、取付対象物における、段差を有する取付面に固定する場合には、当該取付面の低い部分に固定部材100を固定し、当該取付面の高い部分に別の固定部材100を固定することによって、当該段差に応じてワイヤーハーネス600を曲げた状態(段差をつけた状態)で当該取付面に固定することができる。
ワイヤーハーネス600に対して複数の固定部材100を取り付けた場合には、図13に示されるように、複数の固定部材100のそれぞれの二つの鉤部3の間に、ワイヤーハーネス600の経路を規制する板状部材700を通しても良い。板状部材700は、例えば長方形であって、例えば樹脂で形成されている。板状部材700における、固定部材100の延在方向に沿った方向の一方の端部701は、複数の固定部材100のそれぞれにおいて、一方の鉤部3の第2部分32と挿通部5の第1部分51とで挟まれている。同様に、板状部材700における、固定部材100の延在方向に沿った方向の他方の端部702は、複数の固定部材100のそれぞれにおいて、他方の鉤部3の第2部分32と挿通部5の第1部分51とで挟まれている。
このように、ワイヤーハーネス600を支持する複数の固定部材100の二つの鉤部3の間に板状部材700を通すことによって、当該ワイヤーハーネス600の経路を規制することができる。なお、板状部材700の形状を変更することによって、ワイヤーハーネス600の経路を直線状以外の形状に規制することができる。
以上のように、本実施の形態に係る固定部材100では、ワイヤーハーネスが挿通される挿通空間50を有する挿通部5が設けられているため、挿通空間50にワイヤーハーネスを挿通した状態で固定部材100を取付対象物に固定することによって、ワイヤーハーネスの断面形状を挿通空間50の形状に応じた形状にした状態で当該ワイヤーハーネスを取付対象物に固定することができる。上記の例では、ワイヤーハーネスの断面形状を、扁平な挿通空間50の形状に応じた扁平形状にした状態で当該ワイヤーハーネスを取付対象物に固定している。よって、挿通空間50の形状を適宜設計することによって、ワイヤーハーネスの断面形状を所望の形状にした状態で当該ワイヤーハーネスを取付対象物に固定することができる。
さらに、挿通部5が、挿通空間50の高さ寸法が大きくなるように弾性変形可能であることから、ワイヤーハーネスを挿通空間50に挿通し易くなる。また、ワイヤーハーネス600にコネクタ等の部品を取り付けた後においても、当該ワイヤーハーネス600を挿通空間50に挿通可能となる。よって、作業性が向上する。
また、本実施の形態では、第1羽根部6aの端部60と、第2羽根部6bの端部60とが近づくように固定部材100が曲げられると、挿通部5が弾性変形して、挿通空間50の高さ寸法が大きくなることから、簡単に挿通空間50の高さ寸法を大きくすることができる。
また、本実施の形態では、固定部材100を取付対象物に固定する際には、羽根部6に設けられた各貫通孔7を利用することができることから、固定部材100の取付対象物に対する固定方法のバリエーションが増加する。さらに、羽根部6に設けられた貫通孔7を利用して固定部材100を取付対象物に固定する際には、当該貫通孔7よりも外側の貫通孔7が形成されている部分で羽根部6を簡単に切断することができる。よって、固定部材100の不要な部分を簡単に切断し、その状態で固定部材100を取付対象物に取り付けることができる。よって、固定部材100が周囲と干渉することを抑制することができる。
また、本実施の形態では、固定部材100を取付対象物に固定する際には、鉤部3を使用することができることから、固定部材100の取付対象物に対する固定方法のバリエーションが増加する。
また、挿通部5の両端部にそれぞれ設けられた二つの鉤部3のそれぞれにおいては、他方の鉤部3に向けて曲がっているため、複数の固定部材100の挿通空間50にワイヤーハーネスを挿通した際に、当該複数の固定部材100の二つの鉤部の間に板状部材700を通すことによって、当該板状部材700によって、ワイヤーハーネスを保護することができるとともにワイヤーハーネスの経路を規制することができる。
また、固定部材100によってワイヤーハーネス600を取付対象物に固定する際に、取付対象物とワイヤーハーネス600の間に二つの鉤部3が存在するように固定部材100を取付対象物に固定することによって、取付対象物とワイヤーハーネス600との間の距離を確保することができる。よって、ワイヤーハーネス600が周囲と干渉することを抑制することができる。
なお、上記の例では、挿通空間50の形状は扁平となっていたが、挿通空間50の形状はこの限りではない。また、固定部材100が取り付けられたワイヤーハーネス600では、挿通空間50内において複数の電線601aが直線状に並んでいたが、挿通空間50内での複数の電線601aの並びはこの限りではない。また、羽根部6の先端部には、固定部材100を取付対象物に固定するための固定部としてクリップ部2を設けていたが、クリップ部2の代わりに、貫通孔7のような固定貫通孔を設けても良いし、鉤部3のような固定鉤部を設けても良い。また、各羽根部6には複数の貫通孔7を設けなくても良い。また、二つの羽根部6のうちのどちらか一方だけに複数の貫通孔7を設けても良い。また、挿通部5の両端部には二つの鉤部3を設けなくても良い。また、二つ鉤部3のうちのどちらか一方だけを挿通部5に設けても良い。
2 クリップ部
3 鉤部
5 挿通部
6 羽根部
7 貫通孔
50 挿通空間
200,210,220,230,240 取付対象物
100 ワイヤーハーネス用固定部材
600 ワイヤーハーネス
602 部品
700 板状部材

