JP2013230173A - 掃除機用塵埃検知装置及びそれを具備する電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】掃除機本体の運転状態に関わらず、安定した塵埃検知感度を保つ掃除機用塵埃検知装置を提供とする。
【解決手段】吸引経路(図示せず)に配され吸引風で回転する羽根車(図示せず)によって発電する発電機45と、発電機45が発電する電力を平滑・安定化させる電源60を電源として吸気経路内に発光する発光手段61と、発光手段61の光を受光して信号を出力する受光手段62の出力信号から、吸引された塵埃を検知する塵埃検知手段63と、塵埃検知手段63の検知結果から報知を行う塵埃報知手段47と、吸引経路を流れる吸引風の風速を判断する風速判断手段72と、風速判断手段72の出力結果から塵埃検知手段63の検知感度を調整する感度調整手段66を有するもので、吸引風速に応じて塵埃検知手段63の検知感度を調整することにより、常に安定した検知感度を保持できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、汎用の電気掃除機に容易に装着できる掃除機用塵埃検知装置及び電気掃除機に関するものである。
従来、この種の掃除機用塵埃検知装置を備えた吸込具として、吸引される塵埃を検知する塵埃検知手段と、塵埃検知手段の出力に応じて表示を行う表示部と、電気掃除機の吸引風を利用して羽根車を回す発電機で構成され、塵埃検知手段と表示部に電源を供給する電源部を備え、これらを一体化して電気掃除機に自在に着脱できるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、これとは別に個々の電気掃除機において、検知する塵埃の大きさや、吸込み力すなわち吸引風の速度などによって、検知信号は影響を受けるため、感度を切り替える手段を備えた電気掃除機も提案されている(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。
特許第3040337号公報 特許第4696947号公報 特開2008−36109号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような従来の吸引風を動力源とした塵埃検知手段を備えた掃除機用塵埃検知装置は、掃除機本体に影響されず接続できるという利便性のある一面、掃除機本体の運転状態による調整ができないため、運転ポジションによる吸引風量の差や、掃除機本体の集塵量によって起きる吸引風量の差から起きる塵埃検知感度の変化に対応できないとうデメリットがあった。
また、上記特許文献2、3に記載されたような従来の吸引風を動検知感度の調整を手動で行うタイプは、使用者が感覚的に感度を合わせるしかなく、自動で感度を調整するタイプは本体の運転情報が必要なため、独立した吸込具に搭載する塵埃検知装置には組み込むことができない、と言う課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、動力源となる吸引風の風速を判断して検知感度を調整することができ、利便性を損なうことなく安定した感度を保つ掃除機用塵埃検知装置及び電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明の掃除機用塵埃検知装置は、吸引経路に配され吸引風で回転する羽根車によって発電する発電手段と、前記発電手段が発電する電力を平滑・安定化させる電源と、前記電源を電源として前記吸引経路内に発光する発光手段と、前記発光手段の光を受光して信号を出力する受光手段と、前記受光手段の出力信号から、吸引された塵埃を検知する塵埃検知手段と、前記塵埃検知手段の検知結果から報知を行う塵埃報知手段と、前記吸引経路を流れる吸引風の風速を判断する風速判断手段と、前記風速判断手段の出力結果から前記塵埃検知手段の検知感度を調整する感度調整手段を有するもので、掃除機本体の運転状態に関わらず、吸引風速に応じて、受光手段からの信号を判断する塵埃検知手段の検知感度を
調整することにより、安定した検知感度を保持できるので、使い勝手のよい掃除機用塵埃検知装置を提供することができる。
また、本発明の電気掃除機は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の掃除機用塵埃検知装置を具備するもので、非常に使用勝手の良い電気掃除機を提供することが出来る。
