JP2013234250A - タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】低燃費性、ウェットグリップ性能、耐摩耗性、ゴム強度をバランスよく改善できるタイヤ用ゴム組成物、及び該ゴム組成物を用いた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】エポキシ化率が7〜15モル%のエポキシ化天然ゴムをゴム成分100質量%中10〜80質量%含むゴム成分と、窒素吸着比表面積が150m/g以上のシリカ(1)と、窒素吸着比表面積が100m/g以下のシリカ(2)とを含み、前記ゴム成分100質量部に対する前記シリカ(1)及び(2)の合計含有量が30〜120質量部であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、タイヤ用ゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤに関する。
近年、環境問題への関心の高まりから、自動車に対して低燃費化の要求が強くなっており、自動車用タイヤに用いるゴム組成物(タイヤ用ゴム組成物)に対しても、低燃費性に優れることが求められている。タイヤ用ゴム組成物としては、天然ゴムや、ポリブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合体などの共役ジエン系重合体と、カーボンブラック、シリカなどの充填剤とを含有するゴム組成物などが用いられている。
低燃費性を改善する方法として、例えば、特許文献1では、アミノ基及びアルコキシ基を含有する有機ケイ素化合物で変性されたジエン系ゴム(変性ゴム)を用いる方法が提案されている。しかし、変性ゴムを使用した場合、シリカとゴム(ポリマー)との反応効率が向上して低燃費性が改善される一方で、シリカとゴムとの結合が密になり過ぎて、ゴム強度、耐摩耗性が低下する場合もある。
その他、タイヤ用ゴム組成物、特に路面と接するキャップトレッド用ゴム組成物には、安全性の面からウェットグリップ性能に優れることも必要とされるため、低燃費性、ゴム強度、耐摩耗性とともに、これらの性能を高次元でバランス良く改善する方法が求められている。しかし、特に、低燃費性と、ウェットグリップ性能は、背反性能でもあり、上述の性能を高次元でバランス良く改善したタイヤ用ゴム組成物は、未だ得られていないのが現状である。
特開2000−344955号公報
本発明は、前記課題を解決し、低燃費性、ウェットグリップ性能、耐摩耗性、ゴム強度をバランスよく改善できるタイヤ用ゴム組成物、及び該ゴム組成物を用いた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、エポキシ化率が7〜15モル%のエポキシ化天然ゴムをゴム成分100質量%中10〜80質量%含むゴム成分と、窒素吸着比表面積が150m/g以上のシリカ(1)と、窒素吸着比表面積が100m/g以下のシリカ(2)とを含み、上記ゴム成分100質量部に対する上記シリカ(1)及び(2)の合計含有量が30〜120質量部であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
上記タイヤ用ゴム組成物は、上記シリカ(1)及び(2)の含有量が以下の式を満たすことが好ましい。
(シリカ(2)の含有量)×0.2≦(シリカ(1)の含有量)≦(シリカ(2)の含有量)×6.5
上記タイヤ用ゴム組成物は、ブタジエンゴムおよび/またはスチレンブタジエンゴムを含むことが好ましい。
上記タイヤ用ゴム組成物は、キャップトレッド用ゴム組成物として用いられることが好ましい。
本発明はまた、上記ゴム組成物を用いて作製した空気入りタイヤに関する。
本発明によれば、エポキシ化率が7〜15モル%のエポキシ化天然ゴムをゴム成分100質量%中10〜80質量%含むゴム成分と、窒素吸着比表面積が150m/g以上のシリカ(1)と、窒素吸着比表面積が100m/g以下のシリカ(2)とを含み、上記ゴム成分100質量部に対する上記シリカ(1)及び(2)の合計含有量が30〜120質量部であるタイヤ用ゴム組成物であるので、低燃費性、ウェットグリップ性能、耐摩耗性、ゴム強度をバランスよく改善できる。
本発明のタイヤ用ゴム組成物は、エポキシ化率が7〜15モル%のエポキシ化天然ゴムをゴム成分100質量%中10〜80質量%含むゴム成分と、窒素吸着比表面積が150m/g以上のシリカ(1)と、窒素吸着比表面積が100m/g以下のシリカ(2)とを含み、上記ゴム成分100質量部に対する上記シリカ(1)及び(2)の合計含有量が30〜120質量部である。
