JP2013235429A - 文字処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】領域A1に表示されたキーに指で触れる操作を行うと指が触れた位置にあるキーに対応付けられている文字を領域A2に表示する。領域A2に一本の指で触れる動作を行うと、領域A2に表示されている文字列の後端の文字を半濁音に変換し、一本の指で触れる動作を行うと濁音に変換する。また、領域A2に二本の指で触れ、二本の指の距離を短くする動作を行うと、表示されている文字列の後端の文字を捨て仮名に変換する。
【選択図】図10
Description
請求項2の構成によれば、文字変換のための予め定められた動作をユーザに知らせることができる。
請求項3の構成によれば、指定された文字を変換して表示することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を示した図である。本実施形態に係る画像形成装置1は電子写真方式の画像形成装置である。画像形成装置1は、他のコンピュータ装置から送られたデータに従って用紙に画像を形成する画像形成機能、文書を複写する複写機能、用紙に形成されている画像を読み取るスキャン機能、ファクシミリ機能などを備えている。なお、画像形成装置1は、上述した機能を全て備えているものに限定されず、例えば、画像形成機能および複写機能を備えており、他の機能を備えていない構成であってもよい。
本実施形態の操作部104は、画像形成装置1を操作するための複数のボタンを備えている。また、操作部104は、画像を表示する表示手段の一例である表示部1042と、表示部1042の表面に設けられ、表示部1042が表示した画像を透過し、指示体の一例である指が触れた位置を検知する検知部1041とが一体化したタッチスクリーン104Aを備えている。なお、表示部1042としては、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイが用いられる。また、検知部1041としては、触れている複数の指の位置を検知するもの(例えば静電容量方式のもの)が用いられる。
画像処理部108は、供給される画像データに各種処理を施すものである。画像処理部108は、供給される画像データが表す画像に色補正や階調補正等の画像処理を施し、画像処理が施された画像からY(Yellow),M(Magenta),C(Cyan),K(Key tone:本実施形態では黒)の各色の画像の画像データを生成して画像形成部107へ出力する。
なお、本実施形態においてはトナーを用いて用紙に画像を形成するが、インクジェット方式などのインクを用いて用紙に画像を形成する構成としてもよい。
本実施形態の制御部102は、CPU(Central Processing Unit)102A、ROM(Read Only Memory)102BおよびRAM(Random Access Memory)102C等を備えた、所謂マイクロコンピュータである。CPU102Aが、ROM102Bに記憶されているプログラムを実行すると、上述した画像形成機能、複写機能、ファクシミリ機能およびスキャン機能などが実現する。また、CPU102Aが、ROM102Bに記憶されているプログラムを実行すると、文字入力や文字変換の機能が実現する。つまり本実施形態に係る画像形成装置1は、文字入力や文字変換など文字を処理する文字処理装置の一例である。
図2は、制御部102において実現する機能のうち、文字入力や文字変換の機能に係る機能の構成を示したブロック図である。
検出部202は、検知部1041が検知した位置を用いて、指示体の動作と指示体の位置とを検出する。検出部202は、指示体の動作と位置とを検出する検出手段の一例である。
第1制御部200は、予め定められた各々異なる複数の文字が表示部1042に表示されるように、表示部1042を制御する。例えば、第1制御部200は、図10に示したように、表示画面内の領域A1に50音の清音の文字(予め定められた各々異なる複数の文字)の画像が表示されるように表示部1042を制御する。第1制御部200は、表示部1042(表示手段)の予め定めれた領域に予め定められた各々異なる複数の文字が表示されるように表示部1042を制御する第1制御手段の一例である。
変換部203は、検出部202が検知した位置が領域A2内であり、検出した動作が予め定められた複数の動作のうちのいずれかの動作である場合、領域A2に表示されて選択されている文字を当該動作に対応付けられた変換規則に従って変換する。変換部203は、文字を変換する変換手段の一例である。
次に画像形成装置1の動作の一例について説明する。ファクシミリ機能を備える画像形成装置1においては、宛先名とFAX番号を登録し、登録された宛先名をユーザが選択すると、選択された宛先名に対応付けられたFAX番号で文書を送信する機能がある。ここで、宛先名を登録するときに文字入力が行われ、入力された文字列が宛先名として登録される。
具体的には、制御部102は、ステップSA1で特定した動作が第1動作である場合(ステップSB1でYES)、操作部104から送られたデータが表す位置が、清音の仮名が対応付けられているキーの画像の位置であるか判断する。ここで、制御部102は、操作部104から送られたデータが表す位置が、清音の仮名が対応付けられているキーの画像の位置である場合(ステップSB2でYES)、操作部104から送られたデータが表す位置と当該位置に表示されている画像とに基づいて、ユーザが入力した文字を特定する(ステップSB3)。制御部102は、ユーザが入力した文字を特定すると、特定した文字を表示部1042を制御して領域A2に表示させる(ステップSB4)。
