JP2013231716A - 干渉測定法およびデジタルホログラフィ顕微鏡 - Google Patents

干渉測定法およびデジタルホログラフィ顕微鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】3次元測定の分野に比較的新しい技術である軸外法を用いた光学測定システムを提供する。
【解決手段】レーザ1001からのビームが、ハーフミラー1002によって参照ビーム1003と物体ビーム1007に分割され、参照ビーム1003は、ミラー1004およびハーフミラー1012を介して検出器1006に進み、物体ビーム1007は、ミラー1008を介して物体1009に進み、次いで、物体ビーム1007は、物体1009を通過し、2つのレンズ1010および1012ならびにハーフミラー1012を介して検出器1006に進み、検出器1006は干渉パターンを検出する。複数の干渉パターンを検出するために物体ビーム1007を非線形走査することとを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、試料に関する情報を検出するための干渉測定法およびデジタルホログラフィ顕微鏡に関する。
ホログラムを用いて物体の像を再構築するデジタルホログラフィ顕微鏡に用いる方法は主に2つあり、1つは位相シフト法(すなわち、軸上法)であり、もう1つは軸外法である。
軸上法は、通常、ある方向から物体を観察しこの物体の像を再構築するために複数枚のホログラム(例えば4枚のホログラム)を必要とする。これは、1枚のホログラムだけでは、物体の存在によって入射ビームの位相が遅れたかどうか示すことができないからである。
したがって、互いに位相がずれたいくつかの参照ビームを用いることによって複数枚のホログラムが形成される。軸上法では、検出器上の、各参照ビームによって得られる像の光強度情報を用いて物体の像を再構築する。
一方、軸外法は、像を再構築するためにこのような複数枚のホログラムを必要としない。軸外法では、参照ビームおよび物体ビームによって形成される干渉パターンを用いて物体の像を再構築する。
軸上法に要する測定時間は、ホログラムの枚数に鑑みて、軸外法よりも、例えば4倍長くかかり得る。
位相物体の3次元トモグラフィ測定を実行するためには物体に対して様々な照明角度で得られる複数枚のホログラムが必要なので、測定時間に鑑みて軸外法が選択されることがある。
3次元測定の分野に軸外法を適用することは比較的新しい技術であり、まだ成熟された技術ではない。したがって、3次元測定に軸外法を用いる光学測定システムが必要とされている。
本発明の一態様によれば、試料に関する情報を検出するための干渉測定方法は、レーザビームを放出することと、レーザビームを参照ビームと物体ビームに分割することと、物体ビームをある入射角で試料を透過させることと、参照ビームと、試料を通過した物体ビームとを合成して干渉パターンを形成することと、干渉パターンを検出することと、複数の干渉パターンを検出し、試料の3次元像を再構築するために物体ビームを非線形(例えば、円形またはスパイラル)走査することとを含む。
本発明の別の態様によれば、試料に関する情報を検出するための干渉測定方法は、レーザビームを放出することと、レーザビームを参照ビームと物体ビームに分割することと、物体ビームをある入射方向に試料を透過させることと、参照ビームと、試料を通過した物体ビームとを合成して干渉パターンを形成することと、干渉パターンを検出することと、複数の干渉パターンを検出するために、物体ビームの入射方向を変化させることと、複数の干渉パターンの各縞ピッチが一定になるように参照ビームの伝播方向を変化させることとを含む。
本発明の別の態様によれば、試料に関する情報を検出するための干渉測定方法は、レーザビームを放出することと、レーザビームから第1の偏光の参照ビームおよび第2の偏光の物体ビームを生成することと、物体ビームをある入射方向に試料を透過させることと、参照ビームと、試料を通過した物体ビームとを合成して干渉パターンを形成することと、干渉パターンを検出することと、複数の干渉パターンを検出するために、レーザビームを走査して物体ビームの入射方向を変化させることとを含む。
本発明の別の態様によれば、デジタルホログラフィ顕微鏡は、レーザビームを放出するように構成されたレーザ源と、レーザビームを、ある入射角で試料を通過する物体ビームと、参照ビームとに分割するように構成されたビームスプリッタと、物体ビームで試料を照射するように構成されたコンデンサと、対物レンズであって、コンデンサおよび対物レンズが光軸に沿って配置された対物レンズと、複数の干渉パターンを形成するために、入射角を維持しながら光軸の周りで物体ビームを回転させるように構成されたビーム角度コントローラと、干渉パターンを検出するように構成された検出器とを備える。
本発明の別の態様によれば、試料の屈折率に関する情報を得るための干渉測定方法は、試料を通過する物体ビームおよび参照ビームを準備することと、物体ビームと参照ビームを合成することによってある縞ピッチを有する干渉パターンを形成することと、干渉パターンを検出することと、縞ピッチを維持しながら物体ビームを走査して複数の干渉パターンを検出することとを含む。
