JP2013231531A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換器を使用するまでの間、長期間に亘って、熱交換器に取り付けられた伝熱管の経年劣化を防止し、非使用状態から使用状態に即座に移行可能な熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器100は、複数の伝熱管104を有し、伝熱管104の内側を流れる高温の蒸気と、伝熱管104の外側を流れる低温の外気(空気)との間で熱交換が行われる多管式の熱交換器である。伝熱管104は、外表面が外気に晒されないように保護膜105で被覆されている。保護膜105は、伝熱管104の内側に高温の蒸気が流れることによって昇華する材料からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器に関する。
従来、複数の伝熱管を備えた多管式の熱交換器が知られている。熱交換器に用いられる伝熱管は、銅または銅合金、ステンレス等の材質からなる。伝熱管が外気に晒されている状態で熱交換器を保管するなど、熱交換器を長期間に亘って使用しない状態(非使用状態)が続く場合、伝熱管が劣化してしまうおそれがあり、熱交換器を使用する前に伝熱管の交換が必要になることがある。
特許文献1には、銅または銅合金管の直管またはコイル全体が樹脂フィルムにより覆われ、梱包内雰囲気の露点が22℃以下とされた梱包方法が開示されている。特許文献1に記載の梱包方法によれば、銅または銅合金管が本質的に外気と接触しないように梱包されるため、長期間に亘って伝熱管の劣化を防止することができる。
特開2002−274590号公報
しかしながら、特許文献1に記載の梱包方法は、伝熱管に対するものであり、熱交換器に伝熱管を装着した状態で伝熱管を保護することができるものではない。特許文献1に記載の梱包方法では、長期間に亘って伝熱管を保管することはできるが、熱交換器を使用するためには、伝熱管を梱包する樹脂フィルムを取り除き、伝熱管を熱交換器に取り付ける作業が必要になる。このため、樹脂フィルムを取り除いた後、すぐに熱交換器を使用することができない。
本発明は、複数の伝熱管を有し、伝熱管内を流れる第1流体と、伝熱管外を流れる第2流体との間で熱交換が行われる熱交換器であって、伝熱管内に第1流体が流れることによって昇華または溶融する保護部材が、伝熱管が第2流体に晒されないように設けられていることを特徴とする熱交換器である。
本発明によれば、熱交換器を使用するまでの間、長期間に亘って、熱交換器に取り付けられた伝熱管の経年劣化を防止することができる。本発明によれば、熱交換器を使用する際には保護部材が自然に取り除かれるため、非使用状態から使用状態に即座に移行することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る熱交換器の側面断面模式図。 図1のII−II線切断断面模式図。 熱輸送システムの一例を示す概略図。 非使用状態にある熱交換器が使用状態に移行するときの伝熱管表面の温度変化を説明するタイムチャート。 伝熱管内に蒸気が流れ、保護膜が昇華する様子を示す図。 保護膜が外気とともに排出される様子を示す図。 保護膜が除去された後の蒸気、水および外気の流れの様子を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係る熱交換器の側面断面模式図。 本発明の第3の実施の形態に係る熱交換器の側面断面模式図。 図9のX−X線切断断面模式図。 本発明の第4の実施の形態に係る熱交換器の側面断面模式図。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る熱交換器を説明する。
―第1の実施の形態―
図1は本発明の第1の実施の形態に係る熱交換器100の側面断面模式図であり、図2は図1のII−II線切断断面模式図である。図1に示すように、本実施の形態に係る熱交換器100は、縦型の多管式熱交換器であって、空気を冷却風として胴体101内に流通させ、伝熱管104内に流れる高温蒸気を冷却し、凝縮する冷却器である。
図1および図2は、熱交換器100の伝熱管104内に蒸気や水が流通されていない、すなわち熱交換器100が使用されていない状態(以下、非使用状態と記す。)における熱交換器100を示している。図1および図2に示すように、熱交換器100は、円筒形状の胴体101と、胴体101の上部に配置された入口側管板121と、胴体101の下部に配置された出口側管板122と、入口側管板121の上に配置された入口側水室131と、出口側管板122の下に配置された出口側水室132と、胴体101内に収容された複数の伝熱管104とを備えている。
