JP2013238714A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013238714A
JP2013238714A JP2012111391A JP2012111391A JP2013238714A JP 2013238714 A JP2013238714 A JP 2013238714A JP 2012111391 A JP2012111391 A JP 2012111391A JP 2012111391 A JP2012111391 A JP 2012111391A JP 2013238714 A JP2013238714 A JP 2013238714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
outer edge
opening
openings
liquid crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012111391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5908785B2 (ja
Inventor
Hidekazu Kirita
英和 桐田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP2012111391A priority Critical patent/JP5908785B2/ja
Publication of JP2013238714A publication Critical patent/JP2013238714A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5908785B2 publication Critical patent/JP5908785B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】電極に複数の開口部を設ける場合における表示不良を低減する。
【解決手段】液晶表示装置は、対向配置される第1基板及び第2基板、第1基板と第2基板の各々の一面側に設けられる電極、第1基板と第2基板の各一面の間に設けられる液晶層を含み、第1基板と第2基板の少なくとも一方の電極は、各々が第1方向に長い形状の複数の開口部を有し、複数の開口部は、平面視において電極の外縁部51から10μm以上30μm以下の範囲で設定された帯状領域53よりも内側に全て配置され、外縁部51に最も近い開口部と外縁部51との間が10μm以上30μm以下の距離である。
【選択図】図3

Description

本発明は、電極に複数の開口部(スリット)を有する液晶表示装置に関する。
特許第4107978号公報(特許文献1)には、液晶層を挟んで対向配置される透明電極に開口部(スリット)を設けた液晶表示素子が開示されている。この液晶表示装置においては、スリットの作用によって斜め電界を発生させてこれを液晶層へ印加することにより液晶層に2ドメイン配向構造を生じさせる。それにより、視角依存性が改善され、表示領域全体として視角依存性を低減させることが可能となる。
ところで、上記した先行例のように電極に複数の開口部を設ける液晶表示装置においては、各々の長手方向に隣り合う開口部同士の間隔を比較的狭く(例えば10μm以下)とすることが望まれ、例えば各開口部の短手方向の幅よりも狭くすることが望まれる。しかしながら、開口部同士の間隔を狭くすると、パターニング精度の点から長手方向に隣り合う開口部同士の分離が不十分になり両者が接続してしまうことがある。この場合、電極の部分的な断線を生じさせ、あるいは断線を生じないまでも抵抗値の著しい上昇を招き、部分的な表示不良の原因となる。
特許第4107978号公報
本発明に係る具体的態様は、電極に複数の開口部を設ける場合における表示不良を低減することが可能な液晶表示装置を提供することを目的の1つとする。
本発明による一態様の液晶表示装置は、(a)対向配置される第1基板及び第2基板と、(b)第1基板と第2基板の各々の一面側に設けられる電極と、(c)第1基板と第2基板の各一面の間に設けられる液晶層と、を含み、(d)第1基板と第2基板の少なくとも一方の電極は、各々が第1方向に長い形状の複数の開口部を有し、(e)複数の開口部は、平面視において電極の外縁部から10μm以上30μm以下の範囲で設定された帯状領域よりも内側に全て配置され、外縁部に最も近い開口部と当該外縁部との間が10μm以上30μm以下の距離である、ことを特徴とする液晶表示装置である。
上記構成によれば、電極の外縁部から所定幅で開口部を配置しない帯状領域が設定され、全ての開口部がこの帯状領域よりも内側に配置されることにより、外縁部に欠損部分を生じさせることがない。したがって、仮に長手方向に隣り合う開口部の間がパターニング不良によって接続した場合であっても電極の外縁部では最低限の導通が確保できるため、表示不良を低減することが可能となる。また、外縁部に最も近い開口部と当該外縁部との相互間距離を帯状領域の幅に合わせて設定することにより、帯状領域の内側により多くの開口部を配置することができる。
