JP2013220212A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液体の取り扱い及びその噴出による諸問題を改善した噴水演出を与える演出装置を含む遊技機の提供。
【解決手段】 所定のタイミングで上方に向けて液体を噴出させる噴水演出を与える演出装置を含む遊技機である。少なくとも遊技者と対向するように与えられた透明板体を含む壁体で包囲された密閉空間内部に液体を閉じ込めた密閉容器と、密閉空間内部の下部分を仕切る隔壁と、隔壁に設けられた液体回収孔及びノズルと、液体回収孔及びノズルを隔壁の下部で連通させる液体移動経路と、液体移動経路において液体回収孔からノズルへ向けて液体に流束を与えるポンプ手段と、を含む。液体は少なくとも水よりも表面張力の小さい液体であって、ポンプ手段は液体移動経路にあって壁体の上に回転自在に軸支された羽根体と壁体を隔てて羽根体を回転させる動力部とを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、所定のタイミングで上方に向けて液体を噴出させる噴水演出を与える演出装置を含む遊技機に関する。
水を用いた各種の視覚的演出を与える演出装置を含む遊技機が知られている。かかる遊技機では、主として、液晶表示器などの表示器に表示される遊技情報と合わせて付加的に視覚的演出を該演出装置で与えるのである。
例えば、特許文献1では、パチスロ機の如き遊技機であって、回動表示器の前方に透明な直方体の中空体を配置しその内部に青色に着色された水を収容するとともに回動表示器の遊技情報の表示に連動して水に変化を与えて視覚的演出をなす演出装置が開示されている。中空体の底部には空気孔を設けこの空気孔に送気管を介しエアーポンプから空気を送り込むことで、中空体の内部の水に気泡を発生させる演出が行われる。また、中空体の底部に通水孔を設け中空体の外部より該通水孔へポンプで水を送り込んで水の液面を上昇・下降させる演出が行われる。ここで、水は中空体及びポンプなどの循環経路の内部に密閉状態で装填される。
また、特許文献2でも、パチンコ機の如き遊技機であって、表示装置の前方に透明水槽を配置し、その内部に水を収容するとともに、水の中に気泡を発生させて視覚的演出を与える演出装置が開示されている。水槽の底部には複数の空気孔が設けられ、各空気孔からの気泡の放出タイミングを制御することで、気泡による特定パターン又は文字などを該水槽内に表示させ得る。水槽中に放出された気泡は特定パターンなどを形成後に崩れて水槽上部空隙部に貯まるが、これをポンプで吸引し密閉された水槽内部の圧力が維持されている。ここでも水は水槽の内部に密閉状態で装填される。
更に、特許文献3では、パチスロ機の如き遊技機であって、回動表示器の前方に透明な容器を配置し、該容器内の液体を貯水した液体貯水手段から液体を吸い上げて、一旦、該容器の外部のポンプにこの液体を導き、該容器内に戻しつつその底部から上方に向けて液体を噴出させる噴水演出を与える演出装置が開示されている。噴水空間内の空気は噴水によって冷却されるため、筐体内の主制御回路基板や副制御回路基板の放熱部材の熱交換にこの空気を使用することが併せて開示されている。ここで液体及びこれを含む冷却空気は容器及びポンプなどの循環経路の内部に密閉されている。
ところで、上記したような水を用いた演出装置では、水を取り扱うことに起因するいくつかの問題点も指摘される。例えば、水は容器などの内部に密閉状態で装填されることで、その湿気による遊技機内部での水滴の発生などを防止し得る。しかし、例えば、水を収容する容器と循環経路とのつなぎ目などから漏水してしまうと、電気系統の故障などが問題となり得る。
例えば、特許文献4では、上記したような水を用いた遊技機の演出装置であって、フッ素系不活性液体を満たした透明な容器の内部にスクリューのような攪拌装置を入れて水流を与える演出や、容器の外部のタンクに貯められたフッ素系不活性液体をポンプで吸い上げて該容器の上方蓋部の下方に設けた多数の孔から容器内部に落下させて雨を降らせる演出を与え得る演出装置を開示している。フッ素系不活性液体の如き不活性液体を水の代わりに使用することで、液体が漏れた場合であっても周辺機器に悪影響を及ぼすことがないと述べている。