軸外法に用いるシステムを示す図である。 物体ビームと参照ビームの関係を示す図である。 物体ビームの線形走査を示す図である。 物体ビームの入射角の範囲を示す図である。 試料としての棒状構造を示す図である。 線形走査法を用いることによる棒状構造の再構築像を示す図である。 試料に対する物体ビームの方向を示す図である。 円形走査における物体ビームの入射角を示す図である。 干渉測定法用のシステムを示す図である。 ビーム角度コントローラを示す図である。 ビーム角度コントローラを示す図である。 ビーム角度コントローラを示す図である。 検出器の像面上の物体ビームおよび参照ビームを示す図である。 合成されたホログラムを示す図である。 合成されたホログラムを示す図である。 高速フーリエ変換(FFT)によって計算された棒状構造の空間周波数スペクトルの断面を示す図である。 光軸に沿った単一の物体ビームでの球殻を示す図である。 光軸に沿った単一の物体ビームでの3次元球殻の断面を示す図である。 円形走査の2つの角度を示す図である。 100個の角度での円形走査での球殻を示す図である。 100個の角度での線形走査での球殻を示す図である。 100個の角度での円形走査による再構築像を示す図である。 3次元再構築方法のフローチャートを示す図である。 1次スペクトルを切り取る演算開口を示す図である。 物体ビームの入射角についての範囲を示す図である。 200種類の角度を用いた2段線形走査での球殻の断面を示す図である。 交差走査を用いることによる再構築像を示す図である。 軸外法用のシステムを示す図である。 ホログラムを示す図である。 ホログラムを示す図である。 ホログラムを示す図である。 空間周波数スペクトルを示す図である。 空間周波数スペクトルを示す図である。 空間周波数スペクトルを示す図である。 スパイラル走査を示す図である。 デジタルホログラフィ顕微鏡の一部を示す図である。 軸外法用のシステムを示す図である。 演算開口の中心を示す図である。 軸外ホログラフィシステムを示す図である。 物体ビームの入射角(θOBJ)と参照ビームの入射角(θREF)の関係を示す図である。 軸外ホログラフィシステムを示す図である。 回折格子を示す図である。 開口を示す図である。 軸外法用の別のシステムを示す図である。 回折格子を示す図である。 ビーム制御ユニットを示す図である。
本発明による実施形態を添付の図面を参照して以下に説明する。
(第1実施形態:円形走査)
図1に軸外法を実施するためのシステム1000を示す。デジタルホログラフィ顕微鏡として、図示しないディスプレイおよびコンピュータを用いることができる。レーザ1001からのビームが、ハーフミラー1002によって参照ビーム1003と物体ビーム1007に分割される。参照ビーム1003は、ミラー1004およびハーフミラー1012を介して検出器1006に進む。図1に示すように、物体ビーム1007は、ミラー1008を介して物体(試料)1009に進む。次いで、物体ビーム1007は、物体1009を通過し、2つのレンズ1010および1012ならびにハーフミラー1012を介して検出器1006に進む。物体は、例えば、生きている、または死んでいる細胞、組織、または生体とし得る。
物体1009の位相情報が、物体ビーム1007および参照ビーム1003によって形成される干渉パターン(すなわち、縞パターン)として測定される。検出器1006上に干渉パターンを形成するために、参照ビーム1003は、物体ビーム1007に対して完全には平行でない。検出器は、干渉パターンに関する情報をデジタルホログラムとして得ることになる。
図2に示すように、検出器1006に対する2本のビーム(参照ビーム1003および物体ビーム1007)の入射角は、それぞれθREFおよびθOBJによって与えられる。検出器面2001は、光軸2006(図2の点線)に直交している。角度θOBJおよびθREFはともに測定中は一定とし得る。軸外測定では、通常の構成において、θOBJ=0であり、θREFは数度(例えば0.6度)である。検出器面2001上の縞パターン2005の縞ピッチdは、これらの角度に関連している。
軸外法用のシステム1000によって、物体1009の位相情報を1回の測定で得ることができる。検出器1006によって得られるホログラムデータは、メモリまたはデータ記憶装置(図示せず)に記憶される。ホログラムデータに基づく像の再構築は演算的に実行することができ、これがいわゆるデジタルホログラフィ顕鏡法である。
デジタルホログラフィ顕鏡法に基づく位相物体の3次元トモグラフィ測定は、軸外法を用いることによって実施することができる。異なる照明角度で得られる複数枚のホログラムを用いて、演算により3次元再構築像が得られる。
複数枚のホログラムを得るには、図3に示すように、x軸に沿って物体ビーム1007を線形に走査すればよい。図4に、物体ビーム1007の入射角の範囲を示す。矢印1097は走査軌跡を意味する。しかし、物体としての試料の形状が図5Aに示すように棒状構造5009である場合、棒状構造5009のx軸に沿った軸方向解像力は、y軸に沿った軸方向解像力ほど高くない。図5Aの棒状構造のピッチは2.54μmであり、波長は0.543μmである。図5Bに、線形走査によって得られる再構築像を示す。
この線形走査による再構築像は、±60度の間で100個の角度を含んでいる。この像を計算するための理論的な方法は後で説明する。図5Bの像におけるy軸に沿った棒状構造は良好に再構築されているが、x軸に沿った他方の棒状構造は十分に解像されていない。
ビームの波長をλとすると、物体がない場合に検出器上に生成される縞パターンのピッチdは、下記の式(1)によって与えられる。
・・・(1)
