JP2013228415A - 光ファイバケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】2つのテンションメンバ間に光ファイバ心線又は光ファイバテープ心線を配置する構造をもった光ファイバケーブルにおいて、心線数をできるだけ多くした状態でも、外力を受けても光ファイバ心線に外傷を生じさせないようにする。
【解決手段】本発明の光ファイバケーブル10は、複数本の光ファイバ心線11a(又はそれらを被覆した光ファイバテープ心線)を、一対のテンションメンバ13で挟むように配置した状態で外被12により一体化してなる。この光ファイバケーブル10は、一対のテンションメンバ13の間に挟まれた保護領域に、光ファイバ心線11aが4心以上、配置されていることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数本の光ファイバ心線又は複数枚の光ファイバテープ心線を外被により一体化した光ファイバケーブルに関する。
FTTH(Fiber To The Home)等の用途に用いられる光ファイバケーブルとして、架空の幹線ケーブルから1本又は複数本の光ファイバ心線を分岐して各戸に引き落とすために用いられるドロップケーブルが挙げられる。
図1で例示するように、従来の光ファイバケーブル20sは、複数本の光ファイバ心線21aを、一対のテンションメンバ(抗張力体とも言う)13で挟むように配置した状態で外被22により一体化されたケーブル本体を備える。ここで、一対のテンションメンバ23は光ファイバ心線束21の両側に埋設されている。また、外被22は、ポリエチレン等の被覆樹脂体である。また、このケーブル本体の両側面には、光ファイバ心線束21を取り出すための切裂きノッチ27が形成されている。
両側のテンションメンバ23を通る軸線の延長線上には支持線24が埋設される。より具体的には、支持線24は支持線被覆25により被覆されており、支持線被覆25は、首部26を介してケーブル本体の外被22と一体に成形されている。
図1の光ファイバケーブル20sでは、光ファイバ心線21aとして、そのガラス径が約125μm、被覆外径が約250μmの光ファイバ心線が用いられている。光ファイバケーブル20sにおけるその他の寸法の一例を挙げると、テンションメンバ23は、その外径Efが0.6mmである。支持線24は外径が2.3mmの鋼線からなり、支持線被覆25の外径Rtは3.3±0.2mm、首部26の長さFaは0.2mm、首部26の幅Fbは0.5mmである。
また、ケーブル本体は、その幅Wが支持線被覆25の外径Rtと同じく3.3±0.2mm、その高さEaが4.0±0.5mmとなっている。また、ノッチ27の底部の幅Edは0.25mm、開口部の幅Ebは1.3mm、ノッチ27が存在する位置でのケーブル本体の幅Eeは1.1mmとなっている。また、首部26からテンションメンバ23までの距離Egが0.4mm、ケーブル本体においてノッチ27を除いた部分の半分の高さEcは1.35mmとなっている。
また、図1では、自己支持型の光ファイバケーブルとして支持線24を設けた例を示したが、支持線なしの場合は、首部26から除去した形状のものとなり、例えば図2に示す光ファイバケーブル20のようになる。光ファイバケーブル20では、上述した寸法の1本の光ファイバ心線21aを、一対のテンションメンバ23で両側から挟むようにして外被22により一体化されている。
そして、図1の光ファイバケーブル20sから首部26を切断することで支持線24側と切り離したケーブル本体や、図2(A)の光ファイバケーブル20は、柱や壁等にステップルで取り付けられることがある。
図3で示すステップルは、コの字型でシリコンゴム等の樹脂製のステップル本体32に、金属製で先端31aが尖ったコの字型の釘部31が取り付けられたものである。このステップルを用い、ステップル本体32に当接するように光ファイバケーブル20(又は光ファイバケーブル20sのケーブル本体)が配置された状態で、先端31aを柱や壁等に差し込み、釘部31の頭をハンマー等で打ち付け、柱や壁等に光ファイバケーブル20を固定する。
