JP2013233659A - 情報処理装置、情報処理方法、システム、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、システム、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】描画対象のオブジェクト種に応じて、視認性と劣化抑制を両立して達成する情報処理装置を提供する。
【解決手段】スポット光を走査して媒体にオブジェクトを描画する装置に、スポット光の走査命令を提供する情報処理装置100であって、描画対象のオブジェクトを取得するオブジェクト取得手段と、オブジェクトのオブジェクト種類を判定するオブジェクト種類判定手段と、オブジェクト種類に対応づけてスポット光の描画条件が登録された描画条件テーブル45と、オブジェクト種類判定手段が判定したオブジェクト種類に、描画条件テーブルで対応づけられた描画条件を読み出しオブジェクト種毎に描画条件を決定する描画条件決定手段と、描画条件決定手段が決定した描画条件が設定された走査命令を生成する走査命令生成手段と、を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、スポット光を走査して媒体にオブジェクトを描画する装置に、スポット光の走査命令を提供する情報処理装置に関する。
物品のあて先や物品名を印字するラベルに感熱性の記録媒体(以下、感熱記録媒体という)が用いられることがある。感熱記録媒体は温度に応じて発色する性質を持っている。例えば工場で使われるプラスチック製のコンテナには、コンテナ内の物品の宛先(配送先)や物品名が記載されたラベルが貼付されている。このラベルに感熱記録媒体を用いることで、熱ヘッド等を利用して文字や記号を書き込むことができる。
また、感熱記録媒体には、熱ヘッドの温度を適切値に制御することで、発色した部分を消色できるリライタブルタイプのものもある。
リライタブルの感熱記録媒体を上記のようにコンテナに貼付した場合、コンテナに貼付された状態で、ユーザ側が発色作業及び消色作業を行えれば作業効率が向上する。そこで、非接触でレーザー光をラベルに照射して発熱させることで文字等を描く方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、フレキシブルジョイントにより構成された複数のレンズ系の一端から入射したレーザー光による画像を他端まで伝達するリレーレンズ系が記載されている。
図1は、ラベルとして使用されている感熱記録媒体への描画例を示す図の一例である。このラベル140には、複数の数字、文字、図形、バーコード等が描画されている。文字等の描画の際、複雑な文字等にも対応できるようにレーザーはレンズにより集光されスポット光になる。このため、レーザーで文字等を描画する場合、文字等のストロークをレーザーのスポット光でなぞるようにレーザーの照射位置が制御される。
図2は、感熱記録媒体に描画される「T」という文字の描画例を説明する図の一例である。図2(a)は比較のために図示したプリンタなど印刷装置の印字例である。「T」は横線と縦線の2つのストロークから形成されている。レーザーで「T」を描画する場合、この2本のストロークをスポット光でなぞる。
図2(b)はストロークの始点と終点の組(s1、e1)、(s2、e2)の一例を示す図である。レーザーの照射位置を制御する書込制御装置は、例えばガルバノミラーでスポット光の位置を調整するなどして、レーザーを照射せずに照射位置をs1に移動させる。続いて、レーザーの照射を開始して (以下、単に"レーザーON"と記載する場合がある)、スポット光をs1からe1まで移動させる。
次に、書込制御装置は、レーザーの照射を止め(以下、単に"レーザーOFF"と記載する場合がある)、レーザーを照射せずに照射位置をs2に移動させる。次に、レーザーの照射を開始して、スポット光をs2からe2まで移動させる。これにより、2本のストロークが描画され、感熱記録媒体上に「T」という文字が描画される。
このように、感熱記録媒体に対し、意図した文字等を形成する際、書込制御装置は、「ある位置からある位置までレーザーONにしてスポット光を移動させる」といった命令で制御を行う。
また、書込制御装置は、レーザーの出力を制御することもできる。例えば、「出力パワーX%にて、ある位置からある位置までレーザーON の状態でスポット光を移動させる」といった命令で制御を行う。出力パワーXの"X"がレーザー出力の強さを表している。この他、スポット光がストロークをなぞる際の描画スピードを制御することもできる。レーザーの出力が大きいほど感熱記録媒体を発色させやすく、描画スピードが小さいほど感熱記録媒体を発色させやすい。
図3(a)は描画対象の文字と図形の一例を、図3(b)は書込制御装置が使用する走査命令の一例をそれぞれ示す。走査命令は、左から順に以下の内容を意味している。なお、レーザー出力と描画スピードは省略した。
ln:行番号(ストローク番号)
W:レーザーのON/OFF("1"がON、"0"がOFF)
Sp:始点の座標
Ep:終点の座標
なお、座標は、横の位置を指定するものをX, 縦の位置を指定するものをYとして扱い、(X, Y)で示す。Xは右に位置するほど値が増加し、Yは上に行くほど値が増加するものとする。座標点の取り方は一例である。
したがって、感熱記録媒体に文字等を描画する場合、描画対象の文字等(以下、「描画対象オブジェクト」、又は、単に「オブジェクト」という場合がある)からスポット光の走査命令を生成しなければならない。また、元の文字等を回転させたり、線と線の重なっている部分を除去したり、その他の情報を設定する、といった処理を行うことも想定される。このため、スポット光の走査命令に変換される、描画対象オブジェクトのデータは、ベクトルデータ形式であることが望ましい。
図4は、感熱記録媒体に三角形を描画させる場合の、描画対象オブジェクトのデータと走査命令を説明する図の一例である。描画対象オブジェクトのデータからベクトルデータや走査命令、又は、ベクトルデータから走査命令を生成する装置を「画像処理装置」と呼ぶことにする。
図4(a)は、ユーザが画像処理装置に与えるデータである。ユーザは、画像処理装置に対し、描画させたい文字や図形を指示する。画像処理装置は文字毎に用意されているレーザーによる描画用の文字データを読み出したり、図形の各頂点の座標を特定する。これらは、アプリケーションが作成するファイルなどで与えられることがある。図の三角形では3つの座標vpが指定されている。
