JP2013228360A - 回路内圧測定用センサユニット、および、回路内圧測定用ダイアフラム - Google Patents

回路内圧測定用センサユニット、および、回路内圧測定用ダイアフラム Download PDF

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Abstract

【課題】血液回路内の圧力を測定するダイアフラムを熱可塑性エラストマーにする。
【解決手段】液体を流通させる液体回路内の圧力を測定する回路内圧センサ200に用いられるセンサユニット100であって、一方に開口部123を有する有底円筒状の基体120と、液体を基体120に導入するための入口部121と、導出するための出口部122と、開口部123を封止する熱可塑性エラストマー製のダイアフラム110とを備え、ダイアフラム110は、基体120に固定される円環状の固定部111と、固定部111の内側に配置され、圧力に従って変位する円板状の変位部115と、固定部111と変位部115とを接続する膜状の薄肉部114であって、ダイアフラム110の中心軸Cを含む面で切断した切断面の形状が直線的な第一棒状部191の一端と直線的な第二棒状部192の一端とが所定の角度で接続されたV字形状となる薄肉部114とを備える。
【選択図】図3

Description

本願発明は、人体から導出された血液の処理や人体への薬液注入を行う血液浄化装置、特に透析装置に適用される液体回路内の圧力を測定するセンサユニット、および、回路内圧測定用ダイアフラムに関する。
血液浄化療法を行う場合、患者の血液を体外に導出し、この血液をフィルタに通した後、再び患者に血液を戻す血液回路や、透析液を流通させる透析液回路、透析や濾過により除去される血液中の水分を補給する補液回路などの液体回路がチューブなどを用いて構築されている。
前記液体回路内に流通する液体の情報、特に血液回路内に流通する血液の圧力は透析状態を制御するために重要な情報である。そして、血液回路内の圧力を測定する方法としては、従来、血液回路から分岐する回路を別途設けて当該分岐した回路の終端部に水銀柱などによって圧力を測る方法が採用される場合がある。また、ダイアフラムを血液回路中に備え、ダイアフラムの出没状態から血液回路内の圧力を直接測定する方法なども採用されている(例えば、特許文献1)。
従前、ダイアフラムの材質としては液体回路中の圧力の変化に対し高い応答性を示すゴム(例えばイソプレンゴム)が採用されている。さらに、ゴム製のダイアフラムの一部を撓ませた構造とすることで、圧力の変化に対する応答性を高める構造的な工夫が施される場合もある(例えば、特許文献2の図2参照)。
特開2003−139635号公報 特開2006−214739号公報
ところが、ゴム製のダイアフラムは、プレス成形等により製造されるが、プレス成形されたダイアフラムの品質にばらつきが大きいという課題がある。例えば、製造されたゴム製のダイアフラム全体の弾性などの性能のばらつきが大きいと、回路内圧を測定するためにセンサユニットに組み付けられるダイアフラムの品質の個体差を吸収するために、測定装置の調整に時間がかかる場合もある。
また、回路内圧を測定するためのダイアフラムが組み付けられるセンサユニットは、使い捨てであるにも関わらす、ゴム製のダイアフラムは比較的高価であり、より安価で、かつ、品質が安定したダイアフラムを備えるセンサユニットが望まれている。
そこで、本願発明者は、製造されたダイアフラムの品質に個体間の差が少なく、比較的安価に製造することができるダイアフラムの材質として熱可塑性エラストマーに着目し、熱可塑性エラストマー製のダイアフラムが回路内圧を測定するためのセンサユニットに適用可能か否かについて鋭意実験と研究とを行った。そして、熱可塑性エラストマーにはクリープ現象により弾性特性が経時的に変化し、熱可塑性エラストマー製のダイアフラムを組み込んだセンサユニットで回路内圧を測定すると、時間の経過と共に圧力の測定が不安定になることを見出すに至った。
本願発明は、前記発明者の知見に基づいてなされたものであり、熱可塑性エラストマー製のダイアフラムでありながら、その構造によりクリープ現象の影響を抑制し、回路内の圧力を正確に測定することのできるダイアフラム、および、当該ダイアフラムが組み込まれた回路内圧測定用センサユニットの提供を目的としている。
