JP2013228095A - 封入剤付きブレーキ部品及びブレーキ部品に封入剤を付ける方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレーキパッドの圧力プレート上に付けられる柔軟なグリース及び/又は潤滑剤の使用により、ディスクブレーキシステムのノイズを減ずる。
【解決手段】キャリア及び封入剤36を有するブレーキ部品を具備しており、該キャリア及び封入剤36は1つ以上のブレーキ部品の上、及び/又は、中に配置され、そして該キャリアは該封入剤36を該ブレーキ部品に接着するのに役立っており、そして該封入剤36は1つ以上の潤滑剤、及び/又は、1つ以上の接着剤、又は両者を有しており、該封入剤36、該キャリア、又は両者は該封入剤36が該ブレーキ部品に取り付けられた後、そして最初のブレーキ印加の前、に触れに対し乾性である該ブレーキデバイス。
【選択図】図1

Description

本開示は、ブレーキシステムのノイズ、振動及び不快さを減ずるデバイスと方法に関する。本開示は一般的にマイクロ封入剤を有する部品と、該マイクロ封入剤を該ブレーキ部品に付ける方法と、に関する。
本開示は車両用改良型ブレーキシステム(例えば、ディスクブレーキ、ドラムブレーキ、又は両者)を提供することに基づいている。例えば、該ブレーキシステムは殆どどんな移動体(例えば、乗用車、トラック、バス、列車、飛行機等)で使われてもよい。代わって、該ブレーキシステムは、旋盤、紙製品又は布用の巻き取り機、遊園地の乗り物、風力タービン等の様なブレーキを要する製造機器又は他の機器用に使われる組立体内に一体化されてもよい。しかしながら、本開示は乗客用車両(すなわち、乗用車、トラック、スポーツユーティリテイ車)で使用するのに最も好適である。
一般に、ディスクブレーキシステムはローター、カリパーボデイ、サポートブラケット、機内ブレーキパッド及び該ローターの反対側にある機外ブレーキパッドを有する。該カリパーボデイは更にブリッジ、1つ以上のフィンガー、及びピストンボアを有する。該ピストンボアはピストンを収容する。該ボアはブレーキ印加時及びブレーキ撤回時、該ピストンが沿って動くボア軸線を有する。該ピストンボアは流体入り口、閉じた壁、ピストンブートを有する前部開口部、及び該前部開口部の近くに配置されたシール溝を有する円柱状側壁を備える。典型的に、該流体入り口は、該ピストンボアの閉じた壁内に配置されるので、圧力印加時、流体は該ピストンボアに流入する。圧力印加時、流体はピストンを、前部開口部の方へ、そしてブレーキパッドと接触するよう押す。該カリパーハウジングは、次いで1つ以上のピンの上へ、及び/又は、該ピンに沿って動くので、該1つ以上のフィンガーは該反対のブレーキパッドに接触する。該ピストンとブレーキパッドの間、及び/又は、該1つ以上のフィンガーとブレーキパッドの間の接触はノイズ、振動又は不快さを引き起こす。
ドラムブレーキシステムは、一般にサポートプレート(すなわち、バッキングプレート)に取り付けられた1対のブレーキシューを有する。該ブレーキシューは、少なくとも1つのばねを介して一緒に結合され、該ばねは、ブレーキ印加後、ブレーキシューの撤回に役立つ。該ドラムブレーキは、更にブレーキ印加時、該ブレーキシューを動かすホィールシリンダーを該ブレーキシュー間に有する。ブレーキ印加時、マスターシリンダーは、ブレーキシューをドラムと接触するよう動かすので、摩擦力が創られる。該ブレーキシューは、ブレーキ印加時か、ブレーキ撤回時か、又は両方の時期に、サポート(バッキング)プレートの部分に接触し、ノイズを創る。
ディスクブレーキシステム及びドラムブレーキシステムの両者でノイズを減ずる1つの企ては、ブレーキノイズを減ずる企てで、ブレーキパッドの圧力プレート上に付けられる柔軟なグリース及び/又は潤滑剤の使用である。しかしながら、過剰な潤滑剤がブレーキシステムに付けられるかも知れず、該過剰な潤滑剤は、摩擦材料をコートする、該ブレーキシステム及び/又は製造機器の他の部品に移る、汚れ及び他の汚染物の集積点を形成する、又はそれらの組み合わせを行う。或るシステムは、ブレーキノイズ、振動又は不快さを減じる企てで、シム又は何等かの他のデバイスをブレーキパッド、ピストン、フィンガー、又はそれらの組み合わせに取り付ける。
上記で論じた該ディスクブレーキシステム及びドラムブレーキシステムは、使用時ブレ
ーキきしり音に加えて更にガタガタ音を鳴らす。ガタガタ音は、バンプ上のドライブの様な加速イベント時に、カリパーボデイ又はサポートブラケットを打つブレーキパッドの様なブレーキ部品の間、又はドラム又はサポートプレートと接触するブレーキシューの様なドラムブレーキ部品の間、の接触により引き起こされる。ガタガタ音を引き起こす他のイベントは、ローターのディスク厚さ変動、弛んだブレーキパッド及び/又はブレーキシュー、ブレーキトルク変動、又はそれらの組み合わせなので、停止時及び/又は走行時、該ブレーキ部品は振動して、ガタガタ音引き起こす。部品が設置される時、部品がそれらの意図された位置に適切に置かれるよう、1つ以上のブレーキ部品を一緒に接着することによりガタガタ音を減ずる幾つかの企てが行われて来た。しかしながら、製造過程での接着剤の付加は、接着剤が部品上に正しくなく付けられないよう、部品を一緒に接触させる前に部品を取扱い、正しく整合させること、早まって部品を一緒に接着させること、汚れ及び塵埃の様な汚損を避けること、保護バッキングシートの除去と廃棄、接着剤の塗布に伴う課題、又はそれらの組み合わせ於ける困難を提起する。必要なことは、接着剤が、該接着剤を汚損すること、該接着剤を隣接部品へ移すこと、取扱いの困難を創り出すこと、又はそれらの組み合わせ無しに、目標範囲に付けられるよう、接着剤をブレーキ部品に付ける装置と方法である。
ブレーキシステム内にグリース及び/又は潤滑剤を置く企ての例は特許文献1、2、3、4、5、6、7及び8に見出され、ブレーキシステム内に接着剤を置く企ての例は特許文献9、10に見出され、幾つかの潤滑剤の例は特許文献11、12に見出され、カプセルの例は特許文献13に見出されるが、該特許文献1から13の何れも、全ての目的での引用によりここに組み入れられる。しかしながら、これらのシステムは、ブレーキ部品上での過剰なグリース、潤滑剤、接着剤又はそれらの組み合わせを有するので、該グリース、潤滑剤、接着剤、又はそれらの組み合わせは摩擦面上に配置されることになる。該過剰なグリース、潤滑剤、接着剤、又はそれらの組み合わせは、該ブレーキ部品から、ブレーキシステム、製造システム又はそれらの組み合わせの他の部品へ移るかも知れない。該ブレーキパッド及び/又はブレーキシューの交換時、グリース及び/又は接着剤がブレーキ部品に手動で付けられるが、しかしながら、該ブレーキパッドを交換する人が該部品へ、該グリース及び/又は接着剤を付けないか、該グリース及び/又は接着剤を付けることを忘れるか、該グリース及び/又は接着剤を正しくない領域に付けるか、又はそれらの組み合わせを行うかも知れず、該ブレーキシステムはノイズ、振動又は不快さをこうむるかも知れない。
グリース、潤滑剤、接着剤又はそれらの組み合わせが、最初のブレーキ印加まで触れに対して乾性であるように、該グリース、潤滑剤、接着剤又はそれらの組み合わせがブレーキ部品に付けられることを可能にする様なデバイス、方法又はそれら両者を有することは魅力的である。ブレーキ交換時、要員がブレーキ部品に潤滑剤を付ける必要がないデバイス、方法又はそれら両者を有することは魅力的である。必要なのは、ブレーキ部品が過剰グリース、過剰潤滑剤、過剰接着剤等、又はそれらの組み合わせから解放されるので、グリース、潤滑剤、接着剤又はそれらの組み合わせが製造機器、設置機器、ブレーキシステム機器、摩擦面又はそれらの組み合わせ上への第2の移送の恐れが無いデバイス、方法、又はそれらの組み合わせである。更に必要なのはグリース、潤滑剤、接着剤等又はそれらの組み合わせが、グリース、潤滑剤、接着剤等又はそれらの組み合わせが要求されるブレーキシステムの領域のみに付けられており、該システムが過剰なグリース、潤滑剤、接着剤又はそれらの組み合わせを有することが無くて、該システムのノイズが減じられる及び/又は除去されるデバイス、方法又はそれらの組み合わせである。
米国特許第5,438,806号明細書 米国特許第5,762,166号明細書 米国特許第6,213,257号明細書 米国特許出願公開第2004/0163903号明細書 米国特許出願公開第2007/0045063号明細書 米国特許出願公開第2008/0060892号明細書 米国特許出願公開第2010/0140029号明細書 国際公開第WO2010/060191号パンフレット 米国特許出願公開第2004/022055号明細書 米国特許出願公開第2004/0188190号明細書 米国特許第4,252,658号明細書 米国特許第5,089,154号明細書 米国特許第3,415,758号明細書
