JP2013222797A - 可変抵抗回路、半導体装置およびトリミング方法 - Google Patents

可変抵抗回路、半導体装置およびトリミング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回路規模を比較的小さくすることができ且つ高精度な抵抗値調整が可能な可変抵抗回路を提供する。
【解決手段】
可変抵抗回路は、第1および第2の抵抗調整回路を含み、制御信号に応じて第1の端子と第2の端子との間の抵抗値が変化するように構成されている。第1の抵抗調整回路は、互いに直列接続された複数の抵抗素子からなる第1の直列抵抗回路と、制御信号に応じて第1の直列抵抗回路の所定のノードのうちの1つを選択的に第1の端子に接続する第1のスイッチ部と、を有する。第2の抵抗調整回路は、第2の端子に接続され且つ互いに直列接続された複数の抵抗素子からなる第2の直列抵抗回路と、制御信号に応じて第1の直列抵抗回路を第2の直列抵抗回路の所定ノードのうちの1つに選択的に接続する第2のスイッチ部と、を有する。第1の直列抵抗回路を構成する複数の抵抗素子の各々の抵抗値r1と、第2の直列抵抗回路を構成する複数の抵抗素子の各々の抵抗値r2は、互いに異なる。
【選択図】図3

Description

本発明は、制御信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗回路および該可変抵抗回路を備えた半導体装置に関する。
矩形状パルスを出力する発振回路として、シュミットインバータを用いたCR発振回路が知られている。かかる発振回路は、抵抗素子の抵抗値とキャパシタの容量値によって定まる時定数に応じた発振周波数を有する。
かかる発振回路において高精度な発振周波数を実現するために、抵抗素子の抵抗値およびキャパシタCの容量値の少なくとも一方を可変とし、目標とする発振周波数となるように抵抗値または容量値を調整することが行われている。
特許文献1には、基準クロックに基づいて測定される所定時間内においてクロックのパルス数をカウントするカウンタ部と、複数のトリミングデータを格納し、上記カウンタ部のカウント値に応じてトリミングデータを抽出する記憶部と、抽出されたトリミングデータに応じて抵抗値および容量値を変化せしめるトリミング手段とを備えた発振回路が開示されている。
特許文献2は、発振回路に係るものではないが、所望の出力電位を得るために、電源電圧とグランド電位との間に直列に接続された複数の抵抗からなる抵抗ラダー回路と、上記抵抗ラダー回路にツリー状に接続されたスイッチ素子群とからなるトリミングブロックが開示されている。かかるトリミングブロックにおいて、スイッチ素子は供給されるトリミング信号に応じてオン状態となり、抵抗ラダー回路の任意のノードから所望の電圧が抽出されるようになっている。
特開2006−229630号公報 特開2008−140961号公報
近年、各種ディジタル機器の高機能化に伴って、高精度の発振周波数特性を有する発振回路が要求されている。その一方、装置の小型化および低コスト化の要求もある。水晶振動子やセラミック振動子を用いることにより高精度の発振器を構成することが可能となるが、これらの振動子はICに対して外付け部品となるため更なる小型化やコストダウンが容易ではない。
水晶振動子やセラミック振動子を用いることなく、高精度の発振周波数を実現しようとする場合、特許文献1に記載されるように発振回路内に複数の抵抗素子およびキャパシタを設け、これらを適宜選択して発振周波数を調整する方式が考えられる。しかしながら、発振回路をICで構成する場合、キャパシタはIC内部で比較的大きな面積を占有する。従って、互いに容量値の異なる複数のキャパシタをIC内に設けることはチップ面積の増大を招く。これを回避するために、IC内に設けるキャパシタの数を少なくした場合には、発振周波数の調整範囲が制限され、又は周波数調整分解能が低下するため高精度な周波数調整が困難となる。一方、キャパシタの容量値を固定値とした場合には、抵抗素子の数を多くすることより高精度化に対応させる必要がある。しかしながら、特許文献2に記載されるようなツリー状のスイッチ素子群を用いて抵抗値を選択する方式では、抵抗素子の数が増加するにつれてスイッチ素子群の規模が大きくなる。抵抗素子の数が増加すると、複数段のスイッチ素子が電流経路に挿入されることとなり、スイッチ素子が例えばトランジスタで構成される場合には、トランジスタのオン抵抗の影響が無視できなくなる。従って、特許文献2に示されるトリミングブロックをCR発振回路に適用した場合には、スイッチ素子のオン抵抗が発振周波数の精度を低下させる要因となる。また、トランジスタのオン抵抗はスレッシュ電圧のバラツキ、電圧および温度変動の影響を受けるため、これらが発振周波数の変動要因となる。
本発明は、上記した点に鑑みてなされたものであり、回路規模を比較的小さくすることができ且つ高精度な抵抗値調整が可能な可変抵抗回路を提供すること、およびかかる可変抵抗回路を備えた高精度な発振周波数調整が可能な発振回路を構成する半導体装置を提供することを目的とする。さらに、本発明は、上記の半導体装置の発振周波数を制御する方法を提供することを目的とする。
本発明に係る可変抵抗回路は、制御信号に応じて第1の端子と第2の端子との間の抵抗値が変化する可変抵抗回路であって、各々が抵抗値r1を有している直列接続された複数の抵抗素子からなる第1の直列抵抗回路と、前記制御信号に応じて前記第1の直列抵抗回路の所定のノードのうちの1つを選択的に前記第1の端子に接続する第1のスイッチ部と、を有する第1の抵抗調整回路と、前記第2の端子に接続され且つ各々が前記抵抗値r1と異なる抵抗値r2を有している直列接続された複数の抵抗素子からなる第2の直列抵抗回路と、前記制御信号に応じて前記第1の直列抵抗回路を前記第2の直列抵抗回路の所定ノードのうちの1つに選択的に接続する第2のスイッチ部と、を有する第2の抵抗調整回路と、を含むことを特徴としている。
また、本発明に係る半導体装置は、制御信号に応じて第1の端子と第2の端子との間の抵抗値が変化する可変抵抗回路と、前記第1または第2の端子に接続されたキャパシタとを有し、前記可変抵抗回路の抵抗値と前記キャパシタの容量値によって定まる発振周波数を有する発振回路を構成している半導体装置であって、前記可変抵抗回路は、各々が抵抗値r1を有している直列接続された複数の抵抗素子からなる第1の直列抵抗回路と、前記制御信号に応じて前記第1の直列抵抗回路の所定のノードのうちの1つを選択的に前記第1の端子に接続する第1のスイッチ部と、を有する第1の抵抗調整回路と、前記第2の端子に接続され且つ各々が前記抵抗値r1と異なる抵抗値r2を有している直列接続された複数の抵抗素子からなる第2の直列抵抗回路と、前記制御信号に応じて前記第1の直列抵抗回路を前記第2の直列抵抗回路の所定ノードのうちの1つに選択的に接続する第2のスイッチ部と、を有する第2の抵抗調整回路と、を含むことを特徴としている。