Claims (11)

  1. ワイヤーハーネスを取付対象物に固定するためのワイヤーハーネス用固定部材であって、
    ワイヤーハーネスが挿通される挿通空間を有し、当該挿通空間のある方向の寸法が大きくなるように弾性変形可能な挿通部と、
    前記挿通空間に対するワイヤーハーネスの挿通方向に垂直な方向における前記挿通部の両端から当該垂直な方向に沿ってそれぞれ延びる第1及び第2羽根部と、
    前記第1羽根部における前記挿通部とは反対側の端部に設けられ、前記ワイヤーハーネス用固定部材を取付対象物に固定するための第1固定部と、
    前記第2羽根部における前記挿通部とは反対側の端部に設けられ、前記ワイヤーハーネス用固定部材を取付対象物に固定するための第2固定部と
    を備える、ワイヤーハーネス用固定部材。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネス用固定部材であって、
    前記第1羽根部における前記挿通部とは反対側の端部と、前記第2羽根部における前記挿通部とは反対側の端部とが近づくように前記ワイヤーハーネス用固定部材が曲げられると、前記挿通部が弾性変形して、前記挿通空間の前記ある方向の寸法が大きくなる、ワイヤーハーネス用固定部材。
  3. 請求項1及び請求項2のいずれか一つに記載のワイヤーハーネス用固定部材であって、
    前記第1固定部は、ワイヤーハーネスが固定される取付対象物の取付穴に係止するクリップ部、固定貫通孔及び固定鉤部のいずれか一つであり、
    前記第2固定部は、ワイヤーハーネスが固定される取付対象物の取付穴に係止するクリップ部、固定貫通孔及び固定鉤部のいずれか一つである、ワイヤーハーネス用固定部材。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のワイヤーハーネス用固定部材であって、
    前記第1及び第2羽根部の少なくとも一方には、前記垂直な方向に沿って配置された複数の貫通孔が設けられている、ワイヤーハーネス用固定部材。
  5. 請求項4に記載のワイヤーハーネス用固定部材であって、
    前記第1及び第2羽根部のそれぞれには、前記垂直な方向に沿って配置された複数の貫通孔が設けられている、ワイヤーハーネス用固定部材。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載のワイヤーハーネス用固定部材であって、
    前記垂直な方向における前記挿通部の両端部の少なくとも一方には鉤部が設けられている、ワイヤーハーネス用固定部材。
  7. 請求項6に記載のワイヤーハーネス用固定部材であって、
    前記垂直な方向における前記挿通部の両端部には第1及び第2鉤部がそれぞれ設けられ、
    前記第1及び第2鉤部のそれぞれにおいては、他方の鉤部に向けて曲がっている、ワイヤーハーネス用固定部材。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載のワイヤーハーネス用固定部材の前記挿通空間に挿通されることによって、当該ワイヤーハーネス用固定部材が取り付けられたワイヤーハーネス。
  9. 請求項8に記載のワイヤーハーネスであって、
    前記ワイヤーハーネスが複数の請求項7に記載のワイヤーハーネス用固定部材の前記挿通空間に挿通されることによって、当該ワイヤーハーネスに当該複数のワイヤーハーネス用固定部材が取り付けられ、
    前記複数のワイヤーハーネス用固定部材の前記第1及び第2鉤部の間には板状部材が通されている、ワイヤーハーネス。
  10. 請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載のワイヤーハーネス用固定部材のワイヤーハーネスへの取付方法であって、
    (a)前記挿通空間の前記ある方向の寸法が大きくなるように前記挿通部を弾性変形させる工程と、
    (b)前記挿通空間の前記ある方向の寸法が大きくなっている状態において、当該挿通空間にワイヤーハーネスを挿通する工程と
    を備える、ワイヤーハーネス用固定部材の取付方法。
  11. 請求項10に記載のワイヤーハーネス用固定部材の取付方法であって、
    (c)前記工程(b)の前に、前記ワイヤーハーネスの端部に部品を取り付ける工程をさらに備え、
    前記工程(b)では、前記挿通空間の前記ある方向の寸法が大きくなっている状態において、前記ワイヤーハーネスが前記部品側から前記挿通空間に挿通される、ワイヤーハーネス用固定部材の取付方法。
JP2012114235A 2012-05-18 2012-05-18 ワイヤーハーネス用固定部材及びワイヤーハーネス並びにワイヤーハーネス用固定部材の取付方法 Expired - Fee Related JP5811947B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012114235A JP5811947B2 (ja) 2012-05-18 2012-05-18 ワイヤーハーネス用固定部材及びワイヤーハーネス並びにワイヤーハーネス用固定部材の取付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012114235A JP5811947B2 (ja) 2012-05-18 2012-05-18 ワイヤーハーネス用固定部材及びワイヤーハーネス並びにワイヤーハーネス用固定部材の取付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013243809A true JP2013243809A (ja) 2013-12-05
JP5811947B2 JP5811947B2 (ja) 2015-11-11