本発明の掃除機用塵埃検知装置は、掃除機本体の運転状態に関わらず、吸引風速に応じて、受光手段からの信号を判断する塵埃検知手段の検知感度を調整できるので、掃除機本体と電気的接続や通信を行うことなく検知感度を安定化させた使い勝手のよい掃除機用塵埃検知装置およびそれを具備した電気掃除機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における掃除機用塵埃検知装置を搭載した電気掃除機の斜視外観図 同掃除機用塵埃検知装置の断面図 同電気掃除機及び掃除機用塵埃検知装置の制御ブロック図 同掃除機用塵埃検知装置の塵埃検知手段の概略回路図 同塵埃検知手段における検知感度の増幅度−周波数特性図 (a)同塵埃検知手段において、塵埃が検知部を通過時のタイミングを示す図、(b)塵埃通過時のタイミング別受光量の変化を示す図
第1の発明は、吸引経路に配され吸引風で回転する羽根車によって発電する発電手段と、前記発電手段が発電する電力を平滑・安定化させる電源と、前記電源を電源として前記吸引経路内に発光する発光手段と、前記発光手段の光を受光して信号を出力する受光手段と、前記受光手段の出力信号から、吸引された塵埃を検知する塵埃検知手段と、前記塵埃検知手段の検知結果から報知を行う塵埃報知手段と、前記吸引経路を流れる吸引風の風速を判断する風速判断手段と、前記風速判断手段の出力結果から前記塵埃検知手段の検知感度を調整する感度調整手段を有するもので、掃除機本体の運転状態に関わらず、吸引風速に応じて、受光手段からの信号を判断する塵埃検知手段の検知感度を調整することにより、安定した検知感度を保持できるので、使い勝手のよい掃除機用塵埃検知装置を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の風速判断手段によって得られた吸引風の風速が所定値よりも大きい場合には、塵埃の検知感度を高く補正し、逆に吸引風の風速が所定値よりも小さい場合には、検知感度を低く補正するようにして、検知感度を安定化させるもので、吸引風の速度すなわち塵埃の移動速度の変化に連動した信号の変化に合せて感度を変えることで、検知感度を安定化させることができる。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の風速判断手段は、羽根車の回転数を検知する回転数検知手段及び/又は発電手段の発電量を電圧値などから検知する発電量検知手段を備え、前記回転数検知手段及び/又は前記発電量検知手段の検知結果から吸引風の風速を判断するもので、風速判断手段として個別の機構を設ける必要がなく、より安価に構成することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の感度調整手段は、受光手段の出力信号の電気信号処理回路を切り替えることで調整するもので、信号の変化に対して直接調整することができシンプルで確実な調整が行える。
第5の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の塵埃検知手段の検知信号を所定の閾値で塵埃量を判断する塵埃量判断手段を備え、感度調整手段は、前記塵埃検知手段において検知結果を判断する閾値を切り替え、前記塵埃量判断手段の検知感度を調整するもので、感度をより柔軟に調整することができ、きめ細かな検知判断が行える。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか一つの発明の塵埃を検知する感度の設定と吸引風の風速に対する検知感度の補正度合を設定できる設定手段を有するもので、さらに使用者の好みや掃除環境の都合などに合わせた感度の調整を加味できるため、より利便性の向上を図ることができる。
第7の発明にかかる電気掃除機は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の掃除機用塵埃検知装置を具備するもので、非常に使用勝手の良い電気掃除機を提供することが出来る。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における掃除機用塵埃検知装置について、図1〜6を用いて説明する。図1は、本実施の形態における掃除機用塵埃検知装置を搭載した電気掃除機の斜視外観図である。
