JP2013226772A - 印刷装置及び自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断部へ案内される過程においてジャムを起こした連続紙を容易に除去することができる、印刷装置および自動取引装置を提供する。
【解決手段】連続紙54、および前記連続紙54上に印刷を行う印刷ヘッド58が配置される第1ユニット41と、前記第1ユニット41に対して開閉可能に設けられた第2ユニット60とを備え、前記第2ユニット60は、前記第1ユニット41から搬送された前記連続紙54を切断する切断部66を含む、印刷装置40。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷装置及び自動取引装置に関する。
昨今、金融機関のATM(Automated teller machine)に代表される自動取引装置は、銀行、駅構内およびコンビニエンスストアなど、多様な場所に設置されている。顧客は、この自動取引装置に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金および残高照会などの取引を行うことができる。
このような自動取引装置は、取引情報をレシートに印字する印刷装置を有する。また、印刷装置は通常、レシートロール紙などの連続紙上に印字を行う印字ヘッド、連続紙を切断する切断部、ならびに連続紙を搬送する搬送路を有する。
一般的に連続紙は円筒形に巻かれており、連続紙に巻き癖が付くため連続紙の先端はカール状になりやすい。このため、連続紙の搬送途中において、連続紙の先端が切断部などの部品に衝突したり、隙間に入ることによるジャムが発生することがある。
ジャムの発生を抑制する技術として、例えば特許文献1では、切断部と排紙ローラーとの間に設けられる搬送下ガイド板が回転可能になっており、連続紙のカールの強さに応じて、搬送下ガイド板の角度を制御する技術が開示されている。
特開2008−221771号公報
しかしながら、従来技術では、切断部が連続紙の搬送路上に固定された構成になっているので、連続紙が切断部へ案内される過程においてジャムが発生した際に、切断部と搬送路を分離できず、ジャムを起こした連続紙を除去することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、切断部へ案内される過程においてジャムを起こした連続紙を容易に除去することができる、新規かつ改良された印刷装置および自動取引装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、連続紙、および前記連続紙上に印刷を行う印刷ヘッドが配置される第1ユニットと、前記第1ユニットに対して開閉可能に設けられた第2ユニットとを備え、前記第2ユニットは、前記第1ユニットから搬送された前記連続紙を切断する切断部を含む、印刷装置が提供される。
前記印刷装置は、前記連続紙の搬送を制御する制御部をさらに備え、前記制御部は、前記連続紙が前記切断部で切断された後に、前記連続紙の先端が前記第1ユニット側へ移動するように前記連続紙の搬送を制御してもよい。
前記印刷装置は、他の装置における前記印刷装置の着脱状態を検知する着脱検知部をさらに備え、前記制御部は、前記印刷装置が取り外されたことを前記着脱検知部が検知した場合には、前記連続紙の先端が前記第1ユニット側へ移動するように前記連続紙の搬送を制御してもよい。
前記制御部は、前記印刷装置が前記他の装置に取り付けられたことを前記着脱検知部が検知した場合には、前記連続紙の先端が前記第2ユニット側へ移動するように前記連続紙の搬送を制御してもよい。
前記印刷装置は、前記第1ユニットに対する前記第2ユニットの開閉状態を検知する開閉検知部をさらに備え、前記制御部は、前記第1ユニットに対して前記第2ユニットが開かれたことを前記開閉検知部が検知した場合には、前記連続紙の先端が前記第1ユニット側へ移動するように前記連続紙の搬送を制御してもよい。
前記制御部は、前記第1ユニットに対して前記第2ユニットが閉められたことを前記開閉検知部が検知した場合には、前記連続紙の先端が前記第2ユニット側へ移動するように前記連続紙の搬送を制御してもよい。
前記切断部は、前記印刷ヘッドの方向に突出し、連続紙の先端が挿入されるように開口したガイド部を含んでもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、連続紙、および前記連続紙上に印刷を行う印刷ヘッドが配置される第1ユニットと、前記第1ユニットに対して開閉可能に設けられた第2ユニットと、を含む印刷装置を備え、前記第2ユニットは、前記第1ユニットから搬送された前記連続紙を切断する切断部を含む、自動取引装置が提供される。
以上説明したように本発明によれば、切断部へ案内される過程においてジャムを起こした連続紙を容易に除去することができる。
