JP2013226988A - 車両用ランプ - Google Patents

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裕己 柴田
Tomokazu Suzuki
友和 鈴木
Takanori Nanba
高範 難波
Shoichiro Yokoi
正一郎 横井
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Abstract

【課題】ランプの点灯制御装置とアクチュエータの電流制御装置を共用化して車両用ランプの小型化を実現する。
【解決手段】通電によって点灯するLED2と、LED2から照射される光の配光を制御するためのソレノイド型のアクチュエータ6を備える車両用ランプ(ランプユニットLU)であって、定電流を出力する電流制御装置として構成され、LED2を点灯制御するとともにアクチュエータ6を駆動制御する1つのランプ制御装置LCを備える。点灯制御装置と配光制御装置を1つのランプ制御装置LCで構成でき、車両用ランプ(ランプユニットLU)の小型化が実現できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は配光を切り替えることが可能な車両用ランプに関し、特に配光を切り替えるためのソレノイド型のアクチュエータを備えた車両用ランプに関するものである。
車両用ランプでは、配光を切り替えるためにランプ内に可変シェードを配設し、この可変シェードを駆動することによって光源から出射された光の遮光領域を切り替えるようにしたランプが提供されている。このような可変シェードを駆動するためのアクチュエータとして、従来ではモータを駆動源とするアクチュエータやソレノイドを駆動源とするアクチュエータが提案されている。例えば、前者の例として特許文献1に記載の技術があり、後者の例として特許文献2に記載の技術がある。これらのアクチュエータには一長一短があり、例えば、モータ型のアクチュエータは可変シェードを駆動させるのに必要とされる駆動力を得る場合でも小型に構成できるが、モータを回転、停止させる際の電流変化に伴う電磁波ノイズが発生し、この電磁波ノイズが車両に搭載している電子機器、特に電子制御機器の誤作動を生じさせる原因となる。一方、ソレノイド型のアクチュエータは、これとは反対に電磁波ノイズは発生しないが、可変シェードを駆動させるのに必要な駆動力を得るためにはアクチュエータを構成しているコイルの径寸法や軸長寸法を長くし、あるいはコイルの巻数を多くする必要がありモータ型のアクチュエータに比較して大型化することになる。
特開2004−342615号公報 特開2007−213938号公報
このようなことから、本願出願人は先に特願2012−47480(以下、先願と称する)において、ソレノイド型アクチュエータ(以下、単にアクチュエータと称することもある)を採用するとともに、このアクチュエータを駆動するための配光制御装置として新規な電流制御装置を構築し、アクチュエータに要求される駆動力を確保する一方で当該アクチュエータに通流する電流を抑制してアクチュエータの小型化を実現した技術を提案している。しかし、通常のランプでは光源を点灯制御するための点灯制御装置が必要とされており、この点灯制御装置に加えて前記した電流制御装置をランプに配設することになると、これらの装置を配設するスペースをランプに確保しなければならずランプの小型化を進める上での障害になる。特に、先願で提案されている電流制御装置はアクチュエータの小型化を実現するためにアクチュエータを定電流制御する方式を採用しているので、当該電流制御装置の回路構成部品数が多くなり、電流制御装置を小型化することが難しく、点灯制御回路と電流制御装置を併せた回路規模が大きくなりランプの小型化が難しいものとなっている。
本発明の目的はランプを構成する光源の点灯制御装置とアクチュエータの電流制御装置を共用化することにより、ランプの小型化を実現した車両用ランプを提供するものである。
本発明は、通電によって点灯する光源と、当該光源から照射される光の配光を制御するためのソレノイド型のアクチュエータを備える車両用ランプであって、定電流を出力する電流制御装置として構成されて光源を点灯制御するとともにアクチュエータを駆動制御する1つのランプ制御装置を備えることを特徴とする。
本発明は、さらに、配光を切り替えるためのスイッチ手段を備え、ランプ制御装置は当該スイッチ手段により、光源にのみ通電を行う第1の配光と、光源及びアクチュエータに通電を行う第2の配光の各状態に切り替え可能とする。この場合において、ランプ制御装置は、第2の配光時には第1の配光時よりも出力電流を増加する構成とする。特に、出力電流の増加分はアクチュエータを駆動するのに必要かつ十分な電流とすることが好ましい。例えば、光源は半導体発光素子であり、ランプ制御装置は第2の配光時において増加する電流量が、当該半導体発光素子による降下電圧をアクチュエータの電気抵抗値で除算した電流値に設定される。