上記目的を達成するために、本願発明にかかる回路内圧測定用センサユニットは、液体を流通させる液体回路内の圧力を測定する回路内圧センサに用いられるセンサユニットであって、前記液体回路内に介在配置され、一方に開口部を有する有底円筒状の基体と、液体を基体に導入するための入口部と、液体を基体から導出するための出口部と、前記開口部を封止する熱可塑性エラストマー製のダイアフラムとを備え、前記ダイアフラムは、前記基体に固定される円環状の固定部と、前記固定部の内側に配置され、圧力に従って変位する円板状の変位部と、前記固定部と前記変位部とを接続する膜状の薄肉部を有し、前記薄肉部は、当該ダイアフラムの中心軸を含む面で切断した切断面の形状が直線的な第一棒状部の一端と直線的な第二棒状部の一端とが所定の角度で接続されたV字形状となることを特徴とする。
前記ダイアフラムはさらに、インジェクション成形により一体となるように成形される磁性体からなる接続体を備えるものでもよい。
上記構造をダイアフラムに採用することにより液体回路内の圧力に正確に応答できる柔軟性を備えたダイアフラムとすることができ、液体回路内の圧力を測定するためのセンサユニットに用いられるダイアフラムの材質に熱可塑性エラストマーを採用することが可能となる。また、ダイアフラムの薄肉部の構造によりクリープ現象の影響を抑制し、センサユニットを長時間使用したような場合でも液体回路内の圧力を正確に測定し続けることが可能となる。
また、ダイアフラムの材質に熱可塑性エラストマーを採用することができるため、ダイアフラムの個体間での性能のばらつきが抑えられ、センサユニットの信頼性を向上させることが可能となる。
また、安価にセンサユニットを提供することができるため、容易にセンサユニットを使い捨てにすることができ、より簡便かつ衛生的な医療行為を行うことが可能となる。
また、前記第一棒状部の長さは、前記第二棒状部の長さと実質的に同じ長さとなるように形成されることが好ましい。
これによれば、第一棒状部と第二棒状部とに均等に張力が配分され、測定誤差が小さくなる。
また、前記薄肉部は、前記基体の外方に向かって凸となるように配置されるものでもよい。
これによれば、薄肉部の血液などの液体が接触する側において、固定部と薄肉部との間や変位部と薄肉部との間に幅の狭い環状の溝が発生することを防止できる。従って、圧力を測定している際に、ダイアフラムの近傍において血液などの液体のよどみが発生する可能性を低減することができる。従って例えば、よどんだ液体である血液がダイアフラムの近傍で凝固することを抑制でき、測定精度を向上させることができるほか、血液凝固による不具合を回避することが可能となる。
また、前記ダイアフラムの前記固定部は、前記開口部の外周面に密着する円筒状の第一固定部と、前記第一固定部の内側に配置され、前記基体の前記開口部の端面に密着する円環状の第二固定部とを備え、前記薄肉部の前記第一棒状部は、前記基体の前記開口部の端面と密着する第二固定部の端部に接続されるものでもよい。
特に、前記第一棒状部は、前記基体の前記開口部の端面と密着する第二固定部の端面から0mm以上、0.65mm以下の範囲内で接続されることが好ましい。
これによれば、ダイアフラムに正圧と負圧とを交互に印加されたとしても、ヒステリシスを測定誤差として許容される範囲内に納めることが可能となる。
また、上記目的を達成するために本願発明に係る回路内圧測定用ダイアフラムは、液体を流通させる液体回路内の圧力を測定するためのセンサユニットに用いられるダイアフラムであって、前記液体回路内に介在配置され、一方に開口部を有する有底円筒状の基体に固定される円環状の固定部と、前記固定部の内側に配置され、圧力に従って変位する円板状の変位部と、前記固定部と前記変位部とを接続する膜状の薄肉部とを備え、前記薄肉部は、当該ダイアフラムの中心軸を含む面で切断した切断面の形状が直線的な第一棒状部の一端と直線的な第二棒状部の一端とが所定の角度で接続されたV字形状となることを特徴としている。
これにより、液体回路内の圧力を測定するためのセンサユニットに用いられるダイアフラムの材質に熱可塑性エラストマーを採用することが可能となる。これは、ダイアフラムの構造によりクリープ現象の影響を抑制し、センサユニットを長時間使用したような場合でも液体回路内の圧力を正確に測定し続けることが可能となるためである。
また、ダイアフラムの材質に熱可塑性エラストマーを採用することができるため、ダイアフラムの個体間での性能のばらつきが抑えられ、センサユニットの信頼性を向上させることが可能となる。
また、安価にセンサユニットを提供することができるため、容易にセンサユニットを使い捨てにすることができ、より簡便かつ衛生的な医療行為を行うことが可能となる。