本発明の実施形態による自動取引システムの構成を示した説明図である。 本発明の実施形態による自動取引装置の構成を示した説明図である。 第1の実施形態による構成を示した説明図である。 第1の実施形態による、開閉ユニットが開いた状態の構成を示した説明図である。 第2の実施形態による構成を示した説明図である。 第3の実施形態による構成を示した説明図である。 第3の実施形態による、連続紙の搬送を制御するフローチャートである。 本発明の比較例による構成を示した説明図である。 本発明の比較例の課題を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.自動取引システムおよび自動取引装置の基本構成>
本発明は、一例として「3−1.第1の実施形態」〜「3−3.第3の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。また、各実施形態による自動取引装置(10)は、
A.連続紙54、および前記連続紙54上に印刷を行う印字ヘッド58(印刷ヘッド)が配置される本体ユニット41(第1ユニット)と、
B.前記本体ユニット41に対して開閉可能に設けられた開閉ユニット60(第2ユニット)と、を含む印刷装置40を備え、
C.前記開閉ユニット60は、前記本体ユニット41から搬送された前記連続紙を切断するカッターユニット62(切断部)を含む。
以下では、まず、このような各実施形態において共通する自動取引装置、および自動取引装置を含む自動取引システムの基本構成について図1および図2を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態による自動取引システムの構成を示した説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による自動取引システムは、複数の自動取引装置10と、専用網14と、金融機関ホスト18と、を含む。
専用網14は、金融機関のネットワークであり、例えばIP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)により構成される。金融機関ホスト18は、この専用網14を介して自動取引装置10と通信することができる。
金融機関ホスト18は、専用網14を介して自動取引装置10と通信することにより、各種取引を制御する。例えば、金融機関ホスト18は、自動取引装置10を操作する顧客の認証を行ったり、自動取引装置10において顧客により指示された入金や振込などの金銭取引(勘定の取引処理)を実行したりする。また、金融機関ホスト18は、口座番号、暗証番号、氏名、住所、年齢、生年月日、電話番号、職業、家族構成、年収、預金残高などの顧客情報(口座の元帳)を管理する。
自動取引装置10は、金融機関の顧客による操作に基づいて金銭の取引を実行する顧客操作型端末である。この自動取引装置10は、金融機関の営業店、コンビニエンスストア、駅構内、ホテル、病院、アミューズメントパーク、飲食店、オフィスビルディングなどの多様な施設に設置される。ここで、図2を参照し、自動取引装置10の構成を詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態による自動取引装置10の構成を示した説明図である。図2に示したように、自動取引装置10は、通帳挿入口22、レシート排出口24、カード挿入口26、硬貨挿入口30、紙幣挿入口34、および操作表示部38を備える。操作表示部38は、顧客による操作の誘導画面を表示する表示部、および顧客操作を検出する顧客操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、顧客操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。なお、図2においては表示部および顧客操作部の機能が自動取引装置10において一体的に構成される例を示しているが、表示部および顧客操作部の機能は分離して構成されてもよい。
通帳挿入口22は顧客の通帳の挿入および排出を行う。カード挿入口26は、顧客の磁気カードの挿入および排出を行うための開口部である。紙幣挿入口34は、顧客による紙幣の入金口、および顧客への紙幣の出金口としての機能を有する。また、硬貨挿入口30は、顧客による硬貨の入金口、および顧客への硬貨の出金口としての機能を有する。
レシート排出口24は、図3に示す印刷装置40により取引情報を印字されたレシートの排出を行うための開口部である。
本発明の実施形態は、上述した自動取引システムに含まれる自動取引装置10に関し、特に、自動取引装置10における印刷装置40の構成に関する。そこで、以下、本発明の比較例による印刷装置100の構造を説明した後に、本発明の各実施形態について詳細に説明する。
<2.本発明の比較例による印刷装置>