そして、光ファイバケーブル20の外被22の材質はやわらかく、ステップルを用いて柱や壁等に固定する場合などには幅方向に大きな圧力がかかってしまい、光ファイバ心線21aにもその圧力が伝わり破損してしまうことがある。よって、図2(B)に示すように、光ファイバケーブル20では幅方向に圧力がかかったときでも光ファイバ心線21aがテンションメンバ23で保護されていることが望まれる。
ドロップケーブルやインドアケーブルに収納する光ファイバ心線としては外径250μmや500μmのものが実用化されており、心数は1,2,4,8,12心が一般的であり、今後のFTTH需要の高まりによっては24心、40心程度の多心化が必要になる可能性もある。1心や2心であれば十分テンションメンバ保護域に収まるが、4心以上になると心線径や偏心の程度によってはテンションメンバ保護域内に収まり切らなくなり、外力に不利になる。
こうした背景もあり、ケーブルを固定するステップルとしては、図3で例示したステップルではなく、図4で例示するように、より安全性を高めるために蓋を閉じてケーブルを優しく固定する特殊なステップルも開発されている。
図4で示すステップルは、底部41と蓋部42とが中間部43を介して接続されてなる。底部41には溝部41aと凹部41bが形成されており、蓋部42には当接部42aと突起部42bが形成されている。そして、このステップルは、溝部41aに光ファイバケーブル20を挿入した状態で、蓋部42を閉めて突起部42bを凹部41bに引っ掛けたときに、溝部41aと当接部42aとが光ファイバケーブル20を挟み込むように構成されている。このような構成により、光ファイバケーブル20が底部41と蓋部42により把持され、ステップル44により固定される。
また、このステップルは、金属製で先端44aが尖ったコの字型の釘部44を有し、底部41にはこの釘部44を先端44a側から挿入するための貫通孔41cが設けられている。貫通孔41cに釘部44を挿入して釘部44をハンマー等で打ち付け、柱や壁等に底部41を固定することにより、光ファイバケーブル20を柱や壁等に固定することができる。
また、特許文献1には、ステップルを用いて配線しても光コードの光ファイバに外圧が加わるのを効率よく阻止することができる光ファイバケーブルが開示されている。この光ファイバケーブルでは、図1の光ファイバケーブル20sのノッチ27と同様に凹部を設けている。特許文献1では、この凹部を設けた外被として、このテンションメンバと1本以上の光コードの外周部を、1本以上の光コードの位置する上下部位の両方或いは一方が凹部状となるように覆うシースを備え、ステップル等の外力が印加された時に、外被の肩の部分で側圧を負担し、光ファイバ心線、光コードへの外圧が伝わることを防いでいる。
特許公開2006−99032号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ステップルを強く打ち付けた場合には、ステップルが2本のテンションメンバの位置まで食い込み、光ファイバ心線や外被のサイズや偏心等によりステップルが光ファイバ心線に当たって、光ファイバ心線に外傷が発生する可能性がある。また、このような外傷は、ステップルを用いる場合に限らず、光ファイバケーブルを高所から落下させた場合に地上の何らかの物体によっても生じ得る。
また、図4で示したステップルはあまり側圧を与えないようにすることは可能であるが、図3のステップルに比べてコストが嵩む。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、2つのテンションメンバ間に光ファイバ心線又は光ファイバテープ心線を配置する構造をもった光ファイバケーブルにおいて、心線数をできるだけ多くした状態でも、外力を受けても光ファイバ心線に外傷を生じさせないようにすることにある。
本発明の光ファイバケーブルは、複数本の光ファイバ心線を、一対のテンションメンバで挟むように配置した状態で外被により一体化してなる。この光ファイバケーブルは、光ファイバ心線のガラス径が125μm、光ファイバ心線の被覆外径が190μm以上220μm以下であり、一対のテンションメンバの間に挟まれた保護領域に、光ファイバ心線が4心以上、配置されていることを特徴とする。
