JP2013240478A - 収納体及びそれを備えた昇降収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送効率を向上した収納体及びそれを備えた昇降収納装置を提供する。
【解決手段】本発明の収納体1は、昇降収納装置用であって、少なくとも前方に開口した箱状であり、底板12と背板11と二枚の側板14とを夫々別体で備え、底板12と背板11と側板14とが脱着自在で組み立てられ、底板12の前端を覆う前面部材15を、底板12と別体で設け、前面部材15が、前方に凹んだ凹部16を後部に有し、底板12が、凹部16に脱着自在で嵌まり込む嵌合部12bを前記前端に有するものである。これによって、本発明は、収納体1を各構成部材に分解して、この構成部材を重ねて梱包等を行うことができて、例えば収納体1の梱包箱を小型にできる等で、搬送効率を向上し易くすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、収納体及びそれを備えた昇降収納装置に関するものである。
従来から昇降収納装置は、特許文献1や特許文献2に示すように、収納物を収納可能な収納体と、収納体を収納可能な外箱と、収納体の左右両側に各々配設したリンク機構とを備える。このような昇降収納装置では、収納体がリンク機構を介して外箱に取り付けてあり、収納体を外箱に収納した状態からリンク機構を介して外箱の前方下方に引き下ろし自在になっている。
特開2001−61567号公報 特開平11−113649号公報
ところで、特許文献1の昇降収納装置では、収納体が、左右の側部となる二枚の側板と、底部及び背部となる側面視前後逆向きの略L字状の本体板とで、前方に開口した矩形の箱状に形成してある。また、特許文献2の昇降収納装置では、収納物の落下防止用の架け渡し部材が底部の前端側の底部より上方に設けてある。そして、底部の前端には、上方に立ち上がる立上り部を有しており、この立上り部は架け渡し部材より下方側で収納物の落下を防止している。そのため、特許文献1の昇降収納装置では、本体板が側面視J字状になっている。
このように、従来の昇降収納装置では、本体板が、底部と背部とを一体で形成した前記L字状や前記J字状になっている。そのため、従来の昇降装置では、施工現場等で収納体を組み立てる場合等で、収納体を解体した状態で施工現場等に持ち込む際に、前記本体板を収納可能なサイズの梱包箱が必要となり、搬送時等に収納体用の梱包箱が嵩張り易く、搬送効率があまり高くない。
そこで、本発明は、前記従来の問題点に鑑みて発明したものであり、その目的とするところは、例えば収納体の梱包箱を小型にする等で、搬送効率を向上し易くした収納体及びこの収納体を備えた昇降収納装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の収納体は、昇降収納装置用であって、少なくとも前方に開口した箱状であり、底板と背板と二枚の側板とを夫々別体で備え、前記底板と前記背板と前記側板とが脱着自在で組み立てられ、前記底板の前端を覆う前面部材を、前記底板と別体で設け、前記前面部材が、前方に凹んだ凹部を後部に有し、前記底板が、前記凹部に脱着自在で嵌まり込む嵌合部を、前記前端に有するものであることを特徴とする。
この収納体として、前記側板が、前記背板に沿って突出した第1取付片を後端部に有し、前記底板に沿って突出した第2取付片を下端部に有し、前記背板が、前記第1取付片を介して前記側板に脱着自在で取り付けられ、前記底板が、前記第2取付片を介して前記側板に脱着自在で取り付けられ、前記底板が、前記前端に前記嵌合部となる第1垂下片を有し、後端に第2垂下片を有し、前記底板が、前記第2垂下片で前記背板に前記脱着自在で取り付けられるものであることが好ましい。
また、本発明の昇降収納装置は、前述の収納体と、前面に開口部を有し内部に前記収納体を収納する外箱と、前記外箱の側壁内面に回動自在で取り付けられ前記収納体を支持するリンク機構とを備え、前記収納体が、前記リンク機構を介して前記外箱の前下方に引出し自在で前記外箱内に取り付けられ、前記外箱が、夫々前記側壁となる二枚の壁部材と、下面部となる下部材と、上面部となる上部材と、後面部となる後部材とを夫々別体で備え、前記壁部材と前記下部材と前記上部材と前記後部材とを脱着自在で組み立てて、前記外箱を箱状に形成してなるものであることを特徴とする。
