JP2013221950A - 光定着用トナーおよびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光定着用トナーおよびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】非加圧時においても溶融したトナーが転写材に十分に浸透・結合し、少ない照射エネルギーであっても十分な定着性を確保し得る光定着用トナーおよびそれを備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
【解決手段】少なくとも結着樹脂、離型剤、着色剤および帯電制御剤を含み、前記結着樹脂の溶融状態における表面張力STRと前記離型剤の溶融状態における表面張力STWとがSTR>STWの関係を満たし、かつ前記離型剤を5〜20重量%含むことを特徴とする光定着用トナーにより、上記の課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光定着用トナー(以下、単に「トナー」ともいう)およびそれを備えた画像形成装置に関する。より詳細には、本発明は、記録紙などの転写材上に形成された未定着のトナー像に光源より光を照射し、その光エネルギーでトナー像を構成するトナーを溶融させ、転写材上に定着させる定着装置を備えた画像形成装置に用いられる光定着用トナーおよびそれを備えた画像形成装置に関する。
プリンタや複写機などの電子写真方式の画像形成装置には、記録紙などの転写材に形成された未定着のトナー像のトナーを加熱溶融することにより、転写材上に定着させる定着装置が備えられている。このような定着装置としては、例えば、接触状態でトナーを加熱溶融する定着ローラと加圧ローラとから構成されるローラ定着装置、光エネルギーを利用して非接触状態でトナーを加熱溶融する光定着装置などが知られている。
ローラ定着装置に代表される接触定着方式の場合には、溶融したトナーの定着ローラ表面からの離型性を確保できないとローラが汚れるなどの問題が発生して画像品質が低下することがある。また、ローラ表面には紙やトナーが常に接触しているため、ローラ表面が摩耗したり、傷がつくなどにより、耐久性の確保も問題となる。
一方、光定着装置に代表される非接触方式の場合には、トナーを非接触状態で加熱し記録紙に定着できることから、トナーのオフセットやローラ部材の耐久性の確保は問題にならない。光定着装置の中でも、光としてレーザ光を用いるレーザ定着装置では、画像部の必要なトナーのみをレーザ光により選択的に加熱溶融でき、定着エネルギーを大幅に削減できるという利点がある。ここで、光源としてキセノンなどのフラッシュランプを用いる装置をフラッシュ定着装置ともいう。
トナーの光定着に関する様々な研究が行われている。
例えば、特開2006−39358号公報(特許文献1)には、特定の低分子量ポリオレフィンワックス(離型剤)を含む、耐擦過性を改善した電子写真用フラッシュ定着トナーが開示されている。
特開2006−39358号公報
上記のように非接触状態でトナーを溶融定着する光定着方式は、接触定着方式と比較して様々な利点を有する。しかしながら、光定着方式ではトナーの紙への浸透加圧力が付与されないので、十分なトナーの定着性を確保するためには、溶融したトナーを非加圧の状態でも紙に十分に浸透させることが必要になる。
そこで、少なくともトナーの溶融粘度を低く設定することが重要になり、通常、その調整のためにワックス(離型剤)を添加することが知られている。
しかしながら、本発明者は、トナーとしての溶融粘度が同じであっても、その定着性に差異が生じる場合があることを見出した。
上記の特許文献1には、フラッシュ定着におけるワックスに関する記載があるが、トナーの溶融粘度と定着性の関係に関する記載はない。
本発明は、非加圧時においても溶融したトナーが転写材に十分に浸透・結合し、少ない照射エネルギーであっても十分な定着性を確保し得る光定着用トナーおよびそれを備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明者は、トナーの溶融粘度と定着性の関係について検討し、同じ溶融粘度を有するトナーであっても定着エネルギーに差異があること、上記の課題を解決するためにはトナーの溶融粘度と定着エネルギーとを低減する必要があることに着目し、鋭意研究の結果、特定の結着樹脂と離型剤との関係を見出し、本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば、少なくとも結着樹脂、離型剤、着色剤および帯電制御剤を含み、前記結着樹脂の溶融状態における表面張力STRと前記離型剤の溶融状態における表面張力STWとがSTR>STWの関係を満たし、かつ前記離型剤を5〜20重量%含むことを特徴とする光定着用トナーが提供される。
また、本発明によれば、上記の光定着用トナーを備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、非加圧時においても溶融したトナーが転写材に十分に浸透・結合し、少ない照射エネルギーであっても十分な定着性を確保し得る光定着用トナーおよびそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
すなわち、離型剤の表面張力が結着樹脂の表面張力より小さいことにより、離型剤が溶融する際に結着樹脂の表面をより濡らし易くなり、その結果、定着性が向上するものと考えられる。
本発明の光定着用トナーは、そのトナーからなる一成分現像剤およびそのトナーとキャリアとを含む二成分現像剤に適用可能である。また、一成分現像剤または二成分現像剤を用いて現像を行う現像装置およびレーザ定着装置を備えた各種画像形成装置に適用可能である。
また、本発明の光定着用トナーは、結着樹脂がポリエステル樹脂または環状オレフィン樹脂、特に環状オレフィン樹脂である場合に、より一層離型剤の添加量を増加でき、その結果、トナー中に含有できなかった離型剤による保存性や帯電性、耐熱性などの低下の弊害もなく、より一層定着性を向上させることができる。
また、本発明の光定着用トナーは、離型剤が平均粒子径1〜2μmの針状粒子状態でトナー中に分散する場合に、より一層定着性を向上させることができる。