ここで、テンションメンバの外径を0.4mm以上0.5mm以下とし、複数本の光ファイバ心線は2層に積層されているようにすればよい。さらに、複数本の光ファイバ心線は、テープ厚が270μm以下の光ファイバテープ心線からなるようにしてもよい。
また、テンションメンバの外径を0.5mmとし、複数本の光ファイバ心線は3層に積層されているようにしてもよい。
本発明の光ファイバケーブルによれば、2つのテンションメンバ間に光ファイバ心線又は光ファイバテープ心線を配置する構造をもった光ファイバケーブルにおいて、ガラス径が125μm、被覆外径が190μm以上220μm以下の光ファイバ心線を用いることで、心線数をできるだけ多くした状態でも、外力を受けても光ファイバ心線に外傷を生じさせないようにすることができる。
従来の光ファイバケーブルの一例を示す断面図である。 従来の光ファイバケーブルの他の例を示す断面図である。 光ファイバケーブルを固定するためのステップルの一例を示す図である。 光ファイバケーブルを固定するためのステップルの他の例を示す斜視図である。 本発明による光ファイバケーブルの一例を、従来の光ファイバケーブルと比較して説明するための断面図である。 本発明による光ファイバケーブルの他の例を、従来の光ファイバケーブルと比較して説明するための断面図である。 複数本の光ファイバ心線を平行一列に並べた光ファイバテープ心線の配列を示す断面図である。
図5(A),(C)や図6(A)で例示するように、本発明の光ファイバケーブル10は、複数本の光ファイバ心線11aを、一対のテンションメンバ13で挟むように配置した状態で外被12により一体化してなる。外被12は、ポリエチレン等の被覆樹脂体である。このような光ファイバケーブル10としては、例えば架空の幹線ケーブルから1本又は複数本の光ファイバ心線を分岐して各戸に引き落とすために用いられる単心型ドロップケーブルが挙げられる。
本発明の主たる特徴の一つとして、光ファイバケーブル10では、光ファイバ心線11aのガラス径が約125μm、光ファイバ心線11aの被覆外径が190μm以上220μm以下とする。より具体的には、光ファイバ心線11aは、標準規格とされている公称外径125μmのガラスファイバに被覆が施されて公差が200μm±10μmとなった光ファイバ心線に、10μm程度の着色層を設けた光ファイバ心線(光ファイバ素線という場合も含む)である。そして、ここでは、着色層を付けた後の径が190μm以上220μm以下となればよい。
また、光ファイバ心線束11(複数本の光ファイバ心線11a)は、4心以上設けられている。実際、これに該当する光ファイバケーブルに収納される光ファイバ心線の心数は4,8,12,24,40心などが挙げられる。
図5(A),(C)では、このような光ファイバ心線束11が2層で積層されており、図6(A)では、光ファイバ心線束11が3層で積層されており、いずれの例でも、一対のテンションメンバ13の間で且つテンションメンバ13の中心同士を結ぶ直線上を通る位置に設けられている。ここで、図5(A),(C)の例では、光ファイバ心線11aを2心ずつ、2層に積層している。
図5(A)では、積層するに際し、各層で光ファイバ心線11aの中心位置がズレないように配列しているが、これは光ファイバケーブル10の内部に隙間をもたせて曲げやすくするためである。
なお、収納しようとする光ファイバ心線11aを予め所定の横列本数と積層段となるように集線して、テンションメンバ13で挟むように配置した状態で被覆することにより、各層の光ファイバ心線11aの位置がズレることなく、それに近い配列形状で束ねることは十分に可能である。
但し、図5(C)や図6(A)で示したように、各層で光ファイバ心線11aの中心位置が交互になるように、つまり例えば下層の隣り合う光ファイバ心線11aの間に生じる隙間に上層の光ファイバ心線11aが収容されるように(俵積みになるように)、配列させてもよい。
また、テンションメンバ13について、FTTH用のドロップケーブル、インドアケーブルには一般的に外径φが0.4mmや0.5mmの鋼線やFRPが使用される。取り扱い性や布設張力の観点からこれらのサイズが適正であり、これ以上細くすることは現実的ではない。但し、本発明の光ファイバケーブルでは、テンションメンバ13の外径が0.4mm以上0.5mm以下に限ったものではなく、例えば、より大きな外径のテンションメンバ13を採用することもできる。
