JP6916649B2 - 点灯回路および車両用灯具 - Google Patents

点灯回路および車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP6916649B2
JP6916649B2 JP2017080809A JP2017080809A JP6916649B2 JP 6916649 B2 JP6916649 B2 JP 6916649B2 JP 2017080809 A JP2017080809 A JP 2017080809A JP 2017080809 A JP2017080809 A JP 2017080809A JP 6916649 B2 JP6916649 B2 JP 6916649B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
circuit
voltage
clamp
switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017080809A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018098165A (ja
Inventor
賢 菊池
賢 菊池
隆雄 村松
隆雄 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to US15/833,040 priority Critical patent/US10993297B2/en
Publication of JP2018098165A publication Critical patent/JP2018098165A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6916649B2 publication Critical patent/JP6916649B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Description

本発明は、自動車などに用いられる灯具に関する。
車両用灯具、プロジェクタ、液晶パネルのバックライト、照明装置、光通信技術などさまざまな用途に、LD(レーザダイオード)やLED(発光ダイオード)などの光源が利用される。
図1は、従来の点灯回路の回路図である。点灯回路1100は、駆動回路1102と、バイパススイッチ1104を備える。駆動回路1102は、光源1002に所定量に安定化された駆動電流IDRVを供給する。バイパススイッチ1104は、光源1002と並列に接続されている。
バイパススイッチ1104がオフの状態では、駆動電流IDRVが光源1002に流れるため、光源1002が発光する。バイパススイッチ1104がオンの状態では、駆動電流IDRVがバイパススイッチ1104に流れるため、光源1002は消灯する。したがってバイパススイッチ1104をスイッチングすることにより、光源1002の点灯・消灯をスイッチングすることが可能となる。
国際公開第2016/104319号
たとえば光源を、車両用灯具やバックライトとして使用する場合、光源1002を、人間の目が知覚できない周波数でスイッチングし、デューティ比を変化させることによって調光が可能となる。一般的なPWM(Pulse Width Modulation)調光に使用されるスイッチング周波数は、数十Hzからせいぜい数百Hzのオーダーであり、図1の点灯回路1100において実現可能である。
しかしながら、図1の点灯回路1100では、数kHzより高い周波数で光源1002をスイッチングさせることは難しい。
本発明はかかる状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、光源を高速にスイッチング可能な点灯回路の提供にある。
本発明のある態様は、光源の点灯回路に関する。点灯回路は、光源に供給すべき駆動電流を生成する駆動回路と、光源を消灯すべき期間において、光源の両端間電圧を、ゼロより高く、点消灯のしきい値電圧より低く規定されるクランプレベルにクランプするクランプ回路と、を備える。
点灯期間における光源の両端間電圧をVON、クランプレベルをVCLとする。この態様では、光源の消灯期間において両端間電圧は、クランプレベルVCLにクランプされるため、消灯から点灯に切りかえる際の、両端間電圧の変化幅ΔVは、VON−VCLとなる。VCLを点消灯のしきい値電圧VTHに近づけることで、消灯から点灯に切りかえる際の変動幅ΔVを小さくでき、したがって光源を短い時間で点灯させることができる。また、駆動回路から見たときの負荷変動を小さくできるため、駆動回路の設計上の制約を緩和できる。
クランプ回路は、光源の消灯指示に応答して直ちに、光源の両端間電圧を実質的にゼロまで低下させ、その後、クランプレベルにクランプしてもよい。
これにより、光源の消灯指示後、光源を短時間で消灯することができる。
クランプ回路は、光源と並列な第1経路の上に、直列に設けられた第1スイッチおよびクランプ抵抗を含んでもよい。第1経路の抵抗値をR、光源のしきい値電圧をVTH、駆動電流をIDRVとするとき、0<R×IDRV<VTHを満たしてもよい。
クランプ回路は、光源と並列な第1経路の上に設けられた第1スイッチを含んでもよい。第1経路の抵抗値をR、光源のしきい値電圧をVTH、駆動電流をIDRVとするとき、0<R×IDRV<VTHを満たしてもよい。
クランプ回路は、光源と並列な第2経路の上に設けられた第2スイッチをさらに含んでもよい。第2スイッチは、光源の消灯指示後、直ちにターンオンし、光源の点灯指示に先だってターンオフしてもよい。
これにより、点灯から消灯への切りかえを高速にできる。
クランプ回路は、光源の両端間に設けられたシャントトランジスタと、光源を消灯すべき期間において、光源の両端間の電圧がクランプレベルとなるように、シャントトランジスタの制御端子の電圧を生成するトランジスタ制御回路と、を含んでもよい。
トランジスタ制御回路は、フィードバックにより光源の両端間の電圧をクランプレベルに近づけるフィードバック回路を含んでもよい。フィードバック回路とシャントトランジスタにより、いわゆるシャントレギュレータを構成することにより、光源の両端間の電圧をクランプできる。
トランジスタ制御回路は、シャントトランジスタの制御端子と高電位側の一端の間に設けられた定電圧回路を含んでもよい。