特開2001−46583号公報 特開2005−143546号公報 特開2010−51368号公報 特開2007−61202号公報
特許文献3に開示の演出装置のように所定のタイミングで上方に向けて液体を噴出させる演出装置では、液体を取り扱うことに加えその噴出に起因する新たな問題も生じる。例えば、液体の噴出により霧化した液体は小さな隙間であっても容器の外部へと漏出しやすく、また、上記したような演出装置の透明容器の内部に液滴を付着させたり曇りを生じさせて視覚的な演出効果を損ないやすい。更に、液体を回収し、ポンプを介して液体を噴出させる循環経路において、液体の噴出時の圧力変動などで循環経路のつなぎ目から液体が漏出しやすい。
本発明は、以上のような状況に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、所定のタイミングで上方に向けて液体を噴出させる噴水演出を与える演出装置を含む遊技機であって、液体の取り扱い及びその噴出による諸問題を改善した遊技機を提供することにある。
本発明による遊技機は、所定のタイミングで上方に向けて液体を噴出させる噴水演出を与える演出装置を含む遊技機であって、少なくとも遊技者と対向するように与えられた透明板体を含む壁体で包囲された密閉空間内部に前記液体を閉じ込めた密閉容器と、前記密閉空間内部の下部分を仕切る隔壁と、前記隔壁に設けられた液体回収孔及びノズルと、前記液体回収孔及び前記ノズルを前記隔壁の下部で連通させる液体移動経路と、前記液体移動経路において前記液体回収孔から前記ノズルへ向けて前記液体に流束を与えるポンプ手段と、を含み、前記液体は少なくとも水よりも表面張力の小さい液体であって、前記ポンプ手段は前記液体移動経路にあって前記壁体の上に回転自在に軸支された羽根体と前記壁体を隔てて前記羽根体を回転させる動力部とを含むことを特徴とする。
かかる発明によれば、液体は密閉空間内部に閉じ込められ、また噴水演出を行うためのポンプ手段においても密閉空間内部から液体をその外部へと導かないから、演出装置から液体が漏出することがない。さらに、少なくとも水よりも表面張力の小さい液体であるため、密閉空間内部に閉じ込めても、壁体に液滴を生じず、液体の量を抑制しポンプ手段の出力を抑えることが出来て、且つ、液体を噴出させる噴水演出の視覚的効果を高め得るのである。
上記した発明において、前記液体は前記隔壁の下部に収容可能な量であることを特徴としても良い。かかる発明によれば、演出装置から漏出することのないよう密閉空間内部に閉じ込められた液体の量を抑制しポンプ手段の出力を抑えることが出来て、且つ、遊技者の視界から貯留された液体を遮って液体を噴出させる噴水演出の視覚的効果を高め得るのである。
上記した発明において、前記液体回収孔は前記壁体に沿って設けられていることを特徴としても良い。かかる発明によれば、演出装置から漏出することのないよう密閉空間内部に閉じ込められた液体を壁体に沿って落下させてポンプ手段へ効率よく回収できて、該液体の量を抑制しポンプ手段の出力を抑えることが出来るのである。
上記した発明において、前記動力部は前記羽根体を磁力により回転させることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、羽根体を壁体を隔てて密閉容器外部に設けた動力部によって回転させ得て、演出装置から漏出することのないよう密閉空間内部に閉じ込められた液体であっても、移動経路において流束を与えることが出来るのである。
上記した発明において、前記動力部は前記羽根体と同軸に配置され前記壁体を隔てて対向する回転体を含み、前記羽根体及び前記回転体の対応位置には一対の磁石又は磁石と磁石吸引体とをそれぞれ設けられることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、演出装置から漏出することのないよう密閉空間内部に閉じ込められた液体について、移動経路において効率よく流束を与えることが出来るのである。