本開示は、(i)キャリア及び(ii)封入剤を有するブレーキ部品を具備しており、該キャリア及び封入剤は1つ以上のブレーキ部品の上及び/又は中に配置され、該キャリアは該封入剤を該ブレーキ部品に接着するために役立っており、該封入剤は1つ以上の潤滑剤及び/又は1つ以上の接着剤又は両者を有しており、該封入剤、該キャリア又はそれら両者は、該封入剤が該ブレーキ部品に取り付けられた後、そして最初のブレーキ印加の前には、触れに対して乾性である、ブレーキデバイスを提供することにより、これらのニーヅの1つ以上を満たす。
本開示は、(1)ベース層、(2)オプションとしての1つ以上の柔軟層、(3)として(i)キャリア及び(ii)封入剤を有する1つ以上の封入剤層、を備えるシム配合物であり、該封入剤が1つ以上の潤滑剤及び/又は1つ以上の接着剤を有しており、該封入剤、該キャリア、又はそれら両者は、該封入剤が該シムに取り付けられた後、そして最初のブレーキ印加の前には、触れに対し乾性である該シムを提供する。
本開示は、(a)キャリアをブレーキ部品に付ける過程と、(b)封入剤を該ブレーキ部品に付ける過程と、(c)該キャリア、該封入剤又はそれらの混合物及び該ブレーキ部品を、該キャリア、該封入剤又はそれら両者が触れに対し乾性であるよう硬化させる過程と、を具備しており、該封入剤が1つ以上の潤滑剤、1つ以上の接着剤、又はそれら両者を有する、方法を提供する。
本開示は、キャリアと封入剤(例えば、マイクロ封入剤化された潤滑剤、マイクロ封入剤化されたグリース、マイクロ封入剤された接着剤又はそれらの組み合わせ)を有するブレーキ部品を具備しており、該キャリアと該封入剤は、該ブレーキ部品の上及び/又は中に配置され、該キャリアが該封入剤を該ブレーキ部品へ接着するのに役立つ、デバイスを提供する。
1つの可能な実施例は、ベース層(例えば、鋼、プラスチック、紙)、オプションとしての1つ以上の柔軟層(例えば、ゴム、プラスチック、紙)、キャリア及び封入剤を有する1つ以上の封入剤層、を備えるシム配合物であり、該封入剤は潤滑剤及び/又は接着剤を有しており、そして該封入剤が該シムの生産時及び最初のブレーキ印加の前に触れに対して乾性である該シム配合物を具備する。
本開示のもう1つの可能な実施例は、キャリア及び封入剤(すなわち、マイクロ封入剤化された潤滑剤、マイクロ封入剤化されたグリース、マイクロ封入剤化された接着剤、又はそれらの組み合わせ)を有するブレーキ部品を備えるデバイスを具備しており、該キャリアが該ブレーキ部品上に配置され、該キャリアが該潤滑剤を該ブレーキ部品に接着する
のに役立つ、ブレーキシステムを有する。
本開示のなおもう1つの可能な実施例は、キャリアと封入剤(すなわち、封入剤化された潤滑剤、好ましくはマイクロ封入剤化された潤滑剤、そして最も好ましくはマイクロ封入剤化されたグリースがよい)を有するブレーキ部品を備えるデバイスを具備しているキットであって、該キャリアは該ブレーキ部品上に配置され、該キャリアは該ブレーキ部品に該潤滑剤を接着するのに役立ち、該キットがグリース及び/又は潤滑剤のチューブから解放されているキットを有する。
本開示の1つの可能な方法は、ブレーキ部品を得る過程と、キャリア(すなわち、接着剤、ペイント、接着用薬剤、樹脂、フェノール樹脂、又はそれらの混合物)を得る過程と、封入剤(すなわち、マイクロ封入剤化された潤滑剤、マイクロ封入剤化されたグリース、マイクロ封入剤化された接着剤、又はそれらの組み合わせ)を得る過程と、該キャリア、該封入剤又はそれらの混合物を該ブレーキ部品に付ける過程と、そして該キャリアと、該キャリア、該封入剤、又はそれらの混合物とを硬化させる過程と、を具備する。
本開示は、触れに対し乾性の、ここの開示の、封入剤化したグリース、潤滑剤、接着剤等、又はそれらの組み合わせを有するブレーキ部品を提供することにより、これらの問題の1つ以上を驚く程解決する。ここの開示の、マイクロ封入剤化したグリース、潤滑剤、接着剤等、又はそれらの組み合わせは、過剰なグリース、潤滑剤、接着剤又はそれらの組み合わせから解放されるので、生産、輸送、設置又はそれらの組み合わせの時に、該グリース、潤滑剤、接着剤又はそれらの組み合わせが、他の部品、デバイス、機械、設置用機器、又はそれらの組み合わせに、移送されないブレーキパッドを可能にする。ここでの本開示は更に、マイクロ封入剤化されたグリース、潤滑剤、接着剤又はそれらの組み合わせの精密な展開を可能にするので、非接触範囲{すなわち、該ブレーキパッドと、カリパーフィンガー、ピストン、ブレーキシュー、サポート(バッキング)プレート、ピン、又はそれらの組み合わせの様なブレーキシステムと、の間の接触点より他の範囲}はグリース、潤滑剤、接着剤又はそれらの組み合わせから解放される。本開示は、更に製造過程中、ブレーキ部品に付加されるマイクロ封入剤化されたグリース、潤滑剤、接着剤、又はそれらの組み合わせを提供するので、ブレーキ部品の最初の設置時及び/又はブレーキパッド、ブレーキシュー又は両者の交換時に、ノイズ、振動又は不快さを避けるために、別のグリース、潤滑剤、接着剤又はそれらの組み合わせが、新しいブレーキパッド、ブレーキシュー、ブレーキ部品又はそれらの組み合わせに付加される必要はない。ここでの本開示は、グリース、潤滑剤、接着剤又はそれらの組み合わせがブレーキ部品の接触領域に精密に展開され、触れに対し乾性であり、ノイズ、振動、不快さ又はそれらの組み合わせを減じ、過剰なグリースが無く、過剰な潤滑剤が無く、過剰な接着剤が無く、或いはそれらの組み合わせが無いように、各ブレーキ部品にグリース、潤滑剤、接着剤又はそれらの組み合わせを付ける方法を提供することにより、これらの問題の1つ以上を驚く程に解決する。
図1は、ここでの本開示で使われる1つの可能なブレーキシステムの断面図を図解する。 図2は、ここでの本開示で使われる封入剤のブレーキパッド上への1つの可能な塗布構成を有するサポートブラケットとブレーキパッドの外面図を図解する。 図3は、ここでの本開示で使われる封入剤のブレーキパッド上へのもう1つの可能な塗布構成を有するサポートブラケットとブレーキパッドの内面図を図解する。 図4は、ここでの本開示の封入剤を有する可能なドラムブレーキ組立体を図解する。 図5は、個別部品上に配置されたここでの本開示の封入剤を有するパッドクリップ及び圧力プレート組立体を備える1つの可能なサポートブラケット組立体の側面図を図解する。 図6は、シムの両側に配置されたここでの本開示の封入剤を有するブレーキパッド及びシムの組立分解図を図解する。 図7A−7Cは、シムの幾つかの可能な構成の断面図を図解する。 図8A−8Bは、封入剤の幾つかの可能な構成の断面図を図解する。 図9A−9Cは、ここでの本開示で使用される2つの可能な封入剤パターンと、該パターンがブレーキシステムの付随部品に如何に対応するかを図解する。
ここで提示される説明と図解は同業者以外の人々に本開示、その原理及びその実際的応用を知らせるよう意図されている。同業者は、特定の使用の要求に最良に適合するよう、本開示を、その多数の形に適合させ、応用してもよい。従って、表明される本開示の特定の実施例は、使い尽くされたように又は本開示を限定するように意図されてはいない。従って、本開示の範囲は、ここでの説明を参照して決められるべきでなく、代わりに、附属する請求項を、該請求項が権利を与えられる全範囲の等価物と一緒に参照して決められるべきである。特許出願書及び刊行物を含め、全ての論文及び参考文献の開示は全ての目的で引用により組み入れられる。下記請求項から収集される他の組み合わせも可能であり、該組み合わせも引用によりこの記載説明内へここで組み入れられる。
ここでの本開示はブレーキシステムを有する。該ブレーキシステムは摩擦を創るために使われるどんな種類のブレーキシステムであってもよい。好ましくは、該ブレーキシステムは乾式ブレーキシステム(すなわち、使用時流体が摩擦材料上を過ぎない)であるのがよい。該ブレーキシステムは使用時、該摩擦材料の上又は周りを過ぎる流体を有しない。該ブレーキシステムはドラムブレーキ、ディスクブレーキ、又はそれらの両者であってもよい。ブレーキパッド、ブレーキシュー、又はそれら両者は圧力プレート、ブレーキライニング、又はそれら両者を有してもよい。該ブレーキシステムはドラムブレーキシステムであり、サポート(バッキング)プレート、ドラム、ブレーキシュー、又はそれらの組み合わせを有してもよい。該サポート(バッキング)プレートは、以後ランドと呼ばれる、ランド、プラットフォーム、肩部又はそれらの組み合わせ、を有する。該ランドは該ブレーキシステムの他の部品と接触する。例えば、該ブレーキシューはブレーキ印加時、ブレーキ撤回時又はそれら間の位置にある時、該ランドと接触し、接触領域を形成する。
