JP2013221682A - フィンチューブ熱交換器 - Google Patents

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周平 大坪
Shoichi Yokoyama
昭一 横山
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Abstract

【課題】圧力損失を減らすための技術を提供する。
【解決手段】フィンチューブ熱交換器100は、平行に並べられた複数のフィン31と、気体と熱交換する媒体が内部を流れるように構成された伝熱管21とを備えている。フィン31は、フィンカラー37、平坦部35、第1傾斜部36及び第2傾斜部38を有する。フィン31の並び方向を高さ方向と定義する。高さ方向において、平坦部からのフィンカラー37の突出方向を正の高さ方向と定義する。フィン31は、気流方向において第1傾斜部36を1対のみ有する。第1傾斜部36及び第2傾斜部38は、中央平面Hcから遠ざかるにつれて、正の高さ方向に向かって単調に延びている。
【選択図】図2A

Description

本発明は、フィンチューブ熱交換器に関する。
フィンチューブ熱交換器は、所定間隔で並べられた複数のフィンと、複数のフィンを貫通する伝熱管とによって構成されている。空気は、フィンとフィンとの間を流れて伝熱管の中の流体と熱交換する。
図9A〜図9Dは、それぞれ、従来のフィンチューブ熱交換器に使用されたフィンの平面図、IXB-IXB線に沿った断面図、IXC-IXC線に沿った断面図及びIXD-IXD線に沿った断面図である。フィン1は、気流方向において山部4と谷部6とが交互に現れるように成形されている。このようなフィンは、一般に「コルゲートフィン」と呼ばれている。コルゲートフィンによれば、伝熱面積を増やす効果だけでなく、気流3を蛇行させることによって温度境界層を薄くする効果が得られる。
また、図10A〜図10Cに示すように、コルゲートフィンに切り起こしを設けることによって伝熱性能を改善する技術も知られている(特許文献1)。フィン1aのフィン傾斜面42a,42b,42c及び42dには、切り起こし41a,41b,41c及び41dが設けられている。切り起こし41a,41b,41c及び41dの高さH1,H2,H3及びH4は、隣接するフィン1aの距離をFpとしたとき、1/5・Fp≦(H1,H2,H3,H4)≦1/3・Fpの関係を満足する。
特許文献1には、着霜運転時の通風抵抗を減らすように構成された別のフィンも記載されている。図11A〜図11Cに示すように、フィン1bのフィン傾斜面12a及び12bには、上記した関係を満足する切り起こし11a及び11bが設けられている。
特開平11−125495号公報
フィンチューブ熱交換器に共通する1つの技術課題として、圧力損失に関する課題がある。図11A〜図11Cを参照して説明したフィン1bの曲げ回数は、図10A〜図10Cを参照して説明したフィン1aの曲げ回数よりも少ない。フィン1bのフィン傾斜面12a及び12bの傾斜角度は、比較的緩やかである。傾斜角度が緩やかなことは、圧力損失の低減にとって有利である。圧力損失を減らすことによって、フィンチューブ熱交換器の効率をさらに高めることができる可能性がある。
本発明は、フィンチューブ交換器において、圧力損失を減らすための技術を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、
気体の流路を形成するために平行に並べられた複数のフィンと、
前記複数のフィンを貫通しており、前記気体と熱交換する媒体が内部を流れるように構成された伝熱管と、を備え、
前記フィンは、前記伝熱管に密着しているフィンカラーと、前記フィンカラーの周囲に形成された平坦部と、起伏を形成するように前記平坦部に対して傾いている第1傾斜部と、前記平坦部と前記第1傾斜部とを接続している第2傾斜部とを有し、
前記フィンの長手方向を段方向と定義し、前記フィンの並び方向を高さ方向と定義し、前記段方向及び前記高さ方向の両方に垂直な方向を気流方向と定義し、前記高さ方向において、前記平坦部からの前記フィンカラーの突出方向を正の高さ方向と定義し、前記伝熱管の中心を通り、前記気流方向に垂直な平面を中央平面と定義したとき、
前記フィンは、前記気流方向において前記第1傾斜部を1対のみ有し、
