JP2013230013A - 回路遮断器の取外構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】住宅用分電盤の母線カバー2に、長手方向に延設される基部210と、基部から両短手方向に偏った位置で回路遮断器ごとに設けられた取外操作片21を設け、取外操作片21は母線カバー2と略同一面内に一体に形成されて、基部から遠い側において前記長手方向を回動軸とする軸部で軸支されるとともに、基部210から近い側に正面側から手指で押圧可能な押圧部211と、押圧部211の裏面側に回路遮断器の押出突出片212を備える。押圧したときに押出突出片が回路遮断器に当接して摺動することにより、母線から回路遮断器が押し出されて電源側端子の差し込み接続が解除される。
【選択図】図1
Description
特許文献2、3に開示された、支持部材(52)に操作部材(53)を軸着し、操作部材(53)の係止部(54)でブレーカ(55)の突起(56)を係止し、操作部材(53)を回動し、その押出部(57)でブレーカ(55)の接点(58)を幹線バー(59)から押出すような構成に対して、次のような、操作部材53の係止部54、押出部57、軸部60が早期に破損しやすいこと、幅狭のブレーカ55を複数配列した場合に、操作部材53の間隔が狭くなり、これを回動しにくくなること、ブレーカ55と同数の操作部材53が必要になり、部品点数および組付工数が増え、取外装置51の製作コストが高くつくこと、という課題に鑑みてなされた発明である。特許文献1に開示された、分電盤の幹線バーからブレーカを取外す装置においては、合成樹脂やゴム等の可撓性絶縁材料から構成されているので、破損しにくい等の効果が期待できる。
このため、操作部材Dはブレーカ4を幹線バー6から押し出せる程度の太さが要求され、作業者が使用に適した操作部材Dとしてのドライバーを持ち合わせていない場合には取り外し作業が難しくなることが予想される。また、作業に用いるドライバーの太さが異なると挿入量に対する可撓部(17)の外側への変形量が一義的でなくなり、また、挿入孔に対して細いドライバーを用いると案内壁20の側にドライバーを寝せてこじるような操作が必要となり操作が煩雑になる。また、可撓部(17)が上下の分岐ブレーカの相対向する一次側端面4a間に介装されており、該可撓部(17)が外側に変形する動きが視覚的に確認しづらいことから作業者の操作感が低下する可能性がある。また、ドライバーDの先端部分の形状に合わせて、挿入孔(18)奥の係合部の形状が決められているため、ブロック(12)の挿入方向に対する長さが必要となり、母線から正面側の方向の大きさが大きくなる。
前記基部を中心にして夫々回路遮断器の方向に偏った位置に取外操作片を配置するから、並設された回路遮断器の中から、取り外す対象となる回路遮断器が確実に認識できて、正面側に手指で押圧可能な程度に凹部を設けるから手指で押圧することで工具を用いず操作でき、基部から遠い側に前記長手方向を回動軸とする軸部を設け、基部から近い側に正面側からの押圧部を設けるから、正面側からの押圧による押下移動量並びに押出量が大きく確保でき、前記取外操作片は母線カバーと略同一面内に一体に形成されるから構造を簡単に設けることができる回路遮断器の取付構造を提供することができる。
内器ユニット100は、キャビネットに取り付けられる取付板として、下部取付板4と該下部取付板4に載置され正面側に内部機器を取り付ける上部取付板3とを備え、これら取付板により内器ユニットの基部が構成される。
前記下部取付板4は金属板を折り曲げ形成することにより構成され、前記上部取付板3は樹脂成型により構成されている。下部取付板4と上部取付板3との取り付けは、下部取付板4に設けた取付孔部に、上部取付板において該取付孔部と対応した位置に設けられた突出部が嵌合することにより行われる。
載置部42に載置される分岐回路遮断器1は、その外郭を構成する器体の長手方向を電源端子側−負荷端子側とするもので、電源側には母線と接続されるプラグイン端子金具を複数備え、負荷側には負荷回路からの電線が接続される速結端子金具を備える。電源側端子と負荷側端子の間には接点開閉機構を介して電路が形成される。該接点開閉機構は分岐回路遮断器の器体の外部から開閉機構に連動した操作部13を操作することによって接点を開閉操作できるともに、電路に流れる異常電流を検出した場合には、バイメタルなどの熱動素子や電磁引き外し素子が作用することにより、自動で接点を開状態にするものである。
母線固定台41の正面側には、前記母線及び分岐回路遮断器1の電源端子側の一部を覆う母線カバー2が配設される。該母線カバー2は、略平板状に形成された樹脂製のカバーであり、キャビネット前面側から充電部である母線への直接的な接触を防止する絶縁手段として使用されるとともに、母線に接続された分岐回路遮断器を、絶縁を保って取外しやすくする分岐回路遮断器の取外し手段として使用される。
母線カバー2には、前記母線の短手の幅方向中央部において母線の両端長手方向に延設される基部210と、該基部210から両短手方向に偏った位置で回路遮断器の電源側端子部の正面側において前記回路遮断器ごとに設けられる取外操作片21が一体形成される。該取外操作片は、短手の幅方向において、前記基部210から遠い側に前記長手方向を回転軸とする軸部214によって軸支されて、母線カバー2の基部210と略平行な状態に略同一面内に形成される。取外操作片21は、この同一面内に形成された初期状態から、正面側から底面側に向けて押圧されることにより、前記軸部214を回動中心として底面側に回動変位する。