該ブレーキシステムはディスクブレーキであってもよく、カリパー、サポートブラケット、及びローターを有する。該カリパーは、ピストンを有するピストンボアと、一つ以上のフィンガーと、そして該ピストンボアを該一つ以上のフィンガーに結合するブリッジと、を備えもよい。該サポートブラケットはブレーキパッド、ピン又はそれら両者を有する(例えば、該カリパー、ブレーキパッド、又はそれら両者が上をスライドするスライドピン)。しかしながら、該ブレーキパッドは該サポートブラケット上で直接スライドしてもよい。もう1つの例では、該ブレーキパッドはサポートブラケット上で間接的にスライドしてもよい(すなわち、パッドクリップが該サポートブラケットとそれぞれのブレーキパッドの間に配置される)。該サポートブラケットは迫り台範囲を有してもよい。該迫り台範囲はブレーキパッドの耳部、パッドクリップ又はそれら両者に隣接して配置され、それ
らと接触してもよい。該迫り台範囲、パッドクリップ、該ブレーキパッドの該耳部又はそれらの組み合わせが該封入剤を有してもよい。ブレーキ印加時、ピストンはブレーキパッドと接触するよう動かされ、次いで該ブレーキパッドはローターと接触するよう動かされる。カリパーは、該一つ以上のフィンガーが相対するブレーキパッドをローターと接触するよう動かし、摩擦力が創られるようスライドする。該ピストン、1つ以上のフィンガー又はそれら両者は接触領域でブレーキパッドに接触する。該ピストン、該1つ以上のフィンガー又はそれら両者は、該ブレーキパッドと該ピストン及び/又は該1つ以上のフィンガーの間に配置される接触領域でシムと接触する。該ピストン、該1つ以上のフィンガー又は両者は接触領域でブレーキパッドと接触してもよい。
本開示は、ここで潤滑剤、グリース、接着剤又はそれらの組み合わせをブレーキ部品に付加することを考える。好ましくは、潤滑剤、グリース、接着剤又はそれらの組み合わせは、一旦ブレーキ部品に付けられたら触れに対して乾性であるのがよい。より好ましくは、マイクロ封入剤化潤滑剤、マイクロ封入剤化グリース、マイクロ封入剤化接着剤、又はそれらの組み合わせ(以下、“封入剤”)は、該潤滑剤及び/又はグリースが、一旦解放されると、摩擦、ノイズ、振動、不快さ又はそれらの組み合わせを妨げる、及び/又は該マイクロ封入剤化接着剤が一つ以上の部品を一緒に接着させ、2つの隣接部品の相互に対する動きを妨げるので、運転中、ブレーキ印加時、又はそれらの間の条件で、ノイズ、振動、不快さ又はそれらの組み合わせが最小化される、及び/又は実質的に除去されるように、ブレーキ部品に付加されるのがよい。
該ブレーキ部品は、ブレーキ組立体のもう1つの部品と接触するブレーキ組立体のどんな部品であってもよい。該ブレーキ部品は、該ブレーキ部品がグリース又は潤滑剤が無い、又は実質的に無い時、運転中、ブレーキ印加時、ブレーキ解除時又はそれらの間の時間に、摩擦、ノイズ、振動、不快さ又はそれらの組み合わせを創るどんな部品であってもよい。該ブレーキ部品は、潤滑された時、摩擦、ノイズ、振動、不快さ又はそれらの組み合わせの減少を経験するどんなブレーキ部品であってもよい。該部品は、ピストン、カリパーの1つ以上のフィンガー、ブレーキシュー、サポート(バッキング)プレート、ピン(例えば、上をカリパーが動くピン、上をブレーキパッドが動くピン、又はそれら両者)、圧力プレート、シム、第2材料、ランド、プラットフォーム、肩部又はそれらの組み合わせであってもよい。好ましくは、該ブレーキ部品はシム、ブレーキパッド又はそれら両者である方がよい。
該シムは、ブレーキパッドと、ピストン、アクチュエーター、フィンガー、又はそれらの組み合わせとの間に置かれるどんな材料であってもよい。該シムは、1つの側又は両側に封入剤を有してもよい。例えば、該シムは、ブレーキパッドと接する側に封入剤を有してもよく、該シムは、ピストン、アクチュエーター、フィンガー又はそれらの組み合わせと接する側に封入剤を有してもよい。該シムの側面は部分的にカバーされてもよく、全体がカバーされてもよく、或いはそれら両者であってもよい。該シムはピストン、1つ以上のフィンガー又はそれら両者とブレーキパッドとの間の距離を減じるどんな材料で作られてもよい。該シムは非常に薄くてもよい。例えば、該シムは、1つ以上のブレーキ部品間の距離を減じながら、約1mm以下、約0.5mm以下、或いは約0.1mm以下の厚さを有してもよい。該シムは1層であってもよい。該シムは、封入剤を有する1層であってもよい。例えば、該シムはゴム、プラスチック等であってもよいが、該シムが接触された時、該封入剤の中味が解放されるよう、該ゴム、プラスチック等の中に封入剤を有する該ゴム、プラスチック等であってもよい。該シムの厚さは、該封入剤と同じ厚さであってもよい。該シムはベース材料を有してもよい。
該ベース材料は金属、プラスチック、ポリマー材料、天然材料、合成材料又はそれらの組み合わせであってもよい。該シムは、異なる材料の組み合わせで作られてもよい。例え
ば、該シムは金属、ゴム、及び封入剤の層を有してもよい。該シムは、プラスチックの様な複合材料で作られてもよい。好ましくは、該シムの少なくとも1部分は金属製であるのがよい。該シムは全体が又は部分的に鋼製であってもよい。該シムは柔軟な媒体を含んでもよい。該シムは部分的に又は全体が柔軟な媒体で作られてもよい。該柔軟な媒体はポリマー材料、天然材料、合成材料、ゴム[例えば、ブタジエンゴム、エチレンアクリルゴム(ethylene acrylic)、エチレンプロピレンゴム{イーピーエム(EPM)又はイーピーデーエム(EPDM)}、ニトリルブタジエンゴム{エヌビーアール(NBR)}、シリコンゴム、又はそれらの組み合わせ]低摩擦材料、又はそれらの組み合わせであってもよい。該シムは、破砕された時、封入剤の中味が多くの孔を通してシム外へ出る様な、多孔質層を有してもよい。該シムは封入剤層を有してもよい。
該封入剤層は、1つ以上の他の層の上又は中の個別層であってもよい。例えば、該封入剤層はベース材料、柔軟材料又は両者の面上に配置されてもよい。もう1つの例では、該封入剤は該ベース材料、該柔軟媒体又は両者内に配置される。該封入剤層は1つ以上の個別封入剤片であってもよいが、好ましくは一緒に層を形成する複数の個別封入剤片であるのがよい。封入剤層は、100以上、250以上、500以上又は1000以上の個別封入剤片を含んでもよい。該シムは、ベース材料、柔軟な媒体、封入剤又はそれらの組み合わせを、どんな順序、組み合わせ、又は混合形式で、有してもよい。該封入剤は製造過程中に該シム内に組み入れられてもよい。例えば、該封入剤は液体ゴムに付加されるので、ゴム/封入剤混合物は固化され、シムに形成される。該ブレーキシステムはピストン、アクチュエーター、フィンガー又はそれらの組み合わせとブレーキパッドとの間にシムが無くてもよい。
ブレーキパッドは、摩擦力を作るどんな流儀のブレーキパッドであってもよい。該ブレーキパッドは、該ブレーキパッドが該ブレーキシステム内に適合し、摩擦力を創るために使われるなら、どんな寸法及び構成であってもよい。好ましくは、該ブレーキパッドは圧力プレート及び摩擦材料を有するのがよい。該封入剤は該圧力プレート上に配置される。該封入剤は該圧力プレートのどんな位置に配置されてもよい。
該封入剤は、何等かの寸法及び/又は形状で、該圧力プレート、1つ以上のピン、シム、第2材料、1つ以上のピストン、1つ以上のフィンガー、ブレーキシュー、バッキングプレート又はそれらの組み合わせの、上及び/又は中、に配置されるので、該封入剤はブレーキ印加時に破れ、接触領域を潤滑する、そして/又は接触領域内で2つ以上の部品を一緒に接着する。好ましくは、該封入剤は該圧力プレート、シム、第2材料、又はそれらの組み合わせの上及び/又は中に、該圧力プレート、シム、ピン、第2材料、又はそれらの組み合わせが、過剰な封入剤が無い様な構成で配置されるのがよい。該封入剤は、該封入剤が圧縮された時、該封入剤の中味が解放され、該ブレーキ部品が過剰な、グリース、潤滑剤、接着剤等又はそれらの組み合わせが無い様に、該ブレーキ部品の上及び/又は中に配置される。1例では、該封入剤は該部品内に組み入れられ、そして該潤滑剤は、該封入剤の中味が、該封入剤が接する面をコートするよう、孔、穴又は両者を通して該部品を出てもよい。該封入剤は、ブレーキ部品、圧力プレート、シム、第2材料又はそれらの組み合わせの一体部品であってもよい。例えば、該封入剤は、該ブレーキ部品、圧力プレート、シム、第2材料又はそれらの組み合わせの材料と、該封入剤が該それぞれの部品の一体部品であるよう接着されてもよい。該圧力プレート、シム、第2材料又はそれらの組み合わせの上及び/又は中の該封入剤の構成は、応用毎にそしてブレーキシステム毎に変わってもよい。例えば、機内ブレーキパッド、及び/又は機内シムは、機外ブレーキパッド及び/又は機外シムと異なる応用構成を有してもよい。
該封入剤層は、該層がどんな形状となるよう形成されてもよい。該封入剤層は、該層が部品の形状にマッチする、部品の全体又は1部の形状を実質的に鏡映しする、2つ以上の