前記第1傾斜部及び前記第2傾斜部は、前記中央平面から遠ざかるにつれて、前記正の高さ方向に向かって単調に延びている、フィンチューブ熱交換器を提供する。
本発明によれば、低い通風抵抗及び高い熱交換能力を有するフィンチューブ熱交換器を提供できる。
本発明の第1実施形態に係るフィンチューブ熱交換器の斜視図 図1のフィンチューブ熱交換器に用いられたフィンの平面図 図2Aに示すフィンのIIB-IIB線に沿った断面図 図2Aに示すフィンのIIC-IIC線に沿った断面図 図2Aに示すフィンのIID-IID線に沿った断面図 図8A〜図8Dを参照して説明した従来のコルゲートフィンにおける空気の流れを示す概略図 参照フィンにおける空気の流れを示す概略図 第1実施形態に係るフィンにおける空気の流れを示す概略図 角度θ2の下限値の算出方法を示す概略図 空気の流れの解析領域を示す断面図 第2傾斜角度θ2が35°のときの空気の流れを示す概略図 第2傾斜角度θ2が60°のときの空気の流れを示す概略図 第2傾斜角度θ2が85°のときの空気の流れを示す概略図 第2傾斜角度θ2とフィンチューブ熱交換器の性能(熱交換量及び圧力損失)との関係を示すグラフ 図2Aに示すフィンにおいて高い熱伝達率を有する部分を示す平面図 従来のフィンにおいて高い熱伝達率を有する部分を示す平面図 第2実施形態に係るフィンの平面図 図8Aに示すフィンのVIIIB-VIIIB線に沿った断面図 図8Aに示すフィンのVIIIC-VIIIC線に沿った断面図 図8Aに示すフィンのVIIID-VIIID線に沿った断面図 図8Aに示すフィンの部分拡大図 図8Aに示すフィンを第2基準平面によって切断したときの部分断面図 従来のフィンチューブ熱交換器に使用されたフィンの平面図 図9Aに示すフィンのIXB-IXB線に沿った断面図 図9Aに示すフィンのIXC-IXC線に沿った断面図 図9Aに示すフィンのIXD-IXD線に沿った断面図 従来のフィンチューブ熱交換器に使用された別のフィンの平面図 図10Aに示すフィンのXB-XB線に沿った断面図 図10Aに示すフィンのXC-XC線に沿った断面図 従来のフィンチューブ熱交換器に使用されたさらに別のフィンの平面図 図11Aに示すフィンのXIB-XIB線に沿った断面図 図11Aに示すフィンのXIC-XIC線に沿った断面図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態のフィンチューブ熱交換器100は、空気A(気体)の流路を形成するために平行に並べられた複数のフィン31と、これらのフィン31を貫通する伝熱管21とを備えている。フィンチューブ熱交換器100は、伝熱管21の内部を流れる媒体Bと、フィン31の表面に沿って流れる空気Aとを熱交換させるように構成されている。媒体Bは、例えば、二酸化炭素、ハイドロフルオロカーボンなどの冷媒である。伝熱管21は、1本につながっていてもよいし、複数本に分かれていてもよい。
フィン31は、前縁30a及び後縁30bを有する。前縁30a及び後縁30bは、それぞれ、直線状である。
本明細書では、フィン31の長手方向を段方向と定義し、フィン31の並び方向を高さ方向と定義し、段方向及び高さ方向の両方に垂直な方向を気流方向(空気Aの流れ方向)と定義する。段方向は、前縁30a又は後縁30bに平行な方向である。気流方向、高さ方向及び段方向は、それぞれ、X方向、Y方向及びZ方向に対応している。段方向は、例えば、重力方向に平行である。気流方向は、例えば、水平方向に平行である。
図2A〜図2Dに示すように、フィン31は、典型的には、長方形かつ平板の形状を有する。本実施形態において、フィン31は一定の間隔(フィンピッチFP)で並べられている。ただし、高さ方向において互いに隣り合う2つのフィン31の間隔は必ずしも一定である必要はなく、異なっていてもよい。フィンピッチFPは、例えば、1.0〜1.5mmの範囲に調整されている。図2Bに示すように、フィンピッチFPは、隣り合う2つのフィン31の距離で表される。
本実施形態において、フィン31は、中央平面Hcに関して、左右対称の構造を有している。さらに、フィン31には上下の区別も存在しない。このような構成によれば、フィン31の上下左右を区別する必要性を排除できるので、フィンチューブ熱交換器100の組み立て作業が容易化する。中央平面Hcは、伝熱管21の中心O(貫通孔37hの中心)を通り、気流方向に垂直な平面である。