そして、光ファイバケーブル10は、上述のように光ファイバ心線11aが4心以上設けられているが、本発明の主たる特徴の一つとして、一対のテンションメンバ13の間に挟まれた保護領域に、光ファイバ心線11aが4心以上、配置されている。ここで保護領域とは、図5(A),(C)において、テンションメンバ13の中心同士を結ぶ直線に平行な2本の2点鎖線で囲まれた領域であり、これらの2点鎖線はテンションメンバ13の両端に接するようになっている。
本発明では、このような保護領域に約200μmの光ファイバ心線11aが4心以上配置されているため、側圧、ステップル等の外力を低減することができ、外力を受けても光ファイバ心線に外傷を生じさせないようにすることができる。
具体的に説明すると、図5(A)や図5(C)で例示する光ファイバケーブル10では、テンションメンバ13の外径を0.4mmとし、複数本の光ファイバ心線11aが2層に積層されている。光ファイバ心線束11のケーブル厚み方向の寸法Hは、図5(A)の場合で0.4mm、図5(C)の場合で0.37mmとなり、テンションメンバ13で保護された厚さ0.4mmの保護領域に収めることができる。
これに対し、図5(B)や図5(D)で例示する従来の光ファイバケーブル20では、同じ外径のテンションメンバ23を用いているが、複数本の250μmの光ファイバ心線21aでなる光ファイバ心線束21を備える。寸法Hは、図5(B)の場合で0.5mm、図5(D)の場合で0.47mmとなり、テンションメンバ23で保護された厚さ0.4mmの保護領域に収めることができない。
このように、図5(A)や図5(C)の光ファイバケーブル10では、図5(B)や図5(D)の光ファイバケーブル20より、光ファイバ心線束11のケーブル厚み方向の寸法が小さくなり、且つテンションメンバ13の外径0.4mm以下であるため、側圧等の外力が加わった時に光ファイバ心線11aに加わる応力を無くすことができる。
図6(A)で例示する光ファイバケーブル10では、テンションメンバ13の外径を0.5mmとし、複数本の光ファイバ心線11aが3層に積層されている。光ファイバ心線束11のケーブル厚み方向の寸法Hは0.55mmであるが、光ファイバ心線11aには厚さ37.5μmの被覆部分が存在するため、実質的に保護が必要な部分の寸法が485μm(=550−37.5×2)であり、テンションメンバ13で保護された厚さ0.5mmの保護領域に収めることができる。
これに対し、図6(B)で例示する従来の光ファイバケーブル20では、同じ外径のテンションメンバ23を用いているが、複数本の250μmの光ファイバ心線21aでなる光ファイバ心線束21を備える。寸法Hは、0.68mmであり、実質的に保護が必要な部分の寸法も0.5mmを超え、テンションメンバ23で保護された厚さ0.5mmの保護領域に収めることができない。
このように、図6(A)の光ファイバケーブル10では、図6(B)の光ファイバケーブル20より、光ファイバ心線束11のケーブル厚み方向の寸法が小さくなり、且つテンションメンバ13の外径0.5mm以下に実質的に保護が必要な部分が収まるため、側圧等の外力が加わった時に光ファイバ心線11aに加わる応力を低減することができる。
また、複数本の光ファイバ心線11aは、複数枚の光ファイバテープ心線からなるようにしてもよい。このような光ファイバテープ心線について、図7を参照しながら説明する。
図7は、複数本の光ファイバ心線を平行一列に並べた光ファイバテープ心線の配列を示す断面図である。図7で例示するように、光ファイバテープ心線束15は、光ファイバ心線11aが複数本並列された2枚の光ファイバテープ心線15a,15bを、2層に積層してなる。
なお、1層には光ファイバテープ心線が1枚含まれるようにしてもよいが、1層に光ファイバテープ心線を隣り合わせて2枚以上並べてもよい。また、積層するに際しては、図7では各層で光ファイバ心線11aの中心位置がズレないように配列しているが、図5(C)や図6(A)のように各層で光ファイバ心線11aの中心位置が交互になるように、光ファイバテープ心線15a,15bを配列させてもよい。
