JPH1163945A - 面形状測定装置及びこれに好適な干渉測定装置 - Google Patents
面形状測定装置及びこれに好適な干渉測定装置Info
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- JPH1163945A JPH1163945A JP24221197A JP24221197A JPH1163945A JP H1163945 A JPH1163945 A JP H1163945A JP 24221197 A JP24221197 A JP 24221197A JP 24221197 A JP24221197 A JP 24221197A JP H1163945 A JPH1163945 A JP H1163945A
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Abstract
の面形状を高精度に測定することができる面形状測定装
置を得ること。 【解決手段】 僅かに周波数の異なる2つの光のうち一
方の光は参照面にて反射させ、他方の光は被測定面上に
所定の半開角のレンズ系を用いて入射させ、双方の反射
光を干渉させて、複数の素子を有する光検出器で測定信
号を得る際、該レンズ系と光検出器は筐体内に収納して
おり、測定信号は被測定面上で垂直反射して帰ってきた
光束に対応する該光検出器中の素子を選択し、この素子
を中心とする近傍素子によって得られるビート信号を加
算して得ており、該参照信号と該測定信号の位相差が一
定となるように該筐体と被測定面の間隔を光軸方向に制
御し、該筐体と被測定面を光軸直交方向に相対位置変化
させたときの該筐体の位置情報を測長手段にて読みとる
ことにより被測定面の面形状を測定すること。
Description
びこれに好適な干渉測定装置に関し、例えば、カメラ、
ビデオ、半導体素子製造装置などに用いられる比較的大
口径のレンズ、ミラー、金型などの滑らかに連続した物
体の面形状を計測する装置において、特に通常の干渉計
では測定困難な、非球面形状等を高精度に計測するのに
好適なものである。
測定する装置として光の干渉現象を利用した干渉装置が
多く利用されている。図8は光学第12巻第6号(1983
年12月)p450-454に開示された面形状測定装置の要部概
略図である。
ー、902はビームスプリッタ、903、904は偏光
ビームスプリッタ、905a、bはλ/4板、906は
対物レンズ、907は参照面、908はワーク(被測定
物)、909はワークステージ、910はフォーカス検
出器、911a、911bはビート信号検出器である。
ンレーザー901から射出された偏光方位が直交する周
波数f1、f2のわずかに周波数の異なる2つの光をf
1、f2とすると、これらの光はビームスプリッタ90
2で2分され、このうちビームスプリッタ902を通過
した光は第1の偏光ビームスプリッタ903にて空間的
に分離される。このうち光f1の光は直進して第2の偏
光ビームスプリッタ904を通過してλ/4板905a
で円偏光に変換され対物レンズ906にて被測定物(ワ
ーク)908の表面に焦点を結ぶように照射され、いわ
ゆるCat's Eye反射で対物レンズ906にもどり、λ/
4板905aを再び通過して直線偏光に変換されるが、
反射前の直線偏光とは90°方位が回転した状態で第2
の偏光ビームスプリッタ904に入射する。
なコーティングが施されており、戻ってきた光を2分割
して一方は透過させて第1の偏光ビームスプリッタ90
3へ、もう一方は反射させてフォーカス検出器910へ
と導く。
て前記対物レンズ906を矢印で示す光軸方向にサーボ
しワークが光軸と直交方向に移動しても常にワーク表面
上に焦点を結ぶようにしている。
れた光f2の光はλ/4板905bにて円偏光に変換さ
れ、レンズ、ミラーを介してワークステージ上に配置さ
れた参照面907で反射されて偏光ビームスプリッタ9
03に戻るが、λ/4板905bをもう一度通るため、
偏光方位が90°回転した直線偏光となっており、偏光
ビームスプリッタ903を透過してビート信号検出器9
11bへ向かう。
ッタ903に戻ってきた光もビート信号検出器911b
へ向かうため、参照面907で反射した光と干渉し、測
定ビート信号(F1−F2)がビート信号検出器911
bにて検出される。
ビームスプリッタ902で反射させて、干渉させて、ビ