本発明によれば、1つのランプ制御装置で光源の点灯制御と、アクチュエータによる配光制御を行うことができ、ランプを構成するための制御装置を小型に構成でき、車両用ランプの小型化が実現できる。また、ランプ制御装置は、スイッチ手段により第1の配光と第2の配光に切り替えられたときに出力電流を変化させて光源を点灯するのに適切な電流と、光源の点灯及びアクチュエータの駆動に適切な電流にそれぞれ制御することができ、電力の無駄がない省電力での制御が可能になる。特に、光源にLED等の半導体発光素子を用いた場合には、当該発光素子の降下電圧とアクチュエータの電気抵抗とに基づいて出力電流の増加量を設定することにより、光源の光度を安定に制御する一方で、アクチュエータを適切に駆動して好適な配光制御が可能になる。
本発明の実施形態におけるランプユニットの概略断面構成図。 可変シェード及びアクチュエータの概略斜視図。 可変シェードで制御する配光図。 ランプ制御装置の回路構成図。 ランプ制御装置の動作タイミング図。 LEDとアクチュエータ(ソレノイド)に通流される電流を説明するための回路図。 電流を増加させるための変形回路図。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明を自動車のヘッドランプに適用した実施形態の概略断面構成図であり、自動車の車体前部の左右にそれぞれ配設されるヘッドランプは、図には表れないランプハウジング内にプロジェクタ型ランプとして構成されたランプユニットLUが配設されている。このランプユニットLUには、当該ランプユニットLUの点灯状態を制御するとともに、その配光を制御するためのランプ制御装置LCが接続されている。また、このランプ制御装置LCには、自動車の運転席に設けられた点灯スイッチ(ランプスインチ)LMPと配光切替スイッチ(ディマースイッチ)DIMが接続されており、ランプスイッチLMPの操作によりランプユニットLUの点灯と消灯が切り替えられ、ディマースイッチDIMの操作により同ランプユニットLUを異なる配光パターンの第1の配光と第2の配光に切り替えられる。ここでは、第1の配光としてのロービーム配光と第2の配光としてのハイビーム配光の切り替えが行われるようになっている。
前記ランプユニットLUは、ランプベース1上に光源としてのLED2が搭載されている。このLED2は、図1の一部に拡大外観図を表しているように、平面配列された4つのLEDチップ21〜24を一体化したLEDとして構成されている。前記4つのLEDチップ21〜24はアノード・カソードが直列接続され、前記ランプ制御装置LCから出力される出力電流によって発光されるようになっている。また、前記ランプベース1上には前記LED2を覆うように回転楕円面の一部で構成されたリフレクタ3が配設されているとともに、当該ランプベース1の前端部には照射レンズ4が支持されている。さらに、前記ランプベース1には、前記リフレクタ3と照射レンズ4との間に、可変シェード5と、この可変シェード5を駆動するためのアクチュエータ6が配設されている。
このランプユニットLUでは、LED2が発光したときに出射された光をリフレクタ3により前方に向けて反射し、当該反射光3ないしLED2から直接出射された光を照射レンズ4によりランプユニットLUの前方に向けて照射する。また、可変シェード5をアクチュエータ6により駆動することによりLED2から出射した光の一部を遮光し、あるいは遮光することなく照射レンズ4に入射する光束を制御し、照射する光の配光を前記した第1の配光と第2の配光に切り替えることができる。
前記可変シェード5は、図2(a)に概略外観図を示すように、ランプ光軸Lxと直交する左右方向に沿って前記ランプベース1の両側に立設した支持片1aに両端支持された傾動軸51を有し、この傾動軸51には当該傾動軸51を中心にして所要の角度範囲で鉛直方向に傾動可能なシェード体52が支持されている。このシェード体52は前記LED2側に向けて凸状に湾曲した板状に形成され、その左右両端部において前記傾動軸51に支持されるとともに、その上縁52aはロービーム配光パターンのカットオフラインに対応した形状に形成されている。なお、このシェード体52は傾動軸51に軸装されているコイルスプリングからなる戻りばね54のばね力によって常態では起立した状態、すなわち後述するようにロービーム配光の配光パターンを形成する状態に付勢位置され、後方に傾動されたときにはハイビーム配光の配光パターンを形成するように構成されている。