前記固定部は、前記基体の開口部の外周面に密着する円筒状の第一固定部と、前記第一固定部の内側に配置され、前記基体の前記開口部の端面に密着する円環状の第二固定部とを備え、前記薄肉部の前記第一棒状部は、前記基体の前記開口部の端面と密着する第二固定部の端部に接続されるものでもよい。
さらに、前記第一棒状部は、前記基体の前記開口部の端面と密着する第二固定部の端面から0mm以上、0.65mm以下の範囲内で接続されることが好ましい。この場合、第二固定部の端面からの前記範囲、および、その近傍(第一棒状部の厚さ程度)が第二固定部の端部と考えられる。
このダイアフラムを液体回路内の圧力測定に用いれば、正圧と負圧とが交互にダイアフラムに印加される液体回路に用いた場合であっても、ヒステリシスを測定誤差として許容される範囲内に納めることが可能となり、安定した測定値を得ることが可能となる。
本発明によれば、ダイアフラムの材質として個体間で性能(品質)のばらつきを少なくすることができる熱可塑性エラストマーを採用することができる。また、ダイアフラムの特に薄肉部の構造により、測定精度に関するダイアフラムの性能の経時的な変化も抑制することができる。
図1は、一部を切り欠いた状態で断面と共にセンサユニットを模式的に示す斜視図である。 図2は、ダイアフラムを上方から模式的に示す斜視図である。 図3は、ダイアフラムの中心軸を含む面で仮想的に切断した切断面を模式的に示す断面図である。 図4は、ダイアフラムの中心軸を含む面で仮想的に切断した状態のセンサユニットを模式的に示す断面図である。 図5は、センサユニットが取り付けられた回路内圧センサを模式的に示す断面図である。 図6は、センサユニットにおけるダイアフラムの寸法として、利用可能な範囲を示すダイアフラムの薄肉部の厚みと幅との関係を示すグラフである。 図7は、一部を切り欠いた状態で断面と共にセンサユニットを模式的に示す斜視図である。 図8は、ダイアフラムの中心軸を含む面で仮想的に切断した切断面を模式的に示す断面図である。 図9は、距離Hを変化させた場合におけるゼロ点変動量を示すグラフである。 図10は、回路内圧測定用センサユニットを示す断面図である。 図11は、ダイアフラムを上方から模式的に示す斜視図である。
次に、本願発明に係る回路内圧測定用センサユニット、および、回路内圧測定用ダイアフラムの実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係る回路内圧測定用センサユニット、および、回路内圧測定用ダイアフラムの一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、一部を切り欠いた状態で断面と共にセンサユニットを模式的に示す斜視図である。
同図に示すように、センサユニット100は、ダイアフラム110と、基体120と、キャップ130とを備えている。
図2は、ダイアフラムを上方から模式的に示す斜視図である。
図3は、ダイアフラムの中心軸を含む面で仮想的に切断した切断面を模式的に示す断面図である。
ダイアフラム110は、有底円筒状の基体120の開口部を封止する部材であり、基体120内に流通する液体の圧力が大気圧よりも大きいとき(陽圧)は大気側に向かって凸状に膨張して突出し、基体120内に流通する液体の圧力が大気圧よりも小さいとき(陰圧)は液体側に向かって凹状に陥没する全体視略円板形状であり、固定部111と、変位部115と、ダイアフラム110の可撓性を担う薄肉部114とを備えている。
このダイアフラム110を構成する樹脂としては、熱可塑性エラストマーが採用されている。熱可塑性エラストマーとしては、例えば、ポリスチレンやポリブタジエンを挙示できる。
ダイアフラム110の一部である固定部111は、基体120に固定される円環状の部分である。ダイアフラム110の一部である変位部115は、固定部111の内側に配置され、圧力に従って変位する部分である。ダイアフラム110の一部である薄肉部114は、固定部111と変位部115とを接続する膜状の部分である。
また、本実施の形態の場合、変位部115の中心部分(つまり、ダイアフラム110の中心)であって、大気側に位置する部分には磁性体からなる接続体113がダイアフラム110と一体になるように設けられている。
固定部111は、ダイアフラム110を基体120に固定するための部位であり、キャップ130と当接する部位である。固定部111は、ダイアフラム110の最外周に位置しており、ダイアフラム110の面に対し垂直に立設された状態で配置されている。このような構造を採用することにより、固定部111は、ダイアフラム110の基準位置を保持すると共に全体の形状を安定させ、圧力の変動に伴う変位部115の変化の精度を向上させる役割を担っている。また、固定部111の薄肉部114より外周下方(液体側)の部分は、基体120の開口部の周縁に設けられた後述の嵌合溝に液密状態で嵌合するものとなっている。
