JP2013237281A - 車両および車両の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行中に駆動装置が停止した場合でも、復帰に必要とされる車速値を常に得られて、駆動装置を適切に再起動可能とする。
【解決手段】ECU1000は、車両1の走行中にエンジン100が停止した場合、エンジン100が停止した時点の初期車速Vdが所定値V0以上のときは、出力軸回転センサ15の出力を用いて車速Vを演算する第1車速演算を行ない、エンジン100が停止した時点の初期車速Vdが所定値V0未満のときは、電動オイルポンプ900を駆動して第2MG400と出力軸560とを変速機500によって結合させる。第2MG400と出力軸560とが結合された状態で、レゾルバ22の出力に基づいて車速V2を演算する第2車速演算を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に関し、特にモータと動力伝達機構とを備える車両および車両の制御方法に関する。
近年、環境に配慮した車両として、蓄電装置(たとえば二次電池やキャパシタなど)に蓄えられた電力をモータなどの駆動装置により駆動力に変換して走行する、たとえば電気自動車、ハイブリッド自動車、燃料電池車などが注目されている。このうち、駆動装置の駆動力を変速機によって所望の減速比に減速して、出力軸に連結された駆動輪を回転駆動させる車両も知られている。
変速機を採用する車両は、モータと駆動輪が連結される出力軸との間にクラッチなどの動力伝達機構を設けている。動力伝達機構は、エンジンを駆動源として発生させた油圧により結合または遮断される。そして、動力伝達機構によって駆動力が遮断された状態で変速制御が行なわれる。
特開2004−092623号公報(特許文献1)は、走行中にエンジンが停止すると、変速機のシフトレンジを自動的にニュートラルレンジ(以下、Nレンジと記す。)に切換えて、エンジンを再起動するときに所定時間、アクセル開度を所定値未満に制限する技術を開示する。
特開2004−092623号公報
従来の車両は、走行中、エンジンが停止すると、エンジンの回転の停止に伴って回転駆動されていた機械式オイルポンプも停止して、動力伝達機構に供給されていた油圧が低下する。
油圧の低下により、モータと出力軸との結合が解除されたニュートラル状態となると、駆動輪の回転は、モータの回転軸に伝達されない。このため、モータの回転軸に設けられているモータ回転センサでは、駆動輪の回転数を検出することができず、車速値を求めることができない。
この発明の目的は、走行中に駆動装置が停止した場合でも、車速値を適切に検出することである。
この発明は、要約すると、車両であって、駆動輪に連結される出力軸と、出力軸に伝達される駆動力を発生させるモータと、出力軸の回転数を検出する出力軸回転センサと、油圧によってモータと出力軸とを結合可能とする動力伝達機構と、動力伝達機構に油圧を供給するオイルポンプと、モータの回転数を検出するモータ回転センサと、車速を演算する制御装置とを備えている。
制御装置は、車両の走行中に駆動装置が停止した場合、駆動装置に停止要求があった時点の車速が所定値以上のときは、出力軸回転センサの出力を用いて車速を演算する第1車速演算を行ない、駆動装置に停止要求があった時点の車速が所定値未満のときは、オイルポンプを駆動してモータと出力軸とを動力伝達機構によって結合させ、モータと出力軸とが結合された状態で、モータ回転センサの出力に基づいて車速を演算する第2車速演算を行なう。
好ましくは、オイルポンプは、電動オイルポンプである。
さらに好ましくは、制御装置は、第1車速演算で求められた車速が所定値未満であるときは、第2車速演算を行なう。
さらに好ましくは、車両は、機械式オイルポンプをさらに備える。機械式オイルポンプは、駆動装置の動力を用いてモータと出力軸とを結合させる油圧を動力伝達機構に供給する。
さらに好ましくは、駆動装置は、内燃機関である。
さらに好ましくは、モータ回転センサは、モータの回転数に加えてモータの回転方向を検出可能なレゾルバである。
この発明は他の局面では、車両の制御方法である。車両は、駆動輪に連結される出力軸と、出力軸に伝達される駆動力を発生するモータと、出力軸の回転数を検出する出力軸回転センサと、油圧によってモータと出力軸とを結合するように作動する動力伝達機構と、動力伝達機構に油圧を供給するオイルポンプと、モータの回転数を検出するモータ回転センサとを備える。
そして、車両の制御方法は、車両の走行中に停止要求があった時点の車速を検出するステップと、停止要求があった時点の車速が所定値以上のときは、出力軸回転センサの出力に基づいて車速を演算する第1車速演算を行なうステップと、停止要求があった時点の車速が所定値未満のときは、オイルポンプを駆動してモータと出力軸とを動力伝達機構によって結合させるステップと、モータと出力軸とが結合された状態で、モータ回転センサの出力に基づいて車速を演算する第2車速演算を行なうステップとを含む。
本発明によれば、駆動装置に停止要求があった時点の車速に応じて、制御装置は、第1車速演算または第2車速演算を行なって適切な車速値を得られる。
本実施の形態に従う車両の全体ブロック図である。 Ready−OFF状態で車両が前進方向に惰性走行する場合の動力分割機構および変速機の関係を示す共線図である。 ECUの詳細な構成を説明するブロック図である。 Ready−ON状態での車両走行中に、Ready−OFF要求がユーザからあった場合、または、Ready−OFF条件が成立する場合に、ECUが行なう処理手順を示すフローチャートである。 車速とエンジン回転数と、オイルポンプの駆動制御との関係を示すタイミングチャートである。 車速とエンジン回転数と、オイルポンプの駆動制御との関係を示し、エンジンストップ要求があった時刻で、所定値の車速V0よりも車速Vが低速であった場合のタイミングチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本実施の形態に従う車両1の全体ブロック図、図2は、動力分割機構300および変速機500の共線図、図3は、ECU1000の構成を説明するブロック図、図4は、Ready−ON状態での車両走行中に、Ready−OFF要求がユーザからあった場合に、ECU1000が行なう処理手順を示すフローチャート、図5は、車速とエンジン回転数と、オイルポンプの駆動制御との関係を示すタイミングチャート、図6は、車速とエンジン回転数と、オイルポンプの駆動制御との関係を示し、エンジンストップ要求があった時刻t11で、所定値の車速V0よりも車速Vが低速であった場合のタイミングチャートである。
まず、図1を用いて車両1の全体構成について説明する。
[車両の構成]
車両1は、駆動輪82を回転させて走行する。車両1は、駆動輪82に伝達される駆動力を発生する駆動装置と、駆動装置を含む車両1の各機器を制御する電子制御装置(Electronic Control Unit、以下「ECU」という)1000とを備える。
