JP2013235445A - 情報端末、印刷設定プログラム、印刷システム、および印刷設定プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報端末、印刷設定プログラム、印刷システム、および印刷設定プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷設定に要するユーザーの作業を従来よりも軽減させる技術を提供する。
【解決手段】ユーザーの顔画像を取得する顔画像取得部(101)と、取得された顔画像に基づくユーザーの視認状態(視認状態データ)を取得する状態取得部(105、106)と、その視認状態に応じて、印刷にかかる条件である印刷条件の初期値を設定する設定部105と、を有する情報端末。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報端末、印刷設定プログラム、印刷システム、および印刷設定プログラムを記録した記録媒体に関し、特に、印刷設定を容易にする技術に関する。
近年、印刷装置(たとえば、プリンター)の高機能化に伴い、ユーザーが自由に印刷設定できる項目(以下では「印刷設定項目」ともいう)は細分化してきている。その分、印刷設定に要するユーザーの作業は煩雑になっている。
そこで、印刷装置などに設けられる操作パネルの操作性を向上させる技術が開発されてきている。
たとえば、ユーザーの顔画像から年齢等を推定し、その推定結果に基づいて操作パネルに表示する文字の大きさを変更する技術がある(特許文献1)。
また、ユーザーの顔の位置を検出し、そのユーザーが操作しやすいように操作パネルの角度を変更する技術や(特許文献2)、ユーザーの顔画像に基づいて操作パネルのレイアウトを変更する技術(特許文献3)、などもある。
特開2006−023953号公報 特開2010−149414号公報 特開2005−266421号公報
しかし、上記のように操作パネルの操作性を向上させても、印刷設定に要するユーザーの作業が直接的に軽減されるとは限らない。
たとえば、ユーザーの年齢に応じて操作パネルに表示する文字の大きさを変更したとしても、ユーザーは、膨大にある印刷設定項目の中から、変更したい項目を探しだして、その初期値(デフォルト値)を手作業によって変更しなければならない。
また、同年齢であっても視認状態が異なるユーザー(たとえば、年齢はそれほど高くなくても老視で見えにくい状態のユーザー)などもいるため、一部のユーザーしか印刷設定の作業が軽減されないという問題もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、印刷設定に要するユーザーの作業を従来よりも軽減させる情報端末、印刷設定プログラム、印刷システム、および印刷設定プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
(1)ユーザーの顔画像を取得する顔画像取得部と、前記顔画像に基づく前記ユーザーの視認状態を取得する状態取得部と、前記視認状態に応じて、印刷にかかる条件である印刷条件の初期値を設定する設定部と、を有する情報端末。
(2)設定された前記初期値を表示する表示部を有する、(1)に記載の情報端末。
(3)前記表示部は、前記視認状態に応じて、印刷条件の項目の表示態様を異ならせる、(2)に記載の情報端末。
(4)前記視認状態が所定の状態である場合に、前記設定部による初期値の設定を行うか否かについて指示を受け付ける設定指示受付部を有する、(1)〜(3)のいずれかに記載の情報端末。
(5)前記視認状態は、ユーザーが老視状態である確率を含み、前記設定指示受付部は、前記確率が所定の閾値以上の場合に、前記指示を受け付け、前記確率が前記閾値未満の場合には、前記指示を受け付けない、(4)に記載の情報端末。
(6)前記設定部は、前記設定指示受付部で初期値の設定を行う指示を受け付けた場合に、ズーム、コントラスト、およびエッジ強調の少なくともいずれかの印刷条件について、初期値を設定する、(5)に記載の情報端末。
(7)前記視認状態は、ユーザーが若年層の標準的な視状態にある確率を含み、前記設定指示受付部は、前記確率が所定の閾値以上の場合に、前記指示を受け付け、前記確率が前記閾値未満の場合には、前記指示を受け付けない、(4)に記載の情報端末。
(8)前記設定部は、前記設定指示受付部で初期値の設定を行う指示を受け付けた場合に、印刷種類、ページ割付、トナー節約、およびカラーの少なくともいずれかの印刷条件について、初期値を設定する、(7)に記載の情報端末。
(9)前記設定指示受付部で受け付けた指示結果を送信する送信部を有する、(4)〜(8)のいずれかに記載の情報端末。
(10)印刷目的が配布用か否かの指定を受け付ける目的受付部を有し、前記設定部は、前記印刷目的が配布用ではない場合には、前記視認状態に応じて、印刷条件の初期値を設定し、前記印刷目的が配布用である場合には、前記視認状態に関わらず、通常の印刷条件の初期値として固定値を設定する、(1)〜(9)のいずれかに記載の情報端末。
(11)ユーザーの顔画像を取得する顔画像取得ステップと、前記顔画像に基づく前記ユーザーの視認状態を取得する状態取得ステップと、前記視認状態に応じて、印刷にかかる条件である印刷条件の初期値を設定する設定ステップと、をコンピューターに実行させる印刷設定プログラム。
(12)前記設定ステップで設定された初期値を表示する表示ステップを、前記コンピューターにさらに実行させる(11)に記載の印刷設定プログラム。
(13)前記表示ステップでは、前記視認状態に応じて、印刷条件の項目の表示態様を異ならせる、(12)に記載の印刷設定プログラム。
(14)前記視認状態が所定の状態である場合に、前記設定ステップで初期値の設定を行うか否かについて指示を受け付ける設定指示受付ステップを、前記コンピューターにさらに実行させる、(11)〜(13)のいずれかに記載の印刷設定プログラム。
(15)前記視認状態は、ユーザーが老視状態である確率を含み、前記設定指示受付ステップでは、前記確率が所定の閾値以上の場合に、前記指示を受け付け、前記確率が前記閾値未満の場合には、前記指示を受け付けない、(14)に記載の印刷設定プログラム。
(16)前記設定ステップでは、前記設定指示受付ステップで初期値の設定を行う指示を受け付けた場合に、ズーム、コントラスト、およびエッジ強調の少なくともいずれかの印刷条件について、初期値を設定する、(15)に記載の印刷設定プログラム。
(17)前記視認状態は、ユーザーが若年層の標準的な視状態にある確率を含み、前記設定指示受付ステップでは、前記確率が所定の閾値以上の場合に、前記指示を受け付け、前記確率が前記閾値未満の場合には、前記指示を受け付けない、(14)に記載の印刷設定プログラム。
(18)前記設定ステップでは、前記設定指示受付ステップで初期値の設定を行う指示を受け付けた場合に、印刷種類、ページ割付、トナー節約、およびカラーの少なくともいずれかの印刷条件について、初期値を設定する、(17)に記載の印刷設定プログラム。
(19)前記設定指示受付ステップで受け付けた指示結果を送信する送信ステップを、前記コンピューターに実行させる、(14)〜(18)のいずれかに記載の印刷設定プログラム。
(20)印刷目的が配布用か否かの指定を受け付ける目的受付ステップを行い、前記設定ステップでは、前記印刷目的が配布用ではない場合には、前記視認状態に応じて、印刷条件の初期値を設定し、前記印刷目的が配布用である場合には、前記視認状態に関わらず、通常の印刷条件の初期値として固定値を設定する、(11)〜(19)のいずれかに記載の印刷設定プログラム。
(21)情報端末と、サーバーと、印刷装置と、を有する印刷システムであって、前記情報端末は、ユーザーの顔画像を取得する顔画像取得部と、前記顔画像を用いて前記ユーザーの特徴を推定する特徴推定部と、前記特徴を示す特徴データを、前記サーバーに送信する第1送信部と、を有し、前記サーバーは、前記特徴データを受信する第1受信部と、前記特徴データに基づいて前記ユーザーの視認状態を特定する状態特定部と、前記視認状態を示す状態データを、前記情報端末に送信する第2送信部と、を有し、前記情報端末は、前記状態データを受信する第2受信部と、前記視認状態に応じて、印刷にかかる条件である印刷条件の初期値を設定する設定部と、前記設定部で設定された前記印刷条件に基づき、前記印刷装置の印刷を制御する印刷制御部と、を有し、前記印刷装置は、前記印刷制御部による制御に従って、印刷を実行する印刷実行部、を有する、印刷システム。