上記した発明において、前記液体は界面活性剤からなることを特徴としてもよい。更に、前記液体はアルコール又はエーテルであることを特徴としてもよい。かかる発明によれば、演出装置から漏出することのないよう密閉空間内部に閉じ込められた液体が壁体に水滴のように付着しないから、その量を抑制しポンプ手段の出力を抑えることが出来て、且つ、液体を噴出させる噴水演出の視覚的効果を高め得るのである。
上記した発明において、前記密閉容器は前記前面扉の二重ガラスの間の空間を前記密閉空間としたことを特徴としてもよい。かかる発明によれば、液体が演出装置から漏出しないから、比較的大きな密閉空間である前面扉の如き空間であっても、液体を噴出させる噴水演出を与え得るのである。
上記した発明において、前記密閉容器の前記壁体のうち底部を形成する底部壁体は、前記ノズルの下方に透明部を有し前記密閉容器の外部から前記透明部を介して上方に向けて光を照射する光源を含むことを特徴としてもよい。かかる発明によれば、演出装置から漏出することのないよう密閉空間内部に閉じ込められた液体であっても、ノズルから上方に向けて噴出された該液体に光の演出を付加し得るのである。
本発明による遊技機の正面図である。 本発明による遊技機の上面図である。 本発明による遊技機の要部の側断面図である。 本発明による遊技機の要部の上断面図である。 本発明による遊技機の要部の斜視図である。 本発明による遊技機の要部のブロック図である。 本発明による遊技機の要部の動作フロー図である。 本発明による遊技機の正面図である。
本発明による1つの実施例としての遊技機について、図1乃至図5を用いてその詳細を説明する。
図1及び図2に示すように、遊技機1はいわゆるパチンコ機であって、図示しない遊技場内の島設備に設置される外枠2と、外枠2に対して開閉自在に取り付けられた前面枠5と、前面枠5に対し開閉自在に取り付けられ、開口3aを有する前面パネル3と、これに開閉自在に取り付けられて、裏面から開口3aを閉塞する前面扉30とを有する。開口3aは下部の長方形と上部の上に凸の半円形とを組み合わせた形状を有し、前面扉30も正面視で同様の外形を有する。遊技機1にはさらに外枠2に対し開閉自在に取り付けられた下パネル4を備える。下パネル4には、遊技球を発射させるために操作されるハンドル40と、遊技球を貯留する貯留皿41などが取り付けられている。ここで図示したように、遊技機1に向かって左隅側から右側を+X方向、上側を+Z方向、手前側を+Y方向とそれぞれ定める。
前面枠5の内側には、前面扉30との間に遊技領域を形成する遊技盤22が固定され、センター役物23、スタートチャッカー24やアタッカー25などの入賞口、その他図示しない釘や役物などが設けられている。センター役物23には、例えば液晶表示装置26が備えられる。なお、スタートチャッカー24などの入賞口は、図示しない遊技球の入賞を検出するセンサを含み、遊技球の入賞を検出すると、電気的に接続された後述する主制御部101(図6参照)に対して入賞を知らせる所定の信号を送出できる。
遊技機1は噴水演出を行うための噴水装置を有している。以下においてかかる噴水装置について説明する。
図1及び図2に図3を併せて参照すると、前面パネル3及び前面扉30を閉じて遊技を可能にした状態にあっては、前面扉30は、+Y側の前面透明板31と−Y側の後面透明板32とを互いにその主面を略平行にした状態で備える。すなわち、前面扉30は、いわゆる二重ガラスと同様に前後の透明板を有しており、後面透明板32と対向する遊技盤22との間に遊技球の流路を画定している。
図3に示すように、互いに近接して対向する前面透明板31及び後面透明板32は、上方側(+Z側)端部と左右側(+X側及び−X側)端部を互いにその周囲で接続されて封止されており、下側(−Z側)端部近傍に設けられた複数の小部屋からなる小部屋群50とともに密閉容器10を構成する。そして、密閉容器10は、前面扉30の外周部をなす枠部33により、その周囲を保持されて固定される。枠部33と密閉容器10との間には、ゴムなどの軟質部材からなる支持部材36が挿入されている。また、枠部33は不透明な材質からなり、小部屋群50を遊技者の視線に対して遮蔽している。