また、本発明に係る可変抵抗回路における可変抵抗のトリミング方法は、各々が抵抗値r1を有している直列接続された複数の抵抗素子からなる第1の直列抵抗回路と、制御信号に応じて前記第1の直列抵抗回路の所定のノードのうちの1つを選択的に第1の端子に接続する第1のスイッチ部と、を有する第1の抵抗調整回路と、第2の端子に接続され且つ各々が前記抵抗値r1と異なる抵抗値r2を有している直列接続された複数の抵抗素子からなる第2の直列抵抗回路と、前記制御信号に応じて前記第1の直列抵抗回路を前記第2の直列抵抗回路の所定ノードのうちの1つに選択的に接続する第2のスイッチ部と、を有する第2の抵抗調整回路と、を含む可変抵抗回路の前記第1の端子と前記第2の端子との間の抵抗値をトリミングする方法であって、制御部が、互いに異なる複数の制御信号を前記可変抵抗回路に順次供給して前記第1の端子と前記第2の端子との間の抵抗値を順次変化させ、前記第1の端子と前記第2の端子との間の抵抗値と目標抵抗値との差分が所定範囲内となる制御信号の値を選択するステップを含むことを特徴としている。
本発明に係る可変抵抗回路によれば、回路規模を小さくすることができ且つ高精度な抵抗値調整が可能となる。また、本発明に係る発振回路によれば、回路規模を小さくすることができ且つ高精度な発振周波数制御を実現することが可能となり、また、半導体チップ上における可変抵抗回路の占有面積の増大を抑制しつつ発振周波数制御の更なる高精度化を図ることが可能となる。
本発明の実施例に係る発振回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る発振回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の実施例に係る可変抵抗回路の構成を示す図である。 図4(a)および(b)は、本発明の実施例に係るスイッチ回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例に係る発振回路の各トリミングコードに対応する動作を示す表である。 図6(a)〜(c)は、本発明の実施例に係る発振回路におけるトリミングコードと発振周波数の関係を示す図である。 本発明の実施例に係る発振回路における発振周波数制御を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る発振回路における発振周波数制御を示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る発振回路における発振周波数制御を示すフローチャートである。 第1の比較例に係る可変抵抗回路の構成を示す図である。 第2の比較例に係る可変抵抗回路の構成を示す図である。 本発明の実施例に係る発振回路における他の発振周波数制御を示すフローチャートである。 バイナリーサーチによるトリミングコードの探索動作の一例を示す図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。尚、各図において、実質的に同一又は等価な構成要素、部分には同一の参照符を付している。
図1は、本発明の実施例に係る半導体装置である発振回路1のブロック図である。シュミットインバータ10の入力端子Cには、可変抵抗回路20の一方の端子Aとキャパシタ30および32の一方の端子が接続される。可変抵抗回路20は、複数の抵抗素子を含み、外部から供給されるトリミングコードCtrmに応じて端子A−B間の抵抗値が変化するように構成されている。可変抵抗回路20の詳細な構成については後述する。キャパシタ30の他方の端部は接地電位に接続され、キャパシタ32の他方の端子はインバータ44bの出力端子に接続される。
シュミットインバータ10の出力端子DはNAND回路40の一方の入力端子に接続される。NAND回路40の他方の入力端子にはインバータ42を介してイネーブル信号が供給されるようになっている。イネーブル信号は、発振回路1の出力を有効とするか否かを制御するための制御信号である。
NAND回路40の出力端子は、フリップフロップ46のクロック入力端子CLKに接続されるとともにインバータ44a、44bおよび44cを介して可変抵抗回路の端子Bに接続される。フリップフロップ46は、クロック入力に対してトグル動作をするように構成されたT型フリップフロップである。フリップフロップ46の出力端子Qはインバータ48を介して出力端子OUTに接続される。上記の発振回路の各構成部分は、半導体チップ上に形成されている。
以下に、発振回路1の発振動作について、図2に示すタイミングチャートを参照しつつ説明する。シュミットインバータ10は、互いに電圧レベルの異なる2つのスレッシュホールド電圧Vth1およびVth2を持つ。発振回路1において電源が投入され、イネーブル信号が発振回路1の出力が有効であることを示すローレベルを呈すると、NAND回路40の出力がローレベルとなる。これにより、インバータ44bの出力がローレベル、インバータ44cの出力がハイレベルとなり、可変抵抗回路20を介してキャパシタ30および32の充電が開始される。すると、シュミットインバータ10の入力電圧はCR時定数で定まる変化率で上昇する。シュミットインバータ10の入力電圧がスレッシュホールド電圧Vth1に達すると、シュミットインバータ10の出力はローレベルに変化する。これにより、NAND回路40の出力は、ハイレベル、インバータ44bおよび44cの出力はそれぞれハイレベルおよびローレベルとなり、キャパシタ30および32にチャージされた電荷は可変抵抗回路20を介して放電される。すると、シュミットインバータ10の入力電圧はCR時定数で定まる変化率で低下する。シュミットインバータ10の入力電圧がスレッシュホールド電圧Vth2に達すると、シュミットインバータ10の出力はハイレベルに変化して、再びキャパシタ30および32の充電が開始される。シュミットインバータ10は、かかる動作を繰り返し、CR時定数で定まる発振周波数の矩形状パルスを出力する。