トランジスタ制御回路は、シャントトランジスタの制御端子と光源の低電位側の一端の間、またはシャントトランジスタの制御端子と所定のロー電圧が供給されるロー電圧端子の間に設けられた第3スイッチをさらに含んでもよい。第3スイッチをターンオンすることにより、シャントトランジスタを直ちにターンオフ(またはターンオン)することができ、光源を瞬時に点灯(消灯)させることができる。
トランジスタ制御回路は、シャントトランジスタの制御端子と光源の高電位側の一端の間、またはシャントトランジスタの制御端子と所定のハイ電圧が供給されるハイ電圧端子の間に設けられた第4スイッチをさらに含んでもよい。第4スイッチをターンオンすることにより、シャントトランジスタを直ちにターンオン(またはターンオフ)することができ、光源を瞬時に消灯(点灯)させることができる。
本発明の別の態様は、車両用灯具に関する。車両用灯具は、光源と、光源を駆動する上述のいずれかの点灯回路と、を備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
さらに、この項目(課題を解決するための手段)の記載は、本発明の欠くべからざるすべての特徴を説明するものではなく、したがって、記載されるこれらの特徴のサブコンビネーションも、本発明たり得る。
本発明のある態様によれば、光源を高速にスイッチングできる。
従来の点灯回路の回路図である。 実施の形態に係る点灯回路を備える照明装置のブロック図である。 光源のI/V特性を示す図である。 図2の点灯回路の動作波形図である。 図1の点灯回路の動作波形図である。 第2機能を備える点灯回路の動作波形図である。 図2の点灯回路の第1構成例の回路図である。 図2の点灯回路の第2構成例の回路図である。 図9(a)、(b)は、図8のクランプ回路の具体的な構成例を示す回路図である。 図10(a)〜(e)は、クランプ回路の変形例を示す回路図である。 図2の点灯回路の第3構成例の回路図である。 図11のクランプ回路の第1構成例を示す回路図である。 図12のクランプ回路の動作波形図である。 図11のクランプ回路210Cの第2構成例を示す回路図である。 図15(a)〜(d)は、点灯回路を備える車両用灯具を示す図である。 図16(a)、(b)は、点灯回路を備える車両用灯具の回路図である。 複数の光源を備える照明装置のブロック図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
また本明細書において、電圧信号、電流信号などの電気信号、あるいは抵抗、キャパシタなどの回路素子に付された符号は、必要に応じてそれぞれの電圧値、電流値、あるいは抵抗値、容量値を表すものとする。
図2は、実施の形態に係る点灯回路200を備える照明装置100のブロック図である。照明装置100は、光源102および点灯回路200を備える。光源102は、LED、LD、有機ELなどの半導体光源であり、供給される駆動電流(順電流)Iに応じた輝度で発光する。なお、光源102は、直列に接続される複数のLEDを含むLEDバーであってもよい。点灯回路200は、定電流(目標電流)に安定化された駆動電流IDRVを生成し、光源102が点灯すべき期間において、駆動電流IDRVを光源102に供給し、光源102を消灯すべき期間において、光源102に流れる電流を、点灯しきい値以下に抑制する。
点灯回路200は、駆動回路202およびクランプ回路210を備える。クランプ回路210は、光源102を消灯すべき期間において、光源102の両端間電圧VをクランプレベルVCLにクランプする。クランプレベルVCLは、ゼロより大きく光源102の点消灯のしきい値電圧VTHより低く規定される。より詳しくは、クランプ回路210は、光源102の点消灯を指示する制御信号Sに応じてイネーブル(活性化)、ディセーブル(不活性化)が切りかえ可能に構成される。制御信号Sは、点灯回路200の内部で生成されてもよいし、外部から供給されてもよい。
クランプ回路210は、制御信号Sが、第1レベル(点灯レベル)であるときにディセーブルとなり、光源102や駆動回路202には電気的に作用しない状態となる。クランプ回路210は、ディセーブル状態で、ハイインピーダンス状態となってもよい。
クランプ回路210は、制御信号Sが、第2レベル(消灯レベル)であるときにイネーブル状態となり、光源102の両端間電圧Vを、クランプレベルVCLにクランプする。これを第1機能という。
図3は、光源102のI/V特性を示す図である。横軸は光源102の両端間電圧、すなわち順方向電圧Vであり、縦軸は順電流Iを示す。光源102がLEDである場合、順方向電圧Vがオン電圧VONより低い領域において、順電流Iは実質的にゼロであり、光源102は消灯とみなせる。順方向電圧Vがオン電圧VONより高い領域においては、順電流Iは順方向電圧Vに応じて増加し、光源102は順電流Iに応じた輝度で発光する。したがって、光源102がLEDの場合には、しきい値電圧VTHは、オン電圧VONと対応付けることができる。
なお、しきい値電圧VTHは、光源102の点灯状態と消灯状態の境界であるところ、ここでの消灯状態は、光源102から放射される光子が完全にゼロであることを要求するものでない。たとえば、光源102の光量が多階調制御される場合、1LSBに相当する光量よりも、十分に少ない光子を放出する状態は、消灯状態とみなすことができる。あるいは、人間が知覚できる光量よりも少ない光子を放出する状態を、消灯状態とみなすこともできる。
図3において、VON=VTHとすると、クランプレベルVCLは、0Vとオン電圧VONの間に設定される。
以上が点灯回路200の構成である。続いてその動作を説明する。
図4は、図2の点灯回路200の動作波形図である。時刻tより前において制御信号Sは点灯レベル(ハイレベル)であり、クランプ回路210はディセーブル状態(DIS)である。このとき光源102の順電流Iは、駆動回路202が生成する駆動電流IDRVと等しくなり、光源102は、駆動電流IDRVに応じた輝度で発光する。順方向電圧Vは、駆動電流IDRVに相当する電圧レベルVONである。