図1において、本実施の形態における掃除機用塵埃検知装置(以下「塵埃検知装置20」という)を搭載した電気掃除機は、延長管8に取り付けられ塵埃を吸引する吸込具9を有し、延長管8は、塵埃検知装置20と接続可能であり、他方は、各種の動作モード(例えば「強」・「中」・「弱」・停止等の吸込み力)が選択できる手元操作部5と、把手部6を有する手元管7と接続可能であり、手元管7の他方は回転可能なホース接続部10を介して、ホース11に接続されている。
ホース11はピアノ線等からコイル状に作られた芯線(図示せず)を有して、可撓性を有する蛇腹上に作られていて、その芯線で手元操作信号伝達や電力供給を掃除機本体1から行っており、回転可能な本体接続筒12を介して掃除機本体1に接続されている。
掃除機本体1は、後部に吸引風を発生する電動送風機2を内蔵しており、前部に塵埃を分離捕集する集塵手段として集塵容器3が着脱自在に取り付けられている。また、後部に室内のコンセント(商用電源18)に接続して、掃除機本体1に内蔵されている本体制御回路14(後述)に電源を供給するための電源コード13が設けられている。
図2において、塵埃検知装置20の両端部は、円筒パイプ41であって、円筒パイプ41の端部52は、電気掃除機の手元管7や、延長管8にも着脱可能であり、他端部55は吸込具9や延長管8にも着脱自在に装着される。
円筒パイプ41の上面には平坦部53が形成されていて、この平坦部53を被覆するようにパイプカバー43がビス44によって取付けられている。パイプカバー43と平坦部53との間に形成される空間16には、吸引風によって発電する発電手段として発電機45と、制御基板46と、塵埃報知手段47と、受光手段62が配置されている。また、パイプカバー43に、円筒パイプ41の周囲を取囲むリングカバー49が組付けられていて、そのリングカバー49の下側空間に発光手段61が配置されている。
発電機45は、発電機本体45aと、蓄電手段45bと、羽根車45cを備え、前記平
坦部53上の発電機取付座53a上に着座している。又、発電機45は、前記パイプカバー43の発電機取付部43aで固定されている。
前記パイプカバー43には、前記羽根車45cを回転させるための外気を取入れる吸気孔43bが設けられており、又、発電機45の側方にも空気流通口45dが設けられている。更に前記平坦部53には、羽根車45cを回転させた空気をメイン吸気通路Tに導くための排気口53bが形成されている。
以上のように、本実施の形態では、他端部55と端部52間及び吸気孔43bと排気口53b間に、電動送風機2による吸引風が通る吸引経路21が形成されている。
掃除をする際、円筒パイプ41には吸引力が作用し、前記他端部55から塵埃と共に吸引された空気Qが、メイン吸気通路Tを通って、掃除機本体1側に吸引される。この際同時に、前記吸気孔43bから取入れられた空気は、空気流通口45dから発電機45内に流入し、羽根車45cを回転させて発電した後、排気口53bを通過し吸込流Sとなってメイン吸気通路Tに流出する。なお、前記吸気孔43bには、前記吸気孔43bからの塵埃の侵入を防ぐためのフィルター50が設けられている。
さらに図4を含めて塵埃検知の構成を説明する。発光手段61は、吸引経路21内に光を放つもので、本実施の形態では赤外発光ダイオードを用いている。受光手段62は、前記発光手段61の光を受光し受光量に応じた信号を出力するもので、本実施の形態では赤外光にピーク波長を持つフォトトランジスタを用い、さらに微分回路を介して信号を出力している。
この発光手段61と受光手段62は、塵埃が流れるメイン吸気通路Tを挟んだ対向位置に配されており、受光手段62は、図2に明示されるように、前記排気口53bの略同一面側近傍でかつメイン吸気通路Tの下流側に設けられている。これら受光手段62及び発光手段61は、透明ホルダー48c、48dによって保護され、塵埃による傷付きを防止している。
また、平坦部53には、受光素子48aに対する光通過用の開口53cが、前記円筒パイプ41には発光素子48bに対する光通過用の開口54が夫々形成されている。
受光手段62を上記位置に設けているため、吸気孔43bから入ってくる清浄な外気が吸込流Sとなって、透明ホルダー48cの表面をなでるようにして、掃除機本体1側に吸い込まれていくので、前記透明ホルダー48cの表面に塵埃が付着するのを防止することができる。
なお本実施の形態では、受光手段62を排気口53bの近傍に配したが、発光手段61側を排気口53bの近傍に配するようにしても、同様の効果が得られる。前記受光手段62の出力信号は塵埃検知手段63に入力される。
前記塵埃検知手段63は以下の構成をとっている。
