JP2013220679A - 車両用制御装置 - Google Patents

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宜史 金子
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Abstract

【課題】動力源の起動前にアクセル装置の異常を判定する。
【解決手段】アクセル装置の異常を判定するための判定処理140は、予備判定処理150と、主判定処理160とを含む。予備判定処理150は、アクセル装置が操作されることがない非操作期間に実行される。主判定処理160は、車両の運転直前に実行される。予備判定処理150と主判定処理160とは、車両を運転する前に実行されるから、動力源が起動される前にアクセル装置の異常を判定することができる。予備判定処理150と主判定処理160とによってアクセル装置の異常が確定的に判定される。よって正確な判定が可能である。アクセル装置が異常である場合、動力源の起動が禁止される。また、車両の利用者に対して通知が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の動力源からの出力を調節するためのアクセル装置の異常を判定する車両用制御装置に関する。
特許文献1は、アクセル装置の異常を検出する車両用制御装置を開示する。この装置は、アクセル装置の位置を検出するセンサと、アクセル装置への操作力を検出するセンサとを備える。この装置は、操作力がゼロであるときに、位置が全閉ではない場合、動力源、すなわちエンジンをアイドル状態に制御する。
特開昭62−203944号公報
従来技術の構成では、動力源、すなわちエンジンが起動された後に、アクセル装置の状態を判定している。このため、早期にアクセル装置の異常を検出することができないという問題点があった。
また、別の観点では、従来技術は、エンジンの起動を許容するから、車両の利用者はアクセル装置の異常に気付きにくいという問題点があった。
さらに別の観点では、従来技術は、アクセル装置の操作力を検出するための専用、かつ付加的なセンサが必要であるという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、早期にアクセル装置の異常を検出することができる車両用制御装置を提供することである。
本発明の他の目的は、アクセル装置の異常を車両の利用者に早期に認識させることができる車両用制御装置を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、専用かつ付加的な装置を用いることなく、アクセル装置の異常を早期に検出し、さらにアクセル装置の異常を早期に利用者に認識させることができる車両用制御装置を提供することである。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、車両の動力源(31)の出力を調節するためのアクセル装置(7)の操作量を検出するアクセルセンサ(11)と、車両の動力源が起動される前であって、かつアクセル装置が操作されるはずがない期間であるところの非操作期間であるか否かを判定する期間判定部(150a、151、254−554、757−758、160a、161−162)と、アクセルセンサの検出信号(VPA)がアクセル装置の操作を示すか否かを判定する信号判定部(150b、152、160b、163)と、期間判定部によって非操作期間であると判定され、かつ、信号判定部によって検出信号がアクセル装置の操作を示すと判定されるとき、アクセル装置の異常に応じた異常処理を実行する異常処理部(150c、153、160c、167−169、256)とを備えることを特徴とする。
この構成によると、アクセルセンサの信号によって、アクセル装置の異常を判定し、異常処理を実行することができる。具体的には、非操作期間であるにもかかわらず、アクセル装置の操作が示される場合、アクセル装置に何らかの異常が発生していると考えられる。しかも、アクセル装置の異常は、動力源が起動される前に判定される。よって、早期にアクセル装置の異常を判定し、異常処理を実行することができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用制御装置を示すブロック図である。 第1実施形態の判定処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の予備判定処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の主判定処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の作動の一例を示すタイミング図である。 第1実施形態の作動の一例を示すタイミング図である。 第1実施形態の作動の一例を示すタイミング図である。 本発明の第2実施形態に係る予備判定処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る処理の一部を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る処理の一部を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る処理の一部を示すフローチャートである。 本発明の第6実施形態に係る主判定処理を示すフローチャートである。 第6実施形態の作動の一例を示すタイミング図である。 本発明の第7実施形態に係る予備判定処理を示すフローチャートである。 第7実施形態の作動の一例を示すタイミング図である。 本発明の第8実施形態に係る判定処理を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら開示された発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。また、後続の実施形態においては、先行する実施形態で説明した事項に対応する部分に百以上の位だけが異なる参照符号を付することにより対応関係を示し、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1に図示されるように、車両用制御装置1は、車両に搭載された通信ライン2と、車両に搭載された複数のシステム3、4、5、6を備える。通信ライン2は、複数のシステム3、4、5、6に属する複数の制御装置制御装置(ECU:Electronic Control Unit)の間においてデータ通信を提供する。通信ライン2は、CAN(Controller Area Network)またはLIN(Local Interconnect Network)といった車両用LAN(Local Area Network)によって提供することができる。
ナビゲーションシステムの制御装置(NAVI−ECU)3は、車両に設けられた表示装置に地図と、自車位置とを表示し、経路案内を提供する。ナビ制御装置3は、エンジン制御システム6からの要求に応答して、車両の利用者に対して所定の情報を視覚的に、および/または聴覚的に提供する。ひとつの態様では、ナビ制御装置3は、所定のメッセージを表示装置に表示する。また、ナビ制御装置3は、エンジン制御システム6からの要求に応答して、所定のメッセージの表示を終了する。このメッセージは、車両のアクセル装置が異常であることを車両の利用者に対して通知する内容を含む。よって、ナビ制御装置3は、アクセル装置の異常を利用者に知らせるための通知部を提供する。