特定のエポキシ化率のエポキシ化天然ゴムと共に、シリカを配合することで、天然ゴムやブタジエンゴムをシリカと共に使用した場合よりも、低燃費性、ウェットグリップ性能をよりバランスよく向上でき、さらに、スチレンブタジエンゴムをシリカと共に使用した場合よりも、低燃費性、ゴム強度(破壊特性)、耐摩耗性をよりバランスよく向上できる。
一方、シリカ(1)を配合することにより、ウェットグリップ性能、耐摩耗性は改善できるものの、低燃費性、ゴム強度が低下してしまう。また、シリカ(2)を配合することにより、低燃費性、耐摩耗性は改善できるものの、ウェットグリップ性能、ゴム強度が低下してしまう。一方、本発明では、特定のエポキシ化率のエポキシ化天然ゴムと共に、シリカ(1)及び(2)を併用することにより、低燃費性、ウェットグリップ性能、耐摩耗性を相乗的に改善でき、更に、シリカ(1)、(2)単独では改善が見られなかったゴム強度をも改善でき、低燃費性、ウェットグリップ性能、耐摩耗性、ゴム強度をバランスよく改善できる。
本発明では、ゴム成分として、エポキシ化率が7〜15モル%のエポキシ化天然ゴム(ENR)を使用する。これにより、低燃費性、ウェットグリップ性能、耐摩耗性、ゴム強度をバランスよく改善できる。なお、エポキシ化率が上記範囲外のENRと組み合わせて使用してもよい。
ENRとしては、エポキシ化率が上記範囲内のENRであれば特に限定されず、市販のエポキシ化天然ゴムでも、天然ゴム(NR)をエポキシ化したものでもよい。天然ゴムをエポキシ化する方法は、特に限定されず、クロルヒドリン法、直接酸化法、過酸化水素法、アルキルヒドロペルオキシド法、過酸法などがあげられる(特公平4−26617号公報、特開平2−110182号公報、英国特許第2113692号明細書等)。過酸法としては例えば、天然ゴムに過酢酸や過ギ酸などの有機過酸を反応させる方法などがあげられる。なお、有機過酸の量や反応時間を調整することにより、様々なエポキシ化率のエポキシ化天然ゴムを調製することができる。
なお、本発明において、エポキシ化率とは、エポキシ化される前のゴム中の二重結合の総数に対するエポキシ化された二重結合の数の割合(モル%)のことである。また、本発明において、エポキシ化率は、後述する実施例に記載の測定方法により得られる値である。
エポキシ化される天然ゴムとしては、特に限定されず、例えば、SIR20、RSS♯3、TSR20、脱タンパク質天然ゴム(DPNR)、高純度天然ゴム(HPNR)等、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。
ENRのエポキシ化率は7モル%以上であり、好ましくは8モル%以上、より好ましくは9モル%以上である。エポキシ化率が7モル%未満では、ゴム組成物に対する改質効果が充分でなく、低燃費性、ウェットグリップ性能、耐摩耗性、ゴム強度をバランスよく改善できない傾向がある。また、エポキシ化率は15モル%以下であり、好ましくは14モル%以下、より好ましくは12モル%以下である。エポキシ化率が15モル%を超えると、低燃費性、ゴム強度が悪化する傾向がある。エポキシ化率が上記範囲内であると、低燃費性、ウェットグリップ性能、耐摩耗性、ゴム強度がバランスよく得られる。
ゴム成分100質量%中のENRの含有量は、10質量%以上、好ましくは15質量%以上、より好ましくは25質量%以上、更に好ましくは40質量%以上である。10質量%未満であると、低燃費性、ゴム強度が低下する傾向にある。ENRの含有量は、80質量%以下、好ましくは75質量%以下である。80質量%を超えると、ウェットグリップ性能、耐摩耗性が低下する傾向にある。
ゴム組成物に使用されるENR以外のゴム成分として、ジエン系ゴムが挙げられ、例えば、NR、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、エポキシ化スチレンブタジエンゴム(ESBR)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム(X−IIR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合ゴム(SIBR)等を使用できる。また、ジエン系ゴム以外にもエチレン−プロピレン共重合体、エチレン−オクテン共重合体等を使用できる。これらのゴム成分は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、低燃費性、耐カット性、ゴム強度及び加工性をバランス良く改善できるという点から、共役ジエン化合物由来の構造単位を50質量%以上含むものを好適に使用することができ、具体的には、BR、SBRがより好ましく、耐摩耗性が良好であるという理由からBRが更に好ましい。