図4(b)は、画像処理装置が生成するベクトルデータを説明する図の一例である。すなわち、頂点間を結ぶ3つのベクトル(stS,stE)が生成されている。ベクトルの向きは例えば時計回りであるが、制約はない。ベクトル化することで、内部処理(回転や拡大、塗りつぶし、描画順の設定等)が容易になる。なお、これらのストロークは単純に座標データだけでなく、描画パワー、描画スピード、太さ等、図示しない情報も合せて構成できるものとする。図では1つのベクトルは始点(stS)と終点(stE)から構成される。
図4(c)は、画像処理装置が生成した走査命令の一例を示す。画像処理装置は、ベクトルデータに内部処理を施し、描画パワー、描画スピード、太さ等を決定した後、レーザーの走査命令を生成する。この後、画像処理装置は書込制御装置に走査命令を送信し、書込制御装置は走査命令に従って、ユーザが指定した図形を感熱記録媒体へ描画する。
ところで、リライタブルな感熱記録媒体の場合、メーカが、発色と消色(以下、単に書き換えという)が可能なおよその繰り返し回数を保証する場合がある。リライタブルメディアとして流通させるには、少なくとも1回は書き換えが可能である必要がある。書き換え可能な回数は、感熱記録媒体の性能にも依存するが、書込制御装置の制御によっても変動する。また、ユーザ側が何を描画するかはユーザの業務に依存することが多いため、ユーザがどのような描画オブジェクトを描画しても、最低限の書き換え回数を保証する必要がある。オブジェクトには、ラベル140に示したように、例えば、文字、図形、バーコード、などの種類がある。このような描画オブジェクトの種類によらず、感熱記録媒体へのレーザー照射による劣化等の影響は極力均一にしなくてはならない。
このような要求に対応する技術が散見される(例えば、特許文献2、3参照。)。特許文献3には、相隣接する複数行を発色させて塗りつぶしを行うようなオブジェクトに対して、往復走査で一の行の次に他の行を描画する際に、他の行の始点側を描画するレーザー出力が他の行の終点側を描画するレーザー出力よりも低くなるように調整する描画制御装置が開示されている。特許文献3には、文字のカーブ部分に対する出力パワーを低減する技術が記載されている。
いずれの技術も、レーザーのエネルギーが集中し得る箇所の描画パワーを予め下げておくことで、結果的に感熱記録媒体への局所的なエネルギー集中を抑制して感熱記録媒体の劣化を軽減させている。こうすることで書き換え可能回数を保証しやすくなる。
しかしながら、特許文献2では塗りつぶしの場合にしか適用できず、特許文献3では文字のカーブ部分にしか適用できない。すなわち、特許文献2及び特許文献3ではレーザーのエネルギーが集中しうる部分的箇所を判定処理などで検出してそれぞれに適した描画パワーを設定しているため、オブジェクトに限定されず最低数の書き換え可能回数を保証できるとは言えない。
そもそも、種々のオブジェクトへの描画パワー等の描画条件は、オブジェクト種類によってある程度は定まることがある。例えば、バーコード等は、レーザー出力の局所的な集中を抑えるために弱い描画パワーを設定することが多い。
図5(a)は複数の相隣線で構成されるバーコード、図5(b)は塗りつぶし図形の一例を示す。点線の四角内は、オブジェクトの一部を拡大した例を示す。これらのオブジェクトは、ストロークの密度が高いので、オブジェクトの種類として低めの描画パワーを設定すれば劣化を抑制しやすい。
また、例えば、文字や線図形の場合は、相隣線が少なくストローク同士がある程度離れた形状を有することが多い。図5(c)は文字の一例を、図5(d)は線図形の一例をそれぞれ示す。このようなオブジェクトでは、描画パワーを弱める必要性が低い。
ところで、感熱記録媒体の劣化を抑制することも重要だが、レーザー光によりオブジェクトを描画する際には、オブジェクトの視認性が良好であることも重要である。そして、感熱記録媒体を劣化させにくいオブジェクト種(例えば文字と図形)の間においても、文字は図形と比較すると視認性がより重視される。
図6は、文字と図形の視認性を比較する図の一例である。図6(a)は三角形の線図形の一例を、図6(b)は文字の一例をそれぞれ示す。図6(a)の右側の三角形は辺や頂点の一部の発色が薄い。しかし、人間が目視した場合、三角形と認識可能なので、大きな不都合はない。しかし、文字の場合、部分的に発色が薄いと文字を誤読するおそれがある。例えば、図6(b)の文字は本来「右」という文字だが、「右」という漢字の上部に突き出た線分の発色が薄いため「石」のように読めてしまう。
以上説明したように、特許文献1及び特許文献2のように部分的に描画パワーを調整することで劣化を抑制できたとしても、要請される視認性の程度がオブジェクト毎に異なるため、特許文献1及び特許文献2の技術ではオブジェクト毎に視認性と劣化抑制を両立して達成することが困難である。
本発明は、上記課題に鑑み、描画対象のオブジェクト種が変わっても、視認性を維持しながら劣化を抑制可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、スポット光を走査して媒体にオブジェクトを描画する装置に、前記スポット光の走査命令を提供する情報処理装置であって、描画対象のオブジェクトを取得するオブジェクト取得手段と、オブジェクトのオブジェクト種類を判定するオブジェクト種類判定手段と、オブジェクト種類に対応づけて前記スポット光の描画条件が登録された描画条件テーブルと、前記オブジェクト種類判定手段が判定したオブジェクト種類に、前記描画条件テーブルで対応づけられた描画条件を読み出しオブジェクト種類毎に描画条件を決定する描画条件決定手段と、前記描画条件決定手段が決定した描画条件が設定された前記走査命令を生成する走査命令生成手段と、を有することを特徴とする。
描画対象のオブジェクト種が変わっても、視認性を維持しながら劣化を抑制可能な情報処理装置を提供することができる。
ラベルとして使用されている感熱記録媒体への描画例を示す図の一例である。 感熱記録媒体に描画される「T」という文字の描画例を説明する図の一例である。 描画対象の文字と図形の一例、書込制御装置が使用する走査命令の一例をそれぞれ示す図の一例である。 感熱記録媒体に三角形を描画させる場合の、描画対象オブジェクトのデータと走査命令を説明する図の一例である。 オブジェクトの種類と特徴を説明する図の一例である。 文字と図形の視認性を比較する図の一例である。 画像処理装置の概略的な特徴を説明する図の一例である。 レーザー書込システムの概略を説明する図の一例である。 書込制御装置のハードウェア構成図の一例である。 画像処理装置、書込制御装置のハードウェアブロック図の一例である。 画像処理装置の機能ブロック図の一例である。 描画条件の一例を示す図である。 従来の描画パワーの決定方法と描画パワーテーブルを参照して決定する方法との比較を説明する図の一例である。 画像処理装置が走査命令を作成する手順を示すフローチャート図の一例である。 オブジェクト種が文字の場合にサイズ変更が生じさせる影響を説明する図の一例である。 画像処理装置の機能ブロック図の一例である(実施例2)。 描画パワーテーブルの一例、サイズ適応テーブルの一例を示す図のである。 サイズによる描画パワーの決定を模式的に説明する図の一例である。 画像処理装置が走査命令を作成する手順を示すフローチャート図の一例である(実施例2)。 サイズ適応テーブルの別の例を示す図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