前記アクチュエータ6は、ランプユニットLUの小型化に対応した小型のソレノイド型アクチュエータとして構成されている。このアクチュエータ6は、通電されたときに磁界を形成するソレノイド60(コイル:図4参照)を一体的に内装したケーシング61と、このケーシング61内に基端部が内挿されるとともに、先端部がケーシング61から突出されている円柱ロッド状をした金属製のアーマチュア62とを備えている。このアーマチュア62は前記ソレノイド60が非通電のときには先端部がケーシング61から突出状態にあり、当該ソレノイド60に通電されて磁力が発生したときには、当該磁力によってケーシング61の内方向に吸引移動される構成である。さらに、前記アーマチュア62の先端部には連結ロッド63の一端が係合されており、この連結ロッド63の他端は後方に向けて延長された上で前記シェード体52の下辺の一部に一体に設けられた連結片53に掛合されている。この連結ロッド63は長さ方向の中間一部において前記ケーシング61の一部に立設したガイド片64に設けた上向きU字溝64aに内挿されており、当該連結ロッド63がランプ光軸Lxに沿った方向に移動されるように案内保持されている。
このアクチュエータ6は前記ランプ制御装置LCによって通電が制御され、この通電の制御により駆動が制御されて前記可変シェード5の切り替えを行うようになっている。すなわち、アクチュエータ6が非通電のときには、図2(a)のように、アーマチュア62は先端部がケーシング61から突出した状態にあり、シェード体52は戻りばね54のばね力によって前方に回動されて図1の実線のように起立状態にある。また、これに伴って連結ロッド63は前方に移動された位置にある。したがって、LED2から出射された光の一部はシェード体52によって遮光され、ランプユニットLUの配光は図3(a)に示すようにシェード体52の上縁52aの形状に倣ったカットオフラインを有するロービーム配光PL、すなわち第1の配光となる。一方、アクチュエータ6に通電されると、図2(b)に示すように、アーマチュア62はケーシング61に吸引移動されてM方向に移動され、連結ロッド63もM方向に移動されるため、シェード体52は戻りばね54のばね力に抗して図2の鎖線のように傾動軸51を中心にR方向に回動され、後方に傾動される。これにより、シェード体52はLED2から出射された光の光路から退避され、当該光を遮光しない傾動状態となり、ランプユニットLUの配光は図3(b)に示すようにハイビーム配光PH、すなわち第2の配光となる。
図4はランプ制御装置LCの回路図である。以下の説明において、FETは電界効果トランジスタ、Cはコンデンサ、Rは抵抗、Dはダイオード、OPはオペアンプである。このランプ制御装置LCには出力端OUTに前記LED2とアクチュエータ6が接続されており、ランプ制御装置LCの出力電流によってLED2が発光され、かつアクチュエータ6が駆動されるようになっている。ここで、LED2は出力端OUTに常時接続されてランプ制御装置LCが作動したときには出力電流が通流されるようになっているが、アクチュエータ6は前記ディマースイッチDIMがONされたときにのみランプ制御装置LCの出力電流が通流されるようになっている。
このランプ制御装置LCを図5の動作タイミング図を併せて参照して説明すると、ランプスイッチLMPがONされて入力端INに電圧Vが入力されるとOSC(発振器)が発振を開始し、その立ち上がりエッジでRS型のFF(フリップフロップ)をセットする(S信号)。FFがセットされると、FET1がON状態になり、シャント抵抗R1を通してL(インダクタ)に電流が流れ、当該Lに磁気エネルギが蓄電される。R1の降下電圧はOP1(反転増幅器)により増幅されたa電圧となり、このa電圧が徐々に高くなってCMP(コンパレータ)の比較電圧(b電圧)よりも高くなるとCMPの出力が反転し、FFがリセットされてFET1がOFF状態になる。FET1のOFFによりLに蓄電された電磁エネルギはC2に充電されるとともに、出力端OUTから出力電流として出力され、LED2に通電される。このFET1のON,OFFを繰り返すことにより、C2の充電量が増大して行きLED2に通電される電流が増加される。この電流が増加するとシャント抵抗R5端の電圧(c電圧)が低下するので、OP2(反転増幅器)の出力のd電圧が高くなる。OP3(反転増幅器)はこのd電圧と、ZD(ツェナーダイオード)による基準電圧(e電圧)の差電圧を反転出力するので、d電圧が増加されるとb電圧が低下されることになる。CMPはこのb電圧を鋸歯状のa電圧と比較しているのでFFの反転時間が早くなり、Qで示すFET1のゲート電圧によってFET1のON時間が短くなり、出力端OUTから出力される出力電流は低下する。