フィルター部63aは、前記受光手段62の出力信号の周波数成分のうち、所定の設定値に応じたカットオフ周波数を設定するもので、本実施の形態では、(所定周波数以上はカットする)ローパスフィルタを構成している。カットオフ周波数以上の除去率を設定する周波数特性段数設定手段(図示せず)による複数の異なる段数によって構成されており、一段では6dB/octの除去率を有するので、二段では12dB/oct、三段では18dB/octとなり、段数を増やすほど除去率が高くなるので、必要な周波数成分の
みを検知することができる。
このフィルター部63aからの出力信号は増幅部63bに入力され、必要な周波数成分はより増幅され、さらに比較器63cにてノイズをカットし、パルス信号に変換されて、塵埃量判断手段64に入力される。
図5に、この増幅度設定手段(増幅部63b)からの出力設定状況を示しており、(a)は高感度:6kHz、5段30dB/oct、60倍、(b)は中感度:4kHz、3段18dB/oct、40倍、(c)は低感度:2kHz、2段12dB/oct、20倍を示している。すなわち、高感度設定側では、フィルター部63aは受光手段62の出力信号のうち10kHz以上の成分は除去し、同様に低感度設定側では2kHz以上の成分はカットするので、高感度設定にした場合が最も高い周波数成分まで採用し、60倍に増幅するが、周波数特性段数が5段と多いので、不要な周波数成分は出力されない。
すなわち、本実施の形態によればフィルター部63aおよび増幅部63bが個々に設定できるので、受光手段62の出力信号を設定した感度に連動させて必要周波数成分のみを抽出・増幅して演算処理することができるので、検知感度を変化させることができる。
なお、本実施の形態では、周波数特性設定手段としてフィルター部63aに所定の周波数以上の帯域をカットするローパスフィルタを用いたが、所定の周波数帯域のみを通過させるバンドパスフィルタを用いて、設定感度に応じて、周波数帯域の上限値のみならず下限値をも設定しても良いし、増幅部63bとの組合せによって、特定の周波数や周波数帯域のみ増幅度を変化させても良い。
また、本実施の形態では、まずフィルター部63aを受光手段62の後段に設置したが、増幅部63bを設置しても良い。
前記塵埃量判断手段64は、マイクロコンピューターなどから構成されており、塵埃検知手段63から入力される信号と予め定めた所定の閾値と比較して塵埃量を判断し、塵埃報知手段47に報知信号を出力する。前記塵埃報知手段47は、本実施の形態ではLEDなどから構成され、点灯によって使用者に塵埃の検知情報を報知するようにしている。この点灯を外部から知ることができるよう、パイプカバー43の塵埃報知手段47に対応する箇所は、透明窓43cとなっている。
また、前記塵埃検知手段63及び塵埃量判断手段64は、制御基板46上に実装されており、この制御基板46は、前記平坦部53上の基板取付座53d上に着座し、パイプカバー43の基板取付部43dで固定され、リングカバー49は、円筒パイプ41及びパイプカバー43に組み付けられる。
次に、図3を用いて、本実施の形態における電気掃除機の制御方法について説明する。図3は、同電気掃除機と掃除機用塵埃検知装置の制御ブロック図である。
掃除機本体1が商用電源18に接続されると、本体制御回路14に通電される。本体制御回路14は、マイクロコンピュータなどにより構成されており、使用者によって手元操作部5より入力された操作情報に基づき、電動送風機駆動手段15へ位相制御するための点弧パルスを出力する制御を行ったり、操作情報の検知情報に基づき、駆動信号を出力し、制御を行っている。
電動送風機駆動手段15は、電動送風機2を駆動するための双方向性サイリスタなどで構成された駆動手段であり、電動送風機2を位相制御し吸込み力を変えるようになってい
る。
発電機45は、電動送風機2からの吸引風で発電する発電手段であり、発電された電力を平滑・安定化させた電源60を電力源として、制御基板46と、発光手段61と、受光手段62および塵埃報知手段47に供給している。
前述したように発光手段61と受光手段62は対向して配されており、対向する発光手段61と受光手段62をそれぞれ上底と下底にした円柱(以降、領域Rと称す)の中をごみが通過するときが、受光手段62の受光量が一番低下するときであり、そのときのごみの通過の様子を図6(a)に、受光手段62の受光量の変化を図6(b)にそれぞれ示す。