ート信号検出器911aで参照ヒント信号を得ている。
ヒント信号検出器911bで得られる測定ヒント信号
と、ビート信号検出器911aにて得られる参照ビート
信号との位相差を測定し、ワーク908を光軸に直交す
る方向に走査させたときの位相差を積分することでワー
ク908の面形状を測定している。
装置では、被測定物908の表面上に光をフォーカスさ
せて反射してきた反射光の波面情報を取得している。こ
の方法では、被測定面908上に小さなゴミやキズ等が
あると、反射光が散乱するため、検出器911bに戻る
光量、位相が極端に変化し測定困難となるという問題が
あり、積算カウンタエラーによりその地点で測定が中断
してしまうという問題点があった。
等があっても測定されるビート信号が途切れることな
く、常に高精度に面形状を測定することができる面形状
測定装置の提供を目的とする。
信号を得ることができる干渉測定装置の提供を他の目的
とする。
は (1−1)僅かに周波数の異なる2つの光より基準とな
る参照信号を得るとともに該2つの光のうち一方の光は
参照面にて反射させ、他方の光は被測定面上に被測定物
の最大面傾斜角度以上の半開角を有するレンズ系を用い
て入射させ、該被測定面にて反射させ、双方の反射光を
干渉させて、複数の素子を有する光検出器で検出して測
定信号を得る際、該レンズ系と光検出器は筐体内に収納
しており、測定信号は被測定面上で垂直反射して帰って
きた光束に対応する該光検出器中の素子を選択し、この
素子を中心とする近傍素子によって得られるビート信号
を加算して得ており、該参照信号と該測定信号の位相差
が一定となるように該筐体と被測定面の間隔を光軸方向
に制御し、該筐体と被測定面を光軸直交方向に相対位置
変化させたときの該筐体の位置情報を測長手段にて読み
とることにより被測定面の面形状を測定することを特徴
としている。
記被測定物の測定位置に移動に伴う面傾斜の変化に対し
て選択すべき光検出器の素子の切り替えを行っており、
このとき加算する複数の素子の一部は、前回用いた複数
の素子の一部と重複していること。
号を得る際、複数のマルチプレクサとアナログ加算器を
組み合わせて得ていること。
ややdefocusした状態で入射させていること。
記被測定面上を同心円又はスパイラル状にスキャンして
該被測定面の3次元形状を求めていることを特徴等を特
徴としている。
を発生する手段と、該2周波数成分の一方を参照光路を
経由させ、且つ他方を被測定面の被測定域で反射させた
後、双方の反射光を干渉させる為の干渉光学系と、該干
渉光学系からの干渉光束を受光する光検出器とを有し、
該光検出器が複数の光検出素子を有し、前記被測定面の
被測定域を順次変更しながら、該複数の光検出素子中の
前記被測定域から垂直に反射した光束による干渉光束部
分に概略対応する位置の複数の光検出素子からの検出信
号を加算して得られる周期信号を用いて前記被測定面の
面形状を測定する事を特徴としている。
がら、前記周期信号を参照信号と比較し、相互の位相差
が一定となるように前記干渉光学系を前記被測定面に対
して相対変位させたときの該相対変位を測定する事によ
り、前記被測定面の面形状を測定すること。
前記被測定域から垂直に反射した光束による干渉光束部
分に概略対応する部分の複数の光検出素子を選択し該選
択された光検出素子からの検出信号を加算する手段を有
すること等を特徴としている。
渉光学系からの干渉光束を受光する光検出器とを有し、
該光検出器が複数の光検出素子を有し、該複数の光検出
素子中の特定の干渉光束部分に概略対応する位置の複数
の光検出素子からの検出信号を加算して干渉信号を得る
事を特徴としている。
束部分に概略対応する部分の複数の光検出素子を選択し
該選択された光検出素子からの検出信号を加算する手段
を有すること等を特徴としている。
図、図2は図1の測定光学ヘッド(測定ヘッド)の部分
説明図である。
より成っている。2はAOM周波数シフターであり、レ
ーザ1からのレーザ光を周波数の異なる2つの波長に変
換している。3は偏波面保存作用のある光ファイバーで
あり、AOM周波数シフター2からのレーザ光を測定光
学ヘッド7に導光している。測定光学ヘッド7は図2に
示す構成より成り、被測定物としての8の面形状を後述
する方法で測定している。
している。102はコラム、103はr移動テーブルで
あり、図中r方向へ移動している。104はZ移動テー