盗難防止システムの制御装置(IMMB−ECU)4は、車両の盗難を防止するための制御を提供する。盗難防止制御装置4は、盗難警戒中に、車両の盗難行為を検出する。盗難防止制御装置4は、盗難行為を検出すると、盗難を阻止するための措置、例えば警報機の起動、および動力源の起動の禁止を実行する。さらに、盗難防止制御装置4は、盗難警戒中にあるか否かを示す信号を通信ライン2を経由してエンジン制御システム6に提供する。
ドアロックシステムの制御装置(LOCK−ECU)5は、車両に設けられたドアの開閉、およびドアのロック装置を制御する。さらに、ドアロック制御装置5は、ドアがロック状態にあるか否かを示す信号を通信ライン2を経由してエンジン制御システム6に提供する。
車両には、車両の動力源の出力を調節するためのアクセル装置7が設けられている。アクセル装置7は、車両の運転者によって操作可能に構成されている。アクセル装置7は、運転者が足で操作できるペダル、または運転者が手で操作できるレバーである。この実施形態では、アクセル装置7は、運転者の足元に設置されたペダルである。
エンジン制御システム6は、車両の移動用の動力源として設けられたエンジン(ENGN)31を制御する。エンジン制御システム6は、複数のセンサを含む入力機器10と、エンジン制御装置(EG−ECU)20と、エンジン制御装置20によって制御される複数の機器を含む出力機器30とを備える。
入力機器10は、エンジン、すなわち動力源を制御するための複数のセンサおよびスイッチ11−17を含む。アクセルセンサ(ACCEL)11は、アクセル装置7の操作量を検出する。具体的には、アクセルセンサ11は、アクセル装置7の回動軸の回動角度に応じた検出信号VPAを出力する。検出信号VPAは、電圧値として与えられる。検出信号VPAは、最小値VLから最大値VHまでの範囲で変化する。アクセル装置7が最小操作量、すなわち非操作位置にあるとき、検出信号VPAは最小値VLとなる。アクセル装置7が最大操作量、すなわち最大操作位置にあるとき、検出信号VPAは最大値VHとなる。最小値VLは、電圧値の最小値、すなわち0Vより大きい。この実施形態では、最小値VLは、0.8Vである。最大値VHは、電圧値の最大値、すなわちアクセルセンサ11の電源電圧、例えば5Vより小さい。この実施形態では、最大値VHは、3.7Vである。
ブレーキセンサ(BRAKE)12は、ブレーキ装置が操作されているか否かを示す信号を出力する。キーセンサ(KEY)13は、車両のロックを解除するためのキーが車内にあるか否かを示す信号を出力する。乗員センサ(PASSNG)14は、車両の内部に乗員がいるか否かを示す信号を出力する。ドアセンサ(DOOR)15は、車両のドアが開いているか閉じているかを示す信号を出力する。
スタートスイッチ(STSW)16は、運転者によって操作可能な位置に設けられたスイッチである。スタートスイッチ16は、車両のエンジン31を起動するために操作される。スタートスイッチ16は、OFF位置とON位置とをもつ。スタートスイッチ16は、操作されているときだけON位置になり、操作力が除去されると自動的にOFF位置に戻るモメンタリスイッチである。スタートスイッチ16は、ONまたはOFFのいずれかを示すスタート信号STSWを出力する。
イグニッションスイッチ(IGSW)17は、運転者によって操作可能な位置に設けられたスイッチである。イグニッションスイッチ17は、車両のエンジン31を運転可能な状態、言い換えると、起動可能な状態にするために操作される。イグニッションスイッチ17は、OFF位置とON位置とをもつ。イグニッションスイッチ17は、ON位置またはOFF位置に切換えられる切換えスイッチである。イグニッションスイッチ17は、ONまたはOFFのいずれかを示すIG信号IGSWを出力する。
スタートスイッチ16とイグニッションスイッチ17とは、両方によって車両の動力源を起動するための起動スイッチ、または電源スイッチと呼びうるスイッチを提供する。イグニッションスイッチ17がON位置にある状態でスタートスイッチ16がON位置に操作されることにより、車両の動力源は起動される。
出力機器30は、エンジン31と、メインリレー(MAINRL)35とを含む。エンジン31は、点火装置(IGNT)32、燃料装置(FUEL)33、およびスタータモータ(STMT)34を含む複数のエンジン機器を備える。点火装置32は、混合気に点火するための装置である。点火装置32が活性化されることによりエンジン31は起動可能な状態、および運転可能な状態になる。燃料装置33は、燃料を供給するための装置である。燃料装置33が活性化されることによりエンジン31は起動可能な状態、および運転可能な状態になる。スタータモータ34は、エンジン31をクランキングすることにより停止状態にあるエンジン31を起動する。これらのエンジン機器は、エンジン制御装置20によって制御される。
メインリレー35は、車両に搭載されたバッテリ8とエンジン制御装置20との間の電力供給ラインに設けられている。メインリレー35は、エンジン制御装置20への電力供給を断続する。メインリレー35は、エンジン31が運転されることがない期間において、停止状態にあるエンジン制御装置20を自動的に活性化する。メインリレー35は、エンジン制御装置20によって制御される。メインリレー35は、電源制御装置を提供する。
エンジン制御装置20は、入力回路(IN)21、演算処理回路(CPU)22、および出力回路(OUT)23を備える。入力回路21は、複数の入力機器10から信号を入力する。演算処理回路22は、所定のプログラムを実行することによりエンジン31を制御するための制御処理を実行する。出力回路23は、演算処理回路22からの指令信号に基づいて複数のエンジン機器32、33、34へ制御信号を出力する。
エンジン制御装置20は、メモリ装置(MMR)24を備える。メモリ装置24は、ROM、RAMに加えて、さらにEEPROMなどの不揮発性のメモリを含む。不揮発性のメモリは、エンジン制御装置20への電源供給が遮断された状態でも記憶内容を記録として保持する。この実施形態では、不揮発性のメモリには、アクセル装置7の異常の履歴情報が記録される。さらに、不揮発性のメモリには、車両の診断、修理のために利用されるダイアグデータが記録される。ダイアグデータは、車両に何らかの異常が発生したときの車両の複数個所の状態を示すデータ群、または車両が特定の挙動を示したときの車両の複数個所の状態を示すデータ群が含まれることがある。このようなデータ群は、例えばROBデータと呼ばれる。
エンジン制御装置20は、通信回路(COM)25を備える。通信回路25は、通信ライン2を経由して他の制御装置3、4、5との通信を提供する。
エンジン制御装置20は、電源回路(ELPW)26を備える。電源回路26は、バッテリ8から直接に電力を受ける直接入力端と、メインリレー35を経由してバッテリ8から電力を受け入れる間接入力端とを有する。エンジン制御装置20は、間接入力端に電力が供給されるときにその全機能を発揮可能である。
エンジン制御装置20は、ソークタイマ(SKTM)27を備える。ソークタイマ27は、直接入力端に供給される電力によって機能する。ソークタイマ27は、動力源、すなわちエンジン31が停止されている期間において、その経過時間を計測する。さらに、ソークタイマ27は、計測時間SKTが所定の閾値時間Tthに到達すると、エンジン制御装置20を起動する起動信号を出力する。ソークタイマ27によって起動されたエンジン制御装置20は、所定のプログラムを実行する。例えば、ソークタイマ27は、エンジン31が停止している期間中に、蒸発燃料を処理するための制御を実行するために利用される。
この実施形態では、ソークタイマ27は、イグニッションスイッチ17のOFF位置への操作をトリガとして計測を開始する。ソークタイマ27は、動力源が停止されてからの時間を計測する。上記所定時間は、30分である。よって、ソークタイマ27は、エンジン31の停止期間が30分を上回った時点で、エンジン制御装置20を起動する。