本発明は、前記構成を備えたことで、収納体の本体板に相当する底板及び背板を互いに分離した状態で梱包等を行うことができる。これによって、本発明は、例えば収納体の梱包箱を小型にする等でコンパクトな状態にして搬送することができて、搬送効率を向上し易くすることができる。
実施形態の一例の収納体の側断面図である。 同上の収納体の斜視図である。 同上の収納体を備えた昇降収納装置を模式的に説明する側断面図である。
本発明を、添付図面に示す実施形態の一例に基づいて説明する。
本例の昇降収納装置4は、図3に示すように、前面が開口した外箱2と、箱状で内部に収納物(不図示)を収納可能な収納体1と、外箱2に回動自在で収納体1を左右から支持する二つのリンク機構3とを備える。
外箱2は、前面の開口した矩形の箱状になっており、例えば壁の上部や天井の下面等の部屋の高所(不図示)に取り付けられる。そして、外箱2は、上面部を形成する上部材21と、下面部を形成する下部材22と、側壁を形成する二枚の壁部材23と、後面部を形成する後部材24とで箱状に形成してある。下部材22と上部材21とは夫々矩形の板状で、略同形同寸になっている。二枚の壁部材23は、夫々矩形の板状で、略同形同寸になっている。後部材24は矩形の板状になっており、壁部材23と下部材22と上部材21とで囲まれた矩形筒状の後面(外箱2の後面)を閉塞する。
更に、外箱2は、上部材21と下部材22と壁部材23と後部材24とに分解(解体)した状態(組み立てられていない状態を含む)にすることができる。この箱状に形成していない状態では、上部材21と下部材22と壁部材23と後部材24とを、例えば板面を重ねて梱包することができる。そして、外箱2は、この梱包した状態で施工現場等に持ち込み、施工現場等で容易に箱状に組み立てることができる。
また、外箱2は、箱の開口した前面が扉25で閉塞してある。扉25は、側壁(壁部材23)の前端に、蝶番(不図示)等を介して開閉自在に取り付けてある。扉25は、前記上部材21等と共に重ねて梱包等して施工現場等に持ち込み、施工現場等で前記側壁に取り付けることができる。更に、外箱2は、左右の両側壁の内面下部に夫々、リンク機構3が取り付けてある。以下の説明では、特に姿勢を規定しない限り、前後や上下の表記は、外箱2内に収納体1を収納した姿勢を基準とする。
二つのリンク機構3は、互いに左右対称の構造になっている。そして、各リンク機構3は、前後に並ぶ二つの回動アーム31と、両回動アーム31を回転自在に軸支する軸支ブロック体(不図示)とを備える。以下の説明では、前後の回動アーム31を区別する場合、前方側の回動アーム31を前アーム32、後方側の回動アーム31を後アーム33と記載する。
前アーム32は、側面視前略S字状になっている。そして、前アーム32は、下端部を上端部より前方に位置して後方に傾けた姿勢で、外箱2内に配置してある。更に、前アーム32は、下端部が軸支ブロック体に回動自在で枢支してあり、上端部が収納体1の上端部に回動自在で枢支してある。
後アーム33は、側面視略L字状になっている。そして、後アーム33は、下端部を上端部より前方に位置してL字の角を後方に向けた姿勢で、外箱2内に配置してある。言い換えると、後アーム33は、側面視前後逆向きの略L字状で取り付けてある。更に、後アーム33は、下端部が軸支ブロック体に回動自在で枢支してあり、上端部が収納体1の上端部に回動自在で枢支してある。後アーム33は下端部が、前アーム32の下端部より上方に位置して軸支ブロック体に取り付けてある。後アーム33は上端部が、前アーム32の上端部より上方に位置して収納体1に取り付けてある。
また、各リンク機構3の左右に並ぶ回動アーム31(本例では例えば前アーム32)の左右の間には、連結部材(不図示)が設けてある。連結部材はこの左右に並ぶ回動アーム31を左右方向において連結する。これによって、左右のリンク機構3は、左右に並ぶ回動アーム31の回動が連動する。言い換えると、左右に並ぶ回動アーム31は、連結部材を介して略同体で回動する。