ブルであり、図中Z方向(光軸方向)に移動している。
105はワークホルダ、106はθ回転テーブルであ
り、図中θ方向に回転している。、107a、107b
はボールねじ、108a、108b、はテーブル駆動モ
ーターであり、これらによってr移動テーブル103、
Z移動テーブル104を所定方向に駆動させている。
a、202b、202cはレーザー測長用干渉計(測長
手段)、203はレーザー測長器用の光ファイバー、2
04、205は位置測定用の基準平面ミラーであり、こ
れらの各要素でr移動テーブル103、Z移動テーブル
104の移動情報(位置情報)を検出している。
上にr、θ、Zの円筒座標系を想定したとき、測定光学
ヘッド7はr移動テーブル103上に配置されたZ移動
テーブル104上に配置されており、測定光学ヘッド7
の測定光軸がZ軸に平行となっている。ワーク8はθ回
転テーブル106上に配置されたワークホルダ105上
に載置されている。
ーブル104の位置はレーザー測長器ヘッド201から
射出した光を、光ファイバー203にて、レーザー測長
器用干渉計202a、202b、202c等に導くこと
により、それぞれ位置測定用基準ミラー204、205
との相対位置が精密に測定されている。
4はボールねじ107a、107bやテーブル駆動モー
ター108a、108b、108cの作用により、自在
に移動可能となっている。
転角検出エンコーダが具備されている。
と、ワーク8は、それらの相対位置関係がこのr、θ、
Z円筒座標系において任意に変化可能となっており、か
つその位置関係が精密に測定可能となっている。
の周辺部の構成とその動作を説明する。
シフタ2の作用で偏光方位が直交する2つのわずかに周
波数が異なる光(2周波光)Laに変換され、偏波面保
存光作用のある光ファイバー3に入射し、ファイバー線
を伝送して測定光学ヘッド7へ導かれ、末端部より偏光
方位を維持した状態で2周波光Laを射出する。
であるため、コリメータレンズ71で平行光として偏光
ビームスプリッタ72に入射し、2周波光のうち一方の
光La1は反射されて参照平面74側へ、もう一方の光
La2は透過してワーク8側へ進む。
板73aで円偏光に変換されて参照平面74で正反射さ
れ、再びλ/4板73aを通って直線偏光に変換されて
偏光ビームスプリッタ72に戻るが、偏光方位が90°
回転しているために、今度は透過して一次元アレイから
成る光検出器9側へ進む。
4板73bで円偏光に変換されて対物レンズ75で収斂
光となってワーク8表面で焦点を結び、いわゆるCat's
Eye(キャッツアイ)反射されて対物レンズ75、λ/
4板73b、と戻り、直線偏光に変換されて光ビームス
プリッタ72に戻るが、偏光方位が90°回転している
ために、今度は反射して光検出器9側へ進む。
面傾斜角よりも大きな半開角を有し、また対物レンズ7
5に入射させる光も、この半開角いっぱいに入れてい
る。
れぞれの光を偏光板76を介して円偏光とし、この作用
で干渉させ、拡散レンズ78を通して1次元アレイより
成る光検出器(センサ)9の幅いっぱいに入射させる。
この1次元アレイより成るセンサ9の各素子からは、2
つの周波数の差に相当する周波数のいわゆるビート信号
が観測されるが、ワーク8の面傾斜に対応するために被
測定面8から正反射してくる光束に相当する素子からの
信号をマルチプレクサ80で高速に切り替えて、あたか
も連続したデータのように取り出している。
の入力信号の中からアドレスされた信号のみを出力線に
導く高速なスイッチ機能を有する素子を意味するもので
ある。
ト信号)と基準となるビート信号(以下基準ビート信
号)との位相差を測定することにより、参照平面74側
に向かった光とワーク8側に向かった光の光路長差の変
化を求めている。このとき逆に位相が一定になるように
測定光学ヘッド7を光軸方向にサーボしておき(位相ロ
ックサーボ)、ワーク8と測定光学ヘッド7の相対位置
を光軸に直交する面内で変化させながら、その移動量を
別の直交座標測定系で読むことによりワーク8の表面の
3次元形状を原理的に測定している。例えば各要素を収
納した筐体TSの面TSaからワーク8の表面までの距
離情報を得ている。
ライバ4からミキサ回路を通して2つのドライブ周波数
の差(f1−f2)を得ている。この参照ビート信号を
位相計5に入力している。尚、従来例のように干渉計に
入射する直前の光を干渉させて基準ビート信号としても
良い。