車両1の駆動装置は、主に、エンジン100、第1MG(Motor Generator)200、動力分割機構300、第2MG400、変速機500、PCU(Power Control Unit)600、およびバッテリ700などを含んで構成される。
エンジン100は、燃料を燃焼させて動力を出力する内燃機関である。エンジン100の動力は動力分割機構300に出力される。
動力分割機構300は、エンジン100から入力された動力を、出力軸560への動力と第1モータジェネレータ(第1MG)200への動力とに分割する。
動力分割機構300は、サンギヤ(S)310と、リングギヤ(R)320と、サンギヤ(S)310とリングギヤ(R)320とに噛合するピニオンギヤ(P)340と、ピニオンギヤ(P)340を自転かつ公転自在に保持しているキャリア(C)330とを有する遊星歯車機構である。
キャリア(C)330はエンジン100のクランクシャフトに連結される。サンギヤ(S)310は第1MG200のロータに連結される。リングギヤ(R)320は出力軸560に連結される。
第1MG200および第2モータジェネレータ(第2MG)400は、交流の回転電機であって、モータとしても発電機(ジェネレータ)としても機能する。第2MG400の動力は変速機500に入力される。
動力伝達機構を構成する変速機500は、第2MG400の回転速度を変速して出力軸560に伝達する。
変速機500は、一組のラビニョ型遊星歯車機構によって構成されている。すなわち、変速機500は、第1サンギヤ(S1)510と、第2サンギヤ(S2)520と、第1サンギヤ(S1)510に噛合する第1ピニオン(P1)531と、第1ピニオン(P1)531および第2サンギヤ(S2)520に噛合する第2ピニオン(P2)532と、第2ピニオン(P2)532に噛合するリングギヤ(R1)540と、各ピニオン531,532を自転かつ公転自在に保持しているキャリア(C1)550とを有する。
したがって、第1サンギヤ(S1)510とリングギヤ(R1)540とは、各ピニオン531,532とともにダブルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成する。また第2サンギヤ(S2)520とリングギヤ(R1)540とは、第2ピニオン(P2)532とともにシングルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成する。
キャリア(C1)550は、出力軸560に連結される。第2サンギヤ(S)520は、第2MG400のロータに連結される。
さらに、変速機500は、第1サンギヤ(S1)510を選択的に固定するB1ブレーキ561と、リングギヤ(R1)540を選択的に固定するB2ブレーキ562とを含む。
B1ブレーキ561は、変速機500のケース側に固定された摩擦材と第1サンギヤ(S1)510側に固定された摩擦材との摩擦力によって係合力を生じる。B2ブレーキ562は、変速機500のケース側に固定された摩擦材とリングギヤ(R1)540側に固定された摩擦材との摩擦力によって係合力を生じる。これらのB1ブレーキ561,B2ブレーキ562は、ECU1000からの制御信号に応じた油圧を出力する変速用油圧回路(図示せず)に接続される。
変速機500のB1ブレーキ561,B2ブレーキ562は、変速用油圧回路から出力される油圧によって係合されたり解放されたりすることにより、出力軸560と第2MG400のモータ軸に一体に設けられたロータとの間を回転駆動力が伝達可能となるように結合可能としている。
変速機500は、B1ブレーキ561を係合して第1サンギヤ(S1)510を固定するとともに、B2ブレーキ562を解放してリングギヤ(R1)540を固定しない場合、変速段を高速段Hiとして、出力軸560と第2MG400のロータとを結合する。
一方、変速機500は、B2ブレーキ562を係合してリングギヤ(R1)540を固定するとともに、B1ブレーキ561を解放して第1サンギヤ(S1)510を固定しない場合、変速段が高速段Hiより変速比の大きい低速段Loとして、出力軸560と第2MG400のロータとを結合する。なお、変速比は、変速機500の出力軸回転速度(=出力軸560の回転数Np)に対する入力軸回転速度(=第2MG回転数Nm2)の比である。
車両1には、第1MG200、動力分割機構300、第2MG400、および変速機500)の各部に潤滑油および冷却油として作用するオイルを供給する機械式オイルポンプ(M−O/P)800および電動オイルポンプ(E−O/P)900が並列に設けられる。
機械式オイルポンプ800は、エンジン100の駆動力によってオイルパン(図示せず)に貯留されたオイルを吸い込み、吸い込んだオイルを各部に供給する。したがって、エンジン100の回転駆動が停止されると、機械式オイルポンプ800の駆動も停止して、油圧が供給されなくなる。一方、電動オイルポンプ900は、ECU1000からの制御信号によって制御されるモータ(図示せず)の駆動力によってオイルパンに貯留されたオイルを吸い込み、吸い込んだオイルを変速機500などの各部に供給する。エンジン100の回転駆動が停止されても、電動オイルポンプ900は、電力の供給により駆動可能である。
機械式オイルポンプ800および電動オイルポンプ900からのオイルは、上述した変速用油圧回路にも供給され、変速機500の作動油圧(B1ブレーキ561およびB2ブレーキ562を係合させるための油圧)の元圧として利用される。
機械式オイルポンプ800は、エンジン100の動力を用いて回転駆動して、油圧を変速機500のB1ブレーキ561またはB2ブレーキ562に選択的に供給する。
これにより、B1ブレーキ561またはB2ブレーキ562を個別に係合または解放して、第2MG400のロータと出力軸560とを異なる変速比で結合させることができる。
電動オイルポンプ900は、油圧を変速機500のB1ブレーキ561またはB2ブレーキ562に選択的に供給する。そして、B1ブレーキ561およびB2ブレーキ562を個別に係合または解放して、第2MG400のロータと出力軸560とを異なる変速比で結合させることができる。
出力軸560は、動力分割機構300を介して伝達されるエンジン100の動力または変速機500を介して伝達される第2MG400の動力のうち、少なくともいずれかの動力によって回転駆動される。出力軸560の回転駆動は、差動機構などを介して駆動輪82に伝達されて、駆動輪82を回転させることにより車両1を走行させる。
[駆動装置の作動]
図2は、後述するReady−OFF状態で車両1が前進方向に惰性走行する場合の動力分割機構300および変速機500の関係を示す共線図である。