時刻tに制御信号Sが消灯レベル(ローレベル)に遷移すると、クランプ回路210がイネーブル状態(EN)となる。クランプ回路210がイネーブル状態となると、光源102の両端間電圧(順方向電圧)VはクランプレベルVCLにクランプされる。クランプ回路210の動作遅延によって、順方向電圧Vは、ある傾きでクランプレベルVCLに向かって低下していき、光源102の順電流I、すなわち輝度も、時間と共に減少していく。光源102が生成する駆動電流IDRVと順電流Iの差分は、クランプ回路210に流れることに留意されたい。
時刻tに順方向電圧Vがしきい値電圧VTHと交差すると、順電流Iがゼロとなり、光源102が消灯する。その後、時刻tに順方向電圧VがクランプレベルVCLに到達し、その後、同じ電圧レベルを維持する。
時刻tに制御信号Sが点灯レベル(ハイレベル)に遷移すると、クランプ回路210がディセーブル状態(DIS)となる。クランプ回路210がディセーブル状態となると、光源102の順方向電圧Vのクランプが解除され、消灯期間においてクランプ回路210に流れていた駆動電流IDRVが、光源102に流れ、順方向電圧Vは、もとの電圧レベルVONに向かって増大していく。VCL<V<VTHである時刻t〜tの間、順電流Iは実質的にゼロであり、光源102は消灯している。
順方向電圧Vがしきい値電圧VTHと交差する時刻t以降、順電流Iが流れ初め、光源102の輝度が増大する。そして時刻tに、駆動電流IDRVのすべてが光源102に流れるようになり、順電流Iが駆動電流IDRVと等しくなる。
以上が点灯回路200の動作である。点灯回路200の利点は、図1の点灯回路1100との対比によって明確となる。図5は、図1の点灯回路1100の動作波形図である。
時刻t10より前において制御信号Sは点灯レベル(ハイレベル)であり、バイパススイッチ1104はオフであり、駆動回路202が生成する駆動電流IDRVは、光源1002に流れ、光源1002は、駆動電流IDRVに応じた輝度で発光する。順方向電圧Vは、駆動電流IDRVに相当する電圧レベルVONである。
時刻t10に制御信号Sが消灯レベル(ローレベル)に遷移すると、バイパススイッチ1104がオンする。これにより、それまで光源1002に流れていた駆動電流IDRVがバイパススイッチ1104に流れ、順電流Iが減少する。
時刻t11に順方向電圧Vがしきい値電圧VTHと交差すると、順電流Iがゼロとなり、光源1002が消灯する。その後、時刻t12に順方向電圧Vがゼロ(0V)まで低下する。
時刻t13に制御信号Sが点灯レベル(ハイレベル)に遷移すると、バイパススイッチ1104がオフし、消灯期間においてバイパススイッチ1104に流れていた駆動電流IDRVが、光源1002に流れ、順方向電圧Vは、もとの電圧レベルVONに向かって増大していく。0<V<VTHである時刻t13〜t14の間、順電流Iは実質的にゼロであり、光源1002は消灯している。
順方向電圧Vがしきい値電圧VTHと交差する時刻t14以降、順電流Iが流れ初め、光源1002の輝度が増大する。そして時刻t15に、駆動電流IDRVのすべてが光源1002に流れるようになり、順電流Iが駆動電流IDRVと等しくなる。
以上が図1の点灯回路1100の動作である。図1の点灯回路1100では、制御信号Sが点灯レベルに遷移した時刻t13から、順方向電圧Vがしきい値電圧VTHに到達する時刻t14までの期間(点灯不能期間と称する)τ、順電流Iはゼロであり、光源1002を点灯させることができない。
制御信号Sの周期(スイッチング周期T)が短くなるにしたがい、言い換えればスイッチング周波数が高くなるにしたがって、点灯不能期間τが周期Tに占める割合が高くなる。言い換えれば、スイッチング周期Tは点灯不能期間τの制約を受ける。
なお、図5における点灯不能期間τの長さは、順方向電圧Vの上昇速度(スルーレートSR)を用いて、
τ=VTH/SR
と近似できる。
図4に戻る。図4において、時刻t〜tが点灯不能期間τに相当する。点灯不能期間τの長さは、順方向電圧Vの上昇速度(スルーレートSR)を用いて、
τ=(VTH−VCL)/SR
と近似できる。仮に、図4と図5のスルーレートが等しい(SR=SR)とすると、図4の点灯不能期間τは、図5の点灯不能期間τより短くなる。
このように、図2の点灯回路200によれば、光源102を消灯から点灯に切りかえる際の点灯不能期間τを短くできるため、高速なスイッチングが可能となる。
また、駆動回路202から見たときの負荷変動を小さくできるため、駆動回路202の設計上の制約を緩和でき、したがって駆動回路202の設計が容易となる。
たとえば駆動回路202は、出力電流が定電流制御されるスイッチングコンバータ(スイッチモード電源)で構成することができる。定電流出力のスイッチングコンバータには、出力電圧の変動にかかわらず、出力電流を一定に保つ機能が要求される。出力電圧が高速にかつ大振幅で変動する用途では、スイッチングコンバータに要求される応答速度が非常に速くなり、その設計は困難を極める。クランプ回路210の第1機能によって、出力電圧の変動幅が小さくなるため、スイッチングコンバータの設計が容易となるという利点もある。駆動回路202をリニア電源で構成することも可能であるが、この場合であっても、同様のメリットを享受できる。
点灯不能期間τは、消灯期間と点灯期間における順方向電圧Vの変動幅ΔV(=VTH−VCL)を小さくするほど短くなる。したがって、スイッチング周波数を高めるためには、クランプレベルVCLを、しきい値電圧VTHを超えない範囲において可能な限り高く設定することが好ましい。この観点から、クランプレベルVCLは、しきい値電圧VTHの1/3より高く、より好ましくはしきい値電圧VTHの1/2より高く定めることが望ましい。
その反面、クランプレベルVCLを高くしすぎると、しきい値電圧VTHのばらつきや温度変動によって、消灯期間において光源102が誤点灯するおそれがある。この観点から、クランプレベルVCLは、しきい値電圧VTHの4/5より低く、より好ましくはしきい値電圧VTHの3/4より低く定めることが望ましい。
続いて、クランプ回路210のより好ましい機能(第2機能)を説明する。クランプ回路210は光源102の消灯指示(即ち制御信号Sのネガエッジ)に応答して直ちに、光源102の両端間電圧Vを実質的にゼロまで低下させる。クランプ回路210は、その後、光源102の点灯より前に、両端間電圧VをクランプレベルVCLにクランプする(第1機能)。
図6は、第2機能を備える点灯回路の動作波形図である。時刻tにおいて制御信号Sが消灯レベルに切りかわると、光源102の両端間電圧Vは直ちにゼロ(0V)まで低下する。これにより、順電流Iは直ちにゼロまで低下する。