(構成)
図8は、本発明の比較例による印刷装置100の構成を示した説明図である。印刷装置100は、制御部102、連続紙114が巻回されたレシートロール紙110、印字ヘッド118、搬送ローラ112、プラテンローラ116、カッターユニット120、搬送路126、およびレシート搬送ローラ124を有する。
印字ヘッド118は、搬送路126上に搬送された連続紙114に所定の取引情報を印字する。
カッターユニット120は、印字ヘッド118から所定の間隔だけ離れた位置における搬送路126上に固定されている。また、カッターユニット120はカッター122を有する。カッター122は、搬送される連続紙114を、一枚の紙葉状媒体であるレシート128に切断する。切断後の連続紙114は、次回の取引によるレシート発行まで、切断された位置で待機する。
(動作)
続いて、以上説明した構成を有する本発明の比較例による印刷装置100の動作について説明する。顧客の操作により取引が開始されると、制御部102は取引処理を実行する。その後、制御部102は取引の結果を印字したレシートを顧客に対して発行する処理を行う。まず、制御部102は、搬送ローラ112およびプラテンローラ116を回転させ、連続紙114を所定の印字位置まで移動させる。印字ヘッド118は、搬送された連続紙114上に取引情報の印字を行う。取引情報が印字された連続紙114は、搬送ローラ112、プラテンローラ116によりカッターユニット120の方向に搬送され、所定量搬送した後、カッター122によりレシート128として切断される。そして、連続紙114はそのまま待機させる。制御部102は、レシート搬送ローラ124を回転させ、連続紙114から切り離されたレシート128をレシート排出口へ向けて搬送し、レシート128を排出する。
(課題の整理)
上記のように、本発明の比較例による印刷装置100は、カッターユニット120が搬送路126上に固定された構成になっている。この印刷装置100においては、例えば連続紙114がレシートロール紙110の巻き戻りや、装置を移動させる際の振動等により、連続紙114が動いてしまうことがある。この場合、連続紙114のカールにより連続紙114の先端部分がカッターユニット120や搬送路の隙間等に入り込んでしまうことがあるが、この時に連続紙114をレシート排出口方向に搬送すると、図9に示すように連続紙114がカッターユニット120へ案内される過程において連続紙114の先端が装置内で引っかかるジャムが発生する。ジャムが発生した際には、カッターユニット120と搬送路126を分離できないので、ジャムを起こした連続紙114を除去することが困難であるという問題がある。
そこで、上記事情を一着眼点にして本実施形態による印刷装置を創作するに至った。本実施形態による印刷装置は、カッターユニットへ案内される過程においてジャムを起こした連続紙を容易に除去することが可能である。以下、このような本発明の各実施形態について順次詳細に説明する。
<3.各実施形態の詳細な説明>
[3−1.第1の実施形態]
(構成)
図3は、第1の実施形態による印刷装置40の構成を示した説明図である。図3に示したように、第1の実施形態による印刷装置40は、連続紙54を搬送する第1搬送路51を含む本体ユニット41、開閉ユニット60、および本体ユニット41と開閉ユニット60との境界に位置する第2搬送路70を有する。本体ユニット41は、連続紙54が巻回されたレシートロール紙50、印字ヘッド58、搬送ローラ52、およびプラテンローラ56を有する。また、開閉ユニット60は、カッターユニット62、および回転支点68を有する。
第1搬送路51は、レシートロール紙50から開閉ユニット60のカッターユニット62までの区間、より具体的にはレシートロール紙50からカッター66までの区間に設置される。印字ヘッド58は、プラテンローラ56上に搬送された連続紙54に取引情報を印字する。また、連続紙54は、印字ヘッド58により印字された後、カッターユニット62へ搬送される。
開閉ユニット60は、第2搬送路70を境界とし、回転支点68を中心として本体ユニット41に対して開閉可能になるように形成されている。図4は、第1の実施形態による、開閉ユニット60が開いた状態を示した説明図である。
カッターユニット62は、カッターガイド64、およびカッター66を有しており、開閉ユニット60側の本体ユニット41近傍に設置されている。具体的には、本体ユニット41側の搬送路から開閉ユニット60側に連続紙54が受け渡される部分にカッターユニット62が設置される。