(22)前記情報端末は、前記視認状態が所定の状態である場合に、前記設定部による初期値の設定を行うか否かについて指示を受け付ける設定指示受付部と、前記設定指示受付部で受け付けた指示結果を示す指示データを、前記サーバーに送信する第3送信部と、をさらに有し、前記サーバーは、前記情報端末から送信された前記指示データを受信する第3受信部と、前記第1受信部で受信された前記特徴データと、前記第3受信部で受信された前記指示データと、をユーザーごとに対応づけて記憶する記憶部と、を有し、前記状態特定部は、前記記憶部に記憶された前記特徴データと前記指示データの関係性に基づいて前記視認状態を特定する、(21)に記載の印刷システム。
(23)前記情報端末は、印刷目的が配布用か否かの指定を受け付ける目的受付部を有し、前記設定部は、前記印刷目的が配布用ではない場合には、前記視認状態に応じて、印刷条件の初期値を設定し、前記印刷目的が配布用である場合には、前記視認状態に関わらず、通常の印刷条件の初期値として固定値を設定する、(21)または(22)に記載の印刷システム。
(24)ユーザーの顔画像を取得する顔画像取得部と、前記顔画像を用いて前記ユーザーの特徴を推定する特徴推定部と、前記特徴データに基づいて前記ユーザーの視認状態を特定する状態特定部と、前記視認状態に応じて、印刷にかかる条件である印刷条件の初期値を設定する設定部と、を有する印刷装置。
(25)(11)〜(20)のいずれかに記載の印刷設定プログラムを記憶したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
本発明によれば、ユーザーごとに視認状態を取得し、その視認状態に応じて印刷条件の初期値(デフォルト値)を異ならせることができる。これにより、ユーザーが手作業で設定し直す必要のある印刷条件の項目数や操作回数は減り、印刷設定に要するユーザーの作業は、従来よりも軽減される。
上記した以外の課題、構成、および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1実施形態にかかる印刷システムの一例を示す図である。 第1実施形態にかかる印刷システムの機能構成例を示す図である。 (A)は年齢によるユーザーの分類例を示す図であり、(B)は性別によるユーザーの分類例を示す図であり、(C)は距離によるユーザーの分類例を示す図である。 (A)は特徴データの概略データ構造の一例を示す図であり、(B)は指示結果データの概略データ構造の一例を示す図であり、(C)は印刷設定データの概略データ構造の一例を示す図である。 第1実施形態にかかる集計データの概略データ構造の一例を示す図である。 第1実施形態にかかる統計データの概略データ構造の一例を示す図である。 第1実施形態にかかる視認状態データの概略データ構造の一例を示す図である。 第1実施形態にかかる印刷設定処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は通知画面の一例を示す図であり、(B)は第1実施形態にかかるおすすめ印刷設定画面の一例を示す図であり、(C)は通常印刷設定画面の一例を示す図である。 視認状態特定処理の一例を示すフローチャートである。 統計データ蓄積処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態にかかる印刷設定処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は年齢データの概略データ構造の一例を示す図であり、(B)は第2実施形態にかかる視認状態データの概略データ構造の一例を示す図である。 若年層のユーザー向けの印刷設定画面例を示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(第1実施形)
<システム全体>
図1は、本発明の第1実施形態にかかる印刷システム1の一例を示す図である。図示するように、印刷システム1は、情報端末100と、管理サーバー200と、印刷装置300と、を含む。
印刷システム1では、印刷装置300で実行される印刷についての設定を、情報端末100で行うことができる。ただし、ユーザーの視認状態によって、要求される印刷条件の設定値は異なるため、本実施形態の情報端末100は、ユーザーの視認状態に適した値を印刷条件の初期値として設定する。これにより、ユーザーは情報端末100で設定された初期値をそのまま印刷時の設定値として利用できるので、印刷条件の設定にかかる作業は軽減される。
情報端末100、管理サーバー200および印刷装置300は、ネットワーク(有線、無線を含む)を介して相互に通信可能に接続される。なお、ここでのネットワークには、LAN(Local Area Network)等が含まれる。
情報端末100は、ユーザーによって携帯されるモバイルコンピューターであり、たとえば、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット型コンピューターなどでよい。
また、管理サーバー200は、情報端末100のユーザーに関する統計データを管理するサーバーコンピューターである。また、管理サーバー200は、統計データに基づいて、ユーザーの視認状態を把握できる。
また、印刷装置300は、たとえば、画像を記録紙に印刷するプリント機能を有するプリンターである。
もちろん、印刷装置300は、プリント機能を有している機器であればプリンターに限られず、たとえば、複合機であってもよい。
<機能構成例>
図2は、印刷システム1の機能構成例を示す図である。
<情報端末100の機能構成例>
図示するように、情報端末100は、撮像部101と、特徴抽出部102と、表示部103と、入力部104と、印刷設定部105と、通信部106と、を有する。
ここで、機能ブロックにより示される各機能部は、たとえば、情報端末100に備えられるCPU(central processing unit)が、ROM(read−only memory)やフラッシュメモリーなどに格納された所定のプログラムを、RAM(random−access memоry)に読み出して実行することにより実現される。
撮像部101は、情報端末100に備わるカメラを制御して、ユーザーの顔などの被写体を撮影する。こうして、撮像部101は、ユーザーの顔画像を取得できる。
特徴抽出部102は、ユーザーの顔画像を用いて、ユーザーの特徴を抽出する。具体的には、図示するように、特徴抽出部102は、年齢推定部121と、性別推定部122と、距離推定部123と、を有し、ユーザーの年齢、性別、距離(すなわち、ユーザーの顔と情報端末100の間の距離)を推定する。
表示部103は、ディスプレイ、タッチパネルなどを制御して、各種メッセージ、各種画面を表示する。たとえば、表示部103は、変更可能な印刷条件(印刷にかかる条件)を項目に分けて一覧表示する。以下では、ここで一覧表示される画面を「印刷設定画面」とよぶ。なお、印刷条件には、たとえば、印刷用紙のサイズを指定する印刷条件、印刷用紙の種類を指定する印刷条件、フルカラー印刷、2色・単色カラー印刷、モノクロ印刷を指定する印刷条件、印刷させる部数を指定する印刷条件、などが含まれる。
入力部104は、入力ボタン、タッチパネルなどを制御して、ユーザーからの指示を受け付ける。たとえば、入力部104は、印刷条件の初期値(デフォルト値)を変更するか否かについての指示を受け付ける。また、入力部104は、印刷条件の値(設定値)を指定する指示を受け付けることもできる。
印刷設定部105は、印刷装置300で行われる印刷の設定を行う。たとえば、印刷設定部105は、上述した印刷設定画面を表示部103に表示させた状態で、入力部104を介したユーザーによる指示を受け付け、当該指示に基づいて印刷条件の値を設定する。
通信部106は、管理サーバー200や印刷装置300と通信を行うインターフェイスである。たとえば、通信部106は、ネットワーク接続やUSB接続により管理サーバー200と接続し、各種データ(後述する特徴データ400、指示結果データ500、印刷設定データ600、視認状態データ900)の送受信を行う。また、通信部106は、ネットワーク接続やUSB接続により印刷装置300と接続し、印刷ジョブを印刷装置300に対して送信する。