なお、受光量は、ごみが発光手段61の発する光を遮っていないときを100%とする。図6(a)、(b)において、ごみが領域Rを通過するときを時系列で区分すると、(ア)ごみが通過する前、(イ)ごみが領域Rの外壁と交わっているとき(領域Rに入るとき)、(ウ)ごみが領域Rの中に入ったとき(エ)ごみが領域Rの外壁と交わっているとき(領域Rから出るとき)(オ)ごみが通過し終わったときの5つの状態がある。
このときの受光手段62の受光量の変化は、図6(b)に示すように、ごみの通過する速度によって異なり、通過速度が速くなればなるほど変化時間は短くなる。また、図6では説明を簡易にするために同じ高さ・中心を通る前提で説明したが、実際には通過する場所によっても光の遮られ方は異なる。ただし、通過速度によって影響されることに変わりはない。
受光手段62で変化した電圧は、塵埃検知手段63によって変化量(交流成分)のみを増幅してパルス変換され、塵埃量判断手段64に出力される。
発電量検知手段71は、発電機45の回転数や、発電電圧、電流を検知して、発電量を検知するものであり、風速判断手段72に出力している。風速判断手段72が風速を判断する場合に、羽根車45cの回転数を例えばエンコーダなどで構成された回転数検知手段73の回転数から判断する方法もある。羽根車45cの回転数や発電機45の発電力は、塵埃を検知する領域Rを流れる空気の量すなわち塵埃の通過速度と比例するため、その出力から吸引風速すなわち塵埃が通過するときの受光量の変化速度として判断し、塵埃量判断手段64および感度調整手段66に信号を送る。
蓄電手段45bは、高容量コンデンサや2次電池等からなる蓄電手段であり、発電機45の発電量の不安定さに備えて電源60をより安定化させるための手段である。
また、感度設定手段68は使用者が自身の環境に合せて感度を手動で調整する場合の、スライドスイッチなどで構成された入力手段であり、設定された情報は塵埃量判断手段64もしくは感度調整手段66に送られ、判断を調整することができるものである。感度調整手段66は、風速判断手段72や感度設定手段68の出力を受けて、塵埃量判断手段64へ信号を送り、その信号を受けた塵埃量判断手段64が塵埃検知手段63からの信号の判断を切り替えることで、感度の調整が行われる。
以上のように構成された電気掃除機について、以下、その動作、作用を説明する。
まず、使用者が掃除を行うために掃除機本体1より電源コード13を引き出して、電源コード13の先に付いているプラグ13aをコンセントに接続し、掃除機本体1が商用電源18に接続されると、本体制御回路14に通電される。
次に使用者が、手元操作部5を操作し、例えば、「強」を選択すると、本体制御回路14は、手元操作部5からの情報を基に、電動送風機駆動手段15に予め定められた信号を送り、電動送風機2を駆動させる。電動送風機2による吸引力は、集塵容器3、ホース11、塵埃検知装置20、延長管8を経て吸込具9に至る。そして、吸込具9から吸引された塵埃を含んだ空気が、逆の経路を辿って掃除機本体1内部の集塵容器3に入って捕集され、堆積していく。集塵容器3で塵埃を捕集された空気は、電動送風機2に吸引され、本体排気口(図示せず)より掃除機本体1外へ放出される。
掃除を終了する時には、使用者は手元操作部5の「停止」を選択し、電動送風機2の駆動を停止させる。
掃除を行っている際の電動送風機2の吸引風によって、発電機45によって発電された電力は、電源60を介して、発光手段61、受光手段62、制御基板46及び塵埃報知手段47に供給され、塵埃検知装置20が動作する。
塵埃を吸引した場合、対向して備えている発光手段61と受光手段62の間を塵埃が通過すると、受光手段62の受光量が変化し、その変化量に対応して変化する出力信号を制御基板46上のフィルター部63a、増幅部63b、比較器63cからなる塵埃検知手段63がパルス信号に変換して塵埃量判断手段64に出力し、その出力によって塵埃量判断手段64は、塵埃量を判断し、塵埃報知手段47に出力し点灯表示する。
電気掃除機の吸引風は、ポジションの違いによる電動送風機2の運転状態や、吸込口(図示せず)のふさがり具合、集塵容器3の塵埃堆積度合いなどによって変化する。発電機45の発電力が下がった場合に備えて、蓄電手段45bを活用して、十分な発電量がある場合に充電しておき、不足時には供給することで電源60からの電力供給を安定化させる。
このとき、発電量検知手段71もしくは回転数検知手段73の出力結果から風速判断手段72が判断した風速情報を感度調整手段66に信号を出力する。感度調整手段66は受け取った信号から感度の調整レベルを塵埃量判断手段64に出力する。