シュミットインバータ10の出力信号は、NAND回路40を介してフリップフロップ46のクロック入力端子に入力される。NAND回路40は、イネーブル信号が出力有効を示すローレベルを呈する間、シュミットインバータ10の出力を反転させた出力信号を生成する。フリップフロップ46はT型フリップフロップを構成し、クロック入力の立ち上がりエッジ毎に出力信号を直前の状態から反転させるトグル動作を行う。フリップフロップ46の出力信号は、インバータ48を介して出力端子OUTに出力される。出力端子OUTからはシュミットインバータ10の出力信号に同期した矩形状パルスが出力される。可変抵抗回路20の端子A−B間の抵抗値はトリミングコードCtrmに応じて変化するので、これによってCR時定数が変化し、出力端子OUTから出力される出力信号の発振周波数が変化する。
図3は、可変抵抗回路20の詳細な構成を示すブロック図である。可変抵抗回路20は、第1の抵抗調整回路22と第2の抵抗調整回路25の2つのブロックを含んでいる。
第1の抵抗調整回路22は、端子B側に設けられた互いに直列接続された例えば8個の抵抗素子Rsからなる第1の直列抵抗回路23を有する。抵抗素子Rsは、それぞれ、抵抗値r1[Ω]を有している。互いに隣接する抵抗素子間の各接続点は、それぞれスイッチ回路24b〜24hに接続され、終端部に配置された抵抗素子はスイッチ回路24aに接続される。スイッチ回路24a〜24hに接続された各ノードは、スイッチ回路24a〜24hがオン状態となることにより端子Bに接続される。スイッチ回路24a〜24hは、第1のスイッチ部24を構成する。
第2の抵抗調整回路25は、互いに直列接続された例えば3個の抵抗素子Rlからなる第2の直列抵抗回路26を有する。抵抗素子Rlは、それぞれ、抵抗値r2[Ω]を有している。第2の直列抵抗回路26の一方の端部は端子Aに接続されるとともにスイッチ回路27dに接続される。抵抗素子間の2つの接続点にはそれぞれスイッチ回路27bおよび27cが接続される。第2の直列抵抗回路26の他方の端部はスイッチ回路27aに接続される。スイッチ回路27a〜27dに接続された各ノードは、スイッチ回路27a〜27dがオン状態となることにより第1の直列抵抗回路23に接続される。スイッチ回路27a〜27dは第2のスイッチ部27を構成する。
本実施例において、抵抗素子Rlの抵抗値r2は、抵抗素子Rsの抵抗値r1よりも大きく且つr1の8倍に相当する値よりも小さい値に設定される。すなわち、抵抗値r1とr2との間にはr1<r2<8r1 の関係が成立している。尚、「8倍」という値は、本発明の実施例に係る可変抵抗回路20の構成においてのみ適用されるものであり、これに限定されるものではない。この値は、第1の直列抵抗回路23に含まれる抵抗素子の数によって変動する。より一般的には、第1の直列抵抗回路23に含まれる抵抗素子の数量をn個とした場合、r1<r2<n×r1が成立するように抵抗値r1およびr2が設定される。
尚、抵抗素子Rlの抵抗値を抵抗素子RSの抵抗値よりも大きくする為に、抵抗素子Rlの信号伝送方向における長さを抵抗素子RSの信号伝送方向における長さよりも長くする、或いは、抵抗素子Rlの信号伝送幅を抵抗素子RSの信号伝送幅よりも狭くする。また、抵抗素子Rl及びRsの抵抗値を異ならせるべく、互いに抵抗値の異なる別種の抵抗体により両者を構成するようにしても良い。例えば、抵抗素子Rsにはシート抵抗が比較的小さいポリシリコン抵抗が用いられ、抵抗素子Rlにはシート抵抗が比較的大きい拡散抵抗が用いられる。
スイッチ回路24a〜24hおよび27a〜27dは、外部から供給されるトリミングコードCtrmに応じてオンオフする。トリミングコードCtrmは、例えば5ビットのディジタル信号であり、上位2ビットが第2の抵抗調整回路25に分配され、下位3ビットが第1の抵抗調整回路22に分配される。トリミングコードCtrmの各ビットは、インバータ28を経由する経路と、インバータ28を経由しない経路に分岐され、1ビットから2つの値“0”および“1”が生成され、これらの値がスイッチ回路のいずれかに供給される。
第1の抵抗調整回路22を構成する8つのスイッチ回路24a〜24hには、あらゆる値のトリミングコードCtrmに対して互いに異なる3ビットの値が供給されるように構成されている。例えば、トリミングコードCtrmの下位3ビットが“111”である場合、スイッチ回路24aには“000”が供給され、スイッチ回路24bには“001"が供給され、スイッチ回路24cには“010”が供給され、スイッチ回路24dには“011”が供給され、スイッチ回路24eには“100”が供給され、スイッチ回路24fには“101"が供給され、スイッチ回路24gには“110”が供給され、スイッチ回路24hには“111”が供給される。
第2の抵抗調整回路25を構成する4つのスイッチ回路27a〜27dには、あらゆる値のトリミングコードCtrmに対して互いに異なる2ビットの値が供給されるように構成されている。例えば、トリミングコードCtrmの上位2ビットが“11”である場合、スイッチ回路27aには“00”が供給され、スイッチ回路27bには“01"が供給され、スイッチ回路27cには“10”が供給され、スイッチ回路27dには“11”が供給される。
図4(a)は、第1の抵抗調整回路22におけるスイッチ回路24a〜24hの構成を示すブロック図である。トリミングコードCtrmの下位3ビットに基づき生成された値は、NAND回路51に供給される。NAND回路51は、3ビットの入力値の否定論理積を出力し、これをインバータ52に供給するとともにトランスファーゲート53を構成するPMOSのゲートに供給する。インバータ52は、NAND回路51の出力信号を反転させ、これをトランスファーゲート53を構成するNMOSのゲートに供給する。トランスファーゲート53は、PMOSとNMOSのゲート入力に応じてオンオフするスイッチ素子である。かかる構成を有するスイッチ回路24a〜24hにおいては、NAND回路51の入力値が“111”のときのみオン状態となる。従って、あらゆる値のトリミングコードCtrmに対してスイッチ回路24a〜24hのいずれか1つのみがオン状態となる。
図4(b)は、第2の抵抗調整回路25におけるスイッチ回路27a〜27dの構成を示すブロック図である。上記した第1の抵抗調整回路22におけるスイッチ回路24a〜24hが、3入力のNAND回路51を有する一方、第2の抵抗調整回路25におけるスイッチ回路27a〜27dは、2入力のNAND回路51aを有する。それ以外の構成部分は、上記したスイッチ回路24a〜24hと同様である。スイッチ回路27a〜27dは、NAND回路51aの入力値が“11”のときのみオン状態となる。従って、あらゆる値のトリミングコードCtrmに対して、スイッチ回路27a〜27dのいずれか1つのみがオン状態となる。