密閉容器10において、前面透明板31及び後面透明板32に挟まれた扉内空間30’はその下部を隔壁37によって仕切られている。隔壁37は、前面透明板31及び後面透明板32の間を接続するように渡された略水平の板状体である。隔壁37には扉内空間30’を下方の複数の小部屋からなる小部屋群50に連通させる液体回収孔51及びノズル56が設けられている。液体回収孔51は隔壁37の−Y側端部に後面透明板32の手前側の面に沿って設けられたX軸方向に長い開口である。また、ノズル56はZ軸方向に延びる断面略円形の細孔であり、隔壁37のY軸方向の幅の略中央に設けられている。扉内空間30’から、ノズル56によって連通される小部屋は昇圧室55であり、隔壁37の下方において前面透明板31を前面側の壁体として有し、X軸方向を長手方向とする略直方体の内部空間を有している。かかる長手方向の寸法は、ノズル56の配置に応じて設定されるが、本実施例においては、1つの昇圧室55に対してノズル56をX軸方向に3つ並べて配置している。また、扉内空間30’から、液体回収孔51によって連通される小部屋は液体貯留室52であり、昇圧室55の後方に配置されている。液体貯留室52は昇圧室55とX軸方向にほぼ同じ幅を有している。液体貯留室52を画定する壁体は後面透明板32から後方(−Y側)へ伸びており、液体貯留室52を遊技盤22側へ突出させている。
図4を併せて参照すると、液体貯留室52には、その下方にポンプ室53が連通している。ポンプ室53には円形に並べられた複数の羽根を有する羽根車61と、羽根車61の下方にこれと一体に成形された円形の板状体である回転板62とが収容され、Z軸方向に延びる回転軸の周りで回転自在となるように軸支されている。ポンプ室53は羽根車61及び回転板62の外周に沿った上面視略円形の壁体により画定された空間を有し、その+X側端部から+Y側へ向けて延びる液体通路54に連通している。液体通路54は、ポンプ室53のX軸方向の幅の略半分より小さい幅をX軸方向に有し、後述する液体59をポンプ室53から排出する出口として機能し得る。すなわち、羽根車61が上面視で時計回りに回転することで、内部の液体59に流束を与えてポンプ室53から液体通路54に排出できる。液体通路54は手前側に向けて上方に傾斜しており、ポンプ室53の手前上方側に位置する昇圧室55に連通している。
すなわち、扉内空間30’、液体回収孔51、液体貯留室52、ポンプ室53、液体通路54、昇圧室55、ノズル56は、それぞれ順に接続された液体59の通路として外部に対して密閉された空間を有し、密閉容器10のそれぞれ一部をなす。また、液体貯留室52、ポンプ室53、液体通路54、昇圧室55は小部屋群50を形成する。
密閉容器10の内部には、静置した状態において、隔壁37の上面を超えない高さにその液面を位置させるような量の、すなわち小部屋群50の容積より小なる体積の液体59が封入されている。液体59は、少なくとも水より表面張力の小さい液体であり、密閉容器10の内部に付着した場合に液滴や泡を形成しづらくされている。これにより、液体59は、特に、前面透明板31及び後面透明板32に付着した場合にその付着量を少なくし、遊技領域の視認性を良好に保つことができる。液体59には、水に界面活性剤や消泡剤を添加した液体や、界面活性剤でもあるアルコール類やエーテル類、又はこれらの混合物などを使用し得る。さらに、透明で粘性の小さい液体であることも好ましい。同様の理由で、前面透明板31及び後面透明板32の内側の面は、液体59の濡れ性を高くされていることが好ましく、例えば、液体59と親和性の高い透明な公知のコーティングを施されていてもよい。
また、昇圧室55の下方、密閉容器10の外部には、基板71に接続された3つの発光ダイオード72がそれぞれ3つのノズル56に下方から光を照射できるように設置されている。すなわち、昇圧室55の下部の底部壁体55aは透明部材である。また、隔壁37も透明部材であり、ノズル56の周囲を除いた部分には不透明なシートや塗料によるマスクが設けられている。これにより、隔壁37の下方を遊技者に対して隠すとともに、隔壁37の上方にも光を照射させることができ、上方に噴出された液体59を狙うように照射される光の進路を制限できる。なお、隔壁37はノズル56により下方からの光を透過可能であるので、不透明部材としても、噴出された液体59を狙うように光を照射させることができる。