図7は、本実施例の画像処理装置の概略的な特徴を説明する図の一例である。画像処理装置は、走査命令を作成する際、オブジェクト種を判別して描画パワーテーブル45を参照することで、オブジェクト種に最適な描画パワーを決定する。オブジェクト種には、例えば、バーコード、文字、線図形(以下では、線図形を塗りつぶしがない図形とする)、塗りつぶし図形(不図示)などがある。この他、記号(#、=、$、%)、数字、2次元画像コード等もあるが、記号や数字、2次元画像コードを別のオブジェクトとして描画パワーテーブル45に登録してもよいし、記号・数字を文字又は線図形に、2次元画像コードをバーコードにそれぞれ含めてもよい。
描画パワーテーブル45には、オブジェクト種に最適な(例えば、実験的に求められた又はシミュレーションで求められた)描画パワーが予め登録されている。描画パワーが同じでも描画スピードによって発色性が変わるので、描画パワーと共に描画スピードも登録されている。この他、オブジェクト種毎に太さを登録しておいてもよい。
図では一例として、バーコードが100、文字が120、線図形が100、塗りつぶし図形が90の描画パワーになっている。視認性が要求される文字の描画パワーが、視認性が要求されにくい線図形よりも大きくなっているので、文字の視認性を線図形よりも向上できる。文字は、線の間隔が広いので描画パワーが大きくても感熱記録媒体を劣化させにくいため不都合はない。
また、塗りつぶし図形の描画パワーは他のオブジェクト種よりも小さくなくなっているので、感熱記録媒体の劣化を抑制できる。バーコードや線図形についても、劣化を抑制しながら十分に発色するように最適な描画パワーが登録されているので、視認性を維持ながら劣化を抑制して描画することができる。
なお、本実施例で使用する用語を以下のように定義する。
・ストロークとはレーザー光の1 回の走査(走査開始点から走査終了点)により得られる1 本の直線又は曲線(直線の集合、又は、方向が連続的に変化する曲線)をいう
・ストロークを描画させるデータをベクトルデータという
・画像とはストロークにより形成された1つ以上のオブジェクト(文字、記号、数字又は図形等)をいう
・画像を感熱記録媒体に形成することを「描画」、「記録」または「印字」という
・ユーザの操作を受け付けて、走査命令の生成や必要な処理を行う装置を「画像処理装置」という
・走査命令を実行して、レーザー光を感熱記録媒体に対し走査して描画を行う装置を書込制御装置という。書込制御装置は、印字機、レーザーマーカーと呼ばれる場合もある
・走査命令とは、レーザー光の走査位置、描画パワー、描画スピードなどを指示するデータである。
・画像処理装置又は書込制御装置が扱う、オブジェクト種、描画位置、描画パワー、描画スピードなどの全てまたは一部の設定を、「描画条件」と記載する場合がある。描画条件はベクトルデータから走査命令が生成されるまでの中間データとなる場合がある。
〔構成例〕
図8は、レーザー書込システム12の概略を説明する図の一例である。図示するように、コンベア11上をコンテナ13が移動している。コンテナ13には感熱記録媒体14が装着(固定)、貼付、又は、着脱可能に保持されている。コンベア11が形成する搬送経路には、感熱記録媒体14と対面する位置にレーザー書込システム12が配置されている。レーザー書込システム12はコンテナ13の通過をセンサなどで検出し、ラベル140である感熱記録媒体14に図1のようなオブジェクトを描画する。
レーザー書込システム12は、上述した書込制御装置20及び画像処理装置100を有する。書込制御装置20と画像処理装置100は有線又は無線で接続されている。LANなどのネットワークを介して接続されていてもよいし、シリアル通信で接続されていてもよい。なお、必ずしも接続されている必要はなく、画像処理装置100が生成した走査命令を取得できればよい。例えば、記憶媒体を介して走査命令を受け渡すこともできる。書込制御装置20と画像処理装置100が一体の装置として構成されてもよく、図示する形態は一例である。
図9は、書込制御装置20のハードウェア構成図の一例を示す。書込制御装置20は、制御部29とレーザー照射装置30を有している。制御部29は、例えば、書込制御装置20に装着された基板、書込制御装置20のCPUなど、レーザー照射装置30を制御するものである。制御部29は画像処理装置100とのインタフェースを有している。
レーザー照射装置30はレーザーを照射するレーザー発振器21、レーザーの照射方向を変える方向制御ミラー24、方向制御ミラー24を駆動する方向制御モータ23、スポット径調整レンズ22、及び、焦点距離調整レンズ25、を有する。
レーザー発振器21は、半導体レーザー(LD(Laser Diode))であるが、気体レーザー、固体レーザー、液体レーザー等でもよい。方向制御モータ23は、方向制御ミラー24の反射面の向きを2軸に制御する例えばサーボモータである。方向制御モータ23と方向制御ミラー24とによりガルバノミラーを構成する。スポット径調整レンズ22は、レーザー光のスポット径を大きくするレンズであり、焦点距離調整レンズ25はレーザー光を収束させて焦点距離を調整するレンズである。
この感熱記録媒体14は、表面から深さ方向に向かって、保護層、熱可逆性フィルムで構成された記録層、基材層、バックコート層という4層をもって構成されている。感熱記録媒体14は、柔軟性と同時にある程度の強度特性を有するように構成され、繰り返し使用することができる。感熱記録媒体14は、感熱紙と呼ばれることがあるが、植物繊維のみから作成されるものではなく、植物繊維を一切含まない場合もある。
感熱記録媒体14には、その一部に書き換え可能な可逆表示領域としてのリライタブル表示領域が設けられている。このような感熱記録媒体はリライタブルペーパと呼ばれる。リライタブル表示領域は、熱可逆性(Thermo-Chromic)フィルム等の可逆性感熱記録媒体により構成される。 この可逆性感熱記録媒体には、温度に依存して透明度が可逆的に変化する態様と、温度に依存して色調が可逆的に変化する態様とがある。
本実施例では、温度に依存して色調が可逆的に変化する可逆記録媒体で、記録層にロイコ染料と顕色剤を含むことで、リライタブル特性を実現する熱可逆性フィルムを使用する。