<管理サーバー200の機能構成例>
次に、管理サーバー200の機能構成について説明する。図示するように、管理サーバー200は、通信部201と、視認状態予測部202と、統計情報記憶部203と、を有する。
ここで、機能ブロックにより示される各機能部は、たとえば、管理サーバー200に備えられるCPUが、ROMやハードディスクなどに格納された所定のプログラムを、RAMに読み出して実行することにより実現される。
通信部201は、情報端末100と通信を行うインターフェイスである。たとえば、通信部201は、ネットワーク接続やUSB接続により情報端末100と接続し、各種データ(後述する特徴データ400、指示結果データ500、印刷設定データ600、視認状態データ900)の送受信を行う。
視認状態予測部202は、情報端末100の特徴抽出部102で推定されたユーザーの特徴(たとえば、年齢、性別、距離)に基づいて、ユーザーの視認状態を予測する。
ここで、ユーザーの視認状態は、ユーザーが老視状態である確率を含む。
統計情報記憶部203は、情報端末100の特徴抽出部102で抽出(推定)されたユーザーの特徴(たとえば、年齢、性別、距離)を記憶する。これとともに、統計情報記憶部203は、印刷条件の初期値(デフォルト値)を変更するか否かについてのユーザーの指示結果と、情報端末100で設定された各印刷条件の設定値(「印刷設定値」ともいう)と、を記憶する。ここで、統計情報記憶部203により記憶されるデータは、後述する集計データ700のように整理される。
また、統計情報記憶部203は、ユーザーの視認状態にかかる統計データ(たとえば、ユーザーの特徴と、老視である確率と、の関係性を示す情報)を記憶する。ここで、統計情報記憶部203により記憶されるデータは、後述する統計データ800のように整理される。
なお、統計情報記憶部203は、たとえば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、HDDなどにより実現される。
<印刷装置300の機能構成例>
次に、印刷装置300の機能構成について説明する。図示するように、印刷装置300は、通信部301と、印刷実行部302と、を有する。
ここで、機能ブロックにより示される各機能部は、たとえば、印刷装置300に備えられるCPUが、ROMやフラッシュメモリーなどに格納された所定のプログラムを、RAMに読み出して実行することにより実現される。
通信部301は、情報端末100と通信を行うインターフェイスである。たとえば、通信部301は、ネットワーク接続やUSB接続により情報端末100と接続し、情報端末100から送信された印刷ジョブを受信する。
印刷実行部302は、印刷ジョブに含まれる画像データを電子写真プロセスによって記録紙上に印刷する。たとえば、印刷実行部302は、記録紙の搬送装置、感光体ドラム、帯電装置、LD(Laser Diode)、走査ユニット、現像装置、転写分離装置、クリーニング装置、定着装置、などを有するレーザープリンターとして構成される。
もちろん、印刷実行部302は、レーザープリンターに限定されず、インクジェット方式などその他の方式のプリンターとして構成されてもよい。
<情報端末100の特徴抽出部102の詳細>
次に、情報端末100の年齢推定部121、性別推定部122、距離推定部123について、より詳細に説明する。
図3はユーザーの特徴の分類例を示す図であり、(A)は年齢の分類例、(B)は性別の分類例、(C)は距離の分類例をそれぞれ示す。
年齢推定部121は、ユーザーの顔画像を解析して、そのユーザーの年齢を推定する。たとえば、年齢推定部121は、年齢層ごとに分類された分類表を用意しておき、顔画像の解析結果に応じて、ユーザーがいずれの年齢層に属するのか決定する。
年齢推定部121は、図3(A)に示すように、ユーザーが、40歳未満の年齢層、40歳以上50歳未満の年齢層、50歳以上60歳未満の年齢層、60歳以上の年齢層、のいずれの年齢層に属するのか決定する。
また、性別推定部122は、ユーザーの顔画像を解析して、そのユーザーの性別を推定する。たとえば、性別推定部122は、性別ごとに分類された分類表を用意しておき、顔画像の解析結果に応じて、ユーザーがいずれの性別に属するのか決定する。
性別推定部122は、図3(B)に示すように、ユーザーが、男性、女性、のいずれの性別に属するのか決定する。
また、距離推定部123は、ユーザーの顔画像を解析して、そのユーザーの顔と情報端末100の距離を推定する。たとえば、距離推定部123は、距離の程度ごとに分類された分類表を用意しておき、顔画像の解析結果に応じて、ユーザーの顔と情報端末100の距離がいずれの程度に属するのか決定する。
距離推定部123は、図3(C)に示すように、ユーザーの顔と情報端末100の距離が、近距離、中距離、遠距離、のいずれの程度に属するのか決定する。
なお、年齢推定部121、性別推定部122、距離推定部123は、顔画像に対してエッジ検出などの処理を施すことによって、ユーザーの髪、目、鼻、口などの部位を特定し、その部位の位置、サイズ、形状、色などからユーザーの年齢、性別、距離を推定するものとする。ただし、本発明は、ユーザーの年齢、性別、距離を推定する方法について特に限定するものではない。
<特徴データ400のデータ構造>
次に、情報端末100の通信部106が管理サーバー200へ送信する特徴データ400について、より詳細に説明する。
図4は各種データの概略データ構造の一例を示す図であり、(A)は特徴データ、(B)は指示結果データ、(C)は印刷設定データの概略データ構造を示す。
図4(A)に示すように、特徴データ400は、識別情報(ID)410と、年齢420と、性別430と、距離440と、が少なくとも対応付けられたレコード450を含む。
ここで、識別情報410は、特徴データ400を管理サーバー200へ送信する情報端末100およびユーザーの少なくともいずれかを識別する情報である。
年齢420は、年齢推定部121によって推定されたユーザーの年齢層を示すデータである。性別430は、性別推定部122によって推定されたユーザーの性別を示すデータである。距離440は、距離推定部123によって推定された距離(すなわち、ユーザーの顔と情報端末100の距離)の程度を示すデータである。
<指示結果データ500のデータ構造>
次に、情報端末100の通信部106が管理サーバー200へ送信する指示結果データ500について、より詳細に説明する。
図4(B)に示すように、指示結果データ500は、識別情報(ID)510と、指示結果520と、が少なくとも対応付けられたレコード530を含む。
ここで、識別情報510は、指示結果データ500を管理サーバー200へ送信する情報端末100およびユーザーの少なくともいずれかを識別する情報である。
指示結果520は、印刷条件の初期値(デフォルト値)を変更するか否かについてのユーザーの指示内容を示すデータである。
<印刷設定データ600のデータ構造>
次に、情報端末100の通信部106が管理サーバー200へ送信する印刷設定データ600について、より詳細に説明する。
図4(C)に示すように、印刷設定データ600は、識別情報(ID)610と、印刷設定値620と、が少なくとも対応付けられたレコード630を含む。
ここで、識別情報610は、印刷設定データ600を管理サーバー200へ送信する情報端末100およびユーザーの少なくともいずれかを識別する情報である。
印刷設定値620は、情報端末100の印刷設定部105によって設定された各印刷条件の値を示すデータである。
<集計データ700のデータ構造>
次に、管理サーバー200の統計情報記憶部203に記憶される集計データ700について、より詳細に説明する。
図5は、集計データ700の概略データ構造の一例を示す図である。