その後、制御信号Sが点灯レベルに切り替わる時刻tに先立つ時刻tにおいて、光源102の両端間電圧Vは、クランプレベルVCLに戻される。
このように、第2機能を備えるクランプ回路210によれば、光源102を高速に消灯することができる。
本発明は、図2のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、回路に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や回路動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な構成例や変形例を説明する。
(第1構成例)
図7は、図2の点灯回路200の第1構成例(200A)の回路図である。クランプ回路210Aは、上述の第1機能を備える。クランプ回路210Aは、光源102と並列な第1経路212の上に、直列に設けられた第1スイッチSWおよびクランプ抵抗214を含む。第1スイッチSWのオンが、クランプ回路210Aのイネーブル状態に、第1スイッチSWのオフがクランプ回路210Aのディセーブル状態に対応する。
第1経路212の抵抗値をR、駆動回路202が生成する駆動電流をIDRVとするとき、イネーブル状態において、第1経路212の両端間の電圧は、R×IDRVとなる。つまり、クランプレベルVCLは、以下の式で与えられる。
CL=R×IDRV
したがって、0<R×IDRV<VTHが成り立っていればよい。
第1経路212の抵抗値Rは、クランプ抵抗214の抵抗値と、第1スイッチSWの抵抗値の和である。
クランプ回路210Aは、コントローラ220をさらに含んでもよい。コントローラ220は、制御信号Sにもとづいて第1スイッチSWのオン、オフを制御する。具体的にはコントローラ220は、制御信号Sが点灯レベルのときに第1スイッチSWをオフし、制御信号Sが消灯レベルのときに第1スイッチSWをオンする。
図7の点灯回路200Aによれば、図4の動作を実現できる。
(第2構成例)
図8は、図2の点灯回路200の第2構成例(200B)の回路図である。クランプ回路210Bは、上述の第1機能および第2機能を備える。クランプ回路210Bは、図7のクランプ回路210Aに加えて、光源102と並列な第2経路216の上に設けられた第2スイッチSWをさらに備える。
コントローラ220は、光源102の消灯期間(制御信号Sが消灯レベル)において第1スイッチSWをオンし、光源102の点灯期間(制御信号Sが点灯レベル)において第1スイッチSWをオフする。またコントローラ220は、光源102の消灯指示(すなわち制御信号Sの対応するエッジ)を契機として直ちに第2スイッチSWをターンオンし、その後、光源102の点灯指示に先立って第2スイッチSWをターンオフする。たとえば点灯レベルがハイであるとき、コントローラ220は、制御信号Sのネガエッジをトリガとして、ごく短い間、第2スイッチSWをターンオンしてもよい。あるいはコントローラ220は、制御信号Sのネガエッジから所定時間の間、第2スイッチSWをオンしてもよい。
図8の点灯回路200Bによれば、図5の動作を実現できる。
図9(a)、(b)は、図8のクランプ回路210Bの具体的な構成例を示す回路図である。第1スイッチSW、第2スイッチSWはいずれもNチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。なお、第1スイッチSW、第2スイッチSWをバイポーラトランジスタやIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)で構成してもよい。
図9(a)を参照する。#Sは、制御信号Sの反転信号であり、消灯レベルがハイ、点灯レベルがローの信号である。第1ドライバ222は、制御信号#Sにもとづいて第1スイッチSWを駆動する。微分器226は、制御信号Sを微分する。たとえば微分器226は、ハイパスフィルタで構成してもよく、たとえば信号経路上に設けられたキャパシタを含んでもよい。微分器226の出力は、制御信号#Sのポジエッジによって上昇し、すぐにゼロに戻る。第2ドライバ224は微分器226の出力にもとづいて第2スイッチSWを駆動する。
図9(a)において、微分器226と第2ドライバ224を入れ替えてもよい。
また図9(a)において、第2ドライバ224を省略し、第1ドライバ222の出力をそのまま第1スイッチSWのゲートに供給し、第1ドライバ222の出力を微分器226を介して第2スイッチSWのゲートに供給してもよい。
図9(b)を参照する。第1ドライバ223は、制御信号Sにもとづいて第1スイッチSWを駆動する。エッジ検出器228は、制御信号Sの消灯指示に対応するエッジ(消灯レベルがローであるとき、ポジエッジ)を検出し、検出したエッジから所定時間、ハイレベルとなるエッジ検出信号Sを生成する。第2ドライバ224は、エッジ検出信号Sに応じて第2スイッチSWを駆動する。
図10(a)〜(e)は、クランプ回路210の変形例を示す回路図である。ここでは、第1機能に関連する部分のみを示す。図10(a)のクランプ回路210においてクランプ抵抗は省略され、第1スイッチSWとして、クランプ抵抗の抵抗値に相当する大きいオン抵抗RONを有するMOSFETを用いてもよい。すなわちオン抵抗RONが、第1経路212の抵抗値Rとなり、RON×IDRVが、クランプレベルVCLとなる。
図10(b)のクランプ回路210において、第1経路212の上には、ダイオード215と第1スイッチSWが直列に設けられる。ダイオード215には、駆動電流IDRVが流れることにより、実質的に一定の順方向電圧Vが発生する。第1スイッチSWのオン抵抗が十分に小さいときには、VCL=Vとなる。第1スイッチSWのオン抵抗RONが大きい場合、VCL=V+IDRV×RONとなる。
図10(c)のクランプ回路210において、第1経路212の上には、ツェナーダイオード217と第1スイッチSWが直列に設けられる。ツェナーダイオード217には、駆動電流IDRVが流れることにより、実質的に一定のツェナー電圧Vが発生する。第1スイッチSWのオン抵抗が十分に小さいときには、VCL=Vとなる。第1スイッチSWのオン抵抗RONが大きい場合、VCL=V+IDRV×RONとなる。