すなわち、発色は、消色状態から融点以上(例えば約180℃)に加熱し、ロイコ染料と顕色剤とが混合した溶融状態から急冷することによって行なう。 この場合、染料と顕色剤が結合したまま凝集し、ある程度規則的に集合した状態を形成して発色状態が固定される。
一方、消色は、発色状態を溶融しない温度(例えば130から170℃)に再加熱することにより行なう。この場合、発色の集合状態が崩れ、顕色剤が単独で結晶化して分離することによって消色状態になる。
ロイコ染料は、無色又は淡色の染料前駆体であり、特に制限はなく、従来公知のもの中から適宜選択することができる。
なお、感熱記録媒体14は例えば、A4サイズの大きさであるが、ラベル140の大きさをどの程度にするかは適宜設計できる。
図10(a)は、画像処理装置100のハードウェアブロック図の一例を示す。画像処理装置100は、一般的な情報処理装置を利用することができる。情報処理装置は、パソコン、ワークステーション、タブレットPC等が知られているが、どのような呼称でもよい。
画像処理装置100は、CPU101、ROM102、RAM103、HDD104、ネットワークI/F105、グラフィックボード106、キーボード107、マウス108、メディアドライブ109、及び、DVD−ROMドライブ110を有する。CPU101は、HDD104に記憶されたプログラム130を実行して画像処理装置100の全体の動作を制御する。ROM102は、IPL(Initial Program Loader)や静的なデータを記憶している。RAM103は、CPU101がプログラム130を実行する際のワークエリアとして使用される。
HDD104にはCPU101が実行するプログラム130やOSが記憶される。プログラム130は、画像処理装置100が図形の頂点、枠線などの形状情報から走査命令を生成するためのプログラムである。ネットワークI/F105はネットワークに接続するための例えばイーサネットカード(登録商標)であり、主にレイヤ1、2の処理を提供する。レイヤ3以上の処理は、OSに含まれるTCP/IPのプロトコルスタックやプログラムが提供する。
グラフィックボード106は、CPU101がビデオRAMに書き込んだ描画コマンドを解釈してディスプレイ120にウィンドウ、メニュー、カーソル、文字又は画像などの各種情報を表示する。
キーボード107は、文字、数値、各種指示などのための複数のキーを備え、ユーザの操作を受け付けCPU101に通知する。同様に、マウス108はカーソルの移動、メニューなどの処理対象の選択、処理内容などのユーザの操作を受け付ける。
メディアドライブ109は、フラッシュメモリ等の記録メディア111に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。DVD−ROMドライブ110は、着脱可能な記録媒体の一例としてのCD−RW、DVD−RW等の光メディア112に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。また、上記各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等のバスライン112を備えている。
プログラム130は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録メディア121や光メディア122に記録して配布される。また、プログラム130は、不図示のサーバからインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで画像処理装置100に配布されてもよい。
図10(b)は、書込制御装置20のハードウェア構成図の一例を示す。図10(b)は、主にソフトウェアによって書込制御装置20の制御部29を実装する場合のハードウェア構成図であり、コンピュータを実体としている。コンピュータを実体とせず書込制御装置20の制御部29を実現する場合、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定機能向けに生成されたICを利用することができる。
書込制御装置20は、CPU201、メモリ202、DVD−ROMドライブ203、通信装置204、ハードディスク205、入力装置206、及び、ディスプレイ207を有する。ハードディスク205には、文字、数字、記号、図形を描画する走査命令が登録された走査命令DB210、走査命令に基づきレーザー発振器21や方向制御モータ23を制御する制御プログラム220が記憶されている。
CPU201は、ハードディスク205から制御プログラム220を読み出し実行し、感熱記録媒体14に文字を描画する。メモリ202は、DRAMなどの揮発性メモリで、CPU201が制御プログラム220を実行する際の作業エリアとなる。入力装置206は、マウスやキーボードなどレーザー照射装置30を制御する指示をユーザが入力するための装置である。ディスプレイ207は、例えば制御プログラム220が指示する画面情報に基づき所定の解像度や色数で、GUI(Graphical User Interface)画面を表示するユーザインターフェイスとなる。例えば、感熱記録媒体14に描画する文字の入力欄が表示される。
DVD−ROMドライブ203は、記憶媒体230を脱着可能に構成され、記憶媒体からデータを読み出し、また、記録媒体230にデータを書き込む際に利用される。制御プログラム220は記憶媒体230に記憶された状態で配布され、記憶媒体230から読み出されハードディスク205にインストールされる。なお、制御プログラム220は、ネットワークを介して接続した所定のサーバからダウンロードすることができる。
記憶媒体230は、DVD-ROM、ブルーレイディスク、SDカード、マルチメディアカード、xDカード等、着脱可能な可搬型の不揮発性のメモリである。通信装置204は、例えばイーサネットカード(登録商標)や、シリアル通信装置(USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、Bluetooth(登録商標)等)であり、画像処理装置100から走査命令を受信するために使用される。
本実施例では、オブジェクト種に応じて描画パワーを決定する画像処理装置100について説明する。
図11は、画像処理装置100の機能ブロック図の一例を示す。画像処理装置100は、描画対象データ46から走査命令を作成する走査命令生成部41を有している。走査命令生成部41は、描画条件生成部42、オブジェクト種判定部43、及び、描画パワー決定部44、の各機能を有している。これらの機能は、画像処理装置100のCPU101がプログラム130を実行してハードウェアと協働することで実現されている。