図示するように、集計データ700は、情報端末100およびユーザーの少なくともいずれかを識別する識別情報ごとのレコード770からなる。各レコード770は、特徴データ400が管理サーバー200に送られてきた場合にエントリーされる。各レコード770には、特徴データ400に含まれていたデータ(すなわち、識別情報410、年齢420、性別430、距離440)と、指示結果データ500に含まれていたデータ(すなわち、指示結果520)と、印刷設定データ600に含まれていたデータ(すなわち、印刷設定値620)と、が識別情報(410、510、610)をキーとして対応付けられる。
したがって、図示する識別情報(ID)710、年齢720、性別730、距離740は、それぞれ、特徴データ400に含まれていた識別情報410、年齢420、性別430、距離440に相当するデータである。
また、図示する指示結果750は、指示結果データ500に含まれていた指示結果520に相当するデータである。
また、図示する印刷設定値760は、印刷設定データ600に含まれていた印刷設定値620に相当するデータである。
<統計データ800のデータ構造>
次に、管理サーバー200の統計情報記憶部203に記憶される統計データ800について、より詳細に説明する。
図6は、統計データ800の概略データ構造の一例を示す図である。
図示するように、統計データ800は、年齢810、性別820、距離830、の各値の組み合わせごとに、ユーザーが老視である確率840を有している。図示する例では、年齢810が「60歳以上」であり、性別820が「男性」であり、距離830が「近距離」である場合に、ユーザーが老視である確率840として「87%」が格納されている。
ここで、図示する年齢810は、図3(A)に示す各年齢層を含んでいる。また、性別820は、年齢810の年齢層ごとに、図3(B)に示す各性別を含んでいる。また、距離830は、性別820の性別ごとに、図3(C)に示す各距離の程度を含んでいる。
また、確率840は、距離830の程度ごとに、ユーザーが老視である確率を含んでいる。
ここで、第1実施形態では、印刷条件の初期値を変更する指示をしたユーザーは老視であると判定するものとする。
そのため、確率840には、同一の特徴(年齢810、性別820、距離830)をもつユーザー(数)のうち、印刷条件の初期値を変更する指示をしたユーザー(数)の割合が格納される。
<視認状態データ900のデータ構造>
次に、管理サーバー200の通信部201が情報端末100へ送信する視認状態データ900について、より詳細に説明する。
図7は、視認状態データ900の概略データ構造の一例を示す図である。
図示するように、視認状態データ900は、識別情報(ID)910と、老視の確率920と、が少なくとも対応付けられたレコード930を含む。
ここで、識別情報910は、視認状態データ900の送信先である情報端末100およびユーザーの少なくともいずれかを識別する情報である。
老視の確率920は、管理サーバー200の視認状態予測部202によって求められた、ユーザーが老視である確率840に相当するデータである。
<第1実施形態の印刷設定処理>
次に、本発明の第1実施形態における、上記構成からなる印刷システム1の特徴的な動作について説明する。
図8は、第1実施形態の情報端末100で行われる印刷設定処理の一例を示すフローチャートである。図9は、情報端末の画面の表示例を示す図であり、(A)は通知画面の画面例、(B)はおすすめ印刷設定画面、(C)は通常の印刷設定画面の一例を示す図である。
情報端末100の印刷設定部105は、入力部104を介してユーザーから印刷設定を開始する指示を受け付けると、本フローを開始する。
本フローが開始されると、印刷設定部105は、印刷目的の指定(たとえば、自分用または配布用)を受け付けるための画面を表示部103に表示させる(ステップS101)。
そして、印刷設定部105は、入力部104を介してユーザーから入力された印刷目的の指定が配布印刷用か判断する(ステップS102)。
印刷設定部105は、ユーザーに指定された印刷目的が配布用である場合には(ステップS102:Yes)、処理をステップS114へ移行する。
一方、印刷設定部105は、ユーザーに指定された印刷目的が配布用ではない場合(たとえば、自分用の場合)には(ステップS102:No)、処理をステップS103へ移行する。
処理がステップ103へ移行すると、撮像部101は、ユーザーの顔画像を取得する(ステップS103)。たとえば、ステップS103において、撮像部101は、カメラを制御してユーザーの顔を撮像し、撮像して得られた画像を所定の記憶装置(たとえば、RAM)に記憶する。
次に、特徴抽出部102は、取得された顔画像に基づいて、ユーザーの特徴を推定(抽出)する(ステップS104)。たとえば、ステップS104において、特徴抽出部102の年齢推定部121は、図3(A)に示すような分類表に従って、顔画像を解析することにより、ユーザーがいずれの年齢層(60歳以上、等)に属するのか決定する。同様に、性別推定部122は、図3(B)に示すような分類表に従って、顔画像を解析することにより、ユーザーがいずれの性別(男性、女性)に属するのか決定する。また、距離推定部123は、図3(C)に示すような分類表に従って、顔画像の解析することにより、ユーザーの顔と情報端末100の距離がいずれの程度(近距離、中距離、遠距離)に属するのか決定する。
それから、特徴抽出部102は、各推定部(121〜123)で推定されたユーザーの特徴(年齢、性別、距離)を、図4(A)に示す特徴データ400の形式で管理サーバー200へ通信部106を介して送信する(ステップS105)。
特徴データ400を送信後、印刷設定部105は、図7に示す視認状態データ900が送られてきたか判断する(ステップS106)。視認状態データ900が送られてこない場合(ステップS106:No)、印刷設定部105は、管理サーバー200から、視認状態データ900が送られてくるまで待機する。
そして、印刷設定部105は、視認状態データ900を受信すると(ステップS106:Yes)、処理をステップS107へ移行する。
印刷設定部105は、ユーザーが所定の状態(本実施形態では、老視の状態)であるか否か判別する(ステップS107)。たとえば、ステップS107において、印刷設定部105は、管理サーバー200から受信した視認状態データ900から、老視の確率920を抽出する。そして、印刷設定部105は、老視の確率920が所定の閾値(たとえば、60%)以上である場合に、ユーザーは老視の状態であると判定し、老視の確率920が所定の閾値未満である場合に、ユーザーは老視の状態ではないと判定する。
印刷設定部105は、ユーザーが老視の状態ではないと判定した場合には(ステップS107:No)、処理をステップS114へ移行する。
一方、印刷設定部105は、ユーザーが老視の状態であると判定した場合には(ステップS107:Yes)、処理をステップS108へ移行する。
印刷設定部105は、ユーザーの視認状態に適した印刷設定があることを通知する(ステップS108)。たとえば、ステップS108において、印刷設定部105は、ユーザーの視認状態に適した印刷設定があることを通知するための画面(「通知画面」ともいう)を表示部103に表示させる。図9(A)に示すように、通知画面には、「おすすめの印刷設定があります。」等のメッセージ51が表示される。また、通知画面には、ユーザーの視認状態に応じて印刷条件の初期値を設定するか否かについて確認するための構成が設けられる。たとえば、図示するように、通知画面には、「おすすめ印刷設定しますか?」等のメッセージに加え、はいボタン52、いいえボタン53が設けられる。
そして、印刷設定部105は、はいボタン52を選択する指示が入力部104を介して入力されたか判断する(ステップS109)。
ここで、いいえボタン53を選択する指示がされると、印刷設定部105は、ユーザーの視認状態に応じて印刷条件の初期値を設定する指示はないと判定し(ステップS109:No)、処理をステップS114へ移行する。
一方、はいボタン52を選択する指示がされると、印刷設定部105は、ユーザーの視認状態に応じて印刷条件の初期値を設定する指示があったと判定し(ステップS109:Yes)、処理をステップS110へ移行する。