前縁30aを含む一定幅の部分及び後縁30bを含む一定幅の部分は、気流方向に平行である。ただし、これらの部分は、成形時にフィン31を金型に固定するために使用される部分であり、フィン31の性能に大きな影響を及ぼさない。
フィン31の材料として、打ち抜き加工された肉厚0.05〜0.8mmのアルミニウム製の平板を好適に使用できる。フィン31の表面にベーマイト処理、親水性塗料の塗布などの親水性処理が施されていてもよい。親水性処理に代えて、撥水処理が施されていてもよい。
フィン31には、複数の貫通孔37hが段方向に沿って一列かつ等間隔で形成されている。複数の貫通孔37hの各中心を通る直線は段方向に平行である。複数の貫通孔37hのそれぞれに伝熱管21が嵌められている。貫通孔37hの周りにはフィンカラー37がフィン31の一部によって形成されており、このフィンカラー37と伝熱管21とが密着している。貫通孔37hの直径は、例えば1〜20mmであり、4mm以下であってもよい。貫通孔37hの直径は、伝熱管21の外径に一致している。段方向で互いに隣り合う貫通孔37hの中心間距離(管ピッチ)は、例えば、貫通孔37hの直径の2〜3倍である。また、気流方向におけるフィン31の長さは、例えば、15〜25mmである。
図2A〜図2Dに示すように、フィン31は、気流に対して起伏を有するフィンである。フィン31は、気流方向において1つの位置にのみ谷部34を有する。すなわち、フィン31は、1回のみ波状に曲げられているコルゲートフィンである。気流方向において、谷部34の位置は伝熱管21の中心Oの位置に一致している。本実施形態では、フィンカラー37の突出方向と同じ方向に突出している部分を「山部」と定義している。前縁30a及び後縁30bが山部に対応している。隣り合う伝熱管21の間において、谷部34の谷線は段方向に平行である。
フィン31は、さらに、平坦部35、第1傾斜部36及び第2傾斜部38を有する。平坦部35は、フィンカラー37の周囲に形成された円環状の部分である。平坦部35の表面は、気流方向に平行で高さ方向に垂直である。第1傾斜部36は、起伏を形成するように平坦部35に対して傾いている部分である。第1傾斜部36は、フィン31において最も広い面積を占有している。第1傾斜部36の表面は平坦である。第2傾斜部38は、平坦部35と第1傾斜部36との間の高さの違いを解消するように、平坦部35と第1傾斜部36とを滑らかに接続している部分である。第2傾斜部38の表面は緩やかな曲面で構成されている。
高さ方向において、平坦部35からのフィンカラー37の突出方向を正の高さ方向と定義する。フィン31は、気流方向において第1傾斜部36を1対のみ有する。第1傾斜部36及び第2傾斜部38は、中央平面Hcから遠ざかるにつれて、正の高さ方向に向かって単調に延びている。つまり、フィン31の第1傾斜部36は、図11A〜図11Cを参照して説明した従来のフィン1bのフィン傾斜面12a及び12bと逆の方向に傾斜している。
詳細には、1対の第1傾斜部36は、上流側第1傾斜部36a及び下流側第1傾斜部36bを含む。上流側第1傾斜部36aは、中央平面Hcよりも気流方向の上流側に位置している。下流側第1傾斜部36bは、中央平面Hcよりも気流方向の下流側に位置している。上流側第1傾斜部36a及び下流側第1傾斜部36bの境界に谷部34が形成されている。1つの平坦部35に対して、1対の第2傾斜部38が形成されている。1対の第2傾斜部38は、上流側第2傾斜部38a及び下流側第2傾斜部38bを含む。上流側第2傾斜部38aは、中央平面Hcよりも気流方向の上流側に位置している。下流側第2傾斜部38bは、中央平面Hcよりも気流方向の下流側に位置している。上流側第1傾斜部36a、下流側第1傾斜部36b、上流側第2傾斜部38a及び下流側第2傾斜部38bは、それぞれ、中央平面Hcから遠ざかるにつれて、正の高さ方向に向かって単調に延びている。
図2B及び図2Cに示すように、平坦部35の表面を含む平面を基準平面H1(第1基準平面)と定義する。基準平面H1は、気流方向に平行であり、高さ方向に垂直な平面である。基準平面H1と第1傾斜部36とのなす角度をθ1と定義する。基準平面H1と第2傾斜部38とのなす角度をθ2と定義する。角度θ1は、基準平面H1と第1傾斜部36とのなす角度のうち、鋭角側の角度である。同様に、角度θ2は、基準平面H1と第2傾斜部38とのなす角度のうち、鋭角側の角度である。本実施形態において、角度θ1及び角度θ2は、θ2>θ1の関係を満足している。