θOBJおよびθREFは、図2で示すように定義される。縞パターンは、位相分布を有する位相物体の存在によって変調される。ピッチdの値は、高解像度のホログラムを得るために最小限に抑えるべきである。
しかし、ピッチdの最小値は、検出器1006(例えば、CMOSまたはCCD)の画素ピッチによって制限される。したがって、検出器特性に従って決まる最適値dが存在する。
物体に対する照明角度がx−y面内で変化する場合、縞ピッチも照明角度に従って変化する。
x−y面内で物体ビーム1007に対するミラー1008の角度を変えることによって、それに従って照明角度および検出器上での物体ビームの角度(θOBJ)が変化する。
軸外技術では、観察中に物体を照明するビーム角度を変化させると、検出器1006上に形成される縞のピッチも角度(θOBJ)の変化に伴って変化する。
以下に、トモグラフィデジタルホログラフィ顕鏡法で円形走査する新規の構成を説明する。
この構成により、x軸およびy軸に沿った対称な再構築像を得ることができる。したがって、x軸およびy軸の両方に沿った棒状構造を同じ数の角度、例えば100個の角度で同時に再構築することができる。
図6に、試料6009に当てる物体ビームの構成を示す。この構成は、例として4本の物体ビーム6007を含む。これらのビーム6007は、1本ずつ試料6009に当てることができる。実用上は、物体ビームの角度の数を4つよりも多くすることがあり、例えば、100個にすることがあるが、ここでは、例示の図を見やすくするために、数本のビームだけを用いる。この走査方法は円形走査と呼ばれることがある。
図7に、円形走査における物体ビーム6007の入射角(照明角度)の範囲を示す。図7の矢印7079付きの円は、図6の条件を示している。
この円形走査を極座標(θ,φ)で表現すると、図7では、θは常に60°とし、φは0°から360°とし得る。θは、光軸に対する照明角度である。φは回転角である。
θの角度60°は一例である。ただし、θは、小さ過ぎず大き過ぎない別の角度とすることもできる。角度θは、例えば、25°と75°の範囲内で選択し得る。
角度が小さ過ぎると(例えば5°)、軸方向解像力が低くなる。角度が大き過ぎると(例えば85°)、物体ビームが、図8の対物レンズ1810の開口を通過することができなくなり得る。この開口は後で説明する。
図8に、デジタルホログラフィ顕鏡法用のシステム構成を示す。レーザ光源1801からのHe−Neレーザビーム(λ=543nm)が、ビームスプリッタ1802によって物体ビーム1807と参照ビーム1803に分割される。レンズL1 1811、ピンホールを備えた部材1812、およびレンズL2 1813を用いる。このシステムでは、ミラー1804、1808、1814、および1820を用いる。
物体ビーム1807に関して、ビーム角度は、2次元ビーム角度コントローラ1816によって2次元的に制御される。レンズL4 1817が、レンズL4 1817の焦点距離だけビーム角度コントローラ1816から離れた位置に配置される。コンデンサ1818が、L4 1817の焦点距離とコンデンサレンズの焦点距離の合計だけL4 1817から離れた位置に配置され、そのため、試料内でビームがコリメートされ、また、試料1809がビーム角度コントローラ1816と共役な面に配置される。次いで、試料1809を通った物体ビーム1807が対物レンズ1810によって集光される。物体の像が、チューブレンズ1822を介して像面1819に形成される。得られたホログラムは、3次元画像化に用いられる試料の屈折率情報に関連している。
対物レンズ1810とチューブレンズ1822の間の距離が、これらのレンズ1810と1822の焦点距離の合計よりも短い場合、ビームはホログラム面1819で発散する。
参照ビーム1803の経路において、参照ビームの波面が、発散によって生じる物体ビームの波面と一致するような位置にレンズL3 1821が配置される。
2次元ビーム角度コントローラ1816用の構成要素は、例えば、図9A、9B、および9Cに示すユニットから1つを選択し得る。
図9Aでは、このユニットは2つのガルバノメータミラーを用いる。第1のミラー9055は水平角度を制御することができ、第2のミラー9056は垂直角度を制御することができる。2つの角度を組み合わせることによって円形走査を実行し得る。図9Bおよび9Cのユニットは、それぞれ回転プリズム9057および回転ミラー9058を備えたコントローラである。これらの回転により、直接、円形走査が得られる。ビーム角度コントローラを用いることによって、対物レンズ1810とコンデンサ1818の間で物体ビームの入射角を光軸1899の周りで、物体ビームの入射角と光軸との角度は維持しながら、回転させることができる。
図9Aに示すような2段ガルバノメータミラーが市販されている。ビームコントローラ1816は、試料との共役面に配置する必要がある。しかし、これらの2枚のミラー9055および9056は、同時に共役面に正確に配置しなくてもよい。そうするには、例えば2枚のミラー間にリレーレンズ系を設定するなど、システムが複雑になる。第1または第2のミラーのいずれかが共役面に配置される場合、試料に当たる入射ビームの位置がずれる。このずれ量は、2枚のミラーの中間点を試料と共役とすることによって最小限に抑えることができる。