カッターガイド64(ガイド部)は、印字ヘッド58の方向に突出する2枚のガイド板から構成されており、連続紙54の先端をカッター66へ案内するための開口部である。通常、連続紙54のカールはレシートロール紙50の巻き方向である上方向にカールするが、一般的にプラテンローラ56は円筒形に形成されており、プラテンローラ56上を通過した連続紙54の先端は、印字ヘッド58によりプラテンローラ56の外周面に押圧されるため下方向へのカールが発生しやすい。このため、カッターガイド64のうち下側のガイド板は、ガイド板の先端部が第1搬送路51よりも低い位置になるように傾斜しており、連続紙54の先端がカッターユニット62に挿入されやすいように形成されている。
カッター66は、カッターガイド64を通過した連続紙54を、一枚の紙葉状媒体であるレシート72となるよう切断する。なお、カッター66による切断方法は通常、ギロチン方式が用いられるが、ロータリー方式などを用いてもよい。
連続紙54から切り離されたレシート72は、第2搬送路70上を搬送され、レシート排出口から排出される。第2搬送路70は、主にベルト駆動式により搬送を行うが、ローラーにより搬送するようにしてもよい。
(動作)
続いて、以上説明した構成を有する第1の実施形態による印刷装置40の動作について説明する。顧客の操作により取引が開始されると、制御部42は、搬送ローラ52およびプラテンローラ56をレシート排出口方向に回転させ、連続紙54を所定の印字位置まで移動させる。そして、印字ヘッド58は、搬送された連続紙54上に取引情報の印字を行う。印字された連続紙54は、第1搬送路51上を、カッターユニット62の方向に所定量送られ、カッターガイド64を通過した後、カッター66によりレシート72として切断される。連続紙54から切り離されたレシート72は、第2搬送路70上を搬送され、レシート排出口から排出される。なお、切断された連続紙54については、次の取引が開始されるまで、連続紙54の先端がカッター66の直前に位置する状態で静止する。
次に、印刷装置40の印字ヘッド58とカッターユニット62との間の搬送路上においてジャムが発生した際の除去動作について説明する。まず、係員は図示しないレバーを操作することにより、開閉ユニット60の回動を規制しているロックを解除し、回転支点68を中心として開閉ユニット60を開方向に回動させる。開閉ユニット60を回動させると、開閉ユニット60側に固定されたカッターユニット62も共に回動することで、印字ヘッド58からカッターユニット62までの間における搬送路が開放された状態となる。この状態で係員は、ジャムとなった連続紙54を容易に除去することが可能となる。ジャムを除去した後、係員は開閉ユニット60を閉方向に回動させることで、開閉ユニット60を閉じると共にロックする。
(作用)
このような構成において、本体ユニット41に対して開閉ユニット60が開かれることにより、図4に示すように、カッターユニット62は第1搬送路51における印字ヘッド58からカッターユニット62までの間の搬送路及び第2搬送路70から分離されると共に、印字ヘッド58からカッターユニット62までの間の搬送路及び第2搬送路70は外部に露出する。
(効果)
以上説明したように、第1の実施形態によれば、連続紙54がカッターユニット62へ案内される過程においてジャムが発生した際には、本体ユニット41に対して開閉ユニット60を開く操作により、カッターユニット62が第1搬送路51における印字ヘッド58からカッターユニット62までの間の搬送路及び第2搬送路70から分離される。このため、ジャムを起こした連続紙54を容易に除去することが可能である。
また、カッターユニット62を開閉ユニット60側の本体ユニット41近傍に設置するようにしたことで、開閉ユニット60の開時に連続紙54の先端が搬送路内から露出しやすくなるため、ジャム発生時の作業性を向上することができる。
また、カッターユニット62に設けられたカッターガイド64は、下側のガイド板の先端部が第1搬送路51より低い位置になるように傾斜しており、連続紙54の先端がカッターユニット62に挿入されやすいように形成されている。このため、カッター66の直前においてジャムが発生することを抑制できる。
[3−2.第2の実施形態]
以上、第1の実施形態について説明した。上述したように、第1の実施形態では、一続きの取引が終了した際には、連続紙54の先端はカッター66の直前に位置している。このため、図4に示したように、一続きの取引終了後において開閉ユニット60が開かれた際には、連続紙54の先端が外部に露出する。このとき、連続紙54のカールの強さによっては、開閉ユニット60を閉じる際にカッターガイド62の外側部分に連続紙54がぶつかってしまうことで連続紙54の先端が搬送路上から出た状態で開閉ユニット60が閉じられてしまう場合がある。この場合において連続紙54を搬送すると、連続紙54がカッターユニット62の間に挿入されないため、ジャムが発生する可能性がある。
そのため、次に説明するように、第2の実施形態によれば、開閉ユニット60が開かれた際に、連続紙54の先端が外部に露出しないように制御することでジャムの発生を未然に防ぐようにした。
(構成)