変位部115は、薄肉部114によって固定部111と一体に接続される円板状の部位である。変位部115は、接続体113を保持し、当該接続体113を圧力方向に沿って変位できるように比較的肉厚となっている。また、変位部115自体は、圧力の変化によってはほぼ形状は変化せず、一定の形状を保つ部位となっている。
接続体113は、磁性体からなる部材であり、変位部115とともに変位する部材であって、断面視逆T字状の円柱形状となされている。接続体113を介して、磁力によって接続される後述のロードセルにかかる荷重を測定することで、ダイアフラム110に対する陽圧、または陰圧を測定することができ、前記荷重を換算して液体の圧力を測定することができるものとなされている。
本実施の形態の場合、接続体113は、ダイアフラム110をインジェクション成形する際にダイアフラム110と一体に接続されている。また、接続体113の材質は、ステンレス鋼が採用されている。
薄肉部114は、剛性を確保するために最も肉厚の厚い固定部111と、固定部111よりは厚みは薄いが接続体113を保持しうる比較的厚肉の変位部115とを一体に接続する薄い円環状の部位である。ダイアフラム110は、主として薄肉部114により、液体回路内の微妙な圧力変化に追随して変位部115を変化させることが可能となっている。より具体的には、薄肉部114は、ダイアフラム110の中心軸Cを含む面で切断した切断面(図3参照)の形状は、直線的な第一棒状部191と直線的な第二棒状部192とを備えた形状であり、第一棒状部191の一端と第二棒状部192の一端とが所定の角度で接続されたV字形状(本実施の形態の逆V字形状を含む)となる部分である。
ここで、第一棒状部191と第二棒状部192とがなす角(前記所定の角度)は80度以上120度以下が好ましい。所定の角度が120度より大の場合、固定部111と変位部115との間に架橋状に配置される第一棒状部191と第二棒状部192との合計長さを長くすることができず、圧力変化に変位部115の変位を正確に追随させることが困難になるからである。一方、所定の角度が80度未満の場合、第一棒状部191と第二棒状部192との接続部分近傍が狭い溝となり、基体120の内方を流通する液体の流れを阻害する可能性が高くなるからである。なお好ましくは、所定の角度は90度以上、110度以下から選定される。また、固定部111と変位部115との隙間が1.5mmである場合、薄肉部114の幅(第一棒状部191と第二棒状部192との長さの和)は、1.5mmよりも長く、2.5mm以下が好ましい。薄肉部114の幅は、1.5mm以下になると、V字形状を取ることができず、2.5mmよりも長くなると、第一棒状部191と第二棒状部192との接続部分近傍が狭い溝となり、折り返した薄肉部114同士が近接しすぎて、円周上の一部において薄肉部114の部分同士が接着する可能性が高くなるからである。また、V字状の溝が深くなって、ダイアフラム110の成形が困難になる場合があるからである。
また、本実施の形態の場合、第一棒状部191と第二棒状部192とは、実質的に同じ長さとなっている。これによれば、薄肉部114の第一棒状部191と第二棒状部192とに均等に張力が配分され、測定誤差を抑制することが可能となる。
また、薄肉部114の肉厚は、0.4mm以上、0.7mmから選定されるのが好ましい。0.4mm未満の場合、ダイアフラム110の強度を確保するのが困難となり、また、ダイアフラム110の材質に熱可塑性エラストマーを採用した場合でも、個体差間のばらつきが顕著に認められるようになるからであり、0.7mmよりも厚くした場合、圧力変化に変位部115の変位を正確に追随させることが困難となって性能が満足できない。
さらに、図6のグラフにおいてハッチングで示される範囲内で薄肉部114の厚みと薄肉部114の幅(長さ)を選定することが望ましい。特に、薄肉部の厚みを0.55mm以上、0.7mm以下の範囲内で選定する場合、薄肉部114の幅(長さ)がハッチングで示した部分の幅よりも短い場合は、回路内圧測定用のダイアフラムとしての性能を満たさない場合がある。