L4 1817およびコンデンサ1818の焦点距離がそれぞれ100mmおよび9mmであり、2枚のミラー間の距離が13mmである条件下で、このずれ量は、物体ビームの直径0.9mmおよびFOVの直径0.24mmに対して0.16mmになる。ビーム角度コントローラ上での物体ビームのビーム径は10mmである。このFOVは、倍率を100xとした顕微鏡の仕様によるものである。このビーム径はずれ量とFOVの合計の範囲内であり、そのため、このずれ量は許容範囲内である。以上の考察から、2次元ビーム角度コントローラ1816として2段ガルバノメータミラーを用いることができる。
図10に、像面上の物体ビームおよび参照ビームを示す。この図は、図6のビームの位置に対応する例として、物体ビーム1807の4つの位置を含む。また、この図は、像面に直交する参照ビーム1803を含む。
参照ビーム1803は像面(x−y面)に直交し、光軸に沿った参照ビーム1803に対する物体ビーム1807の入射角θは一定である。この角度θは、下記の式(2)によって計算し得る。Mは、対物レンズとチューブレンズの組合せの倍率である。noilは、対物レンズのイマージョンオイルの屈折率である。60°は図7の角度である。
・・・(2)
θが一定の場合、物体ビームと参照ビームとの角度は、円形走査中、常に同じである。
これら2本のビームによって像面に縞パターンが生成され、これらの縞パターンはホログラムとして記憶し得る。2本のビーム間の角度が常に同じであるため、縞ピッチはほぼ一定である。理論的には、縞ピッチは一定であるが、実際にはピッチの±5%程度の範囲内で変化し得る。この変化は、実験上のアライメント誤差により生じ得るものである。この実施形態では、縞ピッチがある値に実質的に維持される場合、ピッチの変化はピッチ幅の±5%の範囲内である。
図11Aおよび11Bに、それぞれφ(0°および30°)での合成されたホログラムを示す。試料は、オイル中の10μmビーズである。ビーズおよびオイルの屈折率はそれぞれ1.588および1.559である。いずれの角度に対してもピッチは同じである。図11Aの縞ピッチdは、図11Bの縞ピッチと同じである。
縞ピッチをこのように一定とすると、解像力およびFOVが悪化しない。これは、どの照明角度に対しても解像力およびFOVに最適な縞ピッチを用いることができるからである。
次に、円形走査システムの性能を評価する。試験物体は図5Aと同じである。図12に、高速フーリエ変換(FFT)によって計算される試験物体の空間周波数スペクトルの断面を示す。図12にIFFT(逆高速フーリエ変換)を適用すると、些細な数値的誤差を除いて図5Aと同じ像が得られる。このスペクトルは、軸外法によって得ることができる。ある入射角(照明角度)で、このスペクトルのいくつかの部分を観察し得る。フーリエ空間におけるξ、η、およびζ軸は、実空間におけるx、y、およびzに対応し、右側のカラーバーはスペクトルの振幅の大きさを示す。
図13Aに、入射波ベクトル(k)、物体によって散乱される波ベクトル(k)、およびこれらの差(Δk=k−k)を示す。一般の物体は入射ビームの波長を変化させることはできないので、kおよびkの長さは同じである。したがって、Δkは球面上にあることになる。この系は透過モードであり、そのため、kとkの間の角度は90°未満であり、そのため、この球は実際には半球である。この半球を本明細書では球殻と呼ぶ。
図13Aに、入射ビームが光軸に沿う場合、すなわち、(θ,φ)=(0,0)である場合を示す。図13Aは2次元像であり、図13Bは球殻の3次元像である。図13Bは、図13Aの断面3次元球殻を示す。光軸に沿った入射ビームでは、図13Bの球殻上のスペクトルのみを観察し得る。数値的な方法では、図12および図13Bの積のIFFTによって再構築像を計算することができる。図13Cに、円形走査の2つの入射角に対応する2つの球殻を示す。kは、入射角に従って傾いている。図13Dに、(θ,φ)=(60°,0°〜360°)の100個の角度を用いた円形走査での球殻を示す。一方、図13Eには、(θ,φ)=(−60°〜60°,0°)の100個の角度を用いた線形走査での球殻を示す。図5Bは、図12および図13Eの積のIFFTの計算結果である。
図14に、100個の角度での円形走査による再構築像を示す。この像は、図12と図13Dの積のIFFTによって計算される。この像は、x軸およびy軸に関して対称である。x軸およびy軸の両方に沿った棒状構造が良好に再構築されている。
この例では、φは0°から360°であるが、この範囲は狭めることができる。例えば、走査範囲が半分であっても、すなわち、φが0°から180°であっても、比較的妥当な再構築像が得られる。
また、照明角度であるθは正確に一定である必要はない。θは、走査中に、例えば60°から50°に変化させることができるが、角度θの変動により、軸方向解像力が悪化することがある。
ここで、ソフトウェアの観点から再構築プロセスを説明する。図15に、3次元再構築アルゴリズムのフローチャートを示す。
S2501で、ある走査角度について検出器によって縞パターンが得られる。S2502で、数値2次元FFTに基づく計算によって空間周波数スペクトルが得られる。S2503で、物体ビームの角度に従った演算開口(computational aperture;演算上の開口)を用いることによって1次スペクトルが切り取られる(選択的に収集される)。
検出器上での光強度は、
・・・(3)
と表現される。E(x,y)およびE(x,y)は、それぞれ物体ビームおよび参照ビームの電界である。第1項および第2項は0次光に対応する。第3項は+1次項に対応し、第4項は−1次光に対応する。