BRとしては特に限定されず、例えば、日本ゼオン(株)製のBR1220、宇部興産(株)製のBR130B、BR150B等の高シス含有量のBR、宇部興産(株)製のVCR412、VCR617等のシンジオタクチックポリブタジエン結晶を含有するBR等、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。なかでも、耐摩耗性が良好であるという理由から、BRのシス含量は90質量%以上が好ましい。
本発明のゴム組成物がBRを含有する場合、ゴム成分100質量%中のBRの含有量は、好ましくは10質量%以上、より好ましくは15質量%以上である。10質量%未満であると、耐カット性、耐摩耗性、低燃費性が低下する傾向がある。上記BRの含有量は、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下、更に好ましくは35質量%以下である。50質量%を超えると、ウェットグリップ性能、ゴム強度が低下する傾向がある。
SBRとしては特に限定されず、乳化重合スチレンブタジエンゴム(E−SBR)、溶液重合スチレンブタジエンゴム(S−SBR)等、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。
本発明のゴム組成物がSBRを含有する場合、ゴム成分100質量%中のSBRの含有量は、好ましくは10質量%以上、より好ましくは25質量%以上である。10質量%未満であると、ウェットグリップ性能が低下する傾向がある。上記SBRの含有量は、好ましくは60質量%以下、より好ましくは50質量%以下である。60質量%を超えると、耐摩耗性、低燃費性、ゴム強度が低下する傾向がある。
本発明のゴム組成物は、窒素吸着比表面積(NSA)が150m/g以上のシリカ(1)と、窒素吸着比表面積(NSA)が100m/g以下のシリカ(2)とを含む。
シリカ(1)、(2)としては、例えば、乾式法シリカ(無水ケイ酸)、湿式法シリカ(含水ケイ酸)などが挙げられるが、シラノール基が多いという理由から、湿式法シリカが好ましい。
シリカ(1)の窒素吸着比表面積(NSA)は、150m/g以上であり、好ましくは160m/g以上、より好ましくは165m/g以上である。150m/g未満では、シリカ(2)と併用することによる転がり抵抗の低減(低燃費性の向上)とウェットグリップ性能の向上の両立ができない。該NSAは、好ましくは400m/g以下、より好ましくは360m/g以下、更に好ましくは250m/g以下、特に好ましくは200m/g以下である。400m/gを超えると、加工性が悪化するだけでなく、転がり抵抗も充分に低減させられない傾向がある。
シリカ(1)としては、例えば、ローディア社製のゼオシル1205MPやエボニックデグッサ社製のウルトラジルVN3−Gなどを使用できる。なお、シリカ(1)としては、1種のみを用いてもよいが、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
シリカ(2)の窒素吸着比表面積(NSA)は、100m/g以下であり、好ましくは80m/g以下、より好ましくは70m/g以下である。100m/gを超えると、シリカ(1)と併用することによる転がり抵抗の低減(低燃費性の向上)とウェットグリップ性能の向上の両立ができない。該NSAは、好ましくは20m/g以上、より好ましくは30m/g以上である。20m/g未満であると、得られるゴム組成物のゴム強度(破壊強度)が低下する傾向がある。
シリカ(2)としては、例えば、エボニックデグッサ社製のウルトラジル360、ローディア社製のZ40、RP80などを使用できる。シリカ(2)としては、1種のみを用いてもよいが、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明において、シリカのNSAは、ASTM D3037−81に準じてBET法で測定される値である。なお、シリカ(1)又は(2)が各々2種以上のシリカからなる場合、シリカ(1)又は(2)のそれぞれのNSAは、シリカ(1)又は(2)に該当する全シリカからなるサンプルを測定して得られる値である。