薄肉部114を上記の構造にすることにより、固定部111と変位部115との間が狭い場合でも、固定部111と変位部115との間に架橋状に配置される円環状の薄肉部114の幅を長くすることができる。従って、ダイアフラム110全体を小型化することが可能となりダイアフラム110の液体回路内の圧力変化に対する応答性を高めることが可能となる。また、当該ダイアフラム110を採用することにより基体120内部の液体の圧力変化に変位部115の変位を正確に追随させることができ、正確に回路内の液体の圧力を測定することが可能となる。
また、薄肉部114の断面形状をV字形状とすることで、ダイアフラム110の材質として熱可塑性エラストマーを採用したことによるクリープ現象の発生を抑制することが可能となる。これは、正確な知見ではないが、第一棒状部191と第二棒状部192との接合部分が関節のように機能して、クリープ現象を抑制していると考えている。
また、本実施の形態の場合、薄肉部114は、基体120の外方(大気側)に向かって凸となるように配置される。このように、薄肉部114が配置されることにより、基体120の内方(液体側)に細い溝が形成されることを抑制し、基体120内方で液体がよどむことを可及的に防止している。
図4は、回路内圧測定用センサユニットを示す断面図である。
同図に示すように、基体120は、剛性のある樹脂からなり、液体回路に接続され液体を基体120内方に導入するための入口部121と、液体を基体120から導出するための出口部122と、開口部123と、開口部123を囲んで立設される円筒形状のキャップ収容部124と、嵌合溝125とを備えている。
入口部121および出口部122は、液体回路を構成するチューブの端部にそれぞれ挿入されるコックとして機能している。入口部121および出口部122の表面は挿入されるチューブが抜け落ちないようにタケノコ状(図示せず)となっている。
嵌合溝125は、開口部123を取り囲む円環形状の部位であり、円筒状のキャップ収容部124と、その内側に一体に立設される円筒状の内周壁によって形成されている。
キャップ収容部124は、キャップ130を収容する円筒状の部位であり、開口部123を囲むように基体120に一体に立設されている。また、キャップ収容部124の周壁には収容したキャップ130を係止する閂105刺し通すための貫通孔が複数個設けられている。
キャップ130は、キャップ収容部124に嵌合可能な円環状の部材であり、その径方向には閂105を刺し通すための貫通孔が複数箇所に設けられている。また、キャップ130は樹脂で構成されている。
以上のセンサユニット100において、キャップ130は、ダイアフラム110の固定部111上端面とわずかに触れ合った状態に配置され、キャップ130から固定部111へ押圧力は発生していない状態となっている。このように、閂105によりキャップ130をキャップ収容部124に固定されたキャップ130は、ダイアフラム110に陽圧がかかっても固定部111を係止し、固定部111のずれを規制する規制手段として機能するものであり、キャップ130からダイアフラム110に力を付与して密着力等を付与するものではない。
また、ダイアフラム110の固定部111の下部は、基体120の開口部123の周縁に設けられた嵌合溝125に強制嵌合状態で取り付けられており、ダイアフラム110は基体120の開口部123を液密状態で封止している。当該構成により、ダイアフラム110の変位部115や薄肉部114に歪みなどが発生することがなく、測定精度の高いセンサユニット100を提供することが可能となる。
図5は、回路内圧センサを模式的に示す断面図である。
同図に示すように、回路内圧センサ200は、センサ本体150と、上述のセンサユニット100とを備え、ダイアフラム110の出没に対応して出没する接続体113の変位を検出し電気信号に変換するロードセル151を有するセンサ本体150を備えている。
ロードセル151は、永久磁石152を介して接続体113と接続されており、ダイアフラム110が突出した際の陽圧ばかりでなく、ダイアフラム110が陥没した際の陰圧にも追随して当該変位を電気信号に変換するためである。
上記のような回路内圧センサによれば、熱可塑性エラストマーで形成されるダイアフラム110を有する比較的安価なセンサユニット100は使い捨てとし、比較的高価なセンサ本体150は血液等とは一切接触しないため使い回しすることができる。さらに、ディスポーザブルなセンサユニット100と、センサ本体150とは磁力で接続されているため、繰り返し使用されるセンサ本体150との間の脱着も簡易でスムースにできるため利便性に優れている。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
例えば、上記実施の形態は薄肉部114の断面形状をV字形状として説明したが、W字形状やそれ以上に折り返した形状を採用してもかまわない。