第3項は、下記のように書き換えることができる。光は極めて高速で伝播するので、位相自体を観察することはできないが、位相差を観察することはできる。下記の式(4)のφ(x,y)−φは、位相差を意味する。
・・・(4)
+1次光は、演算開口を用いることによって取り出すことができ、+1次光のフーリエ変換が上記の式に対応する。そのため、位相分布を再構築することができる。
1次ピークの位置は照明ビーム角度φに従ってシフトするので、開口もシフトする必要がある。円形走査を用いる場合、この開口は円形にシフトする。
S2504で、座標の原点がスペクトルの中心にシフトされて、縞パターンが取り除かれる。S2505で、切り取られたスペクトルが、物体ビーム角度φに従って球殻上に置かれる。
これらの手順が、すべての走査角度φについて実行され、図13Dのような球殻が計算される。次いで、最後に、S2506で、数値3次元IFFTによって再構築像が計算される。
図16に、円形走査によって得られる1次スペクトルを切り取るための演算開口1604を示す。フーリエ空間におけるξ軸およびη軸は、実空間におけるxおよびyを示す。1601、1602、および1603は、それぞれθとして90度、60度、および30度を示す。
開口1604は、図15のS2503で用いられる。この位置は、図7の物体ビーム角度に対応する。
図17に、球殻でフーリエ空間を覆うために、物体ビームの入射角の別の範囲を示す。この走査は、水平線形走査と垂直線形走査の組合せである。そのため、この走査方法を交差走査と呼ぶことがある。
図18に、(θ,φ)=(−60°〜60°,0°)のおよび(−60°〜60°,90°)100個の角度を用いた交差走査での球殻を示す。これら100個の角度は、水平方向に沿った50個の角度および垂直方向に沿った50個の角度を意味する。
図19に、100個の角度での交差走査による再構築像を示す。この像は、図12と図18の積のIFFTによって計算される。この像もx軸およびy軸に関して対称である。x軸およびy軸の両方に沿った棒状構造を再構築することができる。
(第2実施形態:スパイラル走査)
この実施形態における下記の構成は軸外法に基づくものである。
図20では、システム2800は、レーザ源2801から放出される入射光を第1のビームスプリッタ2802によって2本のビームに分離し、これらのビームを第2のビームスプリッタ2812によって合成する。このシステムでは、レンズユニット(2814、2815、2816、および2817)を用いることができる。一方のビームを物体ビーム2807と呼び、他方のビームを参照ビーム2803と呼ぶことができる。試料2809は、物体ビーム側に配置される。物体ビーム2807は、ガルバノメータミラー2808によって傾けられる。この傾きにより、検出器2806上で物体ビームと参照ビームの間に角度が生じ、それによって、検出器2806上で縞パターンが生成される。この縞パターンはデジタルホログラムとして記録される。
ガルバノメータミラー2808の角度を変化させることによって、試料2809に対する物体ビーム2807の入射角を制御し得る。この入射角を制御することによって、試料2809を多数の角度で走査することができ、それによって、試料2809の3次元像を再構築し得る。ガルバノメータミラー2808が3次元的に動いてもよいし、2つのガルバノメータミラーを用いてより効率的に走査してもよい。
このシステムは位相シフト法ではなく軸外法に基づくものであるため、位相シフトを生成するための変調器、例えばAOMは必要とされない。システム2800は、この種のハードウェアを含まない。したがって、システム2800は、位相シフト法によるデジタルホログラフィ顕微鏡よりも単純である。
図21A、21B、および21Cに、ホログラムの例を示す。波長は0.543μmである。試料の形状は球であり、その直径は5μmであり、その屈折率は1.51である。周囲の屈折率は1.49である。視野サイズは13μmである。対物レンズ2810のNA(開口数)は0.8である。図21Aは物体ビームの入射角θが大きい場合に対応し、図21Cは物体ビームの入射角が小さい場合に対応する。図21Bは、物体ビームの入射角θが中くらい(図21Cに示す小さな入射角θと図21Aに示す大きな入射角θの間)の場合に対応する。
図22A、22B、および22Cに、それぞれ図21A、21B、および21Cのホログラムのスペクトルを示す。これらのスペクトルは、数値フーリエ変換によって計算されたものである。
検出器2806上の光強度は式(5)で表現される。
・・・(5)
(x,y)およびE(x,y)は、それぞれ物体ビームおよび参照ビームの電界である。第1項および第2項は0次光に(図22A〜22Cの中央の分布2201に)対応し、第3項は+1次項(図22A〜22Cの右側の分布)に対応し、第4項は−1次光(図22A〜22Cの左側の分布)に対応する。
第3項は、下記のように書き換えることができる。光は極めて高速で伝播するので、位相自体を観察することはできないが、位相差を観察することはできる。下記の式(6)の(φ(x,y)−φ)は、位相差を意味する。
・・・(6)
+1次光は、それぞれ図22A、22B、および22Cのように演算開口2205、2206、および2207を用いることによって取り出すことができ、+1次光のフーリエ変換が上記の式に対応する。そのため、位相分布を再構築することができる。