図10(d)のクランプ回路210では、クランプ抵抗214の抵抗値をRとすると、VCL=V+(R+RON)IDRVである。図10(e)のクランプ回路210では、クランプ抵抗214の抵抗値をRとすると、VCL=V+(R+RON)IDRVである。
まとめると、クランプ回路210は、抵抗、ダイオード、ツェナーダイオードの任意の組み合わせで構成することができる。
(第3構成例)
図11は、図2の点灯回路200の第3構成例(200C)の回路図である。クランプ回路210Cは、上述の第1機能および第2機能を備える。クランプ回路210Cは、光源102と並列な第1経路212の上に設けられたシャントトランジスタMと、トランジスタ制御回路230と、を含む。トランジスタ制御回路230は、制御信号Sが消灯レベルであるとき、つまりクランプ回路210Cのイネーブル状態において、光源102の両端間電圧がゼロより大きく光源の点消灯のしきい値電圧VTHより低く規定されるクランプレベルとなるように、シャントトランジスタMの制御端子の電圧(ゲート電圧、ベース電圧)VCNTを調節する。シャントトランジスタMは、MOSFETであってもよいし、バイポーラトランジスタであってもよいし、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であってもよい。トランジスタ制御回路230は、制御信号Sが点灯レベルであるとき、つまりクランプ回路210Cのディセーブル状態において、シャントトランジスタMをオフする。
図12は、図11のクランプ回路210Cの第1構成例を示す回路図である。図12のトランジスタ制御回路230は、フィードバック回路232、第3スイッチSW、第4スイッチSWを含む。
フィードバック回路232は、クランプレベルの目標電圧VREFと光源102の両端間を示すフィードバック電圧VFBを受け、フィードバックにより光源102の両端間の電圧VをクランプレベルVCLに近づける。フィードバック回路232の構成は限定されず、アナログのエラーアンプで構成してもよいし、デジタルのフィードバック回路(PIコントローラやPIDコントローラ)と、A/Dコンバータ構成してもよい。フィードバック回路232とシャントトランジスタMは、シャントレギュレータと把握できる。
第3スイッチSWは、シャントトランジスタMの制御端子(ゲート)と所定のロー電圧Vが供給されるロー電圧端子233の間に設けられる。なお第3スイッチSWは、図14に示すようにシャントトランジスタMの制御端子(ゲート)と光源102の低電位側の一端(カソード)の間に設けてもよい。
第4スイッチSWは、シャントトランジスタMの制御端子(ゲート)と所定のハイ電圧Vが供給されるハイ電圧端子234の間に設けられる。なお第4スイッチSWは、図14に示すようにシャントトランジスタMの制御端子(ゲート)と光源102の高電位側の一端(アノード)の間に設けてもよい。
制御信号Sは、フィードバック回路232のオン、オフを指示する信号S1A、第3スイッチSWのオン、オフを指示する信号S1B、第4スイッチSWのオン、オフを指示する信号S1Cを含む。フィードバック回路232は、信号S1Aがハイレベルのときイネーブル状態、ローレベルのときディセーブル状態となるよう構成される。
図13は、図12のクランプ回路210Cの動作波形図である。時刻tより前において制御信号Sは点灯レベル(ハイレベル)である。具体的には、制御信号S1A,S1B,S1Cは、フィードバック回路232がディセーブル状態、第3スイッチSWがオン状態、第4スイッチSWがオフ状態となるように生成される。これによりシャントトランジスタMのゲート電圧VCNTはロー電圧Vとなり、シャントトランジスタMはオフ状態となる。これはクランプ回路210Cのディセーブル状態(DIS)に対応する。このとき光源102の順電流Iは、駆動回路202が生成する駆動電流IDRVと等しくなり、光源102は、駆動電流IDRVに応じた輝度で発光する。順方向電圧Vは、駆動電流IDRVに相当する電圧レベルVONである。
時刻tに制御信号Sが消灯レベル(ローレベル)に遷移する。制御信号S1A,S1B,S1Cは、フィードバック回路232がディセーブル状態、第3スイッチSWがオフ状態、第4スイッチSWがオン状態となるように生成される。これによりシャントトランジスタMのゲート電圧VCNTは直ちにハイ電圧Vに変化し、シャントトランジスタMがターンオンする。これにより順電流Iは直ちにゼロまで低下し、光源102が消灯する。
続く時刻tに、制御信号S1A,S1B,S1Cは、フィードバック回路232がイネーブル状態、第3スイッチSWがオフ状態、第4スイッチSWがオフ状態となるように生成される。フィードバック回路232のフィードバック制御により、光源102の両端間電圧VがクランプレベルVCLに近づくように、ゲート電圧VCNTが調節される。
時刻tに制御信号Sが点灯レベル(ハイレベル)に遷移する。制御信号S1A,S1B,S1Cは、フィードバック回路232がディセーブル状態、第3スイッチSWがオン状態、第4スイッチSWがオフ状態となるように生成される。第3スイッチSWのオンにより、シャントトランジスタMがターンオフし、光源102の順方向電圧Vのクランプが解除され、消灯期間においてシャントトランジスタMに流れていた駆動電流IDRVが、光源102に流れ、順方向電圧Vは、もとの電圧レベルVONに向かって増大していく。
順方向電圧Vがしきい値電圧VTHと交差する時刻t以降、順電流Iが流れ初め、光源102の輝度が増大する。そして時刻tに、駆動電流IDRVのすべてが光源102に流れるようになり、順電流Iが駆動電流IDRVと等しくなる。
以上が図12のクランプ回路210Cの動作である。このクランプ回路210Cによれば、上述の第1機能および第2機能を実現できる。
なお図12において、トランジスタ制御回路230がその出力電圧VCNTを高速にハイ電圧Vに遷移させることが可能である場合には、第4スイッチSWを省略してもよい。またトランジスタ制御回路230がその出力電圧VCNTを高速にロー電圧Vに遷移させることが可能である場合には、第3スイッチSWを省略してもよい。
図14は、図11のクランプ回路210Cの第2構成例を示す回路図である。図14のクランプ回路210Cは、図12のフィードバック回路232に代えて、定電圧回路236を含む。定電圧回路236は、シャントトランジスタMの制御端子(ゲート)と高電位側の一端(ドレイン)の間に設けられ、シャントトランジスタMのゲートドレイン間の電圧を一定に保持する。ただし定電圧回路236の能力は第3スイッチSWおよび第4スイッチSWの能力よりも低く、したがって第3スイッチSW、第4スイッチSWのいずれかがオンのときには、定電圧回路236の作用は見えなくなる。