ソークタイマ27によってエンジン制御装置20が起動されるとき、アクセル装置7が操作されることがない非操作期間であると考えることができる。また、ソークタイマ27によってエンジン制御装置20が起動されるときは、車両に乗員がいる可能性は極めて低いと考えることができる。
エンジン制御装置20は、リレー制御回路(RLCNT)28を備える。リレー制御回路28は、指令信号に応答してメインリレー35を閉じることによりバッテリ8から電源回路26の間接入力端に電力を供給する。指令信号のひとつは、イグニッションスイッチ17から入力される信号IGSWである。信号IGSWがイグニッションスイッチ17のON状態を示すとき、リレー制御回路28は、メインリレー35を閉じる。指令信号のひとつは、演算処理回路22から入力される信号CMDである。信号CMDがON状態のとき、リレー制御回路28は、メインリレー35を閉じる。指令信号のひとつは、ソークタイマ27から入力される信号TCMである。信号TCMは、ソークタイマ27の計測時間SKTが閾値時間Tthを上回るとON状態になる。信号TCMがON状態のとき、リレー制御回路28は、メインリレー35を閉じる。リレー制御回路28は、論理和ゲート回路を含むことができる。リレー制御回路28は、信号IGSW、CMD、およびTCMの少なくともひとつがON状態のときにメインリレー35を閉じる。演算処理回路22とリレー制御回路28は、信号IGSWがONからOFFに切換えられると、所定の遅れ時間の後に、メインリレー35を開くことによって電源供給を遮断する。
上述の複数の制御装置は、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータによって提供される。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能なプログラムを非一時的に格納している。記憶媒体は、半導体メモリまたは磁気ディスクによって提供されうる。プログラムは、制御装置によって実行されることによって、制御装置をこの明細書に記載される装置として機能させ、この明細書に記載される制御方法を実行するように制御装置を機能させる。制御装置が提供する手段は、所定の機能を達成する機能的ブロック、またはモジュールとも呼ぶことができる。
エンジン制御装置20が実行する制御処理には、判定処理が含まれている。判定処理は、アクセル装置7の異常を検出するための処理を含む。エンジン制御装置20は、アクセル装置7の異常を検出するための判定部を提供している。判定処理には、アクセル装置7が操作されることがあり得ない期間においてアクセル装置7の異常を判定する予備的な判定処理と、動力源が起動される直前の期間においてアクセル装置7の異常を判定する主要な判定処理とが含まれる。判定処理には、アクセル装置7の異常に対策するための対策処理が含まれることがある。対策処理には、アクセル装置7の異常を車両の利用者に知らせる通知処理が含まれることがある。対策処理には、アクセル装置7が異常であるときに、動力源、すなわちエンジン31の起動を禁止する禁止処理が含まれることがある。さらに、対策処理には、予め定められた特定の解除操作によって動力源の起動禁止状態を解除する解除処理が含まれることがある。
判定処理には、時期判定部と、検査処理部とが含まれる。時期判定部では、アクセル装置7が操作されるはずがない期間であるか否かが判定される。検査処理部では、検出信号VPAがアクセル装置7の操作を示すか否かが判定される。アクセル装置7が操作されるはずがない期間において、検出信号VPAがアクセル装置7の操作を示す場合、アクセル装置7が機械的および/または電気的な原因によって異常な状態にあると考えることができる。異常な状態の一例は、アクセル装置7が利用者の操作なしで、所定の操作量の位置で停止している状態である。このような異常状態は、アクセル装置7の引っ掛かりとして理解することができる。
エンジン制御装置20は、検査処理において、検出信号VPAが所定の範囲にあるか否かを判定する。この所定の範囲は、アクセル装置7が操作されている状態に対応する。検査処理には、検出信号VPAがアクセル装置7の所定量を上回る操作を示すか否かを判定する処理が含まれる。検査処理には、検出信号VPAと所定の閾値電圧Vthとを比較する処理を含むことができる。検査処理においては、検出信号VPAが閾値電圧Vthを越えているか否かが判定される。例えば、検査処理では、検出信号VPAが閾値電圧Vthを上回るか否かが判定される。アクセル装置7の操作量の増加に比例して検出信号VPAが増加する場合、検出信号VPAが閾値電圧Vthを上回ることが、所定量を上回る操作を示す。アクセル装置7の操作量の増加に比例して検出信号VPAが減少する場合、検出信号VPAが閾値電圧Vthを下回ることが、所定量を上回る操作を示す。
エンジン制御装置20は、検出信号VPAとエンジン31の出力とが、おおよそ比例的な関係となるようにエンジン31を制御する動力制御部を提供する。例えば、検出信号VPAが最小値VLであるとき、無負荷のエンジン31はアイドル回転数で運転される。エンジン制御装置20は、アクセルセンサ11の製品間の差、および計時変化を補償するための自動的な較正部を備える。較正部は、最小値VLを自動的に学習し、最小値VLを自動的に更新する処理によって提供される。例えば検出信号VPAが、現在の記録された最小値VLと僅かに異なる値で長期間にわたって安定している場合、較正部によって最小値VLは更新される。較正処理の後は、エンジン制御装置20は、更新によって新たに記録された最小値VLにおいて、アクセル装置7が非操作状態にあるものと認識する。較正部は、検出信号VPAが記録された最小値VLから充分に離れている場合、較正処理を実行しない。言い換えると、較正部は、検出信号VPAが学習範囲にあるときだけ、較正処理を実行する。
上記閾値電圧Vthは、較正部が利用する学習範囲の外に設定されている。例えば、最小値VLが0.8Vである場合、較正部は、検出信号VPAが0.85Vになっても較正処理を実行する。較正処理の後は、最小値VLは0.85Vである。アクセル装置7の異常を判定するための上記閾値電圧Vthは、学習範囲の外の1.3Vに設定することができる。
閾値電圧Vthは、動力源が車両を移動させるために十分な出力を発生させることができる値でもある。検出信号VPAが閾値電圧Vth、例えば1.3Vになると、無負荷のエンジン31は3000RPM程度で運転される。3000RPMは、車両用のエンジン31にとっては中速、または高速の回転数である。よって、閾値電圧Vthは、動力源が高い出力を発生させることができる水準に設定されているといえる。
図2に図示されるように、エンジン制御装置20は、判定処理140を実行する。判定処理140は、アクセル装置7の異常を判定する。判定処理140は、予備判定処理150と、主判定処理160とを含む。予備判定処理150は、アクセル装置7が操作されることがない非操作期間に実行される。主判定処理160は、車両の運転直前に実行される。予備判定処理150と主判定処理160とは、車両を運転する前に実行されるから、動力源が起動される前にアクセル装置の異常を判定する。予備判定処理150と主判定処理160とによってアクセル装置7の異常が確定的に判定される。アクセル装置7が異常である場合、動力源の起動が禁止され、かつ、車両の利用者に対して通知が提供される。
予備判定処理150は、ステップ150によって提供される。予備判定処理150においては、アクセル装置7が操作されるはずがない非操作期間において、アクセルセンサ11の検出信号VPAがアクセル装置7の操作を示すか否かを判定する。