胴体101の下部には、熱交換器100の外部から取り入れた空気(以下、外気と記す。)の流入口となる外気入口部111が設けられている。胴体101の上部には、外気の流出口となる外気出口部112が設けられている。胴体101は、入口側管板121によって上部開口が塞がれ、出口側管板122によって下部開口が塞がれて、内部に外気が流通される空間が形成されている。
入口側水室131の頂部には、蒸気の流入口となる蒸気入口管台136が設けられている。入口側水室131は、入口側管板121によって下部開口が塞がれ、内部に蒸気が流通される空間が形成されている。出口側水室132の底部には、水の流出口となる水出口管台137が設けられている。出口側水室132は、出口側管板122によって上部開口が塞がれ、内部に水が流通される空間が形成されている。
入口側管板121は、伝熱管104の蒸気入口側の端部、すなわち上端部を保持している。入口側管板121には、伝熱管104の上端部が挿通される貫通孔が設けられている。伝熱管104の上端部は、入口側管板121の貫通孔に挿通された後、拡管や溶接などにより入口側管板121に固着されている。
出口側管板122は、伝熱管104の水出口側の端部、すなわち下端部を保持している。出口側管板122には、伝熱管104の下端部が挿通される貫通孔が設けられている。伝熱管104の下端部は、出口側管板122の貫通孔に挿通された後、拡管や溶接などにより出口側管板122に固着されている。
伝熱管104は、両端部が入口側管板121および出口側管板122により保持され、入口側水室131と出口側水室132とを連通している。後述するように、熱交換器100が作動しているときには、入口側水室131に流入した蒸気は、伝熱管104内を通過する際に伝熱管104外を流れる外気との熱交換により凝縮して水となり出口側水室132に流れ落ちる。
胴体101の内部には、伝熱管104の長手方向に所定間隔でバッフル板106が設けられている。バッフル板106には伝熱管104が挿通される貫通孔が設けられている。バッフル板106は、外気が蛇行して流れるように配設されており、外気入口部111側である図示左側、あるいは、外気出口部112側である図示右側に隙間が設けられている。図示するように、バッフル板106を交互に設けることにより、適切な流速を確保することができる。
図2に示すように、複数の伝熱管104は、千鳥状に配列されている。なお、管配列は千鳥状に限らず碁盤目状などであってもよい。図1に示すように、複数の伝熱管104は、上述したように、上端部が入口側管板121によって支持され、下端部が出口側管板122によって支持されている。本実施の形態では、伝熱管104の材質は、ステンレス鋼を採用した。伝熱管104の外径は約22.2mm、厚さは約1mm、管ピッチは約50mmである。
図1および図2に示すように、各伝熱管104の外表面は、伝熱管104が外気に晒されないように保護膜105によって覆われている。保護膜105は、伝熱管104が外気に直接接触しないように設けられるものであるので、外気の通過抵抗を考慮すると、保護膜105の厚みはできるだけ薄くすることが望ましい。本実施の形態では、保護膜105の厚みは1mm程度であり、複数の伝熱管104の間を流れる外気の圧力損失を抑えている。
保護膜105は、伝熱管104内に高温の蒸気が流れる時の伝熱管104の表面温度以下の温度で昇華する材料からなる。保護部材である保護膜105の材料(以下、保護材と記す。)としては、昇華温度Tsが、外気の入口温度T0よりも高く、かつ、伝熱管104内に高温の蒸気が流れる時の伝熱管104の表面温度T1以下(T0<Ts≦T1)の材料が選定される。本実施の形態では、外気の入口温度T0が20℃であり、伝熱管104を介して外気と高温蒸気との間で熱交換が行われ、熱的に平衡な定常状態となったときの伝熱管104の表面温度T1が134℃である。このため、本実施の形態では、保護材として、昇華温度Tsが113.5℃のヨウ素を採用した。
保護膜105は、入口側管板121および出口側管板122によって支持された伝熱管104に向けて、たとえば、スプレーなどで伝熱管104の外表面に固体のヨウ素を付着させることにより形成することができる。胴体101には、保護膜105を施工するための開口(不図示)が設けられており、施工後に閉止される。
図3は、熱輸送システム170の一例を示す概略図である。熱輸送システム170は、発熱体109からの熱を回収する熱回収熱交換器108と、蒸気と外気との間で熱交換を行う空冷式の熱交換器100と、熱回収熱交換器108と熱交換器100との間に配設される弁107とを備えている。
発熱体109は、特定の条件が成立したときに発熱するものであり、長期に亘って条件が成立せず、その間、熱交換器100が使用されない状態(非使用状態)が続く場合がある。
この熱輸送システム170は、閉ループであって、予め空気を蒸気にて置換する蒸気置換処理が施されており、伝熱管104の内側、入口側水室131および出口側水室132の内側には、酸素等がほとんど存在していない。このため、伝熱管104の内側の経年劣化が防止されている。