(実施の形態2)
次に、本願発明に係る回路内圧測定用センサユニット、および、回路内圧測定用ダイアフラムの他の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、実施の形態2も、本願発明に係る回路内圧測定用センサユニット、および、回路内圧測定用ダイアフラムの一例を示したものに過ぎない。
また、前記実施の形態1で説明した部材や部分と同じ機能を有する部材や部分については、同じ符合を付し、説明を省略する場合がある。
図7は、一部を切り欠いた状態で断面と共にセンサユニットを模式的に示す斜視図である。
同図に示すように、センサユニット100は、血液などの液体を流通させる液体回路内の圧力を測定する回路内圧センサに用いられるユニットであって、ダイアフラム110と、基体120と、キャップ130とを備えている。
図8は、ダイアフラムの中心軸を含む面で仮想的に切断した切断面を模式的に示す断面図である。
これらの図に示すように、ダイアフラム110は、固定部111の部分として第一固定部181と、固定部111の他の部分としての第二固定部182とを有している。また本実施の形態の場合、ダイアフラム110は、突出部116を備えている。
このダイアフラム110を構成する樹脂としては、熱可塑性エラストマーが採用されている。
第一固定部181は、基体120の開口部123の外周面に第一固定部181の内周面が密着する円筒状の部分である。第二固定部182は、第一固定部181の内面から内方に突出状に設けられる円環状の部分であり、基体120の端面と第二固定部182の端面とが密着する部分である。ダイアフラム110の一部である突出部116は、第二固定部182に設けられ、キャップ130からの押圧力を受け止める部分である。
第一固定部181は、ダイアフラム110を基体120に固定するための部位であり、基体120の開口部123の外周面に液密状態で密着する内周面を有する部位である。第一固定部181は、ダイアフラム110の最外周に位置し円筒形状となっており、ダイアフラム110の面に対し垂直に立設された状態で配置されている。このような構造を採用することにより、第一固定部181は、ダイアフラム110を基準位置に保持すると共にダイアフラム110の全体の形状を安定させ、圧力の変動に伴う変位部115の変化の精度を向上させる役割を担っている。
第二固定部182は、第一固定部181の内側に取り付けられ、基体120の開口部123の端面に液密状態で密着する端面を有する断面矩形の円環状の部位である。本実施の形態の場合、第二固定部182は、基体120の開口部123と、キャップ130とに挟持されることにより開口部123の端面と密着し、開口部123の全周にわたって液密状態を維持することができるものとなっている。
突出部116は、通常時(圧力の測定をしている期間など)においてキャップ130と当接する部位である。つまり、通常時においてダイアフラム110の部位の内、突出部116以外の部位は、キャップ130と当接していない。突出部116は、第二固定部182の開口部123の端面と密着する側と反対側に円周上に複数個配置され、キャップ130側に向かって突出する部位である。
本実施の形態の場合、突出部116は、図11に示すように、円周上に5個均等に配置されており、第一固定部181から第二固定部182にまでリブ状に一体に形成されている。
なお、突出部116の数は、突出部116の大きさ(特に周方向の長さ)に対応するため、限定されるものではないが、おおよそ3個以上、8個以下であることが好ましい。突出部116が2個以下であると、第二固定部182を開口部123の端面に均等に密着させることが困難となるからである。また、9個以上にしても開口部123の端面との密着効果の向上は望めず構造的な無駄となり、また、突出部116がキャップ130に及ぼす反発力が大きくなり、キャップ130にかかる負担が増大し、経時的なキャップ130の破損につながる可能性が高くなるからである。
また、第二固定部182の開口部123の端面と密着する面から突出部116が設けられている面までの距離(第二固定部182の高さ)は、薄肉部114の厚さの3〜6倍の範囲にあるものが好ましい。第二固定部182の高さが、薄肉部114の厚さの3倍未満であると、点在する突出部116からの力を、第二固定部182全体に分散させることができず、隣り合う突出部116の間で、開口部123と第二固定部182との間の密着力が乏しくなる可能性が高まるからである。逆に第二固定部の高さが、薄肉部114の厚さの6倍以上になると、基体に嵌ったダイアフラムをキャップで押し込む際に嵩張って、好ましくない。