非操作期間は、車両の利用者がアクセル装置7を操作していないと推定できる期間とも呼ぶことができる。非操作期間において、検出信号VPAがアクセル装置7の操作を示す場合、アクセル装置7が異常である可能性が高いと考えることができる。ステップ150における判定結果は、記録される。
主判定処理160は、ステップ150の後に実行されるステップ160によって提供される。主判定処理160においては、直前期間において、アクセルセンサ11の検出信号VPAがアクセル装置7の操作を示すか否かを判定する。
直前期間は、利用者が車両の運転を開始する直前の短い期間である。直前期間は、利用者が車両を利用するために車両の動力源を起動する直前の期間である。直前期間は、非操作期間でもある。直前期間において、検出信号VPAがアクセル装置7の操作を示す場合、アクセル装置7が異常である可能性が高いと考えることができる。
さらに、主判定処理160では、予備判定処理150においてアクセル装置7の異常が判定されているか否かを検証する。主判定処理160では、予備判定処理150においてアクセル装置7の異常の可能性が示され、かつ、主判定処理160においてもアクセル装置7の異常の可能性が示された場合に、アクセル装置7の異常を確定的に判定する。
ステップ150aでは、エンジン制御装置20は、非操作期間であるか否かを判定する。非操作期間である場合、ステップ150bに進む。ステップ150bでは、エンジン制御装置20は、検出信号VPAに基づいてアクセル装置7の操作が示されているか否かを判定する。アクセル装置7の操作が示されている場合、ステップ150cに進む。ステップ150cでは、エンジン制御装置20は、アクセル装置7が異常である場合に適した処理を実行する。例えば、アクセル装置7の異常を記録する処理、エンジン31の起動を禁止する処理、および/または異常を利用者に知らせる処理が実行される。
ステップ160aでは、エンジン制御装置20は、直前期間であるか否かを判定する。直前期間である場合、ステップ160bに進む。ステップ160bでは、エンジン制御装置20は、検出信号VPAに基づいてアクセル装置7の操作が示されているか否かを判定する。アクセル装置7の操作が示されている場合、ステップ160cに進む。ステップ160cでは、エンジン制御装置20は、アクセル装置7が異常である場合に適した処理を実行する。例えば、アクセル装置7の異常を記録する処理、エンジン31の起動を禁止する処理、および/または異常を利用者に知らせる処理が実行される。さらに、ステップ160cには、予備判定処理150においてもアクセル装置7の異常が判定されたか否かを確認する処理が含まれている。
図3は、予備判定処理150の一例を示す。ステップ151では、エンジン制御装置20は、ソークタイマ27の計測時間SKTが所定の閾値時間Tthを上回るか否かを判定する。閾値時間Tthは、例えば30分である。SKT≦Tthの場合、処理は終了する。SKT>Tthの場合、処理はステップ152に進む。ステップ151は、非操作期間であるか否かを判定する予備的な非操作期間のための期間判定部を提供する。ステップ151は、先行期間であるか否かを判定する先行期間判定部を提供する。先行期間は、後述の直前期間より前における非操作期間である。
ステップ152では、エンジン制御装置20は、アクセルセンサ11の検出信号VPAが所定の閾値電圧Vthを上回るか否かを判定する。VPA≦Vthの場合、処理は終了する。VPA>Vthの場合、処理はステップ153に進む。ステップ152は、検出信号VPAがアクセル装置7が操作状態にあることを示すか否かを判定する予備的な信号判定部を提供する。
ステップ153では、アクセル装置7の異常の履歴をメモリ装置24に記録する。ステップ153は、アクセル装置7の異常の可能性を記録する記録部を提供する。ステップ153は、期間判定部151によって非操作期間であると判定され、かつ、信号判定部152によって検出信号VPAがアクセル装置7の操作を示すと判定されるとき、アクセル装置7の異常に応じた異常処理を実行する異常処理部を提供する。ステップ153は、アクセル装置7の異常を記録する先行的な記録部でもある。
図4は、主判定処理160の一例を示す。ステップ161では、エンジン制御装置20は、イグニッションスイッチ17がON位置にあるか否かを判定する。信号IGSWがOFFである場合、処理は終了する。信号IGSWがONである場合、ステップ162に進む。ステップ162では、エンジン制御装置20は、スタートスイッチ16がON位置にあるか否かを判定する。信号STSWがOFFである場合、処理は終了する。信号STSWがONである場合、ステップ163に進む。ステップ161、162は、非操作期間であるか否かを判定する主要な期間判定部を提供する。ステップ161、162は、直前期間であるか否かを判定する直前期間判定部を提供する。直前期間は、車両の運転を開始する直前における非操作期間である。ステップ161、162は、車両の起動スイッチであるイグニッションスイッチ17とスタートスイッチ16との両方がOFF位置からON位置へ操作された直後の短い期間を、非操作期間であると判定する。
ステップ163では、エンジン制御装置20は、アクセルセンサ11の検出信号VPAが所定の閾値電圧Vthを上回るか否かを判定する。VPA≦Vthの場合、処理はステップ164へ進む。VPA>Vthの場合、処理はステップ167に進む。ステップ163は、検出信号VPAがアクセル装置7が操作状態にあることを示すか否かを判定する主要な信号判定部を提供する。
ステップ164に進む場合は、直前期間においては、アクセル装置7に異常がない場合である。ステップ164では、エンジン制御装置20は、メモリ装置24に記録されたアクセル装置7の異常の履歴を消去する。ステップ165では、エンジン制御装置20は、エンジン31の起動を許可する。ステップ166では、エンジン制御装置20は、ナビ制御装置3に対してメッセージ表示を消すことを指示する。ステップ164−166を経由する場合、車両の運転者は車両を通常に利用することができる。
ステップ167に進む場合は、直前期間において、アクセル装置7の異常の可能性がある場合である。ステップ167では、エンジン制御装置20は、メモリ装置24に異常の履歴が記録されているか否かを判定する。異常の履歴が記録されていない場合、処理はステップ165へ進む。異常の履歴が記録されている場合、処理はステップ168に進む。ステップ167は、予備判定処理においてアクセル装置7の異常の可能性が判定されたか否かを判定する履歴判定部を提供する。
ステップ165へ進む場合は、直前期間においてはアクセル装置7が異常である可能性があるが、それに先立つ非操作期間においてはアクセル装置7に異常がない場合である。この場合、アクセル装置7の異常を確定的に判定することはできない。よって、エンジン制御装置20は、ステップ165、166を実行する。これにより、車両の運転者は車両を通常に利用することができる。
ステップ168へ進む場合は、直前期間においてアクセル装置7が異常である可能性があり、しかも、それに先立つ非操作期間においてもアクセル装置7が異常である可能性があった場合である。この場合、アクセル装置7の異常を確定的に判定する。ステップ168では、エンジン制御装置20は、エンジン31の起動を禁止する。
ステップ168は、動力源の起動を禁止する禁止部を提供する。禁止部168は、直前判定部161、162によって直前期間であると判定され、信号判定部163によって検出信号VPAがアクセル装置7の操作を示すと判定され、かつ、先行記録部153によってアクセル装置7の異常が記録されているときに動力源の起動を禁止する。
