JP2013228808A - 自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動取引装置1は、筺体2と該筺体に回転軸を中心として回動自在に配設される回動部3とを備え、筐体2と回動部3との間が配線コード10で連結され、回転軸の近傍で配線コード10を筺体2に固定する第1の固定部材と、回転軸の近傍であると共に前記第1の固定部材から前記回転軸方向に離間した離間位置で、前記配線コードを回動部3に固定する第2の固定部材とを備え、配線コード10は、回転軸に略並行に這っていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
フロントカバー3は、操作パネル16などのエレキ部品を具備しているので、配線コード910を介して制御ユニット7cや電源ユニット7dに接続する必要があり、フロントカバー3と筺体2との接続部分の配線コード910に、特許文献1に記載された技術を適用することが想定される。
なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張して表現されている。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
≪第1実施形態に係る自動取引装置の構成≫
以下、図1及び図2を参照して、第1実施形態に係る自動取引装置としてのATMの構成について説明する。図1は、第1実施形態に係るATM1の外観斜視図である。図2は、第1実施形態に係るATM1の右側面図である。
筺体2は、前面側の上部部分に切り欠きが設けられることで側面視L字形状を成し、底部分に4本の脚部が設けられる。また、筺体2は、上面先端部の内側にフロントカバー3を軸支するヒンジ構造30を備える。これにより、フロントカバー3は、回転軸31(図2)を中心に回動自在である。回転軸31は、フロントカバー3または筐体2に設けてもよく、さらにフロントカバー3と筐体2の間に設けてもよい。
フロントカバー3は、筐体2の前面側の上部部分を保護する上部カバーである。フロントカバー3の一端は、ヒンジ構造30を設けることで、回転軸31(図2)を中心に回動自在である。以下では、フロントカバー3と筺体2とが接触する状態を「閉状態」と呼び、フロントカバー3と筺体2とが離間する状態を「開状態」と呼ぶことにする。
ATM扉4は、筐体2の前面側の下部部分を保護する下部カバーである。近接センサ11は、顧客の接近を検知するために用いられるセンサである。
上部ユニット6は、カードリーダライタ(カードRW)6a、及び通帳記帳機6bなどの電子機器で構成される。カードリーダライタ6aは、キャッシュカードや振込カード等のカード媒体から情報を読み取るユニットである。通帳記帳機6bは、通帳から情報を読み取ったり、通帳に取引情報を記帳したりするユニットである。
下部ユニット7は、紙幣入出金機7a、硬貨入出金機7b、制御ユニット7c、及び電源ユニット7dで構成される。紙幣入出金機7aは、紙幣の鑑別や保管等の処理を行うユニットである。硬貨入出金機7bは、硬貨の鑑別や保管等の処理を行うユニットである。
制御ユニット7cは、配線コード10を介してATM1の各部に接続され(図2では操作パネル16との接続のみ表示)、ATM1の各部の動作を制御するユニットである。電源ユニット7dは、配線コード10を介してATM1の各部に接続され(図2では操作パネル16との接続のみ表示)、ATM1の各部に電力を供給するユニットである。以下では、各ユニットを「電子機器」と呼ぶ場合がある。
ここで、配線コード10は、制御コードや電源コードを含む概念であり、これらのコードの配線束であってもよい。以下では、配線コード10について説明する。
図3及び図4を参照して、回転軸31近傍の配線コード10について説明する。図3は、フロントカバー3が閉状態での回転軸31付近の配線コード10の状態を表し、(a)は要部拡大概略上面図であり、(b)は要部拡大概略右側面図である。図4は、フロントカバー3が開状態での回転軸31付近の配線コード10の状態を表し、(a)は要部拡大概略上面図であり、(b)は要部拡大概略右側面図である。
以上で、第1実施形態に係る自動取引装置1の構成の説明を終了する。
≪第2実施形態に係る自動取引装置の構成≫
以下、図5及び図6を参照して、第2実施形態に係る自動取引装置としてのATMの構成について説明する。図5は、第2実施形態に係るATM201の外観斜視図である。図6は、第2実施形態に係るATM201の右側面図である。
