JP2013221998A5 - - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1では、広角端のFナンバー1.6〜1.7程度、広角端の画角65度〜87度程度、望遠端の画角4度〜13度程度、変倍比8〜18程度の4群ズームレンズが開示されている。正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正または負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群から構成されている。また、第1レンズ群が負の屈折力の第11群、正の屈折力の第12群、正の屈折力の第13群から構成され、無限遠側から至近側への合焦時に第12群が像側へ移動する構成となっている。
特許文献2では、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群から構成されている4群ズームレンズが開示されている。第1レンズ群が負の屈折力の第11群、正の屈折力の第12群、正の屈折力の第13群から構成され、無限遠側から至近側への合焦時に第12群が像側へ移動する構成となっている。
特許文献3では、広角端のFナンバー2.8程度、広角端の画角35度程度、望遠端の画角12度程度、変倍比2.7程度の4群ズームレンズが開示されている。第1レンズ群が負の屈折力の第11群、正の屈折力の第12群から構成され、無限遠側から至近側への合焦時に第12群は物体側へ移動する構成となっている。
さらなる本発明のズームレンズの態様として、広画角化と高い光学性能を達成するための第1群の構成を規定している。第1群は、合焦のためには移動しない固定の負の屈折力の第11群、無限遠側から至近側への合焦時に像側へ移動する正の屈折力の第12群、合焦のためには移動しない正の屈折力の第13群から構成される。第1群の物体側に負の屈折力レンズ群を、第1群の像側に正の屈折力のレンズ群を配置することで、第1群の像側主点を像側に設定し易く、広画角化に有利な構成となる。
さらなる本発明のズームレンズの態様として、第11群の焦点距離に対する第12群の焦点距離の比と第1群の焦点距離に対する第13群の焦点距離の比を規定している。第11群の焦点距離をf11、第12群の焦点距離をf12としたとき、
−2.3<f12/f11<−1.5 ・・・(4)
を満たしている。(4)式は合焦時における第12群の移動量の抑制と高性能化を図るために規定している。特に、最至近物体距離が短い(例えば、望遠端の焦点距離及び最至近物体距離をそれぞれmm単位で表したとき、望遠端の焦点距離に対する最至近物体距離の比が10より小さい)ズームレンズに対して有効である。(4)式の上限の条件が満たされないと、第11群の屈折力が弱くなり、合焦時における第12群の移動量が大きくなり、ズームレンズの小型軽量化に不利である。逆に、(4)式の下限の条件が満たされないと、第11群の屈折力が強くなり、その結果、第12群の正の屈折力が強くなり、良好な光学性能を達成することが困難となる。更に好ましくは、(4)式は次の如く設定するのが良い。
−2.1<f12/f11<−1.8 ・・・(4a)
−2.3<f12/f11<−1.5 ・・・(4)
を満たしている。(4)式は合焦時における第12群の移動量の抑制と高性能化を図るために規定している。特に、最至近物体距離が短い(例えば、望遠端の焦点距離及び最至近物体距離をそれぞれmm単位で表したとき、望遠端の焦点距離に対する最至近物体距離の比が10より小さい)ズームレンズに対して有効である。(4)式の上限の条件が満たされないと、第11群の屈折力が弱くなり、合焦時における第12群の移動量が大きくなり、ズームレンズの小型軽量化に不利である。逆に、(4)式の下限の条件が満たされないと、第11群の屈折力が強くなり、その結果、第12群の正の屈折力が強くなり、良好な光学性能を達成することが困難となる。更に好ましくは、(4)式は次の如く設定するのが良い。
−2.1<f12/f11<−1.8 ・・・(4a)
(6)式は合焦時の色収差の変動を抑制しつつ、良好な光学性能を達成するための条件を規定している。現存する光学材料は、アッベ数νdが大きいほど屈折率が小さい傾向を持っており、(6)式の上限の条件が満たされないと、第11群を構成する凹レンズの屈折率が低くなる。その結果、各レンズの曲率半径が小さくなり、高次収差の補正が困難となる。逆に(6)式の下限の条件が満たされないと、第11群を構成する凸レンズ及び凹レンズの屈折力が強くなるため、高次収差が発生し、その残存収差の補正が困難となる。また、合焦時の色収差の変動が大きくなり、全フォーカス領域に渡り高い光学性能を達成することが困難となる。更に好ましくは、(6)式は次の如く設定するのが良い。