上述のステップ165は、動力源の起動を許可する許可部を提供する。この許可部165は、直前判定部161、162によって直前期間であると判定され、信号判定部163によって検出信号VPAがアクセル装置7の操作を示すと判定され、かつ、先行記録部153によってアクセル装置7の異常が記録されていないとき、動力源の起動を許可する。さらに、許可部165は、直前判定部161、162によって直前期間であると判定され、かつ、信号判定部163によって検出信号VPAがアクセル装置7の操作を示さないと判定されたときにも、動力源の起動を許可する。許可部165は、禁止部168による禁止状態を解除することができる。
ステップ169では、エンジン制御装置20は、ナビ制御装置3に対してメッセージの表示を指示する。このメッセージは、車両の利用者に対して異常を知らせる表示である。このメッセージは、アクセル装置7の異常を示す表示、一般的な異常を示す表示、または車両の利用者に詳細な検査を勧める表示とすることができる。ステップ169は、動力源の起動前に、車両の利用者に異常を知らせる通知部を提供する。ステップ167−169を経由する場合、車両の運転者は車両を通常どおりに利用することができない。
ステップ167−169は、期間判定部161、162によって非操作期間であると判定され、かつ、信号判定部163によって検出信号VPAがアクセル装置7の操作を示すと判定されるとき、アクセル装置7の異常に応じた異常処理を実行する異常処理部を提供する。異常処理部は、動力源の起動を禁止する禁止部168を含む。禁止部168と許可部165とは、直前期間において異常処理を実行する直前処理部を提供する。
判定処理140によると、図5に図示されるような作動が得られる。時刻t1においてイグニッションスイッチ17がON位置からOFF位置に操作される。メインリレー35は、時刻t2において開かれる。この結果、エンジン制御装置20はスリープ状態となる。時刻t1の後、ソークタイマ27による計測が開始される。ソークタイマ27の計測時間SKTは徐々に増加する。時刻t3において、計測時間SKTが閾値時間Tthに到達する。メインリレー35は、ソークタイマ27からの信号に応答して、一時的に閉じられる。この結果、エンジン制御装置20が起床する。エンジン制御装置20は、予備判定処理150を実行する。時刻t3において検出信号VPAは閾値電圧Vthを上回っている。この場合、予備判定処理150によって、アクセル装置7の異常の可能性があると判定される。さらに、予備判定処理150によって、異常の履歴が記録される。
エンジン制御装置20は、再びスリープ状態に戻る。やがて、時刻t4において、何らかの理由によってアクセル装置7の異常が解除される。例えば、アクセル装置7の引っ掛かりが解除される。この結果、時刻t4において、検出信号VPAは最小値VLに復帰する。
やがて、時刻t5において車両の利用者によってイグニッションスイッチがOFF位置からON位置に操作される。同時に、ソークタイマ27の計測時間SKTはリセットされる。同時に、信号IGSWに応答してメインリレー35が閉じられる。この結果、エンジン制御装置20は起床する。エンジン制御装置20は、主判定処理160を実行する。時刻t6において利用者がスタートスイッチ16を操作すると、信号STSWの回数COUNTが0から1に増加する。同時に、主判定処理160は、ステップ163以後の処理に進む。
図示の例においては、時刻t6においては、検出信号VPAは最小値VLにある。このため、エンジン31の起動が許可され、メッセージは表示されない。これにより、車両の運転者は車両を通常に利用することができる。時刻t6の後、アクセル装置7は、エンジン31の出力を調節するために利用者によって操作される。よって、検出信号VPAは、破線OPRで示されるように操作量に応じた変化を示す。
判定処理140によると、図6に図示されるような作動が得られる。この例では、時刻t4において検出信号VPAは最小値VLに復帰しない。時刻t6において、主判定処理160によってエンジン31の起動が禁止される。同時に、主判定処理160によってメッセージが表示される。この結果、車両の運転者は車両を通常どおりに利用することができない。
利用者は、アクセル装置7の異常を解消するための操作を実行することがある。例えば、利用者はアクセル装置7の異常の原因を除去するかもしれない。また、利用者はアクセル装置7を試行的に操作することがある。そのような試行的な操作は、図中に破線RSMとして示されている。試行的な操作によってアクセル装置7が正常に復帰することがある。図示の例では、時刻t7においてアクセル装置7が正常に復帰することにより、検出信号VPAが最小値VLに復帰している。
この実施形態によると、エンジン31の起動禁止、またはメッセージの表示によって、利用者に対して、復元の可能性のある試行操作の実行を促すことができる。よって、アクセル装置7の異常を解消し、復元できる場合がある。
時刻t8において利用者がスタートスイッチ16を操作すると、信号STSWの回数COUNTが1から2に増加する。同時に、主判定処理160は、ステップ163からステップ164へ進む。図示の例においては、時刻t8においては、検出信号VPAは最小値VLにある。このため、エンジン31の起動が許可され、メッセージは消される。これにより、時刻t8の後、車両の運転者は車両を通常に利用することができる。時刻t8の後、アクセル装置7は、エンジン31の出力を調節するために利用者によって操作される。よって、検出信号VPAは、破線OPRで示されるように操作量に応じた変化を示す。
判定処理140によると、図7に図示されるような作動が得られる。この例では、時刻t7において検出信号VPAは最小値VLに復帰しない。図示の例は、破線RSMで示される試行的な操作でもアクセル装置7が正常に復帰しない場合である。この場合、時刻t7の後も、エンジン31の起動禁止が継続される。また、時刻t7の後も、メッセージの表示が継続される。さらに、利用者がスタートスイッチ16を繰り返して操作しても、起動禁止とメッセージ表示とが継続される。図中には、時刻t9においてスタートスイッチ16がON操作された場合が図示されている。
この実施形態によると、アクセルセンサ11の検出信号VPAに基づいてアクセル装置7の異常が判定される。しかも、動力源の起動直線における判定と、それに先立つ非操作期間における判定とに基づいてアクセル装置7の異常が確定される。また、アクセル装置7の異常が確定されると、動力源の起動が禁止される。さらに、アクセル装置7の異常が確定されると、利用者に対して通知が提供される。この結果、利用者は車両の異常を知ることができる。
(第2実施形態)
上記実施形態では、非操作期間であることを、ソークタイマ27による計測時間SKTが閾値時間Tthを上回っていることによって判定した。この実施形態では、非操作期間を、より正確に判定するために、ステップ254を追加的に採用している。ステップ254は、ステップ151に代替するように設けてもよい。さらに、この実施形態では、検出信号VPAの異常を正確に判定するために、ステップ255を追加的に採用している。
この実施形態では、図8に図示される予備判定処理250が実行される。ステップ254では、エンジン制御装置20は、車両用制御装置1が盗難警戒中であるか否か、すなわち盗難防止制御装置4が活性化されて作動中であるか否かを判定する。盗難警戒中である場合、ステップ255へ進む。盗難警戒中ではない場合、処理を終了する。
盗難警戒中である場合、車両の正当な利用は車両から離れていると考えられる。すなわち、車内には人が居ないと考えることができる。よって、ステップ254において肯定的に判定される場合、アクセル装置7が操作されるはずがない非操作期間であると判定することができる。ステップ254は、車両に乗員がいないことを判定する乗員判定部を提供する。ステップ254は、車両の盗難警戒中を、非操作期間であると判定する期間判定部を提供する。