例えばトリミングコードCtrmが“11111”である場合、トリミングコードCtrmの下位3ビット“111”がインバータ28を経由する経路と経由しない経路を経て第1の抵抗調整回路22に分配され、第1の抵抗調整回路22においてはスイッチ回路24hのみがオン状態となり他はオフ状態となる。トリミングコードCtrmの上位2ビット“11”は、インバータ28を経由する経路と経由しない経路を経て第2の抵抗調整回路25に分配され、第2の抵抗調整回路25においてはスイッチ回路27dのみがオン状態となり他はオフ状態となる。これにより、端子A−B間には1つの抵抗素子Rsのみが挿入される状態となる故、端子A−B間の抵抗値はr1[Ω]となる。これは、可変抵抗回路20が設定し得る最小の抵抗値である。
一方、トリミングコードCtrmが“00000”である場合、トリミングコードCtrmの下位3ビット“000”がインバータ28を経由する経路と経由しない経路を経て第1の抵抗調整回路22に分配され、第1の抵抗調整回路22においてはスイッチ回路24aのみがオン状態となり他はオフ状態となる。トリミングコードCtrmの上位2ビット“00”は、インバータ28を経由する経路と経由しない経路を経て、第2の抵抗調整回路25に分配され、第2の抵抗調整回路25においてはスイッチ回路27aのみがオン状態となり他はオフ状態となる。これにより、端子A−B間には、8個の抵抗素子Rsおよび3個の抵抗素子Rlが全て挿入される状態となる故、端子A−B間の抵抗値は8r1+3r2[Ω]となる。これは、可変抵抗回路20が設定し得る最大の抵抗値である。
このように、可変抵抗回路20は、5ビットのトリミングコードCtrmに応じて第1の抵抗調整回路22を構成するスイッチ回路24a〜24hのいずれか1つおよび第2の抵抗調整回路25を構成するスイッチ回路27a〜27dのいずれか1つがオン状態となることにより、端子A−B間の抵抗値がr1[Ω]から8r1+3r2[Ω]まで32段階で変化するように構成されている。可変抵抗回路20において、5ビットのトリミングコードCtrmの値が順次繰り上がるごとに端子A−B間の抵抗は順次小さくなる方向に変化していく。可変抵抗回路20の抵抗値が小さくなると、キャパシタ30および32の充電時間および放電時間が短くなるので、発振回路1の発振周波数は高くなる。
図5は、トリミングコードCtrmと、第1および第2の抵抗調整回路のそれぞれにおいてON状態となるスイッチ回路と、端子A−B間の抵抗値との対応を示した表である。図6(a)〜(c)は、トリミングコードCtrmと発振回路1の発振周波数の対応関係をプロットしたグラフである。トリミングコードCtrmが“00000”〜“00111”の値をとる間、第2の抵抗調整回路25においてはスイッチ回路27aのON状態が維持され、これによって第2の直列抵抗回路を構成する抵抗素子Rlの全てが端子A−B間に挿入された状態が維持される。この場合において、トリミングコードCtrmの値が1つ繰り上がるごとに、端子A−B間の抵抗値はr1[Ω]刻みで順次小さくなり、これに応じて発振周波数は順次高くなる。トリミングコードCtrmが“01000”〜“01111”および“10000”〜“11111”の値をとる間についても同様である。
一方、トリミングコードCtrmの値が“00111”から“01000”に繰り上がるとき、“01111”から“10000”に繰り上がるとき、“10111”から“11000”に繰り上がるとき(すなわち、トリミングコードCtrmの下位3ビットが“111”である状態から1つ繰り上がるとき)について以下に説明する。トリミングコードCtrmの下位3ビットが“111”である状態から1つ繰り上がるとき、第2の直列抵抗回路26において端子A−B間に挿入される抵抗素子の数量が減少する。ここで、抵抗値r1とr2との間でr1<r2<8r1 の関係が成立している場合には、トリミングコードCtrmの下位3ビットが“111”である状態から1つ繰り上がるときの端子A−B間の抵抗値の減少幅は、それ以外の場合においてトリミングコードの値が1つ繰り上がるときの抵抗値の減少幅よりも小さくなる。従って、トリミングコードCtrmの下位3ビットが“111”である状態から1つ繰り上がるときの発振回路1の発振周波数の上昇幅は、それ以外の場合おいてトリミングコードが1つ繰り上がるときの発振周波数の上昇幅よりも小さくなる(図6(a)参照)。
更に、抵抗値r1とr2との間でr1<r2<7r1 の関係が成立している場合には、トリミングコードCtrmの下位3ビットが“111”である状態から1つ繰り上がるときに端子A−B間の抵抗値は増加する方向に変化し、これによって発振回路1の発振周波数は、図6(b)に示すように、低下する方向に変化する。換言すれば、r1<r2<7r1 の関係が成立している場合には、“00000”〜“00111”に対応する抵抗値および発振周波数の変動範囲(調整範囲)と“01000”〜“01111”に対応する抵抗値および発振周波数の変動範囲(調整範囲)は部分的にオーバラップすることになる。同様に、“01000”〜“01111”に対応する抵抗値および発振周波数の変動範囲と、“10000”〜“10111”に対応する抵抗値および発振周波数の変動範囲が部分的にオーバラップし、“10000”〜“10111”に対応する抵抗値および発振周波数の変動範と、“11000”〜“11111”に対応する抵抗値および発振周波数の変動範囲が部分的にオーバラップする(図6(b)参照)。より一般的には、第1の直列抵抗回路23に含まれる抵抗素子の数量をn個とした場合、r1<r2<(n−1)×r1が成立するように抵抗値r1およびr2を設定することにより、上記した抵抗値および発振周波数の変動範囲(調整範囲)のオーバラップが生じることになる。
このように、本発明の実施例に係る発振回路1は、トリミングコードCtrmが1つ繰り上がる毎に発振周波数が単調に増加するのではなく、第2の直列抵抗回路26において有効となる抵抗素子が切り替わる場合には、発振周波数の増大幅が小さくなるか発振周波数が低下するように構成されている。