配線コード210は、回転軸31に直交する方向に回転軸31から後方に所定距離を離した離間位置で、リング状に形成され内部を配線コード210が往復動自在である保持部材232を用いて保持され、また、回転軸31を挟んで保持部材232に対向する対向位置で、配線コード210をフロントカバー3にスナップバンド233を用いて固定される。さらに、配線コード210は、筐体2の角部2aの下方において、スナップバンド234を用いて固定される。なお、筺体2やフロントカバー3には、スナップバンド233,234の固定部を貫通させるための図示しない孔が形成されている。
そのため、第2実施形態に係るATM201は、筺体2内のスペース(特に、回転軸31付近)を有効活用することができ、また、配線コード210の内部疲労を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の変形例を以下に示す。
第1実施形態及び第2実施形態では、配線コード10,210として、電源コードや制御コードを想定して説明したが、それ以外のコードを用いることも可能である。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、制御ユニット7cや電源ユニット7dと操作パネル16との間の配線コード10,210を例示として説明したが、筺体2内に配設される構成と筺体2に回動自在な構成との間のコードに広く適用することが可能である。
2 筺体
2a 角部
3 フロントカバー(回動部)
4 ATM扉
6 上部ユニット
7 下部ユニット
7c 制御ユニット(制御部)
7d 電源ユニット(電源部)
10,210,910 配線コード
16 操作パネル
30 ヒンジ構造
31 回転軸
32,33,233,234 スナップバンド(固定部材)
211 補強板
212 結束バンド
232 保持部材
Claims (11)
- 筺体と該筺体に回転軸を中心として回動自在に配設される回動部とを備え、前記筐体と前記回動部との間が配線コードで連結されている自動取引装置であって、
前記回転軸の近傍で前記配線コードを前記筺体に固定する第1の固定部材と、
前記回転軸の近傍であると共に前記第1の固定部材から前記回転軸方向に離間した離間位置で、前記配線コードを前記回動部に固定する第2の固定部材とを備えることを特徴とする自動取引装置。 - 前記配線コードは、前記回転軸に略並行に這っていることを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
- 前記第1の固定部材及び前記第2の固定部材は、前記回転軸の両端付近に配設されている、
ことを特徴とする請求項1に記載された自動取引装置。 - 前記第1の固定部材は、前記筐体の幅方向の片方の端付近に配設されており、前記第2の固定部材は前記回動部の幅方向の片方の端付近に配設されることを特徴とする請求項1に記載された自動取引装置。
- 前記回動部を上部に開放状態とした際に、前記配線コードは前記第1の固定部材と前記第2の固定部材との間においてねじれを生じることを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
- 前記配線コードは、前記回動部に配設された電子機器と、前記筐体の内部に配設された制御部とに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
- 筺体と該筺体に回転軸を中心として回動自在に配設される回動部とを備え、前記筐体と前記回動部との間が配線コードで連結されている自動取引装置であって、
前記回転軸に略直交する方向に前記回転軸から離間した離間位置で、前記配線コードを前記回転軸に直交する直交方向に往復動自在に、前記筺体に保持する保持部材と、
前記回転軸を挟んで、前記配線コードを前記回動部に固定する固定部材とを備え、
前記筐体は、前記配線コードの延伸方向に配線スペースが形成され、
前記保持部材と前記固定部材との間の前記配線コードは、前記配線コードの形態を前記延伸方向に保持する補強板が設けられる、
ことを特徴とする自動取引装置。 - 前記配線スペースは、前記筺体の角部近傍であり、
前記延伸方向と直交する方向であって、前記角部の頂点から離間した離間位置に前記配線コードを前記筐体に固定する他の固定部材とをさらに備える、
ことを特徴とする請求項7に記載の自動取引装置。 - 前記回転軸は、前記筐体に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項7に記載の自動取引装置。
- 前記回転軸は、前記回動部に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項7に記載の自動取引装置。
- 前記回転軸は、前記筐体と前記回動部の間に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項7に記載の自動取引装置。
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