定電圧回路236の構成は特に限定されないが、たとえば直列に接続された複数(n個)のダイオードと、抵抗を含んでもよい。この場合、クランプレベルVCLは、
CL=(Vth(gs)+Vf×n+V)となる。
Vfはダイオードの順方向電圧であり、Vth(gs)はシャントトランジスタMのゲートソース間のしきい値電圧である。
図14では、ハイ電圧Vは光源102のアノード電圧(シャントトランジスタMのドレイン電圧)であり、ロー電圧Vは光源102のカソード電圧(シャントトランジスタMのソース電圧)となっている。なお図12に示すように、ハイ電圧Vを任意の所定電圧とし、ロー電圧Vを接地としてもよい。
続いて図14のクランプ回路210Cの動作を説明する。動作波形図は図13において制御信号S1を無視したものと同様となる。図14のクランプ回路210Cによれば、図12のクランプ回路210Cと同様の効果が得られる。
(用途)
続いて点灯回路200の用途を説明する。図2の照明装置100は、車両用灯具として利用することができる。図15(a)〜(d)は、点灯回路200を備える車両用灯具を示す図である。図15(a)の車両用灯具300Aは、光源302の出射光をスキャンさせるスキャン方式の灯具である。車両用灯具300Aは、点灯回路200、光源302およびスキャン装置304を備える。スキャン装置304は、モータおよび反射体(ブレード)を備える。光源302の出射光は、ブレードによって反射され、車両前方で走査される。ブレードの周期運動と同期して、光源302の出射光を調光し、あるいは高速にスイッチングすることにより、任意の配光パターンを実現でき、あるいは路面描画が可能となる。
図15(b)の車両用灯具300Bもまた、光源302の出射光をスキャンさせるスキャン方式の灯具である。車両用灯具300Bは、点灯回路200、光源302およびスキャン装置306を備える。スキャン装置306は、モータおよびガルバノミラーを備える。
図15(c)の車両用灯具300Cは、点灯回路200、光源302およびパターン形成装置308を備える。パターン形成装置308は、複数の画素を備えるDMD(デジタルミラーデバイス)である。DMDの各画素は個別にオン、オフが切りかえ可能となっている。光源302の出射光は、パターン形成装置308によって反射され、反射光は、DMDの画素の状態に応じたパターンを有する。
図15(d)の車両用灯具300Dは、点灯回路200、光源302および光源302の向きを制御するアクチュエータ310を備える。アクチュエータ310によって光源302の向きを周期的に変化させることで、光源302の出射光をスキャンできる。
図16(a)、(b)は、点灯回路200を備える車両用灯具の回路図である。図16(a)の車両用灯具300Eは、第1光源312、第2光源314および点灯回路200を備える。たとえば第1光源312はロービーム、第2光源314はハイビームである。点灯回路200は、駆動回路202とクランプ回路210を備える。第2光源314は、上述の光源102に対応しており、クランプ回路210は、第2光源314の両端間に接続される。
図16(b)の車両用灯具300Fは、複数N個の光源316_1〜316_Nと、点灯回路200を備える。複数の光源316は、車両前方の異なる位置を照射する。点灯回路200は、駆動回路202と、複数のクランプ回路210_1〜210_Nを備える。各クランプ回路210_iは、対応する光源316_iの両端間に接続される。各クランプ回路210_iには、対応する光源316_iの点消灯を指示する制御信号S1_iが入力される。
これまでの説明では、単一の光源102を備える照明装置100を説明したが、複数の光源の駆動にも本発明は適用可能である。
図17は、複数の光源102を備える照明装置100Dのブロック図である。照明装置100Dは、複数の光源102_1〜102_Nと、その点灯回路200Dを備える。光源102はたとえばLEDやLDであり、複数の光源102_1〜102_Nは直列に接続される。
点灯回路200Dは、複数のシャントトランジスタM、駆動回路202、複数のインタフェース回路204_1〜204_N、発振器206、マイコン208を備える。
各シャントトランジスタMは、対応する光源102の両端間に接続される。また各インタフェース回路204は、対応するシャントトランジスタMを駆動する。インタフェース回路204は図11のクランプ回路210Cに対応する。
マイコン208は、点灯回路200Dを統合的に制御するコントローラであり、図示しない車両側のECUからの情報にもとづいて、複数の光源102_1〜102_Nそれぞれの点消灯を制御する。
光源102_1、インタフェース回路204_1およびマイコン208に着目する。インタフェース回路204は、第3スイッチSW、第4スイッチSW、レギュレータ240、チャージポンプ242を含む。レギュレータ240およびマイコン208は、図12のフィードバック回路232に相当する。すなわちフィードバック回路232は、デジタルの制御部と、アナログの出力部で構成され、前者がマイコン208に、後者がレギュレータ240に対応する。マイコン208には、シャントトランジスタMのドレイン電圧を分圧して得られるフィードバック電圧VFBがフィードバックされており、フィードバック電圧VFBが、クランプレベルVCLを規定する目標電圧に近づくように、電圧指令値SREFを生成する。レギュレータ240は、電圧指令値SREFに応じた制御電圧VCNTを、シャントトランジスタMの制御端子に発生する。チャージポンプ242は、発振器206からのクロック信号を受け、昇圧動作を行い、ハイ電圧Vを生成する。
この照明装置100Dによれば、複数の光源102_1〜102_Nの点消灯を独立に制御できる。インタフェース回路204は、上述した任意のクランプ回路210で構成することが可能である。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100…照明装置、102…光源、200…点灯回路、202…駆動回路、204…インタフェース回路、206…発振器、208…マイコン、210…クランプ回路、212…第1経路、SW…第1スイッチ、214…クランプ抵抗、216…第2経路、SW…第2スイッチ、220…コントローラ、230…トランジスタ制御回路、M…シャントトランジスタ、232…フィードバック回路、233…ロー電圧端子、234…ハイ電圧端子、SW…第3スイッチ、SW…第4スイッチ、240…レギュレータ、242…チャージポンプ、236…定電圧回路、300…車両用灯具。