上記の液晶表示装置において、複数の開口部は、各々、長手方向における略中央に向かうほど短手方向の幅が小さくなる外形を有することも好ましい。
これにより、長手方向において隣り合う開口部の間がパターニング不良によって接続することを回避しやすくなる。
上記の液晶表示装置において、外縁部に最も近い開口部は、それ以外の開口部と外形が異なることも好ましい。
それにより、帯状領域の内側により多くの開口部を配置することができる。
本発明による他の態様の液晶表示装置は、(a)対向配置される第1基板及び第2基板と、(b)第1基板と第2基板の各々の一面側に設けられる電極と、(c)第1基板と第2基板の各一面の間に設けられる液晶層と、を含み、(d)第1基板と第2基板の少なくとも一方の電極は、各々が第1方向に長い形状の複数の開口部を有し、(e)複数の開口部は、各々、長手方向における略中央に向かうほど短手方向の幅が小さくなる外形を有する、ことを特徴とする液晶表示装置である。
上記構成によれば、開口部を設けることによる開口率の低下を抑制しつつ長手方向において隣り合う開口部の相互間距離をより大きく確保することが可能となり、パターニング不良によって開口部同士が接続することを抑制できるので、表示不良を低減することが可能となる。
上記の液晶表示装置において、複数の開口部は、平面視において電極の外縁部から10μm以上30μm以下の範囲で設定された帯状領域よりも内側に全て配置され、外縁部に最も近い開口部と当該外縁部との間が10μm以上30μm以下の距離である、ことも好ましい。
これによれば、電極の外縁部から所定幅で開口部を配置しない帯状領域が設定されることにより、外縁部に欠損部分を生じさせることがない。したがって、仮に長手方向に隣り合う開口部の間がパターニング不良によって接続した場合であっても電極の外縁部では最低限の導通が確保できるため、表示不良を低減することが可能となる。また、外縁部に最も近い開口部と当該外縁部との相互間距離を帯状領域の幅に合わせて設定することにより、帯状領域の内側により多くの開口部を配置することができる。
図1は、一実施形態の液晶表示装置の構造を示す断面図である。 図2(A)は第1電極の構成例を示す平面図であり、図2(B)は第2電極の構成例を示す平面図である。 図3(A)は第1開口部を示す平面図であり、図3(B)は第2開口部を示す平面図である。 図4(A)は第1開口部の他の構成例を示す平面図であり、図4(B)は第2開口部の他の構成例を示す平面図である。 図5(A)は比較例の第1開口部を示す平面図であり、図5(B)は比較例の第2開口部を示す平面図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、一実施形態の液晶表示装置の構造を示す断面図である。この液晶表示装置は、対向配置された第1基板11および第2基板12と、両基板の間に配置された液晶層17を基本構成として備える。
第1基板11および第2基板12は、それぞれ例えばガラス基板、プラスチック基板等の透明基板である。図示のように、第1基板11と第2基板12は、所定の間隙(例えば4μm程度)を設けて貼り合わされている。
第1電極13は、第1基板11の一面側に設けられている。同様に、第2電極14は、第2基板12の一面側に設けられている。第1電極13および第2電極14は、それぞれ例えばインジウム錫酸化物(ITO)などの透明導電膜を適宜パターニングすることによって構成されている。第1電極13には複数の第1開口部(第1スリット)18が設けられており、第2電極14には複数の第2開口部(第2スリット)19が設けられている。各第1開口部18と各第2開口部19は、互いが平面視において重ならずに互い違いとなるように配置されている。
図2(A)は第1電極の構成例を示す平面図であり、図2(B)は第2電極の構成例を示す平面図である。図示のように、本実施形態の第1電極13と第2電極14は、互いが重なった領域がセグメント表示部の所定の文字や図案(本例では2桁の数字)を形作るように形成されている。第1電極13は複数のセグメント電極を含み、第2電極14は2つのコモン電極を含んでいる。各セグメント電極は、いずれかのコモン電極と対向するように配置される。このような第1電極13と第2電極14を介して駆動回路から液晶層17に駆動電圧が供給されることにより、いわゆるセグメント表示型の液晶表示装置が実現される。ここでセグメント表示型とは電極同士の重なり合う領域が表示したい文字や図案を直接的に形作るように構成され、基本的に予め定めた文字等のみを表示可能なものをいい、概ね、液晶表示装置の有効表示領域内における面積比で50%以下程度の領域が文字等の表示に寄与するものである。この点、規則的に配列された略同一形状の複数の画素のうちからいくつかの画素を適宜に組み合わせて様々な文字等を自在に形作ることが可能なドットマトリクス表示型とは異なる。