胴体101の外気入口部111および外気出口部112は開放されており、非使用状態では胴体101の内側に外気が存在している。上述したように、伝熱管104の外側には外気が存在しているが、伝熱管104の外表面は、保護膜105によって覆われているため、熱交換器100を使用する前の状態において伝熱管104が外気に晒されることはない。
弁107は、発熱体109が発熱していないときには閉じており(図3(a)参照)、発熱体109が発熱したときに開かれる(図3(b)参照)。弁107には、たとえば高温蒸気の熱を受けて作動する溶融弁を採用することができる。図3(a)に示すように、発熱体109が発熱していない状態では、伝熱管104の外側の空気と、伝熱管104の内側の蒸気との間に温度差がなく、伝熱管104の内外で熱交換は行われない。
図4は、非使用状態にある熱交換器100が使用状態に移行するときの伝熱管表面の温度変化を説明するタイムチャートである。熱交換器100は、時点t0から時点t1までは非使用状態にある。非使用状態、すなわち伝熱管104内に高温蒸気が流れ込む前の状態にあっては、伝熱管104の表面温度は外気温度T0と同程度の温度となっている。非使用状態では、保護膜105の昇華温度Tsよりも伝熱管104の表面温度が低いため、保護材は固体の状態で伝熱管104の表面に保持されている。
特定の条件が成立し、発熱体109が発熱すると、図3(b)に示すように、発熱体109と熱回収熱交換器108との間で熱交換が行われ、熱回収熱交換器108内において水が蒸発し、熱回収熱交換器108からは高温蒸気が流出する。
弁107は、高温蒸気の熱を受けて溶融し、開放され、熱回収熱交換器108と熱交換器100とが連通する。熱回収熱交換器108から流出した高温蒸気は、配管を通って熱交換器100に導かれる。蒸気入口管台136から入口側水室131に流入した蒸気は、伝熱管104内に流れ込む。伝熱管104は、内部を流れる高温蒸気によって暖められ、温度が上昇する。時点t2で伝熱管104の表面温度は保護膜105の材料であるヨウ素の昇華温度Tsに達する。
時点t2を経過すると、図5において細い矢印で模式的に示すように、伝熱管104の表面に被覆される保護膜105の昇華が始まり、保護膜105が伝熱管104の表面より脱離する。保護膜105が昇華する際、伝熱管104より昇華熱が奪われ、伝熱管内を通過する蒸気が冷却される。
伝熱管104の内部を流れる高温蒸気と、外気との間に温度差が生じているため、伝熱管104および保護膜105を介して高温蒸気と外気との間で熱交換が行われる。伝熱管104の周囲に存在する外気は暖められることにより、胴体101内には自然対流が生じる。暖められた外気は、上昇して外気出口部112より流出され、熱交換器100の外部から冷たい外気が外気入口部111より流入される。外気入口部111から流入した外気は、図6に示すように、複数の伝熱管104の間を蛇行しながら上昇して、外気出口部112から流出される。昇華し、気体となったヨウ素は、図6において細い矢印で模式的に示すように、外気とともに外気出口部112より排出される。
図7に示すように、昇華が進み、保護膜105が完全に除去されると、すなわち伝熱管104の外表面が表出されて伝熱管104と外気とが直接接触するようになると、外気入口部111から取り入れられた低温の外気と高温の蒸気との間で伝熱管104を介して熱交換が行われる。
伝熱管104の温度上昇に伴って外気の温度が上昇するほど外気の流速も増加し、熱交換が促進される。伝熱管104の内部を流れる蒸気は、外気との熱交換により凝縮されて水となり、出口側水室132に落下する。出口側水室132に導入された凝縮水は、水出口管台137から流れ落ち、図3に示すように、配管を通って熱回収熱交換器108に戻る。図4に示すように、伝熱管表面温度は、最高温度Tmaxまで上昇し(時点t3)、その後、徐々に下がり、時点t4においてT1となる。時点t4において熱交換器100は、熱的に平衡な定常状態となっている。
上述した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)伝熱管104が外気に晒されないように保護膜105を設けた。伝熱管104の外表面が外気と接触していないため、伝熱管104の経年劣化を防止することができる。
これに対して、従来の熱交換器では、長期間に亘って保管状態(非使用状態)が続く場合に伝熱管が経年劣化してしまい、劣化した伝熱管を使用することができずに、新たに伝熱管を購入する必要が生じる場合がある。本実施の形態によれば、上述のように、経年劣化が防止されるので、伝熱管104の交換が不要となり、コスト低減を図ることができる。
従来の熱交換器では、長期間に亘って保管状態(非使用状態)が続く場合、定期的に経年劣化の度合いを調べるために超音波探傷試験等を行う必要がある。本実施の形態によれば、保護膜105に欠損がないかどうかを目視点検すればよく、超音波探傷試験等を行う必要がないため、メンテナンスコストの低減を図ることができる。