描画条件生成部42は、描画対象データ46から描画条件を生成する。描画対象データ46は、ユーザ(アプリ)が入力すべきものであり、ラベル140に描画される宛先、物品名などがファイルに格納されている。または、マニュアルで文字等を直接、入力してもよい。
図12(a)は描画条件の一例を示す図である。描画条件は、例えば、「オブジェクト種」「描画位置X」「描画位置Y」「文字サイズ」「描画内容」である。
・「オブジェクト種」は、オブジェクトの種類(文字、線図形、バーコード、塗りつぶし図形)を示し、描画対象データ46から判別可能であり、ユーザが明示的に設定することができる。
・「描画位置X」「描画位置Y」は1つのオブジェクトの外接矩形の頂点(例えば、左上の)座標である。
・「文字サイズ」は文字の対角線や横幅の長さである。バーコードの「サイズ」が不図示なのは、バーコードのサイズはデータ量で変わりうるためである。バーコードのサイズを指定する場合は、高さ方向(バーの長さ)を指定することができる。「文字サイズ」により1つの文字が占めるスペースが決まるので、各文字の「描画位置X」「描画位置Y」は自動的に定まる。「文字サイズ」はユーザが指定するものであり、描画対象データ46に含まれており、キーボードなどから入力される。
・「描画内容」は、例えば、文字であれば文字コード、バーコードであれば格納される情報、線図形であれば頂点座標である。
図11に戻り、オブジェクト種判定部43は、描画条件に基づき各オブジェクトのオブジェクト種を判定する。描画パワー決定部44は、オブジェクト種に基づき描画パワーテーブル45を参照し、各オブジェクトの描画パワーを決定する。
図12(b)は描画パワーテーブル45の一例を示す図である。描画パワーテーブル45には、オブジェクト毎に描画パワーと描画スピードが対応づけられている。したがって、描画パワー決定部44は、オブジェクト種に基づき一意に描画パワーと描画スピードを決定できる。
この後、走査命令生成部41は、描画条件と、描画パワー、描画スピードから、図3(b)のような走査命令を生成する。走査命令生成部41は、描画対象データ46の文字コードやバーコードからベクトルデータを生成する。例えば、文字コードに対応づけてベクトルデータが登録されているデータベースからベクトルデータを読み出す。バーコードの場合、バーコードに含められる情報からバーコードを生成し、各バーの太さに応じてベクトルデータを生成する。線図形の場合、図形の頂点からベクトルデータを生成する。
〔テーブルを参照することの効果〕
図13は、従来の描画パワーの決定方法と描画パワーテーブル45を参照して決定する方法との比較を説明する図の一例である。
図13(a)は従来(例えば、特許文献2、3)の部分的な描画条件に応じて描画パワーを決定する場合の処理を模式的に示している。従来は、オブジェクト種に関係なく共通の基本的な描画パワーに対し、画像処理装置100が内部処理X〜Zを行うことで描画パワーを決定している。例えば、オブジェクト種がバーコードの画像処理装置100は、内部処理XとZを行って最適な描画パワーを決定している。文字と線図形の場合は、内部処理Yを行う。
従来の基本的な描画パワーを例えば塗りつぶし用の描画パワーとする。バーコードの場合、各バーの太さが異なるためバーの太さ毎に、最適な描画パワーが異なってしまう。このため、内部処理X,Zの2つの処理が必要になり、プログラムの記述などが面倒になっていた。
また、文字や線図形の場合、基本的な描画パワーを大きくする内部処理が必要になる。内部処理後の描画パワーが同じでよいなら内部処理Yも同じにできるが、それでもバーコードを含め3つの異なる内部処理を実装する必要がある。文字と線図形で描画パワーを変えたい場合には、内部処理YとY´のように、別々の内部処理を実装する必要が生じてしまう。内部処理は、設定式(関数)なので、オブジェクトに対し1つの内部処理を記述するだけでもプログラムコードが煩雑になる。
例えば、描画するオブジェクト種の数が少ない場合、又は、オブジェクト種毎の描画パワーの差異があまり無い場合は、従来の方法でもそれほどプログラムコードを複雑にすることなく実装可能である。しかし、オブジェクト毎に最適な描画パワーを決定しようとすると現実的ではなくなる。仮に、実装しても処理速度の低下や処理の煩雑化、プログラムコードの視認性の低下等の問題を招く。
また、そもそも従来の方法のように基本的な描画パワーから内部処理で各オブジェクトの描画パワーを決定する場合、1つの基本的な描画パワーを決定する必要がある。基本的な描画パワーは、バーコード、文字、線図形等、種々のオブジェクトを「無難」に描画できる必要があるため、そもそも基本的な描画パワーを決定することが難しい。
図13(b)は、本実施例の描画パワーの決定を模式的に説明する図の一例である。上記のように描画パワーテーブル45にはオブジェクト種毎に描画パワーが設定されている。描画パワーを決定する際に、描画パワーテーブル45を参照すればよいので、内部処理XYを省くことができる。図ではバーコードの描画パワーを決定するために1つだけ内部処理Zが残っているが、このように内部処理を最小限にできる。また、内部処理Zをさらにテーブルで置き換えてもよい。内部処理Zは、線幅に応じた部分的な描画パワーの調整処理である。
オブジェクト毎の傾向(特徴)を加味した描画パワーを予めテーブルとして保持しておくことで、オブジェクト種に最適な描画パワーを容易に決定することができる。また、それぞれのオブジェクト種に最適な描画パワーを基準として内部処理(図の内部処理Z。)が行えるため、結果として従来の方法よりもより精度の高いパワー調整が可能となる。
また、本実施例では描画パワーを例に説明しているが、描画スピードも同様にオブジェクト種に応じて最適な値をテーブルに登録しておくことができる。描画パワーと描画スピードは、オブジェクトによって優先される方のパラメータを先に最適化し、先に決定されたパラメータに対し残りのパラメータを最適化すればよい。
〔動作手順〕
図14は、画像処理装置100が走査命令を作成する手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、画像処理装置100は、感熱記録媒体14に書き込む描画対象データ46を読み出し、描画条件生成部42が描画条件を取得する(S1−1)。
次に、オブジェクト種判定部43は、ステップS1−1で取得した描画条件に基づき、次に描画するオブジェクトの種別を判別する(S1−2)。
次に、描画パワー決定部44は、描画パワーテーブル45を参照してオブジェクト種に対応する描画パワーを取得する(S1−3)。例えば描画するオブジェクト種が文字であった場合、描画パワーとして"120" を取得する。基準的な描画パワーは"100"なので、文字の描画パワーは基準的な描画パワーよりも大きい。これにより、視認性を向上させることができる。また、オブジェクト種がバーコードであれば、基準パワーと同じ描画パワー"100"を取得し、オブジェクト種が塗りつぶし図形の場合は、基準パワーより小さい描画パワー"90"を取得する。