本明細書では、角度θ1及び角度θ2をそれぞれ「第1傾斜角度θ1」及び「第2傾斜角度θ2」と称する。
中央平面Hcに関してフィン31が対称の構造を有しているとき、上流側第1傾斜部36aと基準平面H1とのなす角度は、下流側第1傾斜部36bと基準平面H1とのなす角度に等しい。同様に、上流側第2傾斜部38aと基準平面H1とのなす角度は、下流側第2傾斜部38bと基準平面H1とのなす角度に等しい。
第2傾斜部38の表面は全体として曲面であるが、図2Cに示す断面において、第2傾斜角度θ2を特定することができる。図2Cの断面は、段方向に垂直かつ伝熱管21の中心Oを通る平面でフィン31を切断したときに観察される断面である。
本実施形態のフィン31は、伝熱面積、圧力損失及び排水性能の観点で望ましい。その理由を以下に説明する。
[伝熱面積]
気流方向の長さが一定のとき、コルゲートフィンの表面積は、フラットフィン(曲げられていないフィン)の表面積よりも広い。さらに、第1傾斜角度θ1が一定のとき、曲げ回数を1回に制限したコルゲートフィン(V形コルゲートフィン)の表面積は、2回以上の曲げ回数を有するコルゲートフィン(M形コルゲートフィン)の表面積よりも広い。この理由は、本実施形態のフィン31の断面を従来のフィン1の断面と比較することによって理解できる。
図2Bと図9Bとを比較すると理解できるように、図2Bに示された断面の輪郭の長さは、図9Bに示された断面の輪郭の長さに等しい。図2Dに示された断面は、図9Dに示された断面に一致しているので、両者の輪郭の長さは等しい。これに対し、図2Cと図9Cとを詳細に比較すると明らかとなるように、図2Cに示された断面の輪郭の長さは、図9Cに示された断面の輪郭の長さを上回っている。従って、本実施形態のフィン31の表面積は、従来のフィン1の表面積を上回る。一般に、表面積が大きければ大きいほど、熱交換量も大きい。そのため、フィン31を用いたフィンチューブ熱交換器100は高い熱交換能力を有する。
[圧力損失]
図3A〜図3Cは、それぞれ、従来のコルゲートフィンにおける空気の流れを示す概略図、参照フィンにおける空気の流れを示す概略図、本実施形態のフィンにおける空気の流れを示す概略図である。図3A〜図3Cには、空気Aの進行方向が矢印で示されている。参照フィン13は、本実施形態のフィン31の曲げ方向と異なる方向に曲げられたフィンである。参照フィン13の曲げ方向は、図11A〜図11Cを参照して説明した従来のフィン1bの曲げ方向と同じである。
図3Aに示すように、従来のフィン1において、空気Aは、第1傾斜部6から第2傾斜部8に進むときに最も大きく蛇行する。蛇行角度は、(θ1+θ2)で表され、比較的大きい。蛇行角度が大きすぎると、通風抵抗の大幅な増加を招くだけでなく、有効伝熱面積の減少も招く。図3Bに示すように、参照フィン13においても、空気Aは、第1傾斜部136から第2傾斜部138に進むときに最も大きく蛇行する。蛇行角度は、(θ1+θ2)で表される。これに対し、図3Cに示すように、本実施形態のフィン31において、空気Aは、第2傾斜部38から平坦部35に進むときに最も大きく蛇行する。蛇行角度は、θ2で表され、比較的小さい。図3A〜図3Cに示すように、本実施形態のフィン31を使用すれば、小さい蛇行角度を持った流路を有するフィンチューブ熱交換器100を提供できる。
[排水性能]
フィンチューブ熱交換器に共通する1つの技術課題として、排水性能に関する課題がある。フィンの表面に水(凝縮水)が付着すると効率的な熱交換が阻害されるので、フィンの表面から速やかに水が排除されることが望ましい。
図11A〜図11Cに示すフィン1bにおいて、平坦部12c及び傾斜部12dは、凹形状を有している。平坦部12c及び傾斜部12dは、稜線12eによって囲まれている。従って、凝縮水は、伝熱管の下方において、平坦部12c及び傾斜部12dに滞留しやすい。
これに対し、本実施形態のフィン31は、上流側第1傾斜部36a及び下流側第1傾斜部36bが中央平面Hcの位置で互いに接することによって形成された谷部34を有する。高さ方向において、平坦部35の位置が谷部34の位置に一致している。中央平面Hcと平坦部35の外縁との交点Pにおいて、谷部34(谷線)が平坦部35に接している。このような構成によれば、凝縮水は、重力により、平坦部35及び第2傾斜部38から谷部34に向かってスムーズに流れる。