薄肉部114は、前記実施の形態と同様、ダイアフラム110の中心軸Cを含む面で切断した切断面(図3参照)の形状は、直線的な第一棒状部191と直線的な第二棒状部192とを備えた形状であり、第一棒状部191の一端と第二棒状部192の一端とが所定の角度で接続されたV字形状(本実施の形態の逆V字形状を含む)となっている。
また、薄肉部114の第一棒状部191は、図8に示すように、第二固定部182の一端部に接続されている。ここで、第二固定部182の一端部とは、第二固定部182の開口部123の端面と当接する面から第二固定部182の厚み(図中Z軸方向の幅)の33%の範囲内である。
さらに具体的に第一棒状部191は、基体120の開口部123の端面と密着する第二固定部182の端面から0mm以上、0.65mm以下の範囲内で接続されることが好ましい。つまり図8中に示すように、基体120の開口部123の端面と密着する第二固定部182の端面から第一棒状部191の根元部までの距離をHとした場合、0mm≦H≦0.65mmとなるようにHを選定すれば良い。
図9は、距離Hを変化させた場合におけるゼロ点変動量を示すグラフである。
同図に示すように、距離Hを大きくすると、ゼロ点変動量、すなわちヒステリシス(特に陰圧(負圧)から復帰する際のヒステリシス)は線型に増加する。従って、ゼロ点変動量を5mmHg未満に抑えるためには、距離Hを0.65mm以下にすることが好ましい。特に、距離Hを0とすることが好ましい。ここで、ゼロ点変動量を5mmHg未満に抑えれば、例えば透析装置に用いられる液体回路内の圧力測定に問題は生じない。
図10は、回路内圧測定用センサユニットを示す断面図である。
同図に示すように、基体120に設けられるキャップ収容部124は、キャップ130を収容する円筒状の部位であり、開口部123を囲むように基体120に一体に立設されている。また、キャップ収容部124の内周壁には収容したキャップ130を係止し、キャップ130を介してダイアフラム110に挟持力を与えるための円環状の第一係合部126がキャップ収容部124の内周から内方に突出する状態で設けられている。
キャップ130は、基体120のキャップ収容部124と係合し、開口部123に向かってダイアフラム110を押圧する部材である。キャップ収容部124に嵌合可能な円環状の部材であり、その外周部にはキャップ収容部124の内周に設けられた第一係合部126と係合し、ダイアフラム110の第二固定部182を開口部123の端面に押圧する押圧力を発生させる第二係合部132を備えている。なお、キャップ130は、ダイアフラム110よりも硬質な樹脂で形成されている。
本実施の形態の場合、キャップ130は、ダイアフラム110の突出部116と線状に当接する稜線を有する山脈状の押圧部131を備えている。ここで、線状に当接とは、理想的な状態を表現しており、現実的には比較的硬質のキャップ130の押圧部131の先端がダイアフラム110の突出部116に食い込み、僅かな幅で面状に当接していると考えられる。また、押圧部131の稜線を形成する先端は、鋭利なエッジばかりでなく、曲線や直線で面取りされてものでもかまわない。
このように、キャップ130とダイアフラム110とが押圧部131と突出部116との間のみで線状に当接することで、ダイアフラム110からの反発力によりキャップ130が受ける負荷を軽減することが可能となる。
さらに、本実施の形態の場合、キャップ130の押圧部131は、中心軸Cを中心とする同心円上に複数(2本)の稜線が並んで配置される形状、換言すれば、溝(V字状、U字状など)を有する形状となっている。
当該形状を採用することで、ダイアフラム110の突出部116を放射方向に均一に安定した状態で押さえることが可能となる。これにより、より小さな力で開口部へのダイアフラム110の嵌合/保持を実現でき、さらにダイアフラム自体の損傷も防止できる。
さらに、キャップ130は、押圧部131の内側から変位部115に重なる位置まで内側に向かって張り出し、通常の測定時においては変位部115と離れた位置に配置され、変位部115とは当接しない張出部133を備えている。
張出部133は、正常な状態では機能しない部位であるが、液体回路内の圧力が異常に増加した場合などにおいて、ダイアフラム110の異常の変形を抑制し、基体120とダイアフラム110との液密状態が解除される状態や、基体120からダイアフラム110が脱落する状態が発生することを防止できる。