次に、描画パワー決定部44は、取得した描画パワーを走査命令に設定する(S1−4)。
次に、描画パワー決定部44は、オブジェクトに、例えば相隣線を含んだ部分のように精密なパワー調整が必要な箇所があるか否かを判定する(S1−5)。相隣線は、例えば、2つのベクトルデータの傾きが閾値内(すなわちほぼ並行と見なせる)であり、2つのベクトルデータに重複部分があるベクトルデータである。
精密なパワー調整が必要である場合(S1−5のYes)、描画パワー決定部44は、ステップS1−3で取得したオブジェクト毎の描画パワーに基づき、部分的な描画パワーの算出、調整を行う(S1−6)。部分的な描画パワーが調整されるのは、例えば1つのオブジェクト内の相隣線であり、バーコードの場合は太いバーが相当し、塗りつぶしの場合は塗りつぶすためのストロークが相当する。
その後、描画パワー決定部44は、部分的な調整をした描画パワーで描画条件を更新する(S1−7)。したがって、この場合、ストロークによって描画パワーが異なる。以上の処理を、ラベル内の各オブジェクトについて繰り返す。
以上説明したように、本実施例の画像処理装置100は、オブジェクト種を判定して、オブジェクト種毎に描画パワーが登録されている描画パワーテーブルを参照することで、視認性と劣化抑制を両立した走査命令を生成できる。また、描画パワーテーブルを参照して、最小限の内部処理を行えばよいので、処理負荷が大きくなることも抑制できる。
実施例1ではオブジェクト種に応じて、描画パワーを決定する画像処理装置100について説明したが、オブジェクト種だけでは適切な描画パワーを定められない場合も存在する。本実施例では、オブジェクト種と文字サイズに基づき描画パワーを決定する画像処理装置100について説明する。
ユーザがラベル140に描画する場合、同じ文字を描画する場合であっても文字サイズを変更して描画することが少なくない。例えば、1枚のラベル140への描画量が多い場合は、少ない場合よりも文字サイズを小さくして1枚のラベル140に含めるなどの調整を行うことがある。なお、文字以外のオブジェクトもサイズが変更されることがあるが、本実施例では文字サイズを例にして説明する。
ところが、文字サイズが変わってもレーザー光の線幅は同じであるため(調整することはできるが処理が複雑化する)、文字サイズが小さくなると同じオブジェクトでもストローク間の間隔が狭くなる。これは、間隔が狭い部分で蓄熱しやすい(劣化しやすい)ことを意味している。
線図形など比較的単調なオブジェクトであれば、文字サイズを小さくしてもストロークが密でないので文字サイズ変更の影響は少ない。
しかし、文字や2次元コードなどの複雑な形状のオブジェクトでは文字サイズ変更が蓄熱性に与える影響が無視できなくなる。
図15は、オブジェクト種が文字の場合に文字サイズの変更が生じさせる蓄熱の影響を説明する図の一例である。図15では、「亜」という文字を大きいサイズと小さいサイズで描画している。何ら調整しないと書込制御装置20が感熱記録媒体14に描画するストロークの線幅は一定なので、文字サイズが小さくなった分だけ、ストローク間の間隔が狭くなる。また、レーザーによる描画では、熱が照射部分だけでなくその周辺へ伝播する。
ストローク同士の間隔が小さくなると、その分、ストロークとストロークの間に熱が留まりやすくなり、感熱記録媒体14へ蓄熱が生じやすくなる。蓄熱量によっては感熱記録媒体14を劣化させることにつながるおそれがある。
このため、オブジェクト種が同じ文字でも、文字サイズに応じた描画条件を設定する必要が生じる。なお、他のオブジェクト種もサイズによって描画パワーや描画スピードを変えることが好ましい。例えば、複雑な形状のオブジェクトの場合に有効である。
〔描画パワーテーブル等〕
本実施例の画像処理装置100の機能ブロック図は図11と同じものを使用できるが、新たなテーブルを使用するため再掲する。
図16は、本実施例の画像処理装置の機能ブロック図の一例である。新たにサイズ適応テーブル47を有している。また、機能ブロックの一部の処理内容が異なる。まず、オブジェクト種判定部43は、サイズに応じた描画パワーの調整が必要なオブジェクトであるか否かを判定する。
サイズに応じた描画パワーの調整が必要なオブジェクトでないと判定した場合、描画パワー決定部44が実施例1と同様に描画パワーテーブル45からオブジェクトに適した描画パワーを決定する。
オブジェクト種判定部43が、サイズに応じた描画パワーの調整が必要なオブジェクトであると判定した場合、描画パワー決定部44はサイズ適応テーブル47を参照して、オブジェクトの文字サイズに適した描画パワーを決定する。
図17(a)は本実施例の描画パワーテーブル45の一例を示す図である。図17(a)の描画パワーテーブル45には、文字の描画パワーに"サイズ調整"と記述されている。オブジェクト種判定部43は、"サイズ調整"と記述されているオブジェクト種は、サイズに応じた描画パワーの調整が必要なオブジェクトであると判定する。
図17(b)はサイズ適応テーブル47の一例を示す図である。サイズ適応テーブル47には、「サイズ閾値」と2つの描画パワーが登録されている。この例ではサイズ閾値が"3mm"である。2つの描画パワー(基本描画パワー、描画サイズ調整パワー)はそれぞれサイズ閾値以上の文字サイズとサイズ閾値未満の文字サイズの文字を描画する際の描画パワーである。サイズ閾値以上の文字サイズの描画パワーは、実施例1のオブジェクト種に応じた描画パワーであるので、基本的な描画パワーよりも大きい値である。
したがって、描画パワー決定部44は、オブジェクト種が文字で文字サイズが3mm以上なら、描画パワーを120に決定し、オブジェクト種が文字で文字サイズが3mm未満なら、描画パワーを80に決定する。このように、オブジェクト種が文字サイズの影響を受けて蓄熱しやすい場合、文字サイズに応じて描画パワーを変えることができる。よって、文字サイズが小さくなっても感熱記録媒体14を劣化させることを抑制できる。
なお、文字サイズがサイズ閾値未満の描画パワーは、オブジェクト種が文字種である場合の描画パワー(例えば120)から求められた値である。すなわち、視認性を良好にするため、線図形よりも高めに設定された描画パワーを基準に低減された(最適化された)描画パワーなので、文字サイズが小さいためにサイズ適応テーブル47で低い値に変換されても、視認性を良好に維持したまま劣化を防止できる。