フィン31を平面視したとき、1対の第2傾斜部38は、三日月の形状を有している。1対の三日月形の第2傾斜部38が平坦部35を包囲している。第1傾斜部36と第2傾斜部38との境界線38p及び38qは、円弧の形状を有している。円弧状の境界線38p及び38qは、平坦部35の半径よりも大きい曲率半径を有している。境界線38pは、中央平面Hcの位置に一端部と他端部とを有する。境界線38qも中央平面Hcの位置に一端部と他端部とを有する。つまり、中央平面Hcと平坦部35の外縁との交点Pにおいて、谷部34、平坦部35及び第2傾斜部38が相互に接している。このような構成によれば、凝縮水が平坦部35及び第2傾斜部38から谷部34へと、よりスムーズに流れる。
一般に、外気温度が0℃に近づくと、室外機に組み込まれたフィンチューブ熱交換器のフィンの表面に霜が堆積し始める。霜は、フィンチューブ熱交換器の性能を大きく損なうので、霜を溶かして除去するための運転、いわゆるデフロスト運転を定期的に実施する必要がある。ところが、図11A〜図11Cに示すフィン1bによれば、霜が溶けることによって生じた水をフィン1の表面から十分に排除することができない。そのため、霜が溶けることによって生じた水の一部はそのままフィン1bの表面に残存し、デフロスト運転の終了後に再凍結する。つまり、霜の融解と残存水の凍結に無駄なエネルギーが消費される。再凍結によって霜(又は氷)がフィン1bの表面に堆積すると、デフロスト運転のインターバルを短縮する必要性にも迫られる。
これに対し、フィン31を用いた本実施形態のフィンチューブ熱交換器100は優れた排水性能を有しているので、デフロスト運転によって生じた水は、速やかにフィン31の表面から排除される。これにより、無駄なエネルギーの消費、デフロスト運転のインターバルの短縮といった不利益を回避することができる。デフロスト運転後には、水がフィン31の表面から十分に排除されているので、フィンチューブ熱交換器100の本来の性能が確実に発揮される。
本実施形態において、フィン31は、複数の貫通孔37hを除いたその他の領域において当該フィン31の表側(上面側)から裏側(下面側)への空気Aの流れを禁止するように構成されている。つまり、フィン31には、貫通孔37h以外に開口部が設けられていない。開口部が存在しなければ、着霜による目詰まりの問題も生じないので、圧力損失の観点で有利である。なお、「開口部が設けられていない」とは、スリット、ルーバーなどが設けられていないこと、すなわち、フィンを貫通する孔が設けられていないことを意味する。
本実施形態のフィンチューブ熱交換器100は、下記式(1)を満足するように構成されている。式(1)において、気流方向におけるフィン31の長さをS1と定義する。平坦部35の直径をD1と定義する。
tan-1{(S1・tanθ1)/(S1−D1)}≦θ2≦80°・・・(1)
以下、式(1)の技術的意義を詳細に説明する。
(第2傾斜角度θ2の下限値について)
図3Cを参照して説明したように、第2傾斜角度θ2が小さければ小さいほど、空気Aの蛇行角度も小さい。第2傾斜部38を気流方向に徐々に拡大すると、第2傾斜角度θ2も徐々に減少する。ただし、第2傾斜部38がフィン31の前縁30a及び後縁30bに達すると、それ以上第2傾斜角度θ2を小さくすることができない。
図4は、第2傾斜角度θ2の下限値の算出方法を示している。図4に示すように、第2傾斜部38がフィン31の前縁30a及び後縁30bの位置に達したとき、第2傾斜角度θ2の正接は、(S1・tanθ1)/(S1−D1)で表される。第2傾斜角度θ2を図4に示す状態よりも小さくするためには、第1傾斜角度θ1を小さくする必要がある。フィン31の長さS1が一定の条件で第1傾斜角度θ1を小さくすると、フィン31の表面積が減少する。そのため、第2傾斜角度θ2は、tan-1{(S1・tanθ1)/(S1−D1)}以上であることが望ましい。
(第2傾斜角度θ2の上限値について)
第2傾斜角度θ2の増加に伴うデメリットとして、「流れの剥離」が挙げられる。図5Aに破線Dで示すように、フィンチューブ熱交換器100において、気流の蛇行角度が最も大きい区間は、平坦部35と第2傾斜部38との境界近傍に存在する。破線Dで示された区間における気流の蛇行角度は、第2傾斜角度θ2で表すことができる。