部品間の接触領域の形状を鏡映しする、又はそれらの組み合わせを行うよう形成されてもよい。例えば、該封入剤層の形状は、円形、正方形、“U”字型、線形、楕円形、正弦波曲線、波形、不規則曲線(すなわち、対称でないカーブした線)、トロイダル形状、鶏冠形、半円形、4分の3円形、“W”字型、“M”字型、幾何学的形状、非幾何学的形状、又はそれらの組み合わせを形成してもよい。該圧力プレート全体、シム、第2材料、又はそれらの組み合わせは、封入剤でカバーされてもよい。該圧力プレート、シム、第2材料、又はそれらの組み合わせの部分は、封入剤を有しなくてもよい。好ましくは、該圧力プレート、シム、ピン、第2材料又はそれらの組み合わせの非接触部分は、封入剤が無いのがよい。該封入剤は、触れに対し乾性であるのがよい。好ましくは、該封入剤は、該ブレーキ部品が梱包内にある時、ブレーキシステム内に設置される時、そして圧力印加の前、製造ライン内で、又はそれらの組み合わせにある時、触れに対し乾性であるのがよい。より好ましくは、該封入剤は、該封入剤が硬化された後、そして最初のブレーキ印加の前、触れに対し乾性であるのがよい。該封入剤は、熱による破砕及び/又は溶融に対し耐性を有するのがよい。該封入剤は、約50℃以上、約75℃以上、約100℃以上、約125℃以上、例え約150℃以上でも、その温度に耐えるのがよい。該封入剤は、約500℃以下、約250℃以下、或いは約200℃以下の温度に耐えるのがよい。好ましくは、該封入剤は、標準ペイント硬化炉のどんな温度にも耐えるのがよい。該封入剤は、封入剤をブレーキ部品に接着する、接合する、取り付ける又はそれらの組み合わせを行うのに有用な何等かの装置により該ブレーキ部品に接着されるか、接合されるか、保持されるか、又はそれらの組み合わせが行われるのがよい。
該封入剤は、キャリアにより該ブレーキ部品の上及び/又は中に取り付けられてもよい。該キャリアは、封入剤をブレーキ部品に、及び/又は、該部品の中に、取り付けるのに役立つ何等かの材料であってもよい。該キャリアは、乾式ペイント、液体ペイント、インク、接着剤、接合剤、フェノール接着剤、シリコン接着剤、アクリル圧力感応性接着剤{ピーエスエイ(PSA)}、糊、テープ、樹脂、フェノールペイント、UV硬化性接着剤、温度硬化性接着剤、湿分硬化接着剤、該封入剤を部品上に固定するのに有用なフェノール粒子を有する何等かの成分、又はそれらの混合物であってもよい。該キャリアは硬化時、該キャリアが接合部を約50℃以上、約100℃以上、約125℃以上、約150℃以上であるが、約400℃以下又は約350℃以下、の温度に保持するよう、充分高いガラス転移温度(Tg)を有する。該キャリアは硬化時不可逆性の化学的接合部を形成する。該キャリアは、該キャリアが部品、封入剤又は両者と恒久的接合を形成するよう、充分な量の橋かけ結合を有する何等かの材料であってもよい。該キャリアは充分高い分解温度を有するので、該キャリアはここで論じられるブレーキ経験時の典型的温度に耐える(すなわち、約100℃以上、約125℃以上、又は約150℃以上であるが、約400℃以下又は約350℃以下)。該キャリアは異なる材料に一緒に接着するため使われるどんな材料であってもよい。例えば、該キャリアは、該封入剤をブレーキパッドに接着するため使われてもよい。該キャリアは、ガラス転移温度を望ましいガラス転移温度へ高めるために充分な量の橋かけ結合剤又は硬化剤を含んでもよい。該キャリアは約5重量%以上、約10重量%以上、又は約15重量%以上の橋かけ結合剤、硬化剤、又はそれら両者を含んでもよい。好ましくは、該キャリアは熱硬化樹脂であるのがよい。使われる熱硬化樹脂の例はエポキシ、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオール、アクリルポリマー、又はそれらの組み合わせである。封入剤は、キャリアがブレーキ部品に付けられる前に、キャリアに混合されてもよい。該封入剤がブレーキ部品に付けられ、次いで該キャリアが該封入剤の上に付加されてもよい。該封入剤は、該キャリアがブレーキ部品に付けられた後、該キャリアに付加されてもよい。該キャリアと該封入剤が同時にブレーキ部品に付加されてもよい。該キャリアが部分的に硬化され、次いで封入剤が該ブレーキ部品及びキャリアに付加されてもよい。該キャリアが充分硬化され、次いで該キャリアがなお熱い間に該封入剤が該ブレーキ部品に付加されてもよい。該キャリアが熱い間及び/又は冷却されている間に封入剤が該キャリアに付加されてもよい。
該封入剤はブレーキ部品に一体化されてもよい。該封入剤が別過程で付加される必要がないように、ブレーキ部品の製造時、該封入剤が該部品の材料に付加されてもよい。例えば、シムはゴム外層を有し、そして該ゴム外層が該シムに付けられる時、該封入剤が同時に該シムに付加されるよう該封入剤が該ゴム外層内に追加されてもよい。
該封入剤は、ブレーキ部品に付けられた時、或る潤滑及び/又は接着を提供し、摩擦、ノイズ、振動、不快さ又はそれらの組み合わせが実質的に減じられる及び/又は除去される、グリース、潤滑剤、接着剤等又はそれらの組み合わせの様な成分(以下“中味”と呼ぶ)を保持する、含有する、囲む、封入する、又はそれらの組み合わせを行う何等かの材料製であってもよい。該封入剤は、封入剤内に配置された時、該中味が触れに対し乾性であるように、グリース、潤滑剤、接着剤等又はそれらの組み合わせを保持する何等かの材料製であってもよい。該封入剤は、ブレーキ部品に接着、接合、取り付け、又はそれらの組み合わせが行われるどんな材料製であってもよい。該封入剤配合物は、フェノール樹脂を有してもよい。該封入剤配合物は、潤滑特性、接着特性、又は両者を有してもよい。該封入剤配合物は、破砕時、潤滑特性、接着特性又は両者を有してもよい。該封入剤は、一旦破られると、分解し、潤滑特性を提供してもよい。該封入剤は、一旦破られると、分解し、接着特性を提供してもよい。例えば、該封入剤の材料と該封入剤の中味は、破られた時か、隣接封入剤の中味と混合された時か、空気と混合された時か、又はそれらの組み合わせ時、2成分接着剤として作用してもよい。
該封入剤の配合物はフェノール樹脂、セルロース、エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸フタール酸セルロース、メタアクリル酸ポリメチル、アクリロニトリルスチレンコーポリマー、ポリスチレン、塩化ビニリデン−アクリロニトリルコーポリマー、エポキシ樹脂、ポリニールフォルマール、トルエン−エタノール溶剤、ポリブタジエン、又はそれらの組み合わせを含む。該封入剤を作る配合物と方法に関する追加の開示は特許文献13のカラム1の31行からカラム10の33行のそれらを含むここでの開示から収集されてもよい。該封入剤はその配合物内に磁性材料を有してもよい。封入剤は該封入剤の配合物内に鉄、ニッケル、コバルト、磁性ステンレス鋼、グラファイト、又はそれらの組み合わせを有してもよい。封入剤は錆びない磁性材料を該封入剤の配合物内に有してもよい。該封入剤は、該封入剤がブレーキパッドの圧力プレートに接着され位置的に保持されるよう、どんな寸法及び形状であってもよい。該封入剤は、封入剤の形状が部品上への該封入剤の付着時に変わり、該部品に接触する表面積の量を増やすので、該封入剤が該圧力プレートに確実に接着されるよう柔軟であってもよい。
該封入剤は約8mm以下、約6mm以下、約5mm以下、約3mm以下又は約2mm以下の最大寸法を有する。該封入剤は約0.001mm以上、約0.005mm以上、約0.01mm以上、約0.05mm以上、好ましくは約0.5mm以上、より好ましくは約1.0mm以上又はなおより好ましくは約1.5mm以上の最大寸法を有してもよい。該封入剤は約0.005mmと約10mmの間、好ましくは約0.1mmと約8mmの間、又はより好ましくは約5mmと0.5mmの間の最大寸法を有してもよい。該最大寸法は長さ、幅、直径又はそれらの組み合わせであってもよい。好ましくは、該最大寸法は該封入剤の断面長さ(例えば、直径)であるのがよい。該封入剤は内容積を有してもよい。該内容積は該封入剤がブレーキ部品を潤滑するのに充分な量のグリース、及び/又は、潤滑剤を保持する様などんな容積であってもよい。該封入剤の該内容積は、該封入剤が、潤滑剤がブレーキシステム内のノイズ、振動及び不快さを減ずる及び/又は除去するのに役立つ程充分な潤滑剤か、接着剤がブレーキシステム内のノイズ、振動及び不快さを減ずる及び/又は除去するのに役立つように、接着剤がシムをブレーキ部品に固定して結合するのに役立つ程充分な接着剤か、或いはそれらを組み合わせたものを保持するよう充分大きくてもよい。該内容積は該封入剤が2つ以上のブレーキ部品を一緒に接着するために充分な
量の接着剤を保持するようどんな容積であってもよい。該内容積は、該封入剤が破砕された時、中味が解放され、潤滑及び/又は接着を提供するよう潤滑剤、グリース、接着剤又はそれらの組み合わせを保持するどんな容積であってもよい。