配向膜15は、第1基板11の一面側に第1電極13を覆うようにして設けられている。配向膜16は、第2基板12の一面側に第2電極14を覆うようにして設けられている。これらの配向膜15、16としては、液晶層17の配向状態を垂直配向に規制する垂直配向膜が用いられている。各配向膜15、16にはラビング処理等の一軸配向処理は施されていない。
液晶層17は、第1基板11と第2基板12の間に設けられている。本実施形態においては、誘電率異方性Δεが負の液晶材料を用いて液晶層17が構成される。液晶材料の屈折率異方性Δnは、例えば0.1程度である。液晶層17に図示された太線は、液晶層17における液晶分子の配向方向を模式的に示したものである。本実施形態の液晶層17は、電圧無印加時における液晶分子の配向方向が第1基板11および第2基板12の各基板面に対して略垂直となる垂直配向に設定されている。
第1偏光板21は、第1基板11の外側に配置されている。同様に、第2偏光板22は、第2基板12の外側に配置されている。第1偏光板21と第2偏光板22は、各々の吸収軸が互いに略直交するように配置されている。また、各偏光板と各基板との間には適宜Cプレート等の光学補償板が配置されてもよい。例えば本実施形態では、第1基板11と第1偏光板21の間、第2基板12と第2偏光板22の間のそれぞれに光学補償板23、24が配置されている。
図3(A)は第1開口部を示す平面図であり、図3(B)は第2開口部を示す平面図である。図3(A)は上記した図2(A)において点線で示した部分を拡大した図であり、図3(B)は上記した図2(B)において点線で示した部分を拡大した図である。図3(A)に示すように、各第1開口部18は、一方向に伸びる矩形状の外形を有しており、それぞれの長手方向がY方向(第1方向)に沿い、短手方向がY方向と直交するX方向(第2方向)に沿うようにして配列されている。同様に、図3(B)に示すように、各第2開口部19は、一方向に伸びる矩形状の外形を有しており、それぞれの長手方向がY方向(第1方向)に沿い、短手方向がY方向と直交するX方向(第2方向)に沿うようにして配列されている。なお、上記した第1偏光板21と第2偏光板22の各吸収軸は、一方が各第1開口部18および各第2開口部19の短手方向を基準に45°方向、他方が135°方向に配置されている(後述する図4においても同様)。
ここで、各第1開口部18および各第2開口部19のスリット長(長手方向の長さ)Lは、例えば100μm程度に設定される。各第1開口部18および各第2開口部19のスリット幅(短手方向の長さ)Sは、例えば10μm程度に設定される。各第1開口部18および各第2開口部19の長手方向に隣り合うもの同士の間隔(相互間距離)Lsは、スリット幅S以下であることが望ましく、例えば7.5μm程度に設定される。また、各第1開口部18および各第2開口部19の短手方向に隣り合うもの同士の間隔(相互間距離)Aは、例えば70μm程度に設定される。また、各第1開口部18と各第2開口部19とは平面視において等間隔で交互に配置されることが望ましく、隣り合う第1開口部18と第2開口部19の間隔は例えば30μm程度に設定される。
第1電極13には、その平面視における外形を画定する外縁部51から第1電極13の内側へ向けて所定の幅Rで、第1開口部18を配置しない帯状領域53が設定されている。同様に、第2電極14には、その平面視における外形を画定する外縁部52から第2電極14の内側へ向けて所定の幅Rで、第2開口部19を配置しない帯状領域54が設定されている。なお、図中では各帯状領域53、54を分かりやすく示すために、それぞれに模様を付している。各帯状領域53、54の幅Rは、10μm以上30μm以下とすることが好ましい。これは、外縁部51とこれに最も近い第1開口部18との距離、外縁部52とこれに最も近い第2開口部19との距離のそれぞれがあまり開き過ぎると液晶層17に配向乱れを生じさせて外観上の暗領域を生じさせるが、人間の目の分解能を考慮すると10μm〜30μm程度であればほとんど視認できない状態となるからである。
上記のような帯状領域53を第1電極13に設けるには、各第1開口部18のうち第1電極13の外縁部51に最も近い第1開口部18と外縁部51との距離が10μm以上30μm以下となるようにすればよい。これについて、すべての第1開口部18の平面視形状を矩形状としてそれらのうち最も外縁部51に近いものを外縁部51から10μm以上30μm以下の距離に配置してもよいし、図3(A)に示すように、矩形状ではない外形に変形させた第1開口部18a、18bを混在させてもよい。この場合の第1開口部18a、18bは、仮に矩形状の第1開口部18を配置したと想定した場合にその第1開口部18と帯状領域53とが重なる領域を取り除くようにして外形を定めることができる。具体的には、図3(A)に示した第1開口部18aは、仮に矩形状の第1開口部18を配置したと想定した場合に帯状領域53と重なる左上側部分を取り除くようにして外形が定められている。また、図3(A)に示した第1開口部18bは、仮に矩形状の第1開口部18を配置したと想定した場合に帯状領域53を重なる右下側部分を取り除くようにして外形が定められている。