シリカ(1)の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは5質量部以上、より好ましくは10質量部以上、更に好ましくは30質量部以上である。5質量部未満であると、充分なゴム強度、耐摩耗性、ウェットグリップ性能が得られないおそれがある。該含有量は、好ましくは100質量部以下、より好ましくは80質量部以下、更に好ましくは60質量部以下である。100質量部を超えると、ゴム強度は向上できても、加工性、低燃費性が悪化する傾向がある。
シリカ(2)の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは5質量部以上、より好ましくは10質量部以上、更に好ましくは15質量部以上である。5質量部未満であると、充分な低燃費性が得られないおそれがある。該含有量は、好ましくは100質量部以下、より好ましくは80質量部以下、更に好ましくは50質量部以下、特に好ましくは25質量部以下である。100質量部を超えると、低燃費性は向上できても、ゴム強度、耐摩耗性、ウェットグリップ性能が悪化する傾向がある。
シリカ(1)及び(2)の含有量は、下記式を満たすことが好ましい。
(シリカ(2)の含有量)×0.2≦(シリカ(1)の含有量)≦(シリカ(2)の含有量)×6.5
シリカ(1)の配合量は、シリカ(2)の配合量の0.2倍以上、好ましくは0.5倍以上、より好ましくは1.2倍以上である。シリカ(1)の配合量がシリカ(2)の配合量の0.2倍未満では、ゴム強度が低下するおそれがある。また、シリカ(1)の配合量は、シリカ(2)の配合量の6.5倍以下、好ましくは4倍以下、より好ましくは3倍以下、更に好ましくは2.2倍以下である。シリカ(1)の配合量がシリカ(2)の配合量の6.5倍をこえると、ウェットグリップ性能、ゴム強度、耐摩耗性が低下するおそれがある。
シリカ(1)及び(2)の合計含有量は、ゴム成分100質量部に対して、30質量部以上、好ましくは35質量部以上、より好ましくは40質量部以上、更に好ましくは50質量部以上である。30質量部未満であると、シリカ(1)及び(2)配合による効果が充分に得られず、ウェットグリップ性能、耐摩耗性、ゴム強度が充分に得られない。該含有量は、120質量部以下、好ましくは80質量部以下である。120質量部を超えると、ゴム組成物中において、シリカが均一に分散することが困難となり、低燃費性が悪化する。
なお、本発明のゴム組成物は、シリカ(1)、(2)以外のシリカを配合してもよい。
本発明のゴム組成物は、シリカとともに、シランカップリング剤を含有することが好ましい。シランカップリング剤としては、ゴム工業において、従来からシリカと併用される任意のシランカップリング剤を使用することができ、例えば、スルフィド系、メルカプト系、ビニル系、アミノ系、グリシドキシ系、ニトロ系、クロロ系シランカップリング剤などが挙げられる。なかでも、本発明の効果が良好に得られるという理由から、スルフィド系が好ましい。
スルフィド系シランカップリング剤としては、本発明の効果が良好に得られるという理由から、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)ジスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィドが好ましく、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドがより好ましい。
シランカップリング剤の含有量は、シリカ100質量部に対して、好ましくは2質量部以上、より好ましくは3質量部以上である。2質量部未満では、シリカを充分に分散させることができず、低燃費性、耐摩耗性、ゴム強度が悪化してしまうおそれがある。また、該シランカップリング剤の含有量は、好ましくは20質量部以下、より好ましくは15質量部以下、更に好ましくは7質量部以下である。20質量部を超えると、シランカップリング剤増量に見合ったカップリング効果が充分に得られず、補強性および耐摩耗性が低下し、さらに、コストアップする傾向がある。なお、本発明では、シランカップリング剤の配合量は、シリカの合計配合量に対する量を意味する。
本発明のゴム組成物は、カーボンブラックを配合することが好ましい。これにより、ウェットグリップ性能、耐摩耗性、ゴム強度をより向上できる。使用できるカーボンブラックとしては、GPF、FEF、HAF、ISAF、SAFなどが挙げられるが、特に限定されない。カーボンブラックは、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
カーボンブラックの窒素吸着比表面積(NSA)は50m/g以上が好ましく、90m/g以上がより好ましい。50m/g未満では、充分な補強性が得られず、充分なウェットグリップ性能、耐摩耗性、ゴム強度が得られないおそれがある。該NSAは、150m/g以下が好ましく、130m/g以下がより好ましい。150m/gを超えると、発熱が大きくなり、低燃費性が悪化する傾向がある。