軸支ブロック体は、外箱2の前記側壁の内面下部に固定してある。そのため、回動アーム31は、下端部で軸支ブロック体に対して回動することで、回動アーム31の上端部側を外箱2の前方に引き出すことができる。そして、回動アーム31は、略S字状や前後逆向きの略L字状としたことで、この回動時に回動アーム31の上端部を外箱2の下面より下方に位置させることができる。
言い換えると、回動アーム31は、下端部が軸支ブロック体に対して回動することで、上端部側を外箱2の前下方に引き下ろすことができる。これによって、昇降収納装置4は、収納体1を外箱2から前下方に引き下ろすことができる。更に、回動アーム31は、収納体1を外箱2に収納した状態で、上端部が下端部より後方に位置する。言い換えると、回動アーム31は、収納体1を外箱2に収納した状態で、外箱2の後面部(後部材24)側に傾いた後倒姿勢になる。
収納体1は、図1や図2に示すように、矩形の箱状になっており、前方及び上方に開口する。そして、収納体1は、背板11と、底板12と、二枚の側板14と、底板12の前端を覆う前面部材15と、昇降操作用のハンドル17と、収納体1に収納した収納物の落下を防止する柵部材(不図示)とを備える。
二枚の側板14は、矩形で略平らな板状になっており、例えば、樹脂で形成してある。そして、二枚の側板14は、一方の板面(箱の内面)が互いに左右において対向した状態で配置してある。また、二枚の側板14は、上端部の他方の板面(箱の外面)に、回動アーム31の上端部が取り付けてある。
ハンドル17は、左右に長尺な棒状になっており、例えば、金属製等のパイプ部材で形成してある。そして、ハンドル17は、対向する二枚の側板14の左右の間に亘って設けてあり、長手方向の端部が夫々、各側板14の前端下部から下方に突出して設けた凸部14cに、脱着自在で取り付けてある。更に、ハンドル17は、使用者が棒の周面を把持して収納体1の引き下ろしや押し上げ等の操作を行うための操作部になっている。言い換えると、収納体1は、ハンドル17を介して外箱2からの取出しや外箱2への収納が行われる。
柵部材は、左右に長尺で略平らな網状になっており、例えば、金属製等の網部材で形成してある。そして、柵部材は、底板12より上方で且つ側板14の前端に脱着自在で取り付けてあり、対向する側板14の左右の間に亘って設けてある。そのため、柵部材は、収納体1の引き下ろし時や押し上げ時等に、収納体1からの収納物の落下を抑制する。
背板11は、矩形で略平らな板状になっており、例えば、前面に化粧面を有した鋼板で形成してある。そして、背板11は左右の両側端部が、側板14に設けた第1取付片14aに当接してあり、この当接によって側板14に位置決めされる。
第1取付片14aは、側板14の後端部の背板11側を向く板面(箱内面)に、突出して設けてあり、背板11の上下の略全体に亘る寸法で形成してある。そして、側板14は、第1取付片14aの前面に背板11の側端部の背面を当接した状態で、第1取付片14a及び背板11にねじやボルトやボルトナット等の固着具(不図示)を挿通して背板11に取り付けてある。これによって、背板11は、この固着具を介して第1取付片14aに固着されている。更に、前記固着具は、ドライバーやレンチ等の工具を用いて施工現場等で容易に脱着自在になっている。そのため、背板11は、前記固着具を抜き出すことで、容易に側板14から取り外すことができる。言い換えると、収納体1は、前記固着具を背板11等から取り外すことで、背板11と側板14とを分離させることができる。
底板12は、矩形で略平らな板状になっている。そして、底板12は、前後の両端部を各々下方に折り曲げる等で、この両端部に、下方に突出した垂下片13(詳細は後述する)を有する。そのため、底板12は、本体である板状部12aと、板状部12aの両端部に各々設けた垂下片13とで構成してある。そして、底板12は、例えば、板状部12aの両板面に化粧面を有したチャンネル型(溝型)の鋼板で形成してある。更に、底板12は左右の両側端部が、側板14に設けた第2取付片14bに当接してあり、この当接によって側板14に位置決めされる。