25<ν11n−ν11p<38 ・・・(6a)
25<ν11n−ν11p<38 ・・・(6a)
次に、本実施例における第1群U1について説明する。第1群U1は第1面から第17面に対応する。第1群U1は、合焦のためには移動しない負の屈折力の第11群U1a、無限遠側から至近側への合焦時に像側へ移動する正の屈折力の第12群U1b、合焦のためには移動しない正の屈折力の第13群U1cから構成される。第11群U1aは、物体側から順に、物体側に凸のメニスカス凹レンズG1と両凹レンズG2、像側に凸のメニスカス凹レンズG3、像側に凹のメニスカス凸レンズG4で構成される。また、第12群U1bは、両凸レンズG5で構成される。第13群U1cは物体側に凸のメニスカス凹レンズG6と像側に凹のメニスカス凸レンズG7を接合した接合レンズ、両凸レンズG8、像側に凹のメニスカス凸レンズG9で構成される。第2群U2は、物体側に凸のメニスカス凹レンズ、両凹レンズと像側に凹のメニスカス凸レンズとの接合レンズ、像側に凸のメニスカス凹レンズから構成される。また、第3群U3は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として3個のレンズから成っている。第4群U4は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として6個のレンズから成っている。
次に、本実施例における第1群U1について説明する。第1群U1は第1面から第15面に対応する。第1群U1は、合焦のためには移動しない負の屈折力の第11群U1a、無限遠側から至近側への合焦時に像側へ移動する正の屈折力の第12群U1b、合焦のためには移動しない正の屈折力の第13群U1cから構成される。第11群U1aは、物体側から順に、物体側に凸のメニスカス凹レンズG1と両凹レンズG2、両凸レンズG3で構成される。また、第12群U1bは、両凸レンズG4で構成される。第13群U1cは物体側に凸のメニスカス凹レンズG5と両凸レンズG6を接合した接合レンズ、両凸レンズG7、像側に凹のメニスカス凸レンズG8で構成される。第2群U2は、物体側に凸のメニスカス凹レンズ、両凹レンズ、像側に凹のメニスカス凸レンズ、両凹レンズから構成される。また、第3群U3は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として3個のレンズから成っている。第4群U4は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として6個のレンズから成っている。
次に、本実施例における第1群U1について説明する。第1群U1は第1面から第17面に対応する。第1群U1は、合焦のためには移動しない負の屈折力の第11群U1a、無限遠側から至近側への合焦時に像側へ移動する正の屈折力の第12群U1b、合焦のためには移動しない正の屈折力の第13群U1cから構成される。第11群U1aは、物体側から順に、両凹レンズG1と像側に凹のメニスカス凸レンズG2との接合レンズ、両凹レンズG3で構成される。また、第12群U1bは、物体側に凸のメニスカス凹レンズG4と両凸レンズG5との接合レンズで構成される。第13群U1cは物体側に凸のメニスカス凹レンズG6、両凸レンズG7、両凸レンズG8、像側に凹のメニスカス凸レンズG9で構成される。第2群U2は、物体側に凸のメニスカス凹レンズ、両凹レンズ、両凸レンズ、両凹レンズから構成される。また、第3群U3は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として3個のレンズから成っている。第4群U4は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として6個のレンズから成っている。
次に、本実施例における第1群U1について説明する。第1群U1は第1面から第17面に対応する。第1群U1は、合焦のためには移動しない負の屈折力の第11群U1a、無限遠側から至近側への合焦時に像側へ移動する正の屈折力の第12群U1b、合焦のためには移動しない正の屈折力の第13群U1cから構成される。第11群U1aは、物体側から順に、両凹レンズG1、像側に凹のメニスカス凸レンズG2、両凹レンズG3で構成される。また、第12群U1bは、両凸レンズG4と像側に凸のメニスカス凹レンズG5の接合レンズで構成される。第13群U1cは物体側に凸のメニスカス凹レンズG6、両凸レンズG7、像側に凹のメニスカス凸レンズG8、像側に凹のメニスカス凸レンズG9で構成される。第2群U2は、物体側に凸のメニスカス凹レンズ、両凹レンズ、両凸レンズ、両凹レンズから構成される。また、第3群U3は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として3個のレンズから成っている。第4群U4は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として6個のレンズから成っている。