第2の実施形態による構成は、第1の実施形態による構成と同様である。従って、ここでは説明を省略する。
(動作)
図5は、第2の実施形態による、レシート72の切断後における印刷装置40の状態を示した説明図である。図5に示したように、第2の実施形態では、レシート72の切断後に、制御部42は、搬送ローラ52およびプラテンローラ56をレシート排出口方向への回転とは逆方向に回転させ、連続紙54の先端を本体ユニット41側、より具体的には連続紙52の先端部分が印字ヘッド58と本体ユニット41との間に位置するように退避させる。
新たな取引が開始された際には、制御部42は、搬送ローラ52およびプラテンローラ56を回転させ、連続紙54の先端から印字ヘッド58までの間隔が所定の距離になるように、連続紙54の先端を開閉ユニット60側へ移動させる。その後、第1実施例と同様にレシート72の発行動作を行う。
(効果)
以上説明したように、第2の実施形態によれば、レシート72の切断後に連続紙54の先端が本体ユニット41側へ退避される。このため、ジャムの除去などの理由により開閉ユニット60を開閉した際に、連続紙54の先端が開閉ユニット60側の部品に衝突することを防止できる。従って、次取引における連続紙54の搬送時においてジャムが発生することを防止できる。
(変形例)
なお、第2の実施形態の変形例として、カッターガイド64の代わりに、印字ヘッド58からカッターユニット62までの区間に、先端保持ガイドを設けてもよい。先端保持ガイドは、2枚のガイド部材から構成され、連続紙54を上下方向に密閉するように設けられる。
連続紙54の先端は、先端保持ガイドに保護されながらカッターユニット62へ搬送される。このため、開閉ユニット60の開閉時において、連続紙54の先端が開閉ユニット60の部品に衝突することをさらに防止することができる。
[3−3.第3の実施形態]
以上、第2の実施形態について説明した。上述したように、第2の実施形態では、レシート72を切断する度に、連続紙54の先端は本体ユニット41側へ退避されるが、この場合取引に係るレシート発行の度に退避を行うことになるため、装置の処理時間が増大することとなる。次に説明するように、第3の実施形態によれば、連続紙54の先端を本体ユニット41側へ退避させる処理を開閉ユニット60の開操作のときに限定した。
(構成)
図6は、第3の実施形態による印刷装置40の構成を示した説明図である。図6に示したように、第3の実施形態による印刷装置40は、第1の実施形態に含まれる構成要素に加えて、オープン検知センサ80(開閉検知部)と、ユニットセット検知センサ82(着脱検知部)と、を含む。
オープン検知センサ80は、本体ユニット41に対して開閉ユニット60の開閉状態を検知するセンサである。また、ユニットセット検知センサ82は、自動取引装置10に対して印刷装置40の着脱状態を検知するセンサである。
また、制御部42は、オープン検知センサ80またはユニットセット検知センサ82による検知結果に応じて、搬送ローラ52およびプラテンローラ56の回転方向を制御する。
(動作)
図7は、第3の実施形態による、連続紙54の搬送を制御するフローチャートである。図7に示したように、本体ユニット41に対して開閉ユニット60が開かれたことをオープン検知センサ80が検知した場合、または自動取引装置10に対して印刷装置40が取り外されたことをユニットセット検知センサ82が検知した場合には(S100)、制御部42は、搬送ローラ52およびプラテンローラ56を逆回転させ、連続紙54の先端を本体ユニット41側へ退避させる(S102)。
ステップS102の後に、本体ユニット41に対して開閉ユニット60が閉められていることをオープン検知センサ80が検知し、かつ自動取引装置10に対して印刷装置40が取り付けられていることをユニットセット検知センサ82が検知した場合には(S104)、制御部42は、搬送ローラ52およびプラテンローラ56を回転させ、連続紙54の先端から印字ヘッド58までの間隔が所定の距離になるように、連続紙54の先端を開閉ユニット60側へ移動させる(S106)。
(効果)
第2の実施形態で説明したように、開閉ユニット60が開閉される場合に、ジャムは発生しやすい。また、印刷装置40が自動取引装置10に対して取り外される場合は、人間が開閉ユニット60の開閉を含む操作を行う可能性がある。従って、第3の実施形態では、上記の2つの場合、すなわち本体ユニット41に対して開閉ユニット60が開かれた場合、または自動取引装置10に対して印刷装置40が取り外された場合に限定して、連続紙54の先端を本体ユニット41側へ退避させる。このため、第2の実施形態と比べて、連続紙54を退避させる回数を減らすことができ、省エネルギー化を実現することができる。