一方、FET1のON時間が短くなると、Lに蓄積される磁気エネルギが低減され、C2の充電量が低下されてR5端のc電圧が上昇され、OP2により前記とは逆にd電圧が低くなる。これにより、b電圧が高くなってFET1のON時間が長くなり、出力端OUTから出力される出力電流は増加する。この一連の動作によって電圧Vが変動した場合でもR5端のc電圧が一定に制御され、出力端OUTから出力される出力電流は所定の定電流にフィードバック制御され、この定電流によってLED2は安定した光度で発光される。
このとき、ディマースイッチDIMがOFFされている状態、すなわち第1の配光に設定されているときには、アクチュエータ6のソレノイド60はGNDに接続されておらずオープン状態にあるためランプ制御装置LCの出力電流がアクチュエータ6に通流されることはない。したがってアクチュエータ6は図2(a)に示した初期状態のままであり、可変シェード5はロービーム配光の位置に制御され、発光したLED2から出射された光の一部は可変シェード5により遮光されることになり、前記したようなロービーム配光での光照射となる。
ディマースイッチDIMがONされて第2の配光に設定されると、アクチュエータ6のソレノイド60はディマースイッチDIMを介してGNDに接続され、ランプ制御装置LCの出力端OUTからの出力電流が通流される状態となる。これと同時に、OP2の出力はR13,R14,D4を介してGNDに接続されるため、OP2の出力電圧はR13とR14+Vf(D4)に分圧され、d電圧はOP2の出力電圧よりも低くなる。Vf(D4)はD4の順方向電圧である。これにより、OP3の出力のb電圧が上昇し、FET1のON時間が長くなり、出力端OUTの出力電流が図5に示すようにΔIだけ増加する。そして、増加した出力電流はLED2及びアクチュエータ6のソレノイド60に通流されるため、LED2は発光状態が保たれるとともにアクチュエータ6が駆動され、可変シェード5を駆動してハイビーム配光の位置に制御する。これにより、図2(b)に示したように可変シェード5は光路から退避され、LED2から出射される光は可変シェード5によって遮光されることなく照射され、前記したようなハイビーム配光での光照射となる。
ここで、図6にLED2とアクチュエータ6のソレノイド60に流れる電流を示すが、LED2の順方向電圧をVf(LED)とし、ソレノイド60の抵抗をRsとする。このVf(LED)は4つのLEDチップ21〜24の各順方向電圧Vf(21)〜Vf(24)を加算した値である。ディマースイッチDIMがOFFのときには、ランプ制御装置LCによってLED2に電流I(LED)が通流され、LED2は所定の光度で発光されるがソレノイド60には電流が通流されていない。ディマースイッチDIMをONしたときにソレノイド60に電流が通流されてアクチュエータ6が駆動されるが、このときの駆動に好適な電流をI(act)とすると、この電流I(act)が前記したように増加する出力電流の増加分ΔIに等しければ、この増加分ΔIは全てソレノイド60に通流され、かつこの通流電流によってアクチュエータ6を好適に駆動させることが可能になる。出力電流の増加分ΔIがI(act)よりも小さいときにはアクチュエータ6を好適に駆動することが難しく、反対にI(act)よりも大きいときにはアクチュエータ6を駆動するものの、一部の出力電流はLED2を流れる電流を増加させて発光光度をいたずらに増加することになる。したがって、電流の増加分ΔIがI(act)、すなわちソレノイド60の両端に加えられる電圧Vf(LED)をソレノイドの抵抗Rsで除算して得られる電流に等しくなるように、つまりΔI=Vf(LED)/Rsとなるようにランプ制御装置の回路設計を行うことで、電力を無駄に消費することなくLED2を適切な光度で点灯し、かつハイビーム配光とロービーム配光の好適な配光制御が可能になる。
このように1つのランプ制御装置LCで光源としてのLED2を発光制御するとともに、可変シェード5を動作させるためのアクチュエータ6を駆動してハイビーム配光とロービーム配光を切り替える配光制御が実現できる。また、この実施形態のランプ制御装置LCは、先願において提案されているアクチュエータを駆動するための電流制御装置とほぼ同じ回路構成であり、回路規模もこれと同等であるので、ヘッドランプのランプハウジング内に先願の電流制御装置と同規模のランプ制御装置を配設するだけで当該ヘッドランプの点灯制御と配光制御が実現されることになり、点灯制御装置と電流制御装置の2つをランプハウジング内に配設する場合に比較してヘッドランプの小型化が実現できる。