なお、カーボンブラックのNSAは、JIS K 6217−2:2001によって求められる。
カーボンブラックのジブチルフタレート吸油量(DBP)は、50ml/100g以上が好ましく、90ml/100g以上がより好ましい。50ml/100g未満では、充分な補強性が得られず、充分なウェットグリップ性能、耐摩耗性、ゴム強度が得られないおそれがある。また、カーボンブラックのDBPは、200ml/100g以下が好ましく、125ml/100g以下がより好ましい。200ml/100gを超えると、発熱が大きくなり、低燃費性が悪化する傾向がある。
なお、カーボンブラックのDBPは、JIS K 6217−4:2001に準拠して測定される。
カーボンブラックの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは3質量部以上、より好ましくは5質量部以上である。3質量部未満では、充分なウェットグリップ性能、耐摩耗性、ゴム強度が得られないおそれがある。該含有量は、好ましくは80質量部以下、より好ましくは50質量部以下、更に好ましくは20質量部以下である。80質量部を超えると、発熱が大きくなり、低燃費性が悪化する傾向がある。
カーボンブラックを含有する場合、シリカ(好ましくはシリカ(1)、(2))及びカーボンブラックの合計100質量%中のシリカ(好ましくはシリカ(1)、(2))の合計含有率は、好ましくは50質量%以上、より好ましくは70質量%以上、更に好ましくは80質量%以上である。50質量%以上にすることで、本発明の効果がより好適に得られる。一方、該合計含有率は、好ましくは95質量%以下である。
本発明のゴム組成物には、アルカリ性脂肪酸金属塩を配合することが好ましい。アルカリ性脂肪酸金属塩は、ENR合成の際に使用される酸を中和するため、ENRの混練りや加硫時の熱による劣化を防ぐことができる。また、リバージョンを防ぐこともできる。また、本発明のゴム組成物に、アルカリ性脂肪酸金属塩を配合することにより、特定のエポキシ化率のENRとシリカ(1)、(2)とを併用したことにより得られる耐摩耗性等の向上効果を増大できる。
アルカリ性脂肪酸金属塩における金属としてはナトリウム、カリウム、カルシウム、バリウム、マグネシウム、亜鉛などが挙げられ、なかでも、自然界に多く存在しており、環境負荷が小さく、更に、耐熱性効果が大きくなる点とエポキシ化天然ゴムとの相溶性の点から、カルシウム、亜鉛、バリウムが好ましく、カルシウムがより好ましい。アルカリ性脂肪酸金属塩の具体例としては、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム等のステアリン酸金属塩、オレイン酸ナトリウム、オレイン酸マグネシウム、オレイン酸カルシウム、オレイン酸バリウム等のオレイン酸金属塩などが挙げられる。なかでも、耐老化性、耐熱特性に優れ、エポキシ化天然ゴムとの相溶性も高く、コストも比較的安価という理由から、ステアリン酸カルシウム、オレイン酸カルシウムが好ましい。
アルカリ性脂肪酸金属塩の含有量は、ENR100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上である。0.5質量部未満であると、耐摩耗性、耐熱性を充分に向上させることができない傾向がある。該アルカリ性脂肪酸金属塩の含有量は、好ましくは12質量部以下、より好ましくは8質量部以下、更に好ましくは7質量部以下である。12質量部を超えると、耐摩耗性、ゴム強度、低燃費性が悪化する傾向がある。
本発明のゴム組成物には、前記成分以外にも、ゴム組成物の製造に一般に使用される配合剤、例えば、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、クレー、タルクなどの補強用充填剤、酸化亜鉛、ステアリン酸、加工助剤、各種老化防止剤、オイルなどの軟化剤、芳香族系石油樹脂、ワックス、硫黄などの加硫剤、加硫促進剤などを適宜配合できる。
本発明で使用できる軟化剤としては、特に限定するものではないが、例えば、オイルであればアロマチックオイル、プロセスオイル、パラフィンオイル等の鉱物油が挙げられる。これら軟化剤は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明では、本発明の効果が好適に得られるという理由から、オイルの配合量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは1〜15質量部、より好ましくは1〜10質量部である。ここで、オイルの配合量には、油展ゴムに含まれるオイル量も含まれる。