Claims (13)

  1. 光源の点灯回路であって、
    前記光源に供給すべき駆動電流を生成する駆動回路と、
    前記光源を消灯すべき期間において、前記光源の両端間電圧を、ゼロより大きく前記光源の点消灯のしきい値電圧より低く規定されるクランプレベルにクランプするクランプ回路と、
    を備え、
    前記クランプ回路は、前記光源と並列な第2経路の上に設けられた第2スイッチを含み、
    前記第2スイッチは、前記光源の消灯指示後、直ちにターンオンし、前記光源の点灯指示に先だってターンオフすることを特徴とする点灯回路。
  2. 前記クランプ回路は、前記第2スイッチがターンオフした後において、前記光源の両端間電圧を前記クランプレベルにクランプすることを特徴とする請求項1に記載の点灯回路。
  3. 前記クランプ回路は、前記光源と並列な第1経路の上に、直列に設けられた第1スイッチおよびクランプ抵抗を含み、
    前記第1経路の抵抗値をR、前記光源のしきい値電圧をVTH、前記駆動電流をIDRVとするとき、
    0<R×IDRV<VTH
    を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の点灯回路。
  4. 前記クランプ回路は、前記光源と並列な第1経路の上に設けられた第1スイッチを含み、
    前記第1経路の抵抗値をR、前記光源のしきい値電圧をVTH、前記駆動電流をIDRVとするとき、
    0<R×IDRV<VTH
    を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載の点灯回路。
  5. 光源の点灯回路であって、
    前記光源に供給すべき駆動電流を生成する駆動回路と、
    前記光源を消灯すべき期間において、前記光源の両端間電圧を、ゼロより大きく前記光源の点消灯のしきい値電圧より低く規定されるクランプレベルにクランプするクランプ回路と、
    を備え、
    前記クランプ回路は、
    前記光源の両端間に設けられたシャントトランジスタと、
    前記光源を消灯すべき期間において、前記光源の両端間の電圧が前記クランプレベルとなるように、前記シャントトランジスタの制御端子の電圧を生成するトランジスタ制御回路と、
    を含み、
    前記トランジスタ制御回路は、フィードバックにより前記光源の両端間の電圧を前記クランプレベルに近づけるフィードバック回路を含むことを特徴とする点灯回路。
  6. 光源の点灯回路であって、
    前記光源に供給すべき駆動電流を生成する駆動回路と、
    前記光源を消灯すべき期間において、前記光源の両端間電圧を、ゼロより大きく前記光源の点消灯のしきい値電圧より低く規定されるクランプレベルにクランプするクランプ回路と、
    を備え、
    前記クランプ回路は、
    前記光源の両端間に設けられたシャントトランジスタと、
    前記光源を消灯すべき期間において、前記光源の両端間の電圧が前記クランプレベルとなるように、前記シャントトランジスタの制御端子の電圧を生成するトランジスタ制御回路と、
    を含み、
    前記トランジスタ制御回路は、前記シャントトランジスタの制御端子と高電位側の一端の間に設けられた定電圧回路を含むことを特徴とする点灯回路。
  7. 前記トランジスタ制御回路は、前記シャントトランジスタの前記制御端子と前記光源の低電位側の一端の間、または前記シャントトランジスタの前記制御端子と所定のロー電圧が供給されるロー電圧端子の間に設けられた第3スイッチをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の点灯回路。
  8. 光源の点灯回路であって、
    前記光源に供給すべき駆動電流を生成する駆動回路と、
    前記光源を消灯すべき期間において、前記光源の両端間電圧を、ゼロより大きく前記光源の点消灯のしきい値電圧より低く規定されるクランプレベルにクランプするクランプ回路と、
    を備え、
    前記クランプ回路は、
    前記光源の両端間に設けられたシャントトランジスタと、
    前記光源を消灯すべき期間において、前記光源の両端間の電圧が前記クランプレベルとなるように、前記シャントトランジスタの制御端子の電圧を生成するトランジスタ制御回路と、
    を含み、
    前記トランジスタ制御回路は、前記シャントトランジスタの前記制御端子と前記光源の低電位側の一端の間、または前記シャントトランジスタの前記制御端子と所定のロー電圧が供給されるロー電圧端子の間に設けられた第3スイッチを含むことを特徴とする点灯回路。
  9. 前記トランジスタ制御回路は、前記シャントトランジスタの前記制御端子と前記光源の高電位側の一端の間、または前記シャントトランジスタの前記制御端子と所定のハイ電圧が供給されるハイ電圧端子の間に設けられた第4スイッチをさらに含むことを特徴とする請求項5または6に記載の点灯回路。
  10. 光源の点灯回路であって、
    前記光源に供給すべき駆動電流を生成する駆動回路と、
    前記光源を消灯すべき期間において、前記光源の両端間電圧を、ゼロより大きく前記光源の点消灯のしきい値電圧より低く規定されるクランプレベルにクランプするクランプ回路と、
    を備え、
    前記クランプ回路は、
    前記光源の両端間に設けられたシャントトランジスタと、
    前記光源を消灯すべき期間において、前記光源の両端間の電圧が前記クランプレベルとなるように、前記シャントトランジスタの制御端子の電圧を生成するトランジスタ制御回路と、
    を含み、
    前記トランジスタ制御回路は、前記シャントトランジスタの前記制御端子と前記光源の高電位側の一端の間、または前記シャントトランジスタの前記制御端子と所定のハイ電圧が供給されるハイ電圧端子の間に設けられた第4スイッチを含むことを特徴とする点灯回路。
  11. 光源の点灯回路であって、
    前記光源に供給すべき駆動電流を生成する駆動回路と、