動力分割機構300が上述のように構成されることによって、サンギヤ(S)310の回転速度(=第1MG回転数Nm1)、キャリア(C)330の回転速度(=エンジン回転数Ne)、リングギヤ(R)320の回転速度は、動力分割機構300の共線図上で直線により結ばれる関係(いずれか2つの回転速度が決まれば残りの回転速度も決まる関係)になる。
また、変速機500が上述のように構成されることによって、第1サンギヤ(S1)510の回転速度、リングギヤ(R1)540の回転速度、キャリア(C1)550の回転速度、第2サンギヤ(S2)520の回転速度(=第2MG回転数Nm2)は、変速機500の共線図上で直線により結ばれる関係(いずれか2つの回転速度が決まれば残りの2つの回転速度も決まる関係)になる。
変速機500のキャリア(C1)550は出力軸560に接続されているため、キャリア(C1)550の回転速度は出力軸560の回転速度(すなわち車速V)と一致する。また、動力分割機構300のリングギヤ(R)320も出力軸560に接続されているため、リングギヤ(R)320の回転速度も出力軸560の回転速度(すなわち車速V)と一致する。
低速段Loでは、B2ブレーキ562が係合されてリングギヤ(R1)540が固定されるので、リングギヤ(R1)540の回転速度が0となる。また、高速段Hiでは、B1ブレーキ561が係合されて第1サンギヤ(S1)510が固定されるので、第1サンギヤ(S1)510の回転速度が0となる。したがって、第2MG回転数Nm2が同じである場合には、図2に示すように、高速段Hiの共線(一点鎖線)と低速段Loの共線(実線)との関係により、高速段Hiが形成されたときの車速Vは低速段Loが形成されたときの車速Vよりも高くなる。
また、B1ブレーキ561、B2ブレーキ562の係合が解放されたニュートラル状態では、出力軸560の回転が第2MG400のロータに伝達されない。このような状況であっても、車両が走行している限りは正確な車速をECU1000が把握していることが望ましい。
しかしながら、エンジン100が停止して機械式オイルポンプ800から油圧が供給されていない状態では、レゾルバ22で検出される第2MG400のロータ回転数に出力軸560の回転数は反映されない。このため、第2MG400のロータ回転数から、エンジン100を適切に再起動させるために用いる車速V値を求めることができない。
ところで、バッテリ700には図示省略の変圧装置、低電圧バッテリ(補機バッテリ)などを介して間接的に電動オイルポンプ900が接続されている。電動オイルポンプ900は、低電圧バッテリから電力が供給されることにより駆動可能である。このため、一定時間であればエンジン100の運転状態に拘わらず、変速機500へ係合に用いる油圧を供給することができる。
低電圧バッテリには、バッテリ700の電圧が変圧装置(コンバータ)によって降圧されて充電される。低電圧バッテリは、他のエンジン補機の駆動など、走行駆動に用いるバッテリ700とは別系統の駆動回路を用いて各種補機に接続されている。また、この低電圧バッテリは、電動オイルポンプ900の電源として用いられる。電動オイルポンプ900は、通常、変速機500やエンジン100に油圧を供給する機械式オイルポンプ800に対して、補助ポンプとして機能して、不足分の油圧を変速機500に供給するように設定されている。
ECU1000は、機械式オイルポンプ800による油圧発生を電動オイルポンプ900による油圧発生に切換えることもできる。しかし、低電圧バッテリにより駆動される電動オイルポンプ900は、バッテリ700のSOC等への影響や耐久性に配慮して、長時間に亘る回転駆動により油圧を供給し続ける常時駆動を行なうことはできない。
このため、通常の車両1の走行状態では、主に、機械式オイルポンプ800をエンジン100の回転駆動力を用いて駆動させて、バッテリ700のSOCが低下しないように電動オイルポンプ900の駆動回数および駆動時間が抑制されている。そして、エンジン100の停止により機械式オイルポンプ800が駆動されず、B1ブレーキ561、B2ブレーキ562による係合が必要なときのみに電動オイルポンプ900が駆動される。
図1中に示されたPCU600は、バッテリ700から供給される高電圧の直流電力を交流電力に変換して第1MG200,第2MG400に出力する。これにより、第1MG200,第2MG400が駆動される。
また、PCU600は、第1MG200,第2MG400によって発電される交流電力を直流電力に変換してバッテリ700へ出力する。これにより、バッテリ700が充電される。
バッテリ700は、第1MG200,第2MG400を駆動するための高電圧(たとえば200V程度)の直流電力を蓄える二次電池である。バッテリ700は、代表的にはニッケル水素やリチウムイオンを含んで構成される。なお、バッテリ700に代えて、大容量のキャパシタも採用可能である。
また、低電圧バッテリは、鉛電池などで構成され直流電流を蓄える二次電池である。
SMR(System Main Relay)710は、バッテリ700とPCU600を含む高電圧システムとの電気的な接続状態を切り替えるためのリレーである。
[検出に用いるセンサ類]
さらに、車両1には、エンジン回転センサ10、出力軸回転センサ15、レゾルバ21,22、アクセルポジションセンサ31が備えられる。エンジン回転センサ10は、エンジン回転数Ne(エンジン100の回転速度)を検出する。出力軸回転センサ15は、出力軸560の回転数Npを車速Vとして検出する。
出力軸回転センサ15は、所定回転数以上の回転数とその回転方向を検出可能であるが、所定回転数未満の回転数および回転方向が順方向、逆方向(車両前進、後進走行方向)のいずれであるかまでは検出できない。
これに対し、レゾルバ21,22は、それぞれ第1MG回転数Nm1(第1MG200の回転速度)、第2MG回転数Nm2(第2MG400の回転速度)を検出して、所定回転数未満であっても回転数をカウント可能である。
また、レゾルバ21,22は、第1MG200、第2MG400の各ロータの回転方向が順方向および逆方向のいずれであるかについても検出可能である。さらにレゾルバ21,22は、第1MG200,第2MG400の回転角度を検出可能である。
このため、検出された第1MG回転数Nm1、第2MG回転数Nm2を用いて、ECU1000は、車両1が停車および発車前後の低速域の車速Vを演算により求めることができる。
アクセルポジションセンサ31は、アクセルペダル操作量(ユーザによるアクセルペダルの操作量)を検出する。アクセルポジションセンサ31は検出結果としてアクセル開度信号AをECU1000に出力する。
さらに、車両1には、車室内のユーザが操作可能な位置にスタートスイッチ35が設けられている。このスタートスイッチ35は、ECU1000に接続される。スタートスイッチ35は、システム起動要求およびシステム停止要求をユーザが入力するためのスイッチである。システム起動要求とは、駆動装置などの車両1に搭載されるシステム(以下、単に「車両システム」という)の制御状態を起動状態(以下「Ready−ON状態」という)にさせるための要求である。
システム停止要求とは、車両システムの制御状態を停止状態(以下「Ready−OFF状態」という)にさせるための要求である。スタートスイッチ35は、システム起動要求が入力された場合は、システム起動要求信号RonをECU1000に出力し、システム停止要求が入力された場合はシステム停止要求信号RoffをECU1000に出力する。
ECU1000には、監視ユニット37が接続される。監視ユニット37は、バッテリ700の電圧、電流、温度などを監視し、監視結果をECU1000に出力する。
また、監視ユニット37は、自らの故障が生じた場合およびバッテリ700の異常を検出した場合には、故障を示す故障信号FLTをECU1000に出力する。
ECU1000には、アクセル開度信号A、車速V(Np)値、システム起動要求信号Ron,システム停止要求信号Roff、故障信号FLT、第1MG回転数Nm1、第2MG回転数Nm2が入力されている。
さらに、ECU1000のECU−E1300には、エンジン回転センサ10からエンジン回転数Neが入力されている。そして、各種信号がECU−HV1200に入力されることにより、各種演算に用いられるように構成されている。
[ECU1000の詳細構成]
図3は、ECU1000の詳細な構成を説明するブロック図である。
ECU1000は、車両システムの制御状態を、Ready−ON状態およびReady−OFF状態のいずれかに切り替える。
ECU1000は、ECU−HV1200と、ECU−E1300とを備える。このうち、ECU−HV1200は、メモリ部1220に記憶された情報や各センサからの情報に基づいて所定の演算処理を実行する。ECU1000は、演算処理の結果に基づいて車両1に搭載されるECU−E1300によりエンジン100を、またECU−HV1200からの指令でPCU600を用いて第1MG200,第2MG400の回転駆動を制御するなど各機器を制御する。
また、ECU1000では、ECU−HV1200と、ECU−E1300とがCAN(Controller Area Network)通信1100によって接続されている。CAN通信1100は、Ready−OFF制御が行なわれるReady−OFF状態から、スタートスイッチ35の操作によりReady−OFF状態となると使用不能となるように構成されている。ECU1000のECU−HV1200は、CPU(Central Processing Unit)1210と、メモリ部1220とを含む。
このCPU1210は、第1車速演算を行なう第1車速演算部1211、第2車速演算を行なう第2車速演算部1212とを有している。
第1車速演算部1211では、車両1の走行中にエンジン100が停止した場合、ECU1000に停止要求があった図5の時刻t1の車速V1が所定値の車速V0以上であるときは、出力軸回転センサ15の出力である車速V(=回転数Np)を入力して用いることにより、再起動処理に用いる車速値を演算する第1車速演算が行なわれる。この実施の形態では、車速V0を、出力軸回転センサ15の性能により、回転数を検出できる最も少ない回転数に対応する車速よりも、高くなるように設定している。
また、第2車速演算部1212では、レゾルバ22の出力に基づいて車速を演算する第2車速演算が行なわれる。
すなわち、第2車速演算部1212では、車両1の走行中にエンジン100が停止した図6の時刻t11の車速V1が所定値の車速V0未満のときは、ECU1000から駆動制御信号が出力されて、電動オイルポンプ900を回転駆動させる。
そして、いずれかのB1ブレーキ561,B2ブレーキ562のうち一方を電動オイルポンプ900の油圧によって係合させる。いずれかのB1ブレーキ561,B2ブレーキ562の係合により第2MG400のロータと、駆動輪82とともに回転する出力軸560とが予め設定されたそれぞれの減速比(たとえば、1:2など)で結合される。
第2MG400のロータと出力軸560とが結合された状態では、駆動輪82の回転が第2MG400のロータに直接伝えられて、レゾルバ22により第2MG回転数Nm2として検出される。
レゾルバ22で検出された第2MG回転数Nm2は、レゾルバ22から出力されて、ECU−HV1200に入力される。ECU−HV1200に入力した第2MG回転数Nm2は、第2車速演算部1212によって、この第2MG回転数Nm2に基づいた第2車速演算が行なわれて、車速V2が求められる。
また、ECU−HV1200は、演算処理を行なうCPU1210と、読み書き可能となるように情報およびプログラムを記憶するメモリ部1220とを有している。そして、CPU1210では、メモリ部1220に一旦記憶された情報や、各種センサから送られてくる検出値などに基づいて所定の演算処理を実行することによって、車両1の各機器の動作を制御可能としている。
ECU−HV1200には、出力軸回転センサ15から車速Vの演算に用いる出力軸560の回転数Np、アクセルポジションセンサ31から送られてくるアクセルペダル操作量(ユーザによるアクセルペダルの操作量)に応じたアクセル開度信号Aが入力している。
また、スタートスイッチ35から送られてくるRon信号またはRoff信号、レゾルバ21,22から送られてくる第1MG回転数Nm1信号、第2MG回転数Nm2信号が入力している。
そして、主に、レゾルバ22から送られてくる第2MG回転数Nm2信号によって、回転方向から得られる車両1の前進、後進方向と、回転数Nm2から演算されていた初期車速Vdとがメモリ部1220に一旦記憶される。
メモリ部1220への記憶は、Ready−OFF要求に応じて行なわれる。この実施の形態では、継続して回転数Nm2から演算されていた初期車速VdがReady−OFF要求があった時点でメモリ部1220に一旦記憶される。
ECU−HV1200では、第1車速演算部1211を用いて車速V1の演算を行なうか、第2車速演算部1212を用いて車速V2の演算を行なうか、を初期車速Vdを用いて判定する。
判定の際、メモリ部1220から記憶された回転方向(前進または後進方向)と初期車速Vdとが予め設定されてメモリ部1220に記憶されている基準となる所定値の車速V0とともに読みだされて比較される。
このため、回転方向の判別を行なえない出力軸回転センサ15を使用して、第1車速演算部1211が車速V1の演算を行なうときも、メモリ部1220から回転方向が読出されて、適切な前進または後進方向の車速V1の演算が行なえる。
この実施の形態のECU−HV1200には、初期車速演算部1213がさらに設けられている。初期車速演算部1213は、車両が走行中にエンジン100が停止した時点での車速である初期車速Vdを演算する。初期車速Vdの演算には、レゾルバ21から出力された回転数Nm1が用いられる。
この初期車速演算部1213には、エンジン100のエンジン回転センサ10からECU−E1300を介してエンジン回転数Neが入力されている。
初期車速演算部1213は、このエンジン回転数Neと第1MG200から入力する回転数Nm1とを用いて図2中左側に示す動力分割機構300の共線図から、初期車速Vdを演算することができる。
しかしながら、Ready−OFF要求とともにCAN通信が不通となる設定の車両1では、ECU−E1300にエンジン回転数Ne値が入力されなくなったり、あるいは、ECU−E1300からECU−HV1200へ、演算に用いるエンジン回転数Ne値が出力されなくなる。このため、第1MG200に設けられたレゾルバ21の回転数Nm1とエンジン回転数Ne値とから、共線図により車速Vを求めることはできない。
初期車速演算部1213で演算されたエンジン100が停止する際の初期車速Vdは、同時に検出された第1MG回転数Nm1信号と、エンジン回転数Ne信号とともに、車速Vと回転方向とを演算するデータとして、メモリ部1220に記憶される。
Ready−ON状態では、ECU1000は、ユーザのアクセルペダル操作に応じて駆動装置から駆動力を発生させることを許容する。具体的には、Ready−ON状態では、エンジン100が始動状態(燃料の燃焼エネルギで回転している状態)に維持されるとともに、SMR710が閉じられ、かつPCU600の動作(第1MG200および第2MG400の制御)が可能な状態にされる。また、Ready−ON状態では、電動オイルポンプ900などの他の機器も作動可能な状態にされる。
一方、Ready−OFF状態では、ECU1000は、ユーザのアクセルペダル操作に応じて駆動装置から駆動力を発生させることを許容しない。具体的には、Ready−OFF状態では、エンジン100が停止状態(燃料の燃焼が停止された状態)にされるとともに、PCU600の動作も停止される。したがって、Ready−OFF状態では、ユーザがアクセルペダルを操作しても駆動力は発生しない。また、Ready−OFF状態では、電動オイルポンプ900などの他の機器も停止される。ただし、車両走行中にReady−OFF状態に切り替えられた場合は、その後に車両1が停止しない限り、SMR710は閉じられた状態に維持され、他の機器の電源も維持される。
ECU1000は、Ready−ON状態でReady−OFF条件が成立すると、車両システムの制御状態をReady−ON状態からReady−OFF状態に切り替える。ここで、「Ready−OFF条件」とは、駆動装置のいずれかの個所で異常が生じた(たとえば監視ユニット37から故障信号FLTを受信した)という条件や、スタートスイッチ35からシステム停止要求信号Roffを受信したという条件などを含む。
そして、ECU1000は、Ready−ON状態で、バッテリ700のSOC値状態や故障信号FLTの受信状況に応じて、駆動装置としてのエンジン100をOFF操作するReady−OFF要求をECU−E1300に対して行なう。また、ECU1000は、Ready−OFF状態からエンジン100を起動させるReady−ON要求を、ECU−E1300に対して行ない、ECU−E1300は、この処理を進めてエンジン100を起動または停止させる。
この実施の形態の車両1では、走行中、スタートスイッチ35を長押し(たとえば、数秒、好ましくは、約2〜5秒の所定時間)することより、強制的にシステムを停止させることができる。
この場合、ECU−HV1200が停止しPCU600の動作も停止される。電源ポジションは、ACCポジションとなり、スタートスイッチ35を用いてユーザからReady−ON要求が入力されると、システムを再起動させることができるように構成されている。
以上のような構成を有する車両1において、走行中にReady−OFF状態に切り替えられた場合は、駆動力の発生が停止されるがしばらくの間は惰性(慣性)での走行が継続されることになる。
図2の共線図に示すように、Ready−OFF状態で車両1が前進方向に惰性走行する場合では、エンジン100が停止された直後からエンジン回転数Neが停止状態となる方に向けて徐々に減少する(図2中白抜き矢印Nm参照)。一方、車両1は惰性で走行しており、出力軸560に接続されたキャリア(C1)550およびリングギヤ(R)320の回転速度はしばらくの間は、エンジン回転数Neとともに低下することなく、完全に停止した状態とならない。このため、動力分割機構300の共線図の関係から、共線(一点鎖線)で示すように第1MG200は負回転状態(Nm1<0)となる。
また、Ready−ON状態では、エンジン回転数Neとレゾルバ21の回転数Nm1とから共線図の関係から車速Vを求めることができる。しかしながら、Ready−OFF状態になると、図3に示すようなECU−HV1200と、ECU−E1300との間を接続するCAN通信1100が使用不能となる。
このため、ECU−E1300に入力したエンジン回転数Neのデータを、演算を行なうECU−HV1200にCAN通信を用いて送信することができない。したがって、ECU−HV1200では、エンジン回転数Neとレゾルバ21の回転数Nm1との共線図の関係を用いて車速Vを求める演算を行なうことができない。
また、Ready−OFF状態であるので、エンジン回転数Ne=0として車速Vを求めることも考えられるが、エンジン100が停止されてから所定の時間は、0となるまでエンジン回転数Neが徐々に低下する。このため、Ready−OFF状態となった直後は、エンジン回転数Ne=0とならず確定しない。したがってこのエンジン回転数Ne値を0に設定することができず、第1MG回転数Nm1の値から車速Vを求める演算を、第1車速演算部1211で行なうことができない。
図4は、Ready−ON状態での車両走行中に、Ready−OFF要求がユーザからあった場合、または、Ready−OFF条件が成立する場合に、ECU1000が行なう処理手順を示すフローチャートである。
このフローチャートは、Ready−OFF状態での車両走行中に所定周期で繰り返し実行される。なお、Ready−OFF状態では、エンジン100が停止され、かつ電動オイルポンプ900も停止されている。
ステップS10では、ECU1000は、Ready−ON状態での車両走行中である。ステップS10にて、システム起動状態から、このフローチャートに示す演算処理が開始されると、ステップS11にて、Ready−OFF要求があるか否かが判定される。
すなわち、スタートスイッチ35を用いたシステム停止要求の入力で、システム停止要求信号RoffがECU1000に出力されるなど、Ready−OFF要求がユーザからあった場合、または、Ready−OFF条件が成立する場合には、Ready−ON状態からReady−OFF制御に移行するとECU1000は判定する。
ステップS11にて、Ready−OFF要求があった場合(ステップS11にてYES)には、ステップS12に処理が進められる一方で、Ready−OFF要求がなかった場合(ステップS11にてNO)には、ステップS17で繰り返し演算処理が実行される。
または、走行中にエンジン100が停止したことをECU1000が判定すると、ステップS12に処理が進むようにしてもよい。この場合は、初期車速VdがECU−HV1200によって演算される。
ステップS12では、演算された初期車速Vdに加えてさらに、車両1が前進、後進状態のいずれであるのかが第1MG200に設けられたレゾルバ21の回転方向から求められる。車両1の前進、後進状態は、レゾルバ21の回転方向から求められてECU1000のメモリ部1220に記憶される。
また、レゾルバ21の第1MG回転数Nm1およびエンジン回転センサ10で検出されたエンジン回転数Neからは、図2に示す共線図が用いられて初期車速Vdが求められている。そして、Ready−OFF要求があったときの初期車速Vd値が進行方向とともにメモリ部1220に記憶される。
ECU1000のメモリ部1220には、このようにエンジン回転数Ne信号とともに、初期車速Vdと、車両1の前進、後進状態とが記憶される。
メモリ部1220に記憶された初期車速Vdと前進、後進状態とは、CAN通信1100が使用不能となっても、たとえばReady−OFFとなった時点で、メモリ部1220から読出されて、第1車速演算部1211にて用いられる。
S13に処理が進むと、ECU1000の第1車速演算部1211では、初期車速Vdと、予め設定されてメモリ部1220に記憶されている基準となる所定値の車速V0とが読出されて比較される。
初期車速Vdは、第1MG200に設けられたレゾルバ21の第1MG回転数Nm1およびエンジン回転数Neから図2に示す共線図を用いて初期車速演算部1213で求められる。Ready−OFF要求によりエンジン100が停止しても、メモリ部1220から読出されたReady−OFF要求があった時刻t1のエンジン回転数Neを用いて、初期車速Vdを演算することができる。
初期車速Vdが予め設定された車速V0以上である場合(ステップS13にてYES)は、ステップS14に処理が進み、初期車速Vdが車速V0以上でない場合(ステップS13にてNO)には、ステップS16に処理が進む。
ステップS14に処理が進んだ場合には、ECU1000に設けられた第1車速演算部1211による第1車速演算で、車速V1が求められる。
第1車速演算では、出力軸560の回転数Npを出力軸回転センサ15が検出して、検出値をECU1000に出力する。出力軸560は、駆動輪82と連結されているので、出力軸560の回転数Npは車速Vに比例する。このため、ECU1000の第1車速演算部1211に入力した回転数Npの検出値を用いることにより、車両1の車速V1を演算することができる。
このとき、出力軸回転センサでは検出できない前進、後進状態については、レゾルバ21で検出されてメモリ部1220に記憶されている記憶情報に従い、演算が継続される。
ステップS15に処理が進むと、第1車速演算による演算結果の車速V1と、予め設定されてメモリ部1220に記憶されている基準となる所定値の車速V0とが比較される。
ステップS15の処理で、車速V1が所定値の車速V0未満である場合(ステップS15にてYES)は、ステップS16に処理が進む。
また、車速V1が所定値の車速V0未満でない場合(ステップS13にてNO)は、ステップS14に処理が戻る。
ステップS16の処理では、ECU1000に設けられた第2車速演算部1212が第2車速演算を行なう。第2車速演算部1212では、第2MG400のロータの回転数をレゾルバ22で検出して車速V2を求める演算を行なう。
このため、駆動輪82の回転が第2MG400のロータに伝達される必要がある。
まず、ECU1000が電動オイルポンプ900を起動して、変速機500に油圧を供給する。これにより機械式オイルポンプ800の油圧低下が補われる。次に、電動オイルポンプ900からの油圧が供給された変速機500では、選択的にB1ブレーキ561と、第1サンギヤ(S1)510とが係合されるか、またはB2ブレーキ562と、リングギヤ(R1)540とが係合されて、変速段を高速段Hiまたは低速段Loといずれかの減速比で出力軸560が第2MG400のロータに結合される。
これにより第2MG回転数Nm2と車速Vとの関係は所定の比例関係に確定する。
そして、第2MG400のロータの回転数がレゾルバ22で検出されて、第2MG回転数Nm2として、ECU1000の第2車速演算部1212に出力される。
第2車速演算部1212は、入力した第2MG回転数Nm2に基づいて、車速V2を求める演算を行なうとともに、再度ステップS17に進めて処理を終了する。
車速V1が予め設定されている所定値の車速V0未満である場合、出力軸回転センサ15で検出できない回転数となる。レゾルバ22は、このような低速領域であっても回転数Nm2を検出可能で、車速V2を演算することができる。このとき、レゾルバ22は、回転方向を検出して前進、後進いずれの方向に進行しているかECU1000に出力する。
ECU1000は、図4のフローチャートの処理によって得られた車速V1、V2のうち最も新しい値を用いて車両制御を行なう。また、たとえば、車速V1、V2のうち最も新しい値をエンジン100の再起動や車両1の停止状態の判定などに用いることができる。
第1車速演算および第2車速演算では、走行中の車両1の出力軸560の回転数Npまたは、第2MG回転数Nm2を検出して演算に用いることにより、実際の車両1の車速Vに近い正確な車速V1、V2の値が得られる。しかも、エンジン回転数Neの検出値や、他の速度センサを用いなくても、再起動に適した車速値が得られる。このため、車両1が走行中にエンジン100が停止状態となった場合でも、正確な車速V1、V2の値を用いてエンジン100を円滑に再起動させることができる。
図5は、車速Vとエンジン回転数Neと、電動オイルポンプ900の駆動制御との関係を示すタイミングチャートである。
車両1が所定の車速V0よりも高い車速V5によって走行中、時刻t1でReady−OFF要求があると、エンジン回転数Npが低下する。
このエンジン回転数Neの減少とともに、機械式オイルポンプ800の回転駆動数も緩やかに減少して、供給可能な油圧が低下する。
このため、第2MG2のロータと出力軸560との結合は、変速機500のB1ブレーキ561またはB2ブレーキ562がスリップしながら解除されることによって徐々に解放される。
エンジン回転数Neは慣性で走行する車両1の速度の低下に伴って、緩やかに0(rpm:停止状態)に近づく。
時刻t2でエンジン回転数Neが0(rpm)となる前に、機械式オイルポンプ800によって変速機500に送られる油圧もなくなる。Ready−OFF以降は、図2の共線図を用いてレゾルバ22の回転数Nm2から、車速Vを求める演算ができない。
時刻t1〜t3では、出力軸回転センサ15で検出された回転数NpがECU1000に出力される。ECU1000のECU−HV1200に回転数Npの値が入力されると車速V1の演算が第1車速演算部1211により行なわれる。
時刻t1から時刻t3に至るまでの期間内に、第1車速演算部1211で車速V1が演算される。時刻t1から時刻t3に至るまでの期間内では、このうち最も新しい車速V1値が用いられて、ECU1000がエンジン100の再起動などの車両の制御を適切に行なう。
よって、時刻t1から直ちに電動オイルポンプ900を駆動させる後述する制御に比して、出力軸回転センサ15で検出して車速V1を用いて再起動する時間については、電動オイルポンプ900の駆動時間を減少させることができる。このように電動オイルポンプ900を常時駆動させて油圧を変速機500に供給する必要がない。したがって電動オイルポンプ900の駆動時間を短縮して電力消費量を減少させるとともに、電動オイルポンプ900の耐久性を向上させることができる。
そして、システム起動要求がスタートスイッチ35からユーザによって入力されると、ECU1000は、車両システムの制御状態をReady−ON状態に切り替える。
このときに実際の車両1の車速Vに近い正確な車速V1値を用いて、適切に円滑な駆動装置の再起動を行なわせることができる。
時刻t3で、車速Vが低下して所定の車速V0を下回ると、出力軸回転センサ15が検出できる所定の回転数Npよりも出力軸560の回転数が小さくなり、出力軸回転センサ15では検出できなくなる。
このため、この出力軸回転センサ15に代えて低速回転であっても検出可能なレゾルバ22を用いた第2MG400のロータの回転検出が時刻t3から行なわれる。
時刻t3では、電動オイルポンプ900が起動されて油圧を立上げると、B1ブレーキ561またはB2ブレーキ562が係合する。このB1ブレーキ561またはB2ブレーキ562の係合により、予め設定された減速比で出力軸560と第2MG400のロータとの間が結合されて、駆動輪82の回転が第2MG400のロータに伝達される。
このため、出力軸560およびロータを介して伝えられた駆動輪82の回転は、第2MG400のレゾルバ22によって第2MG回転数Nm2として検出される。
ECU1000の第2車速演算部1212では、検出された第2MG回転数Nm2が用いられて車速V2の演算が行なわれる。この第2MG回転数Nm2に基づいて車速V2の演算が開始されるまで、出力軸回転センサ15で検出された回転数Npに基づく車速V1の演算を継続する。
このため、エンジン100が停止した時点の初期車速Vdに応じて、選択された演算で最も新しく適切な車速V1またはV2値を算出して、いずれの車速Vで走行中であってもエンジン100を再起動させることもできる。
また、ECU1000の第1車速演算部1211および第2車速演算部1212によって、駆動装置の再起動に必要とされる車速V1またはV2値が常に演算により求められている。
このため、エンジン100の再起動が走行中に行なわれる際にも、直ちに演算された車速V1またはV2値を用いることができ、円滑で効率的な再起動を行なえる。
図6は、車速とエンジン回転数と、オイルポンプの駆動制御との関係を示し、エンジンストップ要求があった時刻t11で、所定の車速V0よりも車速Vが低速であった場合のタイミングチャートである。以下の説明では、図5のタイミングチャートと名称および機能が同じ内容を示す部分についての詳細な説明は繰り返さない。
実線で示す車速V6に加えて、比較のため、図6中に二点鎖線で示した図5の走行状態に相当する車速V5を示す。車速V6は、エンジンストップ要求があった時刻t11ではすでに、所定の車速V0よりも低い値まで低下している。
このため、ユーザからエンジンストップ要求があると、同時に電動オイルポンプ900による油圧の供給が時刻t11で開始される。
よって、機械式オイルポンプ800の油圧の減少分が電動オイルポンプ900による油圧の上昇分によって補われる。また、時刻t12では、機械式オイルポンプ800の油圧がなくなり、すでに時刻t13で立上がっている電動オイルポンプ900の油圧に代えられる。このため、継続してB1ブレーキ561またはB2ブレーキ562の係合に必要な油圧が維持される。
したがって、時刻t13までの間の短時間に直ちに電動オイルポンプ900により必要とされる油圧を立上がらせて、B1ブレーキ561またはB2ブレーキ562の係合により、出力軸560と第2MG400のロータとを結合できる。
結合された出力軸560および第2MG2のロータによって、走行中の駆動輪82の回転が第2MG400のレゾルバ22に伝達されて第2MG回転数Nm2として検出される。
このため、車両1の車速Vが所定の車速V0よりも遅く、出力軸回転センサ15で検出できない停車または発車前後を含む低速回転であっても検出可能なレゾルバ22を用いて第2MG回転数Nm2に基づいた車速V2の値を得ることができる。
この発明によれば、エンジン100が停止した図5中の時刻t1または、図6中の時刻t11の初期車速Vdに応じて、ECU1000は、高速域では出力軸回転センサ15で検出した回転数Npに基づいて車速V1の値を求める。また、出力軸回転センサ15では検出できない低速域は、レゾルバ22の出力Nm2に基づいて車速V2の値を求める。そして、円滑に起動可能な適切な車速V1,V2の値を用いてエンジン100を再起動できる。
このため、走行中にエンジン100がユーザからのエンジン停止要求や、各種条件により停止しても、車両1が停車する前であって、走行中に直ちにエンジン100を再起動させて走行を継続できる。
また、この実施の形態の車両1のECU1000に設けられて、ECU−HV1200とECU-E1300との間を接続するCAN通信1100は、Ready−OFF状態となると、使用不能となる。
しかしながら、エンジン100が停止した後に車速Vを演算するために用いる出力軸560の回転数Np、第2MG回転数Nm2は、ECU1000のECU−HV1200に直接入力されている。このため、CAN通信1100が使用不能となっても影響を受けることなく、ECU−HV1200のCPU1210内に設けられた第1車速演算部1211、第2車速演算部1212によって、車速Vの演算を行なうことができる。
このように、エンジン100が停止した時点の初期車速Vdに応じて、ECU1000は、第1車速演算または第2車速演算を行なって、常に実際の車両1の走行速度に近い車速Vの値を求めることができ、走行中にエンジン100を適切に再起動させることができる。
今回開示された実施の形態は、ECU−HV1200に初期車速演算部1213を設けている。初期車速演算部1213は、第1MG200に設けられたレゾルバ21から回転数Nm1として検出した値を用いて、エンジン100を停止させるエンジン停止要求があった時刻t1,t11での初期車速Vdを演算して求める。
しかしながら、エンジン停止要求があった時刻t1,t11に限らず、エンジン100が停止する時刻前後での初期車速Vdを得られるものであれば、レゾルバ21からの回転数Nm1や、出力軸回転センサ15で検出できるものなど、どのような検出信号を用いて演算してもよい。
