JP2013220676A - ジャンクションボックス - Google Patents
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Abstract
【課題】快適な構成でノイズ低減を行うジャンクションボックスを提供する。
【解決手段】ジャンクションボックス100において、+B第1入力端子131と+B出力端子133の経路は、キャパシタ141を介して接地用端子138に接続される。+B第2入力端子132と分岐点137の間の分岐前の経路は、キャパシタ142を介して接地用端子138に接続される。分岐後の分岐点137とIG系121の間の経路は、キャパシタ143を介して接地用端子138に接続される。分岐後の分岐点137とACC系122の間の経路は、キャパシタ144を介して接地用端子138に接続される。分岐後の分岐点137とECU系123の間の経路は、キャパシタ145を介して、接地用端子138とは別に設けられた独立接地用端子150に接続される。接地用端子138と独立接地用端子150は、車両の金属シャーシ等に接続され接地される。
【選択図】図3
【解決手段】ジャンクションボックス100において、+B第1入力端子131と+B出力端子133の経路は、キャパシタ141を介して接地用端子138に接続される。+B第2入力端子132と分岐点137の間の分岐前の経路は、キャパシタ142を介して接地用端子138に接続される。分岐後の分岐点137とIG系121の間の経路は、キャパシタ143を介して接地用端子138に接続される。分岐後の分岐点137とACC系122の間の経路は、キャパシタ144を介して接地用端子138に接続される。分岐後の分岐点137とECU系123の間の経路は、キャパシタ145を介して、接地用端子138とは別に設けられた独立接地用端子150に接続される。接地用端子138と独立接地用端子150は、車両の金属シャーシ等に接続され接地される。
【選択図】図3
Description
本発明は、ジャンクションボックスに係り、例えば車両等においてワイヤーハーネス等の接続部分を収納可能としたジャンクションボックスに関する。
一般に、車両内の電気回路の配線を効率的に行うために、電気回路を分配すると共に分配した電気回路を収束するジャンクションボックスが用いられている。このジャンクションボックスを各所に配置し、電力分配(電源分配)等を行っている。
ここで図1を参照して車両に搭載されるジャンクションボックス300の基本的な回路構成について説明する。ジャンクションボックス300は、+B第1入力系310と+B第2入力系320の二つの電源入力系をそれぞれ+B第1入力端子331と+B第2入力端子332で入力する。+B第1入力系310は、分岐せずそのまま+B出力端子333から+B系311に出力される。+B第2入力系320は、内部の分岐部337で3つの経路に分岐し、IG出力端子334、ACC出力端子335及びECU出力端子336に接続し、それぞれの端子から、IG系321、ACC系322、及びECU系323へ接続される。
ところで、ECU等(ECU系323)で発生したノイズがジャンクションボックス300に入ってくると、そのノイズが回路パターンを介して他の系(IG系321やACC系322)へ伝わることがある。そこで、ノイズ対策として、図2(a)に示すジャンクションボックス300aの様に、内部の各経路においてキャパシタ341〜345を介して接地し、さらに、内部の接地を外部の接地に接続する接地用端子338が設けられることがある。
一般にノイズ対策は重要なものであり、様々な技術が提案されている。例えば、車両用電源回路としてノイズ保護回路を上流側で集約した技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術では、接続される負荷の特性に応じて系統を分岐させ、分岐した系統毎にノイズ保護回路が設けられている。
ところで、図2(a)に示す構成を採用した場合でも、図2(b)に示すように、ECU系323から入ったノイズが接地を介して+B第1入力系310や+B系311等に伝わってしまうことがあり、別の技術が求められていた。特許文献1に開示の技術では、構成が複雑になる傾向があり、コストや大きさの観点から別の技術が求められていた。
本発明の目的は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決する技術を提供することにある。
本発明のジャンクションボックスは、バッテリー電源を入力し、途中で複数に分岐する系を有し、前記分岐した系の一つの系は、キャパシタを介して他の系とは独立した経路で外部のアース用端子に接続される。
また、前記独立した経路で外部のアース用端子に接続される系は、車両のECUに繋がる系であってもよい。
また、前記途中で複数に分岐する系とは独立して前記バッテリー電源を入力し、分岐せずにバッテリー電源系として出力するとともにキャパシタを介して接地される経路を有してもよい。
また、前記独立した経路で外部のアース用端子に接続される系は、車両のECUに繋がる系であってもよい。
また、前記途中で複数に分岐する系とは独立して前記バッテリー電源を入力し、分岐せずにバッテリー電源系として出力するとともにキャパシタを介して接地される経路を有してもよい。
本発明によれば、比較的簡易的な構成でノイズ対策を行うための技術を提供できる。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照しつつ説明する。
<第1の実施形態>
図3(a)は、本実施形態に係るジャンクションボックス100の回路構成を示す図であり、例えば自動車のエンジンル−ムに組み付けられてバッテリー電源(+B)を分配し車両の各電装部品等へ供給するものである。
図3(a)は、本実施形態に係るジャンクションボックス100の回路構成を示す図であり、例えば自動車のエンジンル−ムに組み付けられてバッテリー電源(+B)を分配し車両の各電装部品等へ供給するものである。
ジャンクションボックス100は、入力されるバッテリー電源(+B)を分岐せずそのまま出力する非分岐系と、複数に分岐して出力する分岐系とを有する。具体的には、ジャンクションボックス100は、非分岐系として+B第1入力系110に接続される+B第1入力端子131と、分岐系として+B第2入力系120に接続される+B第2入力端子132とを有する。
また、ジャンクションボックス100は、出力端子として、非分岐系の+B出力端子133と、分岐系のIG出力端子134、ACC出力端子135及びECU出力端子136とを有する。