加硫促進剤としては、例えば、スルフェンアミド系、チアゾール系、チウラム系、チオウレア系、グアニジン系、ジチオカルバミン酸系、アルデヒド−アミン系若しくはアルデヒド−アンモニア系、イミダゾリン系、又はキサンテート系加硫促進剤等が挙げられる。これら加硫促進剤は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、スルフェンアミド系加硫促進剤が好ましい。
スルフェンアミド系加硫促進剤としては、例えば、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(TBBS)、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CBS)、N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(DCBS)等が挙げられる。
加硫促進剤の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは1質量部以上であり、また、好ましくは5質量部以下、より好ましくは3質量部以下である。上記範囲内に調整することで、本発明の効果がより好適に得られる。
本発明のゴム組成物の製造方法としては、公知の方法を用いることができ、例えば、前記各成分をオープンロール、バンバリーミキサー、密閉式混練機などのゴム混練装置を用いて混練し、その後加硫する方法などにより製造できる。
本発明のゴム組成物は、タイヤの各部材に好適に使用できるが、なかでも、空気入りタイヤのキャップトレッドに好適に適用できる。
キャップトレッドとは、多層構造を有するトレッドの表層部である。2層構造のトレッドの場合には、表面層(キャップトレッド)及び内面層(ベーストレッド)から構成される。
多層構造のトレッドは、シート状にしたものを、所定の形状に張り合わせる方法や、2本以上の押出し機に装入して押出し機のヘッド出口で2層以上に形成する方法により作製することができる。
本発明の空気入りタイヤは、上記ゴム組成物を用いて通常の方法によって製造される。すなわち、必要に応じて各種添加剤を配合したゴム組成物を、未加硫の段階でキャップトレッド等の形状に合わせて押し出し加工し、タイヤ成型機上にて通常の方法にて成形し、他のタイヤ部材とともに貼り合わせ、未加硫タイヤを形成した後、加硫機中で加熱加圧してタイヤを製造できる。
本発明の空気入りタイヤは、乗用車用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、二輪車用タイヤ、競技用タイヤ等として好適に用いられ、特に乗用車用タイヤとしてより好適に用いられる。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
以下、製造例で使用した各種薬品について、まとめて説明する。
高アンモニアタイプの天然ゴムラテックス:野村貿易(株)製のHytex
ノニオン系乳化剤:花王(株)製のエマルゲン106
過酸化水素:和光純薬工業(株)製の過酸化水素(試薬1級、有効成分35%)
無水酢酸:和光純薬工業(株)製の無水酢酸(試薬1級、有効成分93%)
アンモニア:和光純薬工業(株)製のアンモニア水(試薬1級、有効成分25%)
下記製造例により得られたENRについて下記の評価を行った。
(エポキシ化率)
エポキシ化率は、得られた乾燥ゴム(ENR)を重水素化クロロホルムに溶解し、核磁気共鳴(NMR(日本電子(株)製のJNM−ECAシリーズ))分光分析により、炭素−炭素二重結合部と脂肪族部の積分値h(ppm)の比から以下の算出式を用いて算出した。
(エポキシ化率E%)=3×h(2.69)/(3×h(2.69)+3×h(5.14)+h(0.87))×100
製造例1(ENR(1)(10モル%)の調製)
高アンモニアタイプの天然ゴムラテックス(固形分60%)1750gを5Lのガラス容器に入れ、攪拌羽で攪拌し、固形分が30%になるように蒸留水1500gを加えて希釈した。これにノニオン系乳化剤21gを攪拌しながら加えた。次に、別の容器で過酸化水素215gと無水酢酸230gを反応させて過酢酸を作製し、作製した過酢酸を上記5Lのガラス容器にゆっくりと添加した。添加後、室温で30分反応させた後、アンモニアで中和し、メタノールでゴム成分のみを凝固させたのち、水道水で洗浄し、乾燥させてENR(1)を作製した。得られたENR(1)のエポキシ化率は10モル%であった。