具体的には、まず制御部102は、表示されている文字列の後端の文字(本実施形態においては右端の文字)が、「は行」の清音であるか判断する。ここで、表示されている文字列の後端の文字が「は行」の清音である場合(ステップSC1でYES)、制御部102は、入力された文字列の後端の文字を半濁音に変換し、変換後の半濁音が表示されるように表示部1042を制御する(ステップSC2)。例えば、入力された文字列の後端の文字が「は」である場合、図11の(b)に示したように、「は」が「ぱ」に変換される。なお、後端の文字が「ぱ行」の文字の状態で領域A2においてユーザが第1動作を行うと、半濁音である後端の文字が清音に変換されて表示される(ステップSC3でYES、ステップSC4)。つまり、第1動作に対しては、「は行」の清音を半濁音に変換し、「ぱ行」の文字を「は行」の清音に変換するという変換規則が対応付けられている。
具体的には、まず制御部102は、表示されている文字列の後端の文字が、「か行」、「さ行」、「た行」、又は「は行」の清音であるか、つまり濁音になり得る文字であるか判断する。ここで、制御部102は、表示されている文字列の後端の文字が上記の行の清音である場合(ステップSD1でYES)、入力された文字列の後端の文字を濁音に変換し、変換後の濁音が表示されるように表示部1042を制御する(ステップSD2)。例えば、入力された文字列の後端の文字が「は」である場合、図11の(c)に示したように、「は」が「ば」に変換される。なお、後端の文字が「ば」の状態で領域A2においてユーザが第2動作を行うと、濁音である後端の文字が清音に変換されて表示される(ステップSD3でYES、ステップSD4)。つまり、第2動作に対しては、清音から濁音又は濁音から清音に変換するという変換規則が対応付けられている。
具体的には、まず制御部102は、表示されている文字列の後端の文字が濁音又は半濁音であるか判断する。ここで、制御部102は、表示されている文字列の後端の文字が濁音又は半濁音である場合(ステップSE1でYES)、入力された文字列の後端の文字を清音に変換し、変換後の清音が表示されるように表示部1042を制御する(ステップSE2)。例えば「ぱ」又は「ば」が表示されていた場合、ユーザが領域A2において第3動作を行うと、「ぱ」又は「ば」が「は」に変換されて表示される。つまり、第3動作に対しては、半濁音又は濁音を清音に変換するという変換規則が対応付けられている。
具体的には、まず制御部102は、表示されている文字列の後端の文字が、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」、「つ」、「や」、「ゆ」、「よ」又は「わ」のいずれかの文字であるか、つまり捨て仮名になり得る文字であるか判断する。ここで、制御部102は、表示されている文字列の後端の文字が上記の予め定められた文字のうちのいずれかの文字である場合(ステップSF1でYES)、入力された文字列の後端の文字を小文字、即ち捨て仮名に変換して表示する(ステップSF2)。例えば、図11の(d)に示したように、表示されている文字列の後端の文字が「あ」であった場合、「あ」が「ぁ」に変換されて表示される。つまり、第4動作に対しては、大文字から小文字に変換するという変換規則が対応付けられている。
具体的には、まず制御部102は、表示されている文字列の後端の文字が、「ぁ」、「ぃ」、「ぅ」、「ぇ」、「ぉ」、「っ」、「ゃ」、「ゅ」、「ょ」又は「ゎ」のいずれかの文字であるか、つまり捨て仮名であるか判断する。ここで、制御部102は、表示されている文字列の後端の文字が上記の予め定められたいずれかの文字である場合(ステップSG1でYES)、入力された文字列の後端の文字を大文字、即ち捨て仮名から清音の文字に変換する(ステップSG2)。例えば、図11の(e)に示したように、表示されている文字列の後端の文字が「ぁ」であった場合、「ぁ」が「あ」に変換されて表示される。つまり、第5動作に対しては、小文字から大文字に変換するという変換規則が対応付けられている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
上述した実施形態においては、表示されている文字列の後端の文字に対して濁音への変換、半濁音への変換又は捨て仮名への変換が行われているが、これらの変換が行われる文字は、文字列の後端の文字に限定されるものではない。例えば、矢印が対応付けられたキーに触れて選択されている文字の位置を表すカーソルの位置を移動させ、カーソルの位置にある文字に対して上記の変換を行うようにしてもよい。
文字を変換するための動作は、上述した実施形態の動作に限定されるものではない。例えば、三本の指がタッチスクリーン104Aに触れた場合に濁音や半濁音を清音に変換するようにしてもよい。また、一本の指でタッチスクリーンを二回叩く動作を行った場合、変換する文字が清音である場合には清音から濁音へ変換し、変換する文字が濁音である場合には濁音から清音へ変換するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、平仮名や片仮名を変換しているが、文字の変換は平仮名や片仮名に限定されるものではなく、例えば、ラテン文字など、他の文字について各種変換を行うようにしてもよい。例えば、ラテン文字を入力する場合、二本の指をタッチスクリーン104Aに接触させたまま移動させ、指が触れている位置間の距離が長くなった場合には大文字に変換し、距離が短くなった場合には小文字に変換するようにしてもよい。
また、実施形態のいずれかの動作でアキュート・アクセントが付いた文字に変換してもよく、実施形態のいずれかの動作でグレイヴ・アクセントが付いた文字に変換してもよい。また、実施形態のいずれかの動作でサーカムフレックスが付いた文字に変換してもよく、実施形態のいずれかの動作でウムラウト記号が付いた文字に変換してもよい。また、実施形態のいずれかの動作でダイアクリティカルマークが付いた文字に変換してもよい。