該封入剤は約3ml以下、約2ml以下、約1ml以下、約0.5ml以下、又は約0.1ml以下の材料を保持する内容積を有してもよい。該封入剤は、約0.001ml以上、約0.01ml以上、又は約0.05ml以上の材料を保持する内容積を有してもよい。該封入剤は、約3mlと0.1mlの間、約1.5mlと約0.5mlの間の内容積を有してもよい。該封入剤は1つの内容積を有してもよい。該封入剤は1つより多い内容積を有してもよい。該封入剤の中味は、該封入剤の内容積内で隔離されてもよい(すなわち、該封入剤は分割部を有してもよい)。該封入剤は該封入剤内に2、3、4、5又は6つのポケットを形成する1、2、3、4又は5つの内部分離壁を有してもよい。該封入剤の中味は封入剤から封入剤へと替わってもよい。1つの封入剤、又は封入剤の1つのポケット、の中味は、もう1つの封入剤、又は封入剤のもう1つのポケット、の中味と混合された時、潤滑特性、接着特性又はそれら両者を提供してもよい。1つの封入剤又は封入剤の1つのポケットの中味が、もう1つの封入剤の中味又は封入剤のもう1つのポケットの中味と混合された時、該封入剤を、該封入剤が潤滑、接着又は両者に役立つよう、分解してもよい。該封入剤は低衝撃力による破壊に耐えてもよい(すなわち、典型的破壊より小さい力が印加される)。
該封入剤は或る破裂耐性を示す何等かの材料であってもよい。該封入剤は約2MPa以下、約1MPa以下、又は約0.5MPa以下の力に対し破裂耐性を有してもよい。該封入剤は約0.1MPa以上、約0.2MPa以上、又は約0.3MPa以上の力に対し破裂耐性を有してもよい。該封入剤は、好ましくは、“普通の”ブレーキ印加時、破裂するのがよい(すなわち、普通の停止時であり、緊急停止時でないブレーキ印加)。該封入剤は約2MPa以上、約3MPa以上、又は約4MPa以上の圧力を示すブレーキ印加時、破裂してもよい。該封入剤は約10MPa以下、約7MPa以下、又は約5MPaのブレーキ印加時、破壊する。好ましくは、該封入剤は、該封入剤が、製造過程、該ブレーキ部品の輸送時、完成ブレーキ組立体の輸送時、該ブレーキ部品上への該封入剤の付着時、又はそれらの組み合わせ時に、破壊しない様な充分な破壊耐性を示すのがよい。該封入剤は破壊するとその中味を解放する。該封入剤の破裂強度は、該封入用樹脂の壁厚さに基づき変わる。例えば、0.0005mmの壁厚さを有する封入剤は約0.5MPaの破裂強度を示し、約0.001mmの壁厚さを有する封入剤は約1.5MPaの破裂強度を示す。壁厚さは、封入剤が、最初のブレーキ印加の前に破裂に耐えるのに充分な強度を有するが、該封入剤が摩擦、ノイズ、振動、不快さを減じるか、2つ以上の部分を一緒に接着するか、又はそれらの組み合わせを行うのに充分な中味を有するよう適当な容積を有するのに充分な程薄い、何等かの壁厚さであってもよい。該封入剤は約0.001mm以上、約0.005mm以上、約0.01mm以上、約0.05mm以上の壁厚さを有してもよい。該封入剤は約3mm以下、約2mm以下、又は約1mm以下の壁厚さを有してもよい。該封入剤は約1mmと約0.00001mmの間、好ましくは約0.75mmと約0.0001mmの間、より好ましくは約0.5mmと約0.001mmの間の壁厚さを有するのがよい。
該封入剤の中味は摩擦、ノイズ、振動、不快さを減ずること、2つ以上のブレーキ部品を一緒に接着すること、又はそれらの組み合わせを行うことに役立つどんな材料であってもよい。該封入剤の中味は、一旦該封入剤から解放されると、それぞれのブレーキ部品上に低摩擦コーティングを創るどんな材料であってもよい。該封入剤の中味は、2つ以上のブレーキ部品を一緒に保持し、2つ以上のブレーキ部品を一緒に接着し、2つ以上のブレーキ部品間の動きを限定する、又はそれらの組み合わせを行うどんな材料であってもよい。該封入剤の中味は、グリース、潤滑剤、石油ベースの潤滑剤、合成潤滑剤、天然潤滑剤
、グラファイト、シリコーン、ポリオレフィン、ワックス、半固体、液体、乾式潤滑剤、オイル、天然油、合成油、耐腐食性潤滑剤、無硫黄潤滑剤、糊、1成分接着剤、多成分接着剤、液体接着剤、ゲル接着剤、圧力感応性接着剤、湿分硬化接着剤、熱硬化性接着剤、光硬化性接着剤、又はそれらの組み合わせであってもよい。用語、グリースと潤滑剤の使用は、ここでは互換性を有して行われている。
該接着剤は硬化すると、該接着剤が使用温度で接着を維持するのに充分高いガラス転移温度(Tg)を有する。該接着剤は、異なる材料に一緒に接着するため使われるどんな材料であってもよい。例えば、該接着剤は、部品をブレーキパッドに接着するため使われてもよい。該接着剤は、ガラス転移温度を望ましいガラス転移温度まで高めるために充分な量の橋かけ結合剤又は硬化剤を含んでもよい。該接着剤は室温で硬化してもよい。該接着剤は高められた温度で硬化してもよい。該接着剤は運転温度、使用温度又は両者で固定結合を形成する。該接着剤は運転温度(すなわち、ブレーキが印加されず、車は移動中である温度)で固定結合を形成してもよく、ブレーキ温度時に、解放され、2つの隣接部品間で潤滑層を形成する。該接着剤は、約5重量%以上、約10重量%以上又は約15重量%以上の橋かけ結合剤、硬化剤、又は両者を有してもよい。好ましくは、該接着剤は熱硬化樹脂であるのがよい。使用されてもよい熱硬化樹脂の例はエポキシ、アクリル、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオール、アクリルポリマー、又はそれらの組み合わせである。該接着剤は、天然接着剤、合成接着剤、アクリル樹脂、シリコーン、シアノアクリレート、オレフィンポリマー、ビニルポリマー、ポリマーを含む熱可塑性ゴム、エポキシ、ウレタン、ポリウレタン、ポリオレフィン材料、少なくとも1つのモノマータイプのアルファオレフィンを有するコーポリマー及びターポリマー、フェノール/フォルムアルデヒド材料、アクリル材料。フェノール材料、ウレタン材料、フェノキシ材料、高ガラス転移温度を有するポリウレタン材料又はそれらの組み合わせ、を含む。エポキシベースの接着剤はアルファオレフィンを有するエチレンコーポリマー又はターポリマーを含んでもよい。該封入剤の中味は好ましくは流れないのがよい(すなわち、該中味は、一旦該封入剤が破裂したら、実質的にその位置に留まるよう充分高い粘性を有する)。該封入剤は磁性粒子を有してもよい。該磁性粒子は該封入剤、該潤滑剤、該接着剤又はそれらの組み合わせをブレーキ部品上の位置に保持するのに役立つ。該磁性粒子はどんな磁性材料であってもよい。該磁性粒子は鉄、ニッケル、コバルト、磁性鋼、又はそれらの組み合わせであってもよい。該磁性粒子はコートされた鋼であってもよい。該磁性粒子は磁性を有し、錆び止め性であるどんな粒子でもよい。該磁性粒子はマルテンサイトステンレス鋼であってもよい。
ブレーキ部品はブレーキシステム内に含まれていてもよい。ブレーキ部品はキットの部品であってもよい。該キットは1部品を有してもよい。該キットは機内ブレーキ部品、機外部品、又は両者を有してもよい。該キットはブレーキパッド、ブレーキパッドシム、ピン、ブレーキシュー、ドラム、サポート(バッキング)プレート、第2材料、カリパー、又はそれらの組み合わせを含んでもよい。該キットは、該封入剤を有する第2材料を備えてもよい。該キットはブレーキパッドのみを有してもよい。該キットはシムのみを有してもよい。該キットは、一時的に及び/又は恒久的に取り付けられたシムを有するブレーキパッドを備えてもよい。好ましくは、該キットは、グリース及び/又は潤滑剤のチューブを有しないのがよい。該ブレーキ部品はブレーキシステム内に含まれてもよい。
該ブレーキ部品はサポートブラケット内か、カリパー内か、或いは該2つの間の場所に含まれてもよい。例えば、該ブレーキ部品は、該カリパーと該サポートブラケットの間に架かるピンに取り付けられてもよい。該ブレーキシステムは乾式ブレーキシステムであってもよい。例えば、該ブレーキシステムは、該ブレーキシステムの全部を、及び/又は1部分を、循環する追加の潤滑剤を有しなくてもよい。もう1つの例では、該ブレーキシステムは、該ブレーキシステムの全部又は1部分を潤滑剤内に沈ませるキャリアを有しない