前記凹部が設けられている押圧部は、その突出した柱状リブが所定の間隔を保って配置されているので、何番目の回路の回路遮断器を取り外すのかを視覚的に追っていったり、実際に指で触れながら数える場合にも至極都合がよい。
母線カバー2の、前記取外操作片21が設けられた場所ごとに設けられた前記柱状リブの正面側の凹部には、取外し対象となる分岐回路遮断器を識別するための識別番号215が記載されている。識別番号は、数字により、前記内器ユニット100に接続可能な分岐回路遮断器の数だけ、1から順に記載している。これらの識別番号は、分電盤における負荷回路番号と一致させて記載してもよい。これによって、例えば、施工回路の電圧を変更するときに、変更対象となる回路番号を設計図等と素早く照合させることができ、作業の効率化と作業の正確性を増加させることができる。本実施形態においては、識別番号215を凹部の形成時に記載することができるよう、柱状リブと一体に形成している。なお、識別番号は、前記凹部に記載するほか、前記母線カバー2の短手の方向の端部に夫々記載してもよく、正面側から臨んで、母線に接続される分岐回路遮断器に略近接するよう記載してもよい。
回路遮断器の取外構造を操作するにあたり、まず、内器ユニット100に分岐回路遮断器1を取付ける場合について説明を行なう。まず、図2、図3において、分岐回路遮断器1のロックレバー16を分岐回路遮断器の底面側から突出しない状態にしておき、分岐回路遮断器1を上部取付板3のガイド部43の間に載置する。この状態である程度分岐回路遮断器の幅方向の振れが抑制される。
次に、回路遮断器の取外構造を操作して、分岐回路遮断器1を内器ユニット100から取外す場合について説明を行なう。まず、ロックレバー16の指掛部161をもって正面側に引き上げ、ロックレバー16と下部取付板4との係合を解除する。ロックレバー16と下部取付板4との係合を解除した場合、分岐回路遮断器1が母線から遠ざかる方向に移動する規制が解除される。この状態においては、プラグイン端子11が母線を挟み込む力によって、分岐回路遮断器1が母線から遠ざかる方向への規制が保たれている。
測定者は、電圧測定を行なう場合、電圧測定器具により測定を行なう。電圧測定器具は電圧計などを用いるが、通常は測定端子(テストリード)を備えている。該テストリードを分岐回路遮断器が接続される極(L1極とL2極、又はL1局1とN極)に接続することにより分岐回路遮断器に供給される電圧を測定することができる。
1 分岐回路遮断器
11 電源側プラグイン端子
12 負荷側端子
13 操作ハンドル
14 底面側
16 ロックレバー
17 分岐回路遮断器の電源側端子部の器体縁部
2 母線カバー
21 取外操作片
210 基部
211 押圧部
212 押出突出片
213 脚部
214 軸部
215 識別番号
216 識別番号
217 取付固定部
22 孔部
23 固定ねじ
252 電圧測定孔
253 共通電圧測定端子挿入孔
3 下部取付板
4 上部取付板
411 フック
41 母線固定台
42 載置部
43 ガイド部
44 引掛部
Claims (5)
- 母線の両端長手方向に形成されて、該母線の正面側及び前記母線の両端長手方向に対して短手の幅方向から電源側端子が差し込み接続される回路遮断器の正面側の一部を覆う薄板状の母線カバーにおいて、
該母線カバーには、前記短手の幅方向中央部に前記長手方向に延設される基部と、
該基部から両短手方向に偏った位置で前記回路遮断器ごとに夫々の回路遮断器の電源側端子部の正面側において設けられた取外操作片が備えられ、
前記取外操作片は、母線カバーと略同一面内に一体に形成されて、
短手の幅方向において、前記基部から遠い側に前記長手方向を回動軸とする軸部によって軸支されるとともに、
基部から近い側に正面側から手指で押圧可能な程度に凹部を設けた押圧部と、
該押圧部の裏面側に母線から離れる方向に先細り形状となった押出突出片を備え、
該押圧部を押圧したときに該取外操作片が底面側に撓んで、
前記押出突出片が前記器体の電源側端子部の縁部に当接して摺動することにより、母線から回路遮断器が押し出され、回路遮断器の電源側端子の差し込み接続が解除されることを特徴とする回路遮断器の取外構造。 - 基部には、母線への取付固定部と、正面側からの押圧に抗する脚部を設けて構成したことを特徴とする請求項1記載の回路遮断器の取外構造。
- 前記脚部は前記短手の幅方向に突条形成され、
前記母線を絶縁支持する母線支持部材に幅方向において係合することにより、
前記取外操作片を押圧操作して回路遮断器を押し出す時の反力を受け止める構成としたことを特徴とする請求項2記載の回路遮断器の取外構造。 - 前記凹部は、取外操作片の正面方向に突出形成した柱状リブの表面に形成されることを特徴とする請求項3記載の回路遮断器の取外構造。
- 前記凹部の表面には、回路遮断器の識別番号を一体形成により記載したことを特徴とする請求項4記載の回路遮断器の取外構造。
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