図21Aで縞パターン(より大きな入射角)がより細かいことにより、図22Aで+1次光が0次光2201からより遠くに離れる。+1次光が0次光により近いと、演算開口のサイズが小さくなる。これは、+1次光が0次光に重なり得るからである。解像力は開口の直径に比例するので、開口サイズが小さいことは解像力が低いことを意味する。そのため、入射角が小さいと解像力が小さくなる。
図23に、物体ビームの走査方向を示す。図23のξおよびηは、それぞれフーリエ空間におけるx軸およびy軸に対応する。+1次光を取り出すための演算開口2301、2302、および2303の中心位置は、開口のサイズを変化させながら、移動/回転する。矢印2305は、試料を多数の角度で走査する一例を示す。要するに、物体ビームと光軸(z)の間の角度は、矢印2305で示す方向に沿って走査しながら、徐々に小さくなり得る。一般に、軸外法では固定演算開口を用いるが、本実施形態では、図24に示すようにコンピュータが実行する演算によって開口を作為的に移動または回転させる。そのため、軸外角度として入射角を効率的に用いる新規のシステムが新たに提供される。
開口の中心位置での半径(図23の点線2306、2307)には、上限と下限があり得る。この半径が大きいことは、ホログラムにおける縞が細かいことを意味する。上限2306は、検出器のピッチによって決まることがある。これは、検出器が縞パターンを認識する必要があるからである。この半径が小さいと、開口数の大きさが小さくなる。下限2307は、必要とされる解像力によって決まり得る。これは、開口の直径が必要とされる解像力を満足する直径よりも大きい必要があるからである。
高解像3次元像を得るために、小さいほうの点線円2307内の領域も走査すべきである。検出器に対して参照ビームを傾けることによって、この領域で検出器上の縞パターンを取得できる。
図25に、検出器2806に対して参照ビーム2803を傾けたシステムを示す。この参照ビーム2803は、第2の参照ビームとみなし得る。検出器2806の法線ベクトルと参照ビーム2803の間の角度は極めて小さく、例えば1〜2度である。これは、この角度が対物レンズ2810およびチューブレンズ2811の倍率で小さくなるからである。図23の矢印2305は、小さいほうの点線円2307の外側にあり、図20の構成が用いられる。次に、図23の矢印2305が小さいほうの点線円2307の内側にある場合、図23の座標の原点をシフトするために図25の構成が用いられる。図20のシステムと図25のシステムを素早く切り替えるには、ミラー3304を傾ければよい。矢印が図23の2307の外側にある場合、ミラー3304(図20の2804)が用いられ、矢印が図23の2307の内側にある場合、ミラー3304が用いられる。
図26に、図25に示す構成で+1次光を取り出すための演算開口(2697、2698、2699)の中心位置を示す。参照ビーム2803を傾けることは、スペクトルのη軸をシフトさせることを意味する。演算開口の直径は、円の中心と座標の原点との距離に比例する。したがって、図26の矢印が小さいほうの点線円2607の内側にあっても、演算開口のサイズは、必要とされる解像力を得るのに十分に大きい。
(第3実施形態:両方のビームを走査する)
この実施形態では、物体ビームの照明角度を変化させながら参照ビームの角度を制御する方法を説明する。
図27に、軸外ホログラフィシステム2700を示す。レーザ源2701からのビームは、ハーフミラー2702によって物体ビーム2709と参照ビーム2703に分割される。物体ビーム2709は、走査ミラー2710、レンズ2711、レンズ2712、物体2750、レンズ2713、レンズ2714、およびハーフミラー2708を介して検出器2707に進む。参照ビーム2703は、走査ミラー2704、レンズ2705、レンズ2706、およびハーフミラー2708を介して検出器2707に進む。検出器2707は、物体ビームおよび参照ビームによって形成される縞パターンを検出し得る。
レンズ1 2711およびレンズ2 2712により、ミラー2710と物体ビーム2750が互いに共役になり、そのため、ミラー2710を傾けても、物体2750内でビームの位置が変化しない。レンズ3 2713は対物レンズであり、レンズ4 2714はチューブレンズであり、これらのレンズにより像が拡大される。レンズ5 2705およびレンズ6 2706は、参照ビームの直径を変化させて物体ビームの直径に合わせる。
走査ミラー2710は、物体ビームと光軸の間の角度である物体ビームの角度を制御し、走査ミラー2704は、参照ビーム2703と光軸の間の角度である参照ビームの角度を制御する。物体ビーム2709の経路では、走査ミラー2710の位置が物体2750の位置と共役であり、物体2750の位置が検出器2707の位置と共役である。参照ビーム2703の経路では、走査ミラー2704の位置が検出器2707の位置と共役である。
物体ビーム2709と参照ビーム2703との相対角度は一定ではなく、走査中に縞ピッチdを一定に保つために変化する。
図28に、縞ピッチを一定に保つためのθOBJとθREFの関係を示す。計算に際して、λ=543nmかつd=15.6μmと仮定する。この実施形態では、物体ビーム2709の角度は一定の間隔で変化し、参照ビーム2703の角度は下記の式(7)を満足するように独立に制御される。
・・・(7)
物体ビーム2709の角度を走査中に変化させても、図28に示す関係に基づいてθOBJとθREFの関係が変化する限り、縞のピッチは維持される。第2実施形態のシステムでは、スパイラル走査のために各縞ピッチが変化するが、参照ビームも物体ビームのスパイラル走査に従って走査される場合、各縞ピッチは一定に保たれる。