ステップ255では、エンジン制御装置20は、アクセルセンサ11に関する自己診断の結果が正常であるか否かを判定する。自己診断は、エンジン制御装置20に設けられた自己診断部によって実行される。例えば、自己診断部は、検出信号VPAが0Vまたは5Vになっている場合、アクセルセンサ11の断線および/または短絡といった電気機械的な異常を検出する。自己診断の結果がアクセルセンサ11の異常を示す場合、処理を終了する。自己診断の結果がアクセルセンサ11の正常を示す場合、ステップ152へ進む。ステップ255により、アクセルセンサ11の異常が検出されるから、検出信号VPAに基づいてアクセル装置7の異常を正確に判定することができる。
ステップ256では、エンジン制御装置20は、車両の状態を示す情報を記録する。ステップ256は、アクセル装置7に異常がある可能性が高い場合に実行される。よって、ステップ256は、アクセル装置7に異常がある可能性が高い場合の車両の状態を記録する。ステップ256では、エンジン制御装置20に入力される信号、エンジン制御装置20において演算された情報など、車両の状態を示す複数のデータがメモリ装置24に記録される。このデータは、予期せぬ車両の挙動をトリガとして記録されるデータである。このデータは、ROB(Record of Behavior)データと呼ばれることがある。ROBデータは、車両の修理工場などにおいて読み出すことができる。ROBデータは、車両の異常を解析するために利用することができる。ステップ256は、アクセル装置7の異常を記録する記録部でもある。
この実施形態によると、非操作期間の検出精度を高めることができる。また、検出信号VPAに基づくアクセル装置7の異常の検出精度を高めることができる。さらに、アクセル装置7の異常の可能性が高い場合に、その異常を解析するためのデータを記録することができる。
(第3実施形態)
非操作期間を判定するために、図9に図示されるステップ354を採用してもよい。ステップ354の処理は、上記実施形態に代替的に、または追加的に採用することができる。例えば、ステップ354は、ステップ254の代わりに採用することができる。
ステップ354では、エンジン制御装置20は、車内にキーがないか否かを判定する。ステップ354は、車両のキーが車両にない期間を、非操作期間であると判定する期間判定部を提供する。
車内にキーがあるか否かは、キーセンサ13からの信号、またはドアロック制御装置5からの信号によって判定することができる。例えば、ドアロック制御装置5から、車両のドアが施錠状態であることを示す信号が得られる場合、車内にキーはないと判定することができる。キーは、車両のロックを施錠または開錠するために用いられる装置である。キーは、車両のスタートスイッチ16およびイグニッションスイッチ17を操作することを許容するための装置でもある。
車内にキーがある場合、正当な利用者が車内にいる可能性が高いから、処理を終了する。一方、車内にキーがある場合、正当な利用者は車内にいない可能性が高いから、例えば、次のステップ255へ進む。この実施形態でも、非操作期間の検出精度を高めることができる。
(第4実施形態)
非操作期間を判定するために、図10に図示されるステップ454を採用してもよい。ステップ454の処理は、上記実施形態に代替的に、または追加的に採用することができる。例えば、ステップ454は、ステップ254の代わりに採用することができる。
ステップ454では、エンジン制御装置20は、車両のドアがロック済か否か、すなわち施錠状態か否かを判定する。車両のドアが施錠状態であるか否かは、ドアロック制御装置5からの信号によって判定することができる。ステップ454は、車両のロックが施錠状態である期間を、非操作期間であると判定する期間判定部を提供する。
ドアがアンロック状態である場合、正当な利用者が車内にいる可能性が高いから、処理を終了する。一方、ドアがロック状態である場合、正当な利用者は車内にいない可能性が高いから、例えば、次のステップ255へ進む。この実施形態でも、非操作期間の検出精度を高めることができる。
(第5実施形態)
非操作期間を判定するために、図11に図示されるステップ554を採用してもよい。ステップ554の処理は、上記実施形態に代替的に、または追加的に採用することができる。例えば、ステップ554は、ステップ254の代わりに採用することができる。
ステップ554では、エンジン制御装置20は、利用者が車両から降りるためのドアの操作、すなわち降車ドア操作があったか否かを判定する。ステップ554は、車両の利用者の降車を示すドアの操作の後を、非操作期間であると判定する期間判定部を提供する。
降車ドア操作は、乗員センサ14の信号とドアセンサ15の信号とに基づいて判定することができる。例えば、ドアセンサ15がドアの開放を示した後に、乗員センサ14が乗員の不在を示し、さらにその直後に、ドアセンサ15がドアの閉鎖を示した場合、利用者が車両から降りるためにドアを操作した可能性が高い。
降車のためのドア操作がない場合、利用者が車内にいる可能性が高いから、処理を終了する。一方、降車のためのドア操作があった場合、利用者は車内にいない可能性が高いから、例えば、次のステップ255へ進む。この実施形態でも、非操作期間の検出精度を高めることができる。
(第6実施形態)
上記実施形態では、アクセル装置7に異常がある可能性が高い場合、エンジン31の起動が禁止される。この禁止状態は、アクセル装置7が正常に復帰した場合にのみ解除された。これに代えて、車両の利用者による所定の解除操作に応答して、禁止状態を解除してもよい。上記解除操作は、禁止状態を乗り越えて強制的にエンジン31の起動を許容する。例えば、特定のスイッチなどの特定の入力機器10の操作、または特定のスイッチなどの特定の入力機器10の特殊操作を、上記解除操作として利用することができる。この実施形態では、スタートスイッチ16の3回以上の繰り返し操作を上記解除操作として利用する。
この実施形態では、エンジン制御装置20は、図12の主判定処理660を実行する。ステップ163とステップ167との間にステップ670が追加的に設けられている。ステップ670では、エンジン制御装置20は、スタートスイッチ16の操作回数を計数する。
さらに、ステップ670では、エンジン制御装置20は、スタートスイッチ16の操作の回数COUNTが2回を上回るか否か、すなわち3回以上か否かを判定する。回数COUNTが3回を下回る場合、ステップ167へ進む。よって、回数COUNTが2回まではエンジン31の起動が禁止される可能性がある。回数COUNTが3回以上になると、ステップ164へ進む。よって、異常の履歴が消去され、エンジン31の起動が許容される。
主判定処理660によると、図13に図示されるような作動が得られる。時刻t6においてエンジン31の起動が禁止される。同時に、メッセージが表示される。この結果、車両の運転者は車両を通常どおりに利用することができない。利用者が試行操作RSMを実行しても、検出信号VPAは正常な最小値VLに復帰しない。
利用者が時刻t8においてスタートスイッチ16を操作しても、禁止状態は継続される。やがて、時刻t9においてスタートスイッチ16が操作されると、スタートスイッチ16の操作回数COUNTは3に到達する。この結果、禁止状態が解除され、エンジン31の起動が許容される。この場合、検出信号VPAが正常な最小値VLになくても、エンジン31の起動が許容される。
