JP2013236064A - ノイズ吸収積層体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも1つの導電性ポリマー層及び少なくとも1つの軟磁性材料含有層を有するノイズ吸収積層体。前記導電性ポリマー層が、置換又は無置換のポリアニリンがドーパントによってドープされているポリアニリン複合体、置換又は無置換のポリピロールがドーパントによってドープされているポリピロール複合体、及び置換又は無置換のポリチオフェンがドーパントによってドープされているポリチオフェン複合体から選択される1以上を含み、前記軟磁性材料含有層が、軟磁性材料及びバインダー材料を含む。
【選択図】図1
Description
低周波ノイズの吸収特性を改善しようとした従来技術として、導電性繊維層と磁性材料含有層とが積層されているノイズ吸収積層体があるが、導電性繊維層の効果が明確ではない(特開文献1)。
本発明によれば、以下のノイズ吸収積層体が提供される。
1.少なくとも1つの導電性ポリマー層及び少なくとも1つの軟磁性材料含有層を有するノイズ吸収積層体。
2.前記導電性ポリマー層が、置換又は無置換のポリアニリンがドーパントによってドープされているポリアニリン複合体、置換又は無置換のポリピロールがドーパントによってドープされているポリピロール複合体、及び置換又は無置換のポリチオフェンがドーパントによってドープされているポリチオフェン複合体から選択される1以上を含む1に記載のノイズ吸収積層体。
3.前記導電性ポリマー層が前記ポリアニリン複合体を含み、
前記ポリアニリン複合体が、無置換のポリアニリンがジイソオクチルスルホコハク酸イオンによってドープされているポリアニリン複合体である、
2に記載のノイズ吸収積層体。
4.前記軟磁性材料含有層が、軟磁性材料及びバインダー材料を含む1〜3のいずれかに記載のノイズ吸収積層体。
5.前記軟磁性材料がセンダスト(Fe−Si−Al合金)、パーマロイ(Fe−Ni)、Fe−Cu−Si合金、Fe−Si合金、Fe−Si−B合金、Fe−Si−B−Cu−Nb合金、Fe−Ni−Cr−Si合金、Fe−Si−Cr合金及びFe−Si−Al−Ni−Cr合金から選択される1以上である4に記載のノイズ吸収積層体。
6.前記バインダー材料がゴム材料である4又は5に記載のノイズ吸収積層体。
7.前記ゴム材料が、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムから選択される1以上である6に記載のノイズ吸収積層体。
8.前記導電性ポリマー層と前記軟磁性材料含有層が、導電性ポリマー層、軟磁性材料含有層、導電性ポリマー層の順に積層されている1〜7のいずれかに記載のノイズ吸収積層体。
9.前記導電性ポリマー層が、前記軟磁性材料含有層と接して積層されている1〜8のいずれかに記載のノイズ吸収積層体。
10.さらに金属層を含む1〜9のいずれかに記載のノイズ吸収積層体。
11.絶縁層上に導電性ポリマーを含む塗工液を塗布して導電性ポリマー層を形成することを含む、少なくとも1つの導電性ポリマー層及び少なくとも1つの軟磁性材料含有層を有するノイズ吸収積層体の製造方法。
導電性ポリマー層が含む導電性ポリマーとしては、π共役ポリマーがドーパントによってドープされているπ共役ポリマー複合体、具体的には、置換又は無置換のポリアニリンがドーパントによってドープされているポリアニリン複合体、置換又は無置換のポリピロールがドーパントによってドープされているポリピロール複合体、並びに置換又は無置換のポリチオフェンがドーパントによってドープされているポリチオフェン複合体が挙げられ、置換又は無置換のポリアニリンがドーパントによってドープされているポリアニリン複合体が好ましい。
分子量と分子量分布は、ゲルパーミェションクロマトグラフィ(GPC)によりポリスチレン換算で測定する。
ポリアニリンは、汎用性及び経済性の観点から無置換のポリアニリンが好ましい。
塩素原子を含まない酸の存在下で得られたポリアニリンは、ポリアニリン複合体の塩素含有量をより低くすることができる。
ポリアニリン複合体の塩素含有量が0.6重量%超の場合、ポリアニリン複合体と接触する金属部分が腐食するおそれがある。
上記塩素含有量は、燃焼−イオンクロマト法によって測定する。
尚、本発明において、ドーパントが特定の酸であると表現する場合、及びドーパントが特定の塩であると表現する場合も有るが、いずれも特定の酸又は特定の塩から生じる特定の酸イオンが、上述したπ共役ポリマーにドープするものとする。
式(I)のMは、水素原子、有機遊離基又は無機遊離基である。
上記有機遊離基としては、例えば、ピリジニウム基、イミダゾリウム基、アニリニウム基が挙げられる。また、上記無機遊離基としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウム、アンモニウム、カルシウム、マグネシウム、鉄が挙げられる。
式(I)のXは、アニオン基であり、例えば−SO3 −基、−PO3 2−基、−PO4(OH)−基、−OPO3 2−基、−OPO2(OH)−基、−COO−基が挙げられ、好ましくは−SO3 −基である。
上記炭化水素基は、鎖状若しくは環状の飽和脂肪族炭化水素基、鎖状若しくは環状の不飽和脂肪族炭化水素基、又は芳香族炭化水素基である。
環状の飽和脂肪族炭化水素基としては、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基等のシクロアルキル基が挙げられる。環状の飽和脂肪族炭化水素基は、複数の環状の飽和脂肪族炭化水素基が縮合していてもよい。例えば、ノルボルニル基、アダマンチル基、縮合したアダマンチル基が挙げられる。
式(I)のnは1以上の整数であり、式(I)のmは、Mの価数/Xの価数である。
上記エステル結合を2以上含有する化合物は、スルホフタール酸エステル、又は下記式(II)で表される化合物がより好ましい。
R4、R5及びR6が炭化水素基である場合の炭化水素基としては、炭素数1〜24の直鎖若しくは分岐状のアルキル基、芳香環を含むアリール基、アルキルアリール基等が挙げられる。
R9の炭化水素基としては、R4、R5及びR6の場合と同様である。
R13及びR14において、R15が炭化水素基である場合の炭化水素基としては、上記R10と同様である。また、R13及びR14において、R16及びR17が炭化水素基である場合の炭化水素基としては、上記R4、R5及びR6と同様である。
rは、1〜10であることが好ましい。
R13及びR14の炭化水素基としては、R7及びR8と同様であり、ブチル基、ヘキシル基、2−エチルヘキシル基、デシル基が好ましい。
尚、ドープ率は(ポリアニリンにドープしているドーパントのモル数)/(ポリアニリンのモノマーユニットのモル数)で定義される。例えば無置換ポリアニリンとドーパントを含むポリアニリン複合体のドープ率が0.5であることは、ポリアニリンのモノマーユニット分子2個に対し、ドーパントが1個ドープしていることを意味する。
0.42≦S5/N5≦0.60 (5)
(式中、S5はポリアニリン複合体に含まれる硫黄原子のモル数の合計であり、N5はポリアニリン複合体に含まれる窒素原子のモル数の合計である。
尚、上記窒素原子及び硫黄原子のモル数は、例えば有機元素分析法により測定した値である。)
ポリアニリン複合体がリンを含む場合、リンの含有量は例えば10重量ppm以上5000重量ppm以下である。またリンの含有量は、例えば2000重量ppm以下、500重量ppm以下、250重量ppm以下である。
上記リンの含有量は、ICP発光分光分析法で測定することができる。
また、ポリアニリン複合体は、不純物として第12族元素(例えば亜鉛)を含まないことが好ましい。
また、「2つの液相を有する溶液」は、片方の液相が連続相であり、他方の液相が分散相である状態も含む。例えば「高極性溶媒の相」が連続相であり「低極性溶媒の相」が分散相である状態、及び「低極性溶媒の相」が連続相であり「高極性溶媒の相」が分散相である状態が含まれる。
上記ポリアニリン複合体の製造方法に用いる高極性溶媒としては、水が好ましく、低極性溶媒としては、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素が好ましい。
プロトン供与体の使用量が当該範囲より多い場合、重合終了後に例えば「高極性溶剤の相」と「低極性溶剤の相」を分離することができないおそれがある。
これら酸化剤は単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
重合温度は通常−5〜60℃で、好ましくは−5〜40℃である。また、重合温度は重合反応の途中に変えてもよい。重合温度が当該範囲であることで、副反応を回避することができる。
プロトン供与体及び乳化剤をトルエンに溶解した溶液を、窒素等の不活性雰囲気の気流下においたセパラブルフラスコに入れ、さらにこの溶液に、置換又は無置換のアニリンを加える。その後、不純物として塩素を含まないリン酸を溶液に添加し、溶液温度を冷却する。
得られた複合体溶液に含まれる若干の不溶物を除去し、ポリアニリン複合体のトルエン溶液を回収する。この溶液をエバポレーターに移し、加温及び減圧することにより、揮発分を蒸発留去し、ポリアニリン複合体が得られる。
フェノール性化合物は、フェノール性水酸基を有する化合物であれば特に限定されない。フェノール性水酸基を有する化合物とは、フェノール性水酸基を1つ有する化合物、フェノール性水酸基を複数有する化合物、及びフェノール性水酸基を1つ又は複数有する繰り返し単位から構成される高分子化合物である。
Rは、炭素数1〜20のアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アルキルアリール基又はアリールアルキル基である。)
Rは、それぞれ炭素数1〜20のアルキル基、アルケニル基、アルキルチオ基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、アルキルアリール基又はアリールアルキル基である。)
式(B)で表わされるフェノール性化合物の具体例としては、ヒドロキシナフタレンが挙げられる。
Rは、それぞれ炭素数1〜20のアルキル基、アルケニル基、アルキルチオ基、炭素数3〜10のシクロアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、アルキルアリール基又はアリールアルキル基である。)
式(C)で表わされる化合物の具体例としては、o−,m−若しくはp−クレゾール、o−,m−若しくはp−エチルフェノール、o−,m−若しくはp−プロピルフェノール(例えば4−イソプロピルフェノール)、o−,m−若しくはp−ブチルフェノール、o−,m−若しくはp−ペンチルフェノール(例えば、4−tert−ペンチルフェノール)が挙げられる。
アルケニル基としては、上述したアルキル基の分子内に不飽和結合を有する基が挙げられる。
シクロアルキル基としては、シクロペンタン、シクロヘキサン等が挙げられる。
アリール基としては、フェニル、ナフチル等が挙げられる。
アルキルアリール基、及びアリールアルキル基としては、上述したアルキル基とアリール基を組み合わせて得られる基等が挙げられる。
また、式(D)で表されるフェノール性化合物の具体例としては、1,6ナフタレンジオール、2,6ナフタレンジオール、2,7ナフタレンジオールが挙げられる。
フェノール性化合物の含有量が少なすぎる場合、電気伝導率の改善効果が得られないおそれがある。一方、フェノール性化合物の含有量が多すぎる場合、膜質が悪くなるおそれがある。また、揮発除去する際に多大な熱や時間等の労力を必要としコスト増となる。
代表的なものとしては、例えば、ポリスチレンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、アントラキノンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、スルホサリチル酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、アリルスルホン酸等のスルホン酸類、過塩素酸、塩素、臭素等のハロゲン類、ルイス酸、プロトン酸等がある。これらは、酸形態であってよいし、塩形態にあることもできる。モノマーに対する溶解性の観点から好ましいものは、過塩素酸テトラブチルアンモニウム、過塩素酸テトラエチルアンモニウム、テトラフルオロホウ酸テトラブチルアンモニウム、トリフルオロメタンスルホン酸テトラブチルアンモニウム、トリフルオロスルホンイミドテトラブチルアンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸等である。
また、有機溶剤は、水溶性有機溶剤でも、実質的に水に混和しない有機溶剤(水不混和性有機溶剤)でもよい。
上記混合有機溶剤の水不混和性有機溶剤としては、低極性有機溶剤が使用でき、当該低極性有機溶剤は、トルエンやクロロホルムが好ましい。また、混合有機溶剤の水溶性有機溶剤としては、高極性有機溶剤が使用でき、例えば、メタノール,エタノール,イソプロピルアルコール,2−メトキシエタノール,2−エトキシエタノール,アセトン,メチルエチルケトン,メチルイソブチルケトン,テトラヒドロフラン又はジエチルエーテルが好ましい。
ポリアニリン複合体の含有量が多すぎると、溶液状態が保持できなくなり、成形体を成形する際の取り扱いが困難になり、成形体の均一性が損なわれ、ひいては成形体の電気特性や機械的強度、透明性の低下を生じるおそれがある。一方、ポリアニリン複合体の含有量が少なすぎると、後述する方法により成膜したとき、非常に薄い膜しか製造できず、均一な導電性膜の製造が難しくなるおそれがある。
上記耐熱安定化剤とは、酸性物質又は酸性物質の塩であり、酸性物質は有機酸(有機化合物の酸)、無機酸(無機化合物の酸)のいずれでもよい。また、導電性ポリマー層は、複数の耐熱安定化剤を含んでいてもよい。
上記アルキルスルホン酸としては、例えば、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ジ2−エチルヘキシルスルホコハク酸が挙げられる。ここでのアルキル基は、好ましくは炭素数が1〜18の直鎖又は分岐のアルキル基である。
上記芳香族スルホン酸としては、例えば、ベンゼン環を有するスルホン酸、ナフタレン骨格を有するスルホン酸、アントラセン骨格を有するスルホン酸、置換又は無置換のベンゼンスルホン酸、置換又は無置換のナフタレンスルホン酸及び置換又は無置換のアントラセンスルホン酸が挙げられ、好ましくはナフタレンスルホン酸である。具体例としては、ナフタレンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、アントラキノンスルホン酸が挙げられる。
ここで置換基は、例えば、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、カルボキシ基、アシル基からなる群から選択される置換基であり、1以上置換していてもよい。
上記ポリスルホン酸は、高分子鎖の主鎖又は側鎖に複数のスルホン酸基が置換したスルホン酸である。例えば、ポリスチレンスルホン酸が挙げられる。
上記アルキルカルボン酸としては、例えばウンデシレン酸、シクロヘキサンカルボン酸、2−エチルヘキサン酸が挙げられる。ここでアルキル基は好ましくは炭素数が1〜18の直鎖又は分岐のアルキル基である。
上記置換若しくは無置換の芳香族カルボン酸としては、例えば、置換又は無置換のベンゼンカルボン酸及びナフタレンカルボン酸が挙げられる。ここで置換基は、例えば、スルホン酸基、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、アシル基からなる群から選択される置換基であり、1以上置換していてもよい。具体例としては、サリチル酸、安息香酸、ナフトエ酸、トリメシン酸が挙げられる。
上記アルキルリン酸又はアルキルホスホン酸としては、例え、ドデシルリン酸、リン酸水素ビス(2−エチルヘキシル)が挙げられる。ここでアルキル基は好ましくは炭素数が1〜18の直鎖又は分岐のアルキル基である。
上記芳香族リン酸及び芳香族ホスホン酸としては、置換又は無置換のベンゼンスルホン酸又はホスホン酸、及びナフタレンスルホン酸又はホスホン酸等が挙げられる。ここで置換基は、例えば、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、カルボキシ基、アシル基からなる群から選択される置換基であり、1以上置換していてもよい。例えば、フェニルホスホン酸が挙げられる。
塗工液は、耐熱安定化剤である酸性物質及び/又は酸性物質の塩を2つ以上含んでもよい。具体的には、塗工液は、異なる複数の酸性物質及び/又は異なる複数の酸性物質の塩を含んでいてもよい。
塗工液が耐熱安定化剤として酸性物質及び前記酸性物質の塩を含む場合には、酸性物質及び酸性物質の塩のうち少なくとも1つがプロトン供与体と同一又は異なるスルホン酸又はスルホン酸の塩であることが好ましい。
0.01≦S2/N2≦0.5 (12)
0.01≦S3/N3≦0.5 (13)
0.01≦S4/N4≦0.5 (14)
(ここで、S2は塗工液に含まれている全ての酸性物質の硫黄原子のモル数の合計であり、N2は塗工液に含まれている全てのポリアニリン複合体の窒素原子のモル数の合計を意味し、S3は塗工液に含まれている全ての酸性物質の塩の硫黄原子のモル数の合計であり、N3は塗工液に含まれている全てのポリアニリン複合体の窒素原子のモル数の合計を意味し、S4は塗工液に含まれている全ての酸性物質及び酸性物質の塩の硫黄原子のモル数の合計であり、N4は塗工液に含まれている全てのポリアニリン複合体の窒素原子のモル数の合計を意味する。)
0.36≦S1/N1≦1.15 (11)
(ここで、S1は塗工液に含まれる硫黄原子のモル数であり、N1は塗工液に含まれる窒素原子のモル数を意味する。)
塗工液が酸性物質の塩のみを含む場合、当該酸性物質の塩の酸性度が5.0以下であることが好ましい。酸性度の下限については、上記酸性物質と同様である。
塗工液が酸性物質及び酸性物質の塩の両方を含む場合、当該酸性物質の酸性度が5.0以下及び酸性度が5.0以下の酸性物質の塩のうち、少なくとも1つを満たすことが好ましい。酸性度の下限については、上記と同様である。
具体的には、「TURBOMOLE Version 6.1」(COSMO logic社製)を用いて、基底関数にTZVPを用いて構造を最適化し、この構造を用いてCOSMO−RS法計算を「COSMO therm Version C2.1 Release 01.10」(COSMO logic社製)により行う。
ここで、「COSMO therm Version C2.1 Release 01.10」に25℃の水溶媒中との条件と、分子の化学式と、脱プロトンした分子の化学式と、を入力することで、pKaを算出することができる。
他の樹脂は、例えば、バインダー基材、可塑剤、マトリックス基材として添加される。
無機材料の具体例としては、例えば、シリカ(二酸化ケイ素)、チタニア(二酸化チタン)、アルミナ(酸化アルミニウム)、Sn含有In2O3(ITO)、Zn含有In2O3、In2O3の共置換化合物(4価元素及び2価元素が3価のInに置換した酸化物)、Sb含有SnO2(ATO)、ZnO、Al含有ZnO(AZO)、Ga含有ZnO(GZO)等が挙げられる。
可塑剤の具体例としては、例えば、フタル酸エステル類やリン酸エステル類が挙げられる。有機導電材料としては、カーボンブラック、カーボンナノチューブのような炭素材料、あるいは、本発明で得られるポリアニリン以外の、導電性ポリマー等が挙げられる。
軟磁性材料含有層は、軟磁性材料及びバインダー材料を含むことが好ましい。
軟磁性材料としては、センダスト(Fe−Si−Al合金)、パーマロイ(Fe−Ni)、Fe−Cu−Si合金、Fe−Si合金、Fe−Si−B合金、Fe−Si−B−Cu−Nb合金、Fe−Ni−Cr−Si合金、Fe−Si−Cr合金、Fe−Si−Al−Ni−Cr合金等が挙げられる。形状は問わないが、粉末状が好ましい。軟磁性材料は、市販のものを入手してもよいし、公知の方法で合成してもよい。
尚、「軟磁性」とは、磁性体の中でも比較的簡単に磁極が消えたり反転したりするもののことである。磁力が飽和するまでは外部磁場に比例して磁気分極が増減し、増加する場合と減少する場合の磁気分極の割合が非常に近いという性質、つまりヒステリシス特性が小さいという性質がある。
ゴム材料としては、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム等のジエン系ゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム等の非ジエン系ゴムが挙げられる。
バインダー材料の含有率は、軟磁性材料含有層を基準として、例えば45〜85質量%である。
本発明のノイズ吸収積層体は、1以上の導電性ポリマー層と1以上の軟磁性材料含有層を含む。好ましくは、導電性ポリマー層は1層又は2層であり、軟磁性材料含有層は1層である。導電性ポリマー層は軟磁性材料含有層の片面のみに設けられていてもよいし、両面に設けられていてもよい。両面の場合、導電性ポリマー層と軟磁性材料含有層が、導電性ポリマー層、軟磁性材料含有層、導電性ポリマー層の順に積層されていることとなる。
また、上記いずれの場合においても、導電性ポリマー層は軟磁性材料含有層と接して積層されていてもよいし、下地層等の他の層を介して積層されていてもよい。導電性ポリマー層又は軟磁性材料含有層が複数あるときは、その一部又は全部が接して積層されていてもよいし、他の層を介して積層されていてもよい。
下地層は、導電性ポリマー層と軟磁性材料含有層との間に設けられる。下地層の材料としては、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等からなるプラスチック層が挙げられる。
金属層は、減衰できなかった電磁波ノイズを反射させ、再び導電性ポリマー層及び軟磁性材料含有層へ入射させるために設ける。金属層としては、アルミニウム、銅、ニッケル、金、銀、錫、亜鉛、チタン、クロム等からなる金属層が挙げられ、アルミニウムが好ましい。
導電性ポリマーを大気から遮断するために設けるオーバーコート層も、絶縁層となり得る。
(1)軟磁性材料含有層(磁性シート)/導電性ポリマー層
(2)導電性ポリマー層/磁性シート/導電性ポリマー層
(3)導電性ポリマー層/磁性シート/導電性ポリマー層/絶縁層
(4)導電性ポリマー層/磁性シート/下地層/導電性ポリマー層/絶縁層
(5)導電性ポリマー層/磁性シート/導電性ポリマー層/絶縁層/金属層
(6)粘着層/導電性ポリマー層/磁性シート/導電性ポリマー層/絶縁層/金属層/絶縁層
導電性ポリマー材料の塗工液として、例えば、イソプロピルアルコール/4−イソプロピルフェノール(50/50(重量比))の溶媒に5重量%のポリアニリン複合体を溶解させた溶液を用いる。
塗工は、通常バーコーターを用いて行う。バーコーターとしては、例えば番手#10、#40を用いる。
[ポリアニリン複合体の製造]
エーロゾルOT(ジイソオクチルスルホコハク酸ナトリウム)37.8gをトルエン600mLに溶解した溶液を、窒素気流下においた6Lのセパラブルフラスコに入れ、さらにこの溶液に、22.2gのアニリンを加えた。その後、1Mリン酸1800mLを溶液に添加し、トルエンと水の2つの液相を有する溶液の温度を5℃に冷却した。
得られたポリアニリン複合体0.25gを、トルエン4.75g、イソプロピルアルコール0.25gに溶解し、その溶液に1M水酸化ナトリウム水溶液を10mL加えて15分間攪拌を行った。その後、全量をNo.4のろ紙にて吸引ろ過し、残渣をトルエン10mLで3回、イオン交換水10mLで3回、メタノール10mLで3回洗浄を行った。得られた固形分を減圧乾燥することで、分子量測定用ポリアニリンを作製した。
GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)の測定は下記装置を用い、注入量を100μL、UV検出波長を270nmとした。また、ポリスチレン換算で行った。ポリアニリンの重量平均分子量は57000(PS換算分子量)であった。
カラム:Shodex KF−806M(2本)、KF−803(1本)
溶媒:N−メチル−2−ピロリドン/0.01M LiBr
カラム温度:60℃
流速:0.4ml/分
試料濃度:0.02質量/体積%
イソプロピルアルコール47.5gに4−イソプロピルフェノール47.5gを溶解した溶液に、上記ポリアニリン複合体5gを溶解させ、塗液を得た。
[積層体の製造(片面ポリアニリン塗工:アルミ層無し)]
製造例1で得た塗液を、バーコーター(テスター産業株式会社製PI−1210R)を用いて、ノイズ抑制シートSU03(磁性シート:竹内工業株式会社製、磁性材料:Fe−Si−Al、バインダー材料:CPE、厚さ0.3mm)に厚さ1μmでドライ塗工した。塗工後、80℃で5分間乾燥を行い、ポリアニリン塗工シートとした。乾燥後、導電性ポリマー層であるポリアニリン層の厚さが略均一であることを目視で確認した。続いて、上記の塗工方法と同様にアクリル系のオーバーコート層をポリアニリン塗工シート上に1μm設け、積層体とした。即ち、この積層体は、オーバーコート層、ポリアニリン層、磁性シートの順にこれら層を含む積層体である。
上記の積層体を、マイクロストリップライン(MSL)上に、磁性シートがMSL側となるように配置し、低周波数側から周波数を順次上げ、MSLから発生するノイズ量(55.98dB)が15dB(又は27dB)減衰する周波数を比較した(実施例1−1)。
同様に、オーバーコート層がMSL側となるように、即ち、磁性シートとポリアニリン塗工シートのうちポリアニリン塗工シートがMSL側となるように配置してノイズ吸収特性を測定した(実施例1−2)。
[積層体の製造(片面ポリアニリン塗工:アルミ層有り)]
アルミニウムシートとPET(ポリエチレンテレフタラート)シートの複合シートを、粘着層を介してオーバーコート層上に設けてアルミニウム層とした他は、実施例1と同様にして積層体を製造した。即ち、この積層体は、PETシート、アルミニウムシート、粘着層、オーバーコート層、ポリアニリン層、磁性シートの順にこれら層を含む積層体である。
実施例1と同様にして、磁性シートをMSL側とした場合(実施例2−1)、及びPETシートをMSL側とした場合、即ち磁性シートとポリアニリン塗工シートのうちポリアニリン塗工シートがMSL側とした場合(実施例2−2)についてノイズ吸収特性を測定した。
[積層体の製造(両面ポリアニリン塗工:アルミ層無し)・評価]
実施例1と同様の手順でポリアニリン複合体塗液を片面塗工した後、裏面にも同様にポリアニリン複合体塗液を塗工し乾燥した。乾燥後、導電性ポリマー層であるポリアニリン層の厚さがいずれも略均一であることを目視で確認した。続いて、アクリル系のオーバーコート層を両面に設け、積層体を製造し、実施例1と同様にノイズ吸収特性を測定した。即ち、この積層体は、オーバーコート層、ポリアニリン層、磁性シート、ポリアニリン層、オーバーコート層の順にこれら層を含む積層体である。
[積層体の製造(両面ポリアニリン塗工:アルミ層有り)・評価]
アルミニウムシートとPETシートの複合シートを、両面のオーバーコート層のうち一方の上に、粘着層を介して設けてアルミニウム層とした他は、実施例3と同様にして積層体を製造し、PETシートをMSL側とした場合についてノイズ吸収特性を測定した。即ち、この積層体は、PETシート、アルミニウムシート、粘着層、オーバーコート層、ポリアニリン層、磁性シート、ポリアニリン層、オーバーコート層の順にこれら層を含む積層体である。
上記の磁性シートのみを用いて実施例1と同様にノイズ吸収特性を測定した。
アルミニウムシートとPETシートの複合シートを、粘着層を介して磁性シート上に設け積層体とした。また、磁性シート面がMSL側となるように配置し、実施例1と同様にノイズ吸収特性を測定した。即ち、この積層体は、PETシート、アルミニウムシート、粘着層、磁性シートの順に積層された積層体である。
ポリアニリン複合体塗液を、磁性シート上ではなくPETシート上に塗工した他は実施例1と同様にして積層体を得た。また、オーバーコート層がMSL側となるように、即ち、PETシートとポリアニリン塗工シートのうちポリアニリン塗工シートがMSL側となるように配置し、実施例1と同様にノイズ吸収特性を測定した。即ち、この積層体は、オーバーコート層、ポリアニリン層、PET層の順にこれら層を含む積層体である。
比較例3と同様の手順でポリアニリン複合体塗液を片面塗工した後、裏面にも同様にポリアニリン複合体塗液を塗工し乾燥した。続いて、アクリル系のオーバーコート層を設けて積層体とし、実施例1と同様にノイズ吸収特性を測定した。即ち、この積層体は、オーバーコート層、ポリアニリン層、PET層、ポリアニリン層、オーバーコート層の順にこれら層を含む積層体である。
また、比較例4は、比較例3と同条件で、もう片方の面にもポリアニリン層を設けたものであるが、比較例3の方が低周波数のノイズ吸収効果が高いように見える。これは磁性シートを設けずに、両面にポリアニリンを塗工することで電磁波を吸収する効果より反射する効果が大きくなってしまい、結果として悪い結果となったと考えられる。
イソプロピルアルコール47.5gに4−イソプロピルフェノール47.5gを溶解した溶液に、製造例1で得られたポリアニリン複合体5gを溶解させ、塗工液を得た。
製造例2で製造した塗工液を、バーコーター#10を用いて厚み100μmのPETフィルム(東洋紡株式会社製、コスモシャインA4300)基材(絶縁層)上に塗布し、100℃の熱風乾燥機で2分乾燥させることにより、ポリアニリン層を形成した。乾燥後、導電性ポリマー層であるポリアニリン層の厚さが略均一であることを目視で確認した。続いて、ポリアニリン層の上にアクリル系のオーバーコート層を設けた。さらに、オーバーコート層の上に粘着層を設けた。このようにして得られた積層体と、ノイズ抑制シートSU03(磁性シート:竹内工業株式会社製、磁性材料:Fe−Si−Al、バインダー材料:CPE、厚さ0.3mm)を、粘着層を利用して張り合わせた。
即ち、この積層体は、PET層、ポリアニリン層、オーバーコート層、粘着層、磁性シートの順にこれら層を含む積層体である。
製造例2で製造した塗工液を、バーコーター#10を用いて、アルミニウムシートと厚み100μmのPETフィルム(東洋紡株式会社製、コスモシャインA4300)の複合シートのPET(絶縁層)側に塗布し、100℃の熱風乾燥機で2分乾燥させることにより、ポリアニリン層を形成した。乾燥後、導電性ポリマー層であるポリアニリン層の厚さが略均一であることを目視で確認した。続いて、ポリアニリン層の上にアクリル系のオーバーコート層を設けた。さらに、オーバーコート層の上に粘着層を設けた。このようにして得られた積層体と、ノイズ抑制シートSU03(磁性シート:竹内工業株式会社製、磁性材料:Fe−Si−Al、バインダー材料:CPE、厚さ0.3mm)を、粘着層を利用して張り合わせた。
即ち、この積層体は、アルミニウムシート、PET層、ポリアニリン層、オーバーコート層、粘着層、磁性シートの順にこれら層を含む積層体である。
Claims (11)
- 少なくとも1つの導電性ポリマー層及び少なくとも1つの軟磁性材料含有層を有するノイズ吸収積層体。
- 前記導電性ポリマー層が、置換又は無置換のポリアニリンがドーパントによってドープされているポリアニリン複合体、置換又は無置換のポリピロールがドーパントによってドープされているポリピロール複合体、及び置換又は無置換のポリチオフェンがドーパントによってドープされているポリチオフェン複合体から選択される1以上を含む請求項1に記載のノイズ吸収積層体。
- 前記導電性ポリマー層が前記ポリアニリン複合体を含み、
前記ポリアニリン複合体が、無置換のポリアニリンがジイソオクチルスルホコハク酸イオンによってドープされているポリアニリン複合体である、
請求項2に記載のノイズ吸収積層体。 - 前記軟磁性材料含有層が、軟磁性材料及びバインダー材料を含む請求項1〜3のいずれかに記載のノイズ吸収積層体。
- 前記軟磁性材料がセンダスト(Fe−Si−Al合金)、パーマロイ(Fe−Ni)、Fe−Cu−Si合金、Fe−Si合金、Fe−Si−B合金、Fe−Si−B−Cu−Nb合金、Fe−Ni−Cr−Si合金、Fe−Si−Cr合金及びFe−Si−Al−Ni−Cr合金から選択される1以上である請求項4に記載のノイズ吸収積層体。
- 前記バインダー材料がゴム材料である請求項4又は5に記載のノイズ吸収積層体。
- 前記ゴム材料が、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムから選択される1以上である請求項6に記載のノイズ吸収積層体。
- 前記導電性ポリマー層と前記軟磁性材料含有層が、導電性ポリマー層、軟磁性材料含有層、導電性ポリマー層の順に積層されている請求項1〜7のいずれかに記載のノイズ吸収積層体。
- 前記導電性ポリマー層が、前記軟磁性材料含有層と接して積層されている請求項1〜8のいずれかに記載のノイズ吸収積層体。
- さらに金属層を含む請求項1〜9のいずれかに記載のノイズ吸収積層体。
- 絶縁層上に導電性ポリマーを含む塗工液を塗布して導電性ポリマー層を形成することを含む、少なくとも1つの導電性ポリマー層及び少なくとも1つの軟磁性材料含有層を有するノイズ吸収積層体の製造方法。
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