第1の直列回路23を構成する抵抗素子Rsと、第2の直列抵抗回路26を構成する抵抗素子Rlは、半導体チップ上において互いに異なるシート抵抗を有する別種の抵抗体により構成され、レイアウト形状も互いに異なることから、製造ばらつきによる抵抗値の設計値からの変動率が一致しない場合がある。従って、例えばr2=8r1となるように設計した場合であっても現実にはr2>8r1となる場合がある。図6(c)は、r2>8r1となった場合におけるトリミングコードCtrmの各値と発振回路1の発振周波数の対応関係をプロットしたグラフである。r2>8r1となった場合、トリミングコードCtrmが“00111”から“01000”に繰り上がるとき、“01111”から“10000”に繰り上がるとき、“10111”から“11000”に繰り上がるときの発振周波数の上昇幅は、それ以外の場合においてトリミングコードCtrmの値が1つ繰り上がるときの発振周波数の上昇幅よりも大きくなる。すなわち、1ビットあたりの発振周波数の変動幅が他よりも大きくなってしまうポイントが生じてしまうことになり、発振周波数のトリミング精度を損なうこととなる。
一方、本発明の実施例に係る発振回路1によれば、上記したように、抵抗値r1とr2との間でr1<r2<8r1 の関係が成立しているので、トリミングコードCtrmが“00111”から“01000”に繰り上がるとき、“01111”から“10000”に繰り上がるとき、“10111”から“11000”に繰り上がるときの発振周波数の上昇幅は、それ以外の場合においてトリミングコードCtrmの値が1つ繰り上がるときの発振周波数の上昇幅よりも小さくなる。すなわち、本発明の実施例に係る発振回路1は、第2の直列抵抗回路26において有効となる抵抗素子が切り替わったときの発振周波数の変動幅がより小さくなるように構成されており、これによって、トリミング精度が確保されている。尚、製造ばらつきによるr1とr2の変動率の相違等を考慮して、常にr1<r2<8r1 の関係が成立するように抵抗値の設定を行うことが好ましい。また、r1<r2<7r1 の関係が成立するように抵抗値の設定を行う場合においては、上述の発振周波数の変動範囲(調整範囲)のオーバラップが生じるものの、この場合においてもトリミング精度は確保される。
次に、上記した本発明の実施例に係る発振回路1における発振周波数の制御(トリミング)方法について説明する。図7は、発振回路1の発振周波数を制御する図示しない周波数制御部によって実行される発振周波数制御の流れを示すフローチャートである。周波数制御部は、可変抵抗回路20に例えばトリミングコードCtrmの最小値“00000”を供給し(ステップS1)、これによって得られる発振周波数と目標周波数との差分が許容範囲内であるか否かを判定する(ステップS2)。周波数制御部は、ステップS2において、現在の発振周波数と目標周波数との差分が許容範囲内にないと判断した場合、トリミングコードの値を1つ繰り上げ(ステップS3)、これを可変抵抗回路20に供給する(ステップS1)。周波数制御部は、発振回路1の発振周波数と目標周波数との差分が許容範囲内に収まるまで、ステップS1〜S3の処理を繰り返す。周波数制御部は、ステップS2において発振回路1の発振周波数と目標周波数との差分が許容範囲内であると判断すると、当該トリミングコードの値をトリミング値として選択する(ステップS4)。以上の処理を経ることにより、発振回路1の発振周波数は目標周波数の近傍に設定される。
ここで、図6(b)に示すように、発振周波数の調整範囲がオーバラップする領域が存在する場合、発振周波数と目標周波数との差分が許容範囲内となるトリミングコードの値が2つ存在する場合がある。図8は、そのような場合を考慮したフローチャートである。すなわち、周波数制御部は、ステップS2において発振回路1の発振周波数と目標周波数との差分が許容範囲内であると判断すると、当該トリミングコードCtrmの下位3ビットが“111”であるか否かを判断する(ステップS5)。周波数制御部は、ステップS5において、当該トリミングコードCtrmの下位3ビットが“111”であると判断すると、トリミングコードCtrmの値を1つ繰り上げる(ステップS6)。これにより、発振回路1の発振周波数は一旦低下する。周波数制御部は、ステップS1〜S4までの処理を繰り返して目標周波数に対応するトリミングコードCtrmの検索を再度行い、再検索された値をトリミング値として選択する(ステップS7)。このように、目標周波数との差分が許容範囲内であると判定された発振周波数がオーバラップ領域に入っている場合(すなわち、トリミングコードCtrmの下位3ビットが“111”の場合)、トリミングコードの値をさらに繰り上げて、トリミングコードの値がより大きい領域で目標周波数に対応するトリミングコードの再検索を行う。
尚、上述の例では、トリミングコードCtrmを最小値“00000”から順次繰り上げる場合を示したが、トリミングコードCtrmを最大値から順次繰り下げてもよい。また、はじめにトリミング範囲を2等分する点(すなわち中央値)に相当するトリミングコードCtrmを可変抵抗回路20に供給し、そのときの発振周波数と目標周波数の大小関係を判定し、その判定結果に応じてトリミング範囲を4等分する点のいずれかに相当するトリミングコードCtrmを供給し、再度発振周波数と目標周波数の大小関係を判定し、その判定結果に応じて、トリミング範囲を8等分する点のいずれかに相当するトリミングコードCtrmを供給する、という流れで目標周波数に対応するトリミングコードを検索することとしてもよい。また、図9に示すように、全部または一部のトリミングコードに対応する発振周波数を記録するステップ(ステップS12)と、記録された発振周波数の中から目標周波数に最も近いものに対応するトリミングコードをトリミング値として選択するステップ(ステップS15)が周波数制御フロー内に含まれていてもよい。
尚、以上において、発振回路1の発振周波数を制御(トリミング)する場合について説明したが、可変抵抗回路20の単体において、端子A−B間の抵抗値をトリミングする場合においても上記の処理に従う。すなわち、端子A−B間の抵抗値と、目標抵抗値との差分が許容範囲内または最小となるトリミングコードの選択がなされる。
図10は、第1の比較例に係る可変抵抗回路20aの構成を示すブロック図である。可変抵抗回路20aは、端子A−B間に32個の抵抗素子Rsが直列接続された直列抵抗回路を有する。各抵抗素子の抵抗値は互いに同一であり、その抵抗値は、r1[Ω]である。互いに隣接する抵抗素子間の各接続点は、それぞれスイッチ回路262〜292に接続されている。端子B側の終端部に配置された抵抗素子は、スイッチ回路261に接続され、他方の端部に配置された抵抗素子は端子Aに接続される。スイッチ回路261〜292に接続された各ノードは、スイッチ回路261〜292がオン状態となることにより端子Bに接続される。