なお、ラテン文字に限定されるものではなく、ギリシャ文字など他の文字であってもよい。
上述した実施形態においては、制御部102が表示部1042を制御して文字の変換の動作を表す画像を表示するようにしてもよい。例えば、画像形成装置1は、半濁音への変換方法を表す画像として図12の(a)の画像G1を表示し、半濁音への変換方法を表す画像として図12の(a)の画像G2を表示する。また、画像形成装置1は、捨て仮名への変換方法を表す画像として図12の(b)の画像G3を表示し、捨て仮名から清音への変換方法を表す画像として図12の(c)の画像G4を表示する。
上述した実施形態においては、指で検知部1041に触れているが、文字の入力を行うために用いるのは指に限定されるものではなく、例えば、支持体の一例であってタッチスクリーンに対応したペンなどで検知部1041に触れて文字の入力を行うようにしてもよい。
上述した実施形態においては、領域A2で行われた第4動作に応じて捨て仮名への変換が行われているが、捨て仮名の入力方法はこの方法に限定されるものではない。
例えば、二本の指で領域A1に触り、一方の指で「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」、「つ」、「や」、「ゆ」、「よ」又は「わ」のいずれかの文字のキーの画像に触れつつ、他方の指を一方の指に近づける動作を行った場合、一方の指が触れている位置にある平仮名の捨て仮名を表示するようにしてもよい。この構成の場合、例えば、人差し指で「よ」に触れつつ、親指を「よ」に近づける動作を行った場合、領域A2には、「ょ」が表示される。
なお、ラテン文字の大文字のキーの画像を表示している場合、一方の指で文字のキーの画像に触れつつ、他方の指を一方の指に近づける動作を行うと小文字を表示し、ラテン文字の小文字のキーの画像を表示している場合、一方の指で文字のキーの画像に触れつつ、他方の指を一方の指から離す動作を行うと大文字を表示するようにしてもよい。
また、本変形例においては、「か行」、「さ行」、「た行」、又は「は行」の文字のキーの画像の位置に一方の指が触れ、他方の指で第1動作が行われた場合には、一方の指が触れている位置にあるキーの画像の文字を濁音に変換するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、文字入力が画像形成装置1において行われているが、上述した文字入力の構成は、画像形成装置1にのみ採用されるものではない。例えば、スマートホンやタブレット型の端末、現金自動預け払い機など、他のコンピュータ装置においても、上述した実施形態の構成を採用して文字入力を行うようにしてもよい。
上述したROM102Bに記憶されているプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk)))など、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し、画像形成装置1にインストールしてもよい。また、通信回線を介して画像形成装置1にダウンロードしてインストールしてもよい。
Claims (4)
- 画像を表示する表示手段と、
予め定められた各々異なる複数の文字が前記表示手段に表示されるように前記表示手段を制御する第1制御手段と、
前記表示手段の表示面上における指示体の動作と当該指示体の位置とを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した動作が、表示された前記複数の文字のいずれかを指定する動作である場合、指定された文字が前記表示手段の予め定められた領域に表示されるように前記表示手段を制御する第2制御手段と、
前記検出手段が検出した位置が前記領域内であり、前記検出手段が検出した動作が予め定められた複数の動作のうちのいずれかの動作である場合、前記領域に表示されて選択されている文字を当該動作に対応付けられた変換規則に従って変換する変換手段と
を備える文字処理装置。 - 前記第2制御手段は、前記予め定められた複数の動作のうち前記選択されている文字を変換する動作を表す画像が前記表示手段に表示されるように前記表示手段を制御すること
を特徴とする請求項1に記載の文字処理装置。 - 前記検知手段は、複数の指示体の動作及び位置を検出し、
前記検出手段が検出した前記複数の指示体のいずれかの動作が前記複数の文字のいずれかを指定する動作であり、文字を指定した指示体以外の指示体の動作が前記予め定められた複数の動作のうちのいずれかの動作である場合、指示体で指定されている文字を当該動作に対応付けられた変換規則に従って変換し、変換後の文字が表示されるように前記表示手段を制御すること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の文字処理装置。 - コンピュータを、
予め定められた各々異なる複数の文字が画像を表示する表示手段に表示されるように前記表示手段を制御する第1制御手段と、
前記表示手段の表示面上における指示体の動作と当該指示体の位置とを検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した動作が、表示された前記複数の文字のいずれかを指定する動作である場合、指定された文字が前記表示手段の予め定められた領域に表示されるように前記表示手段を制御する第2制御手段と、
前記検出手段が検出した位置が前記領域内であり、前記検出手段が検出した動作が予め定められた複数の動作のうちのいずれかの動作である場合、前記領域に表示されて選択されている文字を当該動作に対応付けられた変換規則に従って変換する変換手段と
として機能させるためのプログラム。
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