そして、このような光ファイバテープ心線束15を用いた場合、本発明の光ファイバケーブルは、この光ファイバテープ心線束15を一対のテンションメンバで挟むように配置した状態で外被により一体化してなる。ここで、光ファイバテープ心線束15は、一対のテンションメンバの間で且つテンションメンバ13の中心同士を結ぶ直線上を通る位置に設けられている。
このような光ファイバケーブルとしては、例えば架空の幹線ケーブルから光ファイバテープ心線束15(複数枚の光ファイバテープ心線)の光ファイバテープ心線を分岐して各戸に引き落とすために用いられるテープ心線型ドロップケーブルが挙げられる。
光ファイバテープ心線15a,15bは、図6に示すように、光ファイバ心線11aが複数本並列された状態で、全長に亘って一体的に樹脂15hで被覆されていてもよいし、光ファイバ心線11aが複数本並列された状態で、長手方向の一部分のみ一体的に樹脂15hで被覆されていても(つまり間欠的に光ファイバ心線11a同士が被覆されていても)よい。いずれの場合でも、一体化された部分は、複数の光ファイバ心線11aの全周が樹脂15hで覆われているものとする。
また、光ファイバ心線11aとしては、図5(A)等で説明したように、光ファイバ心線11aのガラス径rが約125μm、光ファイバ心線11aの被覆外径rが190μm以上220μm以下とする。
さらに、本発明においては、光ファイバテープ心線15a,15bのテープ厚rは約250μmとし、少なくとも270μm以下とする。なお、光ファイバテープ心線15a(又は光ファイバテープ心線15b)における隣り合う光ファイバ心線11a同士のピッチPもテープ厚rと同様に、約250μmとすればよいが、テープ厚と同じにする必要はない。
そして、250μmの光ファイバテープ心線15a,15bを用いた場合、光ファイバテープ心線束15の厚みとしては、図5(B)や図5(D)で説明したようにHが0.5mmや0.47mmとなる。よって、このようにテープ状に束ねた心線を用いる構成においては、テンションメンバの外径を0.5mmとすることが好ましい。
但し、光ファイバ心線11aには厚さ37.5μmの被覆部分が存在し、且つ厚さ25μmのテープ被覆部分も存在する。よって、図5(B)、図5(D)のような配列を採用すると、実質的に保護が必要な部分の寸法がそれぞれ、385μm(=500−37.5×2−25×2)、355μm(=470−37.5×2−25×2)となり、テンションメンバとして外径0.4mmのものを採用したとしても、その保護領域に収めることができる。
なお、250μm厚の光ファイバテープ心線で説明したが、仮に、270μmの厚みの光ファイバテープ心線であった場合でも、図5(D)のような俵積みであれば0.4mmの保護領域に収めることができる。
10…光ファイバケーブル、11…光ファイバ心線束、11a…光ファイバ心線、12…外被、13…テンションメンバ、15…光ファイバテープ心線束、15a,15b…光ファイバテープ心線、15h…樹脂。

Claims (4)

  1. 複数本の光ファイバ心線を、一対のテンションメンバで挟むように配置した状態で外被により一体化してなる光ファイバケーブルであって、
    前記光ファイバ心線のガラス径が125μm、前記光ファイバ心線の被覆外径が190μm以上220μm以下であり、
    前記一対のテンションメンバの間に挟まれた保護領域に、前記光ファイバ心線が4心以上、配置されていることを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 前記テンションメンバの外径を0.4mm以上0.5mm以下とし、
    前記複数本の光ファイバ心線は2層に積層されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記複数本の光ファイバ心線は、テープ厚が270μm以下の光ファイバテープ心線からなることを特徴とする請求項2に記載の光ファイバケーブル。
  4. 前記テンションメンバの外径を0.5mmとし、
    前記複数本の光ファイバ心線は3層に積層されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブル。
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