第2取付片14bは、側板14の下端部の底板12側を向く板面(箱内面)に、突出して設けてあり、板状部12aの前後の略全体に亘る寸法で形成してある。そして、側板14は、第2取付片14bの上面に板状部12aの側端部の下面を当接した状態で、第2取付片14b及び底板12(板状部12a)にねじやボルトやボルトナット等の固着具(不図示)を挿通して板状部12aに取り付けてある。これによって、底板12は、この固着具を介して第2取付片14bに固着されている。更に、前記固着具は、ドライバーやレンチ等の工具を用いて施工現場等で容易に脱着自在になっている。そのため、底板12は、前記固着具を抜き出すことで、容易に側板14から取り外すことができる。言い換えると、収納体1は、前記固着具を底板12等から取り外すことで、底板12と側板14とを分離させることができる。
前後の垂下片13は、略同寸同形になっており、板状部12aに一体で設けてある。そして、この垂下片13は各々、板状部12aの端部(前端部或いは後端部)の左右の寸法の略全体に亘って形成してある。以下、前後の垂下片13を区別する場合、板状部12aの前端部から下方に突出する垂下片13を、第1垂下片13aとし、板状部12aの後端部から下方に突出する垂下片13を、第2垂下片13bとする。
第2垂下片13bは後面が、背板11の下端部前面に当接される。そして、第2垂下片13bは左右に所定の間隔を空けて、複数の貫通孔(不図示)が設けてある。この貫通孔は、第2垂下片13bを背板11に当接して互いの下端を略面一に並べることで、背板11の下端部に設けた同数の貫通孔(不図示)に、連通する。更に、この連通した貫通孔には、ねじやボルトやボルトナット等の固着具18を挿通して第2垂下片13bが背板11に取り付けてある。これによって、底板12は背板11に固着されている。
更に、固着具18は、ドライバーやレンチ等の工具を用いて施工現場等で容易に脱着自在になっている。そのため、第2垂下片13b(底板12)は、固着具18を抜き出すことで、容易に背板11から取り外すことができる。言い換えると、収納体1は、固着具18を第2垂下片13b等から取り外すことで、第2垂下片13bと背板11とを分離させることができる。
前面部材15は、左右に長尺な筒状で、側断面が中空矩形状になっており、長手方向(左右)の寸法が底板12の左右の寸法と略同寸になっている。そして、前面部材15は上部側が固着具(不図示)を介して側板14に脱着自在で固着してある。更に、前面部材15はハンドル17より上方に位置しており、前面部材15とハンドル17との上下の間には、使用者がハンドル17を把持する手を挿通可能な隙間が設けてある。
また、前面部材15は、前方に向けて凹んだ凹部16を後部の下方に有する。凹部16は、後方に開口して左右の略全長に亘って形成してある。そして、凹部16には、第1垂下片13a及び板状部12aの前端側が配置される。更に、凹部16は下側内面に第1垂下片13aの下端部が当接してある。
そのため、前面部材15は、第1垂下片13aを含む底板12の前端が凹部16に脱着自在で嵌め込まれている。言い換えると、第1垂下片13aは、凹部16に脱着自在で嵌まり込む嵌合部12bになっている。これによって、前面部材15は、底板12の前記前端を覆うと共に、底板12を前記前端側で側板14に支持する。
更に、前面部材15は、上部が底板12より上方に突出して位置する。そして、前面部材15は、この上部の上方への突出量が、垂下片13の上下の寸法に比べて大寸になっている。そのため、前面部材15は、例えば底板12上に載置した収納物の底板12前端側からの滑り落ち等の、柵部材より下方側での収納物の落下等を抑制している。なお、前面部材15は、背板11及び底板12に比べて加工し易い部材で形成してあり、例えばアルミニウム或いはその合金が好適に用いられる。この場合、前面部材15は、上端の前後の端部等をアール形状等のエッジの無い滑らかな形状にし易くすることができる。