同様に、上記したような帯状領域54を第2電極14に設けるには、各第2開口部19のうち第2電極14の外縁部52に最も近い第2開口部19と外縁部52との距離が10μm以上30μm以下となるようにすればよい。これについて、すべての第2開口部19の平面視形状を矩形状としてそれらのうち最も外縁部52に近いものを外縁部52から10μm以上30μm以下の距離に配置してもよいし、図3(B)に示すように、矩形状ではない外形に変形させた第2開口部19aを混在させてもよい。この場合の第2開口部19aは、仮に矩形状の第2開口部19を配置したと想定した場合にその第2開口部19と帯状領域54とが重なる領域を取り除くようにして外形を定めることができる。具体的には、図3(B)に示した第2開口部19aは、仮に矩形状の第2開口部19を配置したと想定した場合に帯状領域54と重なる左上側部分を取り除くようにして外形が定められている。
図4(A)は第1開口部の他の構成例を示す平面図であり、図4(B)は第2開口部の他の構成例を示す平面図である。図4(A)は上記した図2(A)において点線で示した部分を拡大した図であり、図4(B)は上記した図2(B)において点線で示した部分を拡大した図である。図4(A)に示す各第1開口部18は、一方向に伸びる外形を有しており、それぞれの長手方向がY方向(第1方向)に沿い、短手方向がY方向と直交するX方向(第2方向)に沿うようにして配列されている。同様に、図4(B)に示す各第2開口部19は、一方向に伸びる外形を有しており、それぞれの長手方向がY方向(第1方向)に沿い、短手方向がY方向と直交するX方向(第2方向)に沿うようにして配列されている。
各第1開口部18および各第2開口部19は、スリット幅が一定ではなく、それぞれ長手方向における略中央に向かうほどスリット幅が狭くなっている。具体的には、各第1開口部18および各第2開口部19は、最も狭い部分のスリット幅(スリット中央部幅)Saが例えば10μm程度で、最も広い部分のスリット幅(スリット端幅)Sbが例えば13μm程度である。また、それぞれのスリット長Lは例えば150μm程度である。また、それぞれの長手方向に隣り合うもの同士の間隔Lsはスリット幅Sb以下であることが望ましく、例えば10μm程度に設定される。なお、各第1開口部18および各第2開口部19は、長手方向における略中央へ向かって折線状に窪んだ外縁部となっているが、曲線的に窪んだ外縁部となっていてもよい。また、各第1開口部18および各第2開口部19は、長手方向における2つの外縁部のうち一方のみが折線状または曲線状に窪んだ外縁部となり、他方は直線状の外縁部となっていてもよい。
第1電極13に帯状領域53を設けるには、各第1開口部18のうち第1電極13の外縁部51に最も近い第1開口部18と外縁部51との距離が10μm以上30μm以下となるようにすればよい。これについて、すべての第1開口部18の平面視形状を矩形状としてそれらのうち最も外縁部51に近いものを外縁部51から10μm以上30μm以下の距離に配置してもよいし、図4(A)に示すように、矩形状ではない外形に変形させた第1開口部18c、18dを混在させてもよい。同様に、第2電極14に帯状領域54を設けるには、各第2開口部19のうち第2電極14の外縁部52に最も近い第2開口部19と外縁部52との距離が10μm以上30μm以下となるようにすればよい。これについて、すべての第2開口部19の平面視形状を矩形状としてそれらのうち最も外縁部52に近いものを外縁部52から10μm以上30μm以下の距離に配置してもよいし、図4(B)に示すように、矩形状ではない外形に変形させた第2開口部19bを混在させてもよい。これらの第1開口部18c、18dおよび第2開口部19bの外形の定め方については上記した第1開口部18a、18bおよび第2開口部19aの場合と同様である。
図5(A)は比較例の第1開口部を示す平面図であり、図5(B)は比較例の第2開口部を示す平面図である。図5(A)に示す比較例では、第1電極1013の外縁部1051とこれに近接する第1開口部1018との距離を離すようにしていないため、図中では右側の外縁部1051において外縁部1051が部分的に切り欠けた欠損部1061を生じている。このような欠損部1061を生じた場合に、これらと長手方向において隣り合う各第1開口部1018の間の分離が不十分となり相互に接続した状態となると、それらの第1開口部1018から欠損部1061へと続く断線が生じ、結果として第1電極1013の一部が電気的に分離された状態になる。それにより、その分離された部分には電圧が印加されなくなり、あるいは印加状態が不十分となるため表示不良を生じさせる。同様に、図5(B)に示す比較例では、第2電極1014の外縁部1052とこれに近接する第2開口部1019との距離を離すようにしていないため、図中では左側の外縁部1052において外縁部1052が部分的に切り欠けた欠損部1062を生じている。このような欠損部1062を生じた場合には、上記と同様の理由により表示不良を生じることになる。