第2傾斜角度θ2が気流に与える影響を調べるために、以下の条件を有するコルゲートフィンのモデルを用いて気流解析を実施した。具体的には、第2傾斜角度θ2を変化させながら、流路の蛇行部分における剥離領域の大きさと、剥離領域内の気流方向とを調べた。代表的な結果を図5B〜図5Dに示す。
・フィンの長さS1=18.9mm
・平坦部の直径D1=11mm
・第1傾斜角度θ1=16°
・フィンピッチFP=1.3mm
・前面風速=1.3m/秒
図5Bに示すように、第2傾斜角度θ2が35°のとき、蛇行部分の外周壁の近傍に剥離領域が発生した。しかし、その厚さは非常に薄く、内部の流れも主流に沿って順方向に流れていた。図5Cに示すように、第2傾斜角度θ2が60°のとき、蛇行部分の外周壁の近傍に剥離領域が発生した。剥離領域は比較的厚かったが、剥離領域における流れは基本的には順方向であった。主流と異なるベクトルを示す流れも僅かに存在していた。第2傾斜角度θ2が85°のとき、主流と異なるベクトルを示す流れが明確に増加した。第2傾斜角度θ2は、通風抵抗の大幅な増加を招かないように決められていることが望ましい。
上記解析結果では、第2傾斜角度θ2が85°のとき、主流と異なるベクトルを示す流れが明確に増加した。このことから、第2傾斜角度θ2を80°以下、望ましくは70°以下に制限することで、剥離領域における渦流れの発生を抑制することができ、ひいては、通風抵抗を抑制することができる。
以上の結果から、第2傾斜角度θ2の望ましい範囲が前述の式(1)で表される。式(1)を満たすことによって、熱交換能力と圧力損失とを両立することができる。
第1傾斜角度θ1の上限は特に限定されない。第1傾斜角度θ1は、例えば、40°未満である。第1傾斜角度θ1の下限も特に限定されない。コルゲートフィンにおいて、第1傾斜角度θ1は0°よりも大きい。
図6は、第2傾斜角度θ2とフィンチューブ熱交換器の性能(熱交換量及び圧力損失)との関係を示すグラフである。熱交換量の変化率は、角度θ2Lを境界として大きく変化する。すなわち、第2傾斜角度θ2が角度θ2L以上のとき、十分な熱交換量を確保することができる。角度θ2Lは、tan-1{(S1・tanθ1)/(S1−D1)}で表される角度である。他方、通風抵抗の変化率は、角度θ2H(=80°又は70°)を境界として大きく変化する。すなわち、第2傾斜角度θ2が角度θ2H以下のとき、通風抵抗を十分に抑制することができる。
なお、谷部34(又は山部)を1つのみ有するフィン31を使用することによって熱交換能力の改善を期待できる別の理由として、平均熱伝達率の向上が挙げられる。図7Aは、谷部を1つのみ有するV形コルゲートフィンに関する数値解析で得られた結果を示している。図7Bは、2つの山部を有するM形コルゲートフィンに関する数値解析で得られた結果を示している。高い熱流束(熱交換量)を有する部分が太線で示されている。図7Aに示すように、前縁30a及び谷部34での熱流束が極めて高い。同様に、図7Bに示すように、前縁9及び山部4での熱流束が極めて高い。ただし、太線の全長を比較すると、図7Aに示された太線の全長は、図7Bに示された太線の全長を上回っている。つまり、V形コルゲートフィンは、高熱流束の領域をより長く確保できる。従って、熱伝達率の側面においても、本実施形態のフィン31は、従来のフィン1に対して有利である。
(第2実施形態)
図8A〜図8Dに示すように、本実施形態のフィン41は、第2傾斜部48の形状が第1実施形態のフィン31の第2傾斜部38の形状と異なる点を除き、第1実施形態のフィン31と同じ構造を有する。
本実施形態において、第2傾斜部48も上流側第2傾斜部48a及び下流側第2傾斜部48bを含む。第1傾斜部36と第2傾斜部48との境界線48p及び48qは曲線状である。第1実施形態において、境界線38p及び38qが平面視で円弧の形状を有しているのに対し、本実施形態において、境界線48p及び48qは、曲率が変化している曲線である。伝熱管21の中心Oから境界線48p(又は48q)までの距離は、伝熱管21の中心Oよりも段方向の上方において最大になっている。第2傾斜部48のうち、伝熱管21の中心Oよりも段方向の上方に位置している部分の面積が、伝熱管21の中心Oよりも段方向の下方に位置している部分の面積を上回っている。伝熱管21の中心Oよりも段方向の下方における境界線48p(又は48q)の曲率は、伝熱管21の中心Oよりも段方向の上方における境界線48p(又は48q)の曲率よりも大きい。