該封入剤はどんな方法を使ってブレーキ部品の上、及び/又は、中に配置されてもよい。該方法は、該封入剤が該ブレーキ部品の上及び/又は中に配置された後、該封入剤が触れに対し乾性であるか、べとつかないか、又はそれら両者であるよう、該封入剤が該ブレーキ部品の上及び/又は中に配置されることを可能にするどんな方法であってもよい。該方法は、該封入剤が該ブレーキ部品の上及び/又は中に配置された後、該封入剤が該ブレーキ部品の一体部品であるよう、該封入剤が該ブレーキ部品の上及び/又は中に配置されることを可能にするどんな方法であってもよい。該方法は、ブレーキ部品を得る過程を有する。該方法は、ここで論じたキャリアの1つを得る過程を有する。該方法は、接着剤、ペイント、インク、スタンプ、液体ペイント、乾式ペイント、接合剤、樹脂、フェノール樹脂、又はそれらの混合物を得る過程を有する。該方法は、ここで開示した封入剤を得る過程を有する。該方法は、ここで開示した中味の何れかを得る過程を有する。該方法は、封入剤化された潤滑剤及び/又はグリース、マイクロ封入剤化潤滑剤、マイクロ封入剤化グリース、又はそれらの組み合わせを得る過程を有する。該方法は、潤滑剤を該封入剤内に付加する過程を有する。該方法は、マイクロ封入剤化材料の組み合わせを得る過程を有する。例えば、マイクロ封入剤化グリース、マイクロ封入剤化腐食防止剤、及びマイクロ封入剤化グラファイトが得られ、種々のマイクロ封入剤の組み合わせは一緒に混合され、次いで該ブレーキ部品に付けられるので、該ブレーキ部品は、付着された領域内の各封入剤の中味の利点を得る。該方法は、多数の異なる封入剤を一緒に混合する過程を有する。例えば、複数の異なる材料が異なる封入剤内に封入され、次いで該異なる封入剤は一緒に混合され、該ブレーキ部品に付けられる。該方法は、キャリアを該ブレーキ部品に付ける過程を有する。該方法は、該封入剤を該ブレーキ部品に付ける過程を有する。該方法は、該ブレーキ部品にキャリア、封入剤、又はそれら両者を付ける過程を有する。該方法は、該キャリアと該封入剤を一緒に混合する過程を有する。該方法は、該混合物を該ブレーキ部品に付ける過程を有する。該方法は、該キャリアを付け、次いで該封入剤を付ける、又はその逆を行う、過程を有する。該方法は、該ブレーキ部品をペイントし、次いで該キャリア、該封入剤又はそれらの混合物を付ける過程を有してもよい。該方法は、該封入剤を第2材料の様なブレーキ部品の上、及び/又は、中に付ける過程を有する。該方法は、該封入剤を第2材料の様なブレーキ部品、圧力プレート、シム、又はそれらの組み合わせの上、及び/又は、中に配置する過程を有してもよい。該方法は、該封入剤を第2材料内に埋め込む過程を有してもよい。該封入剤はブレーキ部品、第2材料又はそれら両者の1つ以上の材料内に混合されてもよい。例えば、もしシムがゴム層を有するなら、該封入剤は該ゴム内に混合され、次いで該ゴム及び封入剤が該シムに付けられてもよい。該方法は、該封入剤が、ブレーキパッド、シム、ブレーキ部品又はそれらの組み合わせへの第2材料の一体部品となるよう、第2材料をブレーキパッド、シム、ブレーキ部品又はそれらの組み合わせへ取り付ける過程を有してもよい。
該方法は該キャリア、該封入剤又はそれらの混合物を硬化させる過程を有する。該方法は、該キャリアを部分的に硬化させる過程を有する。該方法は、該キャリアを部分的に硬化させ、次いで該封入剤を付加する過程を有する。該方法は、該キャリアを充分に硬化させ、次いで該封入剤を付ける過程を有する。該硬化の過程は、該キャリア、該封入剤又は両者を付ける過程の前、後、又は該過程の間に行われてもよい。予備硬化が、該封入剤の塗布、該キャリアの塗布、又は両塗布の、前、後、又は途中で行われてもよい。最終硬化は、該キャリア、該封入剤又は両者が該ブレーキ部品に付けられた後に行われてもよい。該方法は、該キャリアのみを充分硬化させ、そして直後に、該ブレーキ部品を硬化から取り除き、熱いキャリアが該封入剤を該ブレーキ部品に固定するように、該封入剤を該キャリアに付加する過程を有する。該方法は、ここで、触れに対し乾性である封入剤を有するここで論じた、ブレーキパッド、ブレーキシュー、サポート(バッキング)プレート、ブレーキシム、第2材料、ピン、ランド、肩部、プラットフォーム又はそれらの組み合わせ
、の様なブレーキ部品に帰着し、そしてブレーキ印加時、該封入剤が破壊するので該封入剤が解放される。該封入剤が該ブレーキ部品に取り付けられ、触れに対し乾性であり、ブレーキ印加時、その中味を解放するよう、何等かの方法及び/又はデバイスを使って該キャリア、該封入剤、又は両者が該ブレーキ部品に付けられる、及び/又は、配置される。該キャリア、該封入剤、該ブレーキ部品又はそれらの組み合わせは、該封入剤を該圧力プレートに付ける過程中、該封入剤が柔軟になり、該圧力プレートに接する表面積が増加するよう、加熱されてもよい。
キャリア、封入剤、柔軟層、接着剤、接合剤又はそれらの組み合わせは、ベース材料上に積層され、次いでスタンプされ、ブレーキ部品を形成し、該部品を該ベース材料上で一緒に接着し、該材料を熱接着及びカットする、又はそれらの組み合わせを行う。1枚の材料は、ここで論じた種々の層を有して形成され、そして次いで該1枚の材料からカットされ、スタンプされ、加圧され、或いはそれらの組み合わせを行われた該ブレーキ部品は個別ブレーキ部品を形成する。該封入剤とここで開示されたもう1つの材料は一緒に組み合わされるので、それらは、2つ以上のブレーキ部品を一緒に接合するよう使われ、きしり音、ノイズ、振動又はそれらの組み合わせを減ずる1つのユニット片を形成する。
該キャリア、封入剤又はそれらの混合物は、第2材料の上及び/又は中に配置され、次いで、該第2材料、該キャリア、該封入剤又はそれらの混合物は該シム又はブレーキ部品の上及び/又は中に配置されてもよい。例えば、キャリア、封入剤又はそれらの混合物は、第2材料(すなわち、接着剤、テープ、フィルム、スタンプ、またはそれらの組み合わせ)に付けられ、次いで該第2材料は、シム又はブレーキパッドの圧力プレートの様なブレーキ部品上に配置されてもよい。該封入剤は、該第2材料の1つ側及び/又は両側の上及び/又は中に配置されてもよい。キャリアは、第2材料のべとつきの他には使われないよう、第2材料はべとついてもよい。該封入剤は該第2材料内に埋め込まれてもよい。該第2材料は該封入剤を部分的に囲む、及び/又は、完全に囲んでもよい。該封入剤の中味が周囲ブレーキ部品に接触するよう、該封入剤は、該第2材料の穴、孔、又は両者を通って移動する。該封入剤は、該第2材料の配合物の1部であるように該第2材料の製造時に第2材料内の置かれてもよい。
該第2材料は、該封入剤が上に配置される、中に埋め込まれる、又はそれら両者が行われるどんな材料で作られてもよい。該第2材料は、ブレーキシステムに設置された時、ノイズ遮断特性を示すどんな材料で作られてもよい。該第2材料は接着剤、テープ、フィルム、紙、プラスチック、ゴム、金属、ステンレス鋼、ゴムコート金属、封入剤コート金属、封入剤コート金属を有するゴム、又はそれらの組み合わせであってもよい。該第2材料は接着特性が無くてもよい。該第2材料は、該封入剤がブレーキ部品に接着されるように充分であるが、該第2材料を隣接ブレーキ部品に接着するのには充分でない接着特性を有してもよい。該第2材料は、ブレーキパッドの圧力プレート、シム又はそれら両者に、接着剤、クリップ、ファスナー、リベット、磁石、該封入剤の中味又はそれらの組み合わせを介して、取り付けられてもよい。該第2材料は堅くてもよい(すなわち、該材料はブレーキ印加時低い量の圧縮を有する)。該第2材料は柔らかくてもよい(すなわち、該材料はブレーキ印加時圧縮してもよい)。
該第2材料は厚さを有する。該第2材料の厚さは、該第2材料が該ブレーキシステムへの何等の修正無しに該ブレーキシステムの詰め込み空間内に適合する様な何等かの厚さであってもよい。該第2材料はオリジナル部品、アフターマーケット部品、又は両者として使われてもよい。該第2材料は約2mm以下、約1mm以下、約0.5mm以下、約0.1mm以下、或いは例え約0.001mm以下の厚さであってもよい。該第2材料は約0.0001mm以上、或いは約0.0005mm以上の厚さを有してもよい。該第2材料は約0.0001mmと約3mmの間の、好ましくは約0.0003mmと約2mmの間
、より好ましくは約0.001mmと約1.5mmの間の厚さを有してもよい。
該キャリア、該封入剤、又はそれらの混合物は、該封入剤がインクジェットプリンター、3次元プリンター、スプレイペイント作業、ロール作業、シルクスクリーンプリント、又はそれらの組み合わせにより付けられるよう、充分小さいのがよい。該キャリア及び該封入剤又はそれらの混合物はペイント作業、インクジェットプリント、ピエゾ電気プリンターによるプリント、スクリーンプリント、スプレイ作業、ローラー作業、刷毛塗り、ぺたぺた塗り、糊付け、テーピング、加圧、スタンプ作業又はそれらの組み合わせにより、付けられ、及び/又は配置されてもよい。該キャリア、該封入剤又はそれらの組み合わせは、該キャリア、該封入剤又はそれらの混合物が該ブレーキ部品の特定範囲に配置及び/又は塗布されるよう、該配置/塗布過程時、テンプレート及び/又はマスクを使ってもよい。該キャリア、該封入剤又はそれらの混合物は、空気環境、不活性環境、空気無しの環境又はそれらの組み合わせで塗布されてもよい。
