JP2013235672A - 電池積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣り合う電池セル間の電極タブの電気的接続が容易であり、生産効率に優れた電池積層体を提供する。
【解決手段】隣り合う電池セルの正極タブ11pと負極タブ11nとが互いに対向するように、複数の薄板状の電池セル10が積み重ねられている。複数の電池セルが直列に接続されるように、互いに対向する正極タブと負極タブとがかしめ部材30をかしめることにより電気的に接続されている。
【選択図】図16

Description

本発明は複数の薄板状の電池が積み重ねられてなる電池積層体に関する。
リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質電池は、エネルギー密度が高いという特徴から、自動車やバイク等の各種移動機器、携帯情報端末、無停電電源装置(UPS(Uninterruptible Power Supply))等の電源として利用されている。このような用途において、エネルギー密度を更に向上させるため、可撓性を有するラミネートシートで発電要素を外装した薄板状のラミネート形リチウムイオン二次電池が多く使用されている。更に、所望する電池容量を得るために、複数の薄板状の二次電池(電池セル)を絶縁シートを介して積み重ねてこれらを直列に電気的に接続した電池積層体も実用されている(例えば特許文献1参照)。
この電池積層体では、電池セルから導出された正極タブと負極タブとが隣り合う電池セル間で互いに対向するように、複数の電池セルがその表裏が交互に反転するように重ねられる。そして、隣り合う電池セルの対向する正極タブと負極タブとが電気的に接続される。電極タブの接続は、超音波溶接法又は抵抗溶接法により行われるのが一般的である。
特許第4499977号明細書
複数の電池セルを重ね合わせて、隣り合う電池セルの正極タブと負極タブとを電気的に接続する作業は、立体的な作業であるので自動化が難しく、作業者は各接続箇所を1つずつ順に手作業で行う必要がある。超音波溶接法又は抵抗溶接法を立体的に順次行うことは、一般に難しく、熟練を要し、また作業効率が悪いという課題がある。
本発明は、上記の従来の課題を解決し、隣り合う電池セル間の電極タブの電気的接続が容易であり、生産効率に優れた電池積層体を提供することを目的とする。
本発明の電池積層体は、複数の薄板状の電池セルが積み重ねられた電池積層体である。前記複数の電池セルのそれぞれは、外周辺から導出された正極タブ及び負極タブを有する。隣り合う電池セルの前記正極タブと前記負極タブとが互いに対向する。前記複数の電池セルが直列に接続されるように、互いに対向する前記正極タブと前記負極タブとがかしめ部材をかしめることにより電気的に接続されている。
本発明によれば、かしめ部材を用いて正極タブと負極タブとが電気的に接続される。かしめ部材による電気的接続作業は容易である。従って、生産効率に優れた電池積層体を提供することができる。
図1Aは、本発明の一実施形態にかかる電池積層体を構成する電池セルの正面側から見た斜視図、図1Bは、その背面側から見た斜視図である。 図2Aは本発明の一実施形態にかかる電池積層体を構成する板材の正面図、図2Bは当該板材の斜視図である。 図3Aは、本発明の一実施形態において、ラミネートシートの一対の側辺を折り曲げた電池セルの正面側から見た斜視図、図3Bは、その背面側から見た斜視図である。 図4Aは、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の製造において、第1板材の一方の面に第1電池セルを固定する工程を示した斜視図、図4Bはその正面図、図4Cはその側面図である。 図5は、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の製造において、第1板材の他方の面に第2電池セルを固定する工程を示した斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の製造において、第1板材の両面に固定された第1電池セル及び第2電池セルを示した斜視図である。 図7は、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の製造において、対向する正極タブと負極タブとを電気的に接続するために使用されるかしめ部材の斜視図である。 図8Aは、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の製造において、第1電池セル及び第2電池セルの対向する電極タブを第1かしめ部材を用いて電気的に接続する工程を示した斜視図、図8Bはその正面図である。 図9Aは、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の製造において、第1かしめ部材を第1クッション部材で覆う工程を示した斜視図、図9Bはその側面図、図9Cはその正面図である。 図10Aは、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の製造において、第1クッション部材を取り付けた電極タブを折り曲げる工程を示した斜視図、図10Bはその側面図、図10Cはその正面図である。 図11Aは、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の製造において、第1電池セルに第2板材を介して第3電池セルを固定する工程を示した斜視図である。 図12は、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の製造において、板材を介して積層された第1〜第3電池セルを示した斜視図である。 図13Aは、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の製造において、第1電池セル及び第3電池セルの対向する電極タブを第2かしめ部材を用いて電気的に接続する工程を示した斜視図、図13Bはその正面図である。 図14Aは、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の製造において、第2かしめ部材を第2クッション部材で覆う工程を示した斜視図、図14Bはその正面図、図14Cはその側面図である。 図15Aは、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の製造において、第2クッション部材を取り付けた電極タブを折り曲げる工程を示した正面図、図15Bはその側面図である。 図16は、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の斜視図である。 図17Aは、本発明の一実施形態にかかる電池積層体の正面図、図17Bはその側面図である。 図18は、本発明の電池積層体を構成する別の電池セルの正面側から見た斜視図である。 図19は、本発明の電池積層体を構成する別の板材の正面図である。 図20は、本発明の電池積層体を構成する更に別の板材の正面図である。 図21は、本発明の電池積層体を構成する更に別の板材の正面図である。
本発明の電池積層体は、複数の薄板状の電池セルが積み重ねられた電池積層体である。前記複数の電池セルのそれぞれは、外周辺から導出された正極タブ及び負極タブを有する。隣り合う電池セルの前記正極タブと前記負極タブとが互いに対向する。前記複数の電池セルが直列に接続されるように、互いに対向する前記正極タブと前記負極タブとがかしめ部材をかしめることにより電気的に接続されている。
上記の本発明の電池積層体において、前記かしめ部材が前記電池セルの発電要素に近づくように、互いに電気的に接続された前記正極タブ及び前記負極タブが折り曲げられていることが好ましい。これにより、電池積層体の外寸法を小さくすることができるので、電池積層体を収納する容器を小型化することができる。また、正極タブ及び負極タブに外力が作用する可能性が低減するので、電極タブの損傷が低減する。更に、かしめ部材が容器の内壁に接触して短絡事故が生じる可能性が低減する。
上記の本発明の電池積層体において、圧縮変形可能なクッション部材が前記かしめ部材を覆っていることが好ましい。これにより、電極タブを保護することができる。
前記クッション部材が、前記正極タブ又は前記負極タブに固定されていることが好ましい。これにより、正極タブ又は負極タブをクッション部材で補強することができる。
前記クッション部材が、前記正極タブ及び前記負極タブとともに折り曲げられていることが好ましい。これにより、電極タブの折り曲げ部分の曲率が小さくなるのを防止することができる。また、クッション部材が電極タブの折り曲げ部分を覆うので、折り曲げ部分に外力が作用する可能性を低減することができる。
前記クッション部材が、前記電池セルの外装に固定されていてもよい。これにより、電極タブに対するクッション部材の補強効果が更に向上する。
隣り合う前記電池セルの間に、前記電池セルが直接的に又は間接的に固定された板材が配置されていることが好ましい。この場合、前記クッション部材が、前記板材に固定されていてもよい。これにより、電極タブに対するクッション部材の補強効果が更に向上する。
上記の本発明の電池積層体において、前記かしめ部材が、導電性を有する金属からなることが好ましい。これにより、かしめ部材に配線を接続することにより、配線と電極タブとを電気的に接続することができる。
上記の本発明の電池積層体において、前記かしめ部材に配線がかしめられて電気的に接続されていることが好ましい。これにより、配線を電極タブに接続する作業も容易になり、電池積層体の生産効率の向上に有利である。
以下に、本発明を好適な実施形態を示しながら詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。以下の説明において参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明は以下の各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、以下の各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
(電池セル)
最初に、本発明の一実施形態にかかる電池積層体に使用される電池セルの概略構成を説明する。
図1Aは、本発明の一実施形態にかかる電池積層体を構成する電池セル10の正面側から見た斜視図、図1Bは、その背面側から見た斜視図である。電池セル10は、平面視形状が略矩形であり、当該略矩形の縦横寸法に比べて厚みが薄い薄板形状を有する。この電池セル10では、ラミネートシート13からなる外装内に、略矩形の平面視形状を有する薄板状の発電要素(図示せず)が電解液とともに封入されている。発電要素は、正極集電体の所定領域の両面に正極活物質を含む正極合剤層が塗布形成された正極と、負極集電体の所定領域の両面に負極活物質を含む負極合剤層が塗布形成された負極とが、セパレータを介して交互に積層されてなる電極積層体である。電池の種類は特に制限はないが、二次電池、中でもリチウムイオン二次電池が好ましい。
ラミネートシート13は、発電要素に比べて薄く、且つ、可撓性を有している。ラミネートシート13は、例えば、アルミニウム等からなる基層の、発電要素に対向する側の面に熱融着性樹脂層(例えば変性ポリオレフィン層)が積層された可撓性を有する多層シートであってもよい。1枚の矩形のラミネートシート13が、発電要素を挟むように下辺(一方の短辺)14zで二つ折りにされ、下辺14z以外の三辺14x,14s,14sに沿って重ね合わされてヒートシール法などによりシールされている。
下辺14zに対向する上辺(他方の短辺)14xから、正極タブ11p及び負極タブ11nが導出されている。正極タブ11p及び負極タブ11nは、短冊形状を有し、上辺14xに対して直交する方向(即ち、上辺14xに隣接する一対の側辺(長辺)14sと平行な方向)に沿って延びている。正極タブ11pは、例えばアルミニウムの薄板からなり、発電要素を構成する複数の正極集電体(図示せず)と電気的に接続されている。また、負極タブ11nは、例えば銅の薄板、ニッケルメッキされた銅の薄板、または銅/ニッケルのクラッド材等からなり、発電要素を構成する複数の負極集電体(図示せず)と電気的に接続されている。以下の説明では、正極タブ11p及び負極タブ11nを「電極タブ」と総称することがある。
図1Aに示されているように、電池セル10の正面側では、発電要素に対応する長方形の領域16が、電池セル10の三辺14x,14s,14sに沿ったラミネートシート13のシール領域に対して突出している。一方、図1Bに示されているように、電池セル10の裏面は略一平面をなしている。本発明では、説明の便宜のために、図1Aに示された、発電要素によって長方形の突出領域16が形成された側の面を電池セル10の「正面」と呼び、図1Bに示された略平面である側の面を電池セル10の「裏面」と呼ぶ。また、正面と裏面とを結ぶ方向を「厚さ方向」と呼ぶ。
(板材)
本発明の一実施形態にかかる電池積層体を構成する板材を説明する。
図2Aは本発明の一実施形態にかかる電池積層体を構成する板材20の正面図、図2Bは当該板材20の斜視図である。板材20は、全体として略長方形形状を有している。但し、板材20の上側の短辺は、その一方の端を切り落とす切り欠き21を形成することで階段状に形成されている。その結果、板材20の上側の短辺の他方の端に、上に向かって突出した凸部22が形成されている。
板材20は、硬質の実質的に剛体と見なしうる材料からなる。例えば、ポリカーボネート等の絶縁性を有する樹脂材料、銅、アルミニウムなどの熱伝導性に優れた金属材料からなることが好ましい。板材20の厚さは、板材20の材料などによって異なるが、0.3mm以上、更には0.5mm以上、特に0.8mm以上であることが好ましい。板材20の厚さの上限は、電池積層体の全体厚さ等を考慮して適宜設定しうるが、1.5mm以下、更には1.2mm以下であることが好ましい。正面から見た板材20の大きさは、正面から見た電池セル10の大きさ(正極タブ11p及び負極タブ11nを含まない)と同等か、若しくはこれより僅かに大きいことが好ましい。
(電池積層体)
本発明の一実施形態にかかる電池積層体では、上述した複数の電池セル10と複数の板材20とが、電池セル10と板材20とが交互に配置されるようにして積み重ねられて、互いに固着されて一体化される。このとき、隣り合う電池セル10間で正極タブ11pと負極タブ11nとが対向するように、複数の電池セル10は、その表裏を交互に反転させて積層される。また、上側の短辺において板材20の凸部22が左右に交互に配置されるように、板材20は、その表裏を交互に反転させて積層される。電池積層体を構成する複数の電池セル10は同一形状を有し、また、電池積層体を構成する複数の板材20は同一形状を有する。
以下に、本実施形態の電池積層体の製造方法を説明する。以下の説明において、電池積層体を構成する複数の同一部材の各々を区別する必要がある場合には、部材の名称に「第1」、「第2」、「第3」、・・・等の接頭語を付し、且つ、それらの符号に「a」、「b」、「c」、・・・等のアルファベットの添え字を付す。
最初に、図3A及び図3Bに示すように、一対の側辺14s,14sに沿ったラミネートシート13のシール部分を、突出領域16の側に略直角に折り曲げる。これは、本例では、図1Aに示す電池セル10の幅W10が、図2に示す板材20の幅W20より僅かに大きいからである。図3A及び図3Bに示すように一対の側辺14s,14sを折り曲げることにより、電池セル10の幅W10’は、板材20の幅W20より小さくなる。但し、一対の側辺14s,14sが折り曲げられていない電池セル10の幅W10(図1A参照)が板材20の幅W20(図2A参照)と同じかまたはこれより小さい場合には、図3A及び図3Bに示すように電池セル10の一対の側辺14s,14sを折り曲げる必要はない。
次に、図4A、図4B、図4Cに示すように、第1電池セル10aと第1板材20aとを接合する。本例では、第1電池セル10aの正面、即ち突出領域16(図3A参照)の頂面を第1板材20aに固定している。第1電池セル10aの正極タブ11pが、第1板材20aの凸部22に対向している。図4Bに示されているように、第1電池セル10aの上辺14xから突出した正極タブ11p及び負極タブ11nが、第1板材20aの凸部22よりも上に延びている。第1電池セル10aの下辺14z及び一対の側辺14s,14sよりも第1板材20aが僅かにはみ出している。電池セル10と板材20との接合方法は特に制限はなく、例えば、両面粘着テープや接着剤を用いることができる。特に、両面粘着テープにより固定する方法は、電池積層体1の積層工程を簡単且つ迅速に行うことができるので好ましい。
次に、図5に示すように、第1板材20aの第1電池セル10aが固定された面とは反対側の面に、第2電池セル10bを固定する。このとき、第2電池セル10bの正極タブ11p及び負極タブ11nが、第1電池セル10aの負極タブ11n及び正極タブ11pにそれぞれ対向するように、第2電池セル10bは第1板材20aに固定される。即ち、第2電池セル10bの突出領域16の頂面が第1板材20aに固定される。
図6に、第1板材20aの一方の面に第1電池セル10aが、他方の面に第2電池セル10bが、それぞれ固定された状態を示す。第1電池セル10aの負極タブ11nと第2電池セル10bの正極タブ11pとが対向し、第1電池セル10aの正極タブ11pと第2電池セル10bの負極タブ11nとが、第1板材20aの凸部22を挟んで対向している。
次に、互いに対向する第1電池セル10aの負極タブ11nと第2電池セル10bの正極タブ11pとを、これらにかしめ部材をかしめることにより電気的に接続する。図7は、本実施形態において使用されるかしめ部材30の斜視図である。略長方形の金属製の板材が、その中央で略直角に折り曲げられている。折り曲げ位置に対して一方の側の第1片31及び他方の側の第22片32の互いに対向する側(かしめ部材30の谷折り側)の面には、複数の王冠状(またははとめ状)の突起33が突出している。第1片31の側辺には、配線を接続するための略円筒形状の配線端子35が突出して形成されている。かしめ部材30の谷折り側に、正極タブ11p及び負極タブ11nを重ね合わせて挿入し、正極タブ11p及び負極タブ11nに第1片31及び第2片32が重なるようにかしめ部材30を塑性変形させて二つ折りして、正極タブ11p及び負極タブ11nに圧着する。突起33が正極タブ11p及び負極タブ11nを刺通し、これらの表面の酸化皮膜を破壊して、正極タブ11pと負極タブ11n、更にこれらとかしめ部材30とが電気的に接続される。かしめ部材30の材料は特に制限はないが、導電性を有する金属材料であることが好ましく、例えば銅にニッケルメッキ又は錫メッキを施した材料や真鍮を用いることができる。
図8A及び図8Bに、第1電池セル10aの負極タブ11nと第2電池セル10bの正極タブ11pとを第1かしめ部材30aで電気的に接続した状態を示す。図示を省略するが、第1かしめ部材30aの配線端子35に、電圧監視用の配線を接続してもよい。配線端子35と配線との接続方法は特に制限はなく、かしめによる方法、はんだを用いる方法などを採用しうるが、かしめによる方法は、接続作業が容易であるので好ましい。即ち、電圧監視用の配線の末端を中空円筒形状を有する配線端子35内に挿入した状態で配線端子35をその直径方向に圧縮して塑性変形させる。このように、配線端子35を電圧監視用の配線とともにかしめることにより、配線を配線端子35に接続することができる。電圧監視用の配線を接続することにより、例えば電池積層体を構成する複数の電池セルのそれぞれの電圧を監視することができる。なお、第1かしめ部材30aの配線端子35に電圧監視用の配線を接続しない場合には、第1かしめ部材30aが配線端子35を備えていなくてもよい。
次に、図9A、図9B、図9Cに示すように、第1かしめ部材30aを第1クッション部材40aで覆う。第1クッション部材40aは、可撓性を有し、また、押力を加えると容易に圧縮変形し、当該押力を解除すると直ちに初期の状態に戻る特性を有していることが好ましい。第1クッション部材40aの材料は、特に制限はないが、例えば、柔軟な多孔質材料、いわゆるスポンジを用いることができる。具体的には、ウレタンフォーム、発泡ポリエチレン、ゴムスポンジなどを用いることができる。第1クッション部材40aが絶縁性を有することは、第1かしめ部材30aが周囲の部材(例えば、積層方向に隣り合う他のかしめ部材、電池積層体を収納する容器の内壁など)に接触して短絡するのを防止するのに有利である。
第1かしめ部材30aに取り付ける前の第1クッション部材40aは、例えば長方形状(または短冊状)を有している。この第1クッション部材40aを、第1かしめ部材30aの上端に接触させて、第1かしめ部材30aの両面に重なるように折り曲げて、第1かしめ部材30aに固定する。第1かしめ部材30aの電極端子35も第1クッション部材40aで覆うことが好ましい。第1クッション部材40aは、電極タブ11p,11nまでまで延び、これらに固定されていることが好ましい。第1クッション部材40aは、更に電池セル10のラミネートシート13又は板材20まで延び、これらに固定されていてもよい。
第1クッション部材40aを固定する方法は特に制限はなく、例えば、第1クッション部材40aの第1かしめ部材30aに接する側の面に両面粘着テープ又は接着剤を付与することができる。特に、両面粘着テープにより固定する方法は、電池積層体の積層工程を簡単且つ迅速に行うことができるので好ましい。
次に、図10A、図10B、図10Cに示すように、第1クッション部材40aを取り付けた電極タブ11p,11nを折り曲げる。電極タブ11p,11nの折り曲げ部分にも第1クッション部材40aが固定されている場合には、第1クッション部材40aも電極タブ11p,11nとともに折り曲げられる。図10Cに示すように、折り曲げられた電極タブ11p,11nに取り付けられた第1クッション部材40aの上端は、第1板材20aの凸部22の上端とほぼ同じ高さか、若しくはこれより低い。
次に、図11に示すように、第1電池セル10aに第2板材20bを介して第3電池セル10cを接合する。このとき、第2板材20bの凸部22が第1クッション部材40aと対向するように、第2板材20bは第1電池セル10aに固定される。また、第3電池セル10cの突出領域16とは反対側の面が第2板材20bに向くように、第3電池セル10cは第2板材20bに固定される。
図12に、第2電池セル10b、第1板材20a、第1電池セル10a、第2板材20b、第3電池セル10cがこの順に接合された状態を示す。第1電池セル10aの正極タブ11pと第3電池セル10bの負極タブ11nとが対向し、第1クッション部材40aと第3電池セル10cの正極タブ11pとが、第2板材20bの凸部22を挟んで対向している。
次に、互いに対向する第1電池セル10aの正極タブ11pと第3電池セル10cの負極タブ11nとを、これらに第2かしめ部材30b(図7参照)をかしめることにより電気的に接続する。図13A及び図13Bに、第1電池セル10aの正極タブ11pと第3電池セル10cの負極タブ11nとを第2かしめ部材30bで電気的に接続した状態を示す。第2かしめ部材30bによる接続方法は、図8A及び図8Bの第1かしめ部材30aを用いた場合と同じである。図示を省略するが、第2かしめ部材30bの配線端子35に、電圧監視用の配線を接続してもよいことは図8A及び図8Bと同じである。
次に、図14A、図14B、図14Cに示すように、図9A、図9B、図9Cで説明したのと同様にして、第2クッション部材40bで第2かしめ部材30bを覆う。
次に、図15A、図15Bに示すように、図10A、図10B、図10Cで説明したのと同様にして、第2クッション部材40bを取り付けた電極タブ11p,11nを折り曲げる。
その後、上記と同様にして、(1)板材20を介して電池セル10を積層する、(2)隣り合う電池セル間の、板材20の切り欠き21(図2A参照)を介して対向する電極タブ11p,11nをかしめ部材30を用いて電気的に接続する、(3)クッション部材40でかしめ部材30を覆う、(4)かしめ部材30でかしめられた電極タブ11p,11nを折り曲げる、の各工程を、必要な数だけ繰り返す。
図16は、かくして得られた本実施形態にかかる電池積層体1の斜視図、図17Aは電池積層体1の正面図、図17Bは電池積層体1の側面図である。この電池積層体1では、7つの電池セル10a〜10gが6つの板材20a〜20fを介して積層されて一体化されている。板材20を介して隣り合う電池セル10の互いに対向する正極タブ11pと負極タブ11nとにかしめ部材30をかしめることにより、7つの電池セル10a〜10gが直列に接続されている。各かしめ部材30はクッション部材40で覆われる。そして、かしめ部材30が突出領域16に近づくように、かしめ部材30でかしめられた正極タブ11p及び負極タブ11nが折り曲げられている。クッション部材40は、隣り合う2つの電池セル10の突出領域16によって形成された、上辺14xに沿ったラミネートシート13のヒートシール部分の間の隙間に収納される。
直列に接続された7つの電池セル10a〜10gの両端の正極タブ11p及び負極タブ11nには、電池積層体1に対して充放電を行うための配線が接続される。配線の接続方法は特に制限はない。図示を省略するが、例えば、上記と同様に、正極タブ11p及び負極タブ11nのそれぞれにかしめ部材30を取り付け、かしめ部材30の配線端子35に配線をかしめることができる。このかしめ部材30をクッション部材40で覆い、更にかしめ部材30でかしめられた正極タブ11p及び負極タブ11nをそれぞれ折り曲げてもよい。
配線が施された電池積層体1は、例えば略直方体形状の内壁で囲まれた収納空間を有する容器に収納されて使用される。
以上のように、本発明の電池積層体1では、隣り合う電池セルの互いに対向する異極の電極タブが、かしめ部材30をかしめることにより電気的に接続される。かしめ部材30をかしめる作業は、例えば所定の工具を用いて簡単に行うことができる。従って、従来の超音波溶接法や抵抗溶接法に比べて作業効率が良好であり、生産効率の向上に有利である。
更に、かしめ部材30が配線端子35を備えているので、電極タブに配線を接続するためには、配線端子35を配線とともにかしめるだけでよい。このように、配線をかしめ法により接続することができるので、電池積層体1に対して充放電を行うための配線や、各電池セルの電圧を監視するための配線を電極タブに接続する作業も極めて簡単である。
かしめ部材30をクッション部材40で覆うことにより、電極タブを保護することができる。即ち、外力がかしめ部材30に直接作用することがなく、クッション部材40が当該外力を緩和する。従って、電極タブに作用する外力も緩和され、電極タブが保護される。例えば、電池積層体1を容器に収納した場合に、かしめ部材30が容器の内壁に直接接触するのをクッション部材40が防止する。これにより、電池積層体1を収納した容器に振動や衝撃が加えられることにより電池積層体1が容器内の内壁に衝突しても、かしめ部材30が取り付けられた電極タブに作用する外力をクッション部材40が緩和する。
クッション部材40が絶縁性を有していると、かしめ部材30のその周囲の部材に対する絶縁性が向上する。即ち、クッション部材40は、電池セル10の積層方向に隣り合うかしめ部材30同士が電気的に接触するのを防止する。また、電池積層体1を容器に収納した場合には、クッション部材40は、かしめ部材30が容器の内壁に電気的に接触するのを防止する。
かしめ部材30でかしめられた電極タブを折り曲げることにより、電池セル10の積層方向に沿って見たとき、かしめ部材30やこれを覆うクッション部材40が板材20の凸部22よりも上方に突出しない(図17A参照)ようにすることが可能である。従って、内容積がより小さな容器に電池積層体1を収納することができるので、容器の小型化が可能である。また、電池積層体1を収納した容器に振動や衝撃が加えられても電極タブに外力が作用する可能性を低減することができるので、電極タブの損傷が低減する。更に、かしめ部材30が電池積層体1を収納した容器の内壁に接触して短絡事故が発生する可能性も低減する。
上記の実施形態のように、クッション部材40を延長して、クッション部材40をかしめ部材30でかしめられた電極タブにも固定すると、電極タブをクッション部材40で補強することができる。これにより、外部からの衝撃による圧縮や屈曲、あるいは、かしめ部材30に接続された配線を介した張力をクッション部材40が緩和するので、電極タブが破損するのを防ぐことができる。
クッション部材40が固定された電極タブをクッション部材とともに折り曲げることにより、電極タブの折り曲げ部分の曲率が小さくなるのを防止することができるので、折り曲げによる電極タブの機械的強度の低下や損傷を低減することができる。また、クッション部材が電極タブの折り曲げ部分を覆うので、折り曲げ部分に外力が作用する可能性を低減することができる。
クッション部材40を更に延長して、電池セル10のラミネートシート13又は板材20に固定してもよい。これにより、クッション部材40の電極タブに対する上記の補強効果が更に向上する。従って、例えばかしめ部材30に接続された配線に張力が印加されても、クッション部材40が当該張力に対抗するので、電極タブの損傷を防止することができる。
クッション部材40が、引っ張り強度が大きな材料からなる層を有していてもよい。これにより、かしめ部材30に接続された配線を介して印加される張力に対してクッション部材40が対抗するので、電極タブに作用する張力が緩和される。
上記の実施形態は一例に過ぎない。本発明は、上記の実施形態に限定されず、適宜変更することができる。
正極タブ11pと負極タブ11nとを電気的に接続するためのかしめ部材の構成は、上記の実施形態に限定されない。電極タブに配線を接続する方法は、上記の実施形態で説明したかしめによる方法以外の方法、例えば、はんだ、溶接など任意の方法であってもよい。
上記の実施形態では、かしめ部材30でかしめられた電極タブを折り曲げたが、当該折り曲げを省略してもよい。この場合、かしめ部材30やこれを覆うクッション部材40が板材20の凸部22から上方に突出することがないように、凸部22の上方への突出量を大きくすることが好ましい。
かしめ部材30をクッション部材40で覆う方法は上記の実施形態に限定されない。かしめ部材30の大部分(好ましくはその全て)が露出しないようにクッション部材40を取り付ければよい。上記の実施形態のように、クッション部材40をかしめ部材30の上端に当接させて折り曲げる方法の他、クッション部材40をかしめ部材30の側辺に当接させて折り曲げる方法、予め袋状に形成したクッション部材40をかしめ部材30に被せる方法など、任意の方法を採用しうる。
かしめ部材30を覆うクッション部材40を省略してもよい。
本発明の電池セル10は、図1A及び図1Bに示した構成に限定されず、任意の薄型の電池セルであってもよい。例えば、上記の電池セル10では、1枚のラミネートシート13が下辺14zで二つ折りにされて、下辺14zを除く3辺に沿ってラミネートシート13がシールされた三方シールタイプの電池セルであったが、図18に示すように、同一サイズの長方形の2枚のラミネートシート13で発電要素を挟み、下辺14zを含む4辺に沿ってシールした四方シールタイプの電池セル10であってもよい。
上記の電池セル10では、共通する短辺14xから正極タブ11p及び負極タブ11nが導出されていたが、正極タブ11p及び負極タブ11nが一対の側辺(長辺)14sのいずれか一方から導出されていてもよい。あるいは、正極タブ11p及び負極タブ11nが異なる辺からそれぞれ導出されていてもよい。
板材20の平面視形状も上記の実施形態に限定されない。例えば、図19に示すように、上側の短辺の両端部分を除く中央部分に切り欠き21が形成されていてもよい。あるいは、図20に示すように、上側の短辺の両端部分及び中央部分を除く部分に2つの切り欠き21が形成されていてもよい。あるいは、図21に示すように、上側の短辺の中央部分を除く両端部分に2つの切り欠き21が形成されていてもよい。図19〜図21の板材20を用いた場合、板材20の一方の側の電池セルの2つの電極タブと他方の側の電池セルの2つの電極タブとは切り欠き21内で対向する。
電池セル10は、板材20に直接的に固定されていてもよいし、圧縮性を有する緩衝部材や、絶縁性を有する絶縁シート、伝熱特性に優れた伝熱板などを介して板材20に間接的に固定されていてもよい。
板材20を用いることなく、隣り合う電池セル10を接合してもよい。
電池積層体1を構成する電池セル10の数及び板材20の数は、上記の実施形態に限定されず、任意に設定することができる。
電池積層体1の製造方法は、上記の実施形態に限定されない。新たな電池セルを同じ側に順次積層してもよいし、交互に反対側に積層してもよい。新たな電池セルを積層するたびにかしめ部材及びクッション部材を取り付けてもよいし、必要な全ての電池セルを積層した後にかしめ部材及びクッション部材を取り付けてもよい。
本発明の利用分野は特に制限はなく、自動車、バイク、電動アシスト自転車等の各種移動機器、携帯情報端末、無停電電源装置(UPS)等の電源に使用される電池積層体として広範囲に利用することができる。特に、衝撃や振動を受けやすい各種移動機器に搭載される電池積層体として好ましく利用することができる。
1 電池積層体
10 電池セル
11p 正極タブ
11n 負極タブ
13 ラミネートシート(外装)
20 板材
21 切り欠き
22 凸部
30 かしめ部材
40 クッション部材

Claims (9)

  1. 複数の薄板状の電池セルが積み重ねられた電池積層体であって、
    前記複数の電池セルのそれぞれは、外周辺から導出された正極タブ及び負極タブを有し、
    隣り合う電池セルの前記正極タブと前記負極タブとが互いに対向し、
    前記複数の電池セルが直列に接続されるように、互いに対向する前記正極タブと前記負極タブとがかしめ部材をかしめることにより電気的に接続されていることを特徴とする電池積層体。
  2. 前記かしめ部材が前記電池セルの発電要素に近づくように、互いに電気的に接続された前記正極タブ及び前記負極タブが折り曲げられている請求項1に記載の電池積層体。
  3. 圧縮変形可能なクッション部材が前記かしめ部材を覆っている請求項1又は2に記載の電池積層体。
  4. 前記クッション部材が、前記正極タブ又は前記負極タブに固定されている請求項3に記載の電池積層体。
  5. 前記クッション部材が、前記正極タブ及び前記負極タブとともに折り曲げられている請求項3又は4に記載の電池積層体。
  6. 前記クッション部材が、前記電池セルの外装に固定されている請求項3〜5のいずれかに記載の電池積層体。
  7. 隣り合う前記電池セルの間に、前記電池セルが直接的に又は間接的に固定された板材が配置されており、
    前記クッション部材が、前記板材に固定されている請求項3〜6のいずれかに記載の電池積層体。
  8. 前記かしめ部材が、導電性を有する金属からなる請求項1〜7のいずれかに記載の電池積層体。
  9. 前記かしめ部材に配線がかしめられて電気的に接続されている請求項1〜8のいずれかに記載の電池積層体。
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