本実施形態によれば、伝熱管21の中心Oよりも段方向の上方において第2傾斜部48が相対的に広い面積を占有している。従って、境界線48p及び48qの近傍でフィン41に凝縮水が付着したとき、凝縮水が平坦部35に集められやすい。その結果、より速やかに凝縮水をフィン41の表面から排除できる。
本実施形態においても境界線48p及び48qは、それぞれ、中央平面Hcの位置に一端部と他端部とを有する。中央平面Hcと平坦部35の外縁との交点Pにおいて、谷部34、平坦部35及び第2傾斜部48が相互に接している。このような構成によれば、凝縮水が平坦部35及び第2傾斜部48から谷部34へと、よりスムーズに流れる。
第2実施形態のフィン41を用いたフィンチューブ熱交換器100は、下記式(3)を満足するように構成されている。式(3)に含まれたS2、D1、θ3及びθ4は、以下のように定義される。
図8Eに示すように、境界線48p又は48qの上の点であって、気流方向におけるフィン41の前縁30a又は後縁30bから最も近い位置に存在する点を点Rと定義する。点R及び伝熱管21の中心Oを通り、高さ方向に平行な平面を第2基準平面H2と定義する。第2基準平面H2に平行な方向におけるフィン41の長さをS2と定義する。図8Fに示すように、第2基準平面H2によってフィン41を切断したときに観察される断面において、第1基準平面H1と第1傾斜部36とのなす角度をθ3と定義する。正確には、当該断面において、第1傾斜部36の表面を含む平面と第1基準平面H1とのなす角度をθ3と定義する。同様に、第2基準平面H2によってフィン41を切断したときに観察される断面において、第1基準平面H1と第2傾斜部48とのなす角度をθ4と定義する。
本実施形態では、中央平面Hcに関して、フィン41が対称の構造を有している。従って、上流側第1傾斜部36aと上流側第2傾斜部48aとの境界線48pの上に点Rを定義してもよいし、下流側第1傾斜部36bと下流側第2傾斜部48bとの境界線48qの上に点Rを定義してもよい。点Rを境界線48pの上に定義したとき、角度θ3は、第1基準平面H1と上流側第1傾斜部36aとのなす角度であり、角度θ4は、第1基準平面H1と上流側第2傾斜部48aとのなす角度である。点Rを境界線48qの上に定義したとき、角度θ3は、第1基準平面H1と下流側第1傾斜部36bとのなす角度であり、角度θ4は、第1基準平面H1と下流側第2傾斜部48bとのなす角度である。角度θ3は、第1基準平面H1と上流側第1傾斜部36a(又は下流側第1傾斜部36b)とのなす角度のうち、鋭角側の角度である。角度θ4は、第1基準平面H1と上流側第2傾斜部48a(又は下流側第2傾斜部48b)とのなす角度のうち、鋭角側の角度である。直径D1の定義は、第1実施形態で説明した通りである。なお、図8Fにおいて、フィン41の高さは、(S2・tanθ3)/2で表され、これは、図2Bに示された(S1・tanθ1)/に等しい。
tan-1{(S2・tanθ3)/(S2−D1)}≦θ4≦80°・・・(3)
式(3)の技術的意義は、先に説明したように、式(1)の技術的意義と同じである。式(3)を満たすことによって、熱交換能力と圧力損失とを両立することができる。角度θ4は、望ましくは、70°以下である。
本発明のフィンチューブ熱交換器は、空気調和装置、給湯装置、暖房装置などに用いられるヒートポンプに有用である。特に、冷媒を蒸発させるための蒸発器に有用である。
21 伝熱管
31 フィン
34 谷部
35 平坦部
35p 平坦部の外縁
36 第1傾斜部
36a 上流側第1傾斜部
36b 下流側第1傾斜部
37 フィンカラー
37h 貫通孔
38,48 第2傾斜部
38a,48a 上流側第2傾斜部
38b,48b 下流側第2傾斜部
38p,38q,48p,48q 境界線
100 フィンチューブ熱交換器
H1 基準平面
H2 第2基準平面
Hc 中央平面
P 交点

Claims (10)

  1. 気体の流路を形成するために平行に並べられた複数のフィンと、
    前記複数のフィンを貫通しており、前記気体と熱交換する媒体が内部を流れるように構成された伝熱管と、を備え、