また、第3の実施形態では、以下に説明するように、第2の実施形態と比べて、各取引における印字位置のばらつきを減少させることができる。第2の実施形態および第3の実施形態では、連続紙54を退避させた後、次取引時において連続紙54の先端を開閉ユニット60側へ移動させるように制御する。しかし、毎回同一の距離になるように移動させることは技術的に難しいので、各取引で印字位置がばらつく恐れがある。第3の実施形態によれば、第2の実施形態と比べて、連続紙54の先端を開閉ユニット60側へ移動させる回数も減らすことができるので、各取引における印字位置のばらつきを減少させることができる。
<4.むすび>
以上説明したように、本発明の第1の実施形態〜第3の実施形態によれば、切断部へ案内される過程においてジャムを起こした連続紙を容易に除去することが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、連続紙54として、レシートロール紙50を用いる例を説明したが、ファックス用紙や、プロッター用紙、発券機のロール紙などロール紙全般を用いてもよい。また、本発明を、ATMに含まれるレシートプリンタ装置に適用した例を説明したが、レシートロール紙50をプリンタ用紙、カッターユニット62をプリンタのインクヘッドにそれぞれ置き換えることにより、プリンタ、複合機などの多様な印刷装置にも適用可能である。
10 自動取引装置
40 印刷装置
41 本体ユニット
42 制御部
50 レシートロール紙
51 第1搬送路
52 搬送ローラ
54 連続紙
56 プラテンローラ
58 印字ヘッド
60 開閉ユニット
62 カッターユニット
64 カッターガイド
66 カッター
68 回転支点
70 第2搬送路
72 レシート
80 オープン検知センサ
82 ユニットセット検知センサ

Claims (8)

  1. 連続紙、および前記連続紙上に印刷を行う印刷ヘッドが配置される第1ユニットと、
    前記第1ユニットに対して開閉可能に設けられた第2ユニットとを備え、
    前記第2ユニットは、前記第1ユニットから搬送された前記連続紙を切断する切断部を含むことを特徴とする、印刷装置。
  2. 前記印刷装置は、前記連続紙の搬送を制御する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記連続紙が前記切断部で切断された後に、前記連続紙の先端が前記第1ユニット側へ移動するように前記連続紙の搬送を制御することを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷装置は、他の装置における前記印刷装置の着脱状態を検知する着脱検知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記印刷装置が取り外されたことを前記着脱検知部が検知した場合には、前記連続紙の先端が前記第1ユニット側へ移動するように前記連続紙の搬送を制御することを特徴とする、請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、前記印刷装置が前記他の装置に取り付けられたことを前記着脱検知部が検知した場合には、前記連続紙の先端が前記第2ユニット側へ移動するように前記連続紙の搬送を制御することを特徴とする、請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷装置は、前記第1ユニットに対する前記第2ユニットの開閉状態を検知する開閉検知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1ユニットに対して前記第2ユニットが開かれたことを前記開閉検知部が検知した場合には、前記連続紙の先端が前記第1ユニット側へ移動するように前記連続紙の搬送を制御することを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載の印刷装置。
  6. 前記制御部は、前記第1ユニットに対して前記第2ユニットが閉められたことを前記開閉検知部が検知した場合には、前記連続紙の先端が前記第2ユニット側へ移動するように前記連続紙の搬送を制御することを特徴とする、請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記切断部は、前記印刷ヘッドの方向に突出し、連続紙の先端が挿入されるように開口したガイド部を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の印刷装置。
  8. 連続紙、および前記連続紙上に印刷を行う印刷ヘッドが配置される第1ユニットと、
    前記第1ユニットに対して開閉可能に設けられた第2ユニットと、を含む印刷装置を備え、
    前記第2ユニットは、前記第1ユニットから搬送された前記連続紙を切断する切断部を含む、自動取引装置。
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