スイッチ回路261〜292は、外部から供給されるトリミングコードCtrmに応じてオンオフする。トリミングコードCtrmは、5ビットのディジタル信号であり、インバータ280を経由する経路と経由しない経路を経てスイッチ回路261〜292に供給される。1つのトリミングコードCtrmから32の信号が生成され、それらがそれぞれスイッチ回路261〜292に供給されようになっている。すなわち、1つのトリミングコードCtrmが入力されると、スイッチ回路261〜292には互いに異なる5ビットの信号が供給されるように構成されている。スイッチ回路261〜292は、トリミングコードCtrmに基づき生成される入力値が“11111”のときのみオン状態となる。
トリミングコードCtrmが可変抵抗回路20aに入力されると、スイッチ回路261〜292のうちのいずれか1つのみがオン状態となる。例えばトリミングコードCtrmが“11111”である場合、スイッチ回路292のみがオン状態となり、他のスイッチ回路はオフ状態となる。これにより、端子A−B間の抵抗値はr1[Ω]となり、可変抵抗回路20aが設定し得る最少の抵抗値となる。一方、トリミングコードCtrmが“00000”である場合、スイッチ回路261のみがオン状態となり、他のスイッチ回路はオフ状態となる。これにより、端子A−B間の抵抗値は32r1[Ω]となり、可変抵抗回路20aが設定し得る最大の抵抗値となる。このように、可変抵抗回路20aは、トリミングコードCtrmに応じてスイッチ回路261〜292のいずれか1つがオン状態となることにより、A−B間の抵抗値がr1[Ω]〜32r1[Ω]までr1[Ω]刻みで変化するように構成されている。
ここで、本発明の実施例に係る可変抵抗回路20と比較例に係る可変抵抗回路20aとを比較すると、抵抗値の調整範囲および調整分解能(1ビットあたりの調整幅)は同等であり、基本性能は同等であるといえる。しかしながら、本発明の実施例に係る可変抵抗回路20の方がより簡略化された回路構成を有する。すなわち、比較例に係る可変抵抗回路20aにおいては抵抗素子の数およびスイッチ回路の数がそれぞれ32であるのに対して、本発明の実施例に係る可変抵抗回路20においては抵抗素子の数は11、スイッチ回路の数は12である。また、比較例に係る可変抵抗回路20aにおいてはスイッチ回路は5入力のNAND回路を備える必要があるのに対して、本発明の実施例に係る可変抵抗回路20においてはスイッチ回路を2入力および3入力のNAND回路で構成することが可能である。
本発明の実施例に係る可変抵抗回路20においては、抵抗調整回路が2分割されるとともに、5ビットのトリミングコードCtrmが上位ビットと下位ビットに分割されて第1の抵抗調整回路22と第2の抵抗調整回路25に分配される。第1の抵抗調整回路22においては、いずれかのスイッチ回路がオン状態となることによりr1[Ω]刻みで抵抗値が変化し、第2の抵抗調整回路25においては、いずれかのスイッチ回路がオン状態となることによりr2[Ω]刻みで抵抗値が変化するようになっている。端子A−B間の抵抗値は、第1の抵抗調整回路22に属する抵抗素子と第2の抵抗調整回路25に属する抵抗素子との組み合わせによって定まるようになっている。このような本発明の実施例に係る可変抵抗回路20の構成によれば、比較例に係る可変抵抗回路20aと同等の性能を維持しつつ回路規模を小さくすること可能となる。すなわち、可変抵抗回路20に多数の抵抗素子を設ける場合であっても抵抗値を選択するためのスイッチ回路の規模を小さくすることができる。また、可変抵抗回路20は、第1の抵抗調整回路22を構成するスイッチ回路のうちの1つおよび第2の抵抗調整回路25を構成するスイッチ回路のうちの1つがオン状態となるように構成されている。すなわち、充放電電流経路に介在するスイッチ回路は2つのみであるので、ツリー状に接続された多段のスイッチ素子を用いる場合と比較してスイッチ回路を構成するトランジスタのオン抵抗の影響を小さくすることができる。
本発明に係る可変抵抗回路20を用いた発振回路1によれば、外部からのトリミングコードCtrmに応じて可変抵抗回路20の抵抗値が変化するので、水晶振動子やセラミック振動子を用いることなく高精度の発振周波数を実現することができる。発振回路1において容量値は固定化され、発振周波数は抵抗値の変化のみで調整されるので、IC内における占有面積が比較的大きいキャパシタを多数設けることを要せず、チップサイズの増大を回避することができる。
このように、本発明の実施例に係る可変抵抗回路20によれば、回路規模を比較的小さくすることができ且つ高精度な抵抗値調整が可能となる。また、かかる可変抵抗回路20を用いた発振回路1によれば、回路規模が小さいながらも高精度な発振周波数制御を実現することができる。
図11は、本発明の第2の比較例に係る可変抵抗回路20bの構成を示すブロック図である。可変抵抗回路20bは、本発明の実施例に係る可変抵抗回路20と同様、第1の抵抗調整回路22´と第2の抵抗調整回路25とを有する。第1の抵抗調整回路22は、端子B側に設けられた互いに直列接続された8個の抵抗素子Rsからなる第1の直列抵抗回路23を有する。互いに隣接する抵抗素子間の各接続点は、それぞれスイッチ回路24b〜24hに接続され、第1の直列抵抗回路23の終端は、スイッチ回路24aに接続される。スイッチ回路24a〜24hに接続された各ノードは、スイッチ回路24a〜24hがオン状態となることにより端子Bに接続される。
第2の抵抗調整回路25´は、互いに直列接続された24個の抵抗素子Rsからなる第2の直列抵抗回路26´を有する。第1および第2の直列抵抗回路を構成する抵抗素子Rsの各々は、互いに同一のシート抵抗の抵抗体からなり、互いに同一の抵抗値r1[Ω]を有している。第2の直列抵抗回路26´の両端と、抵抗値を3等分する点には、それぞれスイッチ回路27a〜27dが接続されている。スイッチ回路27a〜27dに接続された各ノードは、スイッチ回路27a〜27dがオン状態となることにより第1の直列抵抗回路23に接続される。上記した本発明の実施例に係る可変抵抗回路20と同様、第1および第2の抵抗調整回路には、トリミングコードCtrmが上位ビットと下位ビットに分割されて供給される。スイッチ回路24a〜24hおよび27a〜27dは、トリミングコードCtrmに基づき生成された入力値に応じてオンオフする。かかる構成により、可変抵抗回路20bは、本発明の実施例に係る可変抵抗回路20と同等の抵抗調整範囲および調整分解能を有することとなる。