特に図3(a)を参照すると、羽根車61及び回転板62の下方には、ポンプ室53の底部の壁体、すなわち密閉容器10の壁体を隔てて回転板62に対向する動力側回転板63が設けられる。動力側回転板63は、略円板形状であり、モータ64に接続されている。すなわち、モータ64により動力側回転板63は回転可能である。動力側回転板63は上面視で時計回りに回転するものとし、適宜、モータ64との間にギアなどを介在させて、その回転方向や回転数を調整される。モータ64は固定部材65によって小部屋群50に対して固定される。なお、固定部材65は密閉容器10と一体に形成されていてもよい。
図5を併せて参照すると、ポンプ室53内の回転板62は円周上に等間隔で配置される3個の永久磁石からなる磁石体66を下面側(−Z側)に有する。動力側回転板63は、その上面側に3個の磁石体66のそれぞれに向き合う位置に3個の永久磁石からなる磁石体67を有する。つまり、磁石体66及び磁石体67は互いに引き合う極性を有する方向に磁極を向けて配置される。なお、磁石体66及び磁石体67は互いに磁力によって引き合い、動力側回転板63の回転を回転板62に伝達できるように磁性体を組み合わせれば良く、例えば一方を鉄などの永久磁石以外の磁性体にしてもよい。また、磁石体66と磁石体67との数は互いに同数でなくとも、例えば、1方が1つで他方が複数などでもよい。
図1及び図2を併せて参照すると、本実施例において、小部屋群50はX軸方向に3つ並べられて密閉容器10に接続されている。つまり、ノズル56の総数は9つとなり、動力側回転板63及びモータ64は3組となる。以上によって噴水装置は構成される。なお、小部屋群50の数やそれぞれに設けられるノズル56の数はこれに限られない。
次に、上記した遊技機1の制御装置について図6を用いてその詳細を説明する。
主制御部101は、図示しないメインCPU、ROM及びRAMなどを有し、ROMに記憶されたプログラムに従い、遊技球の入賞を検出するセンサからの信号に基づいて動作し、大当たり判定等の遊技の基本的な進行を司る。すなわち、スタートチャッカー34やアタッカー35などの入賞口への遊技球の入賞を判定する判定手段として機能する。これに基づき遊技球の払い戻しを行ったり、又は、アタッカー35を開放したりするなど、遊技の基本的な処理を決定し、図示しないソレノイド基板などへ決定した処理に対応する信号を送出する。また、入賞の判定結果や大当たり判定結果に対応する信号を副制御部102に送出する。
副制御部102は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを有し、大当たり判定などの結果に応じて主制御部101から受け取った信号に基づいて動作し、主にセンター役物23、図示しないランプ、スピーカなどで行われる遊技状態に対応した演出を司る。また、副制御部102には噴水装置の動作を制御する噴水制御基板103が接続されており、演出に応じた信号をこれに送出する。
噴水制御基板103は、副制御部102から受け取った信号に基づいて動作し、これに接続された噴水装置のモータ64を稼動させ又は停止させることができる。また、噴水制御基板103は基板71にも接続され、発光ダイオード72を点灯させ又は消灯させることができる。
次に、上記した遊技機1の動作について図7に沿って図3乃至図5及び図8を用いてその詳細を説明する。
遊技球の発射、遊技球の入賞、大当たり判定、払出等については、公知の遊技機と同じであるので説明を省略し、ここでは主に噴水装置の動作について説明する。
遊技の進行に伴う演出において、例えば、リーチ演出などの特定の演出が開始される(S1)。詳細には、副制御部102は、主制御部101の大当たり判定の結果に基づき演出の種類を選択し決定する。副制御部102は、特定の演出を選択した場合にかかる演出に合わせた所定のタイミングで噴水制御基板103に向けて液体59を噴射させるための所定の信号を送出する。噴水制御基板103は、かかる信号を受け取る。