図1は、本開示が使われる1つの可能なブレーキシステム2の構成を図解する。該ブレーキシステムはカリパー4、ローター20、及びサポートブラケット16を有する。該カリパー4は1つ以上のフィンガー6、ピストンボア8、そして該ピストンボア8と該1つ以上のフィンガー6を結合するブリッジ10を有する。該ピストンボア8は、ピストンボア軸線14に沿って移動するピストン12を有する。該ピストン12は、機内ブレーキパッド30Aとの接触へと動かされ、次いで該ピストン12は、該機内ブレーキパッド30Aを該ローター20との接触へと動かす。一旦該機内ブレーキパッド30Aがローター20と接触すると、該カリパー4は、該1つ以上のフィンガー6が該機外ブレーキパッド30Bと接触し、該機外ブレーキパッド30Bをローター20との接触へと動かし、摩擦力を創るよう、動く。該ピストン12は接触領域34で該機内ブレーキパッド30Aと接触し、該1つ以上フィンガーはもう1つの接触領域34で該機外ブレーキパッド30Bと接触する。該接触領域34は、該ピストン8と該機内ブレーキパッド30Aの間と、該1つ以上のフィンガー6と該機外ブレーキパッド32の間、の最初の接触時に、破れ、解放される封入剤36を、それぞれのブレーキパッド上に有するので、グリース及び/又は潤滑剤が該接触領域34を潤滑するか、或いは接着剤が該接触領域34を一緒に接着する。
図2は、機内ブレーキパッド30Aと機外ブレーキパッド30Bを有する1つの可能なサポートブラケット16を図解する。機外ブレーキパッド30Bは該機外ブレーキパッド30Bの接触領域34内に封入剤36を有する。封入剤36は、該封入剤36が機外ブレーキパッド30B上で、該カリパーの該フィンガーとの間で接触が行われる(示されてない)所のみに配置されるよう形作られ、寸法取りされる。
図3は、機内ブレーキパッド30Aと機外ブレーキパッド30Bを有するもう1つの可能なサポートブラケット16を図解する。該機内ブレーキパッド30Aは該機内ブレーキパッド30Aの接触領域34内に封入剤36を有する。該封入剤36は、潤滑剤及び/又は接着剤が、機内ブレーキパッド30A上でピストンとの接触が行われる(示されてない)所のみに置かれるよう形作られ、寸法取りされる。図解される様に、該ブレーキシステム(示されてない)は単一ピストンブレーキシステムであり、封入剤36との唯1つの接触領域34を機内側に有する。
図4は、該封入剤36を有する、可能なドラムブレーキシステム50を図解する。図解される様に、該封入剤36は、該サポート(バッキング)プレート52のランド56上にあるので、該ブレーキシュー54が動かされた時、該封入剤36の中味は消散される。
図5は、迫り台18を有する図2のサポートブラケット16の側面図を図解する。パッドクリップ40は該サポートブラケット16に隣接して配置され、迫り台18に取り付け
られ、それらの間に接触領域34を形成する。ブレーキパッド30の耳部38が該パッドクリップ40内に置かれ、該耳部38と該パッドクリップ40の間に接触領域34を形成する。封入剤36が該接触領域34内に配置される。
図6は、ブレーキパッド組立体60の組立分解図を図解する。該ブレーキパッド組立体60はシム32と、摩擦材料42及び圧力プレート44から成るブレーキパッド30と、を有する。該シム32は、該ブレーキパッド30の圧力プレート44に隣接して配置される。該シム32は両側に接触領域34を有する。両側の該接触領域34は封入剤36を有するので、圧力印加時、該封入剤36が破砕され、該接触領域34を潤滑する、及び/又は該シム32及びブレーキパッド30を一緒に接着する。
図7A−7Cは、該シム32の断面の例を図解する。図7Aに図解されるシムはベース材料100、柔軟なカバー材料102、そして封入剤104を有する。図7Bは封入剤104により直接カバーされたベース材料100を図解する。図7Cは柔軟なカバー材料102を有するベース材料100を図解し、封入剤104は該柔軟なカバー材料102内に配置される。
図8A及び8Bは、ここに開示される封入剤104の可能な構成の断面図を図解する。図8Aは、ここに開示される潤滑剤70A、グリース70B、接着剤70C又はそれらの組み合わせを有する封入剤104を図解する。該封入剤104は丸いコーナーを有する略正方形の形状を備える。図8Bは、2つの別々のポケットを形成する分割壁110を有する封入剤104を図解する。各ポケットは種々のグリース70B、潤滑剤70A、グリース70Bの部分、潤滑剤70Aの部分、接着剤70C、接着剤70Cの部分、又はそれらの組み合わせを有するので、該分割壁110及び/又は該封入剤104の外側壁が破砕されると、該グリース70B、該潤滑剤70A、該接着剤70C、又はそれらの組み合わせが一緒に組み合わされる。図解される該封入剤104は形状が略楕円形である。
図9A−9Cは、組立分解された機外図(図9A)、組立分解された機内図(図9C)、そして組み立てられたブレーキシステム2(図9B)を図解する。図9Aは、フィンガー6及びピストン12を有するカリパー4を図解する。サポートブラケット16は、機内ブレーキパッド30A及び機外ブレーキパッド30Bを有する。該機外ブレーキパッド30Bは該機外ブレーキパッド30Bとフィンガー6の間の接触領域34の形の封入剤32を有する。該封入剤32は、該フィンガー6と該機外ブレーキパッド30Bが結合されるよう接着剤を有するか、又は該接触領域が潤滑されるよう潤滑剤を有する。
図9Bは、設置位置にカリパー4を有する機外図を図解する。該カリパー4のフィンガー6は該接触範囲34と封入剤36をカバーする。
図9Cは、該サポートブラケット16上に、組立分解され、展開されたカリパー4、機内ブレーキパッド30A及び機外ブレーキパッド30Bを図解する。機内ブレーキパッド30A上のシム32は該ピストン12の形の接触領域34内の封入剤36を有するので、該シム34と該ブレーキパッド30Aが該ピストン12に接着されるか、又は該接触領域34が潤滑される。
ここで詳述される何等かの数値は、何等かの低い値と何等かの高い値の間に少なくとも2単位の隔たりがある場合、低い値から高い値までの全ての値を1単位の増分で有している。例として、例えば、温度、圧力、時間等の様な部品の量又は過程変数の値が、例えば1から90、好ましくは20から80、より好ましくは30から70であるのがよいと述べられるならば、15から85、22から68、43から51、30から32、他の様な値が本明細書で表現して数えられるよう意図されている。1より小さい値については、1
単位が適宜、0.0001、0.001、0.01、0.1であると考えられている。これらは特定的に意図されたものの例に過ぎず、数えられる最低値と最高値の間の数値の全ての起こり得る組み合わせが、同様の仕方でこの出願では表現して述べられていると考えられるべきである。
他の仕方で述べられてなければ、範囲は全て、両端点と該端点間の全ての数を含んでいる。範囲と連携する“約”と“概略”の使用は該範囲の両端部にも適用される。かくして、“約20から30”は少なくとも指定された端点を含めて、“約20から約30まで”をカバーするよう意図されている。
組み合わせを記述する用語“から本質的に成る”は識別された要素、材料、部品又は過程と、該組み合わせの基本的な及び新規の特性に実質的に影響しない様な他の要素、材料、部品又は過程と、を含ませる。ここで要素、材料、部品又は過程の組み合わせを記述する用語“を具備する”又は“を有する”の使用は、本質的に該要素、材料、部品又は過程から成る実施例をも考慮する。ここで用語“してもよい”の使用により、含まれ“てもよい”何等かの記述された属性はオプションであるよう意図されている。
単数の集積された要素、材料、部品又は過程により複数の要素、材料、部品又は過程が提供されてもよい。代わって、単数の集積された要素、材料、部品又は過程は別々の複数の要素、材料、部品又は過程に分けられてもよい。要素、材料、部品又は過程を記述する“1つの(a)”又は“1つの(one)”の開示は追加の要素、材料、部品又は過程を締め出すよう意図されてない。
ここで開示される主題の何等かの側面の下記の実施態様項に於ける省略は、この様な主題の権利放棄ではなく、発明人がこの様な主題が、開示発明主題の部分であると考えなかったとも見なされるべきでない。
本発明の態様は次の様である。
(1) 1.ベース層と、
2.オプションとしての1つ以上の柔軟な層と、
3.1つ以上封入剤層であって、
i.キャリアと、そして
ii.封入剤と、を備える該1つ以上の封入剤層と、を具備するシム配合物であり、
該封入剤が1つ以上の潤滑剤、及び/又は、1つ以上の接着剤を有しており、該封入剤、該キャリア、又は両者は、該封入剤が該シムに取り付けられた後で、そして最初のブレーキ印加の前には触れに対し乾性であるシム配合物。
(2)該キャリアが、ブレーキ印加時に創られる温度でべたつきの無い接着剤である(1)記載のシム。
(3)該封入剤が該1つ以上の潤滑剤を有しており、
該キャリアが熱硬化性樹脂であり、そして
該キャリアが該1つ以上の潤滑剤と反応し、動作温度でべとつかない成分を有する(1)記載のシム。
(4)該シムが2つの側を有し、該封入剤が該シムの両側に結合される(1)記載のシム。
(5)該封入剤は、該封入剤がインクジェットプリンター、3次元プリンター、スプレイペイント作業、ロール作業、シルクスクリーンプリント、静電スプレイペイント作業、又