次に、本実施例における第1群U1について説明する。第1群U1は第1面から第14面に対応する。第1群U1は、合焦のためには移動しない負の屈折力の第11群U1a、無限遠側から至近側への合焦時に像側へ移動する正の屈折力の第12群U1b、合焦のためには移動しない正の屈折力の第13群U1cから構成される。第11群U1aは、物体側から順に、物体側に凸のメニスカス凹レンズG1と像側に凸のメニスカス凹レンズG2、像側に凹のメニスカス凸レンズG3で構成される。また、第12群U1bは、物体側に凸のメニスカス凹レンズG4、両凸レンズG5で構成される。第13群U1cは物体側に凸のメニスカス凹レンズG6と両凸レンズG7を接合した接合レンズ、像側に凹のメニスカス凸レンズG8で構成される。第2群U2は、物体側に凸のメニスカス凹レンズ、両凹レンズと像側に凹のメニスカス凸レンズとの接合レンズ、両凹レンズから構成される。また、第21面は非球面形状である。第21面は主に広角側の像面湾曲の補正を行っている。第3群U3は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として3個のレンズから成っている。第4群U4は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として6個のレンズから成っている。
次に、本実施例における第1群U1について説明する。第1群U1は第1面から第13面に対応する。第1群U1は、合焦のためには移動しない負の屈折力の第11群U1a、無限遠側から至近側への合焦時に像側へ移動する正の屈折力の第12群U1b、合焦のためには移動しない正の屈折力の第13群U1cから構成される。第11群U1aは、物体側から順に、両凹レンズG1と像側に凸のメニスカス凹レンズG2、像側に凹のメニスカス凸レンズG3で構成される。また、第12群U1bは、両凸レンズG4で構成される。第13群U1cは物体側に凸のメニスカス凹レンズG5と両凸レンズG6を接合した接合レンズ、像側に凹のメニスカス凸G7で構成される。第2群U2は、物体側に凸のメニスカス凹レンズ、両凹レンズ、像側に凹のメニスカス凸レンズ、両凹レンズから構成される。また、第3群U3は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として3個のレンズから成っている。第4群U4は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として6個のレンズから成っている。
次に、本実施例における第1群U1について説明する。第1群U1は第1面から第17面に対応する。第1群U1は、合焦のためには移動しない負の屈折力の第11群U1a、無限遠側から至近側への合焦時に像側へ移動する正の屈折力の第12群U1b、合焦のためには移動しない正の屈折力の第13群U1cから構成される。第11群U1aは、物体側から順に、物体側に凸のメニスカス凹レンズG1と物体側に凸のメニスカス凹レンズG2、像側に凸のメニスカス凹レンズG3、像側に凹のメニスカス凸レンズG4で構成される。また、第12群U1bは、両凸レンズG5で構成される。第13群U1cは両凹レンズG6と両凸レンズG7を接合した接合レンズ、両凸レンズG8、像側に凹のメニスカス凸レンズG9で構成される。また、第1面は非球面形状である。第1面は主に広角側の歪曲収差の補正を行っている。第2群U2は、物体側に凸のメニスカス凹レンズ、両凹レンズと両凸レンズとの接合レンズ、像側に凸のメニスカス凹レンズから構成される。また、第3群U3は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として3個のレンズから成っている。第4群U4は、凸レンズと凹レンズを含み、全体として7個のレンズから成っている。
Claims (1)
- 前記第1群は、合焦のためには移動しない負の屈折力の第11群、無限遠側から至近側への合焦時に像側へ移動する正の屈折力の第12群、合焦のためには移動しない正の屈折力の第13群から構成される、ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
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