また、本発明の光定着用トナーは、離型剤が極性基を有するエステル系ワックスである場合に、転写材である紙との親和性がより向上し、より一層定着性を向上させることができる。
離型剤の含有量を変化させたときの温度とトナーの溶融粘度との関係を示す図である。 トナー粒子の断面TEM写真による離型剤の分散状態を示す図である。 本発明の画像形成装置の一例を示す概略断面図である。 本発明の画像形成装置における定着装置の一例の構成を示す概略図である。
(1)光定着用トナー
本発明の光定着用トナーは、少なくとも結着樹脂、離型剤、着色剤および帯電制御剤を含み、前記結着樹脂の溶融状態における表面張力STRと前記離型剤の溶融状態における表面張力STWとがSTR>STWの関係を満たし、かつ前記離型剤を5〜20重量%含むことを特徴とする。
以下、本発明の実施形態の一例について、詳細に説明する。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、記述した範囲内で種々の変形を加えた態様で実施できるものである。また、本明細書中に記載された学術文献および特許文献の全てが、本明細書中において参考として援用される。
本発明の光定着用トナーは、記録紙などの転写材上に形成された未定着のトナー像に、トナーの色の吸収波長域に波長を有するレーザ光を照射し、その光エネルギーでトナー像を構成するトナーを溶融させ、転写材上に定着させる定着装置を備えた画像形成装置に用いられるトナーである。
本発明のトナーは、少なくとも結着樹脂、離型剤、着色剤および帯電制御剤を含み、本発明の効果を阻害しない範囲で必要に応じて公知の添加剤を含んでいてもよく、ブラックトナーであっても、イエロートナー、マゼンタトナーおよびシアントナーなどのカラートナーであってもよい。
(結着樹脂)
本発明のトナーの結着樹脂としては、当該技術分野で常用されるブラックトナー用結着樹脂またはカラートナー用結着樹脂を用いることができる。
例えば、ポリスチレン樹脂、スチレンの置換体の単独重合体からなる樹脂、スチレン系共重合体樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、環状オレフィン樹脂などが挙げられる。
これらの結着樹脂の中でも、結着樹脂、特にカラートナー用結着樹脂としては、保存性、耐久性などに優れることから、80〜150℃の軟化点および50〜80℃のガラス転移点を有する樹脂が好ましく、このような条件を備えたポリエステル樹脂や環状オレフィン樹脂が特に好ましい。これらの樹脂は軟化状態で高い透明度を示すので、これらの樹脂を結着樹脂として含む、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックのトナー像が重ね合わされた多色トナー像を記録媒体に定着させると、樹脂自体は透明化する。このため、結着樹脂がこれら樹脂である場合は、減法混色によって充分な発色を得ることができる。
ポリエステル樹脂は、通常、2価のアルコール成分および3価以上の多価アルコール成分から選ばれる1種以上と、2価のカルボン酸および3価以上の多価カルボン酸から選ばれる1種以上とを、公知の方法により縮重合反応もしくはエステル化、エステル交換反応により得られる。
縮重合反応における条件は、モノマー成分の反応性により適宜設定すればよく、また重合体が好適な物性になった時点で反応を終了させればよい。例えば、反応温度は170〜250℃程度、反応圧力は5mmHg〜常圧程度である。
ポリエステル樹脂の好ましい重量平均分子量(Mw)は44000〜50000程度であり、好ましい数平均分子量(Mn)は4500〜5500程度であり、好ましいそれらの比Mw/Mnは8〜10程度である。しかし、光定着用トナーの場合、定着ローラへのオフセットを考慮する必要がないことから、より低分子量化して溶融性を向上させてもよい。
環状オレフィン樹脂は、主鎖および/または側鎖に脂環式構造を有するものであり、機械的強度、耐熱性などの観点から、主鎖に脂環式構造を含有するものが好ましい。重合体の脂環式構造としては、シクロアルカン構造、シクロアルケン構造などが挙げられるが、機械的強度、耐熱性などの観点から、シクロアルカン構造やシクロアルケン構造が好ましい。これらの中でもシクロアルカン構造を有するものは耐候性や耐薬品性に優れるので最も好ましい。脂環式構造を構成する炭素原子数は、通常4〜30個程度である。
本発明に使用される環状オレフィン樹脂中の脂環式構造を有する繰り返し単位の割合は、使用目的に応じて適宜選択されればよいが、通常30重量%以上である。環状オレフィン樹脂中の脂環式構造を有する繰り返し単位の割合が過度に少ないと耐熱性に劣り好ましくない。環状オレフィン樹脂中の脂環式構造を有する繰り返し単位以外の残部は、格別な限定はなく、使用目的に応じて適宜選択される。また、環状オレフィン樹脂としては熱可塑性のものが好適である。
このような脂環式構造を有する重合体樹脂の具体例としては、例えば、(1)ノルボルネン系重合体、(2)単環の環状オレフィン系重合体、(3)環状共役系ジエン系重合体、(4)ビニル脂環式炭化水素重合体およびこれらの水素添加物などが挙げられ、より具体的には、実施例で用いた市販の樹脂が挙げられる。
(離型剤)
本発明のトナーの離型剤としては、当該技術分野で常用される離型剤を用いることができ、例えば、パラフィンワックスおよびマイクロクリスタリンワックスならびにそれらの誘導体などの石油系ワックス;フィッシャートロプシュワックス、ポリオレフィンワックス(ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスなど)、低分子量ポリプロピリンワックスおよびポリオレフィン系重合体ワックス(低分子量ポリエチレンワックスなど)ならびにそれらの誘導体などの炭化水素系合成ワックス;カルナバワックス、ライスワックスおよびキャンデリラワックスならびにそれらの誘導体、木蝋などの植物系ワックス;蜜蝋、鯨蝋などの動物系ワックス;脂肪酸アミドおよびフェノール脂肪酸エステルなどの油脂系合成ワックス;長鎖カルボン酸およびその誘導体;長鎖アルコールおよびその誘導体;シリコーン系重合体;高級脂肪酸などが挙げられる。
上記の誘導体には、酸化物、ビニル系モノマーとワックスとのブロック共重合物、ビニル系モノマーとワックスとのグラフト変性物などが含まれる。
本発明においては、上記の離型剤の1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記の離型剤の中でも、脂肪酸などの極性基を有するエステル系ワックスが特に好ましい。
離型剤は、融点80℃以下の炭化水素系離型剤であるのが好ましい。その下限は60℃程度である。
離型剤の平均粒径および形状は特に限定されないが、平均粒子径1〜2μmの針状粒子であり、これがトナー中に分散されてなるのが好ましい。
離型剤は、トナー中に5〜20重量%含まれる。すなわち、離型剤は、トナー100重量部に5〜20重量部含まれる。
離型剤の含有量が上記の範囲内であれば、トナーの各種物性を損なうことなしに、高い画像濃度を有し、画質品位の非常に良好な画像を形成することができる。離型剤の含有量が5重量%未満では、十分な定着性が確保できないことがある。一方、離型剤の含有量が20重量%を超えると、トナーの保存性等が低下することがある。
離型剤の含有量の好ましい範囲は、10〜20重量%である。
(結着樹脂と離型剤の溶融時の表面張力)
本発明のトナーは、結着樹脂の溶融状態における表面張力STRと離型剤の溶融状態における表面張力STWとがSTR>STWの関係を満たす。
ここで、溶融状態とは、結着樹脂および離型剤がそれぞれ加熱されて溶融した状態を意味し、それらの加熱温度は結着樹脂および離型剤の熱特性により適宜設定すればよいが、光定着トナーの場合、光照射によりトナーの表面温度が200℃程度まで瞬時に上昇することから、少なくとも200℃近傍での値とする。
溶融状態における表面張力は、公知の装置を用いて測定することができ、具体的には実施例において説明する。
表面張力がSTR>STWの関係を満たす場合には、本発明の効果を得ることができるが、表面張力がSTR≦STWの関係となる場合には、定着性に劣ることがある。
結着樹脂の溶融状態における表面張力STRは、その材料の種類により異なるが、通常、10〜35mN/m程度である。
離型剤の溶融状態における表面張力STWは、その材料の種類により異なるが、通常、15〜35mN/m程度である。
(着色剤)
本発明のトナーの着色剤としては、当該技術分野で常用される有機系および無機系の様々な種類および色の顔料および染料を用いることができ、例えば、黒色、白色、黄色、橙色、赤色、紫色、青色および緑色の着色剤が挙げられる。
黒色の着色剤としては、例えば、カーボンブラック、酸化銅、二酸化マンガン、アニリンブラック、活性炭、非磁性フェライト、磁性フェライトおよびマグネタイトなどが挙げられる。
白色の着色剤としては、例えば、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛などが挙げられる。
黄色の着色剤としては、例えば、黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー138などが挙げられる。
橙色の着色剤としては、例えば、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43などが挙げられる。
赤色の着色剤としては、例えば、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウオッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドC、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド222などが挙げられる。
紫色の着色剤としては、例えば、マンガン紫、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキなどが挙げられる。
青色の着色剤としては、例えば、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダスレンブルーBC、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー60などが挙げられる。
緑色の着色剤としては、例えば、クロムグリーン、酸化クロム、ピクメントグリーンB、マイカライトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG、C.I.ピグメントグリーン7などが挙げられる。
本発明においては、上記の着色剤の1種を単独でまたは2種を組み合わせて用いることができ、それらの組み合わせは異色であっても同色であってもよい。
また2種以上の着色剤を複合粒子化して用いてもよい。
複合粒子は、例えば、2種以上の着色剤に適量の水、低級アルコールなどを添加し、ハイスピードミルなどの一般的な造粒機で造粒し、乾燥させることによって製造できる。
さらに、結着樹脂中に着色剤を均一に分散させるために、マスターバッチ化して用いてもよい。
複合粒子およびマスターバッチは、乾式混合の際にトナー組成物に混入される。
着色剤の含有量は特に限定されないが、トナー100重量部に0.1〜20重量部含まれるのが好ましく、0.2〜10重量部が特に好ましい。
着色剤の含有量が上記の範囲内であれば、トナーの各種物性を損なうことなしに、高い画像濃度を有し、画質品位の非常に良好な画像を形成することができる。
(帯電制御剤)
本発明のトナーの帯電制御剤としては、当該技術分野で常用される正電荷制御用および負電荷制御用の電荷制御剤を用いることができる。
正電荷制御用の電荷制御剤としては、例えば、ニグロシン染料、塩基性染料、四級アンモニウム塩、四級ホスホニウム塩、アミノピリン、ピリミジン化合物、多核ポリアミノ化合物、アミノシラン、ニグロシン染料およびその誘導体、トリフェニルメタン誘導体、グアニジン塩、アミジン塩などが挙げられる。
負電荷制御用の電荷制御剤としては、例えば、オイルブラック、スピロンブラックなどの油溶性染料、含金属アゾ化合物、アゾ錯体染料、ナフテン酸金属塩、サリチル酸およびその誘導体の金属錯体および金属塩(金属はクロム、亜鉛、ジルコニウムなど)、ホウ素化合物、脂肪酸石鹸、長鎖アルキルカルボン酸塩、樹脂酸石鹸などが挙げられる。
本発明においては、上記の電荷制御剤の1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
電荷制御剤の含有量は特に限定されないが、トナー100重量部に0.5〜3重量部含まれるのが好ましく、1〜2重量部が特に好ましい。
電荷制御剤の含有量が上記の範囲内であれば、トナーの各種物性を損なうことなしに、高い画像濃度を有し、画質品位の非常に良好な画像を形成することができる。
(トナーの製造方法)
本発明のトナーは、少なくとも、結着樹脂としてのポリエステル樹脂、着色剤、離型剤および帯電制御剤を機械的剪断力を付加して溶融混練することにより製造されるのが好ましい。すなわち、一般的なトナーの製造方法、例えば粉砕法などの乾式法、懸濁重合法、乳化凝集法、分散重合法、溶解懸濁法および溶融乳化法などの湿式法のような公知の方法により作製することができる。
懸濁重合法は、結着樹脂のモノマー、着色剤、離型剤などを均一に分散させた後、結着樹脂のモノマーを重合させることによってトナー粒子を製造する方法である。
乳化凝集法は、結着樹脂粒子、着色剤、離型剤などを凝集剤によって凝集させ、得られた凝集物の微粒子を加熱することによってトナー粒子を製造する方法である。
これらの中でも、粉砕法は、湿式などに比較して工程が少なく設備投資額も少なく済むなどの点で特に好ましい。
以下粉砕法によるトナー作製方法を説明する。
粉砕法によるトナーの作製では、少なくとも結着樹脂、着色剤、離型剤および帯電制御剤を含むトナー材料を混合・溶融混練して混練物を得、次いで混練物を冷却固化・粉砕し、その後必要に応じて分級などの粒度調整を行い、トナー粒子を得る。
混合は乾式が好ましく、混合機としては、当該技術分野で常用される公知の装置を使用でき、例えば、ヘンシェルミキサ(商品名、三井鉱山株式会社製)、スーパーミキサ(商品名、株式会社カワタ製)、メカノミル(商品名、岡田精工株式会社製)などのヘンシェルタイプの混合装置、オングミル(商品名、ホソカワミクロン株式会社製)、ハイブリダイゼーションシステム(商品名、株式会社奈良機械製作所製)、コスモシステム(商品名、川崎重工業株式会社製)などの混合装置が挙げられる。
混練機としては、当該技術分野で常用される公知の装置を使用でき、例えば、二軸押出機、三本ロール、ラボブラストミルなどの一般的な混練機が挙げられる。具体的には、例えば、TEM−100B(商品名、東芝機械株式会社製)、PCM−65/87、PCM−30(以上いずれも商品名、株式会社池貝製)などの1軸または2軸のエクストルーダ、ニーデックス(商品名、三井鉱山株式会社製)などのオープンロール方式の混練機が挙げられ、これらの中でも、オープンロール方式の混練機は、混練時のシェア(負荷)が強く顔料などの色材および離型剤などを高分散できる点で好ましい。特に、離型剤の高分散は、ホットオフセットに有効に働く。
また、混練時の高負荷により、定着画像の光沢に悪影響を及ぼす結着樹脂の高分子成分は、分子鎖が切断され、定着に有効でかつホットオフセットに強い分子量の樹脂に変換される。一方、結着樹脂の低分子量成分は、混練時の高負荷に対して分子量分布を殆ど変えず、定着に有効な分子量成分が切断されて耐久性が悪化することはない。
粉砕機としては、当該技術分野で常用される公知の装置を使用でき、例えば、超音速ジェット気流を利用して粉砕するジェット式粉砕機、高速で回転する回転子(ロータ)と固定子(ライナ)との間に形成される空間に固化物を導入して粉砕する衝撃式粉砕機が挙げられる。
分級には、当該技術分野で常用される公知の装置、特に旋回式風力分級機(ロータリー式風力分級機)のような遠心力および風力により過粉砕トナー母粒子を除去できる分級機を使用できる。
得られるトナーの一次粒子の体積平均粒径は、好ましくは2〜7μmであり、より好ましくは5〜8μmである。
トナー粒子の体積平均粒径が上記の範囲内であれば、高精細な画像を長期にわたって安定して形成することができる。トナー粒子の体積平均粒径が2μm未満では、トナー粒子の粒径が小さくなり過ぎ、高帯電化および低流動化が起こり、感光体にトナーを安定して供給することができなくなり、地肌かぶりおよび画像濃度の低下などが発生するおそれがある。一方、トナー粒子の平均粒径が7μmを超えると、トナー粒子の粒径が大きくなり過ぎ、高精細な画像が得られないことがある。
また、トナーの溶融粘度(複素粘度)は、1×10〜1×105Pa・s程度である(100℃)。
(外添剤)
本発明のトナーは、その粉体流動性、摩擦帯電性および耐熱性の向上、長期保存性およびクリーニング特性の改善、ならびに感光体表面の磨耗特性制御などの機能の付与、さらにはトナーを二成分現像剤にする場合のキャリアとの撹拌性などの向上のために外添剤が用いられる。
外添剤としては、当該技術分野で常用される外添剤を用いることができ、例えば、シリカ、酸化チタンなどが挙げられ、シリコーン樹脂、シランカップリング剤などにより表面処理(疎水化処理)されているものが好ましい。
外添剤の配合量は、トナー100重量部に対して1〜10重量部が好ましく、2〜5重量部がより好ましい。
(キャリア)
本発明のトナーは、1成分現像剤、2成分現像剤のいずれの形態でも使用することができる。
2成分現像剤として使用する場合、トナーにさらにキャリアを配合する。
キャリアとしては、当該技術分野で常用されるキャリアを用いることができ、例えば、鉄、銅、亜鉛、ニッケル、コバルト、マンガン、クロムなどからなる単独または複合フェライトおよびキャリア芯粒子を被覆物質で表面被覆したものなどが挙げられる。
被覆物質としては、当該技術分野で常用される被覆物質を用いることができ、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、モノクロロトリフルオロエチレン重合体、ポリフッ化ビニリデン、シリコーン樹脂、ポリエステル、ジターシャーリーブチルサリチル酸の金属化合物、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド、ポリビニルブチラール、ニグロシン、アミノアクリレート樹脂、塩基性染料、塩基性染料のレーキ物、シリカ微粉末、アルミナ微粉末などが挙げられる。これらの被覆物質は、トナー成分に応じて選択し、1種を単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
キャリアの平均粒径は、特に限定されるものではないが、高画質化を考慮すると、30〜100μmであるのが好ましい。
キャリアの含有量は、二成分現像剤全量100重量部に対して3〜20重量部であるのが好ましい。
(2)画像形成装置
本発明の画像形成装置は、上記のような本発明の光定着用トナーを備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、画像情報に応じて、記録紙上にフルカラーまたはモノクロの画像を形成する画像形成装置であり、本発明のトナーを備え、そのトナーを用いて転写材上にトナー像を形成する現像装置と、現像装置によって転写材上に形成された未定着のトナー像にレーザ光照射装置より光を照射し、その光のエネルギーを用いてトナー像を構成するトナーを溶融させ、転写材上に定着させる定着装置とを備える。
本発明の画像形成装置について、その一例を示す概略断面図である図3を用いて詳細に説明する。
図3は、乾式電子写真方式カラー画像形成装置(以下、単に「画像形成装置」という)100の内部構造の概略図である。なお、図3において、黒丸はトナーを、符号なしの矢符は無端状の搬送ベルト33の回転方向を、矢符Zは記録紙Pの搬送方向を、矢符Fは感光体ドラム51の回転方向をそれぞれ示している。
画像形成装置100は、例えば、ネットワーク上の各端末装置から送信された画像データなどに基づいて、所定の転写材(記録紙)に対して多色または単色の画像を形成する装置である。
画像形成装置100は、現像装置としての可視像形成ユニット50(50Y・50M・50C・50B)、記録紙搬送装置30、定着装置40および給紙トレイ20を備えている。
可視像形成ユニット50は、本発明のトナーを用いて現像を行う。可視像形成ユニット50には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(B)の各色トナーに対応する4つの可視像形成ユニット50Y・50M・50C・50Bが並設されている。具体的には、可視像形成ユニット50は、給紙トレイ20と定着装置40とを繋ぐ、記録紙Pの搬送方向に沿って、4つの可視像形成ユニット50Y〜50Bが配設された、いわゆる「タンデム式」に配置されている。可視像形成ユニット50Yは、イエロー(Y)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット50Mは、マゼンタ(M)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット50Cは、シアン(C)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット50Bは、ブラック(B)のトナーを用いて画像形成を行う。なお、本実施形態では、4つの可視像形成ユニット50Y・50M・50C・50Bは、それぞれが記録紙Pの搬送方向に沿ってこの順に配置されている。しかし、可視像形成ユニット50Y〜50Bの配置順序はこれに限定されるものではなく、順序を変更してもよい。
4つの可視像形成ユニット50Y〜50Bは、それぞれ実質的に同一の構成を有する。すなわち、それぞれの可視像形成ユニット毎に、感光体ドラム51、帯電器52、レーザ光照射装置53(図4では、感光体ドラムへ潜像を書き込むためのレーザ光照射装置)、現像器54、転写ローラ55およびドラムクリーナユニット56が設けられており、搬送される記録紙Pに対して、対応する色のトナーを多重転写する。
感光体ドラム51は、形成される画像を担持するものである。帯電器52は、感光体ドラム51の表面を所定の電位に均一に帯電させる。レーザ光照射装置53は、画像形成装置100に入力された画像データに応じて、帯電器52によって帯電した感光体ドラム51の表面を露光することによって感光体ドラム51の表面に静電潜像を形成する。現像器54は、感光体ドラム51の表面に形成された静電潜像を、各色のトナーによって顕像化する。転写ローラ55は、トナーとは逆極性のバイアス電圧が印加されており、後述する記録紙搬送装置30により搬送された記録紙Pに、形成されたトナー像を転写させる。ドラムクリーナユニット56は、感光体ドラム51の表面に形成された静電潜像が現像器54によって現像処理され、記録紙Pに転写された後に、感光体ドラム51表面に残留したトナーを、除去および回収する。このような、記録紙Pに対するトナー像の転写は、4色のトナーについてそれぞれ行われる。
記録紙搬送装置30は、駆動ローラ31、アイドリングローラ32および無端状の搬送ベルト(無端状搬送ベルト)33を備え、可視像形成ユニット50によって記録紙P上にトナー像が形成されている間、記録紙Pを搬送する。駆動ローラ31およびアイドリングローラ32は、無端状搬送ベルト33を架張するものであり、駆動ローラ31が所定の周速度に制御されて回転することによって、無端状搬送ベルト33を回転させている。無端状搬送ベルト33は、外面(駆動ローラ31およびアイドリングローラ32と接していない面)に静電気を発生させており、記録紙Pを静電吸着させながら搬送している。
このように、記録紙Pは、搬送ベルト33によって搬送されながら可視像形成ユニット50によってトナー像を転写された後に、駆動ローラ31の曲率により搬送ベルト33から剥離され、定着装置40に搬送される。
定着装置40は、レーザ光を照射することによって、光吸収剤もしくは着色剤が光を吸収して発熱しトナーが溶融して記録紙Pに固定することで、堅牢な画像を形成する。
ここで、定着装置40について、図4に基づいて詳細に説明する。図4は、本発明の実施形態の定着装置40の構成の概略を示す図である。なお、図4中に示す黒色の丸は、本発明のトナーを表している。また、図4中に示す矢印は、記録紙Pの搬送方向を示している。
定着装置40は、光源としてのレーザ光照射装置104(104Y・104M・104C・104B)と、記録紙Pを搬送する記録紙搬送装置108とを備えている。図4に示すように、定着装置40においては、記録紙搬送装置108が記録紙Pを搬送し、4つのレーザ光照射装置104Y〜104Bが、搬送されている記録紙Pに向けてレーザ光を照射するようになっている。そして、記録紙Pの表面の、4つのレーザ光照射装置104Y〜104Bからのレーザ光が照射される領域において、トナーが溶融し、これによりトナーが記録紙Pに定着する。
4つのレーザ光照射装置104Y〜104Bは、各色トナーに対応しており、それぞれが異なる波長のレーザ光を照射する。例えば、レーザ光照射装置104Yは、イエロートナーが吸収し易い波長のレーザ光を照射し、レーザ光照射装置104Mは、マゼンタトナーが吸収し易い波長のレーザ光を照射し、レーザ光照射装置104Cは、シアントナーが吸収し易い波長のレーザ光を照射し、レーザ光照射装置104Bは、ブラックトナーが吸収し易い波長のレーザ光を照射する。
ブラックトナーは少なくとも400〜900nmの波長領域で光を吸収することができる。このため、ブラックトナー定着用のレーザ光照射装置104Bは、例えば、400〜800nmの波長領域のレーザ光を照射することができる。なお、本実施形態では、780nmの近赤外光を照射している。
レーザ光照射装置104としては、例えば、半導体レーザを用いることができる。半導体レーザは、炭酸ガスレーザ等の他のレーザに比べ、安価で、小型である。また、半導体素子の配合や材料の組成を選択することによって、400〜800nmの領域で任意の波長のレーザ光を発生させることができる。
図4に示されるように、本実施形態では、4つのレーザ光照射装置104Y・104M・104C・104Bは、それぞれが記録紙Pの搬送方向に沿ってこの順に配置されている。しかし、4つのレーザ光照射装置104Y〜104Bの配置順序はこれに限定されるものではなく、順序を変更してもよい。
また、本実施形態では、光源としてのレーザ光照射装置104から直接、記録紙P上のトナーに対して照射しているが、レーザ光照射装置104と記録紙Pとの間にレンズを設け、光源から出射したレーザ光をレンズにより集光させ、集光した光を照射してもよい。
図4に示す定着装置40において、記録紙搬送装置108は、一対のテンションローラ101および102と、耐熱性の無端状搬送ベルト103とから構成され、無端状搬送ベルト103によって記録紙Pは搬送される。無端状搬送ベルト103としては、例えば、ベルト厚75(μm)、体積抵抗率1×1016(Ω・cm)のポリイミド樹脂からなる無端ベルトを用いることができる。
無端状搬送ベルト103は、一対のテンションローラ101および102に張架され、駆動モータ(図示しない)により、任意の速度で回転駆動するように構成されている。また、無端状搬送ベルト103の周囲には、吸着チャージャー(図示しない)、分離チャージャー(図示しない)、除電チャージャー(図示しない)および分離爪(図示しない)が設けられている。このように構成された記録紙搬送装置108において、未定着トナー像が形成された記録紙Pは、テンションローラ102上の無端状搬送ベルト103と、上記吸着チャージャーとの間に搬送される。
テンションローラ102は導電性材料で構成され、接地されている。このテンションローラ102に対向する位置において、上記吸着チャージャーによって記録紙Pに電荷を与えることで、記録紙Pと無端状搬送ベルト103とは、それぞれ誘電分極を起こす。これにより、記録紙Pは、無端状搬送ベルト103上に静電吸着される。
無端状搬送ベルト103の回転駆動に伴って、記録紙Pは、レーザ光が照射されるレーザ光照射装置60に向けて搬送される。レーザ光照射装置60において、記録紙P上の未定着トナー像は、各色トナーに対応する4つのレーザ光照射装置(レーザヘッド)104Y〜104Bによって画像情報に応じてレーザ照射されることにより溶融され、記録紙Pに定着される。
トナー画像の定着が終了した記録紙Pは、無端状搬送ベルト103に静電吸着された状態で、上記分離チャージャーとテンションローラ101との間に搬送される。テンションローラ101は、導電性材料で構成され、接地されている。上記分離チャージャーによって記録紙Pを除電することで、無端状搬送ベルト103と記録紙Pとの間の静電吸着力が弱まる。この状態で、テンションローラ101に沿って無端状搬送ベルト103が大きな曲率で回転駆動することにより、記録紙Pの先端部が無端状搬送ベルト103から浮き上がり、さらに、上記分離爪により完全に無端状搬送ベルト103から記録紙Pが剥離される。記録紙Pが剥離された無端状搬送ベルト103は、上記除電チャージャーによって外面および内面が除電され、その後、再び記録紙Pの吸着位置へ移動される。
なお、4つのレーザ光照射装置104Y〜104Bでレーザ光を照射する例について説明したが、1つのレーザ光照射装置で一度にトナーを照射するような構成にしても問題ない。ブラックトナーは、近赤外光を吸収できることからmそれ以外のイエロー、マゼンタ、シアンの各カラートナーに対してのみ、例えば近赤外光(800nm近傍)を吸収する赤外線吸収剤を添加することで、一つのレーザ照射装置で一度に定着することも可能となる。
以下に調製例により本発明を具体的に説明するが、これらの調製例により本発明が限定されるものではない。調製例の説明において、特に断わりのない限り、「部」は「重量部」を意味する。
調製例において、物性測定および定着性の評価を次のようにして行った。
(溶融時の表面張力)
結着樹脂および離型剤の溶融状態における表面張力STRおよびSTWとを次のようにして測定した。
自動表面張力計(協和界面科学株式会社製、型式:DY−300)に、結着樹脂および離型剤の約20gの試料をそれぞれセットし、自動計測により各試料を180℃まで加熱溶融させて、その表面張力(mN/m)を得た。
(定着性)
トナー100重量部に、小粒径シリカ粒子(平均粒径12nm)1.3重量部、大粒径シリカ粒子(平均粒径100nm)0.5重量部および酸化チタン粒子(平均粒径50nm)0.2重量部を混合して外添トナーを得た。さらに得られた外添トナーと体積平均粒径45μmのフェライトキャリアとを、全量に対する外添トナーの濃度を調整・混合撹拌してトナー濃度8%の2成分現像剤を得た。
市販の複写機(シャープ株式会社製、型式: MX−2600FN)を用い、下記の条件で、得られた2成分現像剤によるべた画像(縦20mm、横30mmの長方形)の定着画像を、記録材としての記録紙(シャープ株式会社製、PPC用紙、型式:SF−4AM3)上に形成した。
未定着のトナーの付着量:0.45mg/cm2
光定着方式の光照射エネルギー:0.4J/cm2
得られた定着画像を以下に示す条件で消しゴムによる擦り試験を行い、擦り前後の画像濃度から下式により擦り後の残存率を求めた。
<試験条件>
砂消しゴム:LION社製 型番261−11
消しゴムの荷重:9.8N
速度:10mm/s(3往復分)
なお、画像濃度は、マクベス反射濃度計(サカタインクス株式会社製、型式:Machbes RD918)を用いて、べた画像の反射濃度として測定した。
残存率(%)=(擦り後の画像濃度)/(擦り前の画像濃度)×100
得られた結果から定着性を次の基準で評価した。
○○○:残存率が95%以上(極めて良好)
○○:残存率が85%以上95%未満(より良好)
○:残存率が75%以上85%未満(良好)
△:残存率が70%以上75%未満(条件次第で使用可能なレベル)
×:残存率が70%未満(実使用不可)
調製例においては次の材料を用いた。
結着樹脂
ポリエステル樹脂(STR:21.8mN/m)
環状オレフィン樹脂(エチレン・ノルボルネン共重合樹脂、STR:28.0mN/m、ポリプラスチック社製、商品名:TOPAS TM)
離型剤
エステル系ワックスA(脂肪酸エステル、STW:25.0mN/m、融点:70℃)
エステル系ワックスB(脂肪酸エステル、STW:23.0mN/m、融点:80℃、日油株式会社製、商品名:Wep−8)
エステル系ワックスC(脂肪酸エステル、STW:21.5mN/m、融点:80℃)
エステル系ワックスD(脂肪酸エステル、STW:21.2mN/m、融点:60℃、日油株式会社製、商品名:Wep−2)
オレフィン系ワックスE(STW:23.1℃、融点:70℃、極性成分なし)
着色剤
カーボンブラック(デグサジャパン製、商品名:Nipex−60)
帯電制御剤
ベンジル酸誘導体の金属酸化物(日本カーリット株式会社製、商品名:電荷調整剤LR−147)
(調製例1)
トナーC-1の調製
結着樹脂としてのポリエステル樹脂86.6部、離型剤としてのエステル系ワックスC5部、着色剤としてのカーボンブラック7.5部および帯電制御剤としてのベンジル酸誘導体の金属酸化物0.9部をトナー材料として用いた。
上記のトナー材料を、ヘンシェルミキサ(三井鉱山株式会社(現 日本コークス工業株式会社)製、型式:FM20C)を用いて、3分間、前混合した後、二軸押出機(株式会社池貝製、型式:PCM−30)を用いて、シリンダ設定温度120℃、原料供給速度20kg/時間の条件で溶融混練して溶融混練物5kgを得た。
得られた溶融混練物を冷却ローラで冷却、φ2mmのスクリーンを有する粗砕機(THE ORIENT CO. LTD.製、型式:VM−16)を用いて粗粉砕し、次いで粉砕機(ホソカワミクロン株式会社製、型式:200AGF)を用いて微粉砕、分級機(ホソカワミクロン製、型式:TTSP)を用いて分級して一次粒子の体積平均粒子径(一次粒子径)が6μmのトナー粒子を得た。
トナーD-1の調製
トナー材料として、結着樹脂としてのポリエステル樹脂86.6部、離型剤としてのエステル系ワックスD5部、着色剤としてのカーボンブラック7.5部および帯電制御剤としてのベンジル酸誘導体の金属酸化物0.9部を用いたこと以外は、トナーC−1と同様にして、一次粒子の体積平均粒子径(一次粒子径)が6μmのトナー粒子を得た。
トナーA-1の調製(比較例)
トナー材料として、結着樹脂としてのポリエステル樹脂86.6部、離型剤としてのエステル系ワックスA5部、着色剤としてのカーボンブラック7.5部および帯電制御剤としてのベンジル酸誘導体の金属酸化物0.9部を用いたこと以外は、トナーC−1と同様にして、一次粒子の体積平均粒子径(一次粒子径)が6μmのトナー粒子を得た。
トナーB-1の調製(比較例)
トナー材料として、結着樹脂としてのポリエステル樹脂86.6部、離型剤としてのエステル系ワックスB5部、着色剤としてのカーボンブラック7.5部および帯電制御剤としてのベンジル酸誘導体の金属酸化物0.9部を用いたこと以外は、トナーC−1と同様にして、一次粒子の体積平均粒子径(一次粒子径)が6μmのトナー粒子を得た。
以上の得られたトナー粒子を評価し、それらの結果を、結着樹脂および離型剤の材料および物性と共に表1に示す。
(調製例2)
トナーC-2の調製(比較例)
トナー材料として、結着樹脂としてのポリエステル樹脂91.6部、着色剤としてのカーボンブラック7.5部および帯電制御剤としてのベンジル酸誘導体の金属酸化物0.9部を用い、離型剤を用いなかったこと以外は、トナーC−1と同様にして、一次粒子の体積平均粒子径(一次粒子径)が6μmのトナー粒子を得た。
トナーC-3の調製(比較例)
トナー材料として、結着樹脂としてのポリエステル樹脂89.1部、離型剤としてのエステル系ワックスC2.5部、着色剤としてのカーボンブラック7.5部および帯電制御剤としてのベンジル酸誘導体の金属酸化物0.9部を用いたこと以外は、トナーC−1と同様にして、一次粒子の体積平均粒子径(一次粒子径)が6μmのトナー粒子を得た。
トナーC-4の調製
トナー材料として、結着樹脂としてのポリエステル樹脂81.6部、離型剤としてのエステル系ワックスC10部、着色剤としてのカーボンブラック7.5部および帯電制御剤としてのベンジル酸誘導体の金属酸化物0.9部を用いたこと以外は、トナーC−1と同様にして、一次粒子の体積平均粒子径(一次粒子径)が6μmのトナー粒子を得た。
以上の得られたトナー粒子を評価し、それらの結果を、結着樹脂および離型剤の材料および物性と共に表1に示す。
(調製例3)
トナーC-6の調製
トナー材料として、結着樹脂としての環状オレフィン樹脂71.6部、離型剤としてのエステル系ワックスC20部、着色剤としてのカーボンブラック7.5部および帯電制御剤としてのベンジル酸誘導体の金属酸化物0.9部を用いたこと以外は、トナーC−1と同様にして、一次粒子の体積平均粒子径(一次粒子径)が6μmのトナー粒子を得た。
トナーD-2の調製
トナー材料として、結着樹脂としての環状オレフィン樹脂71.6部、離型剤としてのエステル系ワックスD20部、着色剤としてのカーボンブラック7.5部および帯電制御剤としてのベンジル酸誘導体の金属酸化物0.9部を用いたこと以外は、トナーC−1と同様にして、一次粒子の体積平均粒子径(一次粒子径)が6μmのトナー粒子を得た。
トナーC-5の調製
トナー材料として、結着樹脂としての環状オレフィン樹脂71.6部、離型剤としてのエステル系ワックスC20部、着色剤としてのカーボンブラック7.5部および帯電制御剤としてのベンジル酸誘導体の金属酸化物0.9部を用いたこと以外は、トナーC−1と同様にして、一次粒子の体積平均粒子径(一次粒子径)が6μmのトナー粒子を得た。
トナーE-1の調製
トナー材料として、結着樹脂としての環状オレフィン樹脂71.6部、離型剤としてのオレフィン系ワックスE20部、着色剤としてのカーボンブラック7.5部および帯電制御剤としてのベンジル酸誘導体の金属酸化物0.9部を用いたこと以外は、トナーC−1と同様にして、一次粒子の体積平均粒子径(一次粒子径)が6μmのトナー粒子を得た。
以上の得られたトナー粒子を評価し、それらの結果を、結着樹脂および離型剤の材料および物性と共に表1に示す。
表1の結果から次のことがわかる。
(1)調製例1について
溶融状態での結着樹脂と離型剤の表面張力がSTR>STWの関係を満たすトナーC−1およびトナーD−1では、十分な定着性(定着強度)が得られた。
一方、表面張力がSTR>STWの関係を満たさないトナーA−1およびトナーB−1では、十分な定着性が得られなかった。
詳細な理由は不明であるが、用いた離型剤のワックスは、融点が何れも80℃以下であり、結着樹脂より低温で溶融して粘度が低下するタイプのものであり、レーザ光の照射により、結着樹脂より先に離型剤が溶融し、表面張力の小さい離型剤の方が、樹脂に対してより濡れ広がり易くなり、定着性能が向上したものと考えられる。
ワックスの熱物性としては、少なくともワックスの融点がトナーの軟化点よりも低いことが好ましい。これは、ワックスの融点がトナーの軟化点よりも高い場合、ワックスが溶け出す温度が高くなり、ワックス添加効果が得られ難くなるためである。
(2)調製例2について
表面張力がSTR>STWの関係を満たし、離型剤の含有量が10重量%のトナーC−3では、十分な定着性が得られた。
一方、表面張力がSTR>STWの関係を満たしても、離型剤の含有量が2.5重量%のトナーC−3および離型剤を含まないトナーC−2では、十分な定着性が得られなかった。
上記(1)のトナーC−1の結果と合わせると、離型剤の含有量は少なくとも5重量%必要であることがわかる。
(3)調製例3について
結着樹脂として環状オレフィンを用いたトナーC−6およびトナーD-2では、非常に良好な定着性が得られた。
これは、環状オレフィン樹脂は非晶質構造であることから、トナー中に多量の離型剤を含有することができ、定着性が向上したものと考えられる。
図1に離型剤の含有量を変化させたときの温度とトナーの溶融粘度との関係を示す。
図1から、離型剤の含有量の増加により、トナーの溶融粘度が大きく低下することがわかるが、これによりトナーがシャープメルト化した結果、定着性が向上したものと考えられる。
一方、結晶成分の多いポリエステル系樹脂を用いたトナーC−5では、同様の離型剤を10重量%用いた調製例2のトナーC−4と比較して定着性に大きな変化がない。
これは、結晶成分の多いポリエステル系樹脂は離型剤の取り込みに限度があり、全ての離型剤を樹脂中に取り込むことができなかったために、定着性に大きな変化がなかったものと考えられる。電子顕微鏡による観察によれば、トナー中に含有されなかった離型剤成分がワックス粒子として確認され、これら粒子により、保存性、帯電性、耐熱性などが低下したものと考えられる。
(4)離型剤について
離型剤としてエステル系ワックスを用いたトナーは、オレフィン系ワックスを用いたトナーよりも定着性が良好であった。
これは、極性基を有するエステル系ワックスの方が、トナー溶融の際に記録紙との親和性が良好で、より定着性が向上したためと考えられる。
離型剤が平均粒子径1〜2μmの針状粒子で分散している状態ある場合に、良好な定着性を得ることができた。
詳細な理由は不明であるが、離型剤の粒子が細かく分散する状態の場合では、トナー中に十分に取り込めていないことも考えられる。
(調製例4)
二軸押出機を用いて得られた溶融混練物を自然冷却する以外は、調製例3のトナーC−6の調製と同様にして、一次粒子の体積平均粒子径(一次粒子径)が6μmのトナー粒子を得た。
得られたトナー粒子の断面を透過型電子顕微鏡(TEM)により観察した。図2は、トナー粒子の断面TEM写真による離型剤の分散状態を示す図である。
図2の左側のトナーは、右側のトナーよりも定着性に優れている。これは、左側のトナーが右側のトナーに比べて、離型剤は1〜2μm程度の針状形状の大きな状態でより多く取り込まれていることによるものと考えられる。
20 給紙トレイ
30 記録紙搬送装置
31 駆動ローラ
32 アイドリングローラ
33 無端状の搬送ベルト
40 定着装置
50 可視像形成ユニット50
50Y イエロー可視像形成ユニット
50M マゼンタ可視像形成ユニット
50C シアン可視像形成ユニット
50B ブラック可視像形成ユニット
51 感光体ドラム
52 帯電器
53 レーザ光照射装置
54 現像器
55 転写ローラ
56 ドラムクリーナユニット
60 レーザ光照射装置
100 画像形成装置
101、102 テンションローラ
103 無端状搬送ベルト
104 レーザ光照射装置
104Y レーザ光照射装置(イエロー)
104M レーザ光照射装置(マゼンタ)
104C レーザ光照射装置(シアン)
104B レーザ光照射装置(ブラック)
108 記録紙搬送装置
P 記録紙(記録材)
Z 記録紙Pの搬送方向

Claims (5)

  1. 少なくとも結着樹脂、離型剤、着色剤および帯電制御剤を含み、前記結着樹脂の溶融状態における表面張力STRと前記離型剤の溶融状態における表面張力STWとがSTR>STWの関係を満たし、かつ前記離型剤を5〜20重量%含むことを特徴とする光定着用トナー。
  2. 前記結着樹脂が、ポリエステル樹脂または環状オレフィン樹脂である請求項1に記載の光定着用トナー。
  3. 前記離型剤が、平均粒子径1〜2μmの針状粒子でトナー中に分散する請求項1または2に記載の光定着用トナー。
  4. 前記離型剤が、極性基を有するエステル系ワックスである請求項1〜3のいずれか1つに記載の光定着用トナー。
  5. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の光定着用トナーを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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