印刷設定部105は、印刷条件の初期値として予め登録してある値を用いずに、ユーザーの視認状態に応じて、印刷条件の初期値(デフォルト値)を設定する(ステップS110)。たとえば、ステップS110において、印刷設定部105は、ユーザーが老視状態であることを考慮して、表示の拡大率についての初期値(たとえば「ズーム 120%」)、コントラストについての初期値(たとえば「コントラスト 20」)、エッジ強調を行うか否かの初期値(たとえば「エッジ強調 あり」)、について設定する。
これとともに、印刷設定部105は、後述する通常の印刷設定画面とは異なる印刷設定画面(「おすすめ印刷設定画面」とよぶ)を表示部103に表示させる(ステップS111)。本実施形態のステップS111では、図9(B)に示すように、印刷設定部105は、老視状態のユーザー向けの印刷設定画面を表示部103に表示させる。たとえば、老視状態のユーザー向けの印刷設定画面では、老視状態のユーザーが優先的に設定しそうな所定の印刷条件の項目が上位に表示される。図示する例では、ズーム、コントラスト、エッジ強調といった項目が上位に表示されている。また、老視状態のユーザー向けの印刷設定画面には、ステップS110で設定された各印刷条件の初期値も表示される。このとき表示される初期値は、ユーザーの視認状態に適した値となっているため、ユーザーは、ステップS110で設定された初期値をそのまま(変更せずに)印刷時の設定値として利用でき、印刷条件の設定にかかる作業は軽減される。
なお、ステップS111でおすすめ印刷設定画面を表示させた状態において、印刷設定部105は、入力部104を介して印刷設定の変更を受け付けている。
そして、印刷設定部105は、印刷実行の指示を受け付けると、おすすめ印刷設定画面で受け付けた印刷設定で印刷を行うための印刷ジョブを生成し、印刷装置300へ送信する(ステップS112)。このとき、印刷装置300は、通信部301で印刷ジョブを受信し、印刷実行部302は、情報端末100側で設定された印刷設定で印刷を行う。
それから、印刷設定部105は、ステップS109でユーザーから受け付けた指示結果(すなわち、ユーザーの視認状態に応じて印刷条件の初期値を設定するか否かについての指示結果)を、図4(B)に示す指示結果データ500の形式で管理サーバー200へ送信する(ステップS113)。さらに、印刷設定部105は、おすすめ印刷設定画面(あるいは、通常の印刷設定画面)で受け付けた印刷設定の値(印刷条件ごとの設定値)を、図4(C)に示す印刷設定データ600の形式で管理サーバー200へ送信する。
指示結果データ500、印刷設定データ600を送信後、印刷設定部105は、本フローを終了する。
ところで、上記のステップS102、ステップS107、ステップS109のいずれかからステップS114へ移行すると、印刷設定部105は、通常の印刷にかかる印刷条件の初期値(デフォルト値)として予め登録してある値を所定の記憶装置から読み出し、そのまま印刷条件の初期値として設定する(ステップS114)。
これとともに、印刷設定部105は、通常の印刷設定画面を表示部103に表示させる(ステップS115)。本実施形態のステップS115では、図9(C)に示すように、印刷設定部105は、通常のユーザー向けの印刷設定画面を表示部103に表示させる。
たとえば、通常の印刷設定画面では、用紙サイズ、印刷用紙、カラー、印刷部数、などの印刷条件の項目が表示される。
また、通常の印刷設定画面には、ステップS114で設定された各印刷条件の初期値も表示される。
そして、印刷設定部105は、印刷実行の指示を受け付けると、処理をステップS112へ移行する。
以上の印刷設定処理を情報端末100で行うことにより、ユーザーの視認状態(たとえば、ユーザーが老視状態であるか否か)に応じて、印刷条件の初期値(デフォルト値)を設定することができる。これにより、ユーザーは印刷設定部105で設定された初期値をそのまま(変更せずに)印刷時の設定値として利用でき、印刷条件の設定にかかる作業は軽減される。
また、上記の印刷設定処理では、印刷設定画面の表示態様を、ユーザーの視認状態に応じて異ならせている。そのため、ユーザーの視認状態に適した印刷設定画面を表示する(たとえば、老視状態のユーザーが優先的に設定しそうな所定の印刷条件の項目を上位に表示する)ことができ、印刷条件の項目を探すユーザーの手間などが省ける。
<第1実施形態の視認状態特定処理>
次に、第1実施形態の管理サーバー200で行われる視認状態特定処理について説明する。視認状態特定処理では、管理サーバー200は、図8に示すステップS105において情報端末100が送信した特徴データ400を受信してから、ステップS106のために情報端末100に視認状態データ900を送信するまでの処理を実行する。
図10は、視認状態特定処理の一例を示すフローチャートである。
管理サーバー200の視認状態予測部202は、たとえば、電源投入時に本フローを開始する。
本フローが開始されると、視認状態予測部202は、特徴データ400を受信したか判断する(ステップS201)。視認状態予測部202は、特徴データ400を受信しない場合(ステップS201:No)、受信するまで待機している。ここで、特徴データ400は、上記のステップS105で情報端末100から送信されるデータである。
そして、視認状態予測部202は、通信部201を介して特徴データ400を受信すると(ステップS201:Yes)、処理をステップS202へ移行する。
視認状態予測部202は、ステップS201で受信した特徴データ400を記憶する(ステップS202)。たとえば、ステップS202において、視認状態予測部202は、特徴データ400に含まれる識別情報(ID)410と、年齢420と、性別430と、距離440と、を対応付けたレコード770を生成し、集計データ700にエントリーする。
次に、視認状態予測部202は、特徴データ400を送信してきたユーザーの視認状態を特定する(ステップS203)。たとえば、ステップS203において、視認状態予測部202は、ユーザーが老視状態である確率を求める。具体的には、視認状態予測部202は、まず、ステップS201で受信した特徴データ400に含まれる年齢420、性別430および距離440の組み合わせに相当する年齢810、性別820、距離830の組み合わせを、統計データ800から検索する。次に、視認状態予測部202は、検索された年齢810、性別820、距離830の組み合わせに対応付けられている確率840を、統計データ800から特定する。そして、視認状態予測部202は、特定した確率840を、ユーザーが老視状態である確率として決定する。
それから、視認状態予測部202は、ステップS203で特定されたユーザーの視認状態(たとえば、ユーザーが老視状態である確率)を、図7に示す視認状態データ900の形式で情報端末100へ通信部201を介して送信する(ステップS204)。
視認状態データ900を送信後、視認状態予測部202は、本フローを終了する。
以上の視認状態特定処理を管理サーバー200で行うことにより、多くのユーザーについての特徴を集計することができる(集計データ700を生成することができる)。また、集計データ700から得られる統計データ800に基づいてユーザーの視認状態を予測しているため、集計データ700に蓄積される情報量が増加するほど、視認状態の予測精度を高めることができる。
<第1実施形態の統計データ蓄積処理>
次に、第1実施形態の管理サーバー200で行われる統計データ蓄積処理について説明する。統計データ蓄積処理では、管理サーバー200は、図8のステップS113において情報端末100が送信した指示結果データ500および印刷設定データ600を受信し、統計的に蓄積する。
図11は、統計データ蓄積処理の一例を示すフローチャートである。
管理サーバー200の視認状態予測部202は、たとえば、電源投入時に本フローを開始する。
本フローが開始されると、視認状態予測部202は、指示結果データ500と印刷設定データ600を受信したか判断する(ステップS301)。視認状態予測部202は、指示結果データ500と印刷設定データ600を受信しない場合(ステップS301:No)、受信するまで待機している。指示結果データ500と印刷設定データ600は、上記のステップS113で情報端末100から送信されるデータである。
そして、視認状態予測部202は、通信部201を介して指示結果データ500と印刷設定データ600を受信すると(ステップS301:Yes)、処理をステップS302へ移行する。