続いて、噴水制御基板103は、液体59を噴射させるための所定の信号の受領に合わせてモータ64を動作させる(S2)。図5を併せて参照すると、モータ64はこれに接続された動力側回転板63を回転させる。動力側回転板63の回転に伴い、磁石体67は密閉容器10の壁体に隔てられた磁石体66と互いに磁力によって引き合うから、互いに対向する位置を保持したまま回転し、動力側回転板63の回転を回転板62に伝達する。つまり、密閉容器10の外部から内部に回転を伝達させる。
図4を併せて参照すると、回転板62が上面視で時計回りの回転を伝達され、羽根車61ごと回転する。すると、ポンプ室53内の液体59は羽根車61の回転により付与された流束により、液体通路54に導かれる。さらに図3を併せて参照すると、液体59は、液体通路54を通過して昇圧室55に導かれる。昇圧室55において、液体59は、その流束により圧力を高められるから、上部の隔壁37に設けられたノズル56から上方に向けて噴出される。
すると、図8に示すように、下方から上方に向けて噴出された液体59は、前面扉30の扉内空間30’において、すなわち前面透明板31及び後面透明板32の間において、センター役物23の手前側で飛散する。これによって、飛散する液体を液晶表示装置26の画像に重ね合わせて遊技者に見せるような噴水演出を行うことができる。液体59の飛散される高さはモータ64の回転数などによって制御し得る。
すなわち、液晶表示装置26やランプなどによって行われる演出に噴水装置による噴水演出を付加し、これによっても特定演出の発生を遊技者に報知することができる。また、噴水制御基板103は、かかる噴水演出に合わせて、基板71を介して発光ダイオード72を点灯又は消灯させ、噴出された液体59に下側から光を照射させる演出を付加し得る。
ところで、噴出された液体59は、扉内空間30’を落下し、又は、前面透明板31や後面透明板32などに付着し、これを伝って下方に流下する。このとき、液体59は水より表面張力が小さいので、前面透明板31及び後面透明板32の上で液滴を作らず薄く延びつつ流下する。流下した液体59は隔壁37上へ達する。隔壁37上の液体59は、液体回収孔51を伝って液体貯留室52へ回収される。液体回収孔51は後面透明板32に沿って設けられているので、特に後面透明板32を伝って流下する液体59を効率よく液体貯留室52へ回収できる。
すなわち、液体59は、羽根車61により与えられた流束によって、液体回収孔51、液体貯留室52、ポンプ室53、液体通路54、昇圧室55、ノズル56の順に形成される移動経路に沿って移動し、扉内空間30’との間で循環する。
続いて、副制御部102は、選択した演出ごとに定められた所定のタイミングで液体59の噴出を停止させるための所定の信号、すなわち、モータ64の動作を停止させる信号を送出する(S3)。すると、これを受け取った噴水制御基板103はモータ64を停止させ、液体59の噴出を停止させる。つまり、噴水演出が終了する。
上記したように、小部屋群50はX軸方向に3つ並べて配置されている。よって、副制御部102によって選択された演出の種類などに応じて、噴水制御基板103は、左側、中央、右側の小部屋群50のそれぞれに対応するモータ64の各々を別個に制御し得る。つまり、噴水演出を行う領域を左側、中央、右側のそれぞれから、演出の種類などに応じて選択できる。
上記した実施例によれば、ポンプ室53においてはモータ64の動力を密閉容器10の外部から壁体を隔てて内部の羽根車61に伝達させるので、液体59を密閉容器10の内部の密閉空間に閉じこめるように封入でき、液体59を外部へ漏出させることなく噴水演出を行うことができる。さらに、液体59は少なくとも水より表面張力の小さい液体であるため、密閉容器10の内部の壁面に液滴を生じない。これにより、遊技領域の視認性に優れるとともに、噴水演出中に噴出されている液体59の視認性にも優れ、噴水演出の視覚的効果を高め得る。また、壁面に液滴を生じないので、使用する液体59の量を抑制し得て、羽根車61にかかる負荷を抑えてモータ64の出力を抑え得る。また、液体59の量を抑制することで、液体貯留室52を含む小部屋群50の容積を小さくできる。