これに対して、上記した実施形態によれば、第1電極13の外縁部51から所定幅で第1開口部18を配置しない帯状領域53が設定され、第2電極14の外縁部52から所定幅で第2開口部19を配置しない帯状領域54が設定されていることにより、各外縁部51、52に上記した比較例のような欠損部を生じさせることがない。したがって、仮に長手方向に隣り合う第1開口部18の間がパターニング不良によって接続した場合であっても第1電極13の外縁部51では最低限の導通が確保できるため、表示不良を低減することが可能となる。同様に、仮に長手方向に隣り合う第2開口部19の間がパターニング不良によって接続した場合であっても第2電極14の外縁部52では最低限の導通が確保できるため、表示不良を低減することが可能となる。
また、図4(A)に示した第1開口部18および図4(B)に示した第2開口部19のように、スリット幅が一定ではなくそれぞれ長手方向における略中央に向かうほどスリット幅が狭くなる開口部を用いることにより、開口率をそれほど下げることなくスリット端幅Sbの寸法を広げることができる。その理由は以下の通りである。一般に、図3(A)または図3(B)に示したような矩形状の開口部を用いた場合、スリット相互間距離をスリット幅S以上とした場合には隣接する開口部間での配向乱れが外観上許容し得ない状態となることが分かっている。一方で、スリット幅を大きくするとその分だけ表示に寄与し得ない領域が増え、開口率が低下する。これに対して、中央ほどスリット幅が狭くなるようにした開口部を用いることによりスリット端幅をより広くすることができるので、それに対応してスリット間隔を広くすることができる。したがって、長手方向に隣り合う開口部同士が接続することによる断線を回避することが可能となり、表示不良を低減することが可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。例えば、上記した実施形態における各開口部の配置状態は一例であり、求める視角特性に応じて適宜に回転配置される。また、上記した実施形態では第1基板と第2基板の双方の電極に開口部を設けていたが、いずれか一方の基板の電極にのみ開口部を設ける場合にも本発明を適用可能である。
11:第1基板
12:第2基板
13:第1電極
14:第2電極
15、16:配向膜
17:液晶層
18:第1開口部
18a、18b:開口部
19:第2開口部
19a:開口部
21:第1偏光板
22:第2偏光板
23、24:光学補償板
51、52:外縁部
53、54:帯状領域

Claims (5)

  1. 対向配置される第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板の各々の一面側に設けられる電極と、
    前記第1基板と前記第2基板の各一面の間に設けられる液晶層と、
    を含み、
    前記第1基板と前記第2基板の少なくとも一方の前記電極は、各々が第1方向に長い形状の複数の開口部を有し、
    前記複数の開口部は、平面視において前記電極の外縁部から10μm以上30μm以下の範囲で設定された帯状領域よりも内側に全て配置され、前記外縁部に最も近い開口部と当該外縁部との間が10μm以上30μm以下の距離である、
    液晶表示装置。
  2. 前記複数の開口部は、各々、長手方向における略中央に向かうほど短手方向の幅が小さくなる外形を有する、請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記外縁部に最も近い開口部は、それ以外の前記開口部と外形が異なる、請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 対向配置される第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板の各々の一面側に設けられる電極と、
    前記第1基板と前記第2基板の各一面の間に設けられる液晶層と、
    を含み、
    前記第1基板と前記第2基板の少なくとも一方の前記電極は、各々が第1方向に長い形状の複数の開口部を有し、
    前記複数の開口部は、各々、長手方向における略中央に向かうほど短手方向の幅が小さくなる外形を有する、
    液晶表示装置。
  5. 前記複数の開口部は、平面視において前記電極の外縁部から10μm以上30μm以下の範囲で設定された帯状領域よりも内側に全て配置され、前記外縁部に最も近い開口部と当該外縁部との間が10μm以上30μm以下の距離である、
    請求項4に記載の液晶表示装置。
JP2012111391A 2012-05-15 2012-05-15 液晶表示装置 Active JP5908785B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012111391A JP5908785B2 (ja) 2012-05-15 2012-05-15 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012111391A JP5908785B2 (ja) 2012-05-15 2012-05-15 液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013238714A true JP2013238714A (ja) 2013-11-28