視認状態予測部202は、ステップS301で受信した指示結果データ500と印刷設定データ600を記憶する(ステップS302)。たとえば、ステップS302において、視認状態予測部202は、まず、指示結果データ500の識別情報(ID)510に対応するデータを有するレコード770を、集計データ700から検索する。そして、視認状態予測部202は、検索したレコード770に、指示結果データ500の指示結果520を記憶する(指示結果750)。
同様に、視認状態予測部302は、印刷設定データ600の識別情報(ID)610に対応するデータを有するレコード770を、集計データ700から検索する。そして、視認状態予測部202は、検索したレコード770に、印刷設定データ600の印刷設定値620を記憶する(印刷設定値760)。これにより、集計データ700では、先に上記のステップS202で記憶した年齢420、性別430、距離440と、指示結果520と、印刷設定値620と、が対応付けられる(720〜760)。
それから、視認状態予測部202は、統計データ800を更新する(ステップS303)。たとえば、視認状態予測部202は、ステップS302で指示結果750が追加されたレコード770を集計データ700から検索し、検索したレコード770に含まれる年齢720、性別730、距離740の組み合わせを特定する。それから、視認状態予測部202は、特定した年齢720、性別730、距離740の組み合わせに相当する年齢810、性別820、距離830の組み合わせを、統計データ800から検索する。そして、視認状態予測部202は、検索された年齢810と、性別820と、距離830との組み合わせに対応付けられている確率840を、ステップS302で追加された指示結果750に基づき更新する。
具体的には、視認状態予測部202は、同一の特徴(年齢810、性別820、距離830)をもつユーザー(総数)のうち、印刷条件の初期値を変更する指示をした(指示結果750が「した」である)ユーザー(数)の割合を求めればよい。したがって、指示結果750が「した」であれば確率840は上がり、指示結果750が「しない」であれば確率840は下がる。
その後、視認状態予測部202は、本フローを終了する。
以上の統計データ蓄積処理を管理サーバー200で行うことにより、集計データ700にユーザーからのフィードバック情報(指示結果750)が追加される毎に、統計データ800を更新することができる。これより、統計データ800は最新の状態に保たれる。そして、上記のステップS203では、最新の統計データ800に基づいてユーザーの視認状態を予測(特定)できるため、予測精度も向上する。
また、視認状態予測部202は、ユーザーの特徴(年齢、性別、距離)だけでなく、過去に同特徴のユーザーがどのような選択をしたのか確認する(すなわち、指示結果750に基づいて確率840が決められる)ため、予測精度が高い。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、上述した第1実施形態の印刷システム1の変形例である。
上述した第1実施形態では、管理サーバー200の視認状態予測部202は、ユーザーが老視状態である確率を求めることによって、ユーザーの視認状態を予測している。そして、情報端末100では、老視状態のユーザー向けに、印刷条件の初期値(デフォルト値)を設定している。
これに対し、第2実施形態では、視認状態予測部202は、ユーザーが若年層の標準的な視状態にある確率を求めることによって、ユーザーの視認状態を予測する。そして、情報端末100では、若年層の視状態にあるユーザー向けに、印刷条件の初期値を設定する。
なお、第2実施形態の印刷システム1は、第1実施形態と同様のハードウェア構成、機能構成からなり、第1実施形態の印刷システム1とは動作が異なる。以下、第2実施形態の説明は、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
<第2実施形態の印刷設定処理>
図12は、第2実施形態にかかる印刷設定処理の一例を示すフローチャートである。
第2実施形態のステップS401〜403は、第1実施形態のステップS101〜S103と同様の処理なので説明を省略し、ステップS404から説明する。
第2実施形態のステップS404では、特徴抽出部102の年齢推定部121は、第1実施形態と同様に、ユーザーがいずれの年齢層に属するのか決定する(ステップS404)。しかし、第2実施形態では、性別推定部122による性別の推定や、距離推定部123による距離の推定は行われない。
そして、特徴抽出部102は、年齢推定部121で推定されたユーザーの年齢を、図13(A)に示す第2実施形態の年齢データ1000の形式で管理サーバー200へ通信部106を介して送信する(ステップS405)。
図13(A)は、年齢データ1000の概略データ構造の一例を示す図である。図示するように、年齢データ1000は、識別情報(ID)1010と、年齢1020と、が少なくとも対応付けられたレコード1030を含む。ここで、識別情報1010は、年齢データ1000を管理サーバー200へ送信する情報端末100およびユーザーの少なくともいずれかを識別する情報である。年齢1020は、年齢推定部121によって推定されたユーザーの年齢層を示すデータである。
なお、第2実施形態では、ユーザーの年齢層を、図3(A)に示すように分類せずに、たとえば、10歳未満の年齢層、10歳以上20歳未満の年齢層、20歳以上30歳未満の年齢層、30歳以上の年齢層、のように分類してもよい。
そして、第2実施形態のステップS406では、印刷設定部105は、管理サーバー300から、図13(B)に示す第2実施形態の視認状態データ1100が送られてくるまで待機する(ステップS406:No)。
図13(B)は、第2実施形態の視認状態データの概略データ構造の一例を示す図である。
図示するように、第2実施形態の視認状態データ1100は、識別情報(ID)1110と、若年層の視状態である確率1120と、が少なくとも対応付けられたレコード1130を含む。ここで、識別情報1110は、視認状態データ1100を受信する情報端末100およびユーザーの少なくともいずれかを識別する情報である。若年層の視状態である確率1120は、管理サーバー200の視認状態予測部202によって求められた確率である。
そして、印刷設定部105は、視認状態データ1100を受信すると(ステップS406:Yes)、処理をステップS407へ移行する。
印刷設定部105は、ユーザーが所定の状態(第2実施形態では、若年層の視状態)であるか否か判別する(ステップS407)。たとえば、ステップS407において、印刷設定部105は、管理サーバー300から受信した視認状態データ1100から、若年層の視状態である確率1120を抽出する。そして、印刷設定部105は、若年層の視状態である確率1120が所定の閾値(たとえば、60%)以上である場合に、ユーザーは若年層の視状態であると判定し、若年層の視状態の確率1120が所定の閾値未満である場合に、ユーザーは若年層の視状態ではないと判定する。
印刷設定部105は、ユーザーが若年層の視状態ではないと判定した場合には(ステップS407:No)、処理をステップS414へ移行する。
一方、印刷設定部105は、ユーザーが若年層の視状態であると判定した場合には(ステップS407:Yes)、処理をステップS408へ移行する。
第2実施形態のステップS408〜409については、第1実施形態のステップS108〜S109と同様の処理なので、説明を省略する。
処理がステップS410へ移行すると、印刷設定部105は、印刷条件の初期値として予め登録してある値を用いずに、ユーザーの視認状態に応じて、印刷条件の初期値(デフォルト値)を設定する(ステップS410)。たとえば、ステップS410において、印刷設定部105は、ユーザーが若年層の視状態であることを考慮して、印刷の種類についての初期値(たとえば「印刷種類 両面」)、ページ割付についての初期値(たとえば「ページ割付 2in1」)、トナー節約についての初期値(たとえば「トナー節約 オン」)、カラーについての初期値(たとえば「カラー グレースケール」)、について設定する。
これとともに、印刷設定部105は、図9(C)に示す通常の印刷設定画面とは異なる第2実施形態のおすすめ印刷設定画面を表示部103に表示させる(ステップS411)。
図14は、第2実施形態にかかるおすすめ印刷設定画面の一例を示す図である。図示するように、第2実施形態のステップS411では、印刷設定部105は、若年層のユーザー向けの印刷設定画面を表示部103に表示させる。
たとえば、若年層のユーザー向けの印刷設定画面では、若年層のユーザーが優先的に設定しそうな所定の印刷条件(たとえば、いわゆる「エコ設定」のための印刷条件)の項目が上位に表示される。図示する例では、印刷種類、ページ割付、トナー節約、カラーといった項目が上位に表示されている。
また、若年層のユーザー向けの印刷設定画面には、ステップS410で設定された各印刷条件の初期値も表示される。このとき表示される初期値は、ユーザーの視認状態に適した値となっているため、ユーザーは、ステップS410で設定された初期値をそのまま(変更せずに)印刷時の設定値として利用でき、印刷条件の設定にかかる作業は軽減される。
なお、第2実施形態のステップS412〜415は、第1実施形態のステップS112〜S115と同様の処理なので、説明を省略する。
以上の第2実施形態の印刷設定処理を情報端末100で行うことにより、ユーザーが若年層の視状態であるか否かに応じて、印刷条件の初期値(デフォルト値)を設定することができる。これにより、若年層の視状態であるユーザーは印刷設定部105で設定された初期値をそのまま(変更せずに)印刷時の設定値として利用でき、印刷条件の設定にかかる作業は軽減される。
また、第2実施形態の印刷設定処理では、印刷設定画面の表示態様を、ユーザーが若年層の視状態であるか否かに応じて異ならせている。そのため、若年層の視状態であるユーザーが優先的に設定しそうな所定の印刷条件の項目を上位に表示させることができ、印刷条件の項目を探すユーザーの手間などが省ける。
なお、第2実施形態で用いられる集計データおよび統計データは、第1実施形態の集計データ700、統計データ800とはデータ構造が異なる。
たとえば、第2実施形態で用いられる集計データは、第1実施形態の集計データ700に含まれる性別730と距離740が除かれたデータである。
また、第2実施形態で用いられる統計データは、第1実施形態の統計データ800に含まれる性別820、距離830が除かれたデータである。
そして、これらの集計データおよび統計データは、第1実施形態と同様の処理(視認状態特定処理、統計データ蓄積処理)によって、管理サーバー200の視認状態予測部202によって生成、更新される。
なお、上記した第1実施形態と第2実施形態における各フローチャートの処理単位は、印刷システム1を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。印刷システム1で行われる処理は、さらに多くの処理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処理を実行してもよい。
(変形例)
また、上記各実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するものではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
たとえば、上記各実施形態では、印刷システム1は、情報端末100と、管理サーバー200と、印刷装置300と、を含む構成としている。しかし、本発明は、この構成に限定されない。たとえば、情報端末100に管理サーバー200の機能をもたせ、印刷システム1には管理サーバー200がなくてもよい。また、印刷装置300に情報端末100と管理サーバー200の機能をもたせ、印刷システム1は印刷装置300そのものとしてもよい。また、情報端末100の一部の機能(たとえば、特徴抽出部102)を他の装置(管理サーバー200など)に設けるようにしてもよいし、管理サーバー200の一部の機能を他の装置(図示しない情報処理装置など)に設けるようにしてもよい。
また、上記第1実施形態では、ユーザーの視認状態を、ユーザーが老視状態である確率としており、上記第2実施形態では、ユーザーが若年層の標準的な視状態にある確率としている。しかし、上各記実施形態では単に例示しているにすぎず、本発明の視認状態には他の状態も含むものとする。たとえば、ユーザーの視認状態には、ユーザーが近視の状態、遠視の状態、斜視の状態、色覚異常な状態などさまざまな状態が含まれる。
また、上記第1実施形態では、老視状態のユーザーが優先的に設定しそうな印刷条件として、ズーム、コントラスト、エッジ強調といった印刷条件を挙げている。しかし、本発明は、これに限られず、他の印刷条件を追加してもよいし、ズーム、コントラスト、およびエッジ強調のなかからいくつかの印刷条件を除いてもよい。
同様に、上記第2実施形態では、若年層のユーザーが優先的に設定しそうな印刷条件として、印刷種類、ページ割付、トナー節約、カラーといった印刷条件を挙げている。しかし、本発明は、これに限られず、他の印刷条件を追加してもよいし、印刷種類、ページ割付、トナー節約、カラーのなかからいくつかの印刷条件を除いてもよい。項目が上位に表示されている。
また、上記各実施形態の各種データの構造は単なる例示であり他の構造であってもよい。
また、上記各実施形態では、情報端末100は、カメラで撮像することよってユーザーの顔画像を取得しているが、これに限定されない。たとえば、情報端末100は、所定の記憶装置に予め記憶されているユーザーの顔画像を読み出すことによって、顔画像を取得してもよいし、ネットワークを介してユーザーの顔画像を取得してもよい。
以上の印刷システム1の構成は、上記の各実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られない。また、一般的な情報端末100、(管理)サーバー200、印刷装置300が備える構成を排除するものではない。
また、上記した印刷システム1の各機能構成は、各機能構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。各機能構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、情報端末100、管理サーバー200、印刷装置300を動作させるプログラムは、USBメモリー、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ROMやHDD等に転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、情報端末100、管理サーバー200、印刷装置300の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込んでもよい。
また、上記の各構成要素の処理は、専用のハードウェア回路によっても実現することもできる。この場合には、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
1 印刷システム、
100 情報端末、
101 撮像部、
102 特徴抽出部、
103 入力部、
104 表示部、
105 印刷設定部、
106 通信部(情報端末)、
200 管理サーバー、
201 通信部(管理サーバー)
202 視認状態予測部、
203 統計情報記憶部、
300 印刷装置、
301 通信部(印刷装置)、
302 印刷実行部、
400 特徴データ、
500 指示結果データ、
600 印刷設定データ、
700 集計データ、
800 統計データ、
900 視認状態データ(第1実施形態)、
1000 年齢データ、
1100 視認状態データ(第2実施形態)。

Claims (25)

  1. ユーザーの顔画像を取得する顔画像取得部と、
    前記顔画像に基づく前記ユーザーの視認状態を取得する状態取得部と、
    前記視認状態に応じて、印刷にかかる条件である印刷条件の初期値を設定する設定部と、
    を有する情報端末。
  2. 設定された前記初期値を表示する表示部を有する、請求項1に記載の情報端末。
  3. 前記表示部は、
    前記視認状態に応じて、印刷条件の項目の表示態様を異ならせる、請求項2に記載の情報端末。