図18は、文字サイズによる描画パワーの決定を模式的に説明する図の一例である。図18に示すように、「亜」という文字の文字サイズがサイズ閾値以上の場合、描画パワーテーブル45とサイズ適応テーブル47により120という描画パワーに決定され、文字サイズがサイズ閾値未満の場合、描画パワーテーブル45とサイズ適応テーブル47により"80"という描画パワーに決定される。
図19は、画像処理装置100が走査命令を作成する手順を示すフローチャート図の一例である。ステップS1−1〜S1−5の処理は実施例1と同様である。
ステップS1−2の処理により、オブジェクト種判定部43は描画対象のオブジェクトのオブジェクト種を判定する。
オブジェクト種判定部43は、描画対象のオブジェクト種が文字サイズに応じた描画パワーの調整が必要か否か判定する(S2−1)。
文字サイズに応じた描画パワーの調整が必要でない場合(S2−1のNo)、実施例1と同様に、描画パワー決定部44は、オブジェクト種に応じた描画パワーを描画パワーテーブル45から取得する(S1−3)。描画パワー決定部44は、取得した描画パワーを走査命令に設定する(S1−4)。
文字サイズに応じた描画パワーの調整が必要な場合(S2−1のYes)、描画パワー決定部44は、サイズ適応テーブル47を参照し、描画対象のオブジェクトの文字サイズが、描画パワーを調整する必要のある文字サイズか否かを判定する(S2−2)。すなわち、文字サイズがサイズ閾値以上か否かを判定する。
描画対象のオブジェクトの文字サイズが、描画パワーを調整する必要のある文字サイズでない場合(S2−2のNo)、オブジェクト種に応じた描画パワーを取得する(S1−3)。すなわち、文字サイズがサイズ閾値以上の描画パワーを取得するが、この描画パワーはオブジェクト種に応じた描画パワーとなる。描画パワー決定部44は、取得した描画パワーを走査命令に設定する(S1−4)。
描画対象のオブジェクトの文字サイズが、描画パワーを調整する必要のある文字サイズである場合(S2−2のYes)、描画パワー決定部44はサイズ適応テーブル47を参照し、文字サイズがサイズ閾値未満の描画パワーを取得する(S2−3)。
以降は実施例1と同様である。描画パワー決定部44は、オブジェクトに、例えば相隣線を含んだ部分のように精密なパワー調整が必要な箇所があるか否かを判定する(S1−5)。精密なパワー調整が必要である場合(S1−5のYes)、描画パワー決定部44は、ステップS1−3で取得したオブジェクト毎の描画パワーに基づき、部分的な描画パワーの算出、調整を行う(S1−6)。その後、描画パワー決定部44は、部分的な調整をした描画パワーで描画条件を更新する(S1−7)。
以上の処理を、ラベル内の各オブジェクトについて繰り返す。
したがって、本実施例の画像処理装置100によれば、実施例1の効果に加え、オブジェクト種と文字サイズに応じて最適な描画パワーを決定できる。
〔サイズ適応テーブルの他の例〕
図20(a)(b)はサイズ適応テーブル47の別の例を示す図の一例である。図20(a)のサイズ適応テーブル47では、文字サイズ毎に描画パワーが登録されている。すなわち、文字サイズが0.1mm単位で設定可能であれば、0.1mm刻みで描画パワーが登録され、文字サイズに応じて細かく描画パワーを決定できる。例えば、文字サイズが4mm であれば、描画パワーとしては"100"が設定される。
また、図20(a)では、5mm以上の描画サイズに、基本的な描画パワーが対応づけられ、5mm以上の描画サイズの文字は同じ描画パワーで描画される。しかし、5mm以上の描画サイズで文字を描画する際は基本的な描画パワー(つまり120)より大きい描画パワーを設定することができる。
なお、図20(a)のサイズ適応テーブル47を用いた場合、図19のフローチャート図は、ステップS2−2の判定(描画パワーを調整する必要のある文字サイズか否かを判定)が不要になる。すなわち、図20(a)にはサイズ閾値がないため、オブジェクト種がサイズに応じて描画パワーを決定するオブジェクト種の場合、常に、図20(a)のサイズ適応テーブル47から描画パワーが決定される(S2−3)。
また、図20(a)の描画パワーも、視認性が確保される基本的な描画パワーを基準にして、文字サイズ毎に描画パワーが登録されている。したがって、描画サイズが小さい場合でも、視認性を維持しながら劣化を抑制することができる。
図20(b)のサイズ適応テーブル47では、上限(5mm)の描画パワーと下限(3mm)の描画パワーを数値として持つと共に、文字サイズに応じた描画パワーを計算するための算出式が登録されている。
4mm〜5mm未満 … Pw−(20/文字サイズ)
3mm〜4mm未満 … Pw−(60/文字サイズ)
Pwは基本的な描画パワー(120)である。よって、視認性が確保される基本的な描画パワーを基準にして文字サイズに応じて描画パワーを決定できる。例えば、文字サイズが4.5mmであれば、描画パワーは115.6となり、文字サイズが3.5mmであれば、描画パワーは102.9となる。
なお、図20(b)のようなサイズ適応テーブル47において、一部に定数を持つのでなく全ての要素に算出式を使用してもよい。
また、図20(b)のサイズ適応テーブル47を用いた場合も、図19のフローチャート図は、ステップS2−2の判定が不要になる。または、図20(b)のサイズ適応テーブル47において、サイズ閾値を"5mm"として、図19のフローチャート図を使用してもよい。
図17(b)、図20(a)(b)のサイズ適応テーブル47は、書込制御装置20にとって処理負荷が小さいもの、メンテナンスが容易なもの、描画品質が優れているものなど、ユーザサイドの都合で選択すればよい。また、オブジェクト種毎に使い分けることも有効である。
また、各パラメータの値、算出式、要素の並び順など、サイズ適応テーブル47の構成は上記例に記載したものに限るものではない。
また、本実施例では、描画パワーを例に説明したが、実施例1と同様に描画スピード、描画パワー及び描画スピードを文字サイズに応じて決定できる。すなわち、オブジェクト種及び文字サイズの組み合わせに応じて、描画パワーと描画スピードのうち最適化の優先度が高い方を先に最適化し、先に決定されたパラメータに対し残りのパラメータを最適化すればよい。
本実施例の画像処理装置100によれば、オブジェクトのあらゆるサイズに対し、適切な描画パワーを設定することが可能となる。従って、ユーザがいかなるサイズを指定しても、そのサイズに適した描画条件を設定することができ、感熱記録媒体14の劣化を軽減しながら、視認性を保ちうる画像処理装置100を提供できる。
11 コンベア
12 レーザー書込システム
13 コンテナ
14 感熱記録媒体
20 書込制御装置
21 レーザー発振器
22 スポット径調整レンズ
23 方向制御用モータ
24 方向制御ミラー
25 焦点距離調整レンズ
30 レーザー照射装置
41 走査命令生成部
42 描画条件生成部
43 オブジェクト種判定部
44 描画パワー決定部