定光学ヘッド7(筐体TSの面TSa)の相対位置は装
置上の円筒座標系内で任意に移動かつ測定可能となって
いる。例えばZステージ104を測定光学ヘッド7から
の信号によりサーボしながらθ移動ステージ106を回
転させるとともに、r移動ステージ103にてワーク半
径方向rに移動させて、ワーク8の表面を同心円または
スパイラル状にスキャンして、各移動ステージの位置を
読み取ることにより3次元形状を測定している。
さなゴミやキズがあった場合、対物レンズ75で完全に
フォーカスした状態だと光のスポット径は、波長NAに
依存するが、スポット径が数μmとゴミ、キズと同レベ
ルとなるとワーク8の表面からの信号を失い、データ飛
びを起こすことになる。
光学ヘッド7の間隔をわずかに移動させ、いわゆるde
focusを故意に与え、光のスポット径を拡大してい
る。
き、光軸方向にdefocus量dを与えると、スポッ
ト径uは φu=2f・tanP で表される。このとき図3に示すように反射光波面は湾
曲し、干渉縞にしてW(本)の同心円状縞を生じること
になる。
光の波長をλ=633とすればdefocus=0.1
mmを与えるとスポット径は115μmとなり、この時
の波面湾曲は干渉縞約42本相当を生じる。defoc
usによる波面変化はほぼ2次式で近似できるから同心
円の中心部10%の波面変化は約0.4本となる。すな
わち、スポットの中心11μmの波面変化は0.4本と
小さく、対応するアレイセンサ9からの信号を加算して
もビート信号の強度低下はさほど起きない。
大きさとdefocus量とは所定の関係にあり、例え
ば想定されるゴミ、キズの大きさ2倍以上のエリアから
信号をとれば信号とびは回避されるとすれば、1〜2μ
mのゴミ、キズに対してφ5μm程度のエリアから信号
をとれば良く、defocus=0.05mmを与えれ
ばスポット径はφ58μmとなり、その約10%である
φ5μm内での波面変化は0.2本となり、十分なビー
ト信号が得られる。
0.05mmのdefocusを与え、そのときの位相
を保持するようにサーボをかけると良いことになる。
ように48素子より成るアレイセンサ(光検出器)9か
らの出力信号を3個の16chマルチプレクサ80(M
PX1〜3)の入力チャンネルに端から順番に1、2、
3、1、2、3…と結線しておき、出力線をアナログ加
算器89に結線しておく。各マルチプレクサの出力信号
はアドレス信号(DA1〜DA4、DB1〜DB4、D
C1〜DC4)により任意に選択できるから、不図示の
コンピュータからの指令でアレイセンサ9の内の任意の
連続する3素子からの出力の加算信号を得ることができ
る。
プレクサ80の数を増やせば良いことは明らかである。
入力チャンネル数の多いマルチプレクサ80を用いる
か、マルチプレクサ80を多段に接続し、1段目で選択
した出力からさらに2段目で選択するといった方法で対
応が可能である。
マルチプレクサ80を接続しておき、連続する素子から
の出力を加算して出力とする場合、滑らかに連続した面
を測定する場合、測定面傾斜に応じて中心とする素子を
切り替えるときに測定信号が失われないという利点があ
る。例えば図4の例だと連続する3素子の加算を行う場
合、ある測定位置の面傾斜に対応する素子が5番目の素
子であったとし、その前後の素子を加算する信号とすれ
ば、4、5、6番目の素子を加算して出力とするが、次
の測定位置で面傾斜に対応する素子が6番目となったと
きは、素子5、6、7を用いており、このとき4番目の
信号を7番目の信号に切り替えるだけでよく、この切り
替えの間も5、6番目の信号は出力されている。
5、6、7の一部5が前回用いた複数の素子4、5、6
の一部5と重複するようにしている。これにより測定す
る面が滑らかに連続した面であれば面傾斜に対応する素
子も滑らかに変化するはずだから、測定領域全体におい
て、このような切り替えを可能としている。
ート信号の振幅が変化しても位相の変化への影響は小さ
い。
ドとその周辺の説明図である。
比べて、測定座標系が直交座標系に変わるとともに、面
傾斜に対応する素子配置が2次元状になり、したがって
測定ビート信号を検出する手段が1次元のアレイセンサ
9から2次元のエリアセンサ91に置き換わった点が異
なっており、その他の構成は同じである。
でない任意の形状に対しても良好に形状を測定すること
ができるようにしている。
8上のゴミ、キズによる影響を避けるために、測定光学
