JP2013236648A - 製パン器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の課題は、具材投入機能および温度上昇抑制機能の両機能を兼ね備えることができると共に、具材投入時に具材がパンケース外に飛び散ったり、具材がパンケース内で偏ったりするおそれを低減することができる製パン器を提供することにある。
【解決手段】本発明に係る製パン器100は、攪拌容器220、具材投入部320、送風部250および制御部280を備える。具材投入部は、攪拌容器の内部に具材を投入する。送風部は、攪拌容器の内部に対して送風を行う。制御部は、具材投入部の具材投入時、送風部を停止または弱運転させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、製パン器に関する。
過去に「レーズン等の具材入りパンの練り工程や発酵工程の途中でソレノイドを動作させて具材投入口から具材を自動的に投入する機能(以下「具材投入機能」という)を設けた製パン器」が提案されている(例えば、特開平8−215058号公報、特開平9−117375号公報および特開平11−346930号公報等参照)。
また、過去に、パンの出来上がりを良好にするために、「パン材料のねかし工程中にファンを動作させ、パンケース上方に風の流れを生じさせてパンケース内の温度上昇を抑制する機能(以下「温度上昇抑制機能」という)を設けた製パン器」が提案されている(例えば、特開2000−116526号公報等参照)。
特開平8−215058号公報 特開平9−117375号公報 特開平11−346930号公報 特開2000−116526号公報
ところで、製パン器に上述の具材投入機能および温度上昇抑制機能の両機能を搭載しようとすると、具材投入時に具材が温度上昇抑制用の風によりパンケース外に飛び散ったり、具材がパンケース内で偏ったりするおそれがある。
本発明の課題は、具材投入機能および温度上昇抑制機能の両機能を兼ね備えることができると共に、具材投入時に具材がパンケース外に飛び散ったり、具材がパンケース内で偏ったりするおそれを低減することができる製パン器を提供することにある。
本発明の第1局面に係る製パン器は、攪拌容器、具材投入部、送風部および制御部を備える。攪拌容器は、主に、容器(パンケース)と、容器の内部に配置される攪拌部とから構成される。具材投入部は、攪拌容器の内部に具材を投入する。なお、この具材投入部は、自動で動作させられてもよいし、手動で動作させられてもよい。送風部は、攪拌容器に対して送風を行う。制御部は、具材投入部の具材投入時、送風部を停止または弱運転させる。なお、ここにいう「弱運転」とは、通常運転時の送風部の出力よりも低い出力で送風を行う運転である。また、弱運転時、送風部の出力は、具材が容器外に飛び散ったり、具材が容器内で偏ったりしない程度に十分に低下させられることが好ましい。
この製パン器では、制御部が、具材投入部の具材投入時、送風部を停止または弱運転させる。このため、この製パン器は、具材投入機能および温度上昇抑制機能の両機能を兼ね備えることができると共に、具材投入時に具材が容器外に飛び散ったり、具材が容器内で偏ったりするおそれを低減することができる。
また、この製パン器では、送風部が停止される場合、具材投入部と送風部とが同時に動作することがなく、送風部が弱運転される場合、送風部の消費電力が小さくなる。このため、この製パン器は、電源容量を小さくすることができる。
本発明の第2局面に係る製パン器は、攪拌容器、送風部、具材投入部および状態変化部を備える。攪拌容器は、主に、容器と、容器の内部に配置される攪拌部とから構成される。送風部は、攪拌容器の内部に対して送風を行う。具材投入部は、送風部の送風方向下流側に配置される。そして、この具材投入部は、攪拌容器の内部に具材を投入する。なお、この具材投入部は、自動で動作させられてもよいし、手動で動作させられてもよい。状態変化部は、具材投入部を第1状態から第2状態に変化させる。なお、ここで具材投入部の外装には整流部が設けられることが好ましい。
この製パン器では、具材投入部が送風部の送風方向下流側に配置されると共に、状態変化部が具材投入部を第1状態から第2状態に変化させる。このため、この製パン器において、例えば、(1)具材投入部が具材収容状態(第1状態)であるときに攪拌容器に対して送風が行われ、具材投入部が具材投入状態(第2状態)になったときに具材投入部によって送風方向が変更されることにより攪拌容器に送風が行われないように具材投入部の外形が設計されたり、(2)非対称構造を有する具材投入部が非反転状態(第1状態)であるときに攪拌容器に対して送風が行われ、その具材投入部が反転状態(第2状態)になったときに具材投入部によって送風方向が変更されることにより攪拌容器に送風が行われないように具材投入部の外形が設計されたりすれば、この製パン器は、具材投入機能および温度上昇抑制機能の両機能を備えることができると共に、具材投入時に具材が容器外に飛び散ったり、具材が容器内で偏ったりするおそれを低減することができる。
また、この製パン器では、第1状態と第2状態とで送風方向を変化させるようにすれば、送風部への熱の逆流を防止する効果も享受することができる。
本発明の第3局面に係る製パン器は、容器、攪拌部、報知部および制御部を備える。攪拌部は、容器の内部に配置される。報知部は、具材を容器に投入するタイミングを報知する。なお、この報知部は、音や光等を利用して報知を行う。制御部は、報知部が具材の投入時期を報知した時点から一定時間経過後まで攪拌部を停止または弱運転させる。ここにいう「弱運転」とは、通常運転時の攪拌部の攪拌力よりも低い攪拌力で攪拌部を動作させる運転である。
ところで、過去に「具材の投入タイミングを報知する機能を有する製パン器」が提案されている(例えば、特開2000−005077号公報等参照)。このような製パン器では、通常、具材投入後の再運転は、使用者のボタン操作によって行われる。このため、パン生地の捏ね工程(練り工程)の総時間、延いては製パン完了時間が運転毎に変化することになる。そうすると、使用者は、製パン完了時間を把握することが難しくなる。
しかし、上述の製パン器では、制御部は、報知部が具材の投入時期を報知した時点から一定時間経過後まで攪拌部を停止または弱運転させる。このため、この製パン器では、パン生地の捏ね工程の総時間、製パン完了時間が運転毎に変化することがなくなる。したがって、この製パン器の使用者は、製パン完了時間を容易に把握することができる。
本発明の第1実施形態に係る製パン器の縦断面図である。なお、本図において、具材投入装置は、具材収容状態となっている。 本発明の第1実施形態に係る製パン器の縦断面図である。なお、本図において、具材投入装置は、具材投入状態となっている。 本発明の第1実施形態および第2実施形態に係る製パン器における具材投入が行われない場合の工程タイムチャートと、具材投入が行われる場合の工程タイムチャームとの比較図である。 本発明の第1実施形態に係る製パン器の具材投入装置の斜視図である。
−第1実施形態−
<本発明の第1実施形態に係る製パン器の構成>
本発明の第1実施形態に係る製パン器100は、図1に示されるように、主に、本体200および蓋体300から構成される。以下、本体200及び蓋体300についてそれぞれ詳述する。
1.本体
本体200は、図1に示されるように、主に、外装体210、焼成室215、パンケース220、ヒータ225、攪拌機230、攪拌モータ240、温度センサ245、送風ファン250、送風ガイド260、制御基板280および表示パネル285から構成される。以下、これらの構成部品について詳述する。
(1)外装体
外装体210は、図1に示されるように、有底の略円筒形状を有する樹脂成形品である。
(2)焼成室
焼成室215には、図1に示されるように、パンケース220が着脱自在に収容されると共に、ヒータ225および温度センサ245が固定的に配置されている。
(3)パンケース
パンケース220は、有底の略角筒形状を有する金属部材であって、上述したように焼成室215に着脱自在に収容される。図1に示されるように、このパンケース220の底板中央には、攪拌羽根231が回転自在に取り付けられている。この攪拌羽根231は、後述の通り、カップリング部材232(後述)を介して回転シャフト233(後述)に連結されることが可能である。また、このパンケース220の内周面には、攪拌羽根231に向かって延びるリブ221が形成されている。
(4)ヒータ
ヒータ225は、図1に示されるように、焼成室215の下部に配置されている。そして、このヒータ225は、焼成室215にパンケース220が収容されると、パンケース220の下部の周囲を取り囲む。このヒータ225は、パン生地の温度調節時や、パンの焼上げ時等に制御基板280によって加熱される。
(5)攪拌機
攪拌機230は、図1に示されるように、主に、攪拌羽根231、カップリング部材232、回転シャフト233およびプーリ234から構成されている。攪拌羽根231は、上述の通り、パンケース220の底板中央に回転自在に取り付けられている。カップリング部材232は、上述の通り、攪拌羽根231と回転シャフト233とを着脱自在に連結させるために設けられている。回転シャフト233は、図1に示されるように、外装体210の底部において、回転自在に軸支されている。また、この回転シャフト233の下端には、プーリ234が取り付けられている。
(6)攪拌モータ
攪拌モータ240は、通常の電動機であって、外装体210の底部、回転シャフト233の傍らに配置されている。この攪拌モータ240は、回転シャフト242が下方に向かって延びるように設置されている。また、この回転シャフト242の先端部、すなわち下端部にプーリ243が取り付けられている。そして、このプーリ243と攪拌機230のプーリ234には、ベルト235が架け渡される。このため、攪拌モータ240が駆動すると、その回転駆動力は、プーリ243、ベルト235およびプーリ234を介して回転シャフト233に伝達される。そして、攪拌モータ240の回転駆動力が回転シャフト233に伝達されると、カップリング部材232を介して攪拌羽根231が回転する。
(7)温度センサ
温度センサ245は、図1に示されるように、焼成室215の略中央部分に配置されている。そして、この温度センサ245は、焼成室215にパンケース220が収容されると、パンケース220の上部近傍に一定の隙間を介して対向する。また、この温度センサ245は、制御基板280に通信接続されている。そして、この温度センサ245は、パンケース220近傍の温度を計測し、その計測信号を定期的に制御基板280に送信している。
(8)送風ファン
送風ファン250は、図1に示されるように、シロッコファンであって、焼成室215の傍らに配置されている。この送風ファン250は、制御基板280の制御信号に応じて、送風ガイド260を介して焼成室215に風を送り込む。なお、この送風ファン250は、図示しないファンモータによって駆動される。
(9)送風ガイド
送風ガイド260は、管状成形体であって、上述の通り、送風ファン250によって生じる風を焼成室215に案内する。
(10)制御基板
制御基板280は、マイクロコンピュータ(図示せず)や、タイマー(図示せず)、表示装置(図示せず)、入力ボタン(図示せず)等を搭載する電子回路基板であって、図1に示されるように、前側上部に配置されている。そして、この制御基板280は、ヒータ225、攪拌モータ240、温度センサ245、ファンモータおよび具材投入装置320(後述)に通信接続されており、製パンの各工程において、入力ボタンからの入力信号、温度センサ245やタイマー等から入力される信号、マイクロコンピュータに導入される制御プログラム等に基づいてヒータ225、攪拌モータ240、ファンモータおよび具材投入装置320を適切に制御する。なお、この制御の態様については後述する。
(11)表示パネル
表示パネル285は、制御基板280の上方に設けられており、制御基板280の表示装置の表示をユーザに視認させたり、制御基板280の入力ボタンの目的等をユーザに理解させたりするために設けられている。
2.蓋体
蓋体300は、ヒンジ機構201を介して本体200に開閉自在に接続されており、図1に示されるように、主に、外装体310および具材投入装置320から構成されている。
(1)外装体
外装体310は、図1に示されるように、浅い椀状の樹脂成形品であって、本体200の焼成室215の上方を覆っている。なお、この外装体310では、平面視において具材投入装置320に対応する箇所が開閉可能な構造となっている。
(2)具材投入装置
具材投入装置320は、図1、図2および図4に示されるように、主に、固定ホッパ321、開閉ホッパ322、整流リブ323、ヒンジ機構324、開閉蓋325およびソレノイド(図示せず)から構成されており、外装体310の内側に取り付けられている。固定ホッパ321は、外装体310の内側に固定的に取り付けられている。開閉ホッパ322は、ヒンジ機構324を介して固定ホッパ321に開閉自在に取り付けられている。整流リブ323は、開閉ホッパ322のヒンジ機構側の反対側に固定的に取り付けられている。そして、この整流リブ323は、開閉ホッパ322が開状態(図2参照)となったときに、開閉ホッパ322が閉状態(図1参照)であるときと異なる方向に送風ファン250からの風を導くと共に、その風の整流する役割を担っている。なお、ここで、送風ファン250からの風は、開閉ホッパ322が閉状態(図1参照)であるとき、パンケース220に向かって流れるようになっており、開閉ホッパ322が開状態(図2参照)であるとき、パンケース220の外に向かって流れるようになっている(図1および図2中の矢印参照)。開閉蓋325は、図1、図2および図4に示されるように、ヒンジ機構326を介して固定ホッパ321の上部に開閉自在に取り付けられている。そして、この開閉蓋325は、閉状態のとき、固定ホッパ321の上壁W1に形成される開口OPを覆っている。ソレノイドは、通電されることにより、具材投入装置320を具材収容状態(図1参照)から具材投入状態(図2参照)に変化させる。
<本発明の第1実施形態に係る製パン器の動作>
本発明の第1実施形態に係る製パン器100では、通常のパンを製造する場合、図3に示されるように、1次捏ね工程、ねかし工程、2次捏ね工程、1次発酵工程、2次発酵工程および焼き工程を経て通常のパンが製造され、具材入りパンを製造する場合、図4に示されるように、1次捏ね工程、具材投入兼ねかし工程、2次捏ね工程、1次発酵工程、2次発酵工程および焼き工程を経て具材入りパンが製造される。なお、この製パン器100では、タイマーおよびマイクロコンピュータにより各工程の時間管理が行われており、各工程の開始時点から一定時間後に次の工程が開始されるようになっている。また、具材入りパンを製造する場合、使用者は、製パン器100を動作させる前に、外装体310の開閉部分および具材投入装置320の開閉蓋325を開状態とし、固定ホッパ321の上壁W1の開口OPから具材を具材投入装置320の内部に投入する。その後、使用者は、具材投入装置320の開閉蓋325および外装体310の開閉部分を閉状態とし、製パン器100を動作させる。以下、それぞれの場合に分けて製パン器の動作を説明する。
(1)通常のパンを製造する場合
使用者がパンケース220に小麦粉やイースト、砂糖、水等のパン原料を投入して運転開始の入力ボタンを押圧すると、1次捏ね工程が開始される。
1次捏ね工程では、制御基板280により攪拌機230が通常動作させられ、パン原料が攪拌羽根231により一定時間、捏ねられてパン生地が作製される。なお、この際、制御基板280により、温度センサ245からの計測信号に基づいてヒータ225の出力および送風ファン250の回転数が制御され、焼成室215内の温度が25℃から32℃に保たれる。
ねかし工程では、制御基板280により攪拌機230が停止され、一定時間、パン生地が熟成される。なお、この工程においても、制御基板280により、温度センサ245からの計測信号に基づいてヒータ225の出力および送風ファン250の回転数が制御され、焼成室215内の温度が25℃から32℃に保たれる。
2次捏ね工程では、第1捏ね工程と同様に、制御基板280により攪拌機230が通常動作させられ、パン生地が攪拌羽根231により一定時間、さらに捏ねられる。なお、この際においても、制御基板280により、温度センサ245からの計測信号に基づいてヒータ225の出力および送風ファン250の回転数が制御され、焼成室215内の温度が25℃から32℃に保たれる。
1次発酵工程、2次発酵工程および焼き工程では、従前の例と同様にしてヒータ225、攪拌モータ240およびファンモータが制御され、その結果、通常のパンが製造される。
(2)具材入りパンを製造する場合
1次捏ね工程は、通常のパンを製造する場合と同様に行われる。
具材投入兼ねかし工程では、制御基板280により攪拌機230が停止された後、一定時間経過後に、制御基板280によりソレノイドに通電が行われ、具材投入装置320が具材収容状態(図1参照)から具材投入状態(図2参照)となる。その結果、具材投入装置320に収容されるレーズン、ナッツ等の具材がパンケース220の内部に落下投入される。なお、このとき、上述したように、パンケース220に向かって送られていた風は、具材投入装置320の整流リブ323によりパンケース220の外に向かって送られる。また、このとき、制御基板280により、温度センサ245からの計測信号に基づいてヒータ225の出力および送風ファン250の回転数が制御され、焼成室215内の温度が25℃から32℃に保たれる。
2次捏ね工程は、通常のパンを製造する場合と同様に行われる。その結果、具材投入兼ねかし工程において投入された具材がパン生地の中に練り込まれる。
1次発酵工程、2次発酵工程および焼き工程では、従前の例と同様にしてヒータ225、攪拌モータ240およびファンモータが制御され、その結果、具材入りパンが製造される。
<本発明の第1実施形態に係る製パン器の特徴>
(1)
本発明の第1実施形態に係る製パン器100では、具材投入兼ねかし工程において、具材投入装置320が具材収容状態(図1参照)から具材投入状態(図2参照)となると、パンケース220に向かって送られていた風が、具材投入装置320の整流リブ323によりパンケース220の外に向かって送られる。このため、この製パン器100は、具材投入時に具材がパンケース220の外に飛び散ったり、具材がパンケース220の内部で偏ったりするおそれを低減することができる。また、この製パン器100では、具材投入時に送風ファン250を停止させる必要がないため、送風ファン250への熱の逆流を防止する効果も享受することができる。
(2)
本発明の第1実施形態に係る製パン器100では、パンケース内の攪拌羽根231がカップリング部材232を介して回転シャフト233に連結される。このため、この製パン器100では、パンケース220を焼成室215から取り出すことができる。このため、この製パン器100の使用者は、製パン終了後にパンケース220を容易に洗うことができる。
<変形例>
(A)
第1実施形態に係る製パン器100では具材投入兼ねかし工程において、具材投入装置320が具材収容状態から具材投入状態となると、パンケース220に向かって送られていた風が、具材投入装置320の整流リブ323によりパンケース220の外に向かって送られたが、具材投入装置320が具材収容状態のまま図1の左側から右側に向かって反転されることにより、送風ファン250からの風の向きが上記と同様に変更されてもよい。かかる場合、この具材投入装置320の反転動作後に、具材投入装置320が具材投入状態となる。なお、このような技術的思想を具現化するためには、反転用モータを蓋体300の外装体310の内側に固定的に取り付け、その反転用駆動源(例えばモータ等)に具材投入装置を連結させればよい。
(B)
第1実施形態に係る製パン器100では具材投入兼ねかし工程において、具材投入装置320が具材収容状態から具材投入状態となると、パンケース220に向かって送られていた風が、具材投入装置320の整流リブ323によりパンケース220の外に向かって送られたが、具材投入装置320が具材収容状態から具材投入状態となるとき又はその前に、制御基板280によりファンモータの駆動が停止されるか、ファンモータが弱運転されるようにしてもよい。なお、後者の場合、送風ファン250の出力は、具材がパンケース220外に飛び散ったり、具材がパンケース220内で偏ったりしない程度に十分に低下させられる必要がある。製パン器をこのように設計しても、第1実施形態に係る製パン器100と同様の効果を享受することができる。また、ファンモータの駆動が停止される場合、制御基板280がソレノイドとファンモータに同時に通電させることがなく、ファンモータが弱運転される場合、ファンモータの消費電力が小さくなる。このため、このように製パン器100を設計した場合、製パン器100の電源容量を小さくすることができる。また、かかる場合、具材投入装置320の形態変化により送風ファン250からの風向を変更させる必要がなくなる。
また、具材投入後にファンモータを再駆動させる必要があるが、この再駆動のタイミングは、ファンモータの停止時または弱運転開始時から一定時間経過後であってもよいし、具材投入装置が具材投入状態から具材収容状態となるとき又はその後であってもよい。
(C)
第1実施形態に係る製パン器100では具材入りパンを製造する場合において具材投入が具材投入兼ねかし工程中に実行されたが、具材投入は、1次捏ね工程中に実行されてもよいし、第2捏ね工程中に実行されてもよいし、発酵工程中に実行されてもよい。なお、具材投入が発酵工程中に行われる場合、その具材は、パン生地にトッピングされることになる。
(D)
第1実施形態に係る製パン器100では通常のパンを製造する場合において使用者によりイースト菌(ドライイースト)がパン原料と共にパンケース220に投入されたが、具材投入装置320を用いて運転開始から所定時間経過後にイースト菌をパンケース220に投入するようにしてもよい。
(E)
第1実施形態に係る製パン器100では具材入りパンを製造する場合において使用者によりイースト菌(ドライイースト)がパン原料と共にパンケース220に投入されたが、具材投入装置320を用いて具材と共にイースト菌をパンケース220に投入するようにしてもよい。
(F)
第1実施形態に係る製パン器100では送風ガイド260の内部に特に何も配置されていなかったが、送風ガイド260の内部に冷却器を配置してもよい。
(G)
第1実施形態に係る製パン器100では具材投入装置320の開閉が自動で行われたが、具材投入装置320の開閉が手動で行われてもよい。
−第2実施形態−
<本発明の第2実施形態に係る製パン器の構成>
本発明の第2実施形態に係る製パン器は、第1実施形態の製パン器100の具材投入装置320が手動操作型であること、具材投入選択ボタン、再運転ボタンおよび報知ブザーが設けられること、焼上り時間調節機能が搭載されていること以外、第1実施形態の製パン器100と基本的には同一である。このため、本実施形態では、第1実施形態に係る製パン器100と同一の構成および機能については説明を省略し、相違する構成および機能についてのみ説明する。
<具材投入装置>
本発明の第2実施形態に係る具材投入装置は、蓋体300の外装体310の外側に突出するように設けられる手動レバーにより開閉される。
<焼上り時間調節機能>
焼上り時間調節機能は、「具材入りパンを製造する場合の焼上り時間」を「通常のパンを製造する場合の焼上り時間」と同一にするための機能である。なお、この製パン器において、通常のパンを製造する工程は第1実施形態に示される工程と同一であり、具材入りパンを製造する工程は具材投入兼ねかし工程のみが第1実施形態に示されるものと異なる。以下、具材入りパンを製造する場合の具材投入兼ねかし工程における製パン器の動作について説明する。なお、この製パン器では、具材投入選択ボタンが使用者により選択された場合にのみ、焼上り時間調節機能が発現される。
製パン器が1次捏ね工程から具材投入兼ねかし工程に移行されると、制御基板280により攪拌機230が停止される。また、具材投入兼ねかし工程移行後、一定時間経過後に報知ブザーが鳴動させられる。このときのブザー音は、使用者にその時が具材の投入タイミングであることを示している。そして、この鳴動を聞いた使用者は、具材レバーを操作して具材投入装置を具材収容状態から具材投入状態とする。その後、使用者は、再運転ボタンを押圧して攪拌モータ240を駆動させて攪拌機を動作させる。なお、このとき、制御基板280により攪拌モータ240は、次の2次捏ね工程移行時まで通常時よりも低速で回転、すなわち弱運転させられる。また、1次捏ね工程開始時点から2次捏ね工程開始時点までの時間は、タイマーおよびマイクロコンピュータにより、通常のパンを製造する場合と同様に設定管理されている。
<本発明の第2実施形態に係る製パン器の特徴>
本発明の第2実施形態に係る製パン器では、具材投入兼ねかし工程において使用者の再運転ボタン押圧後、次の2次捏ね工程移行時まで攪拌モータ240が通常時よりも低速で回転させられる。このため、この製パン器では、「具材入りパンを製造する場合の焼上り時間」を「通常のパンを製造する場合の焼上り時間」と同一にすることができる。
<変形例>
(A)
第2実施形態に係る製パン器では具材投入兼ねかし工程において使用者の再運転ボタン押圧後、次の2次捏ね工程移行時まで攪拌モータ240を通常時よりも低速で回転させたが、次の2次捏ね工程移行時まで攪拌モータ240を停止させたままにしてもよい。
(B)
第2実施形態に係る製パン器では再運転ボタンが運転ボタンとは別に設けられたが、運転ボタンが再運転ボタンの役割を兼ねてもよい。
(C)
第2実施形態に係る製パン器では手動操作型の具材投入装置が設けられたが、具材投入装置に代えて具材投入口が設けられるだけでもよいし、具材投入装置が省略されてもよい。なお、後者の場合、使用者は、蓋体300を開けて自らパンケース220に具材を投入する。
(D)
第2実施形態に係る製パン器では報知ブザーにより具材の投入タイミングが報知されたが、ランプの点滅等により具材の投入タイミングが報知されてもよい。
(E)
第2実施形態に係る製パン器に対して、第1実施形態の変形例を適用してもよい。
100 製パン器
220 パンケース(攪拌容器,容器)
230 攪拌機(攪拌部)
250 送風ファン(送風部)
280 制御基板(制御部)
320 具材投入装置(具材投入部)

Claims (3)

  1. 攪拌容器と、
    前記攪拌容器の内部に具材を投入する具材投入部と、
    前記攪拌容器に対して送風を行う送風部と、
    前記具材投入部の具材投入時、前記送風部を停止または弱運転させる制御部と
    を備える、製パン器。
  2. 攪拌容器と、
    前記攪拌容器の内部に対して送風を行う送風部と、
    前記送風部の送風方向下流側に配置され、前記攪拌容器の内部に具材を投入する具材投入部と、
    前記具材投入部を第1状態から第2状態に変化させる状態変化部と
    を備える、製パン器。
  3. 容器と、
    前記容器の内部に配置される攪拌部と、
    具材を前記容器に投入するタイミングを報知する報知部と、
    前記報知部が前記具材の投入時期を報知した時点から一定時間経過後まで前記攪拌部を停止または弱運転させる制御部と
    を備える、製パン器。
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