JP5908785B2 JP5908785B2 (ja) 2016-04-26

Family

ID=49763783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012111391A Active JP5908785B2 (ja) 2012-05-15 2012-05-15 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5908785B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015114463A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 スタンレー電気株式会社 液晶表示装置
JP2015121700A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 スタンレー電気株式会社 液晶表示装置
JP2018041095A (ja) * 2017-10-27 2018-03-15 スタンレー電気株式会社 液晶表示装置
JP2018132775A (ja) * 2018-04-16 2018-08-23 スタンレー電気株式会社 液晶表示素子

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000155317A (ja) * 1998-09-18 2000-06-06 Fujitsu Ltd 液晶表示装置
JP2011053278A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Nippon Seiki Co Ltd 液晶表示素子

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000155317A (ja) * 1998-09-18 2000-06-06 Fujitsu Ltd 液晶表示装置
JP2011053278A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Nippon Seiki Co Ltd 液晶表示素子

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015114463A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 スタンレー電気株式会社 液晶表示装置
JP2015121700A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 スタンレー電気株式会社 液晶表示装置
JP2018041095A (ja) * 2017-10-27 2018-03-15 スタンレー電気株式会社 液晶表示装置
JP2018132775A (ja) * 2018-04-16 2018-08-23 スタンレー電気株式会社 液晶表示素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP5908785B2 (ja) 2016-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10739643B2 (en) Display device
US10642103B2 (en) Display device
JP5127485B2 (ja) 液晶表示装置
JP2009186869A (ja) 液晶表示装置
JP5908785B2 (ja) 液晶表示装置
JP5963564B2 (ja) 液晶表示装置
JP6042677B2 (ja) 液晶表示装置
JP6419291B2 (ja) 液晶表示装置
JP6193108B2 (ja) 液晶表示装置
JP6315979B2 (ja) 液晶表示装置
JP6078280B2 (ja) 液晶表示装置
JP6474964B2 (ja) 液晶表示装置
JP6362864B2 (ja) 液晶表示装置
JP6030413B2 (ja) 液晶表示装置
JP6105787B2 (ja) 液晶表示装置
JP6139308B2 (ja) 液晶表示装置
JP6068082B2 (ja) 液晶表示装置
JP5940425B2 (ja) 液晶表示装置
JP6010411B2 (ja) 液晶表示装置
JP2012226368A (ja) 液晶表示装置
JP2015172649A (ja) 液晶表示装置
JP2015114602A (ja) 液晶表示装置
JP2013044941A (ja) 液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5908785

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250