ここで、可変抵抗回路20bにおいて、トリミングコードCtrmのビット数を更に増やしてトリミング精度を向上させようとする場合、抵抗素子Rsの数量を増加させるとともにその抵抗値をより小さく設定する必要がある。例えばトリミングコードCtrmのビット数を1ビット増やす毎に抵抗素子Rsの数量を2倍とし、各抵抗素子Rsの抵抗値を略半減させる必要がある。抵抗素子Rsの抵抗値を小さくするためには、半導体チップ上において抵抗素子を構成する抵抗体の長さ寸法を小さくする必要がある。しかしながら、抵抗体は、半導体チップ上において一定以上の長さを確保していることが必要とされる故、長さ寸法を縮小するにも限界がある。抵抗体の長さ寸法を小さくすることができない場合、抵抗体の幅寸法を大きくすることによって低抵抗化を図る必要がある。しかしながら、幅寸法の拡大は抵抗体の面積の増大を招き、比較例に係る可変抵抗回路20bのように抵抗素子が全て同種の抵抗体で構成されている場合、その影響は第1および第2の直列抵抗回路を構成する32個全ての抵抗素子Rsに及ぶこととなる。その結果、半導体チップ上において可変抵抗回路の占有面積が大きくなり、ひいては半導体チップ面積の増大を招来する。このように、第1および第2の直列抵抗回路を同一のシート抵抗および抵抗値を有する複数の抵抗素子Rsのみで構成した場合には、トリミングコードCtrmのビット数を増大させてトリミング精度の向上を図ると、半導体チップ上における可変抵抗回路の面積が著しく増大するというデメリットを伴う。
一方、本発明の実施例に係る可変抵抗回路20においては、第2の直列抵抗回路26に属する抵抗素子Rlの各々は、第1の直列抵抗回路23に属する抵抗素子Rsの各々を構成する抵抗体よりもシート抵抗が高い別種の抵抗体により構成されている。これにより、半導体チップ上において抵抗素子Rlの幅寸法を抵抗素子Rsの幅寸法よりも小さくすることができるので、半導体チップ上において可変抵抗回路20の占有面積を小さくすることができる。また、トリミングコードCtrmのビット数を増加してトリミング精度を高める場合において、抵抗素子Rsの幅寸法の拡大が必要な場合であっても、抵抗素子Rlの幅寸法までも拡大することを要しない。すなわち、本発明の実施例に係る可変抵抗回路20によれば、可変抵抗回路の占有面積の増大を抑制しつつリミングの高精度化を図ることが可能となる。
尚、上記の説明においては、5ビットのトリミングコードCtrmを用いて抵抗値および発振周波数のトリミングを行う場合を例示したが、トリミングコードのビット数は、実現しようとするトリミング精度に応じて適宜増減することが可能である。また、トリミングコードのビット数の増減に伴って、第1および第2の直列抵抗回路において抵抗素子の数量を適宜増減することも可能である。また、上記の説明にいては、抵抗値の異なる2種類の抵抗素子を用いる場合を例示したが、互いに抵抗値の異なる3種類以上の抵抗素子を用いることとしてもよい。また、上記した実施例においては可変抵抗回路20を発振回路1に使用する場合を例に説明したが、可変抵抗回路20は、基準電圧回路や増幅回路等の他の回路に使用することも可能である。
また、上記した発振回路1における発振周波数の制御方法(トリミング)としては、図7〜図9に示す如きトリミングコードの値を1つずつインクリメントして行く方法のみならず、二分探索、いわゆるバイナリーサーチを採用しても良い。
図12は、上記した周波数制御部によって実行される、バイナリーサーチによる発振周波数制御の流れを示すフローチャートである。
周波数制御部は、先ず、試行回数nの初期値として「1」を設定する(ステップS21)。次に、周波数制御部は、トリミングコード候補CDの初期値として、最大値“11111”の中間の値を示す“10000”を設定する(ステップS22)。次に、周波数制御部は、トリミングコード候補CDを可変抵抗回路20に供給し(ステップS23)、この際得られた発振周波数が目標周波数よりも大であるか否かを判定する(ステップS24)。かかるステップS24において、発振周波数が目標周波数よりも大であると判定された場合、周波数制御部は、トリミングコード候補CDから、最大値“11111”/2nを減算した値を、新たな5ビットのトリミングコード候補CDとして設定する(ステップS25)。一方、上記ステップS24において発振周波数が目標周波数以下であると判定された場合、周波数制御部は、トリミングコード候補CDに、最大値“11111”/2nを加算した値を、新たな5ビットのトリミングコード候補CDとして設定する(ステップS26)。上記ステップS25又はS26の実行後、周波数制御部は、試行回数nに「1」を加算したものを新たな試行回数nとして設定する。次に、周波数制御部は、試行回数nが最終回数である「5」より大となったか否かを判定する(ステップS28)。かかるステップS28において、試行回数nが「5」以下であると判定された場合、周波数制御部は、上記ステップS23の実行に戻って前述したステップS23〜S28の動作を繰り返し実行する。一方、このステップS28において、試行回数nが最終回数である「5」より大であると判定された場合、周波数制御部は、現時点でのトリミングコード候補CD、又は前回、つまり試行回数(n−1)でのトリミングコード候補CDの内で、より目標周波数に近い発振周波数を得られた方を、最終的なトリミングコードCtrmとして設定する(ステップS29)。
以下に、図12に示すバイナリーサーチによる発振周波数制御によって為される動作について、図13の一例をもって説明する。尚、図13の一例では、一点破線にて示す如き目標周波数に向けて発振周波数を制御する動作を示すものである。
先ず、周波数制御部は、5ビットで表されるトリミングコードの最大値"11111"の中間値である"10000"が第1候補としてのトリミングコード候補CD1となる(S22)。
次に、このトリミングコード候補CD1にて可変抵抗回路の調整を施し(S23)、その結果得られた発振周波数が図13に示す如く目標周波数よりも高いF31となった場合、周波数制御部は、トリミングコード候補CD1から"11111"の1/22の値を減算したもの、つまり"01000"を第2候補のトリミングコード候補CD2として生成する(S25)。
次に、このトリミングコード候補CD2にて可変抵抗回路の調整を施し(S23)、その結果得られた発振周波数が図13に示す如く目標周波数よりも低いF8となった場合、周波数制御部は、トリミングコード候補CD2に"11111"の1/23の値を加算したもの、つまり"01100"を第3候補のトリミングコード候補CD3として生成する(S26)。
次に、このトリミングコード候補CD3にて可変抵抗回路の調整を施し(S23)、その結果得られた発振周波数が図13に示す如く目標周波数よりも低いF12となった場合、周波数制御部は、トリミングコード候補CD3に"11111"の1/24の値を加算したもの、つまり"01110"を第4候補のトリミングコード候補CD4として生成する(S26)。