  4. 前記視認状態が所定の状態である場合に、前記設定部による初期値の設定を行うか否かについて指示を受け付ける設定指示受付部を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報端末。
  5. 前記視認状態は、ユーザーが老視状態である確率を含み、
    前記設定指示受付部は、
    前記確率が所定の閾値以上の場合に、前記指示を受け付け、
    前記確率が前記閾値未満の場合には、前記指示を受け付けない、請求項4に記載の情報端末。
  6. 前記設定部は、
    前記設定指示受付部で初期値の設定を行う指示を受け付けた場合に、ズーム、コントラスト、およびエッジ強調の少なくともいずれかの印刷条件について、初期値を設定する、請求項5に記載の情報端末。
  7. 前記視認状態は、ユーザーが若年層の標準的な視状態にある確率を含み、
    前記設定指示受付部は、
    前記確率が所定の閾値以上の場合に、前記指示を受け付け、
    前記確率が前記閾値未満の場合には、前記指示を受け付けない、請求項4に記載の情報端末。
  8. 前記設定部は、
    前記設定指示受付部で初期値の設定を行う指示を受け付けた場合に、印刷種類、ページ割付、トナー節約、およびカラーの少なくともいずれかの印刷条件について、初期値を設定する、請求項7に記載の情報端末。
  9. 前記設定指示受付部で受け付けた指示結果を送信する送信部を有する、請求項4〜8のいずれか一項に記載の情報端末。
  10. 印刷目的が配布用か否かの指定を受け付ける目的受付部を有し、
    前記設定部は、
    前記印刷目的が配布用ではない場合には、前記視認状態に応じて、印刷条件の初期値を設定し、
    前記印刷目的が配布用である場合には、前記視認状態に関わらず、通常の印刷条件の初期値として固定値を設定する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の情報端末。
  11. ユーザーの顔画像を取得する顔画像取得ステップと、
    前記顔画像に基づく前記ユーザーの視認状態を取得する状態取得ステップと、
    前記視認状態に応じて、印刷にかかる条件である印刷条件の初期値を設定する設定ステップと、
    をコンピューターに実行させる印刷設定プログラム。
  12. 前記設定ステップで設定された初期値を表示する表示ステップを、前記コンピューターにさらに実行させる請求項11に記載の印刷設定プログラム。
  13. 前記表示ステップでは、
    前記視認状態に応じて、印刷条件の項目の表示態様を異ならせる、請求項12に記載の印刷設定プログラム。
  14. 前記視認状態が所定の状態である場合に、前記設定ステップで初期値の設定を行うか否かについて指示を受け付ける設定指示受付ステップを、前記コンピューターにさらに実行させる、請求項11〜13のいずれか一項に記載の印刷設定プログラム。
  15. 前記視認状態は、ユーザーが老視状態である確率を含み、
    前記設定指示受付ステップでは、
    前記確率が所定の閾値以上の場合に、前記指示を受け付け、
    前記確率が前記閾値未満の場合には、前記指示を受け付けない、請求項14に記載の印刷設定プログラム。
  16. 前記設定ステップでは、
    前記設定指示受付ステップで初期値の設定を行う指示を受け付けた場合に、ズーム、コントラスト、およびエッジ強調の少なくともいずれかの印刷条件について、初期値を設定する、請求項15に記載の印刷設定プログラム。
  17. 前記視認状態は、ユーザーが若年層の標準的な視状態にある確率を含み、
    前記設定指示受付ステップでは、
    前記確率が所定の閾値以上の場合に、前記指示を受け付け、
    前記確率が前記閾値未満の場合には、前記指示を受け付けない、請求項14に記載の印刷設定プログラム。
  18. 前記設定ステップでは、
    前記設定指示受付ステップで初期値の設定を行う指示を受け付けた場合に、印刷種類、ページ割付、トナー節約、およびカラーの少なくともいずれかの印刷条件について、初期値を設定する、請求項17に記載の印刷設定プログラム。
  19. 前記設定指示受付ステップで受け付けた指示結果を送信する送信ステップを、前記コンピューターに実行させる、請求項14〜18のいずれか一項に記載の印刷設定プログラム。
  20. 印刷目的が配布用か否かの指定を受け付ける目的受付ステップを行い、
    前記設定ステップでは、
    前記印刷目的が配布用ではない場合には、前記視認状態に応じて、印刷条件の初期値を設定し、
    前記印刷目的が配布用である場合には、前記視認状態に関わらず、通常の印刷条件の初期値として固定値を設定する、請求項11〜19のいずれか一項に記載の印刷設定プログラム。
  21. 情報端末と、サーバーと、印刷装置と、を有する印刷システムであって、
    前記情報端末は、
    ユーザーの顔画像を取得する顔画像取得部と、
    前記顔画像を用いて前記ユーザーの特徴を推定する特徴推定部と、
    前記特徴を示す特徴データを、前記サーバーに送信する第1送信部と、を有し、
    前記サーバーは、
    前記特徴データを受信する第1受信部と、
    前記特徴データに基づいて前記ユーザーの視認状態を特定する状態特定部と、
    前記視認状態を示す状態データを、前記情報端末に送信する第2送信部と、を有し、
    前記情報端末は、
    前記状態データを受信する第2受信部と、
    前記視認状態に応じて、印刷にかかる条件である印刷条件の初期値を設定する設定部と、
    前記設定部で設定された前記印刷条件に基づき、前記印刷装置の印刷を制御する印刷制御部と、を有し、
    前記印刷装置は、
    前記印刷制御部による制御に従って、印刷を実行する印刷実行部、を有する、印刷システム。
  22. 前記情報端末は、
    前記視認状態が所定の状態である場合に、前記設定部による初期値の設定を行うか否かについて指示を受け付ける設定指示受付部と、
    前記設定指示受付部で受け付けた指示結果を示す指示データを、前記サーバーに送信する第3送信部と、をさらに有し、
    前記サーバーは、
    前記情報端末から送信された前記指示データを受信する第3受信部と、
    前記第1受信部で受信された前記特徴データと、前記第3受信部で受信された前記指示データと、をユーザーごとに対応づけて記憶する記憶部と、を有し、
    前記状態特定部は、
    前記記憶部に記憶された前記特徴データと前記指示データの関係性に基づいて前記視認状態を特定する、請求項21に記載の印刷システム。
  23. 前記情報端末は、
    印刷目的が配布用か否かの指定を受け付ける目的受付部を有し、
    前記設定部は、
    前記印刷目的が配布用ではない場合には、前記視認状態に応じて、印刷条件の初期値を設定し、
    前記印刷目的が配布用である場合には、前記視認状態に関わらず、通常の印刷条件の初期値として固定値を設定する、請求項21または22に記載の印刷システム。
  24. ユーザーの顔画像を取得する顔画像取得部と、
    前記顔画像を用いて前記ユーザーの特徴を推定する特徴推定部と、
    前記特徴データに基づいて前記ユーザーの視認状態を特定する状態特定部と、
    前記視認状態に応じて、印刷にかかる条件である印刷条件の初期値を設定する設定部と、
    を有する印刷装置。
  25. 請求項11〜20のいずれかに記載の印刷設定プログラムを記憶したコンピューター読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018036706A (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 コニカミノルタ株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び印刷システム
JP2021060691A (ja) * 2019-10-03 2021-04-15 株式会社クリューシステムズ プログラム、映像処理装置及び認証方法

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