図29に、別の軸外ホログラフィシステムを示す。レーザ2701からの光ビームが、物体ビーム2709と参照ビーム2703に分割される。物体ビーム2709は、走査ミラー2710、レンズ群(2950、2951、2952、2953、2954、および2955)、物体2956、レンズ2957、レンズ2958、およびハーフミラー2959を介して検出器2960に進む。参照ビーム2703は、走査ミラー2704、レンズ2970、レンズ2969、回折格子2968、レンズ2967、開口2966、レンズ群(2965、2964、2963、2962、および2961)、およびハーフミラー2959を介して検出器2960に進む。
走査ミラーは、上記の実施形態で説明したようにθOBJとθREFの関係を維持しながら移動し得る。
この実施形態では、走査ミラー2710と走査ミラー2704の角度は互いに同期している。回折格子2968によって生成され、開口2966によって空間的にフィルタリングされる1次回折ビームは、参照ビーム2703として用いられる。開口2966は、他のすべての次数の回折ビームを遮断する。
開口2966内での回折ビームの位置は、ミラー2704を走査することによってシフトする。回折格子がy軸に沿ったスリットを有し、走査方向がx軸に平行である場合、走査中に、1次回折ビームの領域が他の次数の回折ビームの領域と重なり合うことがある。1次回折の領域は、他のすべての次数の回折ビームを遮断するために分離すべきである。
図30Aに、y軸に対してわずかに傾けた回折格子2968を示す。このようにわずかに傾けることによって、開口位置での各次数の回折ビームの領域がy軸に沿ってシフトする。図30Bに、1次回折ビーム3010を除くすべての次数の回折ビーム(例えば、0次光3020)を遮断する開口3000の一例を示す。回折格子によって生じる歪みが顕著な場合、開口の形状を改変し得る。|x|位置が大きくなるほど、開口部分の|y|位置をわずかに大きくし得る。
参照ビームの経路では、回折格子2968の位置は走査ミラー2704の位置と共役であり、走査ミラー2704の位置は検出器2960の位置と共役である。
物体ビームの経路では、走査ミラー2710の位置は物体2956の位置と共役であり、物体2956の位置は検出器2960の位置と共役である。
走査ミラー2710および走査ミラー2704の角度は、走査中に、同じ増分で同時に変化させ得る。こうすると、検出器上に生成される縞のピッチが一定に保たれる。検出器2960上に生成される縞のピッチは、回折格子2968のピッチによって決まる。下記の式(8)の関係を用いて言い換えると、縞パターンのピッチの式は、式(9)で記述し得る。
・・・(8)
ここで、Lは回折格子のピッチである。これにより、式(7)を次のように書き換えることができる。
・・・(9)
したがって、検出器2960上に生成される縞のピッチは、回折格子2968の格子ピッチによって決まる。
図31に示す別の実施形態では、一方の走査ミラーだけが、物体ビームおよび参照ビームの両方の角度を変化させる必要がある。
レーザ3100からのビームは、走査ミラー3101によって走査することができ、レンズ3102およびレンズ3103を介して回折格子3104に入力される。0次および1次の回折ビームは、レンズ3105を介してビーム制御ユニット3106に進む。
0次回折ビームは物体ビーム3198として用いられ、1次回折ビームは参照ビーム3199として用いられる。これらのビームはミラー3108およびPBS(偏光ビームスプリッタ)3109を介して検出器に進む。ビーム制御ユニット3106は3つの機能を有する。(i)0次および1次以外の回折ビームを遮断すること、(ii)物体ビーム(0次ビーム)3198の偏光状態を(偏光ベクトルが図の面内にある)p偏光に変化させること、および(iii)参照ビーム(1次ビーム)3199の偏光状態を(偏光ベクトルが図の面に直交する)s偏光に変化させることである。
これらの2本のビームは、p偏光を透過させs偏光を反射するPBS3109によって分離される。線形偏光子3118が検出器3117の前に挿入され、それによって、これら2本のビームの干渉によって生成される縞パターンのコントラストが最大になる。物体ビーム3198(p偏光)は、レンズ3110、レンズ3111、物体3112、レンズ3113、レンズ3114、ミラー3115、ハーフミラー3116、および偏光子3118を介して検出器3117に進む。参照ビーム3199(s偏光)は、PBS3109、ミラー3119、レンズ3120、レンズ3121、レンズ3122、レンズ3123、ハーフミラー3116、および偏光子3118を介して検出器3117に進む。
回折格子3104と走査ミラー3101の位置は互いに共役であり、そのため、走査ミラー3101が傾いても回折格子3104への入射ビームはx方向に沿ってシフトしない。
回折格子3104の位置は検出器3117と共役であり、そのため、検出器3117上に生成される縞のピッチは格子ピッチによって決まり、検出器上に生成される縞のピッチは一定に保たれる。
図32Aに、回折格子3104の一例を示す。傾けることの目的は、図30Aに示した前の実施形態と同じである。回折格子3104は、入射ビーム3299に従って、物体ビーム3198として少なくとも0次回折ビームを形成し、参照ビーム3199として1次回折ビームを形成する。