また、液体59は、静置した状態において、隔壁37の上面を超えない高さで封入されており、隔壁37より下側の小部屋群50は枠部33によって遊技者の視線に対して遮蔽されている。よって、貯留された液体59や小部屋群50を遊技者の視界から遮って噴水演出の効果を高め得る。また、貯留された液体59がノズル56を覆わないように小部屋群50内に貯留されるので、ノズル56からの液体59の噴出を阻害せず、モータ64の出力を抑え得る。
また、密閉容器10の壁体を隔てた動力側回転板63から回転板62への回転の伝達には磁力を用いるので、液体59を密閉容器10から漏出しないように閉じこめても、液体59の移動経路に流束を付与することができる。
また、液体59を密閉容器10から漏出しないように密閉容器10に閉じこめてあるので、扉内空間30’のような比較的大きな空間においても噴水演出を行うことができる。
なお、密閉容器は、前面透明板31や後面透明板32を利用して形成されてもよいし、これを利用せずに別個に形成されてもよい。よって、噴水装置は、扉内空間30’に限らず、例えば、センター役物23の内部や、ランプ類の手前側などの遊技者に視認される任意の部位に設けることができる。すなわち、パチスロ機の如き遊技機においても同様の噴水装置を用いることができる。
ここまで本発明による代表的実施例及びこれに基づく改変例を説明したが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の主旨又は添付した特許請求の範囲を逸脱することなく種々の代替実施例及び改変例を見出すことができるであろう。
1 遊技機
10 密閉容器
22 遊技盤面
23 センター役物
30 前面扉
31 前面透明板
32 後面透明板
50 小部屋群
51 液体回収孔
56 ノズル
59 液体
61 羽根車
64 モータ

Claims (9)

  1. 所定のタイミングで上方に向けて液体を噴出させる噴水演出を与える演出装置を含む遊技機であって、
    少なくとも遊技者と対向するように与えられた透明板体を含む壁体で包囲された密閉空間内部に前記液体を閉じ込めた密閉容器と、
    前記密閉空間内部の下部分を仕切る隔壁と、
    前記隔壁に設けられた液体回収孔及びノズルと、
    前記液体回収孔及び前記ノズルを前記隔壁の下部で連通させる液体移動経路と、
    前記液体移動経路において前記液体回収孔から前記ノズルへ向けて前記液体に流束を与えるポンプ手段と、を含み、
    前記液体は少なくとも水よりも表面張力の小さい液体であって、前記ポンプ手段は前記液体移動経路にあって前記壁体の上に回転自在に軸支された羽根体と前記壁体を隔てて前記羽根体を回転させる動力部とを含むことを特徴とする遊技機。
  2. 前記液体は前記隔壁の下部に収容可能な量であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記液体回収孔は前記壁体に沿って設けられていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記動力部は前記羽根体を磁力により回転させることを特徴とする請求項1乃至3のうちの1つに記載の遊技機。
  5. 前記動力部は前記羽根体と同軸に配置され前記壁体を隔てて対向する回転体を含み、前記羽根体及び前記回転体の対応位置には一対の磁石又は磁石と磁石吸引体とをそれぞれ設けられることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
  6. 前記液体は界面活性剤からなることを特徴とする請求項1乃至5のうちの1つに記載の遊技機。
  7. 前記液体はアルコール又はエーテルであることを特徴とする請求項6記載の遊技機。
  8. 前記密閉容器は前記前面扉の二重ガラスの間の空間を前記密閉空間としたことを特徴とする請求項1乃至7のうちの1つに記載の遊技機。
  9. 前記密閉容器の前記壁体のうち底部を形成する底部壁体は、前記ノズルの下方に透明部を有し前記密閉容器の外部から前記透明部を介して上方に向けて光を照射する光源を含むことを特徴とする請求項1乃至8のうちの1つに記載の遊技機。
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