ヘッド7と、ワーク8間の距離をCat's Eye位置よりわ
ずかにずらし、ワーク8上のスポット径を大きくすると
ともに、測定信号センサであるところの2次元エリアセ
ンサ91の面傾斜に対応する素子近傍の信号を加算して
いる。
素子を中心とする9素子を加算する場合、後段のマルチ
プレクサの配線は図7のようなものが適用可能である。
A、B、C…、列番号を1、2、3…をしたとき、A行
のセンサ出力を3つのマルチプレクサの入力端子に列番
号順に結線しておき、この3つのマルチプレクサの出力
を3チャンネルの加算器の入力端子に結線しておく。こ
のようにしておくことで、一つの行について見たとき、
連続する3つの素子の加算結果が得られる。
れぞれの加算器出力を後段の3つのマルチプレクサ入力
に行番号順に結線しておき、この3つの後段マルチプレ
クサの出力を3チャンネルの後段加算器の入力端子に結
線しておく。このようにすることで連続する3行の加算
結果をさらに加算する事ができる。
ドレスを適切に指定することで面傾斜に対応する素子と
その近傍素子9個の出力の加算結果を得ることができ
る。
以上の素子の加算も同様の考え方で対応可能である。
と同様に面傾斜に対応する中心素子を切り替えるとき、
加算する全素子を切り替える必要は無いため、切り替え
時に信号が途絶えることが無いという効果を生じる。
することで、受光量は増えるため信号強度の増大も期待
できる。又、干渉状態に応じて常に適切に干渉信号を得
ることができる干渉測定装置を達成することができる。
設定することにより被測定面上に小さなゴミやキズ等が
あっても測定されるビート信号が途切れることなく、常
に高精度に面形状を測定することができる面形状測定装
置を達成することができる。又、干渉状態に応じて常に
適切に干渉信号を得ることができる干渉測定装置を達成
することができる。
ン光)を測定光学ヘッドへ導く。 (A2)ヘテロダイン光の一方の光は参照面にて正反射
させ、他方の光は被測定面上に被測定物の最大面傾斜角
度以上の開口数(NA)を有するレンズを用いてフォー
カスさせ、Cat's Eye反射で戻ってきた両方の光を干渉
させてビート信号が検出できる1次元または2次元アレ
イ光検出器に入射させる。 (A3)このとき、測定光学ヘッドと被測定物間距離を
調整して被測定面上で光束をわずかにdefocusさ
せ、広い面積の情報を拾えるようにしておく。 (A4)前記ビート信号は被測定面上で垂直反射して帰
ってきた光束に対応する光検出器画素を中心とする近傍
画素によって得られるビート信号を加算して得るものと
し、測定位置の変化に伴って垂直反射光束に対応する光
検出器画素を高速に切り替える。 (A5)参照信号と測定信号の位相差が一定となるよう
に該測定光学ヘッドと被測定物の間隔を光軸方向に制御
する。 (A6)該測定光学ヘッドもしくは被測定物に移動装置
を設けておき、直交座標系において相対位置が変化可能
とし、該直交座標系の一つの軸(例えばZ軸)を該ヘテ
ロダイン干渉計の測定光軸と一致させ、被測定物の存在
範囲をX、Yに走査して移動させたときの移動物体の
X、Y、Z位置を別に設けた測長装置にて正確に読み取
ることにより被測定物の3次元形状を測定する。等の構
成をとることにより (B1)被測定面に小さなゴミ、キズがあっても測定さ
れるビート信号が完全に途切れることが少なくなり、安
定した測定が可能となった。 (B2)連続する素子の加算結果を使用するので、素子
の切り替え時に加算している全素子を切り替える必要が
なく、素子切り替え時の信号途切れが無くなった。 (B3)多くの素子信号を加算するため多くの光量が集
められ、信号強度が向上した。 等の効果を得ている。
面図
詳細図
る動作説明図
詳細図
Claims (10)
- 【請求項1】 僅かに周波数の異なる2つの光より基準
となる参照信号を得るとともに該2つの光のうち一方の
光は参照面にて反射させ、他方の光は被測定面上に被測
定物の最大面傾斜角度以上の半開角を有するレンズ系を
用いて入射させ、該被測定面にて反射させ、双方の反射
光を干渉させて、複数の素子を有する光検出器で検出し
て測定信号を得る際、該レンズ系と光検出器は筐体内に
収納しており、測定信号は被測定面上で垂直反射して帰
ってきた光束に対応する該光検出器中の素子を選択し、
この素子を中心とする近傍素子によって得られるビート
信号を加算して得ており、該参照信号と該測定信号の位