(2)保護膜105の材料には、伝熱管104内に高温の蒸気が流れる時の伝熱管104の表面温度以下の温度で昇華するヨウ素を採用した。保護膜105は、伝熱管104内に蒸気が流れることによって昇華する。熱交換器100を使用する際には保護膜105が自然に取り除かれるため、非使用状態から使用状態に即座に移行することができる。
保護膜105が除去されると、経年劣化が防止された伝熱管104の外表面が表出することになる。このため、熱交換器100を長期間に亘って使用していない状態が続いた場合であっても、熱交換器100の使用時に、熱交換器100の本来の性能を発揮することができる。
(3)伝熱管104の表面に保護膜105が被覆されることで、外気に含まれる塵芥等の汚れの付着を防止することができる。ここで、伝熱管104内側の凝縮熱伝達率は、伝熱管104外側の対流熱伝達率に比べ、数百倍高くなるため、伝熱管104外側の外気による対流熱伝達率が伝熱管104の表面積および本数を決める要因となる。伝熱管104の本数を減らすことができれば、コストを削減できるため、伝熱管104の外側の対流熱伝達率を高めることは工学的に重要な課題となっている。そこで、たとえば対流熱伝達率を向上させるために、伝熱管の外表面に多孔質層を形成することがある。このような伝熱管を用いることで、伝熱管の本数を低減させて、熱交換器の質量、材料費、製作費の低減を図ることができる。しかしながら、熱交換器を長期に亘って保管する際、伝熱管が外気に晒されていると、伝熱管の表面に汚れが付着し、その伝熱性能を著しく低下させてしまう。
本実施の形態によれば、保護膜105により汚れの付着が防止され、熱交換器100の使用時には自然に保護膜105が取り除かれて、汚れが付着されていない多孔質層が表出することになる。このため、上記(2)の効果と同様に、熱交換器100を長期間に亘って使用していない状態が続いている場合であっても、熱交換器100の使用時に、多孔質層が形成された伝熱管群を備える熱交換器100の本来の高い性能を発揮することができる。
(4)保護膜105の材料には、伝熱管104内に高温蒸気が流れることによって昇華するヨウ素を使用した。このため、外気の流速が十分に増加する前の段階においても、伝熱管104より昇華熱が奪われるため、伝熱管内を通過する蒸気を効果的に冷却することができる。
―第2の実施の形態―
本発明の第2の実施の形態を図8を参照して説明する。なお、図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。図8は、本発明の第2の実施の形態に係る熱交換器200の側面断面模式図である。図8では、バッフル板の記載は省略している。第2の実施の形態に係る熱交換器200は、外気開放型の熱交換器200である。
第1の実施の形態に係る熱交換器100は、胴体101を備えていたが、第2の実施の形態に係る熱交換器200は、胴体101を備えていない。第2の実施の形態に係る熱交換器200は、入口側管板221および出口側管板222が一方に延在し、端部が側壁299によって保持されている。
第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態で説明した(1)〜(4)と同様の効果を奏する。さらに、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態に比べて、保護膜105の施工を容易に行うことができ、製作工数、製作コストの低減を図ることができる。また、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態に比べて、目視点検も容易に行うことができるので、メンテナンスコストの低減を図ることもできる。また、外気開放型とすることで、外気の圧力損失を低減することができる。
―第3の実施の形態―
本発明の第3の実施の形態を図9および図10を参照して説明する。なお、図中、第1の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。図9は本発明の第3の実施の形態に係る熱交換器300の側面断面模式図であり、図10は図9のX−X線切断断面模式図である。図10に示すように、第3の実施の形態では、伝熱管104が周方向に等間隔となるように配列されている。
第1の実施の形態では、保護膜105を伝熱管104に被覆することで、伝熱管104が外気に晒されないようにしていた。これに対して、第3の実施の形態では、保護膜105に代えて、複数の伝熱管104で構成される伝熱管群340を囲む筒状に形成された保護筒305が設けられている。保護筒305の上下端部は入口側管板121および出口側管板122に密着しており、入口側管板121、出口側管板122および保護筒305によって内部が密閉され、伝熱管群340を構成する各伝熱管104の外表面が外気に晒されることが防止されている。