Family

ID=49844146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012114235A Expired - Fee Related JP5811947B2 (ja) 2012-05-18 2012-05-18 ワイヤーハーネス用固定部材及びワイヤーハーネス並びにワイヤーハーネス用固定部材の取付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5811947B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022508925A (ja) * 2018-10-22 2022-01-19 ホ パク、ギョン ケーブルタイ
WO2023136210A1 (ja) * 2022-01-13 2023-07-20 住友電装株式会社 配線固定部材及び配線モジュール

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05146033A (ja) * 1991-11-18 1993-06-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd 係止具
JP2004138095A (ja) * 2002-10-15 2004-05-13 Koganei Corp 導電性チューブホルダ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05146033A (ja) * 1991-11-18 1993-06-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd 係止具
JP2004138095A (ja) * 2002-10-15 2004-05-13 Koganei Corp 導電性チューブホルダ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022508925A (ja) * 2018-10-22 2022-01-19 ホ パク、ギョン ケーブルタイ
WO2023136210A1 (ja) * 2022-01-13 2023-07-20 住友電装株式会社 配線固定部材及び配線モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP5811947B2 (ja) 2015-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8507794B2 (en) Clip and wire harness equipped with clip
JP5788663B2 (ja) ワイヤハーネス分岐部の保持具
JP6404728B2 (ja) ワイヤハーネス、ワイヤハーネス体、及びハーネスモジュール
US20160121822A1 (en) Harness clip and system for clipping wiring harness
CN105397843A (zh) 线条体固定装置
JP2015173550A (ja) グロメットおよびワイヤハーネス
EP2993087B1 (en) Tethered fastener
US9994169B2 (en) Wire harness
JP2014052028A (ja) 配設具
JP2016088408A (ja) ワイヤーハーネスの組み付け方法、干渉抑制部材及びワイヤーハーネスの組付構造
JP5811947B2 (ja) ワイヤーハーネス用固定部材及びワイヤーハーネス並びにワイヤーハーネス用固定部材の取付方法
JP2017189002A (ja) ワイヤハーネス外装体およびこれを備えたワイヤハーネス
JP2013143873A (ja) 結束部材及びワイヤーハーネス
JP2014207826A (ja) ワイヤーハーネス保護材
JP2015033314A (ja) 結束バンドの取付構造
JP2007115456A (ja) ワイヤーハーネスの製造方法、ワイヤーハーネス、サブハーネス
JP2018044628A (ja) ハーネス固定用クリップおよびワイヤハーネス
US11242014B2 (en) Cable spacer arrangement
JP2017046443A (ja) クランプ及びクランプ付電線
WO2011024490A1 (ja) バンド型クランプ
JP6254837B2 (ja) 留め具
JP2015089272A (ja) 自動車用バンドクリップ
JP5776536B2 (ja) 水密部材付きバンドクリップ、ワイヤーハーネス及びバンドクリップ用水密部材
JP5987713B2 (ja) バンドクリップ
CN209972367U (zh) 线束固定支架总成及车辆

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140828

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5811947

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees