JP2013235533A - 電子機器用防水ケース - Google Patents
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Abstract
【課題】静電容量式のタッチパネルの操作を水中で可能にする電子機器用防水ケースであって、タッチパネル上の所望の位置で所望の操作を行うことができる電子機器用防水ケースを提供する。
【解決手段】タッチパネル103の前面に操作部11が位置するように、電子機器用防水ケース1にスマートフォン100を収納して、収納袋10とスマートフォン100とが接触するように収納袋10を密封する。操作部11には絶縁体である封入材11bが密封されているため、タッチパネル103は水と接触せず、タッチパネル103には入力が行われない。ユーザが指で操作部11を押圧すると、収納袋10等を介して指がタッチパネル103に接触する。これにより、タッチパネル103で電気容量の変化が感知され、その結果タッチパネル103に入力が行われる。
【選択図】 図1
【解決手段】タッチパネル103の前面に操作部11が位置するように、電子機器用防水ケース1にスマートフォン100を収納して、収納袋10とスマートフォン100とが接触するように収納袋10を密封する。操作部11には絶縁体である封入材11bが密封されているため、タッチパネル103は水と接触せず、タッチパネル103には入力が行われない。ユーザが指で操作部11を押圧すると、収納袋10等を介して指がタッチパネル103に接触する。これにより、タッチパネル103で電気容量の変化が感知され、その結果タッチパネル103に入力が行われる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子機器を水中で使用可能とする電子機器用防水ケースに関する。
特許文献1には、弾性を有する入力パネルに、他の領域に対して凸に形成された押圧力伝達部が形成された防水ケースが開示されている。押圧力伝達部が押圧されると、タッチパネルの所望の被押圧部のみが誤操作なく押圧される。
特許文献2には、ケース外部に突出してボタンが設けられた電子機器用の密封ケースが開示されている。ボタンを押下することによって、静電容量式タッチパネルに表示されたアイコンが確実に操作される。
しかしながら、引用文献1に記載の発明は、圧力変化を検出する感圧式のタッチパネル(例えば、抵抗膜方式)が対象であり、現在の電子機器に主に使用されている静電容量式のタッチパネルに使用することはできない。
引用文献2に記載の発明は、水中以外の場所では静電容量式のタッチパネルを使用することはできるが、ボタンが導電性の部材で形成されているため、水中では使用することができないという問題がある。
また、引用文献1、2に記載の発明では、押圧力伝達部やボタンが形成された位置しか押すことはできない。すなわち、引用文献1、2に記載の発明では、タッチパネル上で指を滑らせる操作(以下、スワイプという)、タッチパネル上で二つの指を近づけたり遠ざけたりする操作(以下、ピンチイン、ピンチアウトという)等を行うことはできない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、静電容量式のタッチパネルの操作を水中で可能にする電子機器用防水ケースであって、タッチパネル上の所望の位置で所望の操作を行うことができる電子機器用防水ケースを提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、本発明に係る電子機器用防水ケースは、例えば、静電容量式タッチパネルを備える電子機器を収納するケース本体と、可撓性を有する透明な袋と、前記袋に封入された透明な絶縁体とを有する操作部であって、前記ケース本体に設けられた操作部と、を備えたことを特徴とする。なお、前記絶縁体は、液体であってもよい。
前記操作部は、前記静電容量式タッチパネルと略同一の大きさで、前記電子機器が前記ケース本体に収納された時に前記静電容量式タッチパネルの前面に位置するように設けられてもよい。
前記ケース本体は、可撓性を有する透明な軟質樹脂で形成されてもよい。
前記ケース本体は、可撓性を有する透明な軟質樹脂で形成されてもよい。
前記ケース本体は、硬質樹脂で、かつ前記電子機器が前記ケース本体に収納された時に少なくとも前記タッチパネルと重なる領域は透明な材料で形成され、前記操作部は、前記ケース本体の表側に設けられ、前記ケース本体の前記操作部が設けられた領域には、1又は複数の導電性の部材が、前記ケース本体の厚み方向に貫通するように設けられてもよい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、静電容量式のタッチパネルの操作を水中で可能にする電子機器用防水ケースであって、タッチパネル上の所望の位置で所望の操作を行うことができる電子機器用防水ケースを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は、電子機器用防水ケース1の構成を説明するための概略図であり(A)は正面図、(B)は背面図である。電子機器用防水ケース1は、内部に携帯可能な電子機器を内部に収納する。電子機器は、スマートフォン、タブレットPC、デジタルカメラ等が考えられるが、本実施の形態では、スマートフォン100を用いる場合を例に説明する。
図1は、電子機器用防水ケース1の構成を説明するための概略図であり(A)は正面図、(B)は背面図である。電子機器用防水ケース1は、内部に携帯可能な電子機器を内部に収納する。電子機器は、スマートフォン、タブレットPC、デジタルカメラ等が考えられるが、本実施の形態では、スマートフォン100を用いる場合を例に説明する。
スマートフォン100は、略矩形形状の筐体101を有し、筐体101の正面側には、図1(A)に示すように、主として、ボタン102と、静電容量式のタッチパネル103とが設けられる。筐体101の背面側には、図1(B)に示すように、主として、カメラ104が設けられる。スマートフォン100の各構成及び作用効果については、すでに公知であるため、説明を省略する。
電子機器用防水ケース1は、主として、可撓性を有する透明(本発明では、透明は、半透明を含む概念である。以下同じ)な収納袋10と、収納袋10に設けられた操作部11と、収納袋10を密封するクリップ12とで構成される。
収納袋10は、ポリ塩化ビニル等の軟質プラスチックで、スマートフォン100が収納可能な大きさで袋状に形成される。収納袋10の一端には開口部が形成され、開口部からスマートフォン100が出し入れされる。
クリップ12は、収納袋10の開口部から水が入らないように開口部を封止する部材であり、金属又は硬質樹脂で形成される。クリップ12は、2つの略平板形状の締め付け片が一端で回動自在に取り付けられ、締め付け片の間に収納袋10を挟み込み、締め付け片どうしを係止することにより、開口部を封止する。これにより、スマートフォン100が収納袋10内部に密封され、電子機器用防水ケース1の防水機能が発揮される。
なお、収納袋10の開口部が封止可能であれば、クリップ12以外の締結部材を用いてもよい。また、収納袋10の内側に、軟質樹脂で形成されたパッキンを設けてもよい。また、収納袋10の内側にチャックを一体成型し、チャックを締結部材として用いてもよい。
なお、収納袋10の開口部が封止可能であれば、クリップ12以外の締結部材を用いてもよい。また、収納袋10の内側に、軟質樹脂で形成されたパッキンを設けてもよい。また、収納袋10の内側にチャックを一体成型し、チャックを締結部材として用いてもよい。
操作部11は、図1(A)に示すように、タッチパネル103と略同一の大きさで、平板状に形成される。略同一の大きさとは、タッチパネル103より一回り大きい大きさ及びタッチパネル103より一回り小さい大きさを含む概念である。なお、タッチパネル103は、スマートフォン100の機種によって大きさが異なるため、操作部11は、電子機器用防水ケース1を使用可能なすべての機種のうちの最も大きいタッチパネルの大きさと略同一の大きさで生成することが望ましい。
図2(A)に示すように、操作部11は、主として、袋11aと、封入材11bとで構成される。なお、図2(A)、(B)においては、スマートフォン100と収納袋10との間に空間が存在するが、これは説明のために設けたものであり、実際の使用状態ではスマートフォン100と収納袋10とは接触している。
袋11aは、可撓性を有する透明な材料(例えば、軟質プラスチック)で形成される。袋11aは、指の滑りが良いように、表面が滑らかな素材を用いることが望ましい。袋11aの内部には、封入材11bが密封される。封入材11bは、塩素化合物系、シリコンオイル等の絶縁油、純水等の液体の絶縁体や、シリコーンゲルから成るゲル状の絶縁体を用いることができる。
袋11aは、可撓性を有する透明な材料(例えば、軟質プラスチック)で形成される。袋11aは、指の滑りが良いように、表面が滑らかな素材を用いることが望ましい。袋11aの内部には、封入材11bが密封される。封入材11bは、塩素化合物系、シリコンオイル等の絶縁油、純水等の液体の絶縁体や、シリコーンゲルから成るゲル状の絶縁体を用いることができる。
仮に操作部11が設けられていない電子機器用防水ケースを用いた場合には、スマートフォン100が収納された電子機器用防水ケースを水中に浸すと、タッチパネル103が収納袋10を介して導電体である水と接触し、導電体である指が収納袋10を介してタッチパネル103に接触しても、タッチパネル103で電気容量の変化が感知されず、タッチパネル103を操作することができない。それに対し、タッチパネル103の前面に操作部11を設ける構成とすると、絶縁体が収納袋10を介してタッチパネル103と接触しているため、導電体である指が収納袋10を介してタッチパネル103に接触すると、タッチパネル103が電気容量の変化を感知することができる。したがって、水中でも、タッチパネル103の操作を行うことができる。
なお、封入材11bとして、窒素等の気体を使用してもよい。ただし、水中では操作部11に水圧がかかるため、タッチパネル103が収納袋10を介して水と接触しないようにするためには、操作部11の強度及び厚さを一定以上に保つ必要がある。そのため、封入材11bは、液体とすることが望ましい。
使用時には、図2(A)に示すように、タッチパネル103の前面に操作部11が位置するように、電子機器用防水ケース1にスマートフォン100を収納して、収納袋10とスマートフォン100とが接触するように収納袋10を密封する。操作部11には封入材11bが密封されており、封入材11bが耐圧性を有するため、水圧がかかっても操作部11はつぶれない。したがって、タッチパネル103は水と接触せず、タッチパネル103には何ら入力が行われることはない。
図2(B)に示すように、ユーザが指で操作部11を押圧すると、袋11aは可撓性及び伸縮性を有するため、押圧された位置及び強さに応じて袋11aが変形する。最終的には、袋11aと収納袋10とを介して、指がタッチパネル103に接触する。袋11a及び収納袋10は可撓性を有する厚さ(例えばフィルム状)であるため、タッチパネル103で電気容量の変化が感知され、その結果タッチパネル103に入力が行われる。操作時には、押圧された位置から封入材11bが移動するが、封入材11bの移動しやすさを考慮すると、封入材11bとして液体を使用することが望ましい。また、封入材11bの移動しやすさを考慮すると、袋11aは伸縮性を有することが望ましい。
本実施の形態によれば、静電容量式のタッチパネルを水中で操作することができる電子機器用防水ケースを提供することができる。また、操作部が平板状に形成されているため、操作位置が限定されることはなく、タッチパネルの任意の位置を押すことができる。また、単に押す(以下、タップという)だけでなく、スワイプ、ピンチイン、ピンチアウト等の様々な操作を行うことができる。
なお、本実施の形態では、封入材11bを袋11aの中に入れて操作部11を構成したが、袋11aの形態はこれに限られない。例えば、孔が形成された壁を袋の内部に複数設け、袋が押圧されると、押圧された部屋から隣接する部屋に封入材11bが移動するように構成してもよい。このような構成とすることで、袋の変形を最小限にとどめることができる。
また、本実施の形態では、収納袋10の外側に操作部11を設けたが、収納袋10の内側に操作部11を設けてもよい。
また、本実施の形態では、収納袋10の外側に操作部11を設けたが、収納袋10の内側に操作部11を設けてもよい。
<第2の実施形態>
本発明の第1の実施の形態は、収納袋10の内部にスマートフォンを入れたが、ダイビング等の高い水圧がかかる状況(例えば、水深20m〜30m)では、スマートフォンが圧力を受けるため、スマートフォンに悪影響を及ぼすことも考えられる。
本発明の第1の実施の形態は、収納袋10の内部にスマートフォンを入れたが、ダイビング等の高い水圧がかかる状況(例えば、水深20m〜30m)では、スマートフォンが圧力を受けるため、スマートフォンに悪影響を及ぼすことも考えられる。
本発明の第2の実施の形態は、ハードケースにスマートフォンを入れて防水ケースとして使用する形態である。第2の実施の形態と第1の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図3は、スマートフォン100が密封された電子機器用防水ケース2の斜視図であり、(A)は正面斜視図、(B)は背面斜視図である。電子機器用防水ケース2は、主として、本体20と、蓋21と、操作部22と、ファスナー23と、導電部材24と、防水パッキン25と、ボタン26とで構成される。
電子機器用防水ケース2のスマートフォン100が入るケース本体は、主として、本体20と蓋21とで構成される。本体20は、PC(ポリカーボネート樹脂)、ABS(アクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン共重合合成樹脂)、アクリル樹脂等の硬質プラスチック、ガラス又は金属で箱状に形成される。本体20は、透明である必要はなく、透明でない場合には、図3(A)に示すように、2色成形等により、カメラ104が露出可能な開口部20aを透明樹脂又はガラスで形成することが望ましい。
蓋21は、PC等の透明な硬質樹脂又はガラスで形成された板状の部材であり、本体20に対して開閉自在に取り付けられる。蓋21が透明であることにより、タッチパネル103等が視認可能である。蓋21を不透明な材料で形成することもできるが、この場合には、2色成形等により、ボタン102、タッチパネル103等を視認可能とする開口部を透明樹脂で形成することが望ましい。
蓋21の表側(使用時における外側)には、操作部22が形成される。操作部22は、主として、袋22aと封入材22bとで構成される。袋22aは袋11aと同一であり、封入材22bは封入材11bと同一であるため、説明を省略する。なお、封入材22bとしては、主に液体が想定されるが、ゲルや気体でもよい。封入材22bとして気体を用いる場合には、袋22aに予備の封入材22bを封入する領域を設け、水圧に応じて予備の封入材11bを移動させる機構を設けることが望ましい。
図4は、スマートフォン100が密封された電子機器用防水ケース2の断面図であり、(A)は操作されていない状態を示し、(B)は操作されている状態を示す。
スマートフォン100を、前面(タッチパネル103が配設されている面)を上にして本体20に挿入して、蓋21を閉めて、ファスナー23で蓋21を固定する。ファスナー23は、蓋21を防水パッキン25に圧接させた状態で、蓋21を本体20に係止する。
防水パッキン25は、樹脂又はゴム製の弾性変形可能な部材(例えば、Oリング)であり、本体20の内周面に沿って設けられる。蓋21が防水パッキン25に圧接されることで、電子機器用防水ケース2が防水機能を発揮する。
ボタン26は、電子機器用防水ケース2の上下方向(図4の左右方向)に移動可能に設けられる。ボタン26について、図4内の拡大図を用いて説明する。
操作部26aが筒26b内側に沿って上下動可能に設けられる。操作部26aには軸26cが一体形成されており、軸26cは本体20に設けられた孔20b内を貫通するように設けられる。孔20bはOリング26gにより覆われ、これにより本体20の防水性能が保たれる。
軸26cは、コイルバネ26eの内周に貫通される。操作部26aが押下されると、軸26cの先端に設けられたクッション26dがスマートフォン100のボタン(図示せず)を押下する。コイルバネ26eは、操作部26aと、ワッシャ26f及びOリング26g(すなわち、本体20)を遠ざける方向の力を付勢し、水圧に抗してボタン26を押下されていない状態に保持する。軸26cにはEリング26hが設けられており、操作部26aは、Eリング26hが本体20に当接する位置(図示された位置)まで押し上げられる。
軸26cは、コイルバネ26eの内周に貫通される。操作部26aが押下されると、軸26cの先端に設けられたクッション26dがスマートフォン100のボタン(図示せず)を押下する。コイルバネ26eは、操作部26aと、ワッシャ26f及びOリング26g(すなわち、本体20)を遠ざける方向の力を付勢し、水圧に抗してボタン26を押下されていない状態に保持する。軸26cにはEリング26hが設けられており、操作部26aは、Eリング26hが本体20に当接する位置(図示された位置)まで押し上げられる。
ボタン26と略同一の構成のボタンを、蓋21に設けるようにしてもよい。電子機器用防水ケース2の本体20にスマートフォン100を収納して蓋21を閉めた使用状態で、ボタン102の前面に配置されるように蓋21にボタンを設けることで、ボタン102を操作可能とすることができる。
電子機器用防水ケース2の本体20にスマートフォン100を収納して蓋21を閉めた使用状態において、図4に示すように、タッチパネル103の前面に操作部22が配置される。
操作部22は蓋21の表面側に設けられる。蓋21の操作部22が設けられた領域には、複数の導電部材24が設けられる。
操作部22は蓋21の表面側に設けられる。蓋21の操作部22が設けられた領域には、複数の導電部材24が設けられる。
導電部材24は、導電性を有する材料で形成され、例えば金属や、導電ゴム、導電ナイロン、導電ウレタン、ポリアセチレン、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリピロール等の導電性プラスチックが用いられる。ただし、タッチパネル103の操作性を考えると、ポリチオフェン、ポリアニリン等の透明な材料を用いることが望ましい。導電部材24として金属を用いる場合には、インサート成形により導電部材24と蓋21が一体形成される。導電部材24として樹脂を用いる場合には、二色成形により導電部材24と蓋21が一体形成される。一体形成することにより、耐水圧性、防水性を高めることができる。
図4に示すように、導電部材24は、蓋21の厚さと略同一の長さ又は蓋21の両側の面より少し突出するような長さで形成される。すなわち、導電部材24は、蓋21の厚み方向に貫通するように設けられる。
図5は、スマートフォン100が密封された電子機器用防水ケース2の平面図である。導電部材24は、縦横方向に2次元配置されている。図5では、縦方向(図5上下方向)に7個、横方向(図5左右方向)に4個の導電部材24が配置されているが、数はこれに限定されない。
図4(B)に示すように、ユーザが指で操作部22を押圧すると、袋22aは可撓性を有するため、押圧された位置及び強さに応じて袋22aが変形する。袋22aは可撓性を有する厚さ(例えばフィルム状)であるため、袋22aを介して指が導電部材24に当接すると、導電部材24によってタッチパネル103で電気容量の変化が感知され、その結果タッチパネル103に入力が行われる。
本実施の形態によれば、ダイビング等の高い水圧がかかる状況下においても、スマートフォンに悪影響を与えることなく、かつ静電容量式のタッチパネルを水中で操作することができる電子機器用防水ケースを提供することができる。また、操作部が平板状に形成されているため、操作位置が限定されることはなく、タッチパネルの任意の位置を操作することができる。また、タップだけでなく、スワイプ、ピンチイン、ピンチアウト等の様々な操作を行うことができる。
なお、本実施の形態では、2次元配置された導電部材24により、タッチパネルの任意の位置へのタップや、スワイプ、ピンチイン、ピンチアウト等の操作を可能としたが、タッチパネルの任意の位置へのタップや、スワイプ、ピンチイン、ピンチアウト等の操作を可能とする構成はこれに限られない。
図6は、電子機器用防水ケース2の変形例に係る電子機器用防水ケース2Aであり、2次元配置された導電部材24にかわり、導電板28を設けた形態である。導電板28は、例えば、厚み方向には導電性、面方向に対しては絶縁性という電気的異方性を示す異方性導電材料を用いて形成される。
導電板28を、操作部22と略同一の大きさで、インサート成形等により蓋21と一体成型することで、防水性を確保しつつ、厚み方向の導電性を得ることができる。
なお、図6においては、導電板28の厚さは蓋21Aの厚さより薄いが、導電板28に操作部22が当接しているため、導電板28は蓋21Aの厚み方向に貫通して設けられている。
また、本実施の形態では、蓋21に操作部22を設けたが、本体20全体を透明に形成し、本体20の底面に操作部22を設けてもよい。この場合には、導電部材24も本体20に設ければよい。また、この場合には、蓋21は透明でなくてもよい。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、電子機器用防水ケースに、ストラップ等を取り付けるフックや、手首に装着可能なリストバンドを形成してもよい。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、電子機器用防水ケースに、ストラップ等を取り付けるフックや、手首に装着可能なリストバンドを形成してもよい。
1、2:電子機器用防水ケース、10:収納袋、11:操作部、11a:袋、11b:封入材、12:クリップ、20:本体、20a:開口部、21:蓋、22:操作部、22a:袋、22b:封入材、23:ファスナー、24:導電部材、25:防水パッキン、26:ボタン、28:導電板、100:スマートフォン、101:筐体、102:ボタン、103:タッチパネル、104:カメラ
Claims (5)
- 静電容量式タッチパネルを備える電子機器を収納するケース本体と、
可撓性を有する透明な袋と、前記袋に封入された透明な絶縁体とを有する操作部であって、前記ケース本体に設けられた操作部と、
を備えたことを特徴とする電子機器用防水ケース。 - 請求項1に記載の電子機器用防水ケースであって、
前記絶縁体は、液体であることを特徴とする電子機器用防水ケース。 - 請求項1又は2に記載の電子機器用防水ケースであって、
前記操作部は、前記静電容量式タッチパネルと略同一の大きさで、前記電子機器が前記ケース本体に収納された時に前記静電容量式タッチパネルの前面に位置するように設けられたことを特徴とする電子機器用防水ケース。 - 請求項1、2又は3に記載の電子機器用防水ケースであって、
前記ケース本体は、可撓性を有する透明な軟質樹脂で形成されたことを特徴とする電子機器用防水ケース。 - 請求項1、2又は3に記載の電子機器用防水ケースであって、
前記ケース本体は、硬質樹脂で、かつ前記電子機器が前記ケース本体に収納された時に少なくとも前記タッチパネルと重なる領域は透明な材料で形成され、
前記操作部は、前記ケース本体の表側に設けられ、
前記ケース本体の前記操作部が設けられた領域には、1又は複数の導電性の部材が、前記ケース本体の厚み方向に貫通するように設けられたことを特徴とする電子機器用防水ケース。
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- 2012-05-11 JP JP2012109174A patent/JP2013235533A/ja active Pending
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