なお、図中において、押圧部131、張出部133、突起部134は、円環状に記載されているが、特に環状に限定されるものでは無く、円周上に分散状態で配置されるものでもかまわない。
以上の様なダイアフラム110の形状、センサユニット100の構造により、液体回路内の圧力を正確に計測することが可能となる。
本発明は、血液浄化装置や血液循環装置、それらに用いられる液体回路に適用でき、特に使い捨ての液体回路に適用できる。
100 センサユニット
105 閂
110 ダイアフラム
111 固定部
113 接続体
114 薄肉部
115 変位部
116 突出部
120 基体
120 度以上
121 入口部
122 出口部
123 開口部
124 キャップ収容部
125 嵌合溝
126 第一係合部
130 キャップ
131 押圧部
132 第二係合部
133 張出部
134 突起部
150 センサ本体
151 ロードセル
152 永久磁石
181 第一固定部
182 第二固定部
191 第一棒状部
192 第二棒状部
200 回路内圧センサ

Claims (9)

  1. 液体を流通させる液体回路内の圧力を測定する回路内圧センサに用いられるセンサユニットであって、
    前記液体回路内に介在配置され、一方に開口部を有する有底円筒状の基体と、
    液体を基体に導入するための入口部と、
    液体を基体から導出するための出口部と、
    前記開口部を封止する熱可塑性エラストマー製のダイアフラムとを備え、
    前記ダイアフラムは、
    前記基体に固定される円環状の固定部と、
    前記固定部の内側に配置され、圧力に従って変位する円板状の変位部と、
    前記固定部と前記変位部とを接続する膜状の薄肉部とを備え、
    前記薄肉部は、当該ダイアフラムの中心軸を含む面で切断した切断面の形状が直線的な第一棒状部の一端と直線的な第二棒状部の一端とが所定の角度で接続されたV字形状となる薄肉部とを備える、
    回路内圧測定用センサユニット。
  2. 前記ダイアフラムはさらに、
    インジェクション成形により一体となるように成形される磁性体からなる接続体を備える
    請求項1に記載の回路内圧測定用センサユニット。
  3. 前記第一棒状部の長さは、前記第二棒状部の長さと実質的に同じ長さとなるように形成される
    請求項1に記載の回路内圧測定用センサユニット。
  4. 前記薄肉部は、前記基体の外方に向かって凸となるように配置される
    請求項1に記載の回路内圧測定用センサユニット。
  5. 前記ダイアフラムの前記固定部は、
    前記開口部の外周面に密着する円筒状の第一固定部と、
    前記第一固定部の内側に配置され、前記基体の前記開口部の端面に密着する円環状の第二固定部とを備え、
    前記薄肉部の前記第一棒状部は、
    前記基体の前記開口部の端面と密着する第二固定部の端部に接続される
    請求項1に記載の回路内圧測定用センサユニット。
  6. 前記第一棒状部は、
    前記基体の前記開口部の端面と密着する第二固定部の端面から0mm以上、0.65mm以下の範囲内で接続される
    請求項5に記載の回路内圧測定用センサユニット。
  7. 液体を流通させる液体回路内の圧力を測定するためのセンサユニットに用いられるダイアフラムであって、
    前記液体回路内に介在配置され、一方に開口部を有する有底円筒状の基体に固定される円環状の固定部と、
    前記固定部の内側に配置され、圧力に従って変位する円板状の変位部と、
    前記固定部と前記変位部とを接続する膜状の薄肉部とを備え、
    前記薄肉部は、当該ダイアフラムの中心軸を含む面で切断した切断面の形状が直線的な第一棒状部の一端と直線的な第二棒状部の一端とが所定の角度で接続されたV字形状となる
    熱可塑性エラストマー製の回路内圧測定用ダイアフラム。
  8. 前記固定部は、
    前記基体の開口部の外周面に密着する円筒状の第一固定部と、
    前記第一固定部の内側に配置され、前記基体の前記開口部の端面に密着する円環状の第二固定部とを備え、
    前記薄肉部の前記第一棒状部は、
    前記基体の前記開口部の端面と密着する第二固定部の端部に接続される
    請求項7に記載の回路内圧測定用ダイアフラム。
  9. 前記第一棒状部は、
    前記基体の前記開口部の端面と密着する第二固定部の端面から0mm以上、0.65mm以下の範囲内で接続される
    請求項8に記載の回路内圧測定用ダイアフラム。
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