次に、このトリミングコード候補CD4にて可変抵抗回路の調整を施し(S23)、その結果得られた発振周波数が図13に示す如く目標周波数よりも高いF14となった場合、周波数制御部は、トリミングコード候補CD4から"11111"の1/25の値を減算したもの、つまり"01101"を最終候補のトリミングコード候補CD5として生成する(S25)。
そして、周波数制御部は、最終候補のトリミングコード候補CD5及び前回のトリミングコード候補CD4の内で、より目標周波数に近い発振周波数が得られた方を最終的なトリミングコードCtrmとして設定する(S29)のである。
1 発振回路
10 シュミットインバータ
20 可変抵抗回路
30、32 キャパシタ
22 第1の抵抗調整回路
23 第1の直列抵抗回路
24 第1のスイッチ部
24a〜24d スイッチ回路
25 第2の抵抗調整回路
26 第2の直列抵抗回路
27 第2のスイッチ部
27a〜27d スイッチ回路
28 インバータ

Claims (10)

  1. 制御信号に応じて第1の端子と第2の端子との間の抵抗値が変化する可変抵抗回路であって、
    各々が抵抗値r1を有している直列接続された複数の抵抗素子からなる第1の直列抵抗回路と、前記制御信号に応じて前記第1の直列抵抗回路の所定のノードのうちの1つを選択的に前記第1の端子に接続する第1のスイッチ部と、を有する第1の抵抗調整回路と、
    前記第2の端子に接続され且つ各々が前記抵抗値r1と異なる抵抗値r2を有している直列接続された複数の抵抗素子からなる第2の直列抵抗回路と、前記制御信号に応じて前記第1の直列抵抗回路を前記第2の直列抵抗回路の所定ノードのうちの1つに選択的に接続する第2のスイッチ部と、を有する第2の抵抗調整回路と、を含むことを特徴とする可変抵抗回路。
  2. 前記第1の直列抵抗回路を構成する抵抗素子の数がn個であるとき、前記抵抗値r1とr2との間に
    1<r2<n×r1
    が成立していることを特徴とする請求項1に記載の可変抵抗回路。
  3. 前記第1の直列抵抗回路を構成する抵抗素子の数がn個であるとき、抵抗値r1とr2との間に
    1<r2<(n−1)r1
    が成立していることを特徴とする請求項1に記載の可変抵抗回路。
  4. 前記第1のスイッチ部は、前記第1の直列抵抗回路の互いに隣接する各抵抗素子の間の各接続点および前記第1の直列抵抗回路の終端部に接続された複数のスイッチ回路を含み、前記制御信号に応じて前記複数のスイッチ回路のいずれか1つがオン状態に駆動され、
    前記第2のスイッチ部は、前記第2の直列抵抗回路の互いに隣接する所定の抵抗素子の間の接続点および前記第2の抵抗調整回路の終端部に接続された複数のスイッチ回路を含み、前記制御信号に応じて前記複数のスイッチ回路のいずれか1つがオン状態に駆動されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の可変抵抗回路。
  5. 前記制御信号は、複数ビットからなるディジタル信号であり、上位ビットと下位ビットに分割されて前記第1および第2のスイッチ部にそれぞれ供給され、
    前記スイッチ回路の各々は、分割された制御信号に応じて駆動されることを特徴とする請求項4に記載の可変抵抗回路。
  6. 制御信号に応じて第1の端子と第2の端子との間の抵抗値が変化する可変抵抗回路と、前記第1または第2の端子に接続されたキャパシタとを有し、前記可変抵抗回路の抵抗値と前記キャパシタの容量値によって定まる発振周波数を有する発振回路を構成している半導体装置であって、
    前記可変抵抗回路は、
    各々が抵抗値r1を有している直列接続された複数の抵抗素子からなる第1の直列抵抗回路と、前記制御信号に応じて前記第1の直列抵抗回路の所定のノードのうちの1つを選択的に前記第1の端子に接続する第1のスイッチ部と、を有する第1の抵抗調整回路と、
    前記第2の端子に接続され且つ各々が前記抵抗値r1と異なる抵抗値r2を有している直列接続された複数の抵抗素子からなる第2の直列抵抗回路と、前記制御信号に応じて前記第1の直列抵抗回路を前記第2の直列抵抗回路の所定ノードのうちの1つに選択的に接続する第2のスイッチ部と、を有する第2の抵抗調整回路と、を含むことを特徴とする半導体装置。
  7. 前記第2の直列抵抗回路を構成する抵抗素子の各々のシート抵抗は、前記第1の直列抵抗回路を構成する抵抗素子の各々のシート抵抗よりも大であることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 各々が抵抗値r1を有している直列接続された複数の抵抗素子からなる第1の直列抵抗回路と、制御信号に応じて前記第1の直列抵抗回路の所定のノードのうちの1つを選択的に第1の端子に接続する第1のスイッチ部と、を有する第1の抵抗調整回路と、
    第2の端子に接続され且つ各々が前記抵抗値r1と異なる抵抗値r2を有している直列接続された複数の抵抗素子からなる第2の直列抵抗回路と、前記制御信号に応じて前記第1の直列抵抗回路を前記第2の直列抵抗回路の所定ノードのうちの1つに選択的に接続する第2のスイッチ部と、を有する第2の抵抗調整回路と、を含む可変抵抗回路の前記第1の端子と前記第2の端子との間の抵抗値をトリミングする方法であって、
    制御部が、互いに異なる複数の制御信号を前記可変抵抗回路に順次供給して前記第1の端子と前記第2の端子との間の抵抗値を順次変化させ、前記第1の端子と前記第2の端子との間の抵抗値と目標抵抗値との差分が所定範囲内となる制御信号の値を選択するステップを含むことを特徴とする方法。
  9. 請求項6に記載の半導体装置の発振周波数を制御する方法であって、
    周波数制御部が、複数の制御信号を前記可変抵抗回路に順次供給して前記発振回路の発振周波数を変化させ、前記発振回路の発振周波数と目標周波数との差分が所定範囲内となる制御信号の値を選択するステップを含むことを特徴とする方法。
  10. 前記周波数制御部が、前記複数の制御信号の各々に対応する発振周波数を記録するステップと、記録された発振周波数の中から目標周波数との差分が最小となるものに対応する制御信号の値を選択するステップと、を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
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