JP2013236855A - 歯科用アバットメントをインプラントフィクスチャーから取り外すための治具 - Google Patents

歯科用アバットメントをインプラントフィクスチャーから取り外すための治具 Download PDF

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Abstract

【課題】歯科用インプラントシステムにおいて歯科用補綴物が損傷した際などに、歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから容易に取り外すことができる治具を提供する。
【解決手段】歯科用アバットメント2の貫通穴2eの段部2fより顎骨側の係合部2d内に設けられている貫通穴内に挿入可能な先端の棒状部5aに続いて歯科用アバットメント2の段部2fに当接する棒状部5aより大径の段部5bを有し歯科用アバットメント2の段部2fまでの貫通穴2eに挿入可能な太さの丸棒状部で歯科用アバットメント2の段部2fに段部5bが当接したときに口腔内側が又は歯科用アバットメント2又は歯科用アバットメント2に固定されて使用されていた歯科用補綴物4の咬合面より口腔内側の位置で折曲されて把持部5dを成しており、且つ歯科用アバットメント2の貫通穴2eの段部2fに近接した部位で貫通穴2eの内面に当接するOリング5cが装着されている構造にする。
【選択図】図5

Description

本発明は歯科用補綴物が強固に又は暫間的に固定されている歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーに固定して使用する歯科用インプラントシステムにおいて、歯科用補綴物が損傷した際や、暫間的に使用した歯科用補綴物を取り外した際に、その損傷した歯科用補綴物が固定されている歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから取り外したり、暫間的に使用した歯科用補綴物を取り外した歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから取り外したりするための、歯科用アバットメントをインプラントフィクスチャーから取り外すための治具に関するものである。
欠如歯部の失われた口腔機能を回復するための治療方法として、欠如歯部の顎骨内に埋入して顎骨と骨結合した人工歯根となる歯科用インプラントフィクスチャーの口腔内側に、歯科用補綴物が固定された歯科用アバットメントを固定したり、歯科用アバットメントを固定してその歯科用アバットメントに歯科用補綴物を暫間的に固定する歯科用インプラントシステムを利用した治療方法が普及してきている。
このような歯科用インプラントシステムにおける歯科用インプラントフィクスチャーとしては、中心軸に沿って開口した口腔内側から顎骨側に向けて先細りの円錐状の穴とこの穴の顎骨側に歯科用アバットメントの位置決め及び回転防止用の例えば六角穴形状等の係合凹部と更にその顎骨側に歯科用アバットメントを固定するためのアバットメントスクリューの雄ネジが螺合される雌ネジとが設けられている態様のものが広く使用されている。
そしてこの歯科用インプラントフィクスチャーに取り付けられる歯科用アバットメントとしては、中心軸に沿ってアバットメントスクリューの頭部が当接する段部を有する貫通穴が設けられており、その外形が顎骨側には先細りの円錐状部とこの円錐状部の先端に位置決め及び回転防止用の例えば六角柱状等の係合部が設けられており、歯科用インプラントフィクスチャーの口腔内側面から口腔内側に突き出る前記円錐状部の口腔内側には歯肉面に当接するフランジ状部の更に口腔内側に歯科用補綴物が固定される補綴物固定部が設けられているものが使用される(例えば、特許文献1参照。)。
このような歯科用インプラントシステムにおいては、顎骨内に埋入して顎骨と骨結合した人工歯根となる歯科用インプラントフィクスチャーの口腔内側に設けられている顎骨側に向けて先細りの円錐状の穴に、フランジ状部の口腔内側の補綴物固定部に歯科用補綴物が強固に固定されている歯科用アバットメントのフランジ状部と反対側の先細りの円錐状部を挿入するか、暫間的に使用される歯科用補綴物が未だ補綴物固定部に固定されていない歯科用アバットメントのフランジ状部と反対側の先細りの円錐状部を挿入し、この円錐状部の先端の係合部を歯科用インプラントフィクスチャーの先細りの円錐状の穴に続く係合凹部に係合させて回転しないように位置決めした後、歯科用補綴物と歯科用アバットメントとを貫通して設けられている貫通穴又は歯科用アバットメントを貫通して設けられている貫通穴にアバットメントスクリューを挿入してアバットメントスクリューの雄ネジを歯科用インプラントフィクスチャーの最も顎骨側に螺設されている雌ネジに螺合させてアバットメントスクリューの頭部が貫通穴の段部に当接した状態となるようにして歯科用補綴物が固定されている歯科用アバットメント又は暫間的に使用される歯科用補綴物が固定されていない歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーに固定した後、歯科用補綴物に設けられている貫通穴の口腔内側を歯科用セメントで封塞するか暫間的に使用される歯科用補綴物が固定されていない歯科用アバットメントの補綴物固定部に歯科用補綴物を暫間的に固定して歯科用インプラントシステムの治療を完了するのである。
そしてこのような歯科用インプラントシステムの治療が完了した患者が例えば硬いものを食した場合などに歯科用補綴物が損傷すると、その歯科用補綴物を新しい歯科用補綴物に交換することが必要になる。この際、歯科用補綴物は歯科用アバットメントと一体を成しているので、損傷した歯科用補綴物と一体を成している歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから取り外して、新しく歯科用補綴物が固定された歯科用アバットメントを製作し、歯科用インプラントフィクスチャーに固定するのであるが、歯科用アバットメントは、歯科用インプラントフィクスチャーの口腔内側に設けられている顎骨側に向けて先細りの円錐状の穴に先細りの円錐状部を挿入されアバットメントスクリューの先端部に螺設されている雄ネジが歯科用インプラントフィクスチャーの最も顎骨側に螺設されている雌ネジに螺合された際に先細りの円錐状部が歯科用インプラントフィクスチャーの先細りの円錐状の穴に密着して強固に固定された状態となっているので、歯科用補綴物に設けられている貫通穴を封塞していた歯科用セメントを除去して歯科用アバットメントの貫通穴にドライバーを挿入してアバットメントスクリューの歯科用インプラントフィクスチャーとの螺合を解除してアバットメントスクリューを取り外しても、歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから容易に取り外すことができない現象がしばしば発生する。また、歯科用補綴物の作製段階において、咬合の調製や歯肉の調製を行うために歯科用アバットメントに暫間的な歯科用補綴物を固定して使用していた暫間的な歯科用補綴物を取り外して歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから取り外す場合にも同様の現象が発生することがある。
このような現象が発生した場合、歯科用補綴物が前歯部の歯科用補綴物であれば、患者に大きく開口させればその損傷した歯科用補綴物又は暫間的な歯科用補綴物を取り外した歯科用アバットメントをペンチのような器具で把持して歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから離れる方向に、即ち歯科用インプラントフィクスチャーの歯軸方向に移動させて取り外せばよいが、歯科用補綴物が臼歯部特に大臼歯部の歯科用補綴物であると、歯科用補綴物の歯軸方向に大きな空間が存在しないため患者に大きく開口させても損傷した歯科用補綴物又は暫間的な歯科用補綴物を取り外した歯科用アバットメントをペンチのような器具で把持して歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから取り外すことは容易ではない。
特表2011−514226号公報
本発明は前記の問題に鑑み、歯科用インプラントシステムを使用して口腔内に歯科用補綴物を固定した後に、歯科用インプラントフィクスチャーに固定していた歯科用アバットメントに固定されて使用されていた歯科用補綴物を取り外す必要や、暫間的に固定されていた歯科用補綴物を取り外した歯科用アバットメントを取り外す必要が生じた際に、その歯科用補綴物が固定されている歯科用アバットメント又は暫間的に固定されていた歯科用補綴物を取り外した歯科用アバットメントを、特に歯科用補綴物が臼歯部の歯科用補綴物である場合に歯科用インプラントフィクスチャーから容易に取り外すことができる治具を提供することを課題とする。
本発明者は前記課題を解決すべく鋭意研究の結果、歯科用補綴物が歯科用アバットメントに強固に固定されている場合には歯科用補綴物に設けられている貫通穴を封塞していた歯科用セメントを除去して歯科用補綴物に設けられている貫通穴を経て歯科用アバットメントの貫通穴にドライバーを挿入してアバットメントスクリューの歯科用インプラントフィクスチャーとの螺合を解除してアバットメントスクリューを取り外しても、また、歯科用補綴物が歯科用アバットメントに暫間的に固定されている場合には歯科用補綴物を取り外した歯科用アバットメントの貫通穴にドライバーを挿入してアバットメントスクリューの歯科用インプラントフィクスチャーとの螺合を解除してアバットメントスクリューを取り外しても、歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから容易に取り外すことができない場合に、歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから取り外すための治具を、先端が歯科用アバットメントの貫通穴の段部より顎骨側の係合部内に設けられている貫通穴内に挿入可能な棒状部を成し、この棒状部に続いて歯科用アバットメントの貫通穴の段部に当接する該棒状部より大径の段部を有し歯科用アバットメントの段部までの貫通穴に挿入可能な太さの丸棒状部で歯科用アバットメントの貫通穴の段部に段部が当接したときに口腔内側が歯科用アバットメント又は歯科用アバットメントに固定されて使用されていた歯科用補綴物の咬合面より口腔内側の位置で折曲されて把持部を成しており、且つ歯科用アバットメントの貫通穴の段部に近接した部位に歯科用アバットメントの貫通穴の内面に当接するOリングが装着されている構造にすれば、歯科用補綴物が歯科用アバットメントに強固に固定されている場合には歯科用補綴物に設けられている貫通穴を封塞していた歯科用セメントを除去し歯科用アバットメントの貫通穴にドライバーを挿入してアバットメントスクリューの歯科用インプラントフィクスチャーとの螺合を解除してアバットメントスクリューを取り外した歯科用補綴物が固定されている歯科用アバットメントに歯科用補綴物に設けられている貫通穴を経て歯科用アバットメントの貫通穴内に、また歯科用補綴物が歯科用アバットメントに暫間的に固定されている場合には歯科用補綴物を取り外した歯科用アバットメントの貫通穴にドライバーを挿入してアバットメントスクリューの歯科用インプラントフィクスチャーとの螺合を解除してアバットメントスクリューを取り外した歯科用アバットメントの貫通穴内に、治具の先端の棒状部側から挿入して先端の棒状部の終端の段部を歯科用アバットメントの貫通穴の段部に当接させると、棒状部に続く丸棒状部に装着されており歯科用アバットメントの貫通穴に近接した部位でOリングが歯科用アバットメントの貫通穴の内面に当接した状態になるので、この状態で把持部を僅かに左右又は前後に揺動させると、歯科用インプラントフィクスチャーの口腔内側に設けられている顎骨側に向けて先細りの円錐状の穴と歯科用アバットメントの先細りの円錐状部との密着状態が解除されるので、治具の歯科用アバットメントの貫通穴内に挿入されていた丸棒状部を歯科用アバットメントの貫通穴の軸方向に口腔内側に移動させると、歯科用アバットメントはその貫通穴をOリングで保持された状態になっているから歯科用補綴物が固定されている歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから容易に取り外すことができることを究明して本発明を完成したのである。
即ち本発明は、歯科用アバットメントの貫通穴の段部より顎骨側に設けられている貫通穴内に挿入可能な先端の棒状部に続いて歯科用アバットメントの貫通穴内の段部に当接する該棒状部より大径の段部を有し歯科用アバットメントの段部までの貫通穴内に挿入可能な太さの丸棒状部で、歯科用アバットメントの貫通穴の段部に段部が当接したときに口腔内側が歯科用アバットメント又は歯科用アバットメントに固定されて使用されていた歯科用補綴物の咬合面より口腔内側の位置で折曲されて把持部を成しており、且つ歯科用アバットメントの貫通穴の段部に近接した部位に歯科用アバットメントの貫通穴の内面に当接するOリングが装着されていることを特徴とする歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから取り外すための治具である。
本発明に係る歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから取り外すための治具は、先端が歯科用アバットメントの貫通穴の段部より顎骨側の係合部内に設けられている貫通穴内に挿入可能な棒状部を成し、この棒状部に続いて歯科用アバットメントの貫通穴の段部に当接する該棒状部より大径の段部を有し歯科用アバットメントの段部までの貫通穴に挿入可能な太さの丸棒状部を有しており歯科用アバットメントの貫通穴の段部に近接した部位に歯科用アバットメントの貫通穴の内面に当接するOリングが装着されているので、歯科用補綴物が歯科用アバットメントに強固に固定されている場合には歯科用補綴物に設けられている貫通穴を封塞していた歯科用セメントを除去し歯科用補綴物に設けられている貫通穴を経て歯科用アバットメントの貫通穴にドライバーを挿入してアバットメントスクリューの歯科用インプラントフィクスチャーとの螺合を解除してアバットメントスクリューを取り外した歯科用補綴物が固定されている歯科用アバットメントの貫通穴内に、また歯科用補綴物が歯科用アバットメントに暫間的に固定されている場合には歯科用補綴物を取り外した歯科用アバットメントの貫通穴にドライバーを挿入してアバットメントスクリューの歯科用インプラントフィクスチャーとの螺合を解除してアバットメントスクリューを取り外した歯科用アバットメントの貫通穴内に、治具の先端の棒状部側から挿入して棒状部の終端の段部を歯科用アバットメントの貫通穴の段部に当接させると、棒状部に続く丸棒状部に装着されており歯科用アバットメントの貫通穴に近接した部位でOリングが歯科用アバットメントの貫通穴の内面に当接した状態になるので、この状態で把持部を僅かに左右又は前後に揺動させると、歯科用インプラントフィクスチャーの口腔内側に設けられている顎骨側に向けて先細りの円錐状の穴と歯科用アバットメントの先細りの円錐状部との密着状態が解除されるので、治具の歯科用アバットメントの貫通穴内に挿入されていた丸棒状部を歯科用アバットメントの貫通穴の軸方向に口腔内側に移動させると、歯科用アバットメントはその貫通穴をOリングで保持された状態になっているから歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから容易に取り外すことができるのである。
歯科用インプラントフィクスチャーの1実施例の左半分を断面で示した正面図である。 歯科用アバットメントの1実施例の左半分を断面で示した正面図であるである。 図1に示した顎骨内に固定された歯科用インプラントフィクスチャーに歯科用補綴物が強固に固定されている図2に示した歯科用アバットメントがアバットメントスクリューで固定されている状態を示す断面説明図である。 本発明に係る歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから取り外すための治具の1実施例を示す正面図である。 歯科用補綴物と一体を成している歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから本発明に係る治具で取り外している状態を示す断面説明図である。
以下、図面を用いて本発明に係る歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから取り外すための治具について詳細に説明する。
図面中、1は顎骨に穿設された埋入孔に埋入され顎骨と骨結合して人工歯根となる歯科用インプラントフィクスチャーであり、口腔内側に設けられている顎骨側に向けて設けられている先細りの円錐状の穴1aの顎骨側先端に六角穴状などの係合凹部1bと更にこの係合部1bの顎骨側に後述するアバットメントスクリュー3が螺合される雌ネジ1cが螺設されている。またこの歯科用インプラントフィクスチャー1の外周には一般にセルフタッピング用の雄ネジ1dが螺設されている。
2は顎骨の歯肉部を押圧するためのフランジ状部2aの口腔内側に補綴物固定部2bが設けられており、フランジ状部2aと反対側である顎骨側に歯科用インプラントフィクスチャー1の先細りの円錐状の穴1aのテーパと同じテーパの先細りの円錐状部2cとこの円錐状部2cの先端に歯科用インプラントフィクスチャー1の係合凹部1bと係合する六角柱状などの係合部2dが設けられており、その軸方向には貫通穴2eが穿設されていて、この貫通穴2eの顎骨側には後述するアバットメントスクリュー3の頭3aが当設される段部2fが設けられており、この段部2fより顎骨側の内径はアバットメントスクリュー3の先端に螺設されていて歯科用インプラントフィクスチャー1の雌ネジ1cに螺合される雄ネジ3bが貫通可能な大きさとなっている歯科用アバットメントである。
4は歯科用アバットメント2のフランジ状部2aの口腔内側に設けられている補綴物固定部2bに固定された歯科用補綴物であり、この歯科用補綴物4の歯科用アバットメント2の貫通穴2eの延長部には通常アバットメントスクリュー3の頭3aが通過できる貫通穴4aが設けられているが、この歯科用補綴物4が暫間的に固定される歯科用補綴物である場合にはアバットメントスクリュー3の頭3aが通過できる貫通穴4aが設けられない場合がある。
5は本発明に係る歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから取り外すための治具であり、先端が歯科用アバットメント2の貫通穴2eの段部2fより顎骨側の係合部2d内に設けられている貫通穴2e内に挿入可能な棒状部5aを成し、この棒状部5aに続いて歯科用アバットメント2の貫通穴2eの段部2fに当接する棒状部5aより大径の段部5bを有し歯科用アバットメント2の段部2fまでの貫通穴2eに挿入可能な太さの丸棒状部で歯科用アバットメント2の貫通穴2eの段部2fに段部5bが当接したときに口腔内側が歯科用アバットメント2又は歯科用アバットメント2に固定されて使用されていた歯科用補綴物4の咬合面より口腔内側の位置で折曲されて把持部5dを成しており、且つ歯科用アバットメント2の貫通穴2eの段部2fに近接した部位に歯科用アバットメント2の貫通穴2eの内面に当接するOリング5cが装着されている。この把持部5dは、歯科用アバットメント2又は歯科用アバットメント2に固定されて使用されていた歯科用補綴物4の咬合面より口腔内側の位置で棒状部5aに対して85〜100°の角度で折曲されていると、歯科用補綴物4が臼歯部、特に大臼歯部の歯科用補綴物である場合に作業が行い易いため好ましい。より好ましくは90°である。
このような本発明に係る治具5を使用して歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから取り外すには、歯科用補綴物4が歯科用アバットメント2に強固に固定されている場合には先ず歯科用補綴物4に設けられている貫通穴4aを封塞していた歯科用セメントを除去して歯科用アバットメント2の貫通穴2eにドライバー(図示なし)を挿入してアバットメントスクリュー3の歯科用インプラントフィクスチャー1との螺合を解除してアバットメントスクリュー3を取り外す。また、歯科用補綴物4が歯科用アバットメント2に暫間的に固定されている場合には歯科用補綴物4を取り外した歯科用アバットメント2の貫通穴2eにドライバーを挿入してアバットメントスクリュー3の歯科用インプラントフィクスチャー1との螺合を解除してアバットメントスクリュー3を取り外す。
次に、歯科用補綴物4が歯科用アバットメント2に強固に固定されている場合には歯科用補綴物4に設けられている貫通穴4aを経て歯科用アバットメント2の貫通穴2e内に治具5の先端の棒状部5a側から挿入して棒状部5aの終端の段部5bを歯科用アバットメント2の貫通穴2eの段部に当接させ、歯科用補綴物4が歯科用アバットメント2に暫間的に固定されている場合には歯科用アバットメント2の貫通穴2e内に治具5の先端の棒状部5a側から挿入して棒状部5aの終端の段部5bを歯科用アバットメント2の貫通穴2eの段部に当接させると、棒状部5aに続く丸棒状部に装着されているOリング5cが歯科用アバットメント2の貫通穴2eの内面に当接した状態になっているので、この状態で把持部5dを僅かに左右又は前後に揺動させると、歯科用インプラントフィクスチャー1の口腔内側に設けられている顎骨側に向けて先細りの円錐状の穴1aと歯科用アバットメント2の先細りの円錐状部2cとの密着状態が解除されるので、治具5の歯科用アバットメント2の貫通穴2e内に挿入されていた丸棒状部を歯科用アバットメント2の貫通穴2eの軸方向に口腔内側に移動させると、歯科用アバットメント2はその貫通穴2eをOリング5cで保持された状態になっているから歯科用アバットメント2を歯科用インプラントフィクスチャー1から容易に取り外すことができるのである。
1 歯科用インプラントフィクスチャー
1a 先細りの円錐状の穴
1b 係合凹部
1c 雌ネジ
1d 雄ネジ
2 歯科用アバットメント
2a フランジ状部
2b 補綴物固定部
2c 先細りの円錐状部
2d 係合部
2e 貫通穴
2f 段部
3 アバットメントスクリュー
3a 頭
3b 雄ネジ
4 歯科用補綴物
4a 貫通穴
5 本発明に係る治具
5a 棒状部
5b 段部
5c Oリング
5d 把持部

Claims (1)

  1. 歯科用アバットメント(2)の貫通穴(2e)の段部(2f)より顎骨側に設けられている貫通穴内に挿入可能な先端の棒状部(5a)に続いて歯科用アバットメント(2)の貫通穴(2e)内の段部(2f)に当接する該棒状部(5a)より大径の段部(5b)を有し歯科用アバットメント(2)の段部(2f)までの貫通穴(2e)内に挿入可能な太さの丸棒状部で、歯科用アバットメント(2)の貫通穴(2e)の段部(2f)に段部(5b)が当接したときに口腔内側が歯科用アバットメント(2)又は歯科用アバットメント(2)に固定されて使用されていた歯科用補綴物(4)の咬合面より口腔内側の位置で折曲されて把持部(5d)を成しており、且つ歯科用アバットメント(2)の貫通穴(2e)の段部(2f)に近接した部位に歯科用アバットメント(2)の貫通穴(2e)の内面に当接するOリング(5c)が装着されていることを特徴とする歯科用アバットメントを歯科用インプラントフィクスチャーから取り外すための治具(5)。
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