45 描画パワーテーブル
46 描画対象データ
47 サイズ適応テーブル
100 画像処理装置
特開2004−90026号公報 特開2011−116116号公報 特開2011−000612号公報

Claims (12)

  1. スポット光を走査して媒体にオブジェクトを描画する装置に、前記スポット光の走査命令を提供する情報処理装置であって、
    描画対象のオブジェクトを取得するオブジェクト取得手段と、
    オブジェクトのオブジェクト種類を判定するオブジェクト種類判定手段と、
    オブジェクト種類に対応づけて前記スポット光の描画条件が登録された描画条件テーブルと、
    前記オブジェクト種類判定手段が判定したオブジェクト種類に、前記描画条件テーブルで対応づけられた描画条件を読み出しオブジェクト種類毎に描画条件を決定する描画条件決定手段と、
    前記描画条件決定手段が決定した描画条件が設定された前記走査命令を生成する走査命令生成手段と、を有する情報処理装置。
  2. オブジェクト種類毎に、オブジェクトの描画サイズに応じて異なる描画条件が登録された第二の描画条件テーブルを有し、
    前記描画条件決定手段は、前記オブジェクト取得手段が取得した描画対象のオブジェクトの描画サイズに、前記第二の描画条件テーブルで対応づけられた描画条件を読み出しオブジェクト種類毎に描画サイズに応じた描画条件を決定する、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記描画条件は描画パワーである、ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記第二の描画条件テーブルには、描画サイズの閾値、前記閾値未満の描画サイズに対応づけられた描画パワー、及び、前記閾値以上の描画サイズに対応づけられた、前記描画条件テーブルにオブジェクト種類に対応づけて登録されている描画パワーと同じ描画パワーが登録されており、
    前記閾値未満の描画サイズに対応づけられている描画パワーは、前記閾値以上の描画サイズに対応づけられている描画パワーよりも小さい、
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記第二の描画条件テーブルには、前記描画条件テーブルにオブジェクト種類に対応づけて登録されている描画パワーを基準に、
    各描画サイズ毎に、前記基準の描画パワーと異なる描画パワーが登録されている、
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  6. 前記第二の描画条件テーブルには、前記描画条件テーブルにオブジェクト種類に対応づけて登録されている描画パワーを上限に、
    各描画サイズ毎に、前記上限の描画パワーよりも小さい描画パワーが登録されている、
    ことを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記第二の描画条件テーブルには、
    前記描画条件テーブルにオブジェクト種類に対応づけて登録されている描画パワーよりも小さい描画パワーを、描画サイズから算出するための計算式が登録されている、
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  8. 前記描画条件は描画スピードである、ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  9. 前記描画条件テーブルには描画パワーと共に描画スピードが登録されており、
    前記描画条件決定手段は、描画パワーと共に描画スピードを前記描画条件テーブルから読み出し、
    前記走査命令生成手段は、前記描画条件テーブルから読み出された描画パワーと描画スピードを走査命令に含める、
    ことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の情報処理装置。
  10. スポット光を走査して媒体にオブジェクトを描画する装置に、前記スポット光の走査命令を提供する情報処理装置の情報処理方法であって、
    オブジェクト取得手段が、描画対象のオブジェクトを取得するステップと、
    オブジェクト種類判定手段が、オブジェクトのオブジェクト種類を判定するステップと、
    描画条件決定手段が、オブジェクト種類に対応づけて前記スポット光の描画条件が登録された描画条件テーブルを参照し、前記オブジェクト種類判定手段が判定したオブジェクト種類に、前記描画条件テーブルで対応づけられた描画条件を読み出しオブジェクト種類毎に描画条件を決定するステップと、
    前記走査命令生成手段が、前記描画条件決定手段が決定した描画条件が設定された前記走査命令を生成するステップと、を有する情報処理方法。
  11. スポット光を走査して媒体にオブジェクトを描画する装置と、前記装置に前記スポット光の走査命令を提供する情報処理装置とを有するシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    描画対象のオブジェクトを取得するオブジェクト取得手段と、
    オブジェクトのオブジェクト種類を判定するオブジェクト種類判定手段と、
    オブジェクト種類に対応づけて前記スポット光の描画条件が登録された描画条件テーブルと、
    前記オブジェクト種類判定手段が判定したオブジェクト種類に、前記描画条件テーブルで対応づけられた描画条件を読み出しオブジェクト種類毎に描画条件を決定する描画条件決定手段と、
    前記描画条件決定手段が決定した描画条件が設定された前記走査命令を生成する走査命令生成手段と、を有し、
    前記装置は、前記走査命令に基づきスポット光を照射する照射手段を有する、
    ことを特徴とするシステム。
  12. スポット光を走査して媒体にオブジェクトを描画する装置に、前記スポット光の走査命令を提供する情報処理装置に、
    描画対象のオブジェクトを取得するオブジェクト取得ステップと、
    オブジェクトのオブジェクト種類を判定するオブジェクト種類判定ステップと、
    オブジェクト種類に対応づけて前記スポット光の描画条件が登録された描画条件テーブルを参照し、前記オブジェクト種類判定手段が判定したオブジェクト種類に、前記描画条件テーブルで対応づけられた描画条件を読み出しオブジェクト種類毎に描画条件を決定する描画条件決定ステップと、
    前記描画条件決定手段が決定した描画条件が設定された前記走査命令を生成する走査命令生成ステップと、
    実行させるプログラム。
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