保護筒305は、たとえば、入口側管板121および出口側管板122によって支持された伝熱管群340の最外周に配置された伝熱管104に向けて、スプレーなどで固体のヨウ素を伝熱管104の外表面に噴きつけたり、刷毛等でヨウ素を塗布するなどして、伝熱管104の外表面や伝熱管104同士の間の隙間を埋めることで形成することができる。
なお、保護筒305を形成する際、胴体101内には汚れを除去した空気もしくは窒素等の気体を入れておく。これにより、入口側管板121、出口側管板122および保護筒305によって形成される密閉空間内には汚れを除去した空気もしくは窒素等の気体が封入されることになる。
熱交換器300に高温蒸気が導入されると、伝熱管群340の最外周に配置される伝熱管104の表面温度が徐々に上昇し、ヨウ素の昇華温度よりも高くなり、保護筒305が昇華し、除去される。保護筒305が除去されると、外気入口部111から流入した外気は、伝熱管群340の中心側にも入り込み、胴体101内を蛇行して上昇し、外気出口部112から流出される。これにより、熱交換器400の本来の性能が発揮される。
第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態で説明した(1)〜(4)と同様の効果を奏する。さらに、第3の実施の形態では各伝熱管104に保護膜を形成する必要がない。このため、第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態に比べて保護材の物量を低減できるため、熱交換器300の軽量化、および、コストの低減化を図ることができる。なお、第3の実施の形態によれば、熱交換器300に取り付けられる伝熱管104の本数が多くなるほど、すなわち伝熱管群340が大きくなるほど、第1の実施の形態に対して保護材の物量の低減効果が顕著になる。
―第4の実施の形態―
本発明の第4の実施の形態を図11を参照して説明する。なお、図中、第3の実施の形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。図11は本発明の第4の実施の形態に係る熱交換器400の側面断面模式図である。
第3の実施の形態では、保護筒305を設けることで、伝熱管104が外気に晒されされないようにしていた。これに対して、第4の実施の形態では、保護筒305に代えて、胴体101の外気入口部111および外気出口部112のそれぞれを塞ぐ円板状の保護板405が設けられている。保護板405の外周部は外気入口部111の内面および外気出口部112の内面に密着している。このため、入口側管板121、出口側管板122、胴体101および保護板405によって内部が密閉され、各伝熱管104の外表面が外気に晒されることが防止されている。なお、密閉空間には汚れを除去した空気もしくは窒素等の気体が封入されている。
保護板405は、第3の実施の形態と同様にヨウ素からなる。保護板405は、伝熱管104内に高温の蒸気が流れる時の外気入口部111および外気出口部112の温度以下の温度で昇華する。入口側管板121および出口側管板122、ならびに、胴体101、入口側水室131、出口側水室132は金属製である。このため、伝熱管104内に高温蒸気が流れると、伝熱管104から入口側管板121および出口側管板122に熱が伝わる。また、入口側水室131から入口側管板121に熱が伝わり、出口側水室132から出口側管板122に熱が伝わる。さらに、入口側管板121および出口側管板122から胴体101に熱が伝わる。
したがって、伝熱管104内に高温蒸気が流れる時の胴体101の外気入口部111および外気出口部112の温度は、熱交換器400に導入される高温蒸気と同程度の温度となる。このため、熱交換器400に高温蒸気が導入されると、外気入口部111および外気出口部112の温度が徐々に上昇し、ヨウ素の昇華温度よりも高くなり、保護板405が昇華し、除去される。保護板405が除去されると、外気入口部111から流入した外気は、胴体101内を蛇行して上昇し、外気出口部112から流出される。これにより、熱交換器400の本来の性能が発揮される。
第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態で説明した(1)〜(3)と同様の効果を奏する。さらに、第4の実施の形態によれば、第3の実施の形態に比べて、より保護材の物量を低減でき、熱交換器400の軽量化、および、コストの低減化を図ることができる。
なお、次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
[変形例]