    前記フィンは、前記伝熱管に密着しているフィンカラーと、前記フィンカラーの周囲に形成された平坦部と、起伏を形成するように前記平坦部に対して傾いている第1傾斜部と、前記平坦部と前記第1傾斜部とを接続している第2傾斜部とを有し、
    前記フィンの長手方向を段方向と定義し、前記フィンの並び方向を高さ方向と定義し、前記段方向及び前記高さ方向の両方に垂直な方向を気流方向と定義し、前記高さ方向において、前記平坦部からの前記フィンカラーの突出方向を正の高さ方向と定義し、前記伝熱管の中心を通り、前記気流方向に垂直な平面を中央平面と定義したとき、
    前記フィンは、前記気流方向において前記第1傾斜部を1対のみ有し、
    前記第1傾斜部及び前記第2傾斜部は、前記中央平面から遠ざかるにつれて、前記正の高さ方向に向かって単調に延びている、フィンチューブ熱交換器。
  2. 前記フィンは、前記1対の第1傾斜部が前記中央平面の位置で互いに接することによって形成された谷部をさらに有し、
    前記高さ方向において、前記平坦部の位置が前記谷部の位置に一致している、請求項1に記載のフィンチューブ熱交換器。
  3. 前記中央平面と前記平坦部の外縁との交点において、前記谷部が前記平坦部に接している、請求項2に記載のフィンチューブ熱交換器。
  4. 前記平坦部が平面視で円環の形状を有し、
    前記気流方向における前記フィンの長さをS1と定義し、前記平坦部の直径をD1と定義し、前記平坦部の表面を含む平面を基準平面と定義し、前記基準平面と前記第1傾斜部とのなす角度をθ1と定義し、前記基準平面と前記第2傾斜部とのなす角度をθ2と定義したとき、
    前記角度θ2が、tan-1{(S1・tanθ1)/(S1−D1)}≦θ2≦80°の関係を満足する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィンチューブ熱交換器。
  5. 前記角度θ2が、tan-1{(S1・tanθ1)/(S1−D1)}≦θ2≦70°の関係を満足する、請求項4に記載のフィンチューブ熱交換器。
  6. 前記第1傾斜部と前記第2傾斜部との境界線が曲線状であり、
    前記第2傾斜部のうち、前記伝熱管の中心よりも上方に位置している部分の面積が、前記伝熱管の中心よりも下方に位置している部分の面積を上回るように、前記伝熱管の中心から前記境界線までの距離は、前記伝熱管の中心よりも段方向の上方において最大になっている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィンチューブ熱交換器。
  7. 前記伝熱管の中心よりも下方における前記境界線の曲率が、前記伝熱管の中心よりも上方における前記境界線の曲率よりも大きい、請求項6に記載のフィンチューブ熱交換器。
  8. 前記平坦部が平面視で円環の形状を有し、
    前記平坦部の直径をD1と定義し、前記平坦部の表面を含む平面を第1基準平面と定義し、前記境界線の上の点であって、前記気流方向における前記フィンの前縁又は後縁から最も近い位置に存在する点を点Rと定義し、前記点R及び前記伝熱管の中心を通り、前記高さ方向に平行な平面を第2基準平面と定義し、前記第2基準平面によって前記フィンを切断したときに観察される断面において、前記第1基準平面と前記第1傾斜部とのなす角度をθ3と定義し、同じく前記第2基準平面によって前記フィンを切断したときに観察される前記断面において、前記第1基準平面と前記第2傾斜部とのなす角度をθ4と定義し、前記第2基準平面に平行な方向における前記フィンの長さをS2と定義したとき、
    前記角度θ4が、tan-1{(S2・tanθ3)/(S2−D1)}≦θ4≦80°の関係を満足する、請求項6又は7に記載のフィンチューブ熱交換器。
  9. 前記角度θ4が、tan-1{(S2・tanθ3)/(S2−D1)}≦θ4≦70°の関係を満足する、請求項8に記載のフィンチューブ熱交換器。
  10. 前記フィンは、前記伝熱管が嵌められた複数の貫通孔をさらに有し、前記複数の貫通孔を除いたその他の領域において当該フィンの表側から裏側への前記気体の流れを禁止するように構成されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載のフィンチューブ熱交換器。
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