さらに、動力伝達機構として変速機500に設けられたB1ブレーキ561または、B2ブレーキ562を用いた実施の形態を示して説明してきたが特にこれに限らず、たとえば、クラッチや、ブレーキ(ブレーキクラッチを含む)など、オイルポンプの駆動により、出力軸560とモータ回転センサ(レゾルバ22)が設けられたモータジェネレータのロータとを結合するものであれば、どのような形状、数量および材質で動力伝達機構を構成してもよい。
また、電動オイルポンプ900についても、変速機500用の電動オイルポンプ900である必要はなく、電力または電力以外の駆動力で回転駆動されるオイルポンプなど、クラッチなどの動力伝達機構に油圧を供給できるものであれば、形式、数量および配置箇所が特に限定されるものではない。
以上説明した実施の形態について、最後に再び図面を参照しながら総括する。
図1に示されるように車両1は、駆動輪82に連結される出力軸560と、出力軸560に伝達される駆動力を発生させる第2MG400と、出力軸560の回転数を検出する出力軸回転センサ15と、油圧によって第2MG400と出力軸560とを結合可能とする変速機500と、変速機500に油圧を供給する電動オイルポンプ900と、第2MG400の回転数を検出するレゾルバ22と、車速を演算するECU1000とを備えている。
図3、図5を参照して、ECU1000は、車両1の走行中にエンジン100が停止した場合、Ready−OFF要求があった時刻t1の初期車速Vdが所定値の車速V0以上のときは、出力軸回転センサ15で検出された回転数Np値を用いて第1車速演算部1211は車速V1の演算を行なう。
走行中にエンジン100の駆動が停止した場合、Ready−OFF要求があった時刻t1の初期車速Vdが所定値の車速V0未満のときは、電動オイルポンプ900を駆動して第2MG2のロータと出力軸560とを変速機500のB1ブレーキ561,B2ブレーキ562によって結合させる。
そして第2MG2のロータと出力軸560とが結合された状態で、第2MG2のレゾルバ22で検出された値に基づいて第2車速演算部1212は車速V2の演算を行なう。
好ましくは、オイルポンプは、電動オイルポンプ900である。
さらに好ましくは、ECU1000は、第1車速演算部1211で求められた車速V1が所定値未満であるときは、第2車速演算部1212が車速V2の演算を行なう。
さらに好ましくは、車両1は、機械式オイルポンプ800をさらに備える。機械式オイルポンプ800は、エンジン100の動力を用いて第2MG2のロータと出力軸560とを結合させる油圧を変速機500に供給する。
さらに好ましくは、駆動装置は、エンジン100である。
さらに好ましくは、モータ回転センサは、第2MG2の回転数に加えて第2MG2の回転方向を検出可能なレゾルバ22である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、10 エンジン回転センサ、15 出力軸回転センサ、21,22 レゾルバ、31 アクセルポジションセンサ、35 スタートスイッチ、37 監視ユニット、82 駆動輪、100 エンジン、300 動力分割機構、500 変速機、531,532 ピニオン、560 出力軸、561 B1ブレーキ、562 B2ブレーキ、700 バッテリ、800 機械式オイルポンプ、900 電動オイルポンプ、1100 CAN通信、1200 ECU−HV、1210 CPU、1211 第1車速演算部、1212 第2車速演算部、1213 初期車速演算部、1220 メモリ部、1300 ECU−E。

Claims (7)

  1. 駆動輪に連結される出力軸と、
    前記出力軸に伝達される駆動力を発生させるモータと、
    前記出力軸の回転数を検出する出力軸回転センサと、
    油圧によって前記モータと前記出力軸とを結合可能とする動力伝達機構と、
    前記動力伝達機構に前記油圧を供給するオイルポンプと、
    前記モータの回転数を検出するモータ回転センサと、
    車速を演算する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、車両の走行中に駆動装置が停止した場合、前記駆動装置に停止要求があった時点の車速が所定値以上のときは、前記出力軸回転センサの出力を用いて車速を演算する第1車速演算を行ない、前記駆動装置に停止要求があった時点の車速が前記所定値未満のときは、前記オイルポンプを駆動して前記モータと前記出力軸とを前記動力伝達機構によって結合させ、前記モータと前記出力軸とが結合された状態で、前記モータ回転センサの出力に基づいて車速を演算する第2車速演算を行なう、車両。
  2. 前記オイルポンプは、電動オイルポンプである、請求項1に記載の車両。
  3. 前記制御装置は、前記第1車速演算で求められた車速が前記所定値未満であるときは、前記第2車速演算を行なう、請求項1または2に記載の車両。
  4. 前記車両は、機械式オイルポンプをさらに備え、
    前記機械式オイルポンプは、前記駆動装置の動力を用いて前記モータと前記出力軸とを結合させる油圧を前記動力伝達機構に供給する、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の車両。
  5. 前記駆動装置は、内燃機関である、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の車両。
  6. 前記モータ回転センサは、前記モータの回転数に加えて前記モータの回転方向を検出可能なレゾルバである、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の車両。
  7. 車両の制御方法であって、
    前記車両は、
    駆動輪に連結される出力軸と、
    前記出力軸に伝達される駆動力を発生するモータと、
    前記出力軸の回転数を検出する出力軸回転センサと、
    油圧によって前記モータと前記出力軸とを結合するように作動する動力伝達機構と、
    前記動力伝達機構に前記油圧を供給するオイルポンプと、
    前記モータの回転数を検出するモータ回転センサとを備え、
    前記制御方法は、
    前記車両の走行中に停止要求があった時点の車速を検出するステップと、
    前記停止要求があった時点の車速が所定値以上のときは、前記出力軸回転センサの出力に基づいて車速を演算する第1車速演算を行なうステップと、
    前記停止要求があった時点の車速が所定値未満のときは、前記オイルポンプを駆動して前記モータと前記出力軸とを前記動力伝達機構によって結合させるステップと、
    前記モータと前記出力軸とが結合された状態で、前記モータ回転センサの出力に基づいて車速を演算する第2車速演算を行なうステップとを含む、車両の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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