図32Bに、ビーム制御ユニット3106の一例を示す。物体ビーム3198の偏光状態をp偏光に変化させる偏光子3258がy=0のところに配置され、参照ビーム3199の偏光状態をs偏光に変化させる偏光子3259がy=0よりもわずかに高い位置に配置される。
例示の実施形態を参照して本発明の実施形態を説明してきたが、本発明は上記で説明した実施形態に限定されるものではないことを理解されたい。添付の特許請求の範囲は、最も広い解釈に従うものとし、そのため、その場合のあらゆる改変形態ならびに等価な構造および機能が含まれるものとする。

Claims (12)

  1. 試料に関する情報を検出するための干渉測定方法であって、
    レーザビームを放出することと、
    前記レーザビームを参照ビームと物体ビームとに分割することと、
    前記物体ビームをある入射角で前記試料を透過させることと、
    前記参照ビームと、前記試料を通過した前記物体ビームとを合成して干渉パターンを形成することと、
    前記干渉パターンを検出することと、
    複数の干渉パターンを検出し、前記試料の3次元像を再構築するために前記物体ビームを非線形走査することと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記検出された干渉パターンのデータを記憶して、前記記憶されたデータを用いることによって前記試料の前記3次元像を再構築する際に用いることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の干渉測定方法。
  3. 前記記憶されたデータに基づいて空間周波数スペクトルを計算することと、
    演算開口を用いることによって前記空間周波数スペクトルから指定された情報を得て前記試料の前記3次元像を再構築することとをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の干渉測定方法。
  4. 前記演算開口は前記非線形走査に従って移動されることを特徴とする請求項3に記載の干渉測定方法。
  5. 前記非線形走査はスパイラル走査であり、
    前記演算開口のサイズは、前記走査中に前記入射角の変化に従って変化させることを特徴とする請求項3に記載の干渉測定方法。
  6. 前記非線形走査はスパイラル走査であることを特徴とする請求項3に記載の干渉測定方法。
  7. 前記非線形走査は円形走査であることを特徴とする請求項1に記載の干渉測定方法。
  8. 前記物体ビームの前記入射角は走査中に維持され、そのため、各干渉パターンはほぼ同じ縞ピッチを有することを特徴とする請求項7に記載の干渉測定方法。
  9. 試料に関する情報を検出するための干渉測定方法であって、
    レーザビームを放出することと、
    前記レーザビームを参照ビームと物体ビームに分割することと、
    前記物体ビームをある入射方向に前記試料を透過させることと、
    前記参照ビームと、前記試料を通過した前記物体ビームとを合成して干渉パターンを形成することと、
    前記干渉パターンを検出することと、
    複数の干渉パターンを検出するために、前記物体ビームの前記入射方向を変化させることと、
    前記複数の干渉パターンの各縞ピッチが一定になるように前記参照ビームの伝播方向を変化させることと
    を含むことを特徴とする方法。
  10. 試料に関する情報を検出するための干渉測定方法であって、
    レーザビームを放出することと、
    前記レーザビームから第1の偏光の参照ビームおよび第2の偏光の物体ビームを生成することと、
    前記物体ビームをある入射方向に前記試料を透過させることと、
    前記参照ビームと、前記試料を通過した前記物体ビームとを合成して干渉パターンを形成することと、
    前記干渉パターンを検出することと、
    複数の干渉パターンを検出するために、前記レーザビームを走査して前記物体ビームの前記入射方向を変化させることと
    を含むことを特徴とする方法。
  11. デジタルホログラフィ顕微鏡であって、
    レーザビームを放出するように構成されたレーザ源と、
    前記レーザビームを、参照ビームと、ある入射角で試料を通過する物体ビームとに分割するように構成されたビームスプリッタと、
    前記物体ビームで前記試料を照射するように構成されたコンデンサと、
    前記試料によって回折された前記レーザビームを集光するように構成された対物レンズと、
    複数の干渉パターンを形成するために、前記入射角を維持しながら光軸の周りで前記物体ビームを回転させるように構成されたビーム角度コントローラと、
    前記干渉パターンを検出するように構成された検出器と
    を備えることを特徴とする顕微鏡。
  12. 試料の屈折率に関する情報を得るための干渉測定方法であって、
    参照ビームおよび試料を通過する物体ビームを準備することと、
    前記物体ビームと前記参照ビームを合成することによってある縞ピッチを有する干渉パターンを形成することと、
    前記干渉パターンを検出することと、
    前記縞ピッチを維持しながら前記物体ビームを走査して複数の干渉パターンを検出することと
    を含むことを特徴とする方法。
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