    前記光源と並列な第1経路の上に、直列に設けられた第1スイッチおよびクランプ抵抗と、
    前記光源および前記第1経路と並列な第2経路の上に設けられた第2スイッチと、
    前記第1スイッチおよび第2スイッチを制御するコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記光源の消灯期間において前記第1スイッチをオンし、前記光源の点灯期間において前記第1スイッチをオフし、
    前記光源の消灯指示を契機として直ちに前記第2スイッチをターンオンし、前記光源の点灯指示に先立って前記第2スイッチをターンオフすることを特徴とする点灯回路。
  12. 光源と、
    前記光源を駆動する請求項1から11のいずれかに記載の点灯回路と、
    を備えることを特徴とする車両用灯具。
  13. 前記光源は複数であることを特徴とする請求項12に記載の車両用灯具。
JP2017080809A 2016-12-13 2017-04-14 点灯回路および車両用灯具 Active JP6916649B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/833,040 US10993297B2 (en) 2016-12-13 2017-12-06 Lighting circuit and vehicular lamp

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016241472 2016-12-13
JP2016241472 2016-12-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018098165A JP2018098165A (ja) 2018-06-21
JP6916649B2 true JP6916649B2 (ja) 2021-08-11

Family

ID=62633180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017080809A Active JP6916649B2 (ja) 2016-12-13 2017-04-14 点灯回路および車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6916649B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7020998B2 (ja) 2018-05-22 2022-02-16 京セラ株式会社 測定装置及び測定装置の制御方法
CN114501699B (zh) * 2022-02-21 2024-01-19 青岛易来智能科技股份有限公司 一种调光电路、调光器及led照明设备

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0575166A (ja) * 1991-09-17 1993-03-26 Mitsubishi Electric Corp Led駆動回路
JP2005294758A (ja) * 2004-04-05 2005-10-20 Toshiba Corp 発光素子駆動回路
KR101101818B1 (ko) * 2006-06-28 2012-01-05 삼성전자주식회사 디스플레이장치 및 그 제어방법
JP6396160B2 (ja) * 2014-10-02 2018-09-26 株式会社小糸製作所 車両用灯具およびその点灯回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018098165A (ja) 2018-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101370363B1 (ko) 스위치형 광소자 어레이 및 동작 방법
US10569695B2 (en) Vehicular lamp
US10710495B2 (en) Automotive lamp
US9623791B2 (en) Lighting device, vehicle illumination device, and vehicle
JP2016074235A (ja) 車両用灯具およびその点灯回路
JP2009134933A (ja) Led点灯装置および車両用前照灯
US10470273B2 (en) Light emission drive device and vehicle lamp
JP2013122846A (ja) 点灯装置
JP7183018B2 (ja) 点灯回路および車両用灯具
JP5422068B2 (ja) Led点灯装置および車両用前照灯
JP6916649B2 (ja) 点灯回路および車両用灯具
US10993297B2 (en) Lighting circuit and vehicular lamp
JP2016219147A (ja) 光源制御回路及び照明装置
JP2015154704A (ja) 車両用灯具およびその駆動装置
JP2014078421A (ja) 発光ダイオード点灯装置及び該発光ダイオード点灯装置を用いた照明装置
JP2014531755A (ja) Ledドライバ
JP2008047494A (ja) 調光制御方法および調光制御装置および照明装置
JP2016091727A (ja) 車両用灯具システム
JP2015074309A (ja) Led前照灯調光回路
JP4708004B2 (ja) Led点灯装置
JP2014157785A (ja) 駆動回路、車輌用灯具
CN111316548B (zh) 点灯电路以及车辆用灯具
JP2016062686A (ja) Led点灯装置
JP6865576B2 (ja) 点灯回路およびプロジェクタ装置、プロジェクタ装置の制御方法
JP2018107985A (ja) 定電流駆動回路および車両用灯具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210716

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6916649

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150