相差が一定となるように該筐体と被測定面の間隔を光軸
方向に制御し、該筐体と被測定面を光軸直交方向に相対
位置変化させたときの該筐体の位置情報を測長手段にて
読みとることにより被測定面の面形状を測定することを
特徴とする面形状測定装置。 - 【請求項2】 前記光検出器より測定信号を得る際、前
記被測定物の測定位置に移動に伴う面傾斜の変化に対し
て選択すべき光検出器の素子の切り替えを行っており、
このとき加算する複数の素子の一部は、前回用いた複数
の素子の一部と重複していることを特徴とする請求項1
の面形状測定装置。 - 【請求項3】 前記光検出器よりビート信号を得る際、
複数のマルチプレクサとアナログ加算器を組み合わせて
得ていることを特徴とする請求項1の面形状測定装置。 - 【請求項4】 前記被測定面上には光束をややdefo
cusした状態で入射させていることを特徴とする請求
項1の面形状測定装置。 - 【請求項5】 前記筐体内からの光束で前記被測定面上
を同心円又はスパイラル状にスキャンして該被測定面の
3次元形状を求めていることを特徴とする請求項1の面
形状測定装置。 - 【請求項6】 異なる2周波数成分を含む光束を発生す
る手段と、該2周波数成分の一方を参照光路を経由さ
せ、且つ他方を被測定面の被測定域で反射させた後、双
方の反射光を干渉させる為の干渉光学系と、該干渉光学
系からの干渉光束を受光する光検出器とを有し、該光検
出器が複数の光検出素子を有し、前記被測定面の被測定
域を順次変更しながら、該複数の光検出素子中の前記被
測定域から垂直に反射した光束による干渉光束部分に概
略対応する位置の複数の光検出素子からの検出信号を加
算して得られる周期信号を用いて前記被測定面の面形状
を測定する事を特徴とする面形状測定装置。 - 【請求項7】 前記被測定面の被測定域を順次変更しな
がら、前記周期信号を参照信号と比較し、相互の位相差
が一定となるように前記干渉光学系を前記被測定面に対
して相対変位させたときの該相対変位を測定する事によ
り、前記被測定面の面形状を測定する事を特徴とする請
求項6の面形状測定装置。 - 【請求項8】 前記複数の光検出素子中の前記被測定域
から垂直に反射した光束による干渉光束部分に概略対応
する部分の複数の光検出素子を選択し該選択された光検
出素子からの検出信号を加算する手段を有する請求項6
の面形状測定装置。 - 【請求項9】 2光束を干渉させる為の干渉光学系と、
該干渉光学系からの干渉光束を受光する光検出器とを有
し、該光検出器が複数の光検出素子を有し、該複数の光
検出素子中の特定の干渉光束部分に概略対応する位置の
複数の光検出素子からの検出信号を加算して干渉信号を
得る事を特徴とする干渉測定装置。 - 【請求項10】 前記複数の光検出素子中の特定の干渉
光束部分に概略対応する部分の複数の光検出素子を選択
し該選択された光検出素子からの検出信号を加算する手
段を有する請求項9の干渉測定装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24221197A JP3584151B2 (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 面形状測定装置 |
US09/132,772 US6008901A (en) | 1997-08-22 | 1998-08-12 | Shape measuring heterodyne interferometer with multiplexed photodetector aaray or inclined probe head |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24221197A JP3584151B2 (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 面形状測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018194555A (ja) * | 2014-05-19 | 2018-12-06 | テイラー・ホブソン・リミテッドTaylor Hobson Limited | 物体の幾何学的な計測装置および方法 |
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