本発明のランプ制御装置は、アクチュエータ6をランプ制御装置LCに対して電気接続したときに出力端OUTから出力される電流を増加し、その増加分をアクチュエータ6に通流するように構成すればよいので実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、図7に示すように、R12xと、ディマースイッチDIMと連動するスイッチSW1と、R12yを直列接続したものをR12と並列に接続し、SW1とR12yとの接続端をOP3の+入力端に接続する。ディマースイッチDIMをONしたときにこれと同時にスイッチSW1がONしてR12の両端の電圧をR12xとR12yで分圧してOP3の+入力端に入力させる。これにより、OP3の+入力端のe電圧を増加させ、b電圧を増加して出力電流を増加させることができる。勿論、これ以外の回路構成であってもよい。
本発明は光源としてのLEDは単一のLEDとして構成されていてもよい。また、実施形態のように4つあるいはその他の複数個のLEDまたはLEDチップを一体化したLEDとして構成されていてもよい。この場合、複数のLEDは直列接続されていてもよく並列接続されていてもよい。また、光源はLED以外の半導体発光素子であってもよく、さらには白熱バルブ等の電球であってもよい。いずれの光源を採用する場合でも、出力電流を増加したときに、その増加分をアクチュエータに通流させるように回路を構成することにより光源の点灯と配光の制御を好適に行うことが可能になる。
本発明のアクチュエータはロービーム配光とハイビーム配光を切り替えるための可変シェードを駆動するものに限られるものではなく、一の配光から他の配光に切り替える際に駆動される可変シェードを駆動するものであってもよい。また、本発明のアクチュエータは実施形態のように可変シェードを駆動するためのアクチュエータに限られるものではなく、ランプの配光を切り替えるためのアクチュエータ、例えばランプユニット内における光源の位置を移動するためのアクチュエータ、あるいはリフレクタを上下方向、左右方向に傾動させるためのアクチュエータ、さらにはこれら以外の配光を変化させたるための光学部材を移動するためのアクチュエータに対しても適用することが可能である。
本発明は光源を備えることはもとより、当該光源から出射される光による配光を切り替えるためのソレノイド型のアクチュエータを備える車両用ランプに採用することができる。
1 ランプベース
2 光源(LED)
3 リフレクタ
4 照射レンズ
5 可変シェード
6 ソレノイド型のアクチュエータ
10 ランプハウジング
52 シェード体
60 ソレノイド
62 アーマチュア
LU ランプユニット
LC ランプ制御装置
LMP ランプスイッチ
DIM ディマースイッチ(スイッチ手段)

Claims (6)

  1. 通電によって点灯する光源と、当該光源から照射される光の配光を制御するためのソレノイド型のアクチュエータを備える車両用ランプであって、定電流を出力する電流制御装置として構成されて前記光源を点灯制御するとともに前記アクチュエータを駆動制御する1つのランプ制御装置を備えることを特徴とする車両用ランプ。
  2. 配光を切り替えるためのスイッチ手段を備え、前記ランプ制御装置は当該スイッチ手段により、前記光源にのみ通電を行う第1の配光と、前記光源及び前記アクチュエータに通電を行う第2の配光の各状態に切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載の車両用ランプ。
  3. 前記ランプ制御装置は、前記第2の配光時には前記第1の配光時よりも出力電流を増加する構成であることを特徴とする請求項2に記載の車両用ランプ。
  4. 前記出力電流の増加分は前記アクチュエータを駆動するのに必要かつ十分な電流であることを特徴とする請求項3に記載の車両用ランプ。
  5. 前記光源は半導体発光素子であり、前記ランプ制御装置は前記第2の配光時において増加する電流量が、当該半導体発光素子による降下電圧を前記アクチュエータの電気抵抗値で除算した電流値に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の車両用ランプ。
  6. 前記アクチュエータはロービーム配光とハイビーム配光を切り替えるための可変シェードを駆動するアクチュエータであり、前記スイッチ手段はディマースイッチであることを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の車両用ランプ。


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