製造例2(ENR(2)(3モル%)の調製)
高アンモニアタイプの天然ゴムラテックス(固形分60%)1750gを5Lのガラス容器に入れ、攪拌羽で攪拌し、固形分が30%になるように蒸留水1500gを加えて希釈した。これにノニオン系乳化剤21gを攪拌しながら加えた。次に、別の容器で過酸化水素65gと無水酢酸70gを反応させて過酢酸を作製し、作製した過酢酸を上記5Lのガラス容器にゆっくりと添加した。添加後、室温で30分反応させた後、アンモニアで中和し、メタノールでゴム成分のみを凝固させたのち、水道水で洗浄し、乾燥させてENR(2)を作製した。得られたENR(2)のエポキシ化率は3モル%であった。
製造例3(ENR(3)(8モル%)の調製)
高アンモニアタイプの天然ゴムラテックス(固形分60%)1750gを5Lのガラス容器に入れ、攪拌羽で攪拌し、固形分が30%になるように蒸留水1500gを加えて希釈した。これにノニオン系乳化剤21gを攪拌しながら加えた。次に、別の容器で過酸化水素172gと無水酢酸185gを反応させて過酢酸を作製し、作製した過酢酸を上記5Lのガラス容器にゆっくりと添加した。添加後、室温で30分反応させた後、アンモニアで中和し、メタノールでゴム成分のみを凝固させたのち、水道水で洗浄し、乾燥させてENR(3)を作製した。得られたENR(3)のエポキシ化率は8モル%であった。
製造例4(ENR(4)(13モル%)の調製)
高アンモニアタイプの天然ゴムラテックス(固形分60%)1750gを5Lのガラス容器に入れ、攪拌羽で攪拌し、固形分が30%になるように蒸留水1500gを加えて希釈した。これにノニオン系乳化剤21gを攪拌しながら加えた。次に、別の容器で過酸化水素280gと無水酢酸300gを反応させて過酢酸を作製し、作製した過酢酸を上記5Lのガラス容器にゆっくりと添加した。添加後、室温で30分反応させた後、アンモニアで中和し、メタノールでゴム成分のみを凝固させたのち、水道水で洗浄し、乾燥させてENR(4)を作製した。得られたENR(4)のエポキシ化率は13モル%であった。
製造例5(ENR(5)(25モル%)の調製)
高アンモニアタイプの天然ゴムラテックス(固形分60%)1750gを5Lのガラス容器に入れ、攪拌羽で攪拌し、固形分が30%になるように蒸留水1500gを加えて希釈した。これにノニオン系乳化剤21gを攪拌しながら加えた。次に、別の容器で過酸化水素538gと無水酢酸575gを反応させて過酢酸を作製し、作製した過酢酸を上記5Lのガラス容器にゆっくりと添加した。添加後、室温で30分反応させた後、アンモニアで中和し、メタノールでゴム成分のみを凝固させたのち、水道水で洗浄し、乾燥させてENR(5)を作製した。得られたENR(5)のエポキシ化率は25モル%であった。
以下、実施例及び比較例で使用した各種薬品について、まとめて説明する。
NR:TSR20
ENR(1):上記製造例1で製造した、エポキシ化率が10モル%のENR(1)
ENR(2):上記製造例2で製造した、エポキシ化率が3モル%のENR(2)
ENR(3):上記製造例3で製造した、エポキシ化率が8モル%のENR(3)
ENR(4):上記製造例4で製造した、エポキシ化率が13モル%のENR(4)
ENR(5):上記製造例5で製造した、エポキシ化率が25モル%のENR(5)
BR:宇部興産(株)製のウベポールBR150B(シス含量:97質量%)
SBR:住友化学(株)製のSBR1502
シリカ(1):エボニックデグッサ社製のウルトラジルVN3−G(NSA:175m/g)
シリカ(2):エボニックデグッサ社製のウルトラジル360(NSA:50m/g)
シランカップリング剤:エボニックデグッサ社製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
カーボンブラック:キャボットジャパン(株)製のショウブラックN220(NSA:111m/g、DBP:115ml/100g)
オイル:(株)ジャパンエナジー製のX−140
老化防止剤:住友化学(株)製のアンチゲン3C
ステアリン酸:日油(株)製のビーズステアリン酸つばき
ステアリン酸カルシウム:日油(株)製のステアリン酸カルシウム
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックN
硫黄:鶴見化学工業(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤(1):住友化学(株)製のソクシノールCZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