このように、収納体1は、従来の構成における本体板に相当する底板12と背板11と前面部材15とを分離した状態にすることができ、且つ底板12と背板11と前面部材15とを側板14から分離した状態にすることができる。そのため、収納体1は、例えば底板12や背板11等の構成部材を板面が重なる向きに(板面を平行にして)積み重ねた状態で梱包等を行うことができて、例えば梱包箱を従来に比べて小型にできる等のコンパクトに纏めた状態にすることができる。これによって、収納体1は、このコンパクトな状態で搬送等をすることができて、搬送効率を向上し易くすることができる。
そして、収納体1は、底板12と背板11とを分離可能としたことで、例えば底板12に板状の網部材を用いて背板11に平板部材を用いる等の底板12と背板11とに異なる部材を用いることができる。このように、収納体1は、底板12と背板11とに、化粧面の柄等の意匠性が異なるものや、構成部材や板厚や強度等が異なるもの等を用いることができる。これによって、収納体1は、意匠性や利便性等を向上し易くすることができる。
更に、収納体1は、第1垂下片13aを含む底板12の前端を、底板12に比べて加工し易い部材で形成した前面部材15で覆ったことで、この前端を外観に露出し難くすることができる。そのため、昇降収納装置4は、収納体1の引き下ろし時や押し上げ時等に、ハンドル17の代わり等で、底板12の前端側を使用者が把持した際に、前面部材15を把持させることができる。これによって、昇降収納装置4は、底板12に比べて端部(矩形の角)等を滑らかな形状にし易い前面部材15を把持させることができて、安全性を向上し易くしたり、不快感を与え難くしたりすることができる。
そして、収納体1は、底板12の前後(前端及び後端)に垂下片13を設けたことで、底板12の前端及び後端を垂下片13で補強することができる。言い換えると、収納体1は、底板12の前端及び後端に、垂下片13によるリブ効果をえ易くすることができる。これによって、収納体1は、底板12の強度を向上し易くすることができる。
更に、収納体1は、底板12、背板11、側板14、前面部材15を脱着自在(分離可能)としたことで、例えば組立後にリフォーム等で部屋の高所や外箱2等から取り外す際等に、容易に解体することができる。そのため、収納体1は、取り外した際等に、コンパクトに纏めた状態等で保管等をすることができる。そして、解体後の収納体1は、再度組み立てることで、容易に箱状に戻して、外箱2等に取り付けることができる。また、収納体1は、例えばリフォーム等で外箱2の左右の寸法を変更した場合等に、底板12、背板11、前面部材15等をリフォーム前と左右の寸法が異なるものに変更する等で、収納体1の容積を容易に変更することができる。
更に、収納体1は、側板14や前面部材15に比べて強度の高い鋼板等の高強度部材で底板12及び背板11を形成したことで、収納した収納物の重量等の荷重に対する強度を確保し易くすることができる。そして、収納体1は、前面部材15が底板12に比べて加工し易いため、前面部材15によって、収納体1の底板12の前端側の意匠性を向上し易くすることができる。
更に、収納体1は、側板14に第1取付片14a及び第2取付片14bを設けたことで、底板12及び背板11を面で受けた状態で側板14に取り付けることができて、底板12及び背板11の側板14への取付強度を向上し易くすることができる。そして、収納体1は、底板12に第2垂下片13bを設けたことで、底板12を面で受けた状態で背板11に取り付けることができて、底板12の背板11への取付強度を向上し易くすることができる。これらによって、収納体1は、収納物等に対する強度を確保し易くすることができる。
また、昇降収納装置4は、外箱2を上部材21、下部材22、壁部材23、後部材24に分離した状態にすることができる。そのため、昇降収納装置4は、例えば上部材21や壁部材23等を板面が重なる向きに(板面を平行にして)積み重ねた状態で梱包等を行うことができて、例えば外箱2の梱包箱を小型にできる等のコンパクトに纏めた状態にすることができる。これによって、昇降収納装置4は、このコンパクトに纏めた状態で外箱2を搬送等をすることができて、収納体1に加えて外箱2も搬送効率を向上し易くすることができる。