(1)上記実施の形態では、保護部材である保護膜105、保護筒305、保護板405の材料としてヨウ素を採用した場合の例について説明したが、本発明はこれに限定されない。保護部材の材料としては、昇華温度Tsが外気の入口温度T0よりも高く、かつ、伝熱管104内に高温の蒸気が流れる時の伝熱管104の表面温度T1以下(T0<Ts≦T1)の種々の材料を採用することができる。
(2)保護部材の材料としては、溶融温度Tmが外気の入口温度T0よりも高く、かつ、伝熱管104内に高温の蒸気が流れる時の伝熱管104の表面温度T1以下(T0<Tm≦T1)の種々の材料を採用することもできる。たとえば、ヨウ素に代えて、カリウムやリン酸クロム等を保護部材の材料として採用することができる。高温蒸気が伝熱管104内に流れることによって保護部材の温度が上昇し、保護部材が溶融し、自然に除去される。なお、液体となった保護材は外気出口部112より外部へ排出される。このように、本発明によれば、固体から気体あるいは液体へ相変化する材料の特性を利用して、非使用状態において伝熱管104の経年劣化を防止し、使用状態に移行する際に自発的に保護材が除去され、本来の性能を発揮することのできる熱交換器を提供することができる。
(3)上記実施の形態では、胴体101や伝熱管104が円筒形状に形成されていたが、本発明はこれに限定されない。胴体101や伝熱管104は、たとえば、断面が多角形状の筒状に形成してもよいし、断面が楕円形状の筒状に形成してもよい。
(4)上記実施の形態では、伝熱管104の内側に高温の蒸気が流れ、伝熱管104の外側に低温の外気が流れる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、伝熱管104の内側に高温の空気が流れ、伝熱管104の外側に低温の水蒸気が流れる熱交換器に本発明を適用してもよい。このような場合であっても、伝熱管104に水蒸気が接触することを防止して、伝熱管の経年劣化を防止することができ、かつ、非使用状態から使用状態へ即座に移行することのできる熱交換器を提供することができる。
(5)伝熱管104の材質は、ステンレス鋼である場合に限定されない。銅や銅合金、チタン等、種々の材質によって形成される伝熱管を備えた熱交換器に本発明を適用することで、伝熱管に対する経年劣化や汚れの付着を防止することができる。
本発明は、上記した実施の形態に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。
100 熱交換器、101 胴体、104 伝熱管、105 保護膜、106 バッフル板、107 弁、108 熱回収熱交換器、109 発熱体、111 外気入口部、112 外気出口部、121 入口側管板、122 出口側管板、131 入口側水室、132 出口側水室、136 蒸気入口管台、137 水出口管台、170 熱輸送システム、200 熱交換器、221 入口側管板、222 出口側管板、299 側壁、300 熱交換器、305 保護筒、340 伝熱管群、400 熱交換器、405 保護板

Claims (8)

  1. 複数の伝熱管を有し、前記伝熱管内を流れる第1流体と、前記伝熱管外を流れる第2流体との間で熱交換が行われる熱交換器であって、
    前記伝熱管内に第1流体が流れることによって昇華または溶融する保護部材が、前記伝熱管が前記第2流体に晒されないように設けられていることを特徴とする熱交換器。
  2. 請求項1に記載の熱交換器において、
    前記保護部材は、前記伝熱管内に第1流体が流れる時の前記伝熱管の表面温度以下の温度で溶融または昇華する材料からなることを特徴とする熱交換器。
  3. 請求項1または2に記載の熱交換器において、
    前記保護部材は、前記伝熱管の表面を覆う保護膜であることを特徴とする熱交換器。
  4. 請求項1または2に記載の熱交換器において、
    前記保護部材は、前記複数の伝熱管で構成される伝熱管群を囲む筒状に形成された保護筒であることを特徴とする熱交換器。
  5. 請求項1に記載の熱交換器において、
    前記伝熱管を収容し、前記第2流体の入口部と出口部とを有する胴体を備え、
    前記保護部材は、前記伝熱管内に第1流体が流れる時の前記胴体の入口部および出口部の温度以下の温度で溶融または昇華する材料からなり、
    前記保護部材は、前記胴体の入口部および出口部のそれぞれを塞ぐ保護板であることを特徴とする熱交換器。
  6. 請求項1、2および5のいずれか1項に記載の熱交換器において、
    前記第1流体は蒸気であり、前記第2流体は空気であることを特徴とする熱交換器。
  7. 請求項3に記載の熱交換器において、
    前記第1流体は蒸気であり、前記第2流体は空気であることを特徴とする熱交換器。
  8. 請求項4に記載の熱交換器において、
    前記第1流体は蒸気であり、前記第2流体は空気であることを特徴とする熱交換器。
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