つまり、+B第1入力端子131は、分岐せずに+B出力端子133に接続される。一方、+B第2入力端子132は、途中の分岐点137で3つの経路に分岐して、IG出力端子134、ACC出力端子135及びECU出力端子136に接続される。なお、図中で分岐は2カ所でなされているが、最終的に所定の分岐数になればよく、分岐点の位置及び数を特に限定するものではない。
IG出力端子134は、イグニッションスイッチがオンされたときに電源供給が行われるIG系121に接続される。ACC出力端子135は、オーディオ等のアクセサリー電装品へ電源供給がなされるACC系122に接続される。ECU出力端子136は、各種制御を行うECUに電力供給がなされるECU系123に接続される。
さらに、+B第1入力端子131と+B出力端子133の経路は、キャパシタ141を介して接地用端子138に接続される。また、+B第2入力端子132と分岐点137の間の分岐前の経路は、キャパシタ142を介して接地用端子138に接続される。また、分岐後の分岐点137とIG系121の間の経路は、キャパシタ142を介して接地用端子138に接続される。同様に、分岐後の分岐点137とACC系122の間の経路は、キャパシタ144を介して接地用端子138に接続される。接地用端子138は車両の金属シャーシ等に接続され接地される。
そして、分岐後の分岐点137とECU系123の間の経路は、キャパシタ144を介して、接地用端子138とは別に設けられた独立接地用端子150に接続される。独立接地用端子150は、車両の金属シャーシ等に接続され接地される。したがって、車両の金属シャーシが抵抗となるため、同じ接地に接続されても、ノイズが回り込むことを実質的に回避できる。このような理由から、接地用端子138と独立接地用端子150の金属シャーシ等の接続位置は、離れていることが好ましい。つまり、ジャンクションボックス100の外部における接地用端子138と独立接地用端子150との経路の長さを適度に保つことが好ましい。
このように、ノイズ源であるECU系123に接続される経路に設けられたノイズ対策用のキャパシタ145の接続先と、他の経路に設けられたノイズ対策用のキャパシタ141〜144との接続先とを、分離して別の端子(接地用端子138と独立接地用端子150)とした。その結果、図3(b)のノイズ重畳の説明図に示すように、ECU系123のノイズが、他の系(+B系111、IG系121及びACC系122)へ回り込む現象を防止または回り込み量を低減できる。
なお、ノイズ源となる系がECU系123以外にも想定される場合には、その系に対応して独立した経路を有する別の独立接地用端子が設けられてもよい。
<第2の実施形態>
図4は本実施形態に係るジャンクションボックス200の構成を示しており、第1の実施形態と異なる点は、独立接地用端子150が省かれ、分岐点137とECU系123との経路は、キャパシタ145を介し、接続点139を経由して接地用端子138に接続される。つまり、他の系と同じ接地用端子138に接続される。ただし、接続点139は、接地用端子138の極近傍に設けられる。
図4は本実施形態に係るジャンクションボックス200の構成を示しており、第1の実施形態と異なる点は、独立接地用端子150が省かれ、分岐点137とECU系123との経路は、キャパシタ145を介し、接続点139を経由して接地用端子138に接続される。つまり、他の系と同じ接地用端子138に接続される。ただし、接続点139は、接地用端子138の極近傍に設けられる。
このような構成によって、接続点139から接地用端子138への距離が短いので、すぐにノイズを接地に落とすことができ、接続点139から距離のある+B系111やIG系121、ACC系122へのノイズ回り込みを十分に小さくできる。さらに、ECU系123のキャパシタ145から接続点139までの回路パターンを敢えて長くすることで、一層の回避が実現できる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素及びその組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
100 ジャンクションボックス
110 +B第1入力系
111 +B系
120 +B第2入力系
121 IG系
122 ACC系
123 ECU系
131 +B第1入力端子
132 +B第2入力端子
133 +B出力端子
134 IG出力端子
135 ACC出力端子
136 ECU出力端子
137 分岐点
138 接地用端子
141〜145 キャパシタ
150 独立接地用端子
110 +B第1入力系
111 +B系
120 +B第2入力系
121 IG系
122 ACC系
123 ECU系
131 +B第1入力端子
132 +B第2入力端子
133 +B出力端子
134 IG出力端子
135 ACC出力端子
136 ECU出力端子
137 分岐点
138 接地用端子
141〜145 キャパシタ
150 独立接地用端子
Claims (3)
- バッテリー電源を入力し、途中で複数に分岐する系を有し、
前記分岐した系の一つの系は、キャパシタを介して他の系とは独立した経路で外部のアース用端子に接続される
ことを特徴とするジャンクションボックス。 - 前記独立した経路で外部のアース用端子に接続される系は、車両のECUに繋がる系であることを特徴とする請求項1に記載のジャンクションボックス。
- 前記途中で複数に分岐する系とは独立して前記バッテリー電源を入力し、分岐せずにバッテリー電源系として出力するとともにキャパシタを介して接地される経路を有することを特徴とする請求項1または2に記載のジャンクションボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012091787A JP2013220676A (ja) | 2012-04-13 | 2012-04-13 | ジャンクションボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012091787A JP2013220676A (ja) | 2012-04-13 | 2012-04-13 | ジャンクションボックス |
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2012
- 2012-04-13 JP JP2012091787A patent/JP2013220676A/ja not_active Abandoned
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