はそれらの組み合わせにより付けられ得る程充分小さい寸法を有する(1)記載のシム。
(6)該封入剤は、該封入剤の容積が、潤滑剤であって、該潤滑剤がブレーキシステムのノイズ、振動及び不快さを減ずる、及び/又は、除去するのに役立つ程充分な該潤滑剤か、接着剤であって、該接着剤が該ブレーキシステム内のノイズ、振動及び不快さを減ずる及び/又は除去するのに役立つよう該接着剤が該シムをブレーキ部品に固定的に結合するのに役立つ程充分な該接着剤か、或いは該充分な潤滑剤と該充分な接着剤の組み合わせを、保持するよう、充分に大きい寸法を有する(1)記載のシム。
(7)該封入剤が接着剤を有しており、該接着剤が運転温度で固定結合を形成するか、使用温度で固定結合を形成するか、又は両者を行う(1)記載のシム。
(8)該封入剤が接着剤を有しており、該接着剤が運転温度で固定結合を形成し、そしてブレーキ時には該接着剤の接合は該接着剤が潤滑層を形成するよう解除される(1)記載のシム。
(9)該封入剤が多数部分接着剤の1成分を有し、該キャリアが該多数部分接着剤の第2部分である(1)記載のシム。
(10)該シムの両側が接着剤を有するか、両側が潤滑剤を有するか、又は1つの側が接着剤を有し、1つの側が潤滑剤を有する(4)記載のシム。
(11)該接着剤が多数成分接着剤であり、そして2つ以上の異なる封入剤であるが、該2つ以上の異なる封入剤の中味が消散された時、該中味が混合し、該シムとブレーキ部品の間の確実な結合を創るよう、各々が該多数成分接着剤の異なる部分を有する該2つ以上の異なる封入剤が使われる(1)記載のシム。
(12)該シムが、ブレーキ印加時、ブレーキシステムのもう1つの部品と接触する、該シム上の領域にのみ封入剤を有する(1)記載のシム。
(13)該シムが2つの側を有し、該シムは各側に柔軟層を有しており、
該封入剤は最初のブレーキ印加時、該封入剤の中味が解放されるよう該柔軟層内に少なくとも部分的に埋め込まれている(1)記載のシム。
(14) i. キャリアと、そして
ii. 封入剤と、
を備えるブレーキ部品を具備しており、
該キャリア及び封入剤は1つ以上のブレーキ部品の上、及び/又は、中に配置され、該キャリアが該封入剤の該ブレーキ部品への接着に役立っており、そして
該封入剤が1つ以上の潤滑剤、及び/又は、1つ以上の接着剤、又は両者を有しており、該封入剤、該キャリア、又は両者は、該封入剤が該ブレーキ部品に取り付けられた後に、そして最初のブレーキ印加の前に、触れに対し乾性であるブレーキデバイス。
(15)該封入剤は、該封入剤が、該ブレーキ部品がもう1つのブレーキ部品と接触する該ブレーキ部品の接触領域の上、及び/又は、中にだけ配置されるよう、該ブレーキ部品の上、及び/又は、中に配置される(14)記載のデバイス。
(16)該ブレーキ部品がブレーキパッド、シム、ブレーキパッド迫り台、サポートブラケット迫り台、ピン、ブレーキシュー、サポートプレート、ピストン、カリパーの1つ以上のフィンガー、又はそれらの組み合わせであり、そして
該ブレーキ部品が、該ブレーキ部品上で、過剰な、1つ以上の潤滑剤、1つ以上の接着剤又は両者を有しない(14)記載のデバイス。
(17)該封入剤が、該1つ以上の潤滑剤、該1つ以上の接着剤又は両者が、該ブレーキ部品と該もう1つのブレーキ部品の該接触領域をカバーするよう、最初のブレーキ印加時又は最初の使用時に破壊する(15)記載のデバイス。
(18)a.キャリアをブレーキ部品に付ける過程と、
b.封入剤を該ブレーキ部品に付ける過程と、
c.該キャリア、該封入剤又は両者が触れに対し乾性であるよう、該キャリア、該封入剤、又は両者の混合物と該ブレーキ部品とを硬化させる過程と、を具備しており、
該封入剤が1つ以上の潤滑剤、1つ以上の接着剤又は両者を有する方法。
(19)該キャリアが、該封入剤の前に該ブレーキ部品に付けられる(18)記載の方法。
(20)該ブレーキ部品がブレーキパッド、シム、ブレーキパッド迫り台、サポートブラケット迫り台、ピン、ブレーキシュー、サポートプレート、ピストン、カリパーの1つ以上のフィンガー、又はそれらの組み合わせである(19)記載の方法。

Claims (10)

  1. 1.ベース層と、
    2.オプションとしての1つ以上の柔軟な層と、
    3.1つ以上の封入剤層であって、
    i.キャリアと、そして
    ii.封入剤と、を備える該1つ以上の封入剤層と、を具備するシム配合物であり、
    該封入剤が1つ以上の潤滑剤、及び/又は、1つ以上の接着剤を有しており、該封入剤、該キャリア、又は両者は、該封入剤が該シムに取り付けられた後で、そして最初のブレーキ印加の前には触れに対し乾性であるシム配合物。
  2. 該シムが2つの側を有し、該封入剤が該シムの該両側に結合されており、
    該シムが、ブレーキ印加時にブレーキシステムのもう1つの部品と接触する、該シム上の領域にのみ該封入剤を有しており、そして
    該キャリアが熱硬化性樹脂である請求項1記載のシム。
  3. 該封入剤は、該封入剤がインクジェットプリンター、3次元プリンター、スプレイペイント作業、ロール作業、シルクスクリーンプリント、静電スプレイペイント作業、又はそれらの組み合わせにより付けられ得る程充分小さい寸法を有しており、
    該キャリアが、ブレーキ印加に時創られる温度でべとつきがない接着剤である請求項1記載のシム。
  4. 該封入剤は、該封入剤の容積が、潤滑剤であって、該潤滑剤がブレーキシステムのノイズ、振動及び不快さを減ずる、及び/又は、除去するのに役立つ程充分な該潤滑剤か、接着剤であって、該接着剤が該ブレーキシステム内のノイズ、振動及び不快さを減ずる、及び/又は、除去するのに役立つよう該接着剤が該シムをブレーキ部品に固定的に結合するのに役立つ程充分な該接着剤か、或いは該充分な潤滑剤と該充分な接着剤の組み合わせを、保持するよう、充分に大きい寸法を有しており、そして
    該キャリアがブレーキ印加時に創られる温度でべとつきのない接着剤である請求項1記載のシム。
  5. 該接着剤が多数成分接着剤であり、そして2つ以上の異なる封入剤であって、該2つ以上の異なる封入剤の中味が消散された時、該中味が混合し、該シムとブレーキ部品の間の確実な結合を創るよう、各々が該多数成分接着剤の異なる部分を有する該2つ以上の異なる封入剤が使われており、そして
    該キャリアはブレーキ印加時に創られる温度でべとつきのない接着剤である請求項1記載のシム。
  6. 該シムが2つの側を有し、該シムは各側に柔軟層を有しており、そして
    該封入剤は、最初のブレーキ印加時、該封入剤の中味が解放されるよう、該柔軟層内に少なくとも部分的に埋め込まれている請求項1記載のシム。
  7. i.キャリアと、そして
    ii.封入剤と、
    を備えるブレーキ部品を具備しており、
    該キャリア及び封入剤は、1つ以上のブレーキ部品の上、及び/又は、中に配置され、該キャリアが該封入剤の該ブレーキ部品への接着に役立っており、そして
    該封入剤が1つ以上の潤滑剤、及び/又は、1つ以上の接着剤、又は両者を有しており、該封入剤、該キャリア、又は両者は、該封入剤が該ブレーキ部品に取り付けられた後に、そして最初のブレーキ印加の前に、触れに対し乾性であるブレーキデバイス。
  8. 該封入剤は、該封入剤が、該ブレーキ部品がもう1つのブレーキ部品と接触する該ブレーキ部品の接触領域の上、及び/又は、中にだけ配置されるよう、該ブレーキ部品の上、及び/又は、中に配置されており、
    該封入剤が、該1つ以上の潤滑剤、該1つ以上の接着剤、又は両者が、該ブレーキ部品と該もう1つのブレーキ部品の該接触領域をカバーするよう、最初のブレーキ印加時又は最初の使用時に破れ、そして該ブレーキ部品が該ブレーキ部品上に過剰な、1つ以上の潤滑剤、1つ以上の接着剤、又は両者を有せず、そして
    該ブレーキ部品はブレーキパッド、シム、ブレーキパッド迫り台、サポートブラケット迫り台、ピン、ブレーキシュー、サポートプレート、ピストン、カリパーの1つ以上のフィンガー、又はそれらの組み合わせである請求項7記載のデバイス。
  9. a.キャリアをブレーキ部品に付ける過程と、
    b.封入剤を該ブレーキ部品に付ける過程と、
    c.該キャリア、該封入剤又は両者が触れに対し乾性であるよう、該キャリア、該封入剤、又はそれらの混合物と該ブレーキ部品を硬化させる過程と、を具備しており、
    該封入剤が1つ以上の潤滑剤、1つ以上の接着剤、又は両者を有する方法。
  10. 該キャリアが、該封入剤の前に該ブレーキ部品に付けられ、そして
    該ブレーキ部品がブレーキパッド、シム、ブレーキパッド迫り台、サポートブラケット迫り台、ピン、ブレーキシュー、サポートプレート、ピストン、カリパーの1つ以上のフィンガー、又はそれらの組み合わせである請求項9記載の方法。
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