更に、昇降収納装置4は、前記略S字状や前記略L字状等の回動アーム31を後倒姿勢で外箱2内に配置したことで、回動アーム31の回動時に、底板12の後端側等を外箱2の下面部(下部材22)前端側に干渉難く(接触し難く)することができる。そのため、昇降収納装置4は、前記下面部との干渉を避けるために底板12後方を上向き傾斜した傾斜面とした場合等に比べて、収納体1の容積を大きくしたり、板状部12aの板面の面積を広くしたりし易くすることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更を行うことが可能である。例えば、リンク機構3は、収納体1の引き下ろしや押し上げ等の動作速度を制動するダンパをさらに備えたものであってもよい。この場合、昇降収納装置4は、収納体1を引き下ろす際の速度を、ダンパによって略一定にする等で、収納体1の引き下ろしや押し上げ等を行い易くすることができる。また例えば、収納体1は、箱内に棚板等の棚部材を備え、収納物を収納する収納空間を上下に二分割したもの等であってもよい。この場合、棚部材は、収納体1の分解(解体)時に、側板14や背板11等から分離自在や折り畳み自在等で側板14や背板11の板面に重ねた状態等で梱包可能になっている。
また例えば、収納体1は、既設の棚等の側壁内面に取り付けられる支持部材を備えて、リンク部材が支持部材を介して前記側壁に取り付けられる昇降収納装置4に用いてもよい。この場合、昇降収納装置4は、支持部材を取り付けた既設の棚等が外箱2として用いられる。また例えば、昇降収納装置4は、外箱2の上面部、下面部、側壁、後面部のうちのいずれか一部を分解自在としたものや、分解自在でないもの等であってもよい。また例えば、外箱2は、前記コンパクトに纏めた収納体1を収納可能な収納体1用の梱包箱として機能可能なものや、収納体1を梱包した梱包箱を収納可能なもの等であってもよい。
1 収納体
11 背板
12 底板
12b 嵌合部
13 垂下片
13a 第1垂下片
13b 第2垂下片
14 側板
14a 第1取付片
14b 第2取付片
15 前面部材
16 凹部
2 外箱
21 上部材
22 下部材
23 壁部材
24 後部材
3 リンク機構
4 昇降収納装置

Claims (3)

  1. 昇降収納装置用であって、
    少なくとも前方に開口した箱状であり、
    底板と背板と二枚の側板とを夫々別体で備え、
    前記底板と前記背板と前記側板とが脱着自在で組み立てられ、
    前記底板の前端を覆う前面部材を、前記底板と別体で設け、
    前記前面部材が、前方に凹んだ凹部を後部に有し、
    前記底板が、前記凹部に脱着自在で嵌まり込む嵌合部を、前記前端に有するものである
    ことを特徴とする収納体。
  2. 前記側板が、前記背板に沿って突出した第1取付片を後端部に有し、前記底板に沿って突出した第2取付片を下端部に有し、
    前記背板が、前記第1取付片を介して前記側板に脱着自在で取り付けられ、
    前記底板が、前記第2取付片を介して前記側板に脱着自在で取り付けられ、
    前記底板が、前記前端に前記嵌合部となる第1垂下片を有し、後端に第2垂下片を有し、
    前記底板が、前記第2垂下片で前記背板に前記脱着自在で取り付けられるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の収納体。
  3. 請求項1又は2に記載の収納体と、前面に開口部を有し内部に前記収納体を収納する外箱と、前記外箱の側壁内面に回動自在で取り付けられ前記収納体を支持するリンク機構とを備え、
    前記収納体が、前記リンク機構を介して前記外箱の前下方に引出し自在で前記外箱内に取り付けられ、
    前記外箱が、夫々前記側壁となる二枚の壁部材と、下面部となる下部材と、上面部となる上部材と、後面部となる後部材とを夫々別体で備え、
    前記壁部材と前記下部材と前記上部材と前記後部材とを脱着自在で組み立てて、前記外箱を箱状に形成してなるものである
    ことを特徴とする昇降収納装置。
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