加硫促進剤(2):住友化学(株)製のソクシノールD(1,3−ジフェニルグアニジン)
(実施例及び比較例)
表1、2に示す配合処方に従い、バンバリーミキサーを用いて、硫黄及び加硫促進剤以外の材料を150℃の条件下で3分間混練りし、混練り物を得た。次に、得られた混練り物に硫黄及び加硫促進剤を添加し、2軸オープンロールを用いて、80℃の条件下で3分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。
得られた未加硫ゴム組成物を170℃で20分間、0.5mm厚の金型でプレス加硫し、加硫ゴム組成物を得た。
また、得られた未加硫ゴム組成物をキャップトレッドの形状に成形し、タイヤ成型機上で他のタイヤ部材とともに貼り合わせ、160℃の条件下で20分間プレス加硫し、試験用タイヤ(タイヤサイズ:195/65R15)を得た。
得られた加硫ゴム組成物、試験用タイヤについて下記の評価を行った。結果を表1、2に示した。なお、表1、2において、基準比較例を比較例1とした。
(低燃費性)
転がり抵抗試験機を用いて、製造した試験用タイヤをリム(15×6JJ)、内圧(230kPa)および荷重(3.43kN)の条件下で速度(80km/h)で走行させたときの転がり抵抗を測定し、基準比較例の転がり抵抗指数を100とし、以下に示す計算式により、各配合の転がり抵抗を指数表示した。なお、転がり抵抗指数が大きいほど、転がり抵抗を低減でき、低燃費性に優れることを示す。
(転がり抵抗指数)=(基準比較例の転がり抵抗)/(各配合の転がり抵抗)×100
(ウェットグリップ性能)
製造した試験用タイヤを、試験車(国産FF2000cc)の全輪に装着させ、湿潤アスファルト路面にて、初速度100km/hで走行中にブレーキを踏み、制動距離を測定した。そして、基準比較例のウェットグリップ性能指数を100とし、以下に示す計算式により、各配合の制動距離を指数表示した。なお、ウェットグリップ性能指数が大きいほど、ウェットグリップ性能が良好であることを示す。
(ウェットグリップ性能指数)=(基準比較例の制動距離)/(各配合の制動距離)×100
(耐摩耗性)
製造した試験用タイヤを試験車(国産FF2000cc)の全輪に装着させて実車走行させ、30000km走行前後のトレッドパターンの溝深さの変化を算出した。そして、基準比較例の耐摩耗性指数を100とし、以下に示す計算式により、各配合の溝深さの変化を指数表示した。なお、耐摩耗性指数が大きいほど、耐摩耗性に優れることを示す。
(耐摩耗性指数)=(基準比較例の溝深さの変化)/(各配合の溝深さの変化)×100
(ゴム強度)
JIS K6251に準じて引張試験を行い、破断伸びを測定した。測定結果を、基準比較例を100とした指数で示した。指数が大きい程、ゴム強度(破壊強度)に優れることを示す。
(ゴム強度指数)=(各配合の破断伸び)/(基準比較例の破断伸び)×100
Figure 2013234250
Figure 2013234250
表1、2の結果より、特定のエポキシ化率のエポキシ化天然ゴムと、窒素吸着比表面積が150m/g以上のシリカ(1)と、窒素吸着比表面積が100m/g以下のシリカ(2)とを特定量含む実施例は、低燃費性、ウェットグリップ性能、耐摩耗性、ゴム強度をバランスよく改善できた。

Claims (5)

  1. エポキシ化率が7〜15モル%のエポキシ化天然ゴムをゴム成分100質量%中10〜80質量%含むゴム成分と、窒素吸着比表面積が150m/g以上のシリカ(1)と、窒素吸着比表面積が100m/g以下のシリカ(2)とを含み、前記ゴム成分100質量部に対する前記シリカ(1)及び(2)の合計含有量が30〜120質量部であるタイヤ用ゴム組成物。
  2. 前記シリカ(1)及び(2)の含有量が以下の式を満たす請求項1記載のタイヤ用ゴム組成物。
    (シリカ(2)の含有量)×0.2≦(シリカ(1)の含有量)≦(シリカ(2)の含有量)×6.5
  3. ブタジエンゴムおよび/またはスチレンブタジエンゴムを含む請求項1又は2記載のタイヤ用ゴム組成物。
  4. キャップトレッド用ゴム組成物として用いられる請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ用ゴム組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のゴム組成物を用いて作製した空気入りタイヤ。
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