ステップ670と、ステップ164−166は、車両の利用者による特定の操作に応答して禁止部168による禁止状態を解除する解除部を提供する。この構成によると、エンジン31の起動、すなわち動力源の起動が禁止された後であっても、利用者は禁止状態を解除して動力源の起動を図ることができる。さらに、解除操作の前にメッセージが表示されるから、異常によってエンジン31の起動が禁止されていることを利用者に認識させることができる。また、解除操作は利用者に対して一定の煩わしさを感じさせるような繰り返し操作となっている。よって、利用者に対してアクセル装置7の異常を十分に認識させた上で、解除操作を実行させることができる。
(第7実施形態)
非操作期間を判定するために、図14に図示されるステップ757およびステップ758を採用してもよい。メインリレー35は、動力源の運転を停止するためにイグニッションスイッチ17がON位置からOFF位置に操作された後も、所定の時間の間だけON状態に保持される。例えば、演算処理回路22からの信号によってメインリレー35は所定の時間だけON状態に保持される。イグニッションスイッチ17がON位置からOFF位置に操作された直後は、利用者は動力源の停止を望んでいると考えられる。よって、イグニッションスイッチ17がON位置からOFF位置に操作された直後は、アクセル装置7が操作されることがない非操作期間と考えることができる。
この実施形態では、図14に図示される予備判定処理750が実行される。ステップ757では、エンジン制御装置20は、イグニッションスイッチ17がOFF位置にあるか否かを判定する。ステップ758では、エンジン制御装置20は、メインリレー35がON状態であるか否かを判定する。
イグニッションスイッチ17がON位置にある場合、処理を終了する。また、メインリレー35がOFF状態にある場合も処理を終了する。一方、イグニッションスイッチ17がOFF位置にあり、かつメインリレー35がON状態にある場合、ステップ255へ進む。すなわち、イグニッションスイッチ17がOFF位置にあり、かつメインリレー35がON状態にある場合、イグニッションスイッチ17がON位置からOFF位置へ操作された直後であると判定することができる。
ステップ757−758は、期間判定部を提供する。ステップ757−758は、車両の起動スイッチであるイグニッションスイッチ17とスタートスイッチ16とのON位置からOFF位置への操作の直後の所定期間、すなわちメインリレー35による保持期間を、非操作期間であると判定する。
予備判定処理750によると、図15に図示されるような作動が得られる。メインリレー35は、時刻t1と事項t2との間においてON状態に保持されている。予備判定処理750は、時刻t1の直後に実行される。よって、時刻t1の直後に異常の履歴が記録される。時刻t1の後、ソークタイマ27の計測時間SKTは増加する。計測時間SKTは、時刻t3において閾値時間Tthに到達する予定である。
図示の例においては、時刻t3の前に、時刻21においてイグニッションスイッチ17が再びON位置に操作されている。また、時刻t3の前に、時刻t22においてスタートスイッチ16もON位置に操作されている。よって、時刻t22においてエンジン31の起動は禁止される。同時に、メッセージの表示が開始される。
この実施形態によると、動力源を停止させる操作、すなわちエンジン31を停止させるイグニッションスイッチ17のOFF操作に応答して、アクセル装置7の異常を予備的に判定することができる。ソークタイマ27に依存することなく、早期に予備判定が実行される。この結果、ソークタイマ27の計測時間SKTが閾値時間Tthに到達する前にイグニッションスイッチ17およびスタートスイッチ16がON位置に操作されることがあっても、アクセル装置7の異常を確定的に判定することができる。
(第8実施形態)
上記実施形態では、異なる時期に実行される予備判定処理と主判定処理とによって判定処理を構成した。これに代えて、一時に実行される処理によって判定処理を提供してもよい。
図16は、この実施形態の判定処理840を示す。各ステップの説明は、先行する説明を参照することができる。この実施形態では、エンジン制御装置20は、ステップ161とステップ162とで非操作期間であるか否かを判定する。イグニッションスイッチ17がOFF位置にある場合、処理を終了する。また、スタートスイッチ16がOFF状態にある場合も処理を終了する。一方、イグニッションスイッチ17がON位置にあり、かつスタートスイッチ16がON位置にある場合、ステップ255へ進む。
イグニッションスイッチ17がON位置に操作され、かつ、スタートスイッチ16がON位置に操作されたとき、車両の運転者は動力源を起動するためにブレーキペダルを操作していると考えられる。よって、イグニッションスイッチ17がON位置に操作され、かつ、スタートスイッチ16がON位置に操作されたときは、アクセル装置7が操作されることがない非操作時期と考えることができる。
この実施形態によると、予備的な判定を要することなく、動力源を起動する前にアクセル装置7の異常の有無を判定することができる。予備的な判定と主判定とを含む多段階の判定を経由することなく、アクセル装置7の異常が判定される。
(他の実施形態)
以上、開示された発明の好ましい実施形態について説明したが、開示された発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造は、あくまで例示であって、開示された発明の技術的範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。開示された発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
例えば、制御装置が提供する手段と機能は、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。例えば、制御装置をアナログ回路によって構成してもよい。
また、図示された複数の実施形態では、動力源としてエンジンを採用した。これに代えて、動力源として、電動機のみ、または電動機とエンジンとの併用動力源を採用してもよい。また、上記実施形態では、イグニッションスイッチとスタートスイッチとの両方が操作されることにより、エンジンの始動、すなわち動力源の起動または活性化が可能とされた。これに代えて、単一のスイッチの操作によって、動力源の起動を可能としてもよい。例えば、単一の起動スイッチの投入によって、動力源としての電動機への電力供給が可能とされてもよい。開示された技術によると、これらの変形例においても、上述の複数の実施形態と同様の利点を得ることができる。例えば、単一のスイッチによって電動機が回転可能となる前に、アクセル装置の異常を検出することができる。
また、上記実施形態では、直前期間における判定を主判定処理とした。これに代えて、先行期間における判定を主要な判定としてもよい。例えば、直前期間における主判定処理160を備えることなく、予備判定処理150による判定結果を確定的な判定結果として利用してもよい。
また、上記実施形態に代えて、ステップ162は、スタートスイッチ16がON位置にあり、かつブレーキセンサ12によってブレーキペダルの操作が検出されているときに肯定判定するように構成してもよい。これにより、車両の運転者が動力源の起動を求めていることをより確実に判定することができる。
1 車両用制御装置、 2 通信ライン、
3 ナビ制御装置、 4 盗難防止制御装置、 5 ドアロック制御装置、
6 エンジン制御システム、 7 アクセル装置、 8 バッテリ、
10 入力機器、 11 アクセルセンサ、
16 スタートスイッチ、 17 イグニッションスイッチ、
20 エンジン制御装置、 21 入力回路、 22 演算処理回路、