塵埃量判断手段64は受け取った感度調整信号に基づき、塵埃検知手段63から受け取る異なった感度設定による信号を判断し、検知塵埃量の判断を行う。例えば、塵埃の通過速度が遅く、感度が高くなる条件の場合には、感度調整手段66は感度を下げる信号を送り、塵埃量判断手段64は、感度の低い設定になっている回路系統の信号から塵埃量の判断を行う。また、検知感度の調整方法として、塵埃量判断手段64が内部で予め持っている閾値の値を調整する方法もあり、この場合は、感度調整手段66の信号から閾値を補正して塵埃量の判断を行う。
塵埃量判断手段64は補正された感度に基づく判断結果から塵埃報知手段47への信号出力を行い、使用者に塵埃検知情報を報知する。
又、上記の自動の感度調整に加え、使用者が感度設定を手動で入力できる感度設定手段68を用いることで、使用者が、好みや使用環境に合わせた設定で調整を行うこともできる。
以上のように、本実施の形態においては、吸引風の風速によって変化する検知感度を発電機45の発電量もしくは羽根車45cの回転数から風速を判断し、その風速で検知感度を切り替えて、集塵量の判断を行うので、信号情報として独立している本体制御回路14
側の情報を必要とせずに、安定した感度での塵埃検知と報知が行えるため、掃除機本体の状況や種類に関わらずに使用でき、かつ安定動作できる掃除機用塵埃検知装置を提供することができる。
また、上記実施の形態における塵埃検知装置20を電気掃除機のホース11や延長管8の先端に接続することにより、非常に使用勝手の良い電気掃除機を提供することが出来る。
以上のように、本発明にかかる掃除機用塵埃検知装置は、吸引風があれば電源を供給することなしに塵埃を検知し、さらに掃除機本体の運転状態に関わらず安定した検知感度で使用でき、使用者に塵埃の検知状況を報知することができる使い勝手の良いもので、家庭用、業務用、店舗用の各種電気掃除機に適用できる。
1 掃除機本体
2 電動送風機
3 集塵容器(集塵手段)
9 吸込具
20 掃除機用塵埃検知装置(塵埃検知装置)
21 吸引経路
45 発電機(発電手段)
45b 蓄電手段
45c 羽根車
47 塵埃報知手段
60 電源
61 発光手段
62 受光手段
63 塵埃検知手段
66 感度調整手段
68 感度設定手段(設定手段)
72 風速判断手段

Claims (7)

  1. 吸引経路に配され吸引風で回転する羽根車によって発電する発電手段と、前記発電手段が発電する電力を平滑・安定化させる電源と、前記電源を電源として前記吸引経路内に発光する発光手段と、前記発光手段の光を受光して信号を出力する受光手段と、前記受光手段の出力信号から、吸引された塵埃を検知する塵埃検知手段と、前記塵埃検知手段の検知結果から報知を行う塵埃報知手段と、前記吸引経路を流れる吸引風の風速を判断する風速判断手段と、前記風速判断手段の出力結果から前記塵埃検知手段の検知感度を調整する感度調整手段を有することを特徴とする掃除機用塵埃検知装置。
  2. 風速判断手段によって得られた吸引風の風速が所定値よりも大きい場合には、塵埃の検知感度を高く補正し、逆に吸引風の風速が所定値よりも小さい場合には、検知感度を低く補正するようにして、検知感度を安定化させる請求項1に記載の掃除機用塵埃検知装置。
  3. 風速判断手段は、羽根車の回転数を検知する回転数検知手段及び/又は発電手段の発電量を電圧値などから検知する発電量検知手段を備え、前記回転数検知手段及び/又は前記発電量検知手段の検知結果から吸引風の風速を判断する請求項1または2に記載の掃除機用塵埃検知装置。
  4. 感度調整手段は、受光手段の出力信号の電気信号処理回路を切り替えることで調整する請求項1〜3のいずれか1項に記載の掃除機用塵埃検知装置。
  5. 塵埃検知手段の検知信号を所定の閾値で塵埃量を判断する塵埃量判断手段を備え、感度調整手段は、前記塵埃検知手段において検知結果を判断する閾値を切り替え、前記塵埃量判断手段の検知感度を調整する請求項1〜3のいずれか1項に記載の掃除機用塵埃検知装置。
  6. 塵埃を検知する感度の設定と吸引風の風速に対する検知感度の補正度合を設定できる設定手段を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の掃除機用塵埃検知装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の掃除機用塵埃検知装置を具備する電気掃除機。
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