JP2013240968A - 液体収容容器、及び、液体噴射システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体収容容器は、壁部の一部が変形可能なシート部材により形成されることで容積を変化できる液体収容部と、シート部材を覆うように配置された蓋部材と、供給口と、液体収容部内に位置し、シート部材と接触して配置された受圧板と、液体収容部内に位置し、液体収容部の容積を拡大する方向に受圧板を付勢する付勢部材と、を備える。シート部材は、少なくとも外縁が受圧板に密接状態に取り付けられた閉領域部分を有する。
【選択図】図5
Description
内部に液体を収容するための液体収容部であって、内部空間を区画する壁部の一部が変形可能なシート部材により形成されることで容積を変化できる液体収容部と、
前記シート部材を覆うように配置された蓋部材と、
前記液体収容部の前記液体を外部に流通させるための供給口と、
前記液体収容部内に位置し、前記シート部材と接触して配置された受圧板と、
前記液体収容部内に位置し、前記液体収容部の容積を拡大する方向に前記受圧板を付勢する付勢部材と、を備え、
前記シート部材は、少なくとも外縁が前記受圧板に密接状態に取り付けられた閉領域部分を有する、液体収容容器。
適用例1に記載の液体収容容器によれば、シート部材は受圧板に取り付けられた閉領域部分を有する。これにより、閉領域部分の内側から液体が液体収容部の外部に漏れ出す可能性を低減できる。例えば、閉領域部分のシート部材が破れた場合でも、破れた部分から液体収容部の外部に液体が漏れ出す可能性を低減できる。
前記蓋部材は、
前記閉領域部分のうち前記外縁よりも内側に位置する内側部分と対向する位置で前記内部空間に向かって突出する蓋側凸部を有する、液体収容容器。
適用例2に記載の液体収容容器によれば、蓋部材は内側部分と対向する位置で内部空間に向かって突出する蓋側凸部を有する。これにより、液体収容容器が衝撃や振動を受けることで受圧板が揺れ動いた場合でも、シート部材のうち閉領域部分の内側部分が優先的に蓋部材(詳細には、蓋側凸部)に当たる。これにより、シート部材のうち閉領域部分以外の部分が蓋部材と擦れて破れる可能性を低減でき、外部に液体が漏れ出す可能性をより低減できる。
前記受圧板は、
前記閉領域部分のうち前記外縁よりも内側に位置する内側部分と対向する位置で前記蓋部材に向かって突出する板側凸部を有する、液体収容容器。
適用例3に記載の液体収容容器によれば、受圧板は内側部分と対向する位置で蓋部材に向かって突出する板側凸部を有する。これにより、液体収容容器が衝撃や振動を受けることで受圧板が揺れ動いた場合でも、受圧板のうち板側凸部が優先的に蓋部材に当たる。ここで、板側凸部は、シート部材のうち内側部分と対向する位置に設けられている。よって、シート部材のうち閉領域部分以外の部分が蓋部材と擦れて破れる可能性を低減でき、外部に液体が漏れ出す可能性を低減できる。
前記シート部材は、前記閉領域部分の前記内側部分に穴部を有し、
前記板側凸部は、前記穴部を通って前記蓋部材に向かって突出する、液体収容容器。
適用例4に記載の液体収容容器によれば、シート部材は内側部分に穴部を有する。また、板側凸部は、シート部材の穴部を通って突出している。これにより、板側凸部が蓋部材に当たった場合でも、受圧板に接触して配置されたシート部材が擦れて削りカスが発生する可能性を低減できる。
前記シート部材は、前記閉領域部分の前記内側部分に穴部を有し、
前記蓋側凸部は、前記内側部分の前記穴部と対向する位置で前記内部空間に向かって突出している、液体収容容器。
適用例5に記載の液体収容容器によれば、シート部材は内側部分に穴部を有する。また、蓋側凸部は、穴部と対向する位置に設けられている。これにより、受圧板が蓋側凸部に当たった場合でも、受圧板に接触して配置されたシート部材が擦れて削りカスが発生する可能性を低減できる。
前記付勢部材は、前記受圧板のうち前記シート部材が配置された第1面とは反対側の第2面の略中央部分と当接し、
前記付勢部材が伸縮する方向に垂直な面に前記液体収容容器を垂直投影した場合に、
前記蓋側凸部は、
前記付勢部材が前記受圧板に当接する当接部分と前記受圧板の外縁の間であって、前記受圧板の外縁よりも前記当接部分に近い位置に位置する、液体収容容器。
適用例6に記載の液体収容容器によれば、蓋側凸部が受圧板の外縁よりも当接部分に近い位置にある。すなわち、受圧板のうち蓋側凸部に当たる部分を当接部分に近い位置に配置できる。ここで、受圧板は当接部分を中心に揺れ動くため、蓋側凸部を当接部分に近い位置に設けることで、受圧板と蓋側凸部とが当たる衝撃を緩和できる。
前記付勢部材は、前記受圧板のうち前記シート部材が配置された第1面とは反対側の第2面の略中央部分と当接し、
前記付勢部材が伸縮する方向に垂直な面に前記液体収容容器を垂直投影した場合に、
前記蓋側凸部は、
前記受圧板の外縁の内側に位置し、かつ、前記付勢部材が前記受圧板に当接する当接部分よりも前記受圧板の外縁に近い位置に設けられている、液体収容容器。
適用例7に記載の液体収容容器によれば、蓋側凸部が受圧板の当接部分よりも外縁に近い位置にあることから、蓋側凸部の高さを小さくしても蓋部材のうちで蓋側凸部を優先的に受圧板に当てることができる。
前記付勢部材は、前記受圧板のうち前記シート部材が配置された第1面とは反対側の第2面の略中央部分と当接し、
前記付勢部材が伸縮する方向に垂直な面に前記液体収容容器を垂直投影した場合に、
前記板側凸部は、
前記付勢部材が前記受圧板に当接する当接部分と前記受圧板の外縁の間であって、前記受圧板の外縁よりも前記当接部分に近い位置に位置する、液体収容容器。
適用例8に記載の液体収容容器によれば、板側凸部が受圧板の外縁よりも当接部分に近い位置にある。ここで、受圧板は当接部分を中心に揺れ動くため、板側凸部と蓋部材とが当たる衝撃を緩和できる。
前記付勢部材は、前記受圧板のうち前記シート部材が配置された第1面とは反対側の第2面の略中央部分と当接し、
前記付勢部材が伸縮する方向に垂直な面に前記液体収容容器を垂直投影した場合に、
前記板側凸部は、
前記付勢部材が前記受圧板に当接する当接部分よりも前記受圧板の外縁に近い位置に設けられている、液体収容容器。
適用例9に記載の液体収容容器によれば、板側凸部が受圧板の当接部分よりも外縁に近い位置にあることから、板側凸部の高さを小さくしても受圧板のうちで板側凸部を優先的に蓋部材に当てることができる。
前記シート部材と前記受圧板は樹脂により形成され、
前記シート部材と前記受圧板とが熱溶着によって取り付けられることで前記閉領域部分が形成されている、液体収容容器。
適用例10に記載の液体収容容器によれば、熱溶着によって容易に閉領域部分を形成できる。
A,B.各種実施例:
C.変形例:
A−1.液体噴射システムの全体構成:
図1は、本発明の第1実施例における液体噴射システム5の構成を示す斜視図である。図1には、理解の容易のために、互いに直交するX軸,Y軸、Z軸を示している。これ以降に示す図についても必要に応じて互いに直交するXYZ軸を付している。
図2は、インクカートリッジ10(以下、「カートリッジ10」とも呼ぶ。)の外観斜視図である。カートリッジ10が印刷装置1に装着された装着状態では、Z軸負方向が鉛直下方向となる。なお、装着状態では、印刷装置1は、X軸とY軸に平行な平面に設置されているものとする。カートリッジ10は、外形が略直方体形状である。カートリッジ10は、第1面12と、第2面13と、第3面14と、第4面15と、第5面16と、第6面17とを有する。各面12〜17は、カートリッジ10の外表面を構成する。第1面12と第2面13とは互いに対向する。第3面14と第4面15とは互いに対向する。第5面16と第6面17とは互いに対向する。
図3は、カートリッジ10の分解斜視図である。図4は、カートリッジ10の断面図である。図3に示すように、カートリッジ10は、容器本体51と、蓋部材50とを備える。容器本体51と蓋部材50とによりカートリッジ10の外表面が形成される。また、カートリッジ10は、弁機構300と、付勢部材としてのコイルばね19と、受圧板70と、シート部材(フィルム部材)60と、を備える。
図5は、蓋部材50のうち第2の蓋面50fb側を示した図である。また図5には、カートリッジ10のうち蓋部材50以外の他の部材の一部について、理解の容易のために点線で示した。よって、図5は、カートリッジ10をコイルばね19が伸縮する方向(伸縮方向、Y軸方向)に垂直は面(X軸とZ軸に平行な面)に投影したときの投影図とも言える。
図6は、第1実施例の効果の1つを説明するための図である。図6はカートリッジ10の液体収容部101にインクが充填され、未だインクが消費されていない初期状態を示す図である。なお、図6は、カートリッジ10を模式的に示している。理解の容易のために、シート部材60のうち、受圧板70に熱溶着により貼り付けられた部分は、太線で示している。
B−1.カートリッジ10aの詳細構成:
図7は、第2実施例のカートリッジ10aを説明するための図である。図7は、カートリッジ10aの分解斜視図である。第2実施例のカートリッジ10aと第1実施例のカートリッジ10との異なる点は、蓋部材50aとシート部材60aと受圧板70aの構成である。その他の構成については第1実施例のカートリッジ10と同様の構成であるため、同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。また、第2実施例のカートリッジ10aも、第1実施例のカートリッジ10と同様に印刷装置1に装着され利用される。
図9は、第2実施例の効果の1つを説明するための図である。図9は、液体収容部101にインクが充填され、未だインクが消費されていない初期状態を示す図である。なお、図9は、図6と同様に、カートリッジ10aを模式的に示している。理解の容易のために、シート部材60aのうち、受圧板70aに貼り付けられた部分は、太線で示している。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができる。例えば以下のような変形が可能である。
図10は、第1変形例を説明するための図である。図10では、シート部材60bのうち、受圧板70に溶着されている部分を太線で示している。第1実施例では、閉領域部分62は全域が受圧板70に溶着されていたが(図6)、これに限定されるものではなく、閉領域部分62の少なくとも外縁が受圧板70に取り付けられていれば良い。例えば、図10に示すカートリッジ10bのように、閉領域部分62bは外縁よりも内側に穴部623bを有していても良い。この穴部623bは、蓋側凸部52と対向する位置関係にある。このようにしても、上記第1実施例と同様に、受圧板70が揺れ動いた場合でもシート部材60bが破れる可能性を低減できる。更に、蓋側凸部52と対向する位置にはシート部材60bの穴部623bが形成されていることから、シート部材60b自体が蓋側凸部52に擦れる可能性を低減でき、シート部材60bの削りカスの発生を低減できる。
図11は、第2変形例を説明するための図である。第2実施例では閉領域部分62aの外縁よりも内側の内側部分は穴部623を有していたが、穴部を有さなくても良い。すなわち、図11に示すように、板側凸部722を覆うように閉領域部分62cが形成されていても良い。図11の場合、閉領域部分62cのうち、外縁を含む符号629cに示す範囲が熱溶着により受圧板70aに密接状態に取り付けられた部分(取付部分629c)であり、取付部分629cよりも内側の部分624cは受圧板70aに溶着されていない部分(非取付部分624c)である。このようにしても、板側凸部722が蓋部材50に当たり、非取付部分624cが破れた場合でも、取付部分629cによって液体収容部101のインクが外部に漏れ出す可能性を低減できる。
上記第1、2実施例では、板側凸部722や蓋側凸部52を有していたが、シート部材60,60aが閉領域部分62,62aを有していれば、板側凸部722や蓋側凸部52は省略可能である。このようにしても、シート部材60,60aが閉領域部分62,62aを有することで、閉領域部分62,62aを有さない場合に比べ、シート部材60,60aが破れた場合に、液体収容部101のインクが外部に漏れ出す可能性を低減できる。すなわち、閉領域部分62,62aの外縁よりも内側が破れた場合、少なくとも外縁は受圧板70,70aに密接状態に溶着されているため、外部にインクが漏れ出すことを防止できる。なお、板側凸部722や蓋側凸部52を省略した場合、閉領域部分62,62aは、受圧板70,70aの外縁を含むように形成することが好ましい。受圧板70,70aが揺れ動いた場合、受圧板70,70aの外縁が最も蓋部材50,50aに当たる可能性が高いため、閉領域部分62,62aが受圧板70,70aの外縁を含むことで、シート部材60,60aのうち、受圧板70,70aの外縁近傍に位置する部分が破れた場合でも、液体収容部101のインクが外部に漏れ出す可能性を低減できる。
上記第1実施例のうち、蓋側凸部52は閉領域部分62の内側部分624と対向する位置であれば任意の位置に設けることが可能である。ここで、コイルばね19が伸縮する方向(Y方向)に垂直な面にカートリッジ10を垂直投影した場合に、コイルばね19が受圧板70に当接する当接部分と、受圧板70の外縁との間であって、受圧板70の外縁よりも当接部分に近い位置に蓋側凸部52を設けても良い。ここで、一般に、受圧板70は当接部分を中心に揺れ動くため、蓋側凸部52を当接部分に近い位置に設けることで、受圧板70と蓋側凸部52とが当たる衝撃を抑制できる。
また、コイルばね19が伸縮する方向(Y方向)に垂直な面にカートリッジ10を垂直投影した場合に、受圧板70の外縁の内側に位置し、かつ、コイルばね19が受圧板70に当接する当接部分よりも受圧板70の外縁に近い位置に蓋側凸部52を設けても良い。こうすることで、蓋側凸部52の高さを小さくしても蓋部材50のうちで蓋側凸部52を優先的に受圧板70に当てることができる。
上記第2実施例のうち、板側凸部722は閉領域部分62の内側部分と対向する位置であれば任意の位置に設けることが可能である。ここで、コイルばね19が伸縮する方向(Y方向)に垂直な面にカートリッジ10aを垂直投影した場合に、コイルばね19が受圧板70に当接する当接部分と、受圧板70の外縁との間であって、受圧板70の外縁よりも当接部分に近い位置に板側凸部722を設けても良い。ここで、一般に、受圧板70は当接部分を中心に揺れ動くため、板側凸部722を当接部分に近い位置に設けることで、板側凸部722と蓋部材50aとが当たる衝撃を緩和できる。
また、コイルばね19が伸縮する方向(Y方向)に垂直な面にカートリッジ10を垂直投影した場合に、コイルばね19が受圧板70aに当接する当接部分よりも受圧板70の外縁に近い位置に板側凸部722を設けても良い。こうすることで、板側凸部722の高さを小さくしても板側凸部722を優先的に蓋部材50aに当てることができる。
上記実施例では、カートリッジ10,10aは、ホルダー120(カートリッジ装着部)がキャリッジ130上にあるオンキャリッジタイプの印刷装置1に着脱自在に装着されていたが、キャリッジ130以外の場所にカートリッジ10,10aを配置するタイプの印刷装置(いわゆる、オフキャリッジタイプの印刷装置)に用いても良い。
本発明は、インクジェットプリンター及びそのインクカートリッジに限らず、インク以外の他の液体を消費する任意の液体噴射装置及びそれらの液体噴射装置に用いられる液体収容容器にも適用することができる。例えば、以下のような各種の液体噴射装置に用いられる液体収容容器として本発明は適用可能である。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置
(2)液晶ディスプレイ等の画像表示装置用のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射装置
(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、面発光ディスプレイ (Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材噴射装置
(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する液体噴射装置
(5)精密ピペットとしての試料噴射装置
(6)潤滑油の噴射装置
(7)樹脂液の噴射装置
(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置
(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置
(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を噴射する液体噴射装置
(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体消費ヘッドを備える液体噴射装置
5…液体噴射システム
10,10a,10b…カートリッジ
12…第1面
13…第2面
14…第3面
15…第4面
16…第5面
17…第6面
18…供給口
18a…フォーム
19…付勢部材
20…カバーバルブ
21…大気連通室
22…貫通孔
23…端面
30…バネ部材
32…プリズムユニット
34…プリズム
40…レバーバルブ
43…第2腕部
44…第1腕部
50…蓋部材
50a…蓋部材
50fa…第1の蓋面
50fb…第2の蓋面
51…容器本体
52…蓋側凸部
52X1…第1の蓋側凸部
52X2…第2の蓋側凸部
52X3…第3の蓋側凸部
52X4…第4の蓋側凸部
60…シート部材
60a…シート部材
60b…シート部材
62,62a,62b…閉領域部分
62aX1…第1の閉領域部分
62aX2…第2の閉領域部分
62aX3…第3の閉領域部分
62aX4…第4の閉領域部分
62X1…第1の閉領域部分
62X2…第2の閉領域部分
62X3…第3の閉領域部分
62X4…第4の閉領域部分
70…受圧板
70a…受圧板
90…大気開放口
92…通気孔
101…液体収容部
102…レバー
112…ローラ
114…キャリッジモーター
116…駆動ベルト
120…ホルダー
124…液体供給管
130…キャリッジ
132…印刷ヘッド
140…制御部
142…フレキシブルケーブル
300…弁機構
621…外縁
623…穴部
623b…穴部
624…内側部分
624c…非取付部分
629c…取付部分
722…板側凸部
722X1…第1の板側凸部
722X2…第2の板側凸部
722X3…第3の板側凸部
722X4…第4の板側凸部
P…印刷用紙
Claims (11)
- 液体収容容器であって、
内部に液体を収容するための液体収容部であって、内部空間を区画する壁部の一部が変形可能なシート部材により形成されることで容積を変化できる液体収容部と、
前記シート部材を覆うように配置された蓋部材と、
前記液体収容部の前記液体を外部に流通させるための供給口と、
前記液体収容部内に位置し、前記シート部材と接触して配置された受圧板と、
前記液体収容部内に位置し、前記液体収容部の容積を拡大する方向に前記受圧板を付勢する付勢部材と、を備え、
前記シート部材は、少なくとも外縁が前記受圧板に密接状態に取り付けられた閉領域部分を有する、液体収容容器。 - 請求項1に記載の液体収容容器であって、
前記蓋部材は、
前記閉領域部分のうち前記外縁よりも内側に位置する内側部分と対向する位置で前記内部空間に向かって突出する蓋側凸部を有する、液体収容容器。 - 請求項1に記載の液体収容容器であって、
前記受圧板は、
前記閉領域部分のうち前記外縁よりも内側に位置する内側部分と対向する位置で前記蓋部材に向かって突出する板側凸部を有する、液体収容容器。 - 請求項3に記載の液体収容容器であって、
前記シート部材は、前記閉領域部分の前記内側部分に穴部を有し、
前記板側凸部は、前記穴部を通って前記蓋部材に向かって突出する、液体収容容器。 - 請求項2に記載の液体収容容器であって、
前記シート部材は、前記閉領域部分の前記内側部分に穴部を有し、
前記蓋側凸部は、前記内側部分の前記穴部と対向する位置で前記内部空間に向かって突出している、液体収容容器。 - 請求項2又は請求項5に記載の液体収容容器であって、
前記付勢部材は、前記受圧板のうち前記シート部材が配置された第1面とは反対側の第2面の略中央部分と当接し、
前記付勢部材が伸縮する方向に垂直な面に前記液体収容容器を垂直投影した場合に、
前記蓋側凸部は、
前記付勢部材が前記受圧板に当接する当接部分と前記受圧板の外縁の間であって、前記受圧板の外縁よりも前記当接部分に近い位置に位置する、液体収容容器。 - 請求項2又は請求項5に記載の液体収容容器であって、
前記付勢部材は、前記受圧板のうち前記シート部材が配置された第1面とは反対側の第2面の略中央部分と当接し、
前記付勢部材が伸縮する方向に垂直な面に前記液体収容容器を垂直投影した場合に、
前記蓋側凸部は、
前記受圧板の外縁の内側に位置し、かつ、前記付勢部材が前記受圧板に当接する当接部分よりも前記受圧板の外縁に近い位置に設けられている、液体収容容器。 - 請求項3又は請求項4に記載の液体収容容器であって、
前記付勢部材は、前記受圧板のうち前記シート部材が配置された第1面とは反対側の第2面の略中央部分と当接し、
前記付勢部材が伸縮する方向に垂直な面に前記液体収容容器を垂直投影した場合に、
前記板側凸部は、
前記付勢部材が前記受圧板に当接する当接部分と前記受圧板の外縁の間であって、前記受圧板の外縁よりも前記当接部分に近い位置に位置する、液体収容容器。 - 請求項3又は請求項4に記載の液体収容容器であって、
前記付勢部材は、前記受圧板のうち前記シート部材が配置された第1面とは反対側の第2面の略中央部分と当接し、
前記付勢部材が伸縮する方向に垂直な面に前記液体収容容器を垂直投影した場合に、
前記板側凸部は、
前記付勢部材が前記受圧板に当接する当接部分よりも前記受圧板の外縁に近い位置に設けられている、液体収容容器。 - 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の液体収容容器であって、
前記シート部材と前記受圧板は樹脂により形成され、
前記シート部材と前記受圧板とが熱溶着によって取り付けられることで前記閉領域部分が形成されている、液体収容容器。 - 液体噴射システムであって、
請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の液体収容容器と、
対象物に前記液体を噴射するためのヘッドを有する液体噴射装置と、を備える、液体噴射システム。
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