23 出力回路、 24 メモリ装置、 25 通信回路、
26 電源回路、 27 ソークタイマ、 28 リレー制御回路、
30 出力機器、 31 エンジン、 35 メインリレー。

Claims (15)

  1. 車両の動力源(31)の出力を調節するためのアクセル装置(7)の操作量を検出するアクセルセンサ(11)と、
    前記車両の動力源が起動される前であって、かつ前記アクセル装置が操作されるはずがない期間であるところの非操作期間であるか否かを判定する期間判定部(150a、151、254−554、757−758、160a、161−162)と、
    前記アクセルセンサの検出信号(VPA)が前記アクセル装置の操作を示すか否かを判定する信号判定部(150b、152、160b、163)と、
    前記期間判定部によって前記非操作期間であると判定され、かつ、前記信号判定部によって前記検出信号が前記アクセル装置の操作を示すと判定されるとき、前記アクセル装置の異常に応じた異常処理を実行する異常処理部(150c、153、160c、167−169、256)とを備えることを特徴とする車両用制御装置。
  2. 前記異常処理部は、前記動力源の起動を禁止する禁止部(168)を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. さらに、前記車両の利用者による特定の操作に応答して前記禁止部による禁止状態を解除する解除部(670、164−166)を備えることを特徴とする請求項2に記載の車両用制御装置。
  4. 前記異常処理部は、前記アクセル装置の異常を記録する記録部(153、256)を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両用制御装置。
  5. 前記期間判定部は、
    前記車両の運転を開始する直前における前記非操作期間であるところの直前期間であるか否かを判定する直前期間判定部(160a、161−162)と、
    前記直前期間より前における前記非操作期間であるところの先行期間であるか否かを判定する先行期間判定部(150a、151、254−554、757−758)を備え、
    前記異常処理部は、
    前記先行期間判定部によって前記先行期間であると判定され、かつ、前記信号判定部によって前記検出信号が前記アクセル装置の操作を示すと判定されるとき、前記アクセル装置の異常を記録する先行記録部(153)と、
    前記直前判定部によって前記直前期間であると判定され、前記信号判定部によって前記検出信号が前記アクセル装置の操作を示すと判定され、かつ、前記先行記録部によって前記アクセル装置の異常が記録されているとき、前記異常処理を実行する直前処理部(160c、167−169、256)を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに車両用制御装置。
  6. 前記期間判定部は、
    前記車両の運転を開始する直前における前記非操作期間であるところの直前期間であるか否かを判定する直前期間判定部(160a、161−162)と、
    前記直前期間より前における前記非操作期間であるところの先行期間であるか否かを判定する先行期間判定部(150a、151、254−554、757−758)を備え、
    前記異常処理部は、
    前記先行期間判定部によって前記先行期間であると判定され、かつ、前記信号判定部によって前記検出信号が前記アクセル装置の操作を示すと判定されるとき、前記アクセル装置の異常を記録する先行記録部(153)と、
    前記直前判定部によって前記直前期間であると判定され、前記信号判定部によって前記検出信号が前記アクセル装置の操作を示すと判定され、かつ、前記先行記録部によって前記アクセル装置の異常が記録されているとき、前記動力源の起動を禁止する禁止部(168)とを備え、さらに、
    前記直前判定部によって前記直前期間であると判定され、前記信号判定部によって前記検出信号が前記アクセル装置の操作を示すと判定され、かつ、前記先行記録部によって前記アクセル装置の異常が記録されていないとき、前記動力源の起動を許可し、さらに、前記直前判定部によって前記直前期間であると判定され、かつ、前記信号判定部によって前記検出信号が前記アクセル装置の操作を示さないと判定されたときにも、前記動力源の起動を許可する許可部(165)を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに車両用制御装置。
  7. さらに、前記アクセルセンサに関する自己診断が正常であるか否かを判定する自己診断部(255)を備え、
    前記異常処理部は、前記期間判定部によって前記非操作期間が判定され、前記信号判定部によって前記アクセル装置の操作が判定され、かつ、前記自己診断部によって前記アクセルセンサの正常が判定されるとき、前記アクセル装置の異常に応じた異常処理を実行することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の車両用制御装置。
  8. 前記異常処理部は、前記動力源の起動前に、前記車両の利用者に異常を知らせる通知部(169)を含むことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の車両用制御装置。
  9. 前記期間判定部(151)は、前記動力源が停止されてからの時間を計測するソークタイマ(27)の計測時間が所定時間を上回ったときに前記非操作期間であると判定することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の車両用制御装置。
  10. 前記期間判定部(757、758)は、前記車両の起動スイッチ(16、17)のON位置からOFF位置への操作の直後の所定期間を、前記非操作期間であると判定することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の車両用制御装置。
  11. 前記期間判定部(161、162)は、前記車両の起動スイッチ(16、17)のOFF位置からON位置への操作の直後の所定期間を、前記非操作期間であると判定することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の車両用制御装置。
  12. 前記期間判定部(254)は、前記車両の盗難警戒中を、前記非操作期間であると判定することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の車両用制御装置。
  13. 前記期間判定部(354)は、前記車両のキーが前記車両にない期間を、前記非操作期間であると判定することを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の車両用制御装置。
  14. 前記期間判定部(454)は、前記車両のロックが施錠状態である期間を、前記非操作期間であると判定することを特徴とする請求項1から請求項13のいずれかに記載の車両用制御装置。
  15. 前記期間判定部(554)は、前記車両の利用者の降車を示すドアの操作の後を、前記非操作期間であると判定することを特徴とする請求項1から請求項14のいずれかに記載の車両用制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016155433A (ja) * 2015-02-